JP2004202383A - 破砕システムおよび破砕装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】下流の自走式破砕機1の破砕機が過負荷になり、グリズリフィーダでの供給が停止している場合、その制御信号生成手段122Bは、上流側の自走式破砕機1に対して上流装置停止指令をする。従って、上流側の自走式破砕機1からは停止している下流側の自走式破砕機1に対して原材料が過剰に供給される心配がなく、オペレータが原材料を手作業で除去しなくともよい。つまり、自走式破砕機1の稼動状況に応じて、これに連なる他の自走式破砕機1を制御でき、オペレータを煩わすような作業が発生せず、その労力を大幅に軽減できる。
【選択図】 図3
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、破砕システムおよび破砕装置に関する。
【0002】
【背景技術】
従来より、破砕装置として自走式破砕機が知られている。このような自走式破砕機では、破砕機に負荷検出手段が設けられており、ここからの検出信号がコントローラに入力するようになっている。コントローラは、その検出信号に基づき、破砕機が過負荷状態にあると判断した場合に、グリズリフィーダを完全に停止させるか、または原材料が供給されない程度まで振動を小さくし、原材料の供給を止めて破砕機の負荷を軽減させる。この後、破砕機の負荷が十分に軽減したことを検出し、グリズリフィーダでの供給を再開させる(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平7−116541号公報(段落番号0007、0022、0023、図9)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記特許文献に記載の技術は、自走式破砕機単体での制御であるため、粗破砕用の一次自走式破砕機と、中粗破砕用の二次自走式破砕機と、製品レベルまで細かく破砕する細破砕用の三次自走式破砕機とを直列に配置し、これらによって一連の破砕作業を行う場合には、例えば三次自走式破砕機の破砕機が過負荷になると、その三次自走式破砕機のグリズリフィーダのみが停止状態となり、一次、二次自走式破砕機は破砕作業を続行する。この結果、三次自走式破砕機のホッパ内には上流の二次自走式破砕機から供給される原材料(破砕物)が次第に滞留し、グリズリフィーダが再起動できない状態まで過剰に滞留したり、場合によってはホッパから溢れ出す可能性がある。こうなると、オペレータによる手作業でホッパ内の原材料を除去しなければならないが、その除去作業には膨大な手間がかかるという問題がある。
【0005】
本発明の目的は、破砕装置の稼動状況に応じてこれに連なる他の破砕装置を制御することにより、オペレータの労力を大幅に軽減できる破砕システムおよび破砕装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段と作用効果】
本発明の請求項1の破砕システムは、一連の破砕作業に用いられて個別の制御手段で制御される複数の破砕装置を備え、これらの破砕装置の制御手段には、他の破砕装置へ出力する外部制御信号の生成、および/または、他の破砕装置からの外部制御信号に基づいて自身の制御を行う装置間制御部が設けられていることを特徴とする。
【0007】
このような破砕システムによれば、ある破砕装置の例えば破砕機が過負荷になってグリズリフィーダでの供給が停止している場合、この破砕装置の装置間制御部は、当該破砕装置に連なる例えば上流側の他の破砕装置に対して外部制御信号を生成し、出力する。一方、当該他の破砕装置では、やはり装置間制御部がその外部制御信号を入力し、グリズリフィーダでの供給を停止状態にする等の制御を行う。これにより、上流側の破砕装置からは停止している下流の破砕装置に対して原材料が過剰に供給される心配がなくなり、オペレータが原材料を手作業で除去するといった従来の問題は生じない。つまり、本発明においては、破砕装置の稼動状況に応じて、これに連なる他の破砕装置を制御するから、オペレータを煩わすような作業が発生せず、その労力が大幅に軽減される。
【0008】
本発明の請求項2の破砕システムは、請求項1に記載の破砕システムにおいて、前記破砕装置には、異常を検出するための異常検出手段が設けられ、前記制御手段には、前記異常検出手段からの検出信号に基づいて稼働状態を判定する稼働状態判定手段が設けられ、前記装置間制御部には、前記稼働状態判定手段での判定結果および前記他の破砕装置からの外部制御信号に基づいて、当該破砕装置を構成する少なくとも一部の作業機に停止指令を出力する停止指令手段と、この停止指令手段によって前記一部の作業機が停止している場合に、前記他の破砕装置を構成する少なくとも一部の作業機を停止させるための外部制御信号を生成する制御信号生成手段とが設けられていることを特徴とする。
ここで、「異常」とは、作業機が過負荷の状態にある場合や、作業機が損傷等により正常状態を維持できない場合等を含むものをいう。以下、本明細書中では同様である。
【0009】
このような破砕システムによれば、異常検出手段および稼働状態判定手段により、破砕装置に異常が生じたことが確実に判定されるので、停止指令手段は、この判定結果によっても破砕装置の一部の作業機(例えば、グリズリフィーダ等)を停止状態に制御可能であるし、前述した外部制御信号を受信しても一部の作業機を停止状態に制御可能である。さらに、制御信号生成手段は、自身の異常により停止している場合の他、外部制御信号を受信したことで停止している場合でも、他の破砕装置に対する外部制御信号を生成する。従って、このような手段を一様に備えた破砕装置を複数配置することで本発明の破砕システムが確実に構築されるようになり、複数の破砕装置毎に仕様異ならせるといった煩雑さが解消される。
【0010】
本発明の請求項3の破砕システムは、請求項1または請求項2に記載の破砕システムにおいて、前記破砕装置には、異常を検出するための異常検出手段が設けられ、前記制御手段には、前記異常検出手段からの検出信号に基づいて自身の稼働状態を判定する稼働状態判定手段と、この稼働状態判定手段での判定結果に基づいて当該破砕装置を前記一連の破砕作業から外すための移動指令を出力する移動指令手段とが設けられていることを特徴とする。
このような破砕システムによれば、自身に異常が生じた場合には、移動指令手段は自身を破砕作業から外すことを促すので、例えば残された破砕装置で破砕作業を速やかに続行することが可能であり、破砕作業全体を休止させる場合に比して作業性が向上する。
【0011】
本発明の請求項4の破砕システムは、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の破砕システムにおいて、破砕装置からの外部制御信号は、当該破砕装置よりも上流および/または下流に配置された前記他の破砕装置に対して出力され、かつ当該他の破砕装置を構成する少なくとも一部の作業機の機能を停止させるために出力されることを特徴とする。
このような破砕システムによれば、外部制御信号を上流側の他の破砕装置に出力する場合では、前述したように上流側からの原材料の供給が確実に制限される。これに対して、外部制御信号を下流側の他の破砕装置に出力する場合では、そのような下流側の破砕装置による空運転が抑制される。すなわち、ある破砕装置が異常により停止している状況では、その下流側の破砕装置には原材料が供給されない可能性が高いのであるが、そのままの状態では下流側の破砕機を空運転させることになるため、本発明ではそのような下流側の破砕装置に外部制御信号を出力して自動的に停止させることで、下流側の破砕機での燃料やオイル等の消費量を低減させるとともに、下流側の破砕装置を停止させるためにわざわざオペレータを出向かせる必要がない。
【0012】
本発明の破砕装置は、前述の破砕システムを構成する破砕装置であって、他の破砕装置へ出力する外部制御信号の生成、および/または、他の破砕装置からの外部制御信号に基づいて自身の制御を行う装置間制御部が設けられた制御手段を備えていることを特徴とする。
このような破砕装置によれば、一台の破砕装置として使用することで破砕作業を行うことも可能であるが、複数台配置して一連の破砕作業を行うことで、前述したような破砕システムを構築することができ、粗破砕、中破砕、細破砕といった段階をふんだ破砕作業に確実に対応できる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態に係る破砕システムを構成する複数の自走式破砕機(破砕装置)1を示す外観図である。この破砕システムは、最上流の自走式破砕機1Aで原材料の粗破砕を行い、中間の自走式破砕機1Bで自走式破砕機1Aから供給される破砕物の中粗破砕を行い、最下流の自走式破砕機1Cで自走式破砕機1Bから供給される破砕物を細破砕するものであり、下流の自走式破砕機1C(1B)に異常が生じた場合にその上流の自走式破砕機1A,1Bを停止させる機能を有している。
【0014】
自走式破砕機1は、左右一対の下部走行体11(一つのみを図示)を備えた本体部10と、本体部10の前後方向(図1の紙面左右方向)の後部側に搭載された供給部20と、この供給部20の前方に搭載された破砕機(作業機)30と、破砕機30のさらに前方側に搭載されたパワーライン40と、本体部10の下方から前方斜め上方に向けて延設された排出コンベア(作業機)50とを備えている。
【0015】
本体部10において、下部走行体11はクローラ式であり、油圧モータ12によって駆動される。下部走行体11としては、同様な油圧モータ駆動の車輪式であってもよく、クローラ式と車輪式とを併用したタイプであってもよい。そして、このような下部走行体11を駆動することで、自走式破砕機1を最適な位置に移動させることが可能である。
【0016】
供給部20は、上方に拡開して原材料が投入されるホッパ21と、投入された原材料を破砕機30に送るグリズリフィーダ(作業機:図面では単にフィーダと記載する場合がある)22とを備え、グリズリフィーダ22が振動装置23の油圧モータ24で駆動される。また、本実施形態では、グリズリフィーダ22の隙間から落下した未破砕の原材料は、油圧モータ26(図2)で駆動されるサイドコンベア(作業機)25上に落下し、破砕機30からの破砕物を排出する排出コンベア50とは別に排出される。なお、そのような未破砕の原材料を排出シュートを通して排出コンベア50の後部側に落下させ、破砕機30からの破砕物と共に製品として排出することもある。
【0017】
破砕機30は、粗破砕用および中粗破砕用の大型の自走式破砕機1A,1Bでは、固定ジョーおよびスイングジョーを備えたジョークラッシャであり、細破砕用の中型の自走式破砕機1Cでは、打撃板および反発板を備えたインパクトクラッシャである。その他、破砕機30としては、破砕粒度や投入される原材料(破砕物)の材質などを勘案してコーンクラッシャ、シェアクラッシャ、あるいはロールクラッシャ等を採用できる。このような破砕機30は油圧モータ31(図2)で駆動される。
【0018】
パワーライン40は、図2に示すように、エンジン41と、このエンジン41によって駆動される油圧ポンプ42とを備えている。油圧ポンプ42からの油圧は、コントロールバルブ101〜105を介してグリズリフィーダ22用の油圧モータ24、サイドコンベア25の油圧モータ26、破砕機30の油圧モータ31、次説する排出コンベア50の油圧モータ51、磁選機60の油圧モータ61に供給される。また、本実施形態では、コントロールバルブ106,107を介して篩の油圧モータ71、および二次コンベアの油圧モータ81に供給可能である。このような篩や二次コンベアは、必要に応じて設けられるものであり、篩や二次コンベアが必要になったときに容易に対応できるように、パワーライン40にはコントロールバルブ106,107が予め設けられている。そして、篩および二次コンベアが設けられている場合、これらも本発明の作業機に含まれる。さらに、図2では図示を省略してあるが、油圧ポンプ42の油圧により、下部走行体11の油圧モータ12も駆動される。
【0019】
排出コンベア50は、基本的には破砕機30で破砕された破砕物を車両前方側に搬送して排出し、地上に堆積させるものである。しかしながら、三台の自走式破砕機1を連ねて一連の破砕作業を行う本実施形態において、自走式破砕機1A,1Bの排出コンベア50は、より下流側の自走式破砕機1のホッパ21に破砕物を供給するものであり、最下流の自走式破砕機1Cの排出コンベア50でのみ破砕物を地上に堆積させるようにしている。ただし、この最下流の自走式破砕機1Cにおいて、排出コンベア50から排出される破砕物をそのまま地上に堆積させるのではなく、前述した篩にかけて粒度の異なる大小の破砕物に選別したり、篩の隙間から落下した粒度の小さい破砕物をさらに、二次コンベアで離れた位置に搬出してもよい。そして、篩上に残った粒度の大きい破砕物に関しては、篩から滑り落として堆積させてもよく、三次コンベアで別な場所に搬出してもよい。また、本実施形態では、原材料として鉄筋等を含んだコンクリート塊が投入されることを予定し、排出コンベア50上から鉄筋を取り除くために磁選機60が取り付けられている。
【0020】
さらに、図2に示すように、自走式破砕機1は、操作盤等が設けられたコントロールユニット90を備えている。このコントロールユニット90には、コンピュータ等で構成されたコントローラ(制御手段)91と、前述の各作業機のON−OFFスイッチ(SW)群92、具体的にはグリズリフィーダ22、サイドコンベア25、破砕機30、排出コンベア50、磁選機60、篩、および二次コンベアの各ON−OFFスイッチと、警報装置93とが設けられ、スイッチ群92からの信号がコントローラ91に入力され、異常発生時にはコントローラ91から警報装置93に信号が出力される。また、コントローラユニット90と上流側および下流側の各自走式破砕機1のコントローラユニット90とはケーブル等で電気的に接続され、通信可能に設けられている。
【0021】
このようなコントロールユニット90において、コントローラ91は、スイッチ群92からの信号を入力して各作業機22,25,30,50,60、篩、および二次コンベア用のコントロールバルブ101〜107に制御信号を出力し(ソレノイド出力をON、OFFし)、それらの駆動状態を切り換える。
一方、各作業機25,30,50,60、篩、および二次コンベアの各油圧モータ26,31,51、61,71,81への入口側の油圧回路上には、圧力センサ等の異常検出手段110が設けられ、油圧回路中の圧力値がこの異常検出手段110から圧力信号としてコントローラ91に入力される。ここで、破砕機30の油圧モータ31においては、入口側および戻り側の油圧回路上に異常検出手段110が設けられており、油圧モータ31での正逆両方の駆動中の圧力値を検出できるようになっている。
【0022】
また、コントローラ91には、図3のブロック図に示すように、コンピュータプログラム等のソフトウェアで構成された稼働状態判定手段121、装置間制御部122、およびこれらのソフトウェアを格納したり検出した圧力値等をデータとして記憶する図示しない記憶手段が設けられている。このうち、装置間制御部122は、停止指令手段122Aおよび制御信号生成手段122Bを備えて構成されている。
稼働状態判定手段121は、異常検出手段110での検出結果に基づいて各作業機25,30,50,60、篩、および二次コンベアで異常負荷(含む過負荷)が生じていないかどうかを判定する。この判定は、例えば異常検出手段110で検出された圧力値が予め決められた異常負荷判定圧に達した状態が予め決められた時間だけ継続したかどうかで行われる。
装置間制御部122は、図3、図4にも示すように、一つ上流側に配置された自走式破砕機1へ出力する上流装置停止出力(外部制御信号)を生成したり、一つ下流側に配置された自走式破砕機1からの下流装置停止入力(外部制御信号)に基づいて自身の制御を行う機能を有している。具体的に装置間制御部122の停止指令手段122Aは、稼働状態判定手段121の判定結果および下流側の自走式破砕機1からの下流側停止入力に基づいて、作業機22,25,30,50,60、篩、および二次コンベアを停止させたり、あるいはグリズリフィーダ22のみを停止または原材料(破砕物)を供給しない振動数まで低下させる機能を有している。制御信号生成手段122Bは、前記停止指令手段122Aによって作業機22,25,30,50,60、篩、および二次コンベアのいずれかが停止している場合に、上流側の自走式破砕機1への上流装置停止出力を生成する機能を有している。
【0023】
以下には、図5、図6のフローチャートをも参照し、破砕作業中の各作業機25,30,50,60の異常負荷を検出する処理について説明する。なお、以下の説明は便宜上、中間位置に配置された中粗破砕用の自走式破砕機1Bの立場で行うこととする。また、本実施形態では、篩および二次コンベアが設けられていないため、それらの処理の説明を省略する。ただし、篩および二次コンベア処理については、作業機25,30,50,60の処理と基本的に同じであり、作業機25,30,50,60を説明することで容易に理解できるものである。
【0024】
図5のステップ100(図面および以下の文章では「ステップ」を単に「S」と略す)では先ず、自身(自走式破砕機1Bのこと)の排出コンベア50での圧力を検出する。排出コンベア50での排出コンベア圧が排出コンベア異常負荷判定圧以上であれば、S110に進んで異常負荷フラグをONにした後、S140に進む。異常負荷判定圧に達する場合としては、破砕機30と排出コンベア50との間の狭小空間内に破砕物が滞留して詰まってしまったり、破砕物に混じって落下した鉄筋等が排出コンベア50に突き刺さって排出コンベア50を駆動できない場合、さらには、排出コンベア50の搬送ベルトと駆動ローラとの間に破砕物が挟まって駆動できない場合等が考えられる。
一方、S100において、排出コンベア圧が異常負荷判定圧よりも小さいと判定された場合には、S120に進み、排出コンベア圧が排出コンベア異常負荷復帰圧以下かどうか判定する。以下であれば、S130に進み、異常負荷フラグをOFFにした後にS140に進む。異常負荷復帰圧よりも高い場合には、そのままS140に進む。
【0025】
S140では、サイドコンベア25での圧力を検出する。サイドコンベア25でのサイドコンベア圧がサイドコンベア異常負荷判定圧以上であれば、S150に進んで異常負荷フラグをONにした後、S180に進む。異常負荷判定圧に達する場合としては、サイドコンベア25の搬送ベルトと駆動ローラとの間に未破砕物が挟まって駆動できない場合等が考えられる。
S140において、サイドコンベア圧が異常負荷判定圧よりも小さいと判定された場合には、S160に進み、サイドコンベア圧がサイドコンベア異常負荷復帰圧以下かどうか判定する。以下であれば、S170に進み、異常負荷フラグをOFFにした後にS180に進む。異常負荷復帰圧よりも高い場合には、そのままS180に進む。
【0026】
S180では、破砕機30での圧力を検出する。破砕機30での破砕機圧が破砕機過負荷判定圧以上であれば、S190に進んで過負荷フラグをONにした後、S220に進む。過負荷判定圧に達する場合としては、破砕機30内に原材料(自走式破砕機1で破砕された破砕物)が過剰に投入されて過負荷になっているか、破砕困難な原材料が投入されてスイングジョーが駆動されず、圧力が異常に高まっていること等が考えられる。
S180において、破砕機圧が過負荷判定圧よりも小さいと判定された場合には、S200に進み、破砕機圧が破砕機過負荷復帰圧以下かどうか判定する。以下であれば、S210に進み、過負荷フラグをOFFにした後にS220に進む。過負荷復帰圧よりも高い場合には、そのままS220に進む。
【0027】
S220では、磁選機60での圧力を検出する。磁選機60での磁選機圧が磁選機異常負荷判定圧以上であれば、S230に進んで異常負荷フラグをONにした後、S260に進む。異常負荷判定圧に達する場合としては、磁着した鉄筋等が絡まって詰まってしまい、磁選機60を駆動できない場合等が考えられる。
S220において、磁選機圧が異常負荷判定圧よりも小さいと判定された場合には、S240に進み、磁選機圧が磁選機異常負荷復帰圧以下かどうか判定する。以下であれば、S250に進み、異常負荷フラグをOFFにした後にS260に進む。異常負荷復帰圧よりも高い場合には、そのままS260に進む。
【0028】
以上において、各異常負荷判定圧および各異常負荷復帰圧の大小関係は、異常負荷判定圧>異常負荷復帰圧である。また、以上のS100〜S260の処理は、図3に示す稼働状態判定手段121によって実行される。
【0029】
以下のS260〜300は、自身の稼働状態および下流側の自走式破砕機1Cの稼働状態に応じての自身の各作業機22,25,30,50,60を制御するための処理であり、図3に示す装置間制御部122の停止指令手段122Aによって実行される。
S260では、排出コンベア異常負荷フラグがONであるかまたは、サイドコンベア異常負荷フラグがONであるかまたは、磁選機異常負荷フラグがONであるかを判定する。
S260での判定がYESの場合は、排出コンベア50、またはサイドコンベア25、または磁選機60に異常が生じていると判断し、S270に進んで全作業機22,25,30,50,60を停止させ、S280に進んで警報装置93への出力をONにし、この後にS340に進む。
【0030】
一方、S260での判定がNOの場合には、S290において破砕機過負荷フラグがONであるかまたは、自走式破砕機1Cからの下流装置停止入力がON(入力状態)であるかを判定する。判定がYESの場合は、破砕機30に原材料が過大に投入されて過負荷になっているか、割れにくい原材料が投入されて異常状態に陥っているか、または下流側の自走式破砕機1Cで作業機に異常が生じていると判断し、S300に進んでグリズリフィーダ22を完全に停止させるか、または原材料を供給しない程度まで振動数を落とす。この後、S310に進んで警報装置93への出力をONにし、S240に進む。S290での判定がNOの場合には、S320に進む。
【0031】
S320では、S270で全作業機25,30,50,60を停止させた後であれば、各作業機25,30,50,60をONスイッチで起動できる状態にし、S300でグリズリフィーダ22を停止させたか、または原材料を供給できない程度に振動数を低下させた後であれば、グリズリフィーダ22をONスイッチで起動できる状態にするか、振動数を完全に復帰させる。この後、S330に進み、警報装置93への出力をOFFにし、S340に進む。
なお、何ら異常が認められない正常状態の作業中(作業機が動作している状態)においては、繰り返しこのS320の処理を実行することになるが、この場合には全作業機22,25,30,50,60をOFFスイッチで停止できる状態にする。
【0032】
次のS340〜360は、自身の稼働状態および下流側の自走式破砕機1Cの稼働状態に応じての上流側の自走式破砕機1Aを制御するための処理であり、図3に示す装置間制御部122の制御信号生成手段122Bによって実行される。S340では、グリズリフィーダ22で原材料を供給しているかどうかを判定する。判定がYESの場合、すなわち前記S260またはS290においてNOと判定され、グリズリフィーダ22により原材料の供給が行われている場合には、S350に進み、上流装置停止出力をOFFにし、上流側の自走式破砕機1Aを停止させない。判定がNOの場合、すなわち前記S260またはS290において、YESと判定され、グリズリフィーダ22による原材料の供給が停止している場合には、S360に進み、上流装置停止出力をONにし、自走式破砕機1Aを停止させる。
【0033】
なお、最下流側の自走式破砕機1Cでも基本的には同様な処理が行われるが、実際には自走式破砕機1Cに下流装置停止入力が入力されることはないので、上流装置停止出力をONにする条件としては、自走式破砕機1C自身の異常に基づく場合に限られる。
また、最上流側の自走式破砕機1Aでは、上流装置停止出力をONにする処理が行われるが、より上流側に自走式破砕機が存在しないので、その出力は無効にされる。その他は、自走式破砕機1Bと同様に処理される。
【0034】
このような本実施形態によれば、以下のような効果がある。
(1)すなわち、この破砕システムによれば、例えば最下流の自走式破砕機1Cの破砕機30が過負荷になって破砕機過負荷フラグ=ONになり、グリズリフィーダ22での供給が停止している場合(S290,S300参照)、この自走式破砕機1Cの装置間制御部122の制御信号生成手段122Bは、上流側の自走式破砕機1Bに対して上流装置停止指令をする。一方、自走式破砕機1Bでは、やはり装置間制御部122の停止指令手段122Aがその出力を下流装置停止入力として入力し、グリズリフィーダ22での供給を停止状態にする。自走式破砕機1Bおよび最上流の自走式破砕機1A間の関係においても同様である。
従って、上流側の自走式破砕機1A,1Bからは停止している自走式破砕機1Cに対して原材料(上流で破砕された破砕物)が過剰に供給される心配がなく、オペレータが原材料を手作業で除去するといった従来の問題をなくすことができる。つまり、本実施形態においては、自走式破砕機1の稼動状況に応じて、これに連なる他の自走式破砕機1を制御するから、オペレータを煩わすような作業が発生せず、その労力を大幅に軽減できる。
【0035】
(2)全ての自走式破砕機1において各作業機25,30,50,60の異常を検出する異常検出手段110および稼働状態判定手段121が設けられているので、停止指令手段122Aは下流装置停止入力によってグリズリフィーダ22での供給を停止させるだけでなく、自身の異常によってもグリズリフィーダ22を停止させることができる。また、各自走式破砕機1に設けられた制御信号生成手段122Bは、自身の異常により停止している場合の他、下流装置停止入力を受信したことで停止している場合でも、上流側の自走式破砕機1に対する上流装置停止指令を出力できる。
従って、このような手段110,122A,122Bを一様に備えた自走式破砕機1を複数配置することで本発明の破砕システムを確実に構築でき、各自走式破砕機1毎に仕様異ならせるといった煩雑さを解消できる。
【0036】
(3)制御信号生成手段122Bからの上流装置停止出力により、直ぐ上流側の自走式破砕機1のグリズリフィーダ22での機能のみを停止させるから、当該上流側の自走式破砕機1では、特に破砕機30および排出コンベア50を稼働させておくことができる。このため、異常のある自走式破砕機1においては、上流装置停止出力を出力した後でも僅かな原材料の供給はあるが、上流側の自走式破砕機1にしてみれば、破砕機30内や排出コンベア50上には一切破砕物が存在せず、これら破砕機30および排出コンベア50までもグリズリフィーダ22と同時に停止させる場合に比して、上流側の自走式破砕機1での原材料の詰まりを確実に防止できる。
【0037】
(4)自走式破砕機1A,1B,1Cは、それぞれ一台の自走式破砕機1としても破砕作業を行うことも可能であるが、装置間制御部122を備えていることにより、複数台配置して一連の破砕作業を行うことができ、前述したような破砕システムを構築して粗破砕、中破砕、細破砕といった段階をふんだ破砕作業に確実に対応できる。
【0038】
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成等を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。
例えば、前記実施形態では、上流から下流に沿って配置された三台の自走式破砕機1A,1B,1Cがケーブルによって電気的に接続されており、このケーブルを介して上流装置停止出力を出力したり、下流装置停止入力を入力したが、図7のブロック図に示すように、各自走式破砕機1のコントロールユニット90に送受信ユニット94を設けておき、上流装置停止出力の出力や下流装置停止入力の入力を無線により実施してもよい。
【0039】
また、前記実施形態では、ある自走式破砕機1の作業機25,30,50,60、篩、および二次コンベアに異常が生じた場合には、その上流側の自走式破砕機1に上流装置停止出力を出力し、当該上流側の自走式破砕機1でのグリズリフィーダ22による原材料の供給を停止させたが、この他、自走式破砕機1の異常が作業機の故障や破損等によるもので、容易に復帰できない場合には、この異常が生じた自走式破砕機1を破砕作業の列から自動的に移動させるようにしてもよい。
【0040】
このためには例えば、図7に示すように、コントローラ91に移動指令手段123を設けておき、作業機の検出圧が異常負荷判定圧に達し、かつ所定時間以上持続した場合には、この移動指令手段123が容易に復帰できない状態であると判断して移動指令を出力し、管理事務所2などに送信して自走式破砕機1を一連の破砕作業から外すことを促す。一方、管理事務所2側では制御盤に遠隔操作可能な走行装置(図示略)を設けておき、これをONにすることで自走式破砕機1の下部走行体11を駆動し、予めプログラムされた移動位置に自動的に移動させ、破砕作業から外す。
【0041】
このような場合には、例えば最下流の自走式破砕機1Cが外れたのであれば、残る自走式破砕機1A、1Bにより粗破砕、中粗破砕の破砕作業を続行でき、作業性を大幅に落とすことがない。そして、中粗破砕後の破砕物は、自走式破砕機1Cの捕集完了後改めて細破砕に供されてもよいし、自走式破砕機1A,1Bの破砕機30の隙間を細破砕用に調整することで細破砕に供されてもよい。
また、自走式破砕機1Aあるいは自走式破砕機1Bが外れた場合でも、粗破砕や中粗破砕といった特定の粒度への破砕作業が一時的にできなくなるだけであるから、残された正常な自走式破砕機1を依然使用できることにかわりなく、全ての自走式破砕機1が使用できなくなるのに比して作業性がよい。
【0042】
前記実施形態では、下流装置停止入力を入力するとグリズリフィーダ22での原材料(破砕物)の供給を停止させていたが、グリズリフィーダ22の他にサイドコンベア25、破砕機30、排出コンベア50等を停止させてもよい。すなわち、図6でのS290での判定がYESの場合には、S300に進むのではなく、S270に進んでもよい。なお、各作業機22,25,50,60を全て停止させる場合には、上流側に配置された作業機から順に停止させることが詰まり防止の観点から望ましい。
【0043】
前記実施形態では、三台の自走式破砕機1A,1B,1Cでコントローラ91の仕様が同じとされていたが、例えば最上流の自走式破砕機1Aでは、これよりも上流側に自走式破砕機が存在しないため、上流装置停止出力を生成する制御信号生成手段122Bはなくともよく、最下流の自走式破砕機1Cでは、これよりも下流側に自走式破砕機が存在しないので、停止指令手段122Aでは、下流装置停止入力を監視する処理を省略してもよい。
【0044】
前記実施形態では、三台の自走式破砕機1A,1B,1Cによって一連の破砕作業を実施したが、二台であってもよく、四台以上であってもよい。また、複数の自走式破砕機1を一列配置するだけでなく、図8に示すように、途中から分岐させて複数列を形成するように自走式破砕機1A〜1Eを配置してもよい。
【0045】
前記実施形態では、本発明に係る破砕装置として自走式破砕機1を説明したが、例えばグリズリフィーダ、破砕機、排出コンベア、磁選機、篩、二次コンベア等の各作業機がそれぞれ独立した制御手段を有して制御されるものであれば、これらの各作業機一つ一つを本発明に係る破砕装置として扱うことができる。例えば、前記実施形態で説明した複数の自走式破砕機1の間に前記装置間制御部122を搭載した自走式コンベアや自走式篩機等を複数設置してもよい。つまり本発明での破砕装置とは、破砕作業に用いられて、かつ独立した制御手段で制御される全ての作業機を含むものである。
従って、例えばグリズリフィーダ、破砕機、および排出コンベアがそれぞれ独自の制御手段で制御される場合では、排出コンベアで異常が生じると、この排出コンベアの制御手段から上流側の破砕機に対して上流装置停止出力が出力し、破砕機の制御手段ではそれを下流装置停止入力として入力し、破砕機自身が停止する。また、当該破砕機の制御手段からもグリズリフィーダの制御手段に対して上流装置停止指令が出力し、グリズリフィーダの制御手段はそれを下流装置停止入力として入力し、原材料の供給を止める。
【0046】
さらに、前記実施形態では、ある自走式破砕機1の作業機25,30,50,60に異常が生じると、その上流側の自走式破砕機1に対して上流装置停止出力を出力していたが、これに限らず、下流側の自走式破砕機1に対して下流装置停止出力を出力してもよい。例えば、ある自走式破砕機1が異常により停止してしまうと、下流側の自走式破砕機1に原材料(破砕物)が流れず、空運転することになるが、そのような空運転状態の自走式破砕機1を前記下流装置停止出力(下流側から見れば上流装置停止入力)により自動的に停止させることができ、作業員を現場までわざわざ出向かせて停止させる手間を省くことができる。
そして、本発明では、自走式破砕機1Cで異常が生じた場合には、直ぐ上流側の自走式破砕機1Bに対して上流装置停止出力を出力するのではなく、自走式破砕機1A,1Bに対して同時に上流装置停止出力を出力してもよい。また、自走式破砕機1Bに異常が生じた場合には、自走式破砕機1Aに上流装置停止出力を出力し、自走式破砕機1Cに下流装置停止出力を出力してもよく、自走式破砕機1Aに異常が生じた場合には、自走式破砕機1B,1Cに対して同時に下流装置停止出力を出力してもよい。
【0047】
また、図7の移動指令手段123の説明では、この移動指令手段123により自走式破砕機1を移動させることを述べたが、この移動指令手段123からの移動指令を上流側の自走式破砕機1に出力し、これを入力した上流側の自走式破砕機1では、排出コンベア50の向きを自動的に移動して異常のある下流側の自走式破砕機1に原材料(破砕物)を流さないようにしてもよい。勿論このような場合には、上流側の自走式破砕機1の排出コンベア50は、排出先を移動させるための首振り機構等を備えて構成される必要がある。このような場合でも、異常のある自走式破砕機1を除いては破砕作業を続行できる。
【0048】
その他、本発明を実施するための最良の構成、処理手順などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、処理手順、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質、処理手順などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る破砕装置を示す外観図。
【図2】前記破砕装置の油圧回路およびコントロールユニットを示す図。
【図3】前記破砕装置を示すブロック図。
【図4】破砕装置の配置と外部制御信号の流れを示す模式図。
【図5】破砕作業中の作業機の制御を説明するためのフローチャート。
【図6】図5の続きを示すフローチャート。
【図7】本発明の変形例を示すブロック図。
【図8】本発明の他の変形例を示す模式図。
【符号の説明】
1,1A,1B,1C,1D,1E…自走式破砕機(破砕装置)、22…グリズリフィーダ(作業機)、25…サイドコンベア(作業機)、30…破砕機(作業機)、50…排出コンベア(作業機)、60…磁選機(作業機)、91…コントローラ(制御手段)、110…異常検出手段、121…稼働状態判定手段、122…装置間制御部、122A…停止指令手段、122B…制御信号生成手段、123…移動指令手段。
Claims (5)
- 破砕システムにおいて、
一連の破砕作業に用いられて個別の制御手段(91)で制御される複数の破砕装置(1)を備え、
これらの破砕装置(1)の制御手段(91)には、他の破砕装置(1)へ出力する外部制御信号の生成、および/または、他の破砕装置(1)からの外部制御信号に基づいて自身の制御を行う装置間制御部(122)が設けられている
ことを特徴とする破砕システム。 - 請求項1に記載の破砕システムにおいて、
前記破砕装置(1)には、異常を検出するための異常検出手段(110)が設けられ、
前記制御手段(91)には、前記異常検出手段(110)からの検出信号に基づいて稼働状態を判定する稼働状態判定手段(121)が設けられ、
前記装置間制御部(122)には、前記稼働状態判定手段(121)での判定結果および前記他の破砕装置(1)からの外部制御信号に基づいて、当該破砕装置(1)を構成する少なくとも一部の作業機(22)、(25)、(30)、(50)、(60)に停止指令を出力する停止指令手段(122A)と、この停止指令手段(122A)によって前記一部の作業機(22)、(25)、(30)、(50)、(60)が停止している場合に、前記他の破砕装置(1)を構成する少なくとも一部の作業機(22)、(25)、(30)、(50)、(60)を停止させるための外部制御信号を生成する制御信号生成手段(122B)とが設けられている
ことを特徴とする破砕システム。 - 請求項1または請求項2に記載の破砕システムにおいて、
前記破砕装置(1)には、異常を検出するための異常検出手段(110)が設けられ、
前記制御手段(91)には、前記異常検出手段(110)からの検出信号に基づいて自身の稼働状態を判定する稼働状態判定手段(121)と、この稼働状態判定手段(121)での判定結果に基づいて当該破砕装置(1)を前記一連の破砕作業から外すための移動指令を出力する移動指令手段(123)とが設けられている
ことを特徴とする破砕システム。 - 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の破砕システムにおいて、
破砕装置(1)からの外部制御信号は、当該破砕装置(1)よりも上流および/または下流に配置された前記他の破砕装置(1)に対して出力され、かつ当該他の破砕装置(1)を構成する少なくとも一部の作業機(22)、(25)、(30)、(50)、(60)の機能を停止させるために出力される
ことを特徴とする破砕システム。 - 破砕装置(1)において、
他の破砕装置(1)へ出力するための外部制御信号の生成、および/または、他の破砕装置(1)からの外部制御信号に基づいて自身の制御を行う装置間制御部(122)が設けられた制御手段(91)を備えている
ことを特徴とする破砕装置(1)。
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-
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- 2002-12-25 JP JP2002374851A patent/JP2004202383A/ja active Pending
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