JP2004199226A - リーダ/ライタアンテナ及び該アンテナを備えるrfidシステム - Google Patents

リーダ/ライタアンテナ及び該アンテナを備えるrfidシステム Download PDF

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Abstract

【課題】交信不可能エリアを減少させ、タグとの安定した交信を行うことができ、かつ、アンテナ近傍に設置される機器への影響を抑制することができるリーダ/ライタアンテナ及び該アンテナを備えたRFIDシステムの提供。
【解決手段】複数のループアンテナ2aで構成され、各々のループアンテナ2aは他の少なくとも1つのループアンテナ2aと相隣り合うように配置され、かつ、少なくとも相隣り合うループアンテナ2aに供給される電流の位相をずらしたものであり、例えば、角型の4つのループアンテナ2aで読み取りエリアを4分割し、4分割した各々のループアンテナ2aの電流位相を90°ずつずらすことにより、発生磁場を駆動電力の周波数で回転させてループアンテナ固有の指向性を緩和し交信不可能エリアを減少させ、かつ、リーダ/ライタアンテナ2周辺に設置された機器への電磁放射を抑制する。
【選択図】図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、RFID(Radio Frequency Identification)システムにおいて使用されるリーダ/ライタアンテナに関し、特に、ループアンテナを複数配置して構成されるリーダ/ライタアンテナ及び該リーダ/ライタアンテナを備えるRFIDシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、タグ(又はトランスポンダ)とリーダ/ライタ(又はリーダ)との間でデータの交信を行うRFIDシステムが普及している。このRFIDシステムは、アンテナコイルとコンデンサとからなる共振回路とデータを保持するICチップとを備えた移動可能なタグと、磁界を放射するためのリーダ/ライタアンテナと、リーダ/ライタアンテナで受信したタグからの情報を解析するリーダ/ライタとを備えるものである。
【0003】
タグとリーダ/ライタのデータ交信はリーダ/ライタに接続されたアンテナを介して行われるが、30MHz程度までの周波数帯で使用されるアンテナとしては通常ループアンテナが用いられる。このループアンテナは、放射する磁界に固有の指向性を持っており、タグアンテナ及びリーダ/ライタアンテナ双方の角度、位置により交信状態が変化する。
【0004】
また、リーダ/ライタアンテナとしてループアンテナを結合した8字型のアンテナ(又は双ループアンテナ)が用いられる場合もある。この8字型アンテナは、2つのループアンテナを直列又は並列に接続し、それらを同一の高周波電源で駆動するものであり、8字を構成する2つのループアンテナにより各々発生する磁束が互いに反対向きであり、遠方ではこれらが相殺して見えるために、遠方の電界強度を弱める効果がある。
【0005】
また、米国特許第6,166,706号等では、8字型アンテナの中心部に給電しない別の単ループアンテナ(無給電中央ループアンテナ)を配置する構造も提案されている。この方法では、無給電中央ループアンテナにより経時的に磁界成分を変化させることができるため、通常の8字型アンテナの持つ欠点である8字型アンテナの中心部での磁界の相殺を抑制することができる。
【0006】
【特許文献1】
米国特許第6,166,706号明細書(第2−6頁、第1図)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述した単一のループアンテナや通常の8字型アンテナ、中心部に無給電中央ループアンテナを配置した8字型アンテナは、各々の固有の指向性を有しているため、程度の差はあるがタグアンテナとリーダ/ライタアンテナ双方の角度、位置等により交信不能領域が生じるという欠点がある。この欠点を補うためにアンテナに入力する電力を増加させた場合、磁界強度は相対的に上昇し、タグの向きによる交信不能領域を狭めることはできるが、同時に周囲への電磁放射も増加してしまい、リーダ/ライタアンテナの近傍に設置された精密機器に悪影響を及ぼすという問題が生じる。
【0008】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、その主たる目的は、タグの向きによる交信不能領域を減少させ、タグとの安定した交信を行うことができるリーダ/ライタアンテナ及び該アンテナを備えたRFIDシステムを提供することにある。
【0009】
また、本発明の他の目的は、リーダ/ライタアンテナ近傍に設置される機器への影響を抑制することができるリーダ/ライタアンテナ及び該アンテナを備えたRFIDシステムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明のリーダ/ライタアンテナは、複数のループアンテナにより構成されるリーダ/ライタアンテナにおいて、前記複数のループアンテナの各々は、他の少なくとも一つのループアンテナと相隣り合うように配置され、少なくとも相隣り合う2つのループアンテナに供給される電流の位相が相異なるものである。
【0011】
また、本発明のリーダ/ライタアンテナは、n個(nは3以上の整数)のループアンテナにより構成されるリーダ/ライタアンテナにおいて、前記n個のループアンテナは、交信エリアの中心付近でn分割するように配置され、少なくとも相隣り合う2つのループアンテナに供給される電流の位相が相異なり、前記交信エリアの中心付近を中心とする回転磁界を発生させるものである。
【0012】
また、本発明のリーダ/ライタアンテナは、4つの略等しい形状の角型ループアンテナより構成されるリーダ/ライタアンテナにおいて、前記4つの角型ループアンテナは、交信エリアを4分割するように2行2列に配置され、相隣り合う2つの角型ループアンテナに供給される電流の位相が90°異なるものである。
【0013】
本発明においては、前記4つの角型ループアンテナの位相が、時計回り又は反時計回りに順番に90°ずつずれるように設定され、前記リーダ/ライタアンテナの放射磁界が駆動電力の周波数に対応して回転することが好ましい。
【0014】
また、本発明においては、前記複数のループアンテナの少なくとも一つは、リーダ又はリーダ/ライタから直接給電されない無給電ループアンテナであり、前記無給電ループアンテナは、該無給電ループアンテナと相隣り合うループアンテナとの電磁誘導により駆動される構成とすることができ、前記無給電ループアンテナは、前記相隣り合うループアンテナと磁束が鎖交するように該ループアンテナに交差して配置される構成とすることもできる。
【0015】
また、本発明においては、前記複数のループアンテナの2つで8字型ループアンテナが形成される構成とすることができ、前記8字型ループアンテナは、前記4つの角型ループアンテナの内、対角位置に配置される2つの角型ループアンテナにより形成されることが好ましい。
【0016】
また、本発明のRFIDシステムは、上記リーダ/ライタアンテナを備えることを特徴とするものである。
【0017】
このように、本発明の構成によれば、リーダ/ライタアンテナを構成する複数のループアンテナに供給する電流の位相をずらすことにより、発生磁場を駆動電力の周波数で変化させ、ループアンテナ固有の指向性を緩和することができる。特に、交信エリアを縦横に4分割した4つの角型ループアンテナを配置する構成の場合、これら4つの角型ループアンテナの電流位相を90°ずつずらすことにより発生磁場を駆動電力の周波数で回転させ、周囲に電磁的な悪影響を及ぼすことなくタグの向きによる交信不能領域を減少させることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明に係るリーダ/ライタアンテナは、その好ましい一実施の形態において、複数のループアンテナ(給電ループアンテナ、無給電ループアンテナ、8字型アンテナ等)で構成され、各々のループアンテナは他の少なくとも1つのループアンテナと相隣り合う(互いに所定の間隔をおいて離れている場合や一部が交差している場合を含む。)ように配置され、かつ、少なくとも相隣り合うループアンテナに供給される電流の位相をずらしたものであり、例えば、角型の4つのループアンテナで交信エリアを4分割し、4分割した各々のループアンテナの電流位相を90°ずつずらすことにより、発生磁場を駆動電力の周波数で回転させてループアンテナ固有の指向性を緩和すると共に、4つのループアンテナの放射磁界強度の均一性を高めてタグの向きによる交信不能領域を減少させ、かつ、リーダ/ライタアンテナからの電磁放射を抑制することができる。
【0019】
【実施例】
上記した本発明の実施の形態についてさらに詳細に説明すべく、本発明の実施例について、図1乃至図10を参照して説明する。図1は、本発明の一実施例に係るRFIDシステムの全体構成を示す図であり、図2は、ループアンテナとタグアンテナとの位置関係における交信状態を説明するための図である。また、図3は、リーダ/ライタアンテナを構成するループアンテナに流す電流の向きを示す図であり、図4及び図5は磁界分布のシミュレーション結果を示す図である。また、図6は、磁束密度のシミュレーション位置を説明するための図であり、図7乃至図10は、磁束密度のシミュレーション結果を示す図である。
【0020】
図1に示すように、本実施例のRFIDシステム1は、内部にタグアンテナ4a及びコンデンサ(図示せず)からなる共振回路とデータを保持するIC(図示せず)を備えるラベル型、コイン型、シート型等の任意の形状のタグ4と、タグ4への電力供給と信号の送受信を行うためのリーダ/ライタアンテナ2と、リーダ/ライタアンテナ2を駆動し、タグ4からの信号を処理するリーダ/ライタ(又はリーダ)3とからなり、リーダ/ライタアンテナ2は複数(図では4つ)のループアンテナ2aで構成されている。また、リーダ/ライタ3は、高周波を発生させる高周波電源部3aと、送受信信号を変換するための通信回路部3bと、送受信信号をデコードするための演算処理部3cとを備えている。
【0021】
一般に、リーダ/ライタアンテナ2として、30MHz程度までの周波数帯域での交信にはループアンテナが使用され、タグ4とリーダ/ライタアンテナ2の交信可能エリアは、双方のアンテナの形状、角度などによって決定される。このループアンテナ2aには固有の指向性があり、鎖交磁束による起電力によってICチップを駆動し、負荷インピーダンスの変化によってデータ伝送を行う無電池式のタグ4の場合、タグ4の角度によっては、近距離でも交信できないエリアが発生する。
【0022】
このタグの向きによる交信不能領域について図2を参照して説明する。図2は1つのループアンテナ2aとタグアンテナ4aとの位置関係を示す図であり、(a)は交信可能な状態を、(b)は交信不可能な状態を示している。例えば、図2(a)に示すように、双方のアンテナ面が同じ向きで、ループアンテナ2a内にタグアンテナ4aがある場合や、双方のアンテナ面が直交する向きで、ループアンテナ2aの各辺に沿ってタグアンテナ4aを配置した場合には良好な交信状態を確保することができるが、図2(b)に示すように、双方のアンテナ面が同じ向きで、ループアンテナ2aの各辺に重なるようにタグアンテナ4aを配置した場合や、双方のアンテナ面が直交する向きで、ループアンテナ2aの各辺に直交してタグアンテナ4aを配置した場合や、双方のアンテナ面が直交する向きで、タグアンテナ4aをループアンテナ2aの中心部近傍に配置した場合は交信ができなくなってしまう。
【0023】
このタグの向きによる交信不能領域の問題を回避する方法として、複数のループアンテナ2aを相隣り合うように設置し、アンテナ近傍の磁束方向を複雑化する方法が考えられ、例えば、図3(a)に示すように4つの角形のループアンテナ2aを2行2列に配置する構成も考えられる。しかしながら、各々のループアンテナ2aをそのまま隣接させると、各辺が合わさる部分では電流の絶対値が等しくその方向が逆になってしまうため、その部分の磁界が相殺されて、結局、外辺のみの大型なアンテナと同等の扱いとなってしまい、上記タグの向きによる交信不能領域の問題を回避することができなくなってしまう。
【0024】
また、各辺が合わさる部分での磁界の相殺を抑制するために、図3(b)に示すように相隣り合うループアンテナ2aの電流を逆相に設定する(すなわち、図の左上及び右下のループアンテナ2aの組と、右上及び左下のループアンテナ2aの組の電流の向きを逆にする)構成も考えられ、各辺が合わさる部分の電流は同位相となるため磁界を強め合うが、この構成では位相が等しいために交信不能のタグの方向がある程度改善されるのみである。
【0025】
そこで、本実施例では、複数のループアンテナ2aをそのまま隣接させるのではなく、図3(c)に示すように、各ループアンテナ2aに流す電流の位相を順番にずらす(ここでは順番に90°ずらす)ことにより発生磁界を回転させ、ループアンテナ2aの指向性を緩和し、タグの向きによる交信不能領域の低減を図っている。なお、図3では、角型のループアンテナ2aを4つ設け、受信エリアを4分割するように配置しているが、ループアンテナ2aの形状、配置、位相のずれ量は図3の構成に限定されず、複数のループアンテナ2aが互いに相隣り合うように配置され、かつ、少なくとも相隣り合うループアンテナ2aの電流の位相が同位相又は逆位相とならないように調整されていればよい。また、各々のループアンテナ2aの形状も同一に限られず、形状の異なるループアンテナ2aを組み合わせてもよい。
【0026】
本実施例のリーダ/ライタアンテナ2の効果を確認するために、図3(a)の従来構成と図3(c)の本実施例の構成の各々について、50Ω系の30cm□のループアンテナ2aを4つ隣接させ、各ループアンテナ2aに0.25Wずつ入力した場合の、アンテナ平面から10cm離れた平面上の磁界を成分ごとに計算した。その結果を図4及び図5に示す。なお、図の縦横の目盛りはアンテナ平面の距離(cm)を示し、双方の構成ともに経時的な最大磁界値を算出し、任意の一定値以上になるエリアを濃く表示している。また、リーダ/ライタアンテナ2の位置を白抜きの四角で示している。
【0027】
図4のx成分に関して、図3(a)の従来構造(図4の(a))では、上下のループアンテナ2aが隣接する辺において磁界の相殺が生じてしまうため、リーダ/ライタアンテナ2の中央部分に大きなタグの向きによる交信不能領域が生じているが、図3(c)の本実施例の構造(図4(b))では、上下のループアンテナ2aの位相をずらしている(ここでは左側の上下ループアンテナ2a及び右側の上下ループアンテナ2aの双方とも位相を90°ずらしている。)ため、磁界の相殺を抑制することができ、タグの向きによる交信不能領域が大幅に縮小されていることがわかる。
【0028】
また、図5のz成分に関して、図3(a)の従来構造(図5(a))では、リーダ/ライタアンテナ2内部の磁界強度は大きくなるが、リーダ/ライタアンテナ2の外枠からわずかに外れた部分で磁界が急速に弱まって交信不可能になってしまうと共に、更にその外側では同相の4つのループアンテナ2aの相互作用により磁界が強め合い、アンテナ外部に放出される磁界が増加してしまう。これに対して、図3(c)の本実施例の構造(図5(b))では、各々のループアンテナ2a内の磁界強度のみならず、アンテナ近傍での交信可能エリアを拡大させることができ、かつ、4つのループアンテナ2aの電流位相をずらし磁界を回転させているため、リーダ/ライタアンテナ2外部に放出される磁界が相殺され、外部に対する影響を抑制しつつ必要な領域のみ磁界強度を高めることができる。
【0029】
図3(a)の従来構造と、図3(c)の本実施例の構造における磁界強度を詳細に比較するために、図6のA−A′面(リーダ/ライタアンテナ2の中心を通過する面)及びB−B′面(中心から15cmずれた位置を通過する面)におけるアンテナ平面から10cm離れた地点のx成分及びz成分の磁束密度を測定した。その結果を図7及び図8に示す。
【0030】
図7より、図3(a)の同位相の構造(図7の黒塗り菱形と白抜き菱形)ではリーダ/ライタアンテナ2の外枠に対応する±30cmの位置で磁束密度が大きくなっているが、ループアンテナ2aの辺が近接する0cmの位置で上述したように磁束が相殺して広い範囲に渡ってタグの向きによる交信不能領域が発生していることがわかる。これに対して、図3(c)の位相を90°ずらした構造(図7の黒塗り丸と白抜き丸)では外枠に対応する±30cmの位置のみならず、ループアンテナ2aの辺が近接する0cmの位置でも位相のずれにより磁束密度が大きくなっている。なお、±18cm程度の位置で磁束密度が0となっているがその範囲は狭く、又、中心からずれたB−B′面(図7の白抜き丸)では4つのループアンテナ2aの非対称性により磁束密度は0にはならないため、通信に与える影響は軽微であり実用上問題にならないと言える。
【0031】
また、図8より、図3(a)の同位相の構造(図8の黒塗り菱形と白抜き菱形)ではリーダ/ライタアンテナ2の外枠に対応する±30cmよりも内側で磁束密度が平均的に大きくなっているが、外枠から外れると急速に磁束密度は低下し、かつ、更にその外側には磁束密度が一定の値以上の領域が続いており、外部に対する影響が無視できないことがわかる。これに対して、図3(c)の位相を90°ずらした構造(図8の黒塗り丸と白抜き丸)では、リーダ/ライタアンテナ2の外部の磁束密度を小さくすることができるため、外部に対する影響を抑制できることがわかる。なお、ループアンテナ2aの辺が近接する0cmの位置で磁束密度が0となっているがその範囲は狭く、又、中心からずれたB−B′面(図8の白抜き丸)では4つのループアンテナ2aの非対称性により磁束密度は0にはならないため、通信に与える影響は軽微であり実用上問題にならないと言える。
【0032】
また、複数のループアンテナ2aを使用しないで、1機の大型のアンテナ(例えば、60cm□アンテナ)を用い、アンテナに供給する電力を増加させる(例えば、1W)ことにより、図9及び図10の白抜き三角及び黒塗り三角に示すようにx成分の中心付近の磁束密度の落ち込みを比較的抑えた分布を得ることができる。しかしながら、本実施例の位相制御を行った複数のループアンテナ2aのようにアンテナの外側において各ループアンテナ2aから放射される磁束密度が相殺しないことから磁束密度が大きい領域が広がってしまい、周辺の電子機器に電磁的な悪影響を及ぼすことになる。従って、法律の規制を勘案すると実際に入力できる電力はかなり低下することになり、結局、x成分の中心付近の磁束密度の落ち込みを抑制することができない。
【0033】
このように、複数のループアンテナ2aを相隣り合うように配置したリーダ/ライタアンテナ2において、少なくとも相隣り合うループアンテナ2aの位相をずらして磁界を変化(好ましくは4つの角型ループアンテナ2aの位相を90°ずつずらして磁界を回転)させることにより、ループアンテナ2aの辺が合わさる領域における磁界の相殺を抑制してタグの向きによる交信不能領域を減少させることができると共に、リーダ/ライタアンテナ2外部に放出される磁束を抑制することができ、設置場所に制限されないRFIDシステムを構築することができる。以下、本発明のリーダ/ライタアンテナ2への給電方法及びリーダ/ライタアンテナ2の構成のバリエーションについて説明する。
【0034】
[実施例1]
本発明の第1の実施例に係るリーダ/ライタアンテナの構造及びRFIDシステムについて、図11乃至図15を参照して説明する。図11乃至図14は複数のループアンテナ2aへの給電方法を模式的に示す図であり、図15は、ループアンテナ2aの形状及び配置のバリエーションを示す図である。なお、図11乃至図13では説明を容易にするために、ループアンテナ又は8字型アンテナを横に並べて記載しているが、図の構成は例示であり、同様に給電できる配置であればよく、図3(c)に示したようにマトリクス状に配置してもよい。また、本実施例では4つのループアンテナ2aに給電する方法について記載するが、4以外の複数のループアンテナ2aに給電する場合も同様に適用することができる。
【0035】
前記したように、複数のループアンテナ2aを用い、各々の電流の位相を制御することにより磁界を変化(好ましくは回転)させてタグの向きによる交信不能領域を減少させることができるが、複数のループアンテナ2aに給電する方法は様々である。例えば、4機のループアンテナ2aに給電する場合を考えると、4機それぞれの位相をずらしてオンラインで給電することも可能であり、2機に位相をずらして給電し、残りの2つを無給電ループアンテナとして鎖交磁束による再放射を利用してもよい。また、2機を8字構造とし、残りの2つを各々独立した無給電ループアンテナとしたり、残りの2つを8字型無給電アンテナとすることもできる。この無給電ループアンテナや無給電8字型アンテナから放射される磁界は、給電されたループアンテナ2aから放射される磁界と90°ずれるため、いずれの方法でも90°ずつ放射磁界のずれたリーダ/ライタアンテナ2を構成することができる。
【0036】
図を用いて具体的に説明すると、第1の給電方法は、図11に示すように、1台のリーダライタ3で、スプリッタ5を介して4機のループアンテナ2aを駆動する方法であり、スプリッタ5で各々のループアンテナ2aに供給する電流の位相を制御する(例えば、90°ずつ位相をずらす)構成である。この場合、2機以上のリーダ/ライタ3の出力するキャリアの同期をとり、位相を制御する構成としても良い。
【0037】
また、第2の給電方法は、図12に示すように、1機のリーダ/ライタ3から、スプリッタ5を介して2機のループアンテナ2aに給電し、残りのアンテナは無給電ループアンテナ2bとして、給電されたループアンテナ2aとの電磁誘導により給電する方法であり、スプリッタ5で2機のループアンテナ2aに供給する電流の位相を制御する(例えば、180°位相をずらす)構成である。なお、図11と同様にリーダ/ライタ3を2機以上設け、キャリアの同期をとって位相を制御する構成としても良い。
【0038】
また、第3の給電方法は、図13に示すように、4機のループアンテナ2aの2機で8字型アンテナ2cを構成し、残りのアンテナは無給電ループアンテナ2bとし、給電された8字型アンテナ2cとの電磁誘導により給電する方法である。この場合、8字型アンテナ2cを構成する2つのループアンテナの位相は180°ずれ、各々のループアンテナと電磁誘導する無給電ループアンテナ2bの位相は各々90°ずれるため、結局4つのループアンテナの位相を90°ずつずらすことができる。
【0039】
また、第4の給電方法は、図14に示すように、4機のループアンテナの2機ずつで8字型アンテナを2機形成し、1機のリーダ/ライタ3から1機の8字型アンテアナ2cに給電し、他方の8字型アンテナを無給電8字型アンテナ2dとし、給電された8字型アンテナ2cとの電磁誘導により給電する方法である。この場合、8字型アンテナ2cを構成する2つのループアンテナの位相は180°ずれ、8字型アンテナ2cと電磁誘導する無給電8字型アンテナ2dの位相は90°ずれるため、結局4つのループアンテナの位相を90°ずつずらすことができる。
【0040】
ここで、無給電ループアンテナ2bや無給電8字型アンテナ2dを使用する場合、給電されたループアンテナ2aや8字型アンテナ2cとの電磁誘導が充分とれるように配置する必要があり、例えば、鎖交磁束量を調整するため、給電ループアンテナと無給電ループアンテナとが相重なるように配置することもできる。また、各ループアンテナの配置にあたって、放射磁界が均一になるようにアンテナ間隔を調整することが好ましい。
【0041】
また、上記第3及び第4の給電方法において、ループアンテナ2aを結合して8字型アンテナ2cを形成する場合、対称性、磁界の発生方法を考慮し、図15(a)に示すように、実線どうし(左上と右下のループアンテナ2aの組)、破線どうし(右上と左下のループアンテナ2aの組)で8字型アンテナ2cを構成することが好ましい。無給電8字型アンテナ2dを用いる場合も、同様に対称性を考慮し、実線部分(又は破線部分)を無給電8字型アンテナ2dとすることが好ましい。
【0042】
また、図11乃至図14では各々のループアンテナ2aを角型として記載しているが、図15(b)に示すように、各々のループアンテナ2aを三角形とし4つの三角型ループアンテナを組み合わせて交信エリアをカバーする構成とすることもでき、同様に実線部分又は破線部分で8字型アンテナ8c又は無給電8字型アンテナ2dを形成してもよい。また、4つのループアンテナ2aの形状は同一である必要はなく、例えば、図15(c)に示すように、2つの三角型ループアンテナと2つの台形型ループアンテナとを組み合わせて交信エリアをカバーする構成とすることもでき、同様に実線部分又は破線部分で8字型アンテナ8c又は無給電8字型アンテナ2dを形成してもよい。
【0043】
なお、上記説明では、複数のループアンテナ2aで一つのリーダ/ライタアンテナ2を構成する場合について説明したが、複数のループアンテナ2aで構成されるリーダ/ライタアンテナ2を対向配置してゲートアンテナを形成することもできる。また、本発明のアンテナ構成はRFIDシステムに用いられるアンテナに限らず、タグの向きによる交信不能領域を減少させることが求められる任意のアンテナに適用することができる。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のリーダ/ライタアンテナの構造及び該アンテナを備えたRFIDシステムによれば、下記記載の効果を奏する。
【0045】
本発明の第1の効果は、従来のアンテナでは交信できなかったエリアの交信が可能になるということである。
【0046】
その理由は、リーダ/ライタアンテナを複数のループアンテナで構成し、かつ、各々のループアンテナの電流位相をずらすことによって磁界を変化(好ましくは回転)させているからであり、また、相隣り合うループアンテナの辺が隣接する部分における磁界の相殺を抑制することができるからである。
【0047】
また、本発明の第2の効果は、周囲に電磁的な悪影響を及ぼすことなく、高電力の入力が可能となるということである。
【0048】
その理由は、各々のループアンテナの電流位相を調整することによりリーダ/ライタアンテナ外部における磁界を相殺し、高電力の入力による磁束密度の広がりを防止することができるからである。
【0049】
そして、このような構成のリーダ/ライタアンテナを用いることにより、設置場所が制限されることなく、安定してタグと交信することができるRFIDシステムを構築することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るRFIDシステムの構成を模式的に示す図である。
【図2】ループアンテナとタグアンテナの位置関係における交信状態を説明するための図である。
【図3】複数のループアンテナからなるリーダ/ライタアンテナの構成を示す図であり、(a)は電流の向きが同一な従来構造、(b)は相隣り合うループアンテナの電流の向きが反対となる構造、(c)は各々のループアンテナの位相をずらした本実施例の構造を示す図である。
【図4】図3(a)の従来構造及び図3(c)の本実施例の構造における磁界分布(x成分)のシミュレーション結果を示す図である。
【図5】図3(a)の従来構造及び図3(c)の本実施例の構造における磁界分布(z成分)のシミュレーション結果を示す図である。
【図6】磁束密度のシミュレーション位置を説明するための図である。
【図7】図3(a)の従来構造及び図3(c)の本実施例の構造における磁束密度(x成分)のシミュレーション結果を示す図である。
【図8】図3(a)の従来構造及び図3(c)の本実施例の構造における磁束密度(z成分)のシミュレーション結果を示す図である。
【図9】大型の単ループアンテナ及び図3(c)の本実施例の構造における磁束密度(x成分)のシミュレーション結果を示す図である。
【図10】大型の単ループアンテナ及び図3(c)の本実施例の構造における磁束密度(z成分)のシミュレーション結果を示す図である。
【図11】本発明の第1の実施例に係るリーダ/ライタアンテナの給電方法(第1の給電方法)を示す図である。
【図12】本発明の第1の実施例に係るリーダ/ライタアンテナの給電方法(第2の給電方法)を示す図である。
【図13】本発明の第1の実施例に係るリーダ/ライタアンテナの給電方法(第3の給電方法)を示す図である。
【図14】本発明の第1の実施例に係るリーダ/ライタアンテナの給電方法(第4の給電方法)を示す図である。
【図15】本発明の第1の実施例に係るリーダ/ライタアンテナの形状及び配置例を示す図である。
【符号の説明】
1 RFIDシステム
2 リーダ/ライタアンテナ
2a ループアンテナ
2b 無給電ループアンテナ
2c 8字型アンテナ
2d 無給電8字型アンテナ
3 リーダ/ライタ
3a 高周波電源部
3b 通信回路部
3c 演算処理部
4 タグ
4a タグアンテナ
5 スプリッタ

Claims (9)

  1. 複数のループアンテナにより構成されるリーダ/ライタアンテナにおいて、
    前記複数のループアンテナの各々は、他の少なくとも一つのループアンテナと相隣り合うように配置され、
    少なくとも相隣り合う2つのループアンテナに供給される電流の位相が相異なることを特徴とするリーダ/ライタアンテナ。
  2. n個(nは3以上の整数)のループアンテナにより構成されるリーダ/ライタアンテナにおいて、
    前記n個のループアンテナは、交信エリアの中心付近でn分割するように配置され、
    少なくとも相隣り合う2つのループアンテナに供給される電流の位相が相異なり、前記交信エリアの中心付近を中心とする回転磁界を発生させることを特徴とするリーダ/ライタアンテナ。
  3. 4つの略等しい形状の角型ループアンテナより構成されるリーダ/ライタアンテナにおいて、
    前記4つの角型ループアンテナは、交信エリアを4分割するように2行2列に配置され、
    相隣り合う2つの角型ループアンテナに供給される電流の位相が90°異なることを特徴とするリーダ/ライタアンテナ。
  4. 前記4つの角型ループアンテナの位相が、時計回り又は反時計回りに順番に90°ずつずれるように設定され、前記リーダ/ライタアンテナの放射磁界が駆動電力の周波数に対応して回転することを特徴とする請求項3記載のリーダ/ライタアンテナ。
  5. 前記複数のループアンテナの少なくとも一つは、リーダ又はリーダ/ライタから直接給電されない無給電ループアンテナであり、前記無給電ループアンテナは、該無給電ループアンテナと相隣り合うループアンテナとの電磁誘導により駆動されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一に記載のリーダ/ライタアンテナ。
  6. 前記無給電ループアンテナは、前記相隣り合うループアンテナと磁束が鎖交するように該ループアンテナに交差して配置されることを特徴とする請求項5記載のリーダ/ライタアンテナ。
  7. 前記複数のループアンテナの2つで8字型ループアンテナが形成されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一に記載のリーダ/ライタアンテナ。
  8. 前記8字型ループアンテナは、前記4つの角型ループアンテナの内、対角位置に配置される2つの角型ループアンテナにより形成されることを特徴とする請求項7記載のリーダ/ライタアンテナ。
  9. 請求項1乃至8のいずれか一に記載のリーダ/ライタアンテナを備えることを特徴とするRFIDシステム。
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