JP2004199819A - 光ピックアップ調整装置および方法 - Google Patents

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Yasuhisa Miyata
靖久 宮田
Masahiro Nakabashi
正洋 中橋
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    • G11B7/22Apparatus or processes for the manufacture of optical heads, e.g. assembly

Abstract

【課題】光ピックアップに対する調整工程を一体的に行うことが出来るとともに、光ピックアップのモデル変更に容易に対応することが出来る光ピックアップ調整装置を提供する。
【解決手段】ハーフミラー20Aaと受光素子20Afを有する受光ユニット20Aと、この受光ユニットAから出力される光電変換信号a、b,c,dからフォーカスエラー信号eを生成し、さらに、光ピックアップPの受光素子7から出力される光電変換信号a1,b1,c1,d1からフォーカスエラー信号e1を生成する信号処理部材20Bと、フォーカスエラー信号eに基づいて光ピックアップPの対物レンズアクチュエータ5Aを姿勢制御するとともにフォーカスエラー信号e1に基づいて光ピックアップPの調整用データを生成するコントロール部材20Cを備えている。
【選択図】 図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、光ディスクに記録された情報の読み取りまたは光ディスクへの情報の記録を行う光ピックアップの光学系の調整を行う装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
図1は、DVDプレーヤやDVDレコーダに使用される光ピックアップの一般的構成を概略的に示す斜視図である。
【0003】
この図1において、光ピックアップPは、それぞれ波長の異なるビームを出力するDVD(Digital Versatile Disc)用レーザ・ダイオードLD1およびCD(Compact Disc)用レーザ・ダイオードLD2と、このDVD用レーザ・ダイオードLD1またはCD用レーザ・ダイオードLD2からの出力ビームb1を所定に経路に誘導するハーフミラー1,2およびミラー3と、この出力ビームb1を平行光にするコリメートレンズ4と、アクチュエータによって姿勢制御されてディスクへのビーム照射を行う対物レンズ5と、ディスクDからの反射ビームb2が対物レンズ5およびコリメートレンズ4,ミラー3,ハーフミラー2を介して入射されるマルチレンズ6と、このマルチレンズ6によってフォーカスされた反射ビームb2を受光して情報の読み取りを行うフォト・ディテクタやオプティカル・エレクトロニクスICなどの受光素子7とから構成されている。
【0004】
このような光ピックアップPは、その製造工程において、プレーヤやレコーダへの取り付け前に、ビームスポット調整機による対物レンズ5を動作させるアクチュエータの姿勢調整(往路光軸調整)と、光軸調整機によるマルチレンズ6のフォーカス調整および受光素子7の位置調整(受光部光軸調整)と、このマルチレンズ6のフォーカス調整と受光素子7の位置調整後の光軸調整機によるCD用レーザ・ダイオードLD2の光軸調整が行われる(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
図2は従来の光軸調整機を示す概略構成図であり、図3はこの従来の光軸調整機による調整方法を説明するための説明図である。
【0006】
この従来の光軸調整機10は、光ピックアップPによってディスクDに実際にビームを照射することによって、上記の各調整を行うようになっているものであって、調整用のディスクDを回転駆動するディスクドライブ10Aと、このディスクドライブ10Aのドライブ制御および光ピックアップPの対物レンズ5のアクチュエータ5Aを動作制御するピックアップ制御回路10Bと、光ピックアップPの受光素子7によって検出されるディスク信号の信号処理を行う信号処理回路10Cと、この信号処理回路10Cによって信号処理されたディスク信号の解析を行って受光素子7に入力される反射ビームb2(図1参照)のフォーカスや光軸位置をジッタ・メータやオシロスコープによって解析する計測機器10Dと、この計測機器10Dによる解析結果に基づいて光ピックアップの調整の判定や調整用データの作成を行うメインコントローラ(パーソナル・コンピュータ)10Eとを備えている。
【0007】
この光軸調整機10による光ピックアップPの光軸調整は、図4のフローチャートに示されるような手順にしたがって行われる。
【0008】
すなわち、ビームスポット調整機によってアクチュエータ5Aの姿勢調整(往路光軸調整)が行われた光ピックアップPは、光軸調整機10の検査位置にセットされて、図示しない電源回路に接続されるとともに、アクチュエータ5Aがピックアップ制御回路10Bに接続され、受光素子7が信号処理回路10Cに接続される。
【0009】
この状態で、先ず、ディスクDの回転が開始され、さらに、DVD用レーザ・ダイオードLD1の発光が開始される(ステップs1)。
【0010】
そして、受光素子7がディスクDからの反射ビームb2を受光してディスク信号を出力すると、このディスク信号が信号処理回路10Cに取り込まれる(ステップs2)。
【0011】
信号処理回路10Cは、受光素子7から取り込んだディスク信号の信号処理を行って、ディスクドライブ10Aのドライブ制御信号とアクチュエータ5Aの姿勢制御信号を生成し(ステップs3)、このドライブ制御信号および姿勢制御信号に基づいて、ピックアップ制御回路10Bが、ディスクドライブ10Aのドライブ制御とアクチュエータ5Aによる対物レンズ5の姿勢制御を行う(ステップs4)。
【0012】
このようにして、ピックアップ制御回路10Bによるディスクドライブ10Aのドライブ制御とアクチュエータ5Aの姿勢制御が行われた後、受光素子7が反射ビームb2の受光によってディスク信号を出力すると、信号処理回路10Cが、このディスク信号に対して計測信号処理を行う(ステップs5)。
【0013】
そして、この信号処理回路10Cによって計測信号処理されたディスク信号に基づいて、計測機器10Dが、受光素子7に入力される反射ビームb2のフォーカスおよび光軸位置の解析を行う(ステップs6)。
【0014】
メインコントローラ10Eは、この計測機器10Dによる解析結果に基づいてディスク信号の高周波特性等を評価することにより、光軸調整の必要性の有無、すなわち、マルチレンズ6のフォーカス調整および受光素子7の受光位置の調整の必要性の有無を判定する(ステップs7)。
【0015】
このステップs7において、メインコントローラ10Eがマルチレンズ6のフォーカス調整または受光素子7の受光位置の調整が必要であると判定した場合には、メインコントローラ10Eは、続いて、その調整用のデータを生成する(ステップs8)。
【0016】
次に、光ピックアップPの調整がマニュアルによって行われる場合には、オペレータが、メインコントローラ10Eのディスプレイに表示された調整用データに基づいて、図1に示されるように、光ピックアップPのマルチレンズ6の位置をz方向にスライドさせたり、受光素子7をx軸およびy軸の二軸方向に移動させてそれぞれの微調整を行い、また、光ピックアップPの調整が図示しない自動調整装置によって行われる場合には、この自動調整装置にコンピュータPCから調整用データが送信されて、マルチレンズ6または受光素子7の上記と同様な微調整が行われる(ステップs9)。
【0017】
このようにして、マルチレンズ6のフォーカス調整または受光素子7の受光位置の調整が行われた後、ステップS7において、メインコントローラ10Eがマルチレンズ6のフォーカス調整または受光素子7の受光位置の調整が不要であるとの判定を行うまで、上記のステップS2〜S9の手順が繰り返される。
【0018】
そして、ステップs7において、メインコントローラ10Eが、マルチレンズ6のフォーカス調整または受光素子7の受光位置の調整が不要であるとの判定を行うと、DVD用レーザ・ダイオードLD1についての光ピックアップPの調整工程が終了する。
【0019】
ここで、光ピックアップPが、図1の例のように、CD用レーザ・ダイオードLD2を合わせて装備している場合には、CD光学系用の光軸調整機によって上記と同様の手順で受光素子7から出力されるディスク信号の解析が行われ、この解析結果に基づいて、CD用レーザ・ダイオードLD2の位置調整が行われる。
【0020】
【特許文献1】
特開2002−133708号公報
【0021】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、従来の光ピックアップ調整装置が、光ピックアップPからディスクDに実際に出力ビームb1を照射して、このディスクDから反射されてくる反射ビームb1を検出することにより光ピックアップPの調整を行うようになっているのは、以下のような理由による。
【0022】
すなわち、光ピックアップPから照射される出力ビームb1の反射をミラーによって行うようにした場合には、出力ビームb1がミラー上に焦点を結んでいない場合(すなわち、実際にはディスク情報の読み取りが出来ない場合)であってもその反射ビームb2が受光素子7上に合焦される場合があり、正常な調整を行うことが出来ないからである。
【0023】
しかしながら、上記のような理由でDVDやCDなどの実際のディスクを使用して光ピックアップPの調整を行う場合には、光ピックアップ調整装置が、ディスクドライブ機構や、調整対象である光ピックアップPに対応したトラッキングやオートフォーカスなどの各種制御を行う専用のドライブ回路,ディスク信号の解析を行う計測機器などを備えている必要がある。
【0024】
このため、従来の光ピックアップ調整装置では、光ピックアップPのモデルが変わるたびに、そのドライブ回路の変更や制御プログラムの変更を行う必要があり、新製品の製造を立ち上げる際の労力や費用が非常に大きいという問題点を有している。
【0025】
さらに、上記のような従来の光ピックアップ調整装置では、マルチレンズ6のフォーカス調整や受光素子7の位置調整,CD用レーザ・ダイオードLD2の位置調整を、ビームスポット調整機による対物レンズ5を動作させるアクチュエータの姿勢調整(往路光軸調整)とは独立した別個の工程によって行わなければならず、このために、光ピックアップ調整のための設備の複雑化や、各調整工程間でのエラーの発生が問題になっている。
【0026】
この発明は、上記のような従来の光ピックアップ調整装置および調整方法における問題点を解決するために為されたものである。
【0027】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、第1の発明(請求項1に記載の発明)による光ピックアップ調整装置は、発光部材とこの発光部材から出力されるビームを照射する対物レンズとこの対物レンズを動作させるアクチュエータと反射されてきたビームを合焦させるマルチレンズと反射ビームを受光する受光素子とを有する光ピックアップの調整装置であって、調整対象の光ピックアップの発光部材から出力されるビームの一部を通過させるとともに一部を光ピックアップ側に反射するハーフミラー部材およびこのハーフミラー部材を通過したビームを受光する受光素子を含む光学系を有する受光ユニットと、この受光ユニットの受光素子からビームの受光によって出力されてくる光電変換信号を取り込んでこの光電変換信号から受光素子に入射するビームの焦点位置および光軸の位置を示す第1フォーカスエラー信号を生成するとともに、ハーフミラー部材によって反射されたビームを光ピックアップの受光素子が受光することによってこの受光素子から出力されてくる光電変換信号を取り込んでこの光電変換信号から光ピックアップの受光素子に入射するビームの焦点位置および光軸の位置を示す第2フォーカスエラー信号を生成する信号処理部材と、この信号処理部材から入力される第1フォーカスエラー信号に基づいて光ピックアップの対物レンズのアクチュエータを動作制御するとともに、第2フォーカスエラー信号に基づいて光ピックアップに対してフォーカス調整および光軸調整を行うための調整用データを生成するコントロール部材とを備えていることを特徴としている。
【0028】
さらに、上記目的を達成するために、第2の発明(請求項10に記載の発明)による光ピックアップ調整方法は、発光部材とこの発光部材から出力されるビームを照射する対物レンズとこの対物レンズを動作させるアクチュエータと反射されてきたビームを合焦させるマルチレンズと反射ビームを受光する受光素子とを有する光ピックアップの調整方法であって、ビームの一部を通過させるとともに一部を反射するハーフミラー部材に向けて調整対象の光ピックアップの発光部材からビームを出力し、このハーフミラー部材を通過したビームを光ピックアップと同じ構成の光学系の受光素子によって受光し、この光学系の受光素子からビームの受光によって出力されてくる光電変換信号に基づいて、この受光素子に入射するビームの焦点位置および光軸の位置を示す第1フォーカスエラー信号を生成し、この第1フォーカスエラー信号に基づいて、光ピックアップの発光部材から出力されてハーフミラー部材を通過したビームが前記光学系の受光素子の受光面に合焦するとともにこのビームと受光面の光軸が一致するように、光ピックアップの対物レンズのアクチュエータを動作制御し、前記ハーフミラー部材から反射されたビームを調整対象の光ピックアップの受光素子によって受光し、この光ピックアップの受光素子からビームの受光によって出力されてくる光電変換信号に基づいて、この受光素子に入射するビームの焦点位置および光軸の位置を示す第2フォーカスエラー信号を生成し、この第2フォーカスエラー信号に基づいて調整用データを生成して、光ピックアップの発光部材から出力されてハーフミラー部材により反射されたビームが光ピックアップの受光素子の受光面に合焦するとともにこのビームと受光面の光軸が一致するように、光ピックアップのマルチレンズおよび受光素子の位置調整を行うことを特徴としている。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の最も好適と思われる実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明を行う。
【0030】
図5および6は、この発明による光ピックアップ調整装置の実施形態における一例を示す構成図である。
【0031】
この図5および6において、光ピックアップ調整装置20は、光ピックアップPからの出力ビームb1を受光する受光ユニット20Aと、この受光ユニット20Aから出力される光電変換信号および光ピックアップPの受光素子7から出力される光電変換信号の信号処理を行う信号処理回路20Bと、この信号処理回路20Bによって信号処理されたフォーカスエラー信号に基づいて光ピックアップPのアクチュエータ5Aの姿勢制御を行うとともに、光ピックアップの調整の判定や調整用データの作成を行うメインコントローラ(パーソナル・コンピュータ)20Cとによって構成されている。
【0032】
受光ユニット20Aは、光ピックアップP(図1参照)の対物レンズ5から出力ビームb1の照射を受ける位置に位置されるハーフミラー20Aaと、光ピックアップPの光学系とほぼ同様の光学系を形成する対物レンズ20Abおよびミラー20Ac,コリメータレンズ20Ad,マルチレンズ20Ae,受光素子20Afとを備えている。
【0033】
この受光ユニット20Aのハーフミラー20Aaは、図7に拡大して示されるように、ハーフミラー本体20Aa1が、同じ材質および厚さのカバーガラス20Aa2によってその両側を挟み込まれた構成を備えている。
【0034】
そして、この受光ユニット20Aのマルチレンズ20Aeと受光素子20Afは、光ピックアップPから受光ユニット20Aに向けて出力される出力ビームb1がハーフミラー20Aa上において合焦した場合に、このハーフミラー20Aaを通過した通過ビームb3が受光素子20Af上において合焦するようにあらかじめ調整されている。
【0035】
次に、図8に基づいて、上記光ピックアップ調整装置20による光ピックアップPの光軸調整の手順を説明する。
【0036】
光軸調整を行う光ピックアップPは、光ピックアップ調整装置20の検査位置にセットされて、図示しない電源回路に接続されるとともに、受光素子7が信号処理回路20Bに接続され、アクチュエータ5Aがメインコントローラ20Cに接続される。
【0037】
この状態で、光ピックアップPのDVD用レーザ・ダイオードLD1の発光が開始されて、このDVD用レーザ・ダイオードLD1からの出力ビームb1が、受光ユニット20Aに入射される(ステップS1)。
【0038】
この受光ユニット20Aに入射された出力ビームb1は、そのほぼ半分の量がハーフミラー20Aaを通過して、その通過ビームb3が対物レンズ20Abおよびミラー20Ac,コリメータレンズ20Ad,マルチレンズ20Aeを介して受光素子20Afに入射するが、このとき、ハーフミラー20Aaが実際のディスクと同じ位置に位置されていることによって、後述するように、通過ビームb3がディスクに反射されたのと同様の状態でハーフミラー20Aaを通過する。
【0039】
そして、受光ユニット20Aの受光素子20Afが通過ビームb3を受光すると、受光素子20Afから、この受光素子20Afの後述するような各分割画面における受光光量を示す光電変換信号a,b,c,dが信号処理回路20Bに出力される(ステップS2)。
【0040】
信号処理回路20Bは、受光ユニット20Aから入力されてくる光電変換信号a,b,c,dにより、以下に説明するような原理に基づいて、フォーカスエラー信号eを生成するための信号処理を行う(ステップS3)。
【0041】
すなわち、受光素子20Afは、図9に示されるように、その受光面20Af1が分割画面A,B,C,Dに均等に四分割されており、それぞれの分割画面A,B,C,Dにおける受光光量に対応した光電変換信号a,b,c,dを信号処理回路20Bに出力する。
【0042】
そして、信号処理回路20Bは、受光ユニット20Aの受光素子20Afから入力されてくる光電変換信号a,b,c,dにより、
e=(a+c)−(b+d)
の演算式に基づいて、フォーカスエラー信号eの生成を行う。
【0043】
ここで、図9(a)は、ハーフミラー20Aaを通過した通過ビームb3が受光ユニット20Aの受光素子20Af上に合焦している(すなわち、ハーフミラー20Aa上に合焦している)状態を示しており、この場合には、上記演算式により、各光電変換信号a,b,c,dの出力が等しくなって、信号処理回路20Bからのフォーカスエラー信号eの出力が零になる。
【0044】
図9(b)は、通過ビームb3の焦点が受光ユニット20Aの受光素子20Afの手前に位置している(すなわち、ハーフミラー20Aaの手前に合焦している)状態を示しており、この場合には、上記演算式により、各光電変換信号a,b,c,dの出力の差異によって、信号処理回路20Bからプラスのフォーカスエラー信号e1が出力される。
【0045】
図9(c)は、通過ビームb3の焦点が受光ユニット20Aの受光素子20Afよりも後方に位置している(すなわち、ハーフミラー20Aaよりも後方に位置している)状態を示しており、この場合には、上記演算式により、各光電変換信号a,b,c,dの出力の差異によって、信号処理回路20Bからマイナスのフォーカスエラー信号eが出力される。
【0046】
また、図10は、通過ビームb3の光軸が受光ユニット20Aの受光素子20Afの中心と一致していない状態を示しており、この場合にも、通過ビームb3の光軸のずれの方向および大きさに対応して、それぞれ出力の異なるフォーカスエラー信号eが、信号処理回路20Bからメインコントローラ20Cに出力される。
【0047】
メインコントローラ20Cは、この信号処理回路20Bから入力されてくるフォーカスエラー信号eに基づいて光ピックアップPのアクチュエータ5Aの姿勢制御を行って、ビームb3が受光ユニット20Aの受光素子20Af上(すなわち、ハーフミラー20Aa上)に合焦するとともに、その光軸が受光素子20Afの中心に一致するように、調整を行う(ステップS4)。
【0048】
一方、光ピックアップPの出力ビームb1は、ハーフミラー20Aaにおいてその半分が光ピックアップP側に反射されて、その反射ビームb2がマルチレンズ6を介して受光素子7に入射され、これによって、受光素子7から、この受光素子7の受光素子20Afと同様な四つの分割画面における受光光量を示す光電変換信号a1,b1,c1,d1が信号処理回路20Bに出力される(ステップS5)。
【0049】
なお、このハーフミラー20Aaによって反射される反射ビームb2は、ハーフミラー20Aaの両面に設けられた同じ材質および厚さのカバーガラス20Aa2を通過することにより、ハーフミラー20Aaを通過して受光素子20Afに向かう通過ビームb3と同一の特性を有している。
【0050】
信号処理回路20Bは、受光素子7から入力されてくる光電変換信号a1,b1,c1,d1に基づいて、受光ユニット20Aから入力されてくる光電変換信号a,b,c,dの信号処理と同様の処理によって、フォーカスエラー信号e1を生成するための信号処理を行う(ステップS6)。
【0051】
そして、メインコントローラ20Cは、この光ピックアップPのアクチュエータ5Aの姿勢調整後に、信号処理回路20Bから入力されてくるフォーカスエラー信号e1に基づいて、光軸調整の必要性の有無、すなわち、マルチレンズ6のフォーカス調整および受光素子7の受光位置の調整の必要性の有無を判定する(ステップS7)。
【0052】
このステップS7において、フォーカスエラー信号e1の出力が零でない場合には、メインコントローラ20Cは、フォーカスエラー信号e1の出力の大きさに対応したマルチレンズ6のフォーカス調整の調整用および受光素子7の受光位置の調整用のデータを生成する(ステップS8)。
【0053】
そして、光ピックアップPの調整がマニュアルによって行われる場合には、オペレータが、メインコントローラ20Cのディスプレイに表示された調整用データに基づいて、光ピックアップPのマルチレンズ6の位置をz方向にスライドさせたり、受光素子7をx軸およびy軸の二軸方向に移動させてそれぞれの微調整を行い(図1参照)、また、光ピックアップPの調整が図示しない自動調整装置によって行われる場合には、この自動調整装置にメインコントローラ20Cから調整用データが送信されて、マルチレンズ6または受光素子7の上記と同様な微調整が行われる(ステップS9)。
【0054】
このようにして、マルチレンズ6のフォーカス調整または受光素子7の受光位置の調整が行われた後、ステップS7において、メインコントローラ20Cがマルチレンズ6のフォーカス調整または受光素子7の受光位置の調整が不要であるとの判定を行うまで、ステップS5〜9の手順が繰り返される。
【0055】
そして、ステップS7において、メインコントローラ20Cにより、マルチレンズ6のフォーカス調整または受光素子7の受光位置の調整が不要であるとの判定が行われると、DVD用レーザ・ダイオードLD1についての光ピックアップPの調整工程が終了する。
【0056】
ここで、光ピックアップPが、図1の例のように、CD用レーザ・ダイオードLD2を合わせて装備している場合には、DVD用レーザ・ダイオードLD1を発光させて、上記と同様の手順により、CD用レーザ・ダイオードLD2の位置調整(図1参照)が行われる。
【0057】
以上のように、上記の光ピックアップ調整装置20は、ディスクを使用しないで、調整対象の光ピックアップと同様の構成を有しあらかじめ設定が行われている受光ユニット20Aによって光ピックアップPからの出力ビームb1を受光することにより、光軸調整を行うので、従来のように、ディスクドライブ機構およい調整対象である光ピックアップPに対応したトラッキングやオートフォーカスなどの各種制御を行う専用のドライブ回路,ディスク信号の解析を行う計測機器などが不要になる。
【0058】
これによって、装置の構成を簡易にすることが出来るとともに、光ピックアップPのモデルが変わっても、容易に対応することができ、新製品の製造を立ち上げる際の労力や費用を大幅に軽減することが出来る。
【0059】
さらに、上記の光ピックアップ調整装置20によれば、光ピックアップPのアクチュエータ5Aの姿勢調整(往路光軸調整)を行うビームスポット調整と、マルチレンズ6のフォーカス調整や受光素子7の位置調整,CD用レーザ・ダイオードLD2の位置調整を、一台の装置によって連続して行うことが出来るので、光ピックアップの光軸調整のための設備のシンプル化を図ることが出来るとともに、各調整工程間でのエラーの発生を防止することが出来るようになる。
【0060】
上記実施形態の光ピックアップ調整装置は、発光部材とこの発光部材から出力されるビームを照射する対物レンズとこの対物レンズを動作させるアクチュエータと反射されてきたビームを合焦させるマルチレンズと反射ビームを受光する受光素子とを有する光ピックアップの調整装置であって、調整対象の光ピックアップの発光部材から出力されるビームの一部を通過させるとともに一部を光ピックアップ側に反射するハーフミラー部材およびこのハーフミラー部材を通過したビームを受光する受光素子を含む光学系を有する受光ユニットと、この受光ユニットの受光素子からビームの受光によって出力されてくる光電変換信号を取り込んでこの光電変換信号から受光素子に入射するビームの焦点位置および光軸の位置を示す第1フォーカスエラー信号を生成するとともに、ハーフミラー部材によって反射されたビームを光ピックアップの受光素子が受光することによってこの受光素子から出力されてくる光電変換信号を取り込んでこの光電変換信号から光ピックアップの受光素子に入射するビームの焦点位置および光軸の位置を示す第2フォーカスエラー信号を生成する信号処理部材と、この信号処理部材から入力される第1フォーカスエラー信号に基づいて光ピックアップの対物レンズのアクチュエータを動作制御するとともに、第2フォーカスエラー信号に基づいて光ピックアップに対してフォーカス調整および光軸調整を行うための調整用データを生成するコントロール部材とを備えている実施形態の光ピックアップ調整装置を、その上位概念の実施形態としているものである。
【0061】
この上位概念を構成する実施形態における光ピックアップ調整装置は、調整対象の光ピックアップが所定の位置に位置決めされて、この光ピックアップの発光部材から受光ユニットに向けてビームが出力されることにより、光ピックアップの対物レンズのアクチュエータの姿勢制御およびマルチレンズのフォーカス調整,受光素子の光軸調整が行われる。
【0062】
すなわち、光ピックアップの発光部材から受光ユニットに向けて出力されたビームは、その一部が受光ユニットのハーフミラー部材を通過して受光素子に受光されて、この受光素子から光電変換信号が信号処理部材に出力される。
【0063】
信号処理部材は、受光ユニットの受光素子から出力される光電変換信号を取り込んで、この受光素子に入射するビームの焦点位置および光軸の位置を示す第1フォーカスエラー信号を生成する。
【0064】
そして、この信号処理部材によって生成された第1フォーカスエラー信号に基づいて、コントロール部材が、光ピックアップの対物レンズのアクチュエータを姿勢制御することにより、光ピックアップから出力されるビームをハーフミラー部材上に合焦させるとともにこのビームと受光ユニットの受光素子の光軸を一致させる。
【0065】
一方、受光ユニットのハーフミラー部材によって反射されたビームを光ピックアップの受光素子が受光することによって、この受光素子から光電変換信号が出力され、信号処理部材が、この光ピックアップの受光素子から出力される光電変換信号を取り込むことにより、この光電変換信号から光ピックアップの受光素子に入射するビームの焦点位置および光軸の位置を示す第2フォーカスエラー信号を生成する。
【0066】
そして、コントロール部材が、第1フォーカスエラー信号に基づく光ピックアップの対物レンズのアクチュエータを姿勢制御した後に、第2フォーカスエラー信号に基づいて、光ピックアップに対してフォーカス調整および光軸調整を行うための調整用データを生成する。
【0067】
このようにして生成された調整用データに基づいて、オペレータによるマニュアル操作により、または、調整装置により自動的に、光ピックアップのマルチレンズの位置調整によるフォーカス調整および受光素子の位置調整による光軸調整が行われる。
【0068】
以上のように、この実施形態による光ピックアップ調整装置によれば、ディスクを使用しないで、調整対象の光ピックアップと同様の構成を有する受光ユニットによって光ピックアップからの出力ビームを受光することにより、光軸調整を行うので、従来のようなディスクドライブ機構および調整対象である光ピックアップに対応したトラッキングやオートフォーカスなどの各種制御を行う専用のドライブ回路,ディスク信号の解析を行う計測機器などが不要になる。
【0069】
これによって、装置の構成を簡易にすることが出来るとともに、光ピックアップPのモデルが変わっても、容易に対応することができ、新製品の製造を立ち上げる際の労力や費用を大幅に軽減することが出来る。
【0070】
さらに、この光ピックアップ調整装置によれば、光ピックアップのアクチュエータの姿勢調整と、マルチレンズのフォーカス調整や受光素子の姿勢調整を、一台の装置によって連続して行うことが出来るので、光ピックアップの光軸調整のための設備のシンプル化を図ることが出来るとともに、各調整工程間でのエラーの発生を防止することが出来るようになる。
【0071】
前述した実施形態における光ピックアップ調整方法は、発光部材とこの発光部材から出力されるビームを照射する対物レンズとこの対物レンズを動作させるアクチュエータと反射されてきたビームを合焦させるマルチレンズと反射ビームを受光する受光素子とを有する光ピックアップの調整方法であって、ビームの一部を通過させるとともに一部を反射するハーフミラー部材に向けて調整対象の光ピックアップの発光部材からビームを出力し、このハーフミラー部材を通過したビームを光ピックアップと同じ構成の光学系の受光素子によって受光し、この光学系の受光素子からビームの受光によって出力されてくる光電変換信号に基づいて、この受光素子に入射するビームの焦点位置および光軸の位置を示す第1フォーカスエラー信号を生成し、この第1フォーカスエラー信号に基づいて、光ピックアップの発光部材から出力されてハーフミラー部材を通過したビームが前記光学系の受光素子の受光面に合焦するとともにこのビームと受光面の光軸が一致するように、光ピックアップの対物レンズのアクチュエータを動作制御し、前記ハーフミラー部材から反射されたビームを調整対象の光ピックアップの受光素子によって受光し、この光ピックアップの受光素子からビームの受光によって出力されてくる光電変換信号に基づいて、この受光素子に入射するビームの焦点位置および光軸の位置を示す第2フォーカスエラー信号を生成し、この第2フォーカスエラー信号に基づいて調整用データを生成して、光ピックアップの発光部材から出力されてハーフミラー部材により反射されたビームが光ピックアップの受光素子の受光面に合焦するとともにこのビームと受光面の光軸が一致するように、光ピックアップのマルチレンズおよび受光素子の位置調整を行う光ピックアップ調整方法を、その上位概念の実施形態としているものである。
【0072】
この上位概念を構成する実施形態における光ピックアップ調整方法は、調整対象の光ピックアップが所定の位置に位置決めされた後、この光ピックアップの発光部材からビームが、このビームの一部を通過させるとともに一部を反射するハーフミラー部材に向けて出力される。
【0073】
そして、この光ピックアップの発光部材から出力されたビームのうち、ハーフミラー部材を通過するビームが、光ピックアップと同じ構成の光学系の受光素子によって受光される。
【0074】
この光学系の受光素子からは、受光したビームが光電変換されることによってその光電変換信号が出力されるので、この光電変換信号に基づいて、受光素子に入射するビームの焦点位置および光軸の位置を示す第1フォーカスエラー信号が生成される。
【0075】
さらに、この第1フォーカスエラー信号に基づいて、光ピックアップの発光部材から出力されてハーフミラー部材を通過したビームを光学系の受光素子の受光面に合焦させるとともにこのビームと受光面の光軸を一致させるように、光ピックアップの対物レンズのアクチュエータが姿勢制御される。
【0076】
一方、ハーフミラー部材から反射されたビームが調整対象の光ピックアップの受光素子によって受光され、この光ピックアップの受光素子からビームの受光によって出力されてくる光電変換信号に基づいて、この受光素子に入射するビームの焦点位置および光軸の位置を示す第2フォーカスエラー信号が生成される。
【0077】
さらに、この第2フォーカスエラー信号に基づいて調整用データが生成されて、光ピックアップの発光部材から出力されてハーフミラー部材により反射されたビームが、光ピックアップの受光素子の受光面に合焦されるとともにこのビームと受光面の光軸が一致するように、光ピックアップのマルチレンズおよび受光素子の位置調整が行われる。
【0078】
以上のように、この実施形態による光ピックアップ調整方法によれば、ディスクを使用しないで光軸調整を行うことができ、これによって、従来のようなディスクドライブ機構および調整対象である光ピックアップに対応したトラッキングやオートフォーカスなどの各種制御を行う専用のドライブ回路,ディスク信号の解析を行う計測機器などが不要になる。
【0079】
これによって、簡易な構成の装置によって光ピックアップの光軸調整を行うことが出来るとともに、光ピックアップのモデルが変わっても、容易に対応することができ、新製品の製造を立ち上げる際の労力や費用を大幅に軽減することが出来るようになる。
【0080】
さらに、この光ピックアップ調整方法によれば、光ピックアップのアクチュエータの姿勢調整工程と、マルチレンズのフォーカス調整や受光素子の姿勢調整工程を一体化して行うので、光ピックアップの光軸調整のための設備のシンプル化を図ることが出来るとともに、各調整工程間でのエラーの発生を防止することが出来るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】光ピックアップの構成を概略的に示す斜視図である。
【図2】従来の光軸調整機の構成図である。
【図3】同光軸調整機のさらに詳細な構成図である。
【図4】従来の光軸調整の手順を示すフローチャートである。
【図5】この発明による光ピックアップ調整装置の構成図である。
【図6】同光ピックアップ調整装置のさらに詳細な構成図である。
【図7】同光ピックアップ調整装置のハーフミラーの構成を示す側面図である。
【図8】同光ピックアップ調整装置による光ピックアップ調整の手順を示すフローチャートである。
【図9】同光ピックアップ調整装置におけるフォーカス調整の原理を示す説明図である。
【図10】同光ピックアップ調整装置における光軸調整の原理を示す説明図である。
【符号の説明】
5 …対物レンズ
5A …アクチュエータ
6 …マルチレンズ
7 …受光素子
LD1 …DVD用レーザ・ダイオード(発光部材)
LD2 …CD用レーザ・ダイオード(発光部材)
P …光ピックアップ
20 …光ピックアップ調整装置
20A …受光ユニット
20Aa …ハーフミラー(ハーフミラー部材)
20Aa1 …ハーフミラー本体
20Aa2 …カバーガラス
20Ab …対物レンズ
20Ac …ミラー
20Ad …コリメータレンズ
20Ae …マルチレンズ
20Af …受光素子
20Af1 …受光面
20B …信号処理回路
20C …メインコントローラ(コントロール部材)
b1 …出力ビーム
b2 …反射ビーム
b3 …通過ビーム

Claims (18)

  1. 発光部材とこの発光部材から出力されるビームを照射する対物レンズとこの対物レンズを動作させるアクチュエータと反射されてきたビームを合焦させるマルチレンズと反射ビームを受光する受光素子とを有する光ピックアップの調整装置であって、
    調整対象の光ピックアップの発光部材から出力されるビームの一部を通過させるとともに一部を光ピックアップ側に反射するハーフミラー部材およびこのハーフミラー部材を通過したビームを受光する受光素子を含む光学系を有する受光ユニットと、
    この受光ユニットの受光素子からビームの受光によって出力されてくる光電変換信号を取り込んでこの光電変換信号から受光素子に入射するビームの焦点位置および光軸の位置を示す第1フォーカスエラー信号を生成するとともに、ハーフミラー部材によって反射されたビームを光ピックアップの受光素子が受光することによってこの受光素子から出力されてくる光電変換信号を取り込んでこの光電変換信号から光ピックアップの受光素子に入射するビームの焦点位置および光軸の位置を示す第2フォーカスエラー信号を生成する信号処理部材と、
    この信号処理部材から入力される第1フォーカスエラー信号に基づいて光ピックアップの対物レンズのアクチュエータを動作制御するとともに、第2フォーカスエラー信号に基づいて光ピックアップに対してフォーカス調整および光軸調整を行うための調整用データを生成するコントロール部材と、
    を備えていることを特徴とする光ピックアップ調整装置。
  2. 前記受光ユニットのハーフミラー部材が、ハーフミラー本体の両側が同じ材質および厚さのカバーガラスによって挟まれた構成を備えている請求項1に記載の光ピックアップ調整装置。
  3. 前記受光ユニットの受光素子の受光面が複数の領域に分割されて、この受光素子の各分割領域からそれぞれ受光したビームの光電変換信号が出力される請求項1に記載の光ピックアップ調整装置。
  4. 前記受光ユニットの受光素子の受光面が、この受光面の中心を通る直交線によって均等に四分割されている請求項3に記載の光ピックアップ調整装置。
  5. 前記信号処理部材が、受光ユニットの受光素子の複数の領域に分割された受光面のそれぞれの分割領域から出力される光電変換信号に基づいて、各光電変換信号の出力差を演算することにより第1フォーカスエラー信号を生成する請求項1に記載の光ピックアップ調整装置。
  6. 前記信号処理部材が、光ピックアップの受光素子の複数の領域に分割された受光面のそれぞれの分割領域から出力される光電変換信号に基づいて、各光電変換信号の出力差を演算することにより第2フォーカスエラー信号を生成する請求項1に記載の光ピックアップ調整装置。
  7. 前記調整用データが、光ピックアップのマルチレンズの位置と受光素子の位置を移動させるためのデータである請求項1に記載の光ピックアップ調整装置。
  8. 前記コントロール部材が、ディスプレイを備えていて、このディスプレイに調整用データを表示する請求項1に記載の光ピックアップ調整装置。
  9. 前記光ピックアップ調整装置が、光ピックアップのマルチレンズと受光素子の位置調整を行う調整部材をさらに備え、コントロール部材がこの調整部材に調整用データを出力して光ピックアップの調整を行わせる請求項1に記載の光ピックアップ調整装置。
  10. 発光部材とこの発光部材から出力されるビームを照射する対物レンズとこの対物レンズを動作させるアクチュエータと反射されてきたビームを合焦させるマルチレンズと反射ビームを受光する受光素子とを有する光ピックアップの調整方法であって、
    ビームの一部を通過させるとともに一部を反射するハーフミラー部材に向けて調整対象の光ピックアップの発光部材からビームを出力し、
    このハーフミラー部材を通過したビームを光ピックアップと同じ構成の光学系の受光素子によって受光し、
    この光学系の受光素子からビームの受光によって出力されてくる光電変換信号に基づいて、この受光素子に入射するビームの焦点位置および光軸の位置を示す第1フォーカスエラー信号を生成し、
    この第1フォーカスエラー信号に基づいて、光ピックアップの発光部材から出力されてハーフミラー部材を通過したビームが前記光学系の受光素子の受光面に合焦するとともにこのビームと受光面の光軸が一致するように、光ピックアップの対物レンズのアクチュエータを動作制御し、
    前記ハーフミラー部材から反射されたビームを調整対象の光ピックアップの受光素子によって受光し、
    この光ピックアップの受光素子からビームの受光によって出力されてくる光電変換信号に基づいて、この受光素子に入射するビームの焦点位置および光軸の位置を示す第2フォーカスエラー信号を生成し、
    この第2フォーカスエラー信号に基づいて調整用データを生成して、光ピックアップの発光部材から出力されてハーフミラー部材により反射されたビームが光ピックアップの受光素子の受光面に合焦するとともにこのビームと受光面の光軸が一致するように、光ピックアップのマルチレンズおよび受光素子の位置調整を行う、
    ことを特徴とする光ピックアップ調整方法。
  11. 前記ハーフミラー部材を、ハーフミラー本体の両側を同じ材質および厚さのカバーガラスによって挟むことにより構成する請求項10に記載の光ピックアップ調整方法。
  12. 前記受光ユニットの受光素子の受光面を複数の領域に分割して、この受光素子の各分割領域からそれぞれ受光したビームの光電変換信号を出力する請求項10に記載の光ピックアップ調整方法。
  13. 前記受光ユニットの受光素子の受光面を、この受光面の中心を通る直交線によって均等に四分割する請求項12に記載の光ピックアップ調整方法。
  14. 前記第1フォーカスエラー信号の生成を、受光ユニットの受光素子の複数の領域に分割された受光面のそれぞれの分割領域から出力される光電変換信号に基づいて、各光電変換信号の出力差を演算することにより行う請求項10に記載の光ピックアップ調整方法。
  15. 前記第2フォーカスエラー信号の生成を、光ピックアップの受光素子の複数の領域に分割された受光面のそれぞれの分割領域から出力される光電変換信号に基づいて、各光電変換信号の出力差を演算することにより行う請求項10に記載の光ピックアップ調整方法。
  16. 前記第2フォーカスエラー信号に基づいて光ピックアップのマルチレンズの位置と受光素子の位置を移動させるための調整用データを生成する請求項10に記載の光ピックアップ調整方法。
  17. 前記調整用データをディスプレイに表示させる請求項10に記載の光ピックアップ調整方法。
  18. 前記調整用データを光ピックアップのマルチレンズと受光素子の位置調整を行う調整部材に出力して、この調整部材に光ピックアップの調整を行わせる請求項10に記載の光ピックアップ調整装置。
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