JP2004200444A - ガスケット及びそれを有する電子機器 - Google Patents

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    • H05K9/00Screening of apparatus or components against electric or magnetic fields
    • H05K9/0007Casings
    • H05K9/0015Gaskets or seals
    • H05K9/0016Gaskets or seals having a spring contact

Abstract

【課題】電子機器に嵌め易く抜けにくい構造を有するガスケット及びかかるガスケットを有する搭載した電子機器を提供する。
【解決手段】電子機器の筐体の第1の面と当該第1の面に対向する第2の面を貫通する貫通孔に前記第1の面から押し込まれることによって前記筐体に固定され、前記電子機器からの電磁波を遮蔽するガスケットであって、前記筐体の前記第1の面に当接し、板ばねとして機能する蓋部と、前記筐体の前記貫通孔に挿入される挿入部とを有し、前記挿入部は、前記蓋部の略中央から延びて前記貫通孔に収納される支持部と、前記支持部に結合し、前記筐体の前記貫通孔から少なくとも部分的に突出して前記第2の面に当接する係止部とを有し、当該係止部は、前記支持部に結合された脚部と、当該脚部に結合し、当該脚部に対して鋭角をなすように配置された足部とを有することを特徴とするガスケットを提供する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般に、電磁波の遮蔽に係り、特に、コンピュータや通信装置に搭載されているプリント板から放射される電磁波を防止するガスケットの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年の電子機器の普及により、高性能な電子機器を供給する需要が益々高まっている。例えば、電子機器の一例としてのコンピュータや通信制御装置は、搭載されているプリント板からの電磁波対策としてその筐体に嵌め込み可能なガスケットを従来から使用している(例えば、特許文献1参照)。このような、ガスケットには、電磁波を遮蔽するという物理的な構造に加えて、電子機器の筐体に嵌め込み易く、かつ、脱落しにくい機械的な構造が求められる。
【0003】
以下、従来のガスケット10を、図20及び図21を参照して説明する。ここで、図20は、従来のガスケット10の外観斜視図である。同図に示すように、ガスケット10は、蓋部20と、挿入部30とを有する。蓋部20と挿入部30により、ガスケット10の断面は略π字形状を有している。挿入部30は、筐体に挿入される部位であり、一対の略直方体形状の支持部32と略直角三角柱形状の係止部34とを有する。
【0004】
図21は、ガスケット10をコンピュータの筐体2に挿入する前後の状態を示す断面図である。筐体2には貫通孔4が設けられている。支持部32の長さは筐体2に設けられた貫通孔4の長さよりも多少長く設定されている。ガスケット10は弾性部材から構成されているので、筐体2に挿入されるときは一対の支持部32及び係止部34が互いに接近するように変形し、係止部34が貫通孔4から突出した後は互いに離間するように復帰する。
【0005】
図21に示すように、ガスケット10が筐体2に挿入されると、蓋部20は筐体2の上面6に当接し、挿入部30の支持部32は貫通孔4に位置し、係止部34は筐体2の底面8にその張り出し部35が接触するように貫通孔4の周りに配置される。係止部34が底面8と接触することによって前記蓋部20は板ばねとしての弾性力を筐体2に印加することができる。
【0006】
このように、従来のガスケット10は筐体2に挿入された後は、ガスケット10を引き抜こうとしても係止部34の張り出し部35が筐体2の底面に引っ掛かり、ガスケット10が一旦筐体2に装着された後は、容易にガスケット10が筐体2から脱落しないように構成されている。
【特許文献1】
特開平8−274485号
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
図22は、筐体2にガスケット10を嵌め込む際及び引き抜く際の反力の一例を示すグラフである。図22は、2回の実験(F1RF2とF2RF2)を行い、その結果を示したものである。同図に示すように、嵌めこみ時の反力は360g(180gx2)/単位幅当たりであり、引き抜き時の反力は140g(70gx2)/単位幅当たりであることが理解される。これは、引き抜き力が嵌め込み力よりも小さく、ガスケット10が抜け易いことを示している。換言すれば、従来のガスケット10の構造は、嵌め易く抜けにくいという機械的な要求を必ずしも満足していなかった。ガスケット10が脱落すれば、電子機器のプリント板から放射される電磁波やノイズ漏れが発生するために、例えば、その周辺に配置されたテレビの映像が乱れるなど、好ましくない。また、脱落したガスケット10は小さいために紛失するなどの問題も招く。このため、引き抜き力が嵌め込み力よりも大きく、嵌め込み力もなるべく小さい方が好ましい。
【0008】
そこで、本発明は、電子機器に嵌め易く抜けにくい構造を有するガスケット及びかかるガスケットを有する電子機器を提供することを例示的な目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために、本発明の一側面としてのガスケットは、電子機器の筐体の第1の面と当該第1の面に対向する第2の面を貫通する貫通孔に前記第1の面から押し込まれることによって前記筐体に固定され、前記電子機器からの電磁波を遮蔽するガスケットであって、前記筐体の前記第1の面に当接し、板ばねとして機能する蓋部と、前記筐体の前記貫通孔に挿入される挿入部とを有し、前記挿入部は、前記蓋部の略中央から延びて前記貫通孔に収納される支持部と、前記支持部に結合し、前記筐体の前記貫通孔から少なくとも部分的に突出して前記第2の面に当接する係止部とを有し、当該係止部は、前記支持部に結合された脚部と、当該脚部に結合し、当該脚部に対して鋭角をなすように配置された足部とを有することを特徴とする。また、本発明の別の側面としてのガスケットは、電子機器の筐体の第1の面と当該第1の面に対向する第2の面を貫通する貫通孔に前記第1の面から押し込まれることによって前記筐体に固定され、前記電子機器からの電磁波を遮蔽するガスケットであって、前記筐体の前記第1の面に当接し、板ばねとして機能する蓋部と、前記筐体の前記貫通孔に挿入される挿入部とを有し、前記挿入部は、前記筐体の前記貫通孔から少なくとも部分的に突出して前記第2の面に当接する係止部とを有し、当該係止部は、前記支持部に結合された脚部と、当該脚部に結合し、当該脚部に対して鋭角をなすように配置された足部とを有することを特徴とする。
【0010】
前記足部の先端部が前記第2の面に当接してもよい。前記脚部は、前記支持部の略中央から分岐してもよい。前記係止部は、前記足部から突出する突起を有してもよい。前記足部は、前記第2の面に当接可能な先端部を有し、当該先端部はガスケットの引き抜きを妨げる鋭角な断面形状を有してもよい。前記支持部は、前記貫通孔に対向する突起を有してもよい。前記係止部は錨形状を有してもよい。前記脚部は、前記支持部から鋭角に延びてもよい。
【0011】
本発明の別の側面としてのガスケットは、電子機器の筐体の第1の面と当該第1の面に対向する第2の面を貫通する貫通孔に前記第1の面から押し込まれることによって前記筐体に固定され、前記電子機器からの電磁波を遮蔽するガスケットであって、前記筐体の前記第1の面に当接し、板ばねとして機能する蓋部と、前記筐体の前記貫通孔に挿入される挿入部とを有し、前記挿入部は、前記筐体の前記貫通孔から少なくとも部分的に突出して前記第2の面に当接する係止部とを有し、当該係止部は、互いに対向する一対の突起を有し、当該一対の突起は、前記ガスケットが前記筐体に挿入される際には接触せず、前記ガスケットを前記筐体から引き抜く際には接触するように配置されていることを特徴とする。
【0012】
本発明者らは、上述の構造を有するガスケットが電子機器に嵌め込み易く抜けにくいことを実験的に確認した。これらのガスケットを有する電子機器も本発明の一側面を構成する。
【0013】
本発明の他の目的及び更なる特徴は、以下、添付図面を参照して説明される実施例により明らかにされる。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明者らは、従来のガスケット10の構造を部分的に改良しながら嵌め込み力と引き抜き力に関するシミュレーションを行った。以下に、変更された構造とその効果について検討する。
【0015】
まず、本発明者らは、挿入部30の剛性を高めて引き抜き力を増加することを検討した。このため、図20に示す一対の支持部32の間を埋めて一の部材にして図16に示すようなガスケット10Aを作成し、その反力についてシミュレーションを行った。図16に示すガスケット10Aは、一の支持部32Aを有する以外はガスケット10と同様である。ここで、図16は、ガスケット10Aの外観斜視図である。ガスケット10Aが貫通孔4に挿入されると、係止部34の張り出し部35が塑性変形して潰れてしまったが、挿入時及び抜き取り時の反力が増大することが分かった。
【0016】
次に、本発明者らは、底面8との接触面積を増やして引き抜き力を増加するために、図20に示す係止部34の張り出し部35の長さを延ばすことを検討した。その際、図20に示すように、張り出し部35は支持部32に対して垂直方向に延ばすと挿入時の反力が大きくなる。このため、支持部32に対して鋭角に延びた張り出し部35Aを有する係止部34Aを含むガスケット10Bを作成し、その反力についてシミュレーションを行った。図17に示すガスケット10Bは、張り出し部35Aを有する以外はガスケット10と同様である。ここで、図17は、ガスケット10Bの外観斜視図である。ガスケット10Bが貫通孔4に挿入されると、係止部34Aの張り出し部35Aが良好に変形し、挿入時の反力は減少し、抜き取り時の反力が増大することが分かった。
【0017】
次に、本発明者らは、筐体2に装着された一対の係止部34が互いに接近して引き抜かれることを防止することを検討した。このため、図20に示す係止部34の内側に突起36を設けたガスケット10Cを作成し、その反力についてシミュレーションを行った。図18に示すガスケット10Cは、突起36を有する以外はガスケット10と同様である。ここで、図18は、ガスケット10Cの外観斜視図である。ガスケット10Cが貫通孔4に挿入されると、係止部34の突起36が塑性変形して潰れてしまったが、挿入時及び抜き取り時の反力が増大することが分かった。
【0018】
次に、本発明者らは、図20に示す支持部32に貫通孔4に対向する突起33を設けるシミュレーションを行った。図19に示すガスケット10Dは、突起33を有する以外はガスケット10と同様である。ここで、図19は、ガスケット10Dの外観斜視図である。ガスケット10Dは挿入時の反力は減少し、抜き取り時の反力が増大することが分かった。
【0019】
以下、添付図面を参照して本発明の一実施形態としてのガスケット100について説明する。ガスケット100は、上述のシミュレーションの結果を踏まえて作成されたものである。ここで、図1は、ガスケット本体101の外観斜視図である。図2は、ガスケット本体101をコンピュータの筐体2に挿入する前後の状態を示す断面図である。なお、以下の説明では、参照番号に大文字のアルファベットを付したものはアルファベットのない参照番号の部材の変形例であり、特に断らない限り、アルファベットのない参照番号によって総括されるものとする。
【0020】
ガスケット100は、図9に示すように、シリコンゴムなどの弾性材料から構成されるガスケット本体101と、それを覆うための断面略半円状の綿190と導電性布190とを有する。導電性布190は、電磁波を遮蔽する機能を有し、綿192は弾力性を持たせて、導電性布190の破損を防止する機能を有する。導電性布190と綿192には、ガスケットに関して周知のいかなる材料や製造、取り付けをも使用することができるので、ここでは詳しい説明は省略する。
【0021】
ガスケット本体101は、図1に示すように、蓋部110と、挿入部120とを有し、ガスケット20と同様に、シリコンゴムなどの弾性部材から構成されている。蓋部110と挿入部120により、ガスケット本体101は、断面が略π字形状を有している。
【0022】
蓋部110は、筐体2の表面6に接触し、板ばねとして機能する。蓋部110は、図1に示すM方向に延びる略断面V字形状を有し、図2に示すように、筐体2の表面6に一対の端部112を介して接触する。端部112は、断面が面取り又は曲線的に形成されており、その形状は、こぶ状になっている蓋部20とは異なっているが、蓋部110は蓋部20と実質的に同一の機能を有する。従って、蓋部110の端部112は、蓋部20と同様の形状や他の形状を有してもよい。板ばねの弾性力は、蓋部110の中央部の先端と端部112の表面6と接触する部分との距離Lを調節することにより調節可能である。蓋部110は、板ばね機能により、筐体2に挿入された後に中央の稜線114が押圧されると変形可能である。蓋部110の上面には、図9に示すように、綿190と導電性布192が取り付けられる。
【0023】
挿入部120は、図1及び図2に示すように、筐体2の貫通孔4に挿入される部位であり、支持部130と、一対の係止部140とを有する。
【0024】
支持部130は、蓋部110の略中央から延びて貫通孔4に収納される。支持部130は、基部132と、基部132に設けられて貫通孔4に対向する一対の突起134とを有する。
【0025】
本実施形態の支持部130は、図20に示すガスケット10の一対の支持部32とは異なり、一の部材から構成されている。即ち、一対の支持部32の内側が埋められたような略直方体形状を有する基部132を構成している。これは、図16に示すガスケット10Aのシミュレーション結果から、引き抜き時の反力の増大が見られるからである。本実施形態の基部132の幅Wは、例えば、貫通穴4の幅Wの40%乃至60%に設定されている。
【0026】
一対の突起134は、支持部130から貫通孔4の内面に突出し、ガスケット100の引き抜き時に突起134が貫通孔4の内面と接触し、引き抜き時の抵抗及び反力を高める。本実施形態の突起134は、例えば、貫通孔の幅の約20%乃至30%に設定されている。突起134を基部132に設ける代わりに、基部132の幅Wを増加させてもよい。但し、幅Wは、係止部140の塑性変形を招かない範囲で増加されなければならない。
【0027】
本実施形態の突起134は、それぞれ、例示的に略半円形状を有する。しかし、ガスケット100の引き抜き時の反力を増加する目的から、斜め上方に延びていてもよい。また、突起134の数は一つに限定されない。図4に、基部132から斜め上方に延びる2対の突起134Aの片側の2つの突起134Aの拡大側面図を示す。上下の突起134Aの形状や長さは異なってもよい。斜め上方に延びることで、突起134Aは挿入を補助するように変形し、引き抜きを防止するように貫通孔4の内面に抵抗を加える。引き抜き時に貫通孔4の内面との抵抗を高めるために、突起134Aの先端を大きくしてもよい。
【0028】
係止部140は、支持部130の略中央から略V字形状に分岐し、図2に示すように、筐体2の貫通孔4から少なくとも部分的に突出して筐体2の裏面8に接触する。
【0029】
一対の係止部140の各々は、支持部130の基部132に結合された脚部141と、脚部141に結合し、脚部141に対して鋭角をなすように配置された足部142とを有する。
【0030】
脚部141は、本実施形態では、支持部130の基部132の略中央から2つに分岐し、分岐の角度θは鋭角であるが、図10を参照して後述されるように、本発明は脚部141が支持部130から分岐することを要求するものではないし、支持部130から延びる角度θが鋭角であることを要求するものではない。脚部141は、弾性変形可能で、足部142を支持する機能を有する。脚部141の長さは、足部142が底面8に接続可能な長さに設定される。
【0031】
足部142は、脚部141に対して角度θが鋭角をなすように配置されている。これは、本発明者らのシミュレーションによれば、図20に示すように、支持部32から係止部34が直交する方向に延びていれば係止部140が塑性変形しやすく、また、角度θが鈍角であれば、ガスケットの引き抜き時の反力の低下をもたらし易いことによる。足部142は、脚部141と結合する結合部144aと先端部144bとを有する。
【0032】
本実施形態では結合部144aは足部142の踵部であるが、本発明は足部142がその中間で足部142と結合されることを妨げるものではない。
【0033】
先端部144bは筐体2の裏面8に接触する。先端部144bは、突起134よりも外側に位置していなければならない。突起134よりも内側であれば孔4の内面及び底面8に接触せずに係止機能を果たさなくなるからである。
【0034】
先端部144bの形状は、図5に示すように、断面を円形から鋭角にすると、先端部144bは挿入を補助するように変形し、引き抜きを防止するように底面8に抵抗を加えるために好ましい。ここで、図5は、図1に示す足部142の変形例としての足部142Aの拡大断面図である。必要があれば、切断端145の表面を粗したり、粘着性材料を塗布したりするなどして抵抗を増加させてもよい。なお、切断端145は底面8に対向するように形成される必要がある。切断端145が反対側の面に形成されると、ガスケットの挿入時の反力の増加を招くからである。
【0035】
図2は、ガスケット100をコンピュータの筐体2に挿入する前後の状態を示す断面図である。ガスケット100が筐体2に挿入されると係止部140の先端部144bが貫通孔4と内面8との境界付近に配置可能な程度の長さを係止部140は有する。
【0036】
ガスケット100を筐体2に挿入するときは、ユーザはガスケット100を貫通孔4上にセットし、蓋部110に押圧することによって押し込む。必要があれば、一対の足部142を親指と人差し指で窄めて貫通孔4に押し込んでもよい。ガスケット100は弾性部材から構成されているので、足部142が貫通孔4に接触した後は内側に折れ曲がり、一対の係止部140が互いに接近するように変形し、貫通孔4内に押し込まれる。
【0037】
筐体2に挿入された後は、係止部140が貫通孔4から突出し、その後は互いに離れるように復帰する。また、図2に示すように、蓋部110の端部112は筐体2の上面6に接触し、挿入部120の支持部130は貫通孔4に位置し、係止部140は筐体2の底面8及び貫通孔4の境界付近にその先端部144bが接触するように配置される。係止部140が底面8と接触することによって前記蓋部110は板ばねとしての弾性力を筐体2に印加することができる。
【0038】
このように、ガスケット100は筐体2に挿入された後は、ガスケット100を引き抜こうとしても係止部140の足部142の先端部144bが筐体2の底面8及び貫通孔4に引っ掛かり、ガスケット100が一旦筐体2に装着された後は、容易にガスケット100が筐体2から脱落しないように構成されている。
【0039】
図3は、筐体2にガスケット100本体を嵌め込む際及び引き抜く際の反力の一例を示すグラフである。図22は、2回の実験(F1RF2_90001とF2RF2_90002)を行い、その結果を示したものである。同図に示すように、嵌めこみ時の反力は320g(160gx2)/単位幅当たりであり、引き抜き時の反力は400g(200gx2)/単位幅当たりであった。
【0040】
図22の結果と比較すると、引き抜き力は嵌め込み力よりも大きくなり、抜けにくくなったことが理解される。また、嵌め込み力は360gから320gへの減少し、引き抜き力は140gから400gへと増加している。このため、ガスケット100は、ガスケット10よりも、嵌め込みが容易になり、脱落防止機能が向上している。このように、ガスケット100は、嵌め易く抜けにくいという機械的な要求を従来よりも満足しているといえる。
【0041】
図6に、ガスケット本体101の変形例としてのガスケット101Aを示す。ガスケット本体101Aは、係止部140Aが足部142Aの踵に互いに向かい合うように突出する突起148を有する点で、係止部140と相違する。
【0042】
突起148は、図7を参照して説明するようにガスケット本体101Aの引き抜きを妨げ、足部142Aから突出する。
【0043】
図7(a)は、ガスケット100Aを筐体2に挿入する前後の突起148の状態を示す断面図である。同図に示すように、ガスケット本体101Aを筐体2に挿入すると、一対の足部142が貫通孔4に当たって内側に折れ曲がり、その結果、その踵は互いに離れるように変形する。このため、足部142の踵に設けられた突起148は互いに離れるように変形する。このように、突起148は、ガスケット100Aの挿入を特に妨害しない。
【0044】
一方、図7(b)は、ガスケット本体101Aを筐体2から引き抜き開始時及び引き抜き終了時の突起の状態を示す断面図である。まず、本発明者らは、ガスケット100Aを筐体2に挿入すると、殆どの場合、図7(a)に示すように、足部142は貫通孔4から外側に完全には開かず、その先端部144bが底面8及び貫通孔4の内面との境界付近に位置することを発見した。また、本発明者らは、かかる状態で、ガスケット100Aを引き抜こうとすると、先端部144bが貫通孔4の内面に沿ってずれるように上昇するように移動することも発見した。
【0045】
このため、突起148が存在する場合、図7(b)に示すように、ガスケット100Aを筐体2から引き抜こうとすると、先端部144bが貫通孔4の内面に引きずられて外側に変形し、その結果、その踵は互いに接近するように変形する。このため、足部142の踵に設けられた突起148は互いに接近するように変形し、最終的には接触する。その後も、ガスケット100Aを引き抜こうとすると、引き抜き力は、突起148が接触した後の弾性変形及び突起148の大きさによっては塑性変形に必要な力に抗して行われることになる。このため、突起148は、引き抜き力を増加させることができる。本発明者らのシミュレーションによれば、引き抜き力は約800gと約6倍の増加を得ることができた。
【0046】
本発明は、突起148の大きさや形状を特に限定するものではないが、ガスケット本体101Aを引き抜く時に突起148が接触するように大きさや形状が決定されることが好ましい。ガスケット本体101Aを引き抜く時に突起148が接触しなければ、突起148は引き抜き力の増大に寄与しないからである。但し、引き抜き時に突起148が塑性変形するかどうかは選択的である。なぜなら、ガスケットが劣化して交換する需要がある場合などに過度に大きな引き抜き力を設定すると交換作業が困難になるおそれがあるからである。
【0047】
また、突起148はガスケット100の引き抜きを妨げるように作用すれば足り、本発明は、突起148が一つのみ設けられる場合及び3つ以上設けられる場合もカバーする。
【0048】
図8(a)乃至8(c)に、図5と同様に、ガスケット本体101Aに切断端145を設けた例を示す。図8(a)は、ガスケット本体101Aを筐体2に挿入する前の切断端145と突起148を示す部分断面図である。図8(b)は、ガスケット本体101Aを筐体2に挿入する前後の切断端145及び突起148の状態を示す断面図である。図8(c)は、ガスケット本体101Aを筐体2から引き抜き開始時及び引き抜き終了時の切断端145及び突起148の状態を示す断面図である。
【0049】
図8(b)に示すように、切断端145及び突起148はガスケットの挿入を妨げず、挿入後は切断端145は貫通孔4と底面8の境界付近に位置している。また、突起148は外側に多少開いている。また、図8(c)に示すように、切断端145は、ガスケットの引き抜き時には底面8に引っ掛かり、引き抜きを困難にしている。突起148は内側に変形して対向する図示しない突起148に当接して引き抜きを困難にしている。
【0050】
図10に、ガスケット本体101の別の変形例としてのガスケット本体101Bを示す。ガスケット本体101Bは、係止部140Bが錨形状を有する足部142Bを有する点で、係止部140と相違する。
【0051】
具体的には、係止部140Bは、支持部132に結合される脚部141Bと、脚部141Bに結合された脚部142Bとを有する。本実施形態の脚部141Bは、支持部130から分岐せずに一の部材として構成されている。脚部141Bの長さは足部142が底面8に接続可能な長さに設定されなければならないことは、図1と同様である。脚部141Bの幅は、足部142Bにある程度の剛性を与えて足部142Bが引き抜き時に用意に変形しない程度に設定される。
【0052】
足部142Bの先端部144bは、突起134よりも外側に位置していなければならないことは図1と同様である。また、足部142Bが延びる角度θは機能的には図1に示すθに対応するので、ここでは説明は省略する。図10に示す足部142Bは、その断面が、中心角120度の円弧に相当する形状を有するが、楕円、二次曲線、その他の曲線形状、V字形状その他の形状を有することができる。
【0053】
以下、図11乃至図15を参照して、本発明の電子機器の一例としてのネットワーク機器200について説明する。ここで、図11は、ネットワーク機器200の外観斜視図である。図12は、PIU200の構造を示す図である。図13は、ネットワーク機器200からプラグインユニット(以下、「PIU」という。)を抜き取る様子を示す外観斜視図である。
【0054】
図11に示すように、ネットワーク機器200は、同一又は異なる種類の複数のPIU210を着脱可能に収納するラック又は棚状の通信制御装置である。本実施形態では、ネットワーク機器200は、7つのPIU200を収納することができるが、その数は例示的である。また、図11は、異なる種類のPIUも便宜上同一の参照符号を付している。
【0055】
図12は、LANコネクタ220を有する種類のPIU210を示す図であり、図12(a)は、PIU210のイジェクト機構240の底面図、図12(b)は、PIU210の正面図、図12(c)は、PIU210の平面図である。図12(d)は、図12(c)の側面図である。
【0056】
図12に示すPIU210は、図示しないプリント板を筐体212に収納し、各種コネクタ(220乃至224)と、ガイドモジュール230と、イジェクト機構240と、シールド用ガスケット250とを有する。
【0057】
コネクタ220は、外部端末と接続されるLANコネクタであり、図12に示すPIUには複数設けられている。各LANコネクタ220には図示しないパーソナルコンピュータ(以下、「PC」という。)、ハブなど、ネットワーク上で通信を行う通信端末が、例えば、図示しないUTPケーブルを介して、接続される。コネクタ222は、ネットワーク機器200と接続されるコネクタである。コネクタ224は、電源供給用のコネクタである。ガイドモジュール230は、PIU210の着脱をガイドする機能を有し、当業界で周知のいかなる構成をも適用することができるので、ここでは詳しい説明は省略する。
【0058】
イジェクト機構240は、PIU210をネットワーク機器200からイジェクトする機能を有し、一対のL字形状のカードイジェクタ242と、それに設けられたタブ244から構成されている。ユーザはタブ244を、例えば、親指で図12(a)に示すF方向に引くことによってこの原理を利用してPIU210をネットワーク機器200からイジェクトすることができる。イジェクト機構240には当業界で周知のいかなる構成をも適用することができるので、ここでは詳しい説明は省略する。
【0059】
PIU210は、図12(c)及び図12(d)に示すように、シールド用のガスケット250を更に有する。ガスケット250は、PIU210の左右の側面をシールドするように両側に設けられている。シールド用ガスケット250には、ガスケット100を適用することができる。これにより、PIU210のプリント板からの電磁波又はノイズが外部に漏れることを防止することができる。
【0060】
図13は、部分的にネットワーク機器200からイジェクトされるPIU210の状態を示している。図14は、図13に示すA部の拡大斜視図である。図14に示すように、ネットワーク機器200は、内部にシールドガスケット270を有する。シールド用ガスケット270には、ガスケット100を適用することができる。これにより、ネットワーク機器200の図示しないプリント板からの電磁波又はノイズが外部に漏れることを防止することができる。
【0061】
また、図15(a)は、図11に示すネットワーク機器200に収納される3段のPIU210の正面図である。図15(b)は、PIU210側の図13のガスケット270接触する箇所260を示す側面図である。図15(c)は、下側のPIU210のガスケット250が上側のPIU210の図12(a)に対応する図のどの部分で接触するかを示す図であり、斜線部Sは接触部を示す。
【0062】
図15(a)の矢印Sで示すように、コネクタ220のシールドはコネクタ220のバネと表板角穴との接触によって行い、矢印Sで示すように、隣のPIU210のガスケットとの接触により電磁波のシールドを確保する。また、上述のように、綿192には弾力性があるので、上側のPIU210が導電性布190に接触したり、導電性布190上を移動したりしても破損することはない。
【0063】
本発明のガスケット250及び270を適用したネットワーク機器200によれば、ネットワーク機器200及びPIU210からでる電磁波が外部に漏れることを防止することができる。
【0064】
以上、本発明の実施態様をここで説明したが、本発明はこれらの実施態様に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で様々な変形及び変更が可能である。例えば、本発明が適用可能な電子機器はネットワーク機器に限定されない。
【0065】
本出願は更に以下の事項を開示する。
【0066】
(付記1) 電子機器の筐体の第1の面と当該第1の面に対向する第2の面を貫通する貫通孔に前記第1の面から押し込まれることによって前記筐体に固定され、前記電子機器からの電磁波を遮蔽するガスケットであって、前記筐体の前記第1の面に当接し、板ばねとして機能する蓋部と、前記筐体の前記貫通孔に挿入される挿入部とを有し、前記挿入部は、前記蓋部の略中央から延びて前記貫通孔に収納される支持部と、前記支持部に結合し、前記筐体の前記貫通孔から少なくとも部分的に突出して前記第2の面に当接する係止部とを有し、当該係止部は、前記支持部に結合された脚部と、当該脚部に結合し、当該脚部に対して鋭角をなすように配置された足部とを有することを特徴とするガスケット。(1)
(付記2) 電子機器の筐体の第1の面と当該第1の面に対向する第2の面を貫通する貫通孔に前記第1の面から押し込まれることによって前記筐体に固定され、前記電子機器からの電磁波を遮蔽するガスケットであって、前記筐体の前記第1の面に当接し、板ばねとして機能する蓋部と、前記筐体の前記貫通孔に挿入される挿入部とを有し、前記挿入部は、前記筐体の前記貫通孔から少なくとも部分的に突出して前記第2の面に当接する係止部とを有し、当該係止部は、前記支持部に結合された脚部と、当該脚部に結合し、当該脚部に対して鋭角をなすように配置された足部とを有することを特徴とするガスケット。
【0067】
(付記3) 前記足部の先端部が前記第2の面に当接することを特徴とする付記1又は2記載のガスケット。
【0068】
(付記4) 前記脚部は、前記支持部の略中央から分岐することを特徴とする付記1又は2記載のガスケット。
【0069】
(付記5) 前記係止部は、前記ガスケットの引き抜きを妨げ、前記足部から突出する突起を有することを特徴とする付記1又は2記載のガスケット。(2)
(付記6) 前記足部は、前記第2の面に当接可能な先端部を有し、当該先端部はガスケットの引き抜きを妨げる鋭角な断面形状を有することを特徴とする付記1又は2記載のガスケット。(3)
(付記7) 前記支持部は、前記貫通孔に対向する突起を有することを特徴とする付記1又は2記載のガスケット。(4)
(付記8) 前記係止部は錨形状を有することを特徴とする付記1又は2記載のガスケット。
【0070】
(付記9) 前記脚部は、前記支持部から鋭角に延びていることを特徴とする付記1又は2記載のガスケット。
【0071】
(付記10) 電子機器の筐体の第1の面と当該第1の面に対向する第2の面を貫通する貫通孔に前記第1の面から押し込まれることによって前記筐体に固定され、前記電子機器からの電磁波を遮蔽するガスケットであって、前記筐体の前記第1の面に当接し、板ばねとして機能する蓋部と、前記筐体の前記貫通孔に挿入される挿入部とを有し、前記挿入部は、前記筐体の前記貫通孔から少なくとも部分的に突出して前記第2の面に当接する係止部とを有し、当該係止部は、互いに対向する一対の突起を有し、当該一対の突起は、前記ガスケットが前記筐体に挿入される際には接触せず、前記ガスケットを前記筐体から引き抜く際には接触するように配置されていることを特徴とするガスケット。
【0072】
(付記11) 付記1乃至10のうちいずれか一項記載のガスケットを有する電子機器。(5)
【0073】
【発明の効果】
以上、本発明によれば、ガスケット及びそれを有する電子機器によれば、電子機器に嵌め込み易く抜けにくい構造を有するガスケット及びかかるガスケットを有する搭載した電子機器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としてのガスケット本体の構造を示す外観斜視図である。
【図2】図1に示すガスケット本体を電子機器の筐体に挿入する前後の様子を示す断面図である。
【図3】図1に示すガスケット本体を電子機器の筐体に嵌め込み及び引き抜きする際の反力を示すグラフである。
【図4】図1に示すガスケット本体の支持部に設けられる突起の変形例を示す部分断面図である。
【図5】図1に示すガスケット本体の係止部の変形例を示す部分断面図である。
【図6】図1に示すガスケット本体の変形例を示す外観斜視図である。
【図7】図6に示すガスケット本体を電子機器の筐体に挿入する前後の様子を示す断面図である。
【図8】図6に示すガスケット本体の支持部に設けられる突起の変形例を示す部分断面図である。
【図9】図1に示すガスケット本体を有する本発明の一実施形態としてのガスケットの外観斜視図である。
【図10】図1に示すガスケット本体の別の変形例を示す外観斜視図である。
【図11】本発明の電子機器の一例としてのネットワーク機器の外観斜視図である。
【図12】図11に示す電子機器に着脱可能に収納されるプラグインユニットの構造を示す図である。
【図13】図11に示すネットワーク機器から図12に示すプラグインユニットを抜き取る様子を示す外観斜視図である。
【図14】図13に示すA部の拡大斜視図である。
【図15】図11に示すネットワーク機器のシールド構造を説明するための図である。
【図16】従来のガスケットに対する改良例の外観斜視図である。
【図17】従来のガスケットに対する改良例の外観斜視図である。
【図18】従来のガスケットに対する別の改良例の外観斜視図である。
【図19】従来のガスケットに対する別の改良例の外観斜視図である。
【図20】従来のガスケットの外観斜視図である。
【図21】図20に示すガスケットをコンピュータの筐体に挿入する前後の状態を示す断面図である。
【図22】図20に示すガスケットを筐体に嵌め込む際及び引き抜く際の反力の一例を示すグラフである。
【符号の説明】
100 ガスケット
101、101A、101B ガスケット本体
110 蓋部
112 端部
120 挿入部
130 支持部
134、134A 突起
140 係止部
141、141B 脚部
142、142A、142B 足部
144a 結合部
144b 先端部
145 切断端
148 突起
200 ネットワーク機器(電子機器)
210 プラグインユニット(PIU)
250 ガスケット
270 ガスケット

Claims (5)

  1. 電子機器の筐体の第1の面と当該第1の面に対向する第2の面を貫通する貫通孔に前記第1の面から押し込まれることによって前記筐体に固定され、前記電子機器からの電磁波を遮蔽するガスケットであって、
    前記筐体の前記第1の面に当接し、板ばねとして機能する蓋部と、
    前記筐体の前記貫通孔に挿入される挿入部とを有し、
    前記挿入部は、
    前記蓋部の略中央から延びて前記貫通孔に収納される支持部と、
    前記支持部に結合し、前記筐体の前記貫通孔から少なくとも部分的に突出して前記第2の面に当接する係止部とを有し、
    当該係止部は、
    前記支持部に結合された脚部と、
    当該脚部に結合し、当該脚部に対して鋭角をなすように配置された足部とを有することを特徴とするガスケット。
  2. 前記係止部は、前記ガスケットの引き抜きを妨げ、前記足部から突出する突起を有することを特徴とする請求項1記載のガスケット。
  3. 前記足部は、前記第2の面に当接可能な先端部を有し、当該先端部はガスケットの引き抜きを妨げる鋭角な断面形状を有することを特徴とする請求項1記載のガスケット。
  4. 前記支持部は、前記貫通孔に対向する突起を有することを特徴とする請求項1記載のガスケット。
  5. 請求項1乃至4のうちいずれか一項記載のガスケットを有する電子機器。
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