JP2004203178A - 給電設備及び給電設備の定電流電源ユニットの接続方法 - Google Patents

給電設備及び給電設備の定電流電源ユニットの接続方法 Download PDF

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Abstract

【課題】給電線と、該給電線の往路と復路の一端に接続された電源装置とを備えた給電設備において、一時的に特定のエリア内に、給電線から電力を取り込む受電ユニットを具備した電力供給対象が多数集中する事態が発生しても、全体として電力供給対象の数に応じた電源容量に容易に対応することができる給電設備を提供することを課題とする。
【解決手段】給電線8と、該給電線8に直列に接続され、該給電線8に定電流を供給する複数の定電流電源ユニット10A・10B・・・と、該給電線8から所定の電力を取り込む受電ユニット60を具備した複数の電力供給対象(搬送車6・6・・・)と、を備え、前記複数の定電流電源ユニット10A・10B・・・は、前記給電線8に供給する電流の周波数の同期を取るための同期手段を備えた構成とする。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、受電ユニットを具備した給電対象に電力を供給するための給電設備に関し、詳しくは、周回軌道上に有軌道台車を走行させる有軌道台車システムで、該有軌道台車に非接触で電力を供給する非接触給電設備などに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、半導体製造工場等、塵挨の発生が問題となるクリーンルームでは、物品を搬送するために、軌道上に無人搬送車を走行させるようにした技術が知られている。
図1に示すように、クリーンルーム内には、複数の処理装置4・4・・・と、自動倉庫5とを備えたベイ3が多数設けられ、該ベイ3内、及びベイ3・3・・・間に、無人搬送車6・6・・・の移動経路となる走行路2が敷設されて、無人搬送車システム1が構成されている。この搬送車6は走行路2上を自動走行する有軌道台車であり、物品(半導体ウエハを収納したカセット等)を搭載して処理装置4・4間、自動倉庫5・5間、又は処理装置4と自動倉庫5の間を搬送している。
【0003】
走行路2は大別して、各ベイ3・3・・・に敷設される第1閉ループ路21・21・・・と、該第1閉ループ路21・21・・・間を接続する第2閉ループ路22とから成り、該第1閉ループ路21は各ベイ3に属する処理装置4・4・・・に沿って敷設される工程内搬送用のループとして、該第2閉ループ路22は各ベイ3・3・・・間を連絡する工程間搬送用の長距離ループとして構成されている。
【0004】
この第1閉ループ路21と第2閉ループ路22とは連結路23・23を介して連結されており、該連結路23・23と、該第1閉ループ路21の曲線部と、該第2閉ループ22の直線部とで囲われるスペースに、物品を一時保管するための自動倉庫5が配置されている。この第1閉ループ路21路の外側方であり、且つ第2閉ループ22路の外側方に配置される自動倉庫5・5・・・では、該第1閉ループ路21上の搬送車6、及び該第2閉ループ路22上の搬送車6の双方から、物品の移載が可能である。
【0005】
各ベイ3の第1閉ループ路21に沿っては、銅線などの導電線を絶縁材料で被覆した給電線がループ状に架設されている。給電線は往路と復路とから成り、該往路と復路の一端にはインバータ電源が設けられ、該インバータ電源からは給電線に、定電流変換回路等を経ることにより高周波数で定電流が供給されている。
【0006】
このように、各ベイ3・3・・・毎に、第1閉ループ路21路に沿って架設された給電線と、該給電線の往路と復路の一端に接続されたインバータ電源とで、工程内給電設備が構成されている。同様の構成で、第2閉ループ路22及び連結路23・23・・・とから成る走行路に沿って一筆書状に給電線が架設されて、該給電線の往路と復路の一端にはインバータ電源が設けられ、工程間給電設備が構成されている。
【0007】
搬送車6の駆動源としては、通常はモータが使用され、該モータ等への電力供給は、前記給電線からの電磁誘導によって行われる。すなわち、各給電設備におけるインバータ電源と給電線等から成る一次側回路と、搬送車6のモータ等が接続される二次側回路とは非接触の状態に構成されて、該インバータ電源から該一次側回路へ交流電流を流し、電磁作用によって該二次側回路へ給電が行われている。
このようにクリーンルームでは塵挨の発生を嫌うことから、摩耗紛の発生しない非接触給電方式が採用されている。
【0008】
この非接触給電方式では、各給電設備のインバータ電源からその一次側回路の給電線には定電流を流すために、該給電線の適宜位置に電流検出手段を設けて、該電流検出手段で検出された電流値に応じて、インバータ電源の出力電圧を調節し、該給電線を流れる電流の大きさが目標の電流値となるようにフィードバック制御している。
【0009】
このシステムでは、特急品等を搬送する場合、搬送車6・6・・・があるベイ3から第2開ループ路22を通って別のベイ3に移動することが可能となっており、あるベイ3の生産能力増強のため、そのベイ3の搬送車6・6・・・の台数を増やすことが検討された場合、通常は問題ないが、特急品等により搬送車6が一時的に増加する可能性があり、その場合にインバータ電源の電源容量をオーバーする可能性があった。この場合、その装置のインバータ電源を大型の物に新規設計することが考えられるが、システムで台数が変動するたびに新規設計するのは大変であった。
【0010】
そこで、特許第3327367号公報で開示される従来技術では、各ベイ2の第1閉ループ路21を複数の区域に区分けして、各区域毎にインバータ電源を設置し、各インバータ電源からはその区域内の第1閉ループ路21に沿って給電線を架設することが行なわれている。つまり、各ベイ2には、第1閉ループ路21の一部区間に沿って敷設される給電線と、該給電線の一端に接続されるインバータ電源とから成る給電設備が複数設けられて、各給電設備からの給電線で、第1閉ループ路21の全域がカバーされている。
以上のような構成で、ベイ3内に同時期に進入可能な搬送車6・6・・・の台数を大幅に増やすことができるようになっている。
【0011】
【特許文献1】
特許第3327367号公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
確かに、前記特許第3327367号公報で開示される従来技術では、ベイ3内に同時期に進入可能な搬送車6・6・・・の台数を大幅に増やすことができるが、前記第1閉ループ路21のある区域に、搬送車6・6・・・の台数が集中すると、該区域のインバータ電源の容量を超えてしまうことになる。
【0013】
従って、同公報では、第1閉ループ路21の1つの区域内に同時期に進入可能な搬送車6・6・・・の台数を制限するように運行制御が行なわれており、ある区域内に進入可能な最大台数の搬送車6・6・・・が存在するときに、該区域内に進入しようとする新たな1台の搬送車6は、該区域から少なくとも1台の搬送車6が退出するまで、該区域の手前で已むなく停止させられ、該第1閉ループ路21の各給電設備にかかる負荷の量が許容量を越えないようにしている。
【0014】
そこで、本発明では、これらの点を鑑みて、一時的に特定のエリア内に搬送車が集中する事態が発生しても、全体として搬送車の台数に応じた電源容量に容易に対応することができる給電設備を提供することを課題とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
次に、この課題を解決するための手段であるが、この手段としては、まず、請求項1に記載のように、給電線と、該給電線に直列に接続され、該給電線に定電流を供給する複数の定電流電源ユニットと、該給電線から所定の電力を取り込む受電ユニットを具備した複数の電力供給対象と、を備え、前記複数の定電流電源ユニットは、前記給電線に供給する電流の周波数の同期を取るための同期手段を備えた構成とする。
【0016】
そして、請求項2に記載のように、前記複数の定電流電源ユニットのうち、1つをマスターユニット、他の残りをスレーブユニットとして、該マスターユニットは、同期手段として、前記給電線に対して同期信号を出力する主同期信号発生手段を備え、各スレーブユニットは、同期手段として、前記主同期信号発生手段からの同期信号を受信する受信手段と、受信した同期信号に基づき電流の周波数を同期させるように制御する制御手段とを備えた構成とする。
【0017】
また、請求項3に記載のように、前記複数の定電流電源ユニットのうち、1つをマスターユニット、他の残りをスレーブユニットとして、該スレーブユニットは、給電線に実際に流れている電流の周期を検出する実周期検出手段を備え、該実周期検出手段の検出結果に基づいて同期手段を作動させる。
【0018】
さらに、請求項4に記載のように、給電線と、該給電線に直列に接続され、該給電線に定電流を供給するとともに、給電線に供給する電流の周波数の同期をとるための同期手段と、給電線に電力を供給しないように給電線との接続部を短絡する短絡手段と、電流の周期を検出する周期検出手段とを搭載した複数の定電流電源ユニットと、該給電線から所定の電力を取り込む受電ユニットを具備した複数の電力供給対象とを備えた給電設備の定電流電源ユニットの接続方法であって、
定電流電源ユニットを接続する際に、短絡手段により、給電線に電力を供給しないようにするステップと、周期検出手段により、給電線に実際に流れる電流の周期を検出するステップと、検出手段により、定電流電源ユニットの電流の周期を検出するステップと、同期手段により、該実際の電流の周期に定電流電源ユニットの電流の周期の位相差をなくすように定電流電源ユニットの電流を供給するタイミングを調整するステップと、短絡手段を解除するステップと、を含む給電設備の定電流電源ユニット接続方法とする。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の一形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は無人搬送車システム1の概略構成を示す平面図、図2はベイ3の概略構成を示す平面図、図3は受電ユニット60で給電線8から非接触で電力を取り込む様子を説明する図、図4は定電流電源ユニット10A・10B・10C・10Dを備えた工程内給電設備の配線図、図5は定電流変換回路30の第1実施例に係る回路図、図6は定電流変換回路30の第2実施例に係る回路図、図7はマスターユニット10Aの制御構成を示すブロック図、図8はスレーブユニット10B(10C、又は10D)の制御構成を示すブロック図、図9は定電流電源ユニット10A・10B・10C・10Dを備えた工程内給電設備の別実施例の配線図である。
【0020】
まず、非接触給電方式を採用する無人搬送車システム1の概略構成から説明する。
図1に示すように、半導体製造工場等のクリーンルーム内には、複数の処理装置4・4・・・と、自動倉庫5とを備えたベイ3が多数設けられ、該ベイ3内、及びベイ3・3・・・間に、無人搬送車6・6・・・の移動経路となる走行路2が敷設されて、無人搬送車システム1が構成されている。この搬送車6は走行路2上を自動走行する有軌道台車であり、物品(半導体ウエハを収納したカセット等)を搭載して処理装置4・4間、自動倉庫5・5間、又は処理装置4と自動倉庫5の間を搬送している。
【0021】
走行路2は大別して、各ベイ3・3・・・に敷設される第1閉ループ路21・21・・・と、該第1閉ループ路21・21・・・間を接続する第2閉ループ路22とから成り、該第1閉ループ路21は各ベイ3に属する処理装置4・4・・・に沿って敷設される工程内搬送用のループとして、該第2閉ループ路22は各ベイ3・3・・・間を連絡する工程間搬送用の長距離ループとして構成されている。
【0022】
この第1閉ループ路21と第2閉ループ路22とは連結路23・23を介して連結されており、該連結路23・23と、該第1閉ループ路21の曲線部と、該第2閉ループ22の直線部とで囲われるスペースに、物品を一時保管するための自動倉庫5が配置されている。この第1閉ループ路21路の外側方であり、且つ第2閉ループ22路の外側方に配置される自動倉庫5・5・・・では、該第1閉ループ路21上の搬送車6、及び該第2閉ループ路22上の搬送車6の双方から、物品の移載が可能である。
【0023】
図3に示すように、各ベイ3の第1閉ループ路21に沿っては、銅線などの導電線を絶縁材料で被覆した給電線8がループ状に架設されている。給電線8は往路8aと復路8bとから成り(図4参照)、該給電線8に直列に複数の定電流電源ユニット10A・10B・・・が接続され、該定電流電源ユニット10A・10B・・・からは給電線8に、所定の周波数(例えば、およそ10kHzの高周波数)で定電流が送電されている。
【0024】
このように、各ベイ3・3・・・毎に、第1閉ループ路21路に沿って架設された給電線8と、該給電線8に直列に接続された複数の定電流電源ユニット10A・10B・・・とで、工程内給電設備が構成されている。同様の構成で、第2閉ループ路22と連結路23・23・・・とから成る走行路に沿って一筆書状に給電線8が架設されて、該給電線8に直列に複数の定電流電源ユニット10A・10B・・・が接続され、工程間給電設備が構成されている。
【0025】
なお、各給電設備における、定電流電源ユニット10A・10B・・・の配置位置については、給電線8に直列に接続するために、任意の位置に配置することができ、クリーンルーム内のスペースを有効に利用することができる。詳細は後述するが、定電流電源ユニット10A・10B・・・の配置数については、第1閉ループ路21、第2閉ループ路22と連結路23・23・・・とから成る走行路上を走行する搬送車6・6・・・の台数によって決められる。
【0026】
そして、搬送車6には、給電線8から電力を得るための受電ユニット60・60が搭載されており、該受電ユニット60が取り出す電力を利用して、該搬送車6の駆動輪の駆動モータ67を駆動させ、走行路2上を移動するように構成している。
ここでは、請求項に記載の受電ユニットを具備した電力供給対象を、搬送車6として説明するが、該受電ユニットを具備した電力供給対象はこれに限定するものではない。
【0027】
前記受電ユニット60・60は、車体に占める重量比が多いため、搬送車6の車体本体の左右両側(搬送車の進行方向に対する左右両側)に配置することで、車体全体の重量バランスを保ち、例えば、曲線部をなめらかに走行することを可能にしている。また、走行路2に分岐路を設ける場合には、該分岐路では、走行路2の走行方向に対する左右両側に給電線8が架設されて、分岐後、どちらの走行経路へ進む場合も、搬送車6へは、瞬断することなく電力が供給されるようになっている。
【0028】
図3に示すように、受電ユニット60は、略「E」字型をしたフェライト製のコア61と、ピックアップコイル62とを備え、該コア61は搬送車6の車体本体にブラケットを介して取り付けられている。
該コア61の上中下3箇所の突出部は左右外方向へ向けられており、中央の突出部にはピックアップコイル62が巻回されている。該コア61は、上の突出部と中央の突出部との間、及び中央の突出部と下の突出部との間にそれぞれ形成された、上下2つの凹部スペース内に、給電線8が、それぞれ一本ずつ位置するように配置されている。
【0029】
この給電線8に定電流電源ユニット10A・10B・・・から高周波電流を流すことによって発生する磁界を、搬送車6のピックアップコイル62で受けるようにしており、すなわち、電磁誘導現象を利用して、ピックアップコイル62に発生する誘導電流から電力を取り出している。このようにして給電線8から受電ユニット60に非接触で電力が供給される。そして、ピックアップコイル62で取り出された電力は、変換回路66で定電圧に変換されて、搬送車6の駆動輪の駆動モータ67を駆動したり、制御機器に電力を供給したりしている。
【0030】
次に、定電流電源ユニット10A・10B・・・について説明する。
図4に示すように、各定電流電源ユニット10A(又は10B、10C、10D)は、それぞれインバータ電源28と、定電流変換回路30と、電流検出手段29とを備え、該電流検出手段29により給電線8を流れる電流の大きさが計測されている。電流検出手段29は給電線8の適宜位置に設けられ、例えば、非接触にて交流電流を計測可能なカレントトランスで構成されている。
【0031】
インバータ電源28と、電流検出手段29とは、それぞれ各定電流電源ユニット10A(又は10B、10C、10D)の制御手段たるCPU11(又は14)に接続されて、該CPU11(又は14)は該電流検出手段29で検出された電流値に応じて、該インバータ電源28の出力電圧を調節し、給電線8を流れる電流の大きさが目標の電流値となるようにフィードバック制御している。ここで、目標の電流値とは、走行路2上の搬送車6・5・・・を適切に駆動するために必要な電流のことである。
【0032】
次に、各定電流電源ユニット10A(又は10B、10C、10D)の定電流変換回路30について説明する。
図5は各定電流電源ユニット10A(又は10B、10C、10D)の定電流変換回路30の一例(第1実施例)を示し、該定電流変換回路30はLCの受動素子によりT型の4端子回路で構成されている。該4端子回路の一方の入力端子a1に第1リアクタ31を接続し、該第1リアクタ31の出力側を分岐させて、分岐させた一方には、第2リアクタ32を接続し、該第2リアクタ32の出力側を該4端子回路の一方の出力端子2bに接続する。そして、第1リアクタ31の出力側から分岐させた他方には、キャパシタ33を接続し、該キャパシタ33の出力側を、4端子回路の他方の入力端子a2と他方の出力端子b2とを接続した共通端子に接続する。
【0033】
あるいは、図6に示すように、各定電流電源ユニット10A(又は10B、10C、10D)の定電流変換回路30の第2実施例として、前記第1実施例と略同様の回路構成で、第1リアクタ34と、第2リアクタ35と、キャパシタ36とを接続し、該第1リアクタ34と該キャパシタ36とを有する上流側の1次回路(インバータ電源28側の回路)と、該第2リアクタ35を有する下流側の2次回路(反インバータ電源28側の回路)とに分断して、該1次回路と該2次回路の間にトランス40を介設し、該1次回路と該2次回路との間を絶縁させる構成としてもよい。
【0034】
この第2実施例のように、定電流回路30にトランス40を用いることで、トランス40を挟んでインバータ電源28側の回路と給電線8・8側の回路とを絶縁することができ、定電流電源ユニット10A(又は10B、10C、10D)が停止した等の場合に生じる給電線8・8からの影響が、インバータ電源28に直接伝わるのを防ぐことができる。
なお、各定電流電源ユニット10A(又は10B、10C、10D)の定電流変換回路30の回路構成は、上記以外の構成であってもよく、特に限定はしない。
【0035】
次に、各定電流電源ユニット10A(又は10B、10C、10D)の制御構成について説明する。
各定電流電源ユニット10A(又は10B、10C、10D)はそれぞれ給電線8に供給する電流の周波数の同期を取るための同期手段を備えており、これらの定電流電源ユニット10A・10B・10C・10Dのうち、1つをマスターユニット、他の残りをスレーブユニットとして構成している。
ここでは、定電流電源ユニット10Aをマスターユニット、定電流電源ユニット10B・10C・10Dをスレーブユニットとする。
【0036】
図7に示すように、定電流電源ユニット10A(以下、必要に応じ「マスターユニット10A」と呼ぶ)は、制御手段たるCPU11と、給電線8に対して同期信号を出力する主同期信号発生手段12と、故障時などに後述の定電流変換回路30の出力端子b1・b2間を短絡させる短絡手段13とを備えている。この短絡手段13は、例えば、出力端子b1・b2間を接続した動力線に、トランジスタ等のスイッチ素子を介設して構成される。
【0037】
定電流電源ユニット10B・10C・10D(以下、必要に応じ「スレーブユニット10B・10C・10D」と呼ぶ)には優先順位が付与されており、ここでは優先順位の高いものから、第1スレーブユニット10B、第2スレーブユニット10C、第3スレーブユニット10Dとするが、他の順序で優先順位を付与してもよい。
【0038】
図8に示すように、各スレーブユニット10B(又は10C、10D)は、制御手段たるCPU14と、同期手段として前記マスターユニット10Aの主同期信号発生手段12からの同期信号を受信する受信手段15と、故障時などに後述の定電流変換回路30の出力端子b1・b2間を短絡させる短絡手段13とを備え、該CPU14では、受信手段15で受信した主同期信号発生手段12からの同期信号に基づき、該スレーブユニット10B(又は10C、10D)の定電流変換回路30からの電流の周波数を同期させるように制御する。
【0039】
さらに、各スレーブユニット10B(又は10C、10D)には、給電線8に対して同期信号を出力する補助同期信号発生手段17を備え、そして、該スレーブユニット10B(又は10C、10D)のCPU14にはタイマーが内蔵されていて、該CPU14では、該タイマーで設定された時間内に、マスターユニット10Aの主同期信号発生手段12からの同期信号が、受信手段15により受信されない場合に、該補助同期信号発生手段17を作動させるように制御する。
【0040】
以上のような構成で、マスターユニット10Aの主同期信号発生手段12から出力した同期信号を、給電線8を介してスレーブユニット10B(又は10C、10D)の受信手段15で受信するようにしている。なお、給電線8とは別に同期用信号線を設けて、マスターユニット10Aの主同期信号発生手段12から出力した同期信号を、該同期用信号線を介してスレーブユニット10B(又は10C、10D)の受信手段15で受信するように構成してもよい。
【0041】
次に、定電流電源ユニット10A・10B・・・の運用について説明する。
図2に示すように、あるベイ3において、第1閉ループ路21に沿って架設された給電線8に直列に2台の定電流電源ユニット10A・10Bが接続されて、工程内給電設備が構成されているとする。
【0042】
この2台の定電流電源ユニット10A・10Bを備えた工程内給電設備での、該第1閉ループ路21に進入可能な搬送車6・6・・・の許容台数をn台(n=1、2、・・・)として、該ベイ3に他のベイ3又は第2閉ループ路22上から搬送車6・6・・・が移動してきて、現在、この第1閉ループ路21上には許容台数のn台近くの搬送車6・6・・・が集中しているとする。そして、この許容台数のn台を越える恐れがあるときには、以下のようにして、該ベイ3の工程内給電設備を停止させることなく、該工程内給電設備に新たな1台の定電流電源ユニット(スレーブユニット)10Cを投入する。
【0043】
この新たな1台のスレーブユニット10Cの定電流変換回路30の出力端子2b・2b間は短絡させた状態にあり、該スレーブユニット10Cは、インバータ電源20を駆動した後、受信手段15で、前記マスターユニット10Aの主同期信号発生手段12からの同期信号を受信しつつ、この受信した同期信号に基づき電流の周波数を同期させるようにインバータ電源20の出力周波数を制御する。そして、同期がとれると、短絡手段13を作動させて、出力端子2b・2b間の短絡を解除して、該定電流変換回路30を給電線8に直列に接続し、該インバータ電源20を投入する。
【0044】
以上のような構成で、搬送車6・6・・・が一時的にある特定のベイ3に片寄って集中した場合であっても、該ベイ3にある搬送車6・6・・・の全台数に応じた定電流電源ユニット10A・10B・10Cの数を全体として設けることで柔軟に対応することができる。従って、大型の電源を新設する必要もなく、該ベイ3内に存在する搬送車6・6・・・の台数の制限を行う必要もない。
また、該ベイ3で、搬送車6・6・・・の台数がさらに増加する場合でも、さらに1台新たな定電流電源ユニット10Dを増設することで容易に対応することができる。
【0045】
これら各定電流電源ユニット10A・10B・10C・10Dは、給電線8に供給する電流の周波数の同期を取るための同期手段を備えており、マスターユニット10Aの主同期信号発生手段12からは給電線8に対して絶えず同期信号が出力されていて、各スレーブユニット10B(又は10C、10D)は、該マスターユニット10Aの主同期信号発生手段12からの同期信号を受信手段15で受信して、CPU14でこの受信した同期信号に基づきインバータ電源28の電流の周波数を同期させるように制御している。
【0046】
このようにマスターユニット10Aからの同期信号を基に、各スレーブユニット10B・10C・10Dが絶えず同期を取るように構成されて、全ての定電流電源ユニット10A・10B・10C・10Dを容易に同期させることができ、この結果、各定電流電源ユニット10A・10B・10C・10Dから給電線8に送られた電流がお互いに打ち消し合うことがなく、該給電線8へ高効率で電力を供給することができる。
【0047】
ところで、この定電流電源ユニット10A・10B・10C・10Dを備えた工程内給電設備において、何れかの定電流電源ユニット10A・10B・10C・10Dをメンテナンス等のために停止させる場合は、その定電流電源ユニット10A(又は10B、10C、10D)の短絡手段13を作動させて、出力端子2b・2b間を短絡させ、インバータ電源20を停止させる。このような構成で、工程内給電設備全体を停止させることなく、何れかの定電流電源ユニット10A(又は10B、10C、10D)だけを停止させることができて、メンテナンスを行うことができる。
【0048】
ここで、マスターユニット10Aを停止させる場合には、該マスターユニット10Aの主同期信号発生手段12からの同期信号も停止するため、この場合は、該マスターユニット10Aに代わって、優先順位が最も高い第1スレーブユニット10Bが同期信号を発信するように構成している。
【0049】
すなわち、第1スレーブユニット10BのCPU14では、受信手段15でマスターユニット10Aの主同期信号発生手段12からの同期信号が受信されなくなってからタイマーで計測が開始されて、所定の時間が経過すると、補助同期信号発生手段17を作動させるようにしている。
【0050】
このようにしてマスターユニット10Aが停止した場合には、第1スレーブユニット10Bの補助同期信号発生手段17からの同期信号を基に、他のスレーブユニット10C、10Dが同期を取るように構成し、各スレーブユニット10B、10C、10Dから給電線8・8に送られた電流がお互いに打ち消し合うことがなく、該給電線8・8へ高効率で電力を供給できるようにしている。
【0051】
そして、このマスターユニット10Aのメンテナンス中に、第1スレーブユニット10Bでもメンテナンスの必要が生じた場合には、該第1スレーブユニット10Bも停止させる。このとき、該第1スレーブユニット10Bの補助同期信号発生手段17からの同期信号も停止するために、この場合は、該第1スレーブユニット10Bに代わって、優先順位が2番目に高い第2スレーブユニット10Cが同期信号を発信し、該第2スレーブユニット10Cの補助同期信号発生手段17からの同期信号を基に、他のスレーブユニット10Dが同期を取るように構成している。
この第2スレーブユニット10Cから同期信号が発信されるまでの流れも、前記第1スレーブユニット10Bから同期信号が発信されるまでの流れと同様である。
【0052】
その際に、第2スレーブユニット10Cに設けられている同期信号を検出するまでの時間を設定するタイマーの設定時間を第1スレーブユニット10Bの設定時間よりも長くする。さらに、第3スレーブユニット10Dのタイマーの設定時間を第2スレーブユニット10Cの設定時間よりも長く設定する。このようにタイマーの設定時間を優先順位が下がる毎に順に長くすることで、優先順位の高いスレーブユニットからタイマーが設定時間となり優先順位の高いスレーブユニットから順に補助同期信号発生手段17を作動させるようにしている。
【0053】
以上のようにして、スレーブユニット10B、10C、又は10Dでは、マスターユニット10A、又は優先順位が上位のスレーブユニットからの同期信号が受信されなくなると、所定の時間が経過後に、補助同期信号発生手段17を作動させて同期信号を発信するように構成されている。
【0054】
なお、スレーブユニット10B、10C、又は10Dでは、メンテナンス等によりマスターユニット10A、又は優先順位が上位のスレーブユニットを強制的に停止させる場合だけでなく、故障等によりマスターユニット10A、又は優先順位が上位のスレーブユニットが停止した場合にも、同様にして、同期信号を発信する。
【0055】
このスレーブユニット10B、10Cによる同期信号の停止の検出であるが、例えば、全てのスレーブユニット10B、10C、10Dのタイマーを同じ時間に設定し、同期信号に同期信号を出力しているユニットを特定するための信号を同期信号に加えて添付して送信し、そのユニットより優先順位が1つ下のスレーブユニットのみがタイマーを作動させるようにして、タイマーが設定時間になれば、上位のユニットが停止したことを検出するようにしてもよい。
【0056】
以上は、工程内給電設備を参照しながらの説明であるが、工程間給電設備についても同様に構成されている。
【0057】
なお、本実施例ではマスターユニット10Aからの同期信号をスレーブユニット10B、10C、10Dが受信して、同期信号に同期させるようにしたが、マスターユニット10Aが給電線8・8に流している交流電流の周期を検出し、スレーブユニット10B、10C、10Dが給電線8・8に流れている電流と同期させるようにしても良い(別実施例)。
【0058】
例えば、別実施例では、図9に示すように、給電線8・8に実際に流れている交流電流の電流値を検出するとともに、交流電流の周期を検出する実電流検出手段25と、各スレーブユニット10B、10C、10Dに自身が供給する交流電流の周期を検出する内部電流検出手段26とを設け、マスターユニット10AのCPUを18、各スレーブユニット10B、10C、10DのCPUを19とする。CPU18及び19は、実電流検出手段25で検出した電流値と予め設定された(目標の)電流値とを比較する電流値比較手段と、比較結果を基に設定された電流値となるように供給電流を制御する電流値制御手段とを備えている。
また、CPU19は、実電流検出手段25で検出した交流電流の周期と、内部電流検出手段26で検出した交流電流の周期との位相差を比較する位相差比較手段と、比較結果を基に、位相差をなくすように供給電流の周期を制御する周期制御手段とを備えている。
なお、実電流検出手段25は、給電線8・8の電流値と周期との両方を1つの検出手段により検出するようにしているが、電流値と周期とはそれぞれの検出手段により検出するようにしても良い。
【0059】
マスターユニット10Aからは、所定の周期の交流電流が給電線8・8に供給される。その電流値は実電流検出手段25により検出され、給電線8・8に供給する予定の電流値であるかどうかCPU18の電流値比較手段で比較し、電流値制御手段で所定の電流値となるようにフィードバック制御される。
【0060】
スレーブユニット10B、10C、10Dは、マスターユニット10Aと同様に実電流検出手段25で電流値を検出するとともに、検出結果を基にCPU19でフィードバック制御される。それに加えて、実電流検出手段25で検出した交流電流の周期と、内部電流検出手段26で検出した供給電流の周期とを、CPU19の位相差比較手段でその位相差を比較し、周期制御手段で位相差が無くなるように、インバータ電源28の作動スイッチのタイミングを制御する。この結果、給電線8・8に流れている電流の周期と、供給する電流の周期とを同期させることができる。
なお、電流を同期させる場合には、交流電流の波形を一致させることが、損失などを防ぐ上で好ましく、周期だけでなく、振幅も同期させることが好ましい。
【0061】
次に、スレーブユニット10B、10C又は10Dを追加する場合について記載する。
スレーブユニット10B(又は10C、10D)には短絡手段13が設けられており、短絡手段13で給電線8・8へ電力が供給されない状態にして、スレーブユニット10B(又は10C、10D)を給電線8・8に接続する(ステップ1)。
そして、スレーブユニット10B(又は10C、10D)の電源を投入して、スレーブユニット10B(又は10C、10D)を作動させ、給電線8・8に実際に流れる電流の周期を検出する周期検出手段でもある実電流検出手段25、該スレーブユニット10B(又は10C、10D)の電流の周期を検出する内部電流検出手段26、CPU19を作動させる(ステップ2)。
なお、このとき、スレーブユニット10B(又は10C、10D)を作動させても、短絡手段13の働きにより電力は給電線8・8に供給されない。
そして、実電流検出手段25と、内部電流検出手段26との検出結果を、CPU19の位相差比較手段を作動させ、位相差を求め、その位相差が無くなるように周期制御手段で供給電流の位相の発生タイミングを制御し、位相差比較手段で位相差が検出されないように同期させる(ステップ3)。
この周期制御手段と位相差比較手段とが同期手段であり、該同期手段により位相差が無くなると、短絡手段13を解除し、追加したスレーブユニット10B(又は10C、10D)からの電流を給電線8・8へ供給する(ステップ4)。
【0062】
このように構成することで、追加したスレーブユニット10B(又は10C、10D)から供給する電流の周期を予め給電線8・8の電流の周期と同期させておくことで、周期が異なることにより生ずる電力の損失などが発生しない。この方法は、供給する電流の周期を予め給電線8・8の電流の周期と同期させることが目的であり、前述の同期信号によりスレーブユニット10B(又は10C、10D)を同期させる場合にも適用される。その場合は、同期信号により供給電流の同期が取れた時点で、短絡手段13の短絡を解除するようにする。
【0063】
なお、この方法は、スレーブユニット10B(又は10C、10D)を追加する場合のみならず、メンテナンスなどによりスレーブユニット10B(又は10C、10D)を再接続する場合にも用いることができる。
また、この方法は、スレーブユニット10B(又は10C、10D)のみならず、マスターユニット10Aのメンテナンス後の再接続に用いても良い。その場合、マスターユニット10Aにも、内部電流検出手段26と、位相差比較手段と周期制御手段とが必要である。
【0064】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成しており、次に示すような効果を奏する。
まず、請求項1に記載の発明では、給電線に直列に複数の定電流電源ユニットが接続されて、負荷である受電ユニットを具備した給電対象が、一時的に該給電線の特定区間に片寄って集中した場合であっても、該特定区間にある給電対象の全数に応じた定電流電源ユニットの数を全体として設けることで柔軟に対応することができる。従って、大型の電源を新設する必要もなく、該特定区間内に存在する給電対象の数の制限を行う必要もない。
また、該特定区間で、増設などにより給電対象の数がさらに増加する場合であっても、新たな定電流電源ユニットを給電線に直列に増設することで、容易に対応することができる。
そして、各定電流電源ユニットは、給電線に供給する電流の周波数の同期を取るための同期手段を備えて同期をとっているので、各定電流電源ユニットから送られた電流がお互いに打ち消し合うことがない。
【0065】
そして、請求項2に記載の発明では、マスターユニットの主同期信号発生手段からの同期信号を基に、各スレーブユニットが同期を取るように構成されて、全ての定電流電源ユニットを容易に同期させることができ、この結果、各定電流電源ユニットから給電線に送られた電流がお互いに打ち消し合うことがなく、該給電線へ高効率で電力を供給することができる。
【0066】
また、請求項3に記載の発明では、実際に給電線に流れている電流の周期にスレーブユニットの電流の周期を合わせることができ、スレーブユニットを同期させるために同期信号の送受信設備が不要となる。
【0067】
さらに、請求項4に記載の発明では、実際に給電線に流れている電流の周期に接続した定電流電源ユニットの電流の周期を同期させた上で、接続した定電流電源ユニットから給電線に電流を供給することができる。このため、接続した定電流電源ユニットから電流を流した後に同期をとった場合に比し、同期が取れるまでの間の電力の損失などがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】無人搬送車システム1の概略構成を示す平面図。
【図2】ベイ3の概略構成を示す平面図。
【図3】受電ユニット60で給電線8から非接触で電力を取り込む様子を説明する図。
【図4】定電流電源ユニット10A・10B・10C・10Dを備えた工程内給電設備の配線図。
【図5】定電流変換回路30の第1実施例に係る回路図。
【図6】定電流変換回路30の第2実施例に係る回路図。
【図7】マスターユニット10Aの制御構成を示すブロック図。
【図8】スレーブユニット10B(10C、又は10D)の制御構成を示すブロック図。
【図9】定電流電源ユニット10A・10B・10C・10Dを備えた工程内給電設備の別実施例の配線図。
【符号の説明】
1 無人搬送車システム
2 走行路
3 ベイ
6 搬送車
8 給電線
10A 定電流電源ユニット(マスターユニット)
10B 定電流電源ユニット(スレーブユニット)
10C 定電流電源ユニット(スレーブユニット)
10D 定電流電源ユニット(スレーブユニット)
11 CPU
12 主同期信号発生手段
14 CPU
15 受信手段
17 補助同期信号発生手段
18 CPU
19 CPU
21 第1閉ループ路
22 第2閉ループ路
25 実電流検出手段
26 内部電流検出手段
28 インバータ電源
30 定電流変換回路
60 受電ユニット
61 コア
62 ピックアップコイル

Claims (4)

  1. 給電線と、
    該給電線に直列に接続され、該給電線に定電流を供給する複数の定電流電源ユニットと、
    該給電線から所定の電力を取り込む受電ユニットを具備した複数の電力供給対象と、
    を備え、
    前記複数の定電流電源ユニットは、前記給電線に供給する電流の周波数の同期を取るための同期手段を備えたことを特徴とする給電設備。
  2. 前記複数の定電流電源ユニットのうち、1つをマスターユニット、他の残りをスレーブユニットとして、
    該マスターユニットは、同期手段として、前記給電線に対して同期信号を出力する主同期信号発生手段を備え、
    各スレーブユニットは、同期手段として、前記主同期信号発生手段からの同期信号を受信する受信手段と、受信した同期信号に基づき電流の周波数を同期させるように制御する制御手段とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の給電設備。
  3. 前記複数の定電流電源ユニットのうち、1つをマスターユニット、他の残りをスレーブユニットとして、
    該スレーブユニットは、給電線に実際に流れている電流の周期を検出する実周期検出手段を備え、該実周期検出手段の検出結果に基づいて同期手段を作動させることを特徴とする請求項1に記載の給電設備。
  4. 給電線と、該給電線に直列に接続され、該給電線に定電流を供給するとともに、給電線に供給する電流の周波数の同期をとるための同期手段と、給電線に電力を供給しないように給電線との接続部を短絡する短絡手段と、電流の周期を検出する周期検出手段とを搭載した複数の定電流電源ユニットと、該給電線から所定の電力を取り込む受電ユニットを具備した複数の電力供給対象とを備えた給電設備の定電流電源ユニットの接続方法であって、
    定電流電源ユニットを接続する際に、
    短絡手段により、給電線に電力を供給しないようにするステップと、
    周期検出手段により、給電線に実際に流れる電流の周期を検出するステップと、
    検出手段により、定電流電源ユニットの電流の周期を検出するステップと、
    同期手段により、該実際の電流の周期に定電流電源ユニットの電流の周期の位相差をなくすように定電流電源ユニットの電流を供給するタイミングを調整するステップと、
    短絡手段を解除するステップと、
    を含む給電設備の定電流電源ユニット接続方法。
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