JP2004201766A - 鼻腔内塗布器 - Google Patents

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滋樹 高木
Yoshio Izuhara
美穂 厳原
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尚士 高橋
Shinichi Nagai
新一 永井
Takeo Jo
雄郎 城
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Abstract

【課題】鼻用軟膏を指や塗布具につけて鼻腔内に挿入し、鼻腔内に鼻用軟膏を塗るといったことをなくして、極めて容易かつ効果的に鼻腔内に鼻用軟膏を塗ることのできる鼻腔内塗布器を提供する。
【解決手段】内部に鼻腔用軟膏を収容し、上部に開口部5を形成した容器1と、この容器1の上部の開口部5に装着し、鼻腔内に挿入する塗布部2とからなり、この塗布部2は先端を滑らかな曲面状に形成し、かつ先端に吐出口7を形成すると共に、容器1を押圧することにより容器1上部の開口部5より鼻腔用軟膏が出て、塗布部2の内部を経て塗布部2先端の側面に形成した吐出口7より鼻腔用軟膏を吐出するようにした鼻腔内塗布器である。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内部に鼻腔用軟膏を収容する容器と、この容器の上部に装着し鼻腔内に挿入して鼻腔用軟膏を吐出する塗布部とからなる鼻腔内塗布器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、花粉等による鼻炎症状に対して、鼻腔内に液状の薬剤を滴下あるいは噴射することで、鼻炎症状を治療又は緩和させる方法が知られていた。これは、抗ヒスタミン薬等の点鼻薬を鼻腔内に滴下あるいは噴射する、又は鼻洗浄液を鼻腔内に噴射するといったように、液状の薬剤を用いて鼻炎症状を治療又は緩和させる方法である。これら液状の薬剤を用いて鼻炎症状を治療又は緩和させる方法において用いる噴射具や投薬器としては、特開2002−301151公報に噴射具が、また、特開平9−70433号公報に鼻腔用投薬器がそれぞれ記載されていた。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−301151公報
【特許文献2】
特開平9−70433号公報
【0004】
近年、鼻炎症状を治療又は緩和させる方法において、前述した鼻腔内に液状の薬剤を滴下あるいは噴射する方法とは別に、鼻用軟膏を用いて、鼻腔内に鼻用軟膏を塗る方法が極めて効果的な結果をもたらすということが分かってきた。この方法としては、例えば、特開2001−342131公報に鼻用軟膏を指又は綿棒等の塗布具を用いて鼻腔内に鼻用軟膏を塗る方法が記載されていた。
【0005】
【特許文献3】
特開2001−342131公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来の指又は綿棒等の塗布具を用いて鼻腔内に鼻用軟膏を塗る方法にあっては、鼻用軟膏を適量指や塗布具につけて鼻腔内に挿入し、鼻腔内に鼻用軟膏を塗るようになるが、効能効果といった面ではこれでも良いが、第一に、指を使う場合、後で指を洗わなくてはならず手間がかかると共に、羞恥心が作用して、また格好が悪いといった面で人前ではなかなか行うことができないといった問題があった。一方、綿棒等の塗布具を使う場合、塗布具を常に用意しておく必要があり、この塗布具は使い捨てであり手間がかかると共に、鼻用軟膏を携帯する際でも常に一緒に塗布具を携帯するため、面倒臭く、携帯には不向きといった面があった。
【0007】
本発明は、上記の問題に鑑みなされたものであり、鼻用軟膏を指や塗布具につけて鼻腔内に挿入し、鼻腔内に鼻用軟膏を塗るといったことをなくして、極めて容易かつ効果的に鼻腔内に鼻用軟膏を塗ることのできる鼻腔内塗布器を提供することを、その課題とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、内部に鼻腔用軟膏を収容し、上部に開口部を形成した容器と、この容器の上部の開口部に装着し、鼻腔内に挿入する塗布部とからなり、この塗布部は先端を滑らかな曲面状に形成し、かつ先端に吐出口を形成すると共に、容器を押圧することにより容器上部の開口部より鼻腔用軟膏が出て、塗布部の内部を経て塗布部先端に形成した吐出口より鼻腔用軟膏を吐出するようにした鼻腔内塗布器である。
【0009】
第2の発明は、第1の発明において、塗布部における吐出口を、塗布部の先端の側面に形成した鼻腔内塗布器である。
【0010】
第3の発明は、第1の発明又は第2の発明において、塗布部の先端に形成する吐出口を二つ以上の複数形成した鼻腔内塗布器である。
【0011】
第4の発明は、第1の発明乃至第3の発明において、塗布部の先端に形成する吐出口の周囲を平らな扁平部又はさじ状の凹部に形成した鼻腔内塗布器である。
【0012】
第5の発明は、第1の発明乃至第4の発明において、塗布部が所定長さ以上、鼻腔内に挿入するのを防止するストッパを備えた鼻腔内塗布器である。
【0013】
第6の発明は、第1の発明乃至第5の発明において、塗布部の先端に形成する吐出口を開閉機構付きにした鼻腔内塗布器である。
【0014】
第7の発明は、第1の発明乃至第6の発明において、塗布部における容器の上部の開口部への装着を着脱自在にした鼻腔内塗布器である。
【0015】
【作 用】
第1の発明によれば、従来のような鼻腔用軟膏を指や塗布具につけて鼻腔内に挿入し、鼻腔内に鼻腔用軟膏を塗るといったことをなくしつつ、単に、鼻腔内に塗布部を挿入し、挿入後、容器を押圧するだけで、鼻腔内に鼻腔用軟膏を塗布することができ、極めて容易かつ効果的に鼻腔内に鼻用軟膏を塗ることのできる。しかも、鼻腔内に塗布部を挿入する際、塗布部の先端を丸みを帯びた滑らかな曲面状に形成したことで、鼻腔内を傷つける心配を大幅に低減して、安心して鼻腔用軟膏を塗布することができる。
【0016】
第2の発明によれば、吐出口を塗布部の先端の側面に形成したことで、鼻腔用軟膏を塗布する際、確実かつ最適に鼻腔内の内壁に鼻腔用軟膏を塗布することができる。
【0017】
第3の発明によれば、吐出口を二つ以上の複数形成することで、鼻腔用軟膏を塗布する際、鼻腔内の内壁全体にわたって確実かつ最適に鼻腔用軟膏を塗布することができる。
【0018】
第4の発明によれば、吐出口の周囲を平らな扁平部又はさじ状の凹部に形成したことで、吐出口の周囲に形成した扁平部又は凹部に吐出した鼻腔用軟膏を溜めることができ、鼻腔用軟膏の吐出量を確認しながら、最適な量の鼻腔用軟膏を塗布することができる。
【0019】
第5の発明によれば、ストッパを備えたことで、鼻腔内に塗布部が所定長さ以上挿入するのを防止することができ、鼻腔内を傷つけるといった問題をなくして、安全で快適な鼻腔用軟膏の塗布をすることができる。
【0020】
第6の発明によれば、塗布部の先端に形成する吐出口を開閉機構付きにしたことで、キャップ等を不要とすることができ、部品点数の削減、簡素化を図ることができる。
【0021】
第7の発明によれば、塗布部における容器の上部の開口部への装着を着脱自在にしたことで、塗布部を多数用意して、塗布部が汚れたら、これを取り替えることができ、長期間の使用において、極めて衛生的に使用することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
本発明による鼻腔内塗布器の一実施形態について説明する。
鼻腔内塗布器は、図1及び図2に示すように、内部に鼻腔用軟膏を収容する容器1と、この容器1の上部に装着して鼻腔内に挿入する塗布部2と、さらに、容器1の上部に取り付けて塗布部2を覆うキャップ3とから構成する。
【0023】
まず、容器1は、アルミニウム製でチューブ形状となり、上部に円筒状のネック部4を形成する。そして、このネック部4の中央に開口部5を形成すると共に、このネック部4の側面周囲にキャップ3を取り付けるためのネジ部6を形成する。この容器1にあっては、容器1を押圧することにより容器1のネック部4の開口部5より内部に収容した鼻腔用軟膏が出るようにする。この鼻腔用軟膏としては、鼻腔内に塗布することが目的であるので、軟膏やクリーム、ジェル等であり、鼻炎症状を治療又は緩和させる良好な効能効果を有するものならば、成分組成は何ら制限されるものではない。
【0024】
なお、この容器1は、前述のものに限定されるものではなく、例えば、材質としてはアルミニウム以外に、合成樹脂やラミネート等の押圧することで、内部に収容した鼻腔用軟膏が上部の開口部5より出るものであれば良い。また、形状もチューブ形状に限定させるものではなく、大きさも特に限定されるものではない。例えば、本実施形態のような何回も使用するように大きな容器1にするのではなく、1回毎に使い切る使い捨てタイプとするように極小さな大きさの容器1にしても良い。
【0025】
そして、塗布部2は、合成樹脂製、具体的にはポリエチレン製で、容器1の上部のネック部4中央に形成された開口部5に装着した細長円筒状の棒状となり、先端側を閉じたものである。そして、この塗布部2は先端を丸みを帯びた滑らかな曲面状、具体的には半球状に形成する。また、この塗布部2の太さとしては、鼻腔内に挿入可能となる太さであり、実際には内径が1〜5mm程度、外径が3〜8mm程度のものが好ましい。なお、柔らかい材料のものであれば、さらに太くても良い。そして、この塗布部2の先端の側面に吐出口7を1つ形成する。この吐出口7は円形状でも良いが、塗布部2の長手方向に伸びた楕円形状、さらには割れ目状でも良い。この塗布部2にあっては、容器1を押圧することにより容器1より出てきた鼻腔用軟膏が塗布部2の内部を経て先端の側面に形成した吐出口7より吐出するようにしている。
【0026】
なお、この塗布部2は、前述のものに限定されるものではなく、例えば、材質としては合成樹脂以外に、金属やゴム、シリコン、セラミック等の形状を保つことのできるものならば何でも良い。ただし、少ししなるといった弾性力を有するものならば、鼻腔内に良好かつ快適に挿入することができるので、好ましい。
【0027】
また、この塗布部2と容器1とにあっては、一体的に成形するようにしても良いし、また、前述のようにそれぞれを別々に成形して熔着等の方法で接合して装着するようにしても良い。
【0028】
なお、塗布部2と容器1とをそれぞれを別々に成形したものにおいて、前述のように熔着等の方法で接合して装着するのではなく、互いに嵌合部を形成して、塗布部2における容器1の開口部5への装着を着脱自在にしても良い。
【0029】
このように、塗布部2を着脱自在にすることにより、塗布部2を多数用意することで、塗布部2が汚れたら、これを取り替えることができ、長期間の使用において、極めて衛生的に使用することができる。
【0030】
そして、キャップ3は、合成樹脂製、具体的にはポリエチレン製で、縦長の多角形状とする。内側には容器1の上部のネック部4側面に形成したネジ部6に螺合するネジ部8を形成し、これにより、容器1の上部にキャップ3を取り付けて塗布部2を覆うようにしている。
【0031】
なお、このキャップ3も、前述のものに限定されるものではなく、例えば、材質としては合成樹脂以外に、金属やゴム、シリコン、セラミック等で良い。また、形状や大きさも特に限定されるものではない。
【0032】
次に、このような構成となる鼻腔内塗布器の実際の使用例について説明すると、まず、使用者は上部のキャップ3を容器1より取り外す。そして、塗布部2を使用者の鼻腔内に挿入し、挿入後、容器1を押圧する。これにより、容器1上部の開口部5より鼻腔用軟膏が出て、塗布部2の内部を経て塗布部2先端又は先端の側面に形成した吐出口7より鼻腔用軟膏が吐出し、鼻腔内に鼻腔用軟膏が塗布され、鼻炎症状を治療又は緩和させることができるようになる。使用後は、再び、キャップ3を容器1の上部に取り付ければ良い。
【0033】
このように構成したことで、従来のような鼻腔用軟膏を指や塗布具につけて鼻腔内に挿入し、鼻腔内に鼻腔用軟膏を塗るといったことをなくしつつ、単に、鼻腔内に塗布部2を挿入し、挿入後、容器1を押圧するだけで、鼻腔内に鼻腔用軟膏を塗布することができ、極めて容易かつ効果的に鼻腔内に鼻用軟膏を塗ることのできる。
【0034】
しかも、塗布部2において、その先端を丸みを帯びた滑らかな曲面状に形成したことにより、鼻腔内に塗布部2を挿入する際、鼻腔内を傷つける心配を大幅に低減して、安心して鼻腔用軟膏を塗布することができる。
【0035】
また、塗布部2において、吐出口7を先端の側面に形成したことにより、鼻腔用軟膏を塗布する際、確実かつ最適に鼻腔内の内壁に鼻腔用軟膏を塗布することができる。
【0036】
次に、塗布部2における変形例について説明する。例えば、図3に示すように、塗布部2を若干膨らませた楕円形状に形成する。こうすることにより、先端をさらに丸みを帯びた滑らかな曲面状に形成することができ、鼻腔内への傷つけをさらに防止することができる。
【0037】
また、図4に示すように、塗布部2を若干膨らませた楕円形状に形成したものにおいて、吐出口7を二つ以上の複数、例えば、四つ形成する。こうすることにより、鼻腔用軟膏を塗布する際、鼻腔内の内壁全体にわたって確実かつ最適に鼻腔用軟膏を塗布することができる。
【0038】
さらに、図5に示すように、塗布部2を若干膨らませた楕円形状に形成したものにおいて、吐出口7を割れ目状に形成する。こうすることにより、鼻腔用軟膏を塗布する際、鼻腔内の内壁に鼻腔用軟膏を塗布する範囲を広くすることができ、さらに最適に鼻腔用軟膏を塗布することができる。
【0039】
なお、図6に示すように、塗布部2を大きな半楕円形状に形成し、かつ吐出口7を二つ以上の複数形成するようにしても良い。
【0040】
また、前述の実施形態において、塗布部2における吐出口7を塗布部2先端の側面に形成していたが、この塗布部2先端の側面ではなく、図7に示すように、丸みを帯びた滑らかな曲面状に形成した塗布部2先端の先側に吐出口7を1つ形成するようにしても良い。この場合は、鼻腔内に鼻腔用軟膏を塗布する際、鼻腔用軟膏を鼻腔内の奥側等に確実に塗布することができるようにするためである。
【0041】
なお、塗布部2の先端の側面に形成する吐出口7にあっては、その周囲を平らな扁平部又はさじ状の凹部に形成するようにしても良い。これにより、吐出口7の周囲に形成した扁平部又は凹部に吐出口7より吐出した鼻腔用軟膏を溜めることができ、鼻腔用軟膏の吐出量を確認しながら、最適な量の鼻腔用軟膏を塗布することができる。
【0042】
次に、本発明による鼻腔内塗布器の別の実施形態について説明する。
塗布部2が所定長さ以上、鼻腔内に挿入するのを防止する為のストッパ9を備えるようにする。これは、図8に示すように、塗布部2に円形板状のストッパ9を固着し、このストッパ9は、合成樹脂製、具体的にはポリエチレン製であるが、これに限定されるものではなく、例えば、合成樹脂以外に、金属やゴム、シリコン、セラミック等で良い。また、形状についても、円形板状に限定されるものではなく、三角や四角の平板状、格子状や柵状、棒状等、特に限定されるものではない。また、ストッパ9の位置としては、塗布部2の先端から5mmから20mmぐらいが良い。ただし、鼻前庭にのみ塗布する場合は塗布部2の先端から7mmから15mmぐらいが最適である。
【0043】
このように塗布部2にストッパ9を備えることにより、鼻腔内に塗布部2が所定長さ以上挿入するのを防止することができ、鼻腔内を傷つけるといった問題をなくして、安全で快適な鼻腔用軟膏の塗布をすることができる。
【0044】
なお、このストッパ9にあっては、塗布部2に対してネジ式あるいはスライド式に接合することにより、ストッパ9の位置を変更、すなわち位置調整を可能にして、例えば大人が使用する場合、子供が使用する場合等、それぞれの状況に応じて常に最適な位置にストッパ9を配置することができるようにしても良い。
【0045】
また、このようになるストッパ9にあっては、材質を弾性力のあるゴム製とし、容易に折り曲げ自在なものにして、キャップ3を装着する際、キャップ3内に容易に折り畳みできるようにしても良い。
【0046】
また、このストッパ9を塗布部2にではなく、図9に示すように、容器1上部のネック部4の上部に備えるようにしても良く、この場合、キャップ3は無くすようにする。このキャップ3を無くす代わりに、図10に示すように、塗布部2を内層体10と外層体11の二層構造とし、内層体10と外層体11それぞれに吐出口7を形成して、外層体11の回転により内層体10と外層体11の吐出口7が一致したとき、吐出口7として開くようになる、すなわち吐出口7を開閉機構付きにする。これにより、吐出口7の開閉を行うことで、キャップ3の代わりにすることができる。
【0047】
このように吐出口7において開閉機構付きとしたことで、前述した実施形態において用いていたキャップ3を不要とすることができ、部品点数の削減、簡素化を図ることができる。
【0048】
【発明の効果】
本発明によれば、従来のような鼻腔用軟膏を指や塗布具につけて鼻腔内に挿入し、鼻腔内に鼻腔用軟膏を塗るといったことをなくしつつ、単に、鼻腔内に塗布部を挿入し、挿入後、容器を押圧するだけで、鼻腔内に鼻腔用軟膏を塗布することができ、極めて容易かつ効果的に鼻腔内に鼻用軟膏を塗ることのできる。しかも、鼻腔内に塗布部を挿入する際、塗布部の先端を丸みを帯びた滑らかな曲面状に形成したことで、鼻腔内を傷つける心配を大幅に低減して、安心して鼻腔用軟膏を塗布することができる。
【0049】
また、吐出口を塗布部の先端の側面に形成したことで、鼻腔用軟膏を塗布する際、確実かつ最適に鼻腔内の内壁に鼻腔用軟膏を塗布することができる。
【0050】
さらに、吐出口を二つ以上の複数形成することで、鼻腔用軟膏を塗布する際、鼻腔内の内壁全体にわたって確実かつ最適に鼻腔用軟膏を塗布することができる。
【0051】
また、吐出口の周囲を平らな扁平部又はさじ状の凹部に形成したことで、吐出口の周囲に形成した扁平部又は凹部に吐出した鼻腔用軟膏を溜めることができ、鼻腔用軟膏の吐出量を確認しながら、最適な量の鼻腔用軟膏を塗布することができる。
【0052】
また、ストッパを備えたことで、鼻腔内に塗布部が所定長さ以上挿入するのを防止することができ、鼻腔内を傷つけるといった問題をなくして、安全で快適な鼻腔用軟膏の塗布をすることができる。
【0053】
しかも、塗布部の先端に形成する吐出口を開閉機構付きにしたことで、キャップ等を不要とすることができ、部品点数の削減、簡素化を図ることができる。
【0054】
また、塗布部における容器の上部の開口部への装着を着脱自在にしたことで、塗布部を多数用意して、塗布部が汚れたら、これを取り替えることができ、長期間の使用において、極めて衛生的に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の正面説明図である。
【図2】本発明の一実施形態の上面説明図である。
【図3】本発明における塗布部の変形例の説明図である。
【図4】本発明における塗布部の変形例の説明図である。
【図5】本発明における塗布部の変形例の説明図である。
【図6】本発明における塗布部の変形例の説明図である。
【図7】本発明における塗布部の他の例の説明図である。
【図8】本発明の別の実施形態の説明図である。
【図9】本発明の別の実施形態の説明図である。
【図10】図9の一部を断面した説明図である。
【符号の説明】
1…容器、2…塗布部、3…キャップ、4…ネック部、5…開口部、6…ネジ部、7…吐出口、8…ネジ部、9…ストッパ、10…内層体、11…外層体。

Claims (7)

  1. 内部に鼻腔用軟膏を収容し、上部に開口部5を形成した容器1と、この容器1の上部の開口部5に装着し、鼻腔内に挿入する塗布部2とからなり、この塗布部2は先端を滑らかな曲面状に形成し、かつ先端に吐出口7を形成すると共に、容器1を押圧することにより容器1上部の開口部5より鼻腔用軟膏が出て、塗布部2の内部を経て塗布部2先端に形成した吐出口7より鼻腔用軟膏を吐出するようにしたことを特徴とする鼻腔内塗布器。
  2. 塗布部2における吐出口7を、塗布部2の先端の側面に形成したことを特徴とする請求項1記載の鼻腔内塗布器。
  3. 塗布部2の先端に形成する吐出口7を二つ以上の複数形成したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の鼻腔内塗布器。
  4. 塗布部2の先端に形成する吐出口7の周囲を、平らな扁平部又はさじ状の凹部に形成したことを特徴とする請求項1乃至請求項3記載の鼻腔内塗布器。
  5. 塗布部2が所定長さ以上、鼻腔内に挿入するのを防止するストッパ9を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項4記載の鼻腔内塗布器。
  6. 塗布部2の先端に形成する吐出口7を開閉機構付きにしたことを請求項1乃至請求項5記載の鼻腔内塗布器。
  7. 塗布部2における容器1の上部の開口部5への装着を着脱自在にしたことを特徴とする請求項1乃至請求項6記載の鼻腔内塗布器。
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