JP2004198520A - パラメータ設定機能拡張装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】音響調整卓の信号処理のパラメータを細分化してパラメータ変更を行うことができるパラメータ設定機能拡張装置を提供すること。
【解決手段】音響調整卓10と通信を行う第1の通信手段110、パラメータ設定装置20と通信を行う第2の通信手段120、音響調整卓10によって施される複数の信号処理のうち1つの対象信号処理を選択させる信号処理選択手段130、音響調整卓10によって信号処理が施される音声信号のうち1つ以上の対象音声信号を選択させる音声信号選択手段140、対象音声信号に施される対象信号処理のパラメータを一括して変更するパラメータ一括変更情報を入力させる一括変更情報入力手段150、対象信号処理のパラメータを音声信号ごとに変更するパラメータ信号別変更情報を入力させる信号別変更情報入力手段160、およびパラメータ信号別変更情報を格納する信号別変更情報格納手段170によって構成される。
【選択図】 図1
【解決手段】音響調整卓10と通信を行う第1の通信手段110、パラメータ設定装置20と通信を行う第2の通信手段120、音響調整卓10によって施される複数の信号処理のうち1つの対象信号処理を選択させる信号処理選択手段130、音響調整卓10によって信号処理が施される音声信号のうち1つ以上の対象音声信号を選択させる音声信号選択手段140、対象音声信号に施される対象信号処理のパラメータを一括して変更するパラメータ一括変更情報を入力させる一括変更情報入力手段150、対象信号処理のパラメータを音声信号ごとに変更するパラメータ信号別変更情報を入力させる信号別変更情報入力手段160、およびパラメータ信号別変更情報を格納する信号別変更情報格納手段170によって構成される。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、音響調整卓の細分化されたパラメータ変更をすることができるパラメータ設定機能拡張装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の音響調整卓システムとして、図6に示されたものが知られている。
【0003】
図6は、従来のパラメータ設定機能拡張装置の構成を示すブロック図である。
従来の音響調整卓システム900は、外部装置930によって入力された音声信号に信号処理を施して外部装置930に出力する音響調整卓910、および音響調整卓910のパラメータ設定情報を入力するパラメータ設定装置920によって構成される。
【0004】
音響調整卓910は、例えば、複数のチャンネルより入力されたそれぞれの音声信号に複数の信号処理を施し、複数のチャンネルより入力された音声信号を複数のグループにグループ化してグループ化された音声信号ごとに複数の信号処理を施すようになっている。
【0005】
パラメータ設定装置920は、グラフィカルユーザインターフェイスを備え、グラフィカルユーザインターフェイスを介してユーザに各チャンネルおよび各グループの各信号処理の全てのパラメータの設定を表すパラメータ設定情報を生成するようになっている。
また、パラメータ設定装置920は、生成されたパラメータ設定情報を保存し、保存されたパラメータ設定情報を呼出すようにもなっている。
【0006】
前述のように構成された音響調整卓システム900において、パラメータ設定装置920によって生成および保存されたパラメータ設定情報に基づいて音響調整卓910の各チャンネルおよび各グループの各信号処理の全てのパラメータが設定されるようになっていた。
【0007】
なお、かかる先行技術は、文献公知発明に係るものでないため、記載すべき先行技術文献情報はない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の音響調整卓システム900では、パラメータ設定情報に基づいて音響調整卓910の各チャンネルおよび各グループの各信号処理の全てのパラメータを設定することができるが、音響調整卓910の信号処理のパラメータを細分化してパラメータ変更を行うことができないだけでない、各パラメータ設定値をライブラリとして保存することはできるが複数チャンネルの同時設定ができないという問題があった。
【0009】
本発明はこのような問題を解決するためになされたもので、従来の音響調整卓システムに容易に付加することができ、音響調整卓の信号処理のパラメータを細分化してパラメータ変更を行うことができるパラメータ設定機能拡張装置を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明のパラメータ設定機能拡張装置は、複数のチャンネルより入力された音声信号のそれぞれに複数のチャンネル信号処理を施す音響調整卓と通信を行う第1の通信手段と、前記複数のチャンネル信号処理のパラメータを前記複数のチャンネルより入力された音声信号ごとに設定するパラメータ設定情報を生成および保持するパラメータ設定装置と通信を行う第2の通信手段と、前記複数のチャンネル信号処理のうち1つの対象信号処理を選択させる信号処理選択手段と、前記複数のチャンネルより入力された音声信号のうち1つ以上の対象音声信号を選択させる音声信号選択手段と、前記対象音声信号に施される前記対象信号処理のパラメータを一括して変更するパラメータ一括変更情報を入力させる一括変更情報入力手段とを備え、前記第1の通信手段が前記パラメータ一括変更情報を前記音響調整卓に送信することによって前記音響調整卓の前記対象信号処理のパラメータが前記パラメータ一括変更情報に基づいて変更され、前記第2の通信手段が前記パラメータ一括変更情報を前記パラメータ設定装置に送信することによって前記パラメータ設定情報が前記パラメータ一括変更情報に基づいて変更されるようにした構成を有している。
【0011】
この構成により、各チャンネルに入力された音声信号のうちから選択された音声信号に施される選択された信号処理のパラメータを一括して変更する情報を入力させるため、音響調整卓の特定の信号処理のパラメータを特定のチャンネルに入力された音声信号に限定して同時にパラメータ変更を行うことができる。
【0012】
また、本発明のパラメータ設定機能拡張装置は、複数のチャンネルより入力された音声信号のそれぞれに複数のチャンネル信号処理を施す音響調整卓と通信を行う第1の通信手段と、前記複数のチャンネル信号処理のパラメータを前記複数のチャンネルより入力された音声信号ごとに設定するパラメータ設定情報を生成および保持するパラメータ設定装置と通信を行う第2の通信手段と、前記複数のチャンネル信号処理のうち1つの対象信号処理を選択させる信号処理選択手段と、前記対象信号処理のパラメータを前記複数のチャンネルより入力された音声信号ごとに変更するパラメータ信号別変更情報を入力させる信号別変更情報入力手段と、前記パラメータ信号別変更情報を格納する信号別変更情報格納手段とを備え、前記第1の通信手段が前記パラメータ信号別変更情報を前記音響調整卓に送信することによって前記対象信号処理のパラメータが前記パラメータ信号別変更情報に基づいて変更され、前記第2の通信手段が前記パラメータ信号別変更情報を前記パラメータ設定装置に送信することによって前記パラメータ設定情報が前記パラメータ信号別変更情報に基づいて変更されるようにした構成を有している。
【0013】
この構成により、音響調整卓の信号処理のうちから選択された信号処理のパラメータを各チャンネルに入力された音声信号ごとに変更する情報を入力させ格納するため、音響調整卓の全ての信号処理の全てのパラメータの設定を表すパラメータ設定情報を格納するよりも少ないデータ量のパラメータ情報を個別に格納し管理することができる。
【0014】
また、本発明のパラメータ設定機能拡張装置は、複数のチャンネルより入力された音声信号のそれぞれに複数のチャンネル信号処理を施す音響調整卓と通信を行う第1の通信手段と、前記複数のチャンネル信号処理のパラメータを前記複数のチャンネルより入力された音声信号ごとに設定するパラメータ設定情報を生成および保持するパラメータ設定装置と通信を行う第2の通信手段と、前記複数のチャンネル信号処理のうち1つの対象信号処理を選択させる信号処理選択手段と、前記複数のチャンネルより入力された音声信号のうち1つ以上の対象音声信号を選択させる音声信号選択手段と、前記対象音声信号に施される前記対象信号処理のパラメータを一括して変更するパラメータ一括変更情報を入力させる一括変更情報入力手段と、前記対象信号処理のパラメータを前記複数のチャンネルより入力された音声信号ごとに変更するパラメータ信号別変更情報を入力させる信号別変更情報入力手段と、前記パラメータ信号別変更情報を格納する信号別変更情報格納手段とを備え、前記第1の通信手段が前記パラメータ一括変更情報および前記パラメータ信号別変更情報の何れかの情報を前記音響調整卓に送信することによって前記音響調整卓の前記対象信号処理のパラメータが前記パラメータ一括変更情報および前記パラメータ信号別変更情報の何れかの情報に基づいて変更され、前記第2の通信手段が前記パラメータ一括変更情報および前記パラメータ信号別変更情報の何れかの情報を前記パラメータ設定装置に送信することによって前記パラメータ設定情報が前記パラメータ一括変更情報および前記パラメータ信号別変更情報の何れかの情報に基づいて変更されるようにした構成を有している。
【0015】
この構成により、各チャンネルに入力された音声信号のうちから選択された音声信号に施される選択された信号処理のパラメータを一括して変更する情報を入力させるため、音響調整卓の特定の信号処理のパラメータを特定のチャンネルに入力された音声信号に限定して同時にパラメータ変更を行うことができ、さらに、音響調整卓の信号処理のうちから選択された信号処理のパラメータを各チャンネルに入力された音声信号ごとに変更する情報を入力させ格納するため、音響調整卓の全ての信号処理の全てのパラメータの設定を表すパラメータ設定情報を格納するよりも少ないデータ量のパラメータ情報を個別に格納し管理することができる。
【0016】
また、本発明のパラメータ設定機能拡張装置は、前記信号別変更情報入力手段が、前記信号別変更情報格納手段に格納されたパラメータ信号別変更情報を呼出し、前記第1の通信手段が呼出されたパラメータ信号別変更情報を前記音響調整卓に送信することによって前記対象信号処理のパラメータが呼出されたパラメータ信号別変更情報に基づいて変更され、前記第2の通信手段が呼出されたパラメータ信号別変更情報を前記パラメータ設定装置に送信することによって前記パラメータ設定情報が呼出されたパラメータ信号別変更情報に基づいて変更されるようにした構成を有している。
【0017】
この構成により、音響調整卓の信号処理のうちから選択された信号処理のパラメータを各チャンネルに入力された音声信号ごとに変更する情報を入力し格納するため、音響調整卓の全ての信号処理の全てのパラメータの設定を表すパラメータ設定情報を格納するよりも少ないデータ量のパラメータ情報を個別に格納し管理することができ、さらに、格納された情報を呼出し音響調整卓に送信することもできる。
【0018】
また、本発明のパラメータ設定機能拡張装置は、前記音響調整卓によって前記複数のチャンネルより入力された音声信号が複数のグループにグループ化され、前記複数のグループにグループ化された音声信号ごとに複数のグループ信号処理が施され、前記パラメータ設定情報が前記複数のグループ信号処理のパラメータを前記複数のグループにグループ化された音声信号ごとに設定する情報を含む場合に、前記対象信号処理が前記複数のチャンネル信号処理および前記複数のグループ信号処理のうちから選択され、前記対象信号処理が前記複数のグループ信号処理のうちから選択された場合には前記対象音声信号が前記複数のグループにグループ化された音声信号のうちから選択されるようにした構成を有している。
【0019】
この構成により、各グループにグループ化された音声信号のうちから選択された音声信号に施される選択された信号処理のパラメータを一括して変更する情報を入力させるため、音響調整卓の特定の信号処理のパラメータを特定のグループにグループ化された音声信号に限定して同時にパラメータ変更を行うことができる。
【0020】
また、本発明のパラメータ設定機能拡張装置は、前記音響調整卓によって前記複数のチャンネルより入力された音声信号が複数のグループにグループ化され、前記複数のグループにグループ化された音声信号ごとに複数のグループ信号処理が施され、前記パラメータ設定情報が前記複数のグループ信号処理のパラメータを前記複数のグループにグループ化された音声信号ごとに設定する情報を含む場合に、前記対象信号処理が前記複数のチャンネル信号処理および前記複数のグループ信号処理のうちから選択され、前記対象信号処理が前記複数のグループ信号処理のうちから選択された場合には、前記パラメータ信号別変更情報が、前記対象信号処理のパラメータを前記複数のグループにグループ化された音声信号ごとに変更する情報よりなるようにした構成を有している。
【0021】
この構成により、音響調整卓の信号処理のうちから選択された信号処理のパラメータを各グループにグループ化された音声信号ごとに変更する情報を入力させ格納するため、音響調整卓の全ての信号処理の全てのパラメータの設定を表すパラメータ設定情報を格納するよりも少ないデータ量のパラメータ情報を個別に格納し管理することができる。
【0022】
また、本発明のパラメータ設定機能拡張装置は、前記音響調整卓によって前記複数のグループにグループ化された音声信号が複数のマトリクスにグループ化され、前記複数のマトリクスにグループ化された音声信号ごとに複数のマトリクス信号処理が施され、前記パラメータ設定情報が前記複数のマトリクス信号処理のパラメータを前記複数のマトリクスにグループ化された音声信号ごとに設定する情報を含む場合に、前記対象信号処理が前記複数のチャンネル信号処理、前記複数のグループ信号処理および前記複数のマトリクス信号処理のうちから選択され、前記対象信号処理が前記複数のマトリクス信号処理のうちから選択された場合には前記対象音声信号が前記複数のマトリクスにグループ化された音声信号のうちから選択されるようにした構成を有している。
【0023】
この構成により、各マトリクスにグループ化された音声信号のうちから選択された音声信号に施される選択された信号処理のパラメータを一括して変更する情報を入力させるため、音響調整卓の特定の信号処理のパラメータを特定のマトリクスにグループ化された音声信号に限定して同時にパラメータ変更を行うことができる。
【0024】
また、本発明のパラメータ設定機能拡張装置は、前記音響調整卓によって前記複数のグループにグループ化された音声信号が複数のマトリクスにグループ化され、前記複数のマトリクスにグループ化された音声信号ごとに複数のマトリクス信号処理が施され、前記パラメータ設定情報が前記複数のマトリクス信号処理のパラメータを前記複数のマトリクスにグループ化された音声信号ごとに設定する情報を含む場合に、前記対象信号処理が前記複数のチャンネル信号処理、前記複数のグループ信号処理および前記複数のマトリクス信号処理のうちから選択され、前記対象信号処理が前記複数のグループ信号処理のうちから選択された場合には、前記パラメータ信号別変更情報が、前記対象信号処理のパラメータを前記複数のマトリクスにグループ化された音声信号ごとに変更する情報よりなるようにしたようにした構成を有している。
【0025】
この構成により、音響調整卓の信号処理のうちから選択された信号処理のパラメータを各マトリクスにグループ化された音声信号ごとに変更する情報を入力させ格納するため、音響調整卓の全ての信号処理の全てのパラメータの設定を表すパラメータ設定情報を格納するよりも少ないデータ量のパラメータ情報を個別に格納し管理することができる。
【0026】
また、本発明のパラメータ設定機能拡張装置は、前記信号処理選択手段によって選択される前記対象信号処理が、音声信号の振幅値を0にするか否かの選択処理よりなるようにした構成を有している。
【0027】
この構成により、音声信号の振幅値を0にするか否かの選択処理のパラメータを一括して変更する情報を生成させるため、音声信号の振幅値を0にするか否かの選択処理のパラメータを特定の音声信号に限定して同時にパラメータ変更を行うことができる。
【0028】
また、本発明のパラメータ設定機能拡張装置は、前記信号処理選択手段によって選択される前記対象信号処理が、音声信号の音量調整処理よりなるようにした構成を有している。
【0029】
この構成により、音声信号の音量調整処理のパラメータを一括して変更する情報を生成させるため、音声信号の音量調整処理のパラメータを特定の音声信号に限定して同時にパラメータ変更を行うことができる。
【0030】
また、本発明のパラメータ設定機能拡張装置は、前記信号処理選択手段によって選択される前記対象信号処理が、音声信号の周波数帯域ごとのレベル調整処理よりなるようにした構成を有している。
【0031】
この構成により、音声信号の周波数帯域ごとのレベル調整処理のパラメータを一括して変更する情報を生成させるため、音声信号の周波数帯域ごとのレベル調整処理のパラメータを特定の音声信号に限定して同時にパラメータ変更を行うことができる。
【0032】
また、本発明のパラメータ設定機能拡張装置は、前記信号処理選択手段によって選択される前記対象信号処理が、音声信号のダイナミクスの調整処理よりなるようにした構成を有している。
【0033】
この構成により、音声信号のダイナミクスの調整処理のパラメータを一括して変更する情報を生成させるため、音声信号のダイナミクスの調整処理のパラメータを特定の音声信号に限定して同時にパラメータ変更を行うことができる。
【0034】
また、本発明のパラメータ設定機能拡張装置は、前記信号処理選択手段によって選択される前記対象信号処理が、音声信号に音量調整処理と周波数帯域ごとのレベル調整処理とダイナミクスの調整処理とのうちの少なくとも1つ以上の調整処理が施される前の音声信号を検聴するか否かの選択処理よりなるようにした構成を有している。
【0035】
この構成により、音声信号に音量調整処理と周波数帯域ごとのレベル調整処理とダイナミクスの調整処理とのうちの少なくとも1つ以上の調整処理が施される前の音声信号を検聴するか否かの選択処理のパラメータを一括して変更する情報を生成させるため、音声信号に音量調整処理と周波数帯域ごとのレベル調整処理とダイナミクスの調整処理とのうちの少なくとも1つ以上の調整処理が施される前の音声信号を検聴するか否かの選択処理のパラメータを特定の音声信号に限定して同時にパラメータ変更を行うことができる。
【0036】
また、本発明のパラメータ設定機能拡張装置は、前記信号処理選択手段によって選択される前記対象信号処理が、音声信号に音量調整処理と周波数帯域ごとのレベル調整処理とダイナミクスの調整処理とのうちの少なくとも1つ以上の調整処理が施された後の音声信号を検聴するか否かの選択処理よりなるようにした構成を有している。
【0037】
この構成により、音声信号に音量調整処理と周波数帯域ごとのレベル調整処理とダイナミクスの調整処理とのうちの少なくとも1つ以上の調整処理が施された後の音声信号を検聴するか否かの選択処理のパラメータを一括して変更する情報を生成させるため、音声信号に音量調整処理と周波数帯域ごとのレベル調整処理とダイナミクスの調整処理とのうちの少なくとも1つ以上の調整処理が施された後の音声信号を検聴するか否かの選択処理のパラメータを特定の音声信号に限定して同時にパラメータ変更を行うことができる。
【0038】
また、本発明のパラメータ設定機能拡張装置は、前記信号処理選択手段によって前記複数のチャンネル信号処理のうちから選択される前記対象信号処理が、音声信号を前記複数のグループのうち何れのグループにグループ化させるかの選択処理よりなるようにした構成を有している。
【0039】
この構成により、音声信号を前記複数のグループのうち何れのグループにグループ化させるかの選択処理のパラメータを一括して変更する情報を生成させるため、音声信号を前記複数のグループのうち何れのグループにグループ化させるかの選択処理のパラメータを特定の音声信号に限定して同時にパラメータ変更を行うことができる。
【0040】
また、本発明のパラメータ設定機能拡張装置は、前記信号処理選択手段によって前記複数のグループ信号処理のうちから選択される前記対象信号処理が、音声信号を前記複数のマトリクスのうち何れのマトリクスにグループ化させるかの選択処理よりなるようにした構成を有している。
【0041】
この構成により、音声信号を前記複数のマトリクスのうち何れのマトリクスにグループ化させるかの選択処理のパラメータを一括して変更する情報を生成させるため、音声信号を前記複数のマトリクスのうち何れのマトリクスにグループ化させるかの選択処理のパラメータを特定の音声信号に限定して同時にパラメータ変更を行うことができる。
【0042】
また、本発明のパラメータ設定機能拡張装置は、前記信号処理選択手段によって前記複数のマトリクス信号処理のうちから選択される前記対象信号処理が、前記複数のマトリクスにグループ化させる音声信号を何れのチャンネルより入力され何れのグループにグループ化された音声信号とするかの選択処理よりなるようにした構成を有している。
【0043】
この構成により、前記複数のマトリクスにグループ化させる音声信号を何れのチャンネルより入力され何れのグループにグループ化された音声信号とするかの選択処理のパラメータを一括して変更する情報を生成させるため、前記複数のマトリクスにグループ化させる音声信号を何れのチャンネルより入力され何れのグループにグループ化された音声信号とするかの選択処理のパラメータを特定の音声信号に限定して同時にパラメータ変更を行うことができる。
【0044】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態のパラメータ設定機能拡張装置100の構成を示すブロック図である。
パラメータ設定機能拡張装置100は、複数のチャンネルより入力された音声信号のそれぞれに複数のチャンネル信号処理を施す音響調整卓10と通信を行う第1の通信手段110と、複数のチャンネル信号処理のパラメータを複数のチャンネルより入力された音声信号ごとに設定するパラメータ設定情報を生成および保持するパラメータ設定装置20と通信を行う第2の通信手段120と、複数のチャンネル信号処理のうち1つの対象信号処理を選択させる信号処理選択手段130と、複数のチャンネルより入力された音声信号のうち1つ以上の対象音声信号を選択させる音声信号選択手段140と、対象音声信号に施される対象信号処理のパラメータを一括して変更するパラメータ一括変更情報を入力させる一括変更情報入力手段150と、対象信号処理のパラメータを複数のチャンネルより入力された音声信号ごとに変更するパラメータ信号別変更情報を入力させる信号別変更情報入力手段160と、パラメータ信号別変更情報を格納する信号別変更情報格納手段170とによって構成される。
【0045】
ここで、信号処理選択手段130、音声信号選択手段140、一括変更情報入力手段150および信号別変更情報入力手段160は、グラフィカルユーザインターフェイス(Graphical User Interface、GUI)と、GUIを表示する表示手段と、GUIに応じてユーザによって情報が入力される情報入力手段とによって構成される。
【0046】
音響調整卓10は、複数のチャンネルより入力されたそれぞれの音声信号に複数の信号処理を施し、複数のチャンネルより入力された音声信号を複数のグループにグループ化してグループ化された音声信号ごとに複数の信号処理を施し、複数のグループにグループ化され信号処理が施された音声信号を複数のマトリクスにグループ化してグループ化された音声信号ごとに複数の信号処理を施すようになっている。
【0047】
また、音響調整卓10は、複数のマトリクスによってグループ化された音声信号を外部に出力するようになっている。
【0048】
複数のチャンネル信号処理は、入力された音声信号の振幅値を0にするか否かの選択処理、入力された音声信号の音量調整処理、入力された音声信号の周波数帯域ごとのレベル調整処理、入力された音声信号のダイナミクスの調整処理、音声信号に音量調整処理と周波数帯域ごとのレベル調整処理とダイナミクスの調整処理とのうちの少なくとも1つ以上の調整処理が施される前の音声信号を検聴するか否かの選択処理、入力された音声信号に音量調整処理と周波数帯域ごとのレベル調整処理とダイナミクスの調整処理とのうちの少なくとも1つ以上の調整処理が施された後の音声信号を検聴するか否かの選択処理、および入力された音声信号を複数のグループのうち何れのグループにグループ化させるかの選択処理を含む。
【0049】
音響調整卓10の複数のグループによってグループ化されたそれぞれの音声信号に施される複数のグループ信号処理は、グループ化された音声信号の振幅値を0にするか否かの選択処理、グループ化された音声信号の音量調整処理、グループ化された音声信号の周波数帯域ごとのレベル調整処理、グループ化された音声信号のダイナミクスの調整処理、グループ化された音声信号のダイナミクスの調整処理、音声信号に音量調整処理と周波数帯域ごとのレベル調整処理とダイナミクスの調整処理とのうちの少なくとも1つ以上の調整処理が施される前の音声信号を検聴するか否かの選択処理、グループ化された音声信号に音量調整処理と周波数帯域ごとのレベル調整処理とダイナミクスの調整処理とのうちの少なくとも1つ以上の調整処理が施された後の音声信号を検聴するか否かの選択処理、およびグループ化された音声信号を複数のマトリクスのうち何れのマトリクスにグループ化させるかの選択処理を含む。
【0050】
音響調整卓10の複数のマトリクスによってグループ化されたそれぞれの音声信号に施される複数のマトリクス信号処理は、グループ化された音声信号の振幅値を0にするか否かの選択処理、グループ化された音声信号の音量調整処理、グループ化された音声信号の周波数帯域ごとのレベル調整処理、グループ化された音声信号のダイナミクスの調整処理、グループ化された音声信号のダイナミクスの調整処理、音声信号に音量調整処理と周波数帯域ごとのレベル調整処理とダイナミクスの調整処理とのうちの少なくとも1つ以上の調整処理が施される前の音声信号を検聴するか否かの選択処理、グループ化された音声信号に音量調整処理と周波数帯域ごとのレベル調整処理とダイナミクスの調整処理とのうちの少なくとも1つ以上の調整処理が施された後の音声信号を検聴するか否かの選択処理、および複数のマトリクスにグループ化させる音声信号を何れのチャンネルより入力され何れのグループにグループ化された音声信号とするかの選択処理を含む。
【0051】
パラメータ設定装置20は、GUIを備え、GUIを介してユーザに複数のチャンネル信号処理のパラメータを複数のチャンネルより入力された音声信号ごとに設定するパラメータ設定情報を入力させ保持するようになっている。
【0052】
また、パラメータ設定装置20は、入力されたパラメータ設定情報をパラメータ設定機能拡張装置100を介して音響調整卓10に出力するようになっている。
【0053】
また、パラメータ設定装置20は、生成されたパラメータ設定情報を保存するようになっている。さらに、パラメータ設定装置20は、保存されたパラメータ設定情報を呼出し、呼出されたパラメータ設定情報を音響調整卓10に出力するようになっている。
【0054】
第1の通信手段110には、一括変更情報入力手段150によって出力されたパラメータ一括変更情報が入力されるようになっており、第1の通信手段110は、入力されたパラメータ一括変更情報を音響調整卓10に送信するようになっている。
【0055】
また、第1の通信手段110には、信号別変更情報入力手段160によって出力されたパラメータ信号別変更情報要求が入力されるようになっており、第1の通信手段110は、入力されたパラメータ信号別変更情報要求を音響調整卓10に送信するようになっている。さらに、第1の通信手段110には、音響調整卓10によって出力されたパラメータ信号別変更情報が入力されるようになっており、第1の通信手段110は、入力されたパラメータ信号別変更情報を信号別変更情報入力手段160に出力するようになっている。
【0056】
また、第1の通信手段110には、信号別変更情報入力手段160によって出力されたパラメータ信号別変更情報が入力されるようになっており、第1の通信手段110は、入力されたパラメータ信号別変更情報を音響調整卓10に送信するようになっている。
【0057】
また、第1の通信手段110には、パラメータ設定装置20によって送信されたパラメータ設定情報が第2の通信手段120を介して入力されるようになっており、第1の通信手段110は、入力されたパラメータ設定情報を音響調整卓10に送信するようになっている。
【0058】
第2の通信手段120には、一括変更情報入力手段150によって出力されたパラメータ一括変更情報が入力されるようになっており、第2の通信手段120は、入力されたパラメータ一括変更情報をパラメータ設定装置20に送信するようになっている。
【0059】
また、第2の通信手段120には、信号別変更情報入力手段160によって出力されたパラメータ信号別変更情報が入力されるようになっており、第2の通信手段120は、入力されたパラメータ信号別変更情報をパラメータ設定装置20に送信するようになっている。
【0060】
また、第2の通信手段120は、パラメータ設定装置20によって送信されたパラメータ設定情報を受信し、受信されたパラメータ設定情報を第1の通信手段110に出力するようになっている。
【0061】
信号処理選択手段130は、複数のチャンネル信号処理、複数のグループ信号処理および複数のマトリクス信号処理のうちの1つの対象信号処理を選択させるGUIを表示してユーザに選択させ、選択された対象信号処理を表す対象信号処理情報を生成し、生成された対象信号処理情報を音声信号選択手段140、一括変更情報入力手段150および信号別変更情報入力手段160に出力するようになっている。
【0062】
音声信号選択手段140には、信号処理選択手段130によって出力された対象信号処理情報が入力されるようになっており、音声信号選択手段140は、入力された対象信号処理情報に基いて、対象信号処理が複数のチャンネル信号処理、複数のグループ信号処理および複数のマトリクス信号処理うちの何れから選択された信号処理であるかの判定を行うようになっている。
【0063】
上述の判定の結果、対象信号処理が複数のチャンネル信号処理のうちから選択された信号処理である場合に、音声信号選択手段140は、複数のチャンネルより入力される音声信号のうちの少なくとも1つ以上の対象音声信号を選択させるGUIを表示してユーザに選択させ、選択された対象音声信号を表す対象音声信号情報を生成し、生成された対象音声信号情報を一括変更情報入力手段150に出力するようになっている。
【0064】
上述の判定の結果、対象信号処理が複数のグループ信号処理のうちから選択された信号処理である場合に、音声信号選択手段140は、複数のグループにグループ化された音声信号のうちの少なくとも1つ以上の対象音声信号を選択させるGUIを表示してユーザに選択させ、選択された対象音声信号を表す対象音声信号情報を生成し、生成された対象音声信号情報を一括変更情報入力手段150に出力するようになっている。
【0065】
上述の判定の結果、対象信号処理が複数のマトリクス信号処理のうちから選択された信号処理である場合に、音声信号選択手段140は、複数のマトリクスにグループ化された音声信号のうちの少なくとも1つ以上の対象音声信号を選択させるGUIを表示してユーザに選択させ、選択された対象音声信号を表す対象音声信号情報を生成し、生成された対象音声信号情報を一括変更情報入力手段150に出力するようになっている。
【0066】
一括変更情報入力手段150には、信号処理選択手段130によって出力された対象信号処理情報および音声信号選択手段140によって出力された対象音声信号情報が入力されるようになっている。
【0067】
一括変更情報入力手段150は、入力された対象信号処理情報および対象音声信号情報に応じて、対象音声信号に施される対象信号処理のパラメータを一括して変更するパラメータ一括変更情報を入力させるGUIを表示してユーザに入力させ、入力されたパラメータ一括変更情報を第1の通信手段110および第2の通信手段120に出力するようになっている。
【0068】
信号別変更情報入力手段160には、信号処理選択手段130によって出力された対象信号処理情報が入力されるようになっている。信号別変更情報入力手段160は、入力された対象信号処理情報に基いて、対象信号処理が複数のチャンネル信号処理、複数のグループ信号処理および複数のマトリクス信号処理うちの何れから選択された信号処理であるかの判定を行うようになっている。
【0069】
上述の判定の結果、対象信号処理が複数のチャンネル信号処理のうちから選択された信号処理である場合に、信号別変更情報入力手段160は、対象信号処理のパラメータを複数のチャンネルより入力された音声信号ごとに変更するパラメータ信号別変更情報を入力させるGUIを表示してユーザに入力させるようになっている。
【0070】
上述の判定の結果、対象信号処理が複数のグループ信号処理のうちから選択された信号処理である場合に、信号別変更情報入力手段160は、対象信号処理のパラメータを複数のグループにグループ化された音声信号ごとに変更するパラメータ信号別変更情報を入力させるGUIを表示してユーザに入力させるようになっている。
【0071】
上述の判定の結果、対象信号処理が複数のマトリクス信号処理のうちから選択された信号処理である場合に、信号別変更情報入力手段160は、対象信号処理のパラメータを複数のマトリクスにグループ化された音声信号ごとに変更するパラメータ信号別変更情報を入力させるGUIを表示してユーザに入力させるようになっている。
【0072】
また、信号別変更情報入力手段160は、入力されたパラメータ信号別変更情報を信号別変更情報格納手段170に格納するか否かを選択させるGUIを表示してユーザに選択させ、パラメータ信号別変更情報の格納がユーザによって選択された場合には、入力されたパラメータ信号別変更情報を信号別変更情報入力手段160に格納するようになっている。
【0073】
また、信号別変更情報入力手段160は、入力されたパラメータ信号別変更情報を音響調整卓10およびパラメータ設定装置20に送信するか否かを選択させるGUIを表示してユーザに選択させ、パラメータ信号別変更情報の送信がユーザによって選択された場合には、入力されたパラメータ信号別変更情報を音響調整卓10およびパラメータ設定装置20に送信するようになっている。
【0074】
また、信号別変更情報入力手段160は、音響調整卓10にパラメータ信号別変更情報を要求するか否かを選択させるGUIを表示してユーザに選択させ、パラメータ信号別変更情報を要求することをユーザによって選択された場合には、音響調整卓10にパラメータ信号別変更情報を要求するパラメータ信号別変更情報要求を第1の通信手段110に出力するようになっている。
【0075】
また、信号別変更情報入力手段160は、信号別変更情報格納手段170に格納されたパラメータ信号別変更情報を呼出すか否かを選択させるGUIを表示してユーザに選択させ、信号別変更情報格納手段170に格納されたパラメータ信号別変更情報を呼出すと選択された場合には、信号別変更情報格納手段170に格納されたパラメータ信号別変更情報のうちの何れかを選択させるGUIを表示してユーザに選択させ、選択されたパラメータ信号別変更情報を呼出し、呼出されたパラメータ信号別変更情報を音響調整卓10およびパラメータ設定装置20に送信するか否かを選択させるGUIを表示してユーザに選択させ、呼出されたパラメータ信号別変更情報を音響調整卓10およびパラメータ設定装置20に送信すると選択された場合には、呼出されたパラメータ信号別変更情報を第1の通信手段110および第2の通信手段120に出力するようになっている。
【0076】
以下、本発明の実施の形態のパラメータ設定機能拡張装置100の動作について説明する。
図2は、本発明の実施の形態のパラメータ設定機能拡張装置100のパラメータ一括変更情報を入力させる動作の流れを示すフローチャートである。
【0077】
まず、信号処理選択手段130のGUIを介して複数のチャンネル信号処理、複数のグループ信号処理および複数のマトリクス信号処理のうちの1つの対象信号処理がユーザによって選択される(S210)。
【0078】
次に、対象信号処理が複数のチャンネル信号処理、複数のグループ信号処理および複数のマトリクス信号処理うちの何れから選択された信号処理であるかの判定が音声信号選択手段140によって行われ、対象信号処理が複数のチャンネル信号処理のうちから選択された信号処理である場合には音声信号選択手段140のGUIを介して複数のチャンネルより入力される音声信号のうちから対象音声信号がユーザによって選択され、対象信号処理が複数のグループ信号処理のうちから選択された信号処理である場合には音声信号選択手段140のGUIを介して複数のグループによってグループ化された音声信号のうちから対象音声信号がユーザによって選択され、対象信号処理が複数のマトリクス信号処理のうちから選択された信号処理である場合には音声信号選択手段140のGUIを介して複数のマトリクスによってグループ化された音声信号のうちから対象音声信号がユーザによって選択される(S220)。
【0079】
次いで、一括変更情報入力手段150のGUIを介してパラメータ一括変更情報がユーザによって入力され(S230)、パラメータ一括変更情報が第1の通信手段110を介して音響調整卓10に送信されることによって音響調整卓10の対象信号処理のパラメータが一括して変更され(S240)、パラメータ一括変更情報が第2の通信手段120を介してパラメータ設定装置20に送信されることによってパラメータ設定装置20に保持されたパラメータ設定情報が変更される(S250)。
【0080】
図3は、本発明の実施の形態のパラメータ設定機能拡張装置100のパラメータ信号別変更情報を入力させる動作の流れを示すフローチャートである。
【0081】
まず、信号処理選択手段130のGUIを介して複数のチャンネル信号処理、複数のグループ信号処理および複数のマトリクス信号処理のうちの1つの信号処理がユーザによって選択される(S310)。
【0082】
次に、信号処理選択手段130によって生成された対象信号処理情報に応じて、対象信号処理が複数のチャンネル信号処理、複数のグループ信号処理および複数のマトリクス信号処理うちの何れから選択された信号処理であるかの判定が信号別変更情報入力手段160によって行われ、対象信号処理が複数のチャンネル信号処理のうちから選択された信号処理である場合には、信号別変更情報入力手段160のGUIを介して対象信号処理のパラメータを複数のチャンネルより入力された音声信号ごとに変更するパラメータ信号別変更情報がユーザによって入力され、対象信号処理が複数のグループ信号処理のうちから選択された信号処理である場合には、信号別変更情報入力手段160のGUIを介して対象信号処理のパラメータを複数のグループにグループ化された音声信号ごとに変更するパラメータ信号別変更情報がユーザによって入力され、対象信号処理が複数のマトリクス信号処理のうちから選択された信号処理である場合には、信号別変更情報入力手段160のGUIを介して対象信号処理のパラメータを複数のマトリクスにグループ化された音声信号ごとに変更するパラメータ信号別変更情報がユーザによって入力される(S320)。
【0083】
パラメータ信号別変更情報が入力された後に、入力されたパラメータ信号別変更情報を信号別変更情報格納手段170に格納するか否かが信号別変更情報入力手段160のGUIを介してユーザによって選択され(S330)、入力されたパラメータ信号別変更情報を信号別変更情報格納手段170に格納すると選択された場合には、入力されたパラメータ信号別変更情報が信号別変更情報格納手段170に格納される(S340)。
【0084】
次いで、入力されたパラメータ信号別変更情報を音響調整卓10およびパラメータ設定装置20に送信するか否かが信号別変更情報入力手段160のGUIを介してユーザによって選択され(S350)、パラメータ信号別変更情報を音響調整卓10およびパラメータ設定装置20に送信すると選択された場合には、入力されたパラメータ信号別変更情報が第1の通信手段110および第2の通信手段120に出力される(S360)。
【0085】
パラメータ信号別変更情報が第1の通信手段110を介して音響調整卓10に送信されることによって音響調整卓10の対象信号処理のパラメータが音声信号ごとに変更され(S370)、パラメータ一括変更情報が第2の通信手段120を介してパラメータ設定装置20に送信されることによってパラメータ設定装置20に保持されたパラメータ設定情報が変更される(S380)。
【0086】
図4は、本発明の実施の形態のパラメータ設定機能拡張装置100における音響調整卓10によって送信されたパラメータ信号別変更情報を格納する動作の流れを示すフローチャートである。
まず、ユーザによる音響調整卓10へのパラメータ入力またはパラメータ設定装置20よって出力されたパラメータ設定情報に基づいて、音響調整卓10のパラメータが変更される(S410)。次に、入力されたパラメータ信号別変更情報を信号別変更情報格納手段170に格納するか否かが信号別変更情報入力手段160のGUIを介してユーザによって選択される(S420)。
【0087】
次に、入力されたパラメータ信号別変更情報を信号別変更情報格納手段170に格納することが選択された場合に、パラメータ信号別変更情報を要求するパラメータ信号別変更情報要求が信号別変更情報入力手段160から第1の通信手段110に出力され、第1の通信手段110によってパラメータ信号別変更情報要求が音響調整卓10に送信される(S430)。
【0088】
次いで、パラメータ信号別変更情報要求に応じて音響調整卓10によって送信されたパラメータ信号別変更情報が第1の通信手段110によって受信され(S440)、受信されたパラメータ信号別変更情報が信号別変更情報入力手段160を介して信号別変更情報格納手段170に格納される(S450)。
【0089】
図5は、本発明の実施の形態のパラメータ設定機能拡張装置100の格納されたパラメータ信号別変更情報を呼出す動作の流れを示すフローチャートである。
なお、信号別変更情報格納手段170には、複数のパラメータ信号別変更情報が格納されているものとする。
【0090】
まず、信号別変更情報格納手段170に格納されたパラメータ信号別変更情報を呼出すか否かが信号別変更情報入力手段160のGUIを介してユーザによって選択され(S510)、信号別変更情報格納手段170に格納されたパラメータ信号別変更情報を呼出すと選択された場合には、信号別変更情報格納手段170に格納されたパラメータ信号別変更情報のうちの何れかが信号別変更情報入力手段160のGUIを介してユーザによって選択され(S520)、選択されたパラメータ信号別変更情報が信号別変更情報入力手段160によって呼出される(S530)。
【0091】
次に、呼出されたパラメータ信号別変更情報を音響調整卓10およびパラメータ設定装置20に送信するか否かが信号別変更情報入力手段160のGUIを介してユーザによって選択され(S540)、呼出されたパラメータ信号別変更情報を音響調整卓10およびパラメータ設定装置20に送信すると選択された場合には、呼出されたパラメータ信号別変更情報が音響調整卓10およびパラメータ設定装置20に送信される(S550)。
【0092】
パラメータ信号別変更情報が第1の通信手段110を介して音響調整卓10に送信されることによって音響調整卓10の対象信号処理のパラメータが音声信号ごとに変更され(S560)、パラメータ一括変更情報が第2の通信手段120を介してパラメータ設定装置20に送信されることによってパラメータ設定装置20に保持されたパラメータ設定情報が変更される(S570)。
【0093】
以上説明したように、本発明の実施の形態のパラメータ設定機能拡張装置は、選択された音声信号に施される選択された信号処理のパラメータを一括して変更する情報を入力させるため、音響調整卓の特定の信号処理のパラメータを特定の音声信号に限定して同時にパラメータ変更を行うことができる。
また、音響調整卓の信号処理のうちから選択された信号処理のパラメータを各チャンネルに入力された音声信号ごと、各グループにグループ化された音声信号ごとまたは各マトリクスにグループ化された音声信号ごとに変更する情報を入力させ格納するため、音響調整卓の全ての信号処理の全てのパラメータの設定を表すパラメータ設定情報を格納するよりも少ないデータ量のパラメータ情報を個別に格納し管理することができ、さらに、格納された情報を呼出し音響調整卓に送信することもできる。
【0094】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、音響調整卓の信号処理のパラメータを細分化してパラメータ変更を行うことができるパラメータ設定機能拡張装置を提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のパラメータ設定機能拡張装置の構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態のパラメータ設定機能拡張装置のパラメータ一括変更情報を入力させる動作の流れを示すフローチャート
【図3】本発明の実施の形態のパラメータ設定機能拡張装置のパラメータ信号別変更情報を入力させる動作の流れを示すフローチャート
【図4】本発明の実施の形態のパラメータ設定機能拡張装置における音響調整卓によって送信されたパラメータ信号別変更情報を格納する動作の流れを示すフローチャート
【図5】本発明の実施の形態のパラメータ設定機能拡張装置の格納されたパラメータ信号別変更情報を呼出す動作の流れを示すフローチャート
【図6】従来の音響調整卓システムの構成を示すブロック図
【符号の説明】
10、910 音響調整卓
20、920 パラメータ設定装置
100 パラメータ設定機能拡張装置
110 第1の通信手段
120 第2の通信手段
130 信号処理選択手段
140 音声信号選択手段
150 一括変更情報入力手段
160 信号別変更情報入力手段
170 信号別変更情報格納手段
900 音響調整卓システム
930 外部装置
【発明の属する技術分野】
本発明は、音響調整卓の細分化されたパラメータ変更をすることができるパラメータ設定機能拡張装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の音響調整卓システムとして、図6に示されたものが知られている。
【0003】
図6は、従来のパラメータ設定機能拡張装置の構成を示すブロック図である。
従来の音響調整卓システム900は、外部装置930によって入力された音声信号に信号処理を施して外部装置930に出力する音響調整卓910、および音響調整卓910のパラメータ設定情報を入力するパラメータ設定装置920によって構成される。
【0004】
音響調整卓910は、例えば、複数のチャンネルより入力されたそれぞれの音声信号に複数の信号処理を施し、複数のチャンネルより入力された音声信号を複数のグループにグループ化してグループ化された音声信号ごとに複数の信号処理を施すようになっている。
【0005】
パラメータ設定装置920は、グラフィカルユーザインターフェイスを備え、グラフィカルユーザインターフェイスを介してユーザに各チャンネルおよび各グループの各信号処理の全てのパラメータの設定を表すパラメータ設定情報を生成するようになっている。
また、パラメータ設定装置920は、生成されたパラメータ設定情報を保存し、保存されたパラメータ設定情報を呼出すようにもなっている。
【0006】
前述のように構成された音響調整卓システム900において、パラメータ設定装置920によって生成および保存されたパラメータ設定情報に基づいて音響調整卓910の各チャンネルおよび各グループの各信号処理の全てのパラメータが設定されるようになっていた。
【0007】
なお、かかる先行技術は、文献公知発明に係るものでないため、記載すべき先行技術文献情報はない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の音響調整卓システム900では、パラメータ設定情報に基づいて音響調整卓910の各チャンネルおよび各グループの各信号処理の全てのパラメータを設定することができるが、音響調整卓910の信号処理のパラメータを細分化してパラメータ変更を行うことができないだけでない、各パラメータ設定値をライブラリとして保存することはできるが複数チャンネルの同時設定ができないという問題があった。
【0009】
本発明はこのような問題を解決するためになされたもので、従来の音響調整卓システムに容易に付加することができ、音響調整卓の信号処理のパラメータを細分化してパラメータ変更を行うことができるパラメータ設定機能拡張装置を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明のパラメータ設定機能拡張装置は、複数のチャンネルより入力された音声信号のそれぞれに複数のチャンネル信号処理を施す音響調整卓と通信を行う第1の通信手段と、前記複数のチャンネル信号処理のパラメータを前記複数のチャンネルより入力された音声信号ごとに設定するパラメータ設定情報を生成および保持するパラメータ設定装置と通信を行う第2の通信手段と、前記複数のチャンネル信号処理のうち1つの対象信号処理を選択させる信号処理選択手段と、前記複数のチャンネルより入力された音声信号のうち1つ以上の対象音声信号を選択させる音声信号選択手段と、前記対象音声信号に施される前記対象信号処理のパラメータを一括して変更するパラメータ一括変更情報を入力させる一括変更情報入力手段とを備え、前記第1の通信手段が前記パラメータ一括変更情報を前記音響調整卓に送信することによって前記音響調整卓の前記対象信号処理のパラメータが前記パラメータ一括変更情報に基づいて変更され、前記第2の通信手段が前記パラメータ一括変更情報を前記パラメータ設定装置に送信することによって前記パラメータ設定情報が前記パラメータ一括変更情報に基づいて変更されるようにした構成を有している。
【0011】
この構成により、各チャンネルに入力された音声信号のうちから選択された音声信号に施される選択された信号処理のパラメータを一括して変更する情報を入力させるため、音響調整卓の特定の信号処理のパラメータを特定のチャンネルに入力された音声信号に限定して同時にパラメータ変更を行うことができる。
【0012】
また、本発明のパラメータ設定機能拡張装置は、複数のチャンネルより入力された音声信号のそれぞれに複数のチャンネル信号処理を施す音響調整卓と通信を行う第1の通信手段と、前記複数のチャンネル信号処理のパラメータを前記複数のチャンネルより入力された音声信号ごとに設定するパラメータ設定情報を生成および保持するパラメータ設定装置と通信を行う第2の通信手段と、前記複数のチャンネル信号処理のうち1つの対象信号処理を選択させる信号処理選択手段と、前記対象信号処理のパラメータを前記複数のチャンネルより入力された音声信号ごとに変更するパラメータ信号別変更情報を入力させる信号別変更情報入力手段と、前記パラメータ信号別変更情報を格納する信号別変更情報格納手段とを備え、前記第1の通信手段が前記パラメータ信号別変更情報を前記音響調整卓に送信することによって前記対象信号処理のパラメータが前記パラメータ信号別変更情報に基づいて変更され、前記第2の通信手段が前記パラメータ信号別変更情報を前記パラメータ設定装置に送信することによって前記パラメータ設定情報が前記パラメータ信号別変更情報に基づいて変更されるようにした構成を有している。
【0013】
この構成により、音響調整卓の信号処理のうちから選択された信号処理のパラメータを各チャンネルに入力された音声信号ごとに変更する情報を入力させ格納するため、音響調整卓の全ての信号処理の全てのパラメータの設定を表すパラメータ設定情報を格納するよりも少ないデータ量のパラメータ情報を個別に格納し管理することができる。
【0014】
また、本発明のパラメータ設定機能拡張装置は、複数のチャンネルより入力された音声信号のそれぞれに複数のチャンネル信号処理を施す音響調整卓と通信を行う第1の通信手段と、前記複数のチャンネル信号処理のパラメータを前記複数のチャンネルより入力された音声信号ごとに設定するパラメータ設定情報を生成および保持するパラメータ設定装置と通信を行う第2の通信手段と、前記複数のチャンネル信号処理のうち1つの対象信号処理を選択させる信号処理選択手段と、前記複数のチャンネルより入力された音声信号のうち1つ以上の対象音声信号を選択させる音声信号選択手段と、前記対象音声信号に施される前記対象信号処理のパラメータを一括して変更するパラメータ一括変更情報を入力させる一括変更情報入力手段と、前記対象信号処理のパラメータを前記複数のチャンネルより入力された音声信号ごとに変更するパラメータ信号別変更情報を入力させる信号別変更情報入力手段と、前記パラメータ信号別変更情報を格納する信号別変更情報格納手段とを備え、前記第1の通信手段が前記パラメータ一括変更情報および前記パラメータ信号別変更情報の何れかの情報を前記音響調整卓に送信することによって前記音響調整卓の前記対象信号処理のパラメータが前記パラメータ一括変更情報および前記パラメータ信号別変更情報の何れかの情報に基づいて変更され、前記第2の通信手段が前記パラメータ一括変更情報および前記パラメータ信号別変更情報の何れかの情報を前記パラメータ設定装置に送信することによって前記パラメータ設定情報が前記パラメータ一括変更情報および前記パラメータ信号別変更情報の何れかの情報に基づいて変更されるようにした構成を有している。
【0015】
この構成により、各チャンネルに入力された音声信号のうちから選択された音声信号に施される選択された信号処理のパラメータを一括して変更する情報を入力させるため、音響調整卓の特定の信号処理のパラメータを特定のチャンネルに入力された音声信号に限定して同時にパラメータ変更を行うことができ、さらに、音響調整卓の信号処理のうちから選択された信号処理のパラメータを各チャンネルに入力された音声信号ごとに変更する情報を入力させ格納するため、音響調整卓の全ての信号処理の全てのパラメータの設定を表すパラメータ設定情報を格納するよりも少ないデータ量のパラメータ情報を個別に格納し管理することができる。
【0016】
また、本発明のパラメータ設定機能拡張装置は、前記信号別変更情報入力手段が、前記信号別変更情報格納手段に格納されたパラメータ信号別変更情報を呼出し、前記第1の通信手段が呼出されたパラメータ信号別変更情報を前記音響調整卓に送信することによって前記対象信号処理のパラメータが呼出されたパラメータ信号別変更情報に基づいて変更され、前記第2の通信手段が呼出されたパラメータ信号別変更情報を前記パラメータ設定装置に送信することによって前記パラメータ設定情報が呼出されたパラメータ信号別変更情報に基づいて変更されるようにした構成を有している。
【0017】
この構成により、音響調整卓の信号処理のうちから選択された信号処理のパラメータを各チャンネルに入力された音声信号ごとに変更する情報を入力し格納するため、音響調整卓の全ての信号処理の全てのパラメータの設定を表すパラメータ設定情報を格納するよりも少ないデータ量のパラメータ情報を個別に格納し管理することができ、さらに、格納された情報を呼出し音響調整卓に送信することもできる。
【0018】
また、本発明のパラメータ設定機能拡張装置は、前記音響調整卓によって前記複数のチャンネルより入力された音声信号が複数のグループにグループ化され、前記複数のグループにグループ化された音声信号ごとに複数のグループ信号処理が施され、前記パラメータ設定情報が前記複数のグループ信号処理のパラメータを前記複数のグループにグループ化された音声信号ごとに設定する情報を含む場合に、前記対象信号処理が前記複数のチャンネル信号処理および前記複数のグループ信号処理のうちから選択され、前記対象信号処理が前記複数のグループ信号処理のうちから選択された場合には前記対象音声信号が前記複数のグループにグループ化された音声信号のうちから選択されるようにした構成を有している。
【0019】
この構成により、各グループにグループ化された音声信号のうちから選択された音声信号に施される選択された信号処理のパラメータを一括して変更する情報を入力させるため、音響調整卓の特定の信号処理のパラメータを特定のグループにグループ化された音声信号に限定して同時にパラメータ変更を行うことができる。
【0020】
また、本発明のパラメータ設定機能拡張装置は、前記音響調整卓によって前記複数のチャンネルより入力された音声信号が複数のグループにグループ化され、前記複数のグループにグループ化された音声信号ごとに複数のグループ信号処理が施され、前記パラメータ設定情報が前記複数のグループ信号処理のパラメータを前記複数のグループにグループ化された音声信号ごとに設定する情報を含む場合に、前記対象信号処理が前記複数のチャンネル信号処理および前記複数のグループ信号処理のうちから選択され、前記対象信号処理が前記複数のグループ信号処理のうちから選択された場合には、前記パラメータ信号別変更情報が、前記対象信号処理のパラメータを前記複数のグループにグループ化された音声信号ごとに変更する情報よりなるようにした構成を有している。
【0021】
この構成により、音響調整卓の信号処理のうちから選択された信号処理のパラメータを各グループにグループ化された音声信号ごとに変更する情報を入力させ格納するため、音響調整卓の全ての信号処理の全てのパラメータの設定を表すパラメータ設定情報を格納するよりも少ないデータ量のパラメータ情報を個別に格納し管理することができる。
【0022】
また、本発明のパラメータ設定機能拡張装置は、前記音響調整卓によって前記複数のグループにグループ化された音声信号が複数のマトリクスにグループ化され、前記複数のマトリクスにグループ化された音声信号ごとに複数のマトリクス信号処理が施され、前記パラメータ設定情報が前記複数のマトリクス信号処理のパラメータを前記複数のマトリクスにグループ化された音声信号ごとに設定する情報を含む場合に、前記対象信号処理が前記複数のチャンネル信号処理、前記複数のグループ信号処理および前記複数のマトリクス信号処理のうちから選択され、前記対象信号処理が前記複数のマトリクス信号処理のうちから選択された場合には前記対象音声信号が前記複数のマトリクスにグループ化された音声信号のうちから選択されるようにした構成を有している。
【0023】
この構成により、各マトリクスにグループ化された音声信号のうちから選択された音声信号に施される選択された信号処理のパラメータを一括して変更する情報を入力させるため、音響調整卓の特定の信号処理のパラメータを特定のマトリクスにグループ化された音声信号に限定して同時にパラメータ変更を行うことができる。
【0024】
また、本発明のパラメータ設定機能拡張装置は、前記音響調整卓によって前記複数のグループにグループ化された音声信号が複数のマトリクスにグループ化され、前記複数のマトリクスにグループ化された音声信号ごとに複数のマトリクス信号処理が施され、前記パラメータ設定情報が前記複数のマトリクス信号処理のパラメータを前記複数のマトリクスにグループ化された音声信号ごとに設定する情報を含む場合に、前記対象信号処理が前記複数のチャンネル信号処理、前記複数のグループ信号処理および前記複数のマトリクス信号処理のうちから選択され、前記対象信号処理が前記複数のグループ信号処理のうちから選択された場合には、前記パラメータ信号別変更情報が、前記対象信号処理のパラメータを前記複数のマトリクスにグループ化された音声信号ごとに変更する情報よりなるようにしたようにした構成を有している。
【0025】
この構成により、音響調整卓の信号処理のうちから選択された信号処理のパラメータを各マトリクスにグループ化された音声信号ごとに変更する情報を入力させ格納するため、音響調整卓の全ての信号処理の全てのパラメータの設定を表すパラメータ設定情報を格納するよりも少ないデータ量のパラメータ情報を個別に格納し管理することができる。
【0026】
また、本発明のパラメータ設定機能拡張装置は、前記信号処理選択手段によって選択される前記対象信号処理が、音声信号の振幅値を0にするか否かの選択処理よりなるようにした構成を有している。
【0027】
この構成により、音声信号の振幅値を0にするか否かの選択処理のパラメータを一括して変更する情報を生成させるため、音声信号の振幅値を0にするか否かの選択処理のパラメータを特定の音声信号に限定して同時にパラメータ変更を行うことができる。
【0028】
また、本発明のパラメータ設定機能拡張装置は、前記信号処理選択手段によって選択される前記対象信号処理が、音声信号の音量調整処理よりなるようにした構成を有している。
【0029】
この構成により、音声信号の音量調整処理のパラメータを一括して変更する情報を生成させるため、音声信号の音量調整処理のパラメータを特定の音声信号に限定して同時にパラメータ変更を行うことができる。
【0030】
また、本発明のパラメータ設定機能拡張装置は、前記信号処理選択手段によって選択される前記対象信号処理が、音声信号の周波数帯域ごとのレベル調整処理よりなるようにした構成を有している。
【0031】
この構成により、音声信号の周波数帯域ごとのレベル調整処理のパラメータを一括して変更する情報を生成させるため、音声信号の周波数帯域ごとのレベル調整処理のパラメータを特定の音声信号に限定して同時にパラメータ変更を行うことができる。
【0032】
また、本発明のパラメータ設定機能拡張装置は、前記信号処理選択手段によって選択される前記対象信号処理が、音声信号のダイナミクスの調整処理よりなるようにした構成を有している。
【0033】
この構成により、音声信号のダイナミクスの調整処理のパラメータを一括して変更する情報を生成させるため、音声信号のダイナミクスの調整処理のパラメータを特定の音声信号に限定して同時にパラメータ変更を行うことができる。
【0034】
また、本発明のパラメータ設定機能拡張装置は、前記信号処理選択手段によって選択される前記対象信号処理が、音声信号に音量調整処理と周波数帯域ごとのレベル調整処理とダイナミクスの調整処理とのうちの少なくとも1つ以上の調整処理が施される前の音声信号を検聴するか否かの選択処理よりなるようにした構成を有している。
【0035】
この構成により、音声信号に音量調整処理と周波数帯域ごとのレベル調整処理とダイナミクスの調整処理とのうちの少なくとも1つ以上の調整処理が施される前の音声信号を検聴するか否かの選択処理のパラメータを一括して変更する情報を生成させるため、音声信号に音量調整処理と周波数帯域ごとのレベル調整処理とダイナミクスの調整処理とのうちの少なくとも1つ以上の調整処理が施される前の音声信号を検聴するか否かの選択処理のパラメータを特定の音声信号に限定して同時にパラメータ変更を行うことができる。
【0036】
また、本発明のパラメータ設定機能拡張装置は、前記信号処理選択手段によって選択される前記対象信号処理が、音声信号に音量調整処理と周波数帯域ごとのレベル調整処理とダイナミクスの調整処理とのうちの少なくとも1つ以上の調整処理が施された後の音声信号を検聴するか否かの選択処理よりなるようにした構成を有している。
【0037】
この構成により、音声信号に音量調整処理と周波数帯域ごとのレベル調整処理とダイナミクスの調整処理とのうちの少なくとも1つ以上の調整処理が施された後の音声信号を検聴するか否かの選択処理のパラメータを一括して変更する情報を生成させるため、音声信号に音量調整処理と周波数帯域ごとのレベル調整処理とダイナミクスの調整処理とのうちの少なくとも1つ以上の調整処理が施された後の音声信号を検聴するか否かの選択処理のパラメータを特定の音声信号に限定して同時にパラメータ変更を行うことができる。
【0038】
また、本発明のパラメータ設定機能拡張装置は、前記信号処理選択手段によって前記複数のチャンネル信号処理のうちから選択される前記対象信号処理が、音声信号を前記複数のグループのうち何れのグループにグループ化させるかの選択処理よりなるようにした構成を有している。
【0039】
この構成により、音声信号を前記複数のグループのうち何れのグループにグループ化させるかの選択処理のパラメータを一括して変更する情報を生成させるため、音声信号を前記複数のグループのうち何れのグループにグループ化させるかの選択処理のパラメータを特定の音声信号に限定して同時にパラメータ変更を行うことができる。
【0040】
また、本発明のパラメータ設定機能拡張装置は、前記信号処理選択手段によって前記複数のグループ信号処理のうちから選択される前記対象信号処理が、音声信号を前記複数のマトリクスのうち何れのマトリクスにグループ化させるかの選択処理よりなるようにした構成を有している。
【0041】
この構成により、音声信号を前記複数のマトリクスのうち何れのマトリクスにグループ化させるかの選択処理のパラメータを一括して変更する情報を生成させるため、音声信号を前記複数のマトリクスのうち何れのマトリクスにグループ化させるかの選択処理のパラメータを特定の音声信号に限定して同時にパラメータ変更を行うことができる。
【0042】
また、本発明のパラメータ設定機能拡張装置は、前記信号処理選択手段によって前記複数のマトリクス信号処理のうちから選択される前記対象信号処理が、前記複数のマトリクスにグループ化させる音声信号を何れのチャンネルより入力され何れのグループにグループ化された音声信号とするかの選択処理よりなるようにした構成を有している。
【0043】
この構成により、前記複数のマトリクスにグループ化させる音声信号を何れのチャンネルより入力され何れのグループにグループ化された音声信号とするかの選択処理のパラメータを一括して変更する情報を生成させるため、前記複数のマトリクスにグループ化させる音声信号を何れのチャンネルより入力され何れのグループにグループ化された音声信号とするかの選択処理のパラメータを特定の音声信号に限定して同時にパラメータ変更を行うことができる。
【0044】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態のパラメータ設定機能拡張装置100の構成を示すブロック図である。
パラメータ設定機能拡張装置100は、複数のチャンネルより入力された音声信号のそれぞれに複数のチャンネル信号処理を施す音響調整卓10と通信を行う第1の通信手段110と、複数のチャンネル信号処理のパラメータを複数のチャンネルより入力された音声信号ごとに設定するパラメータ設定情報を生成および保持するパラメータ設定装置20と通信を行う第2の通信手段120と、複数のチャンネル信号処理のうち1つの対象信号処理を選択させる信号処理選択手段130と、複数のチャンネルより入力された音声信号のうち1つ以上の対象音声信号を選択させる音声信号選択手段140と、対象音声信号に施される対象信号処理のパラメータを一括して変更するパラメータ一括変更情報を入力させる一括変更情報入力手段150と、対象信号処理のパラメータを複数のチャンネルより入力された音声信号ごとに変更するパラメータ信号別変更情報を入力させる信号別変更情報入力手段160と、パラメータ信号別変更情報を格納する信号別変更情報格納手段170とによって構成される。
【0045】
ここで、信号処理選択手段130、音声信号選択手段140、一括変更情報入力手段150および信号別変更情報入力手段160は、グラフィカルユーザインターフェイス(Graphical User Interface、GUI)と、GUIを表示する表示手段と、GUIに応じてユーザによって情報が入力される情報入力手段とによって構成される。
【0046】
音響調整卓10は、複数のチャンネルより入力されたそれぞれの音声信号に複数の信号処理を施し、複数のチャンネルより入力された音声信号を複数のグループにグループ化してグループ化された音声信号ごとに複数の信号処理を施し、複数のグループにグループ化され信号処理が施された音声信号を複数のマトリクスにグループ化してグループ化された音声信号ごとに複数の信号処理を施すようになっている。
【0047】
また、音響調整卓10は、複数のマトリクスによってグループ化された音声信号を外部に出力するようになっている。
【0048】
複数のチャンネル信号処理は、入力された音声信号の振幅値を0にするか否かの選択処理、入力された音声信号の音量調整処理、入力された音声信号の周波数帯域ごとのレベル調整処理、入力された音声信号のダイナミクスの調整処理、音声信号に音量調整処理と周波数帯域ごとのレベル調整処理とダイナミクスの調整処理とのうちの少なくとも1つ以上の調整処理が施される前の音声信号を検聴するか否かの選択処理、入力された音声信号に音量調整処理と周波数帯域ごとのレベル調整処理とダイナミクスの調整処理とのうちの少なくとも1つ以上の調整処理が施された後の音声信号を検聴するか否かの選択処理、および入力された音声信号を複数のグループのうち何れのグループにグループ化させるかの選択処理を含む。
【0049】
音響調整卓10の複数のグループによってグループ化されたそれぞれの音声信号に施される複数のグループ信号処理は、グループ化された音声信号の振幅値を0にするか否かの選択処理、グループ化された音声信号の音量調整処理、グループ化された音声信号の周波数帯域ごとのレベル調整処理、グループ化された音声信号のダイナミクスの調整処理、グループ化された音声信号のダイナミクスの調整処理、音声信号に音量調整処理と周波数帯域ごとのレベル調整処理とダイナミクスの調整処理とのうちの少なくとも1つ以上の調整処理が施される前の音声信号を検聴するか否かの選択処理、グループ化された音声信号に音量調整処理と周波数帯域ごとのレベル調整処理とダイナミクスの調整処理とのうちの少なくとも1つ以上の調整処理が施された後の音声信号を検聴するか否かの選択処理、およびグループ化された音声信号を複数のマトリクスのうち何れのマトリクスにグループ化させるかの選択処理を含む。
【0050】
音響調整卓10の複数のマトリクスによってグループ化されたそれぞれの音声信号に施される複数のマトリクス信号処理は、グループ化された音声信号の振幅値を0にするか否かの選択処理、グループ化された音声信号の音量調整処理、グループ化された音声信号の周波数帯域ごとのレベル調整処理、グループ化された音声信号のダイナミクスの調整処理、グループ化された音声信号のダイナミクスの調整処理、音声信号に音量調整処理と周波数帯域ごとのレベル調整処理とダイナミクスの調整処理とのうちの少なくとも1つ以上の調整処理が施される前の音声信号を検聴するか否かの選択処理、グループ化された音声信号に音量調整処理と周波数帯域ごとのレベル調整処理とダイナミクスの調整処理とのうちの少なくとも1つ以上の調整処理が施された後の音声信号を検聴するか否かの選択処理、および複数のマトリクスにグループ化させる音声信号を何れのチャンネルより入力され何れのグループにグループ化された音声信号とするかの選択処理を含む。
【0051】
パラメータ設定装置20は、GUIを備え、GUIを介してユーザに複数のチャンネル信号処理のパラメータを複数のチャンネルより入力された音声信号ごとに設定するパラメータ設定情報を入力させ保持するようになっている。
【0052】
また、パラメータ設定装置20は、入力されたパラメータ設定情報をパラメータ設定機能拡張装置100を介して音響調整卓10に出力するようになっている。
【0053】
また、パラメータ設定装置20は、生成されたパラメータ設定情報を保存するようになっている。さらに、パラメータ設定装置20は、保存されたパラメータ設定情報を呼出し、呼出されたパラメータ設定情報を音響調整卓10に出力するようになっている。
【0054】
第1の通信手段110には、一括変更情報入力手段150によって出力されたパラメータ一括変更情報が入力されるようになっており、第1の通信手段110は、入力されたパラメータ一括変更情報を音響調整卓10に送信するようになっている。
【0055】
また、第1の通信手段110には、信号別変更情報入力手段160によって出力されたパラメータ信号別変更情報要求が入力されるようになっており、第1の通信手段110は、入力されたパラメータ信号別変更情報要求を音響調整卓10に送信するようになっている。さらに、第1の通信手段110には、音響調整卓10によって出力されたパラメータ信号別変更情報が入力されるようになっており、第1の通信手段110は、入力されたパラメータ信号別変更情報を信号別変更情報入力手段160に出力するようになっている。
【0056】
また、第1の通信手段110には、信号別変更情報入力手段160によって出力されたパラメータ信号別変更情報が入力されるようになっており、第1の通信手段110は、入力されたパラメータ信号別変更情報を音響調整卓10に送信するようになっている。
【0057】
また、第1の通信手段110には、パラメータ設定装置20によって送信されたパラメータ設定情報が第2の通信手段120を介して入力されるようになっており、第1の通信手段110は、入力されたパラメータ設定情報を音響調整卓10に送信するようになっている。
【0058】
第2の通信手段120には、一括変更情報入力手段150によって出力されたパラメータ一括変更情報が入力されるようになっており、第2の通信手段120は、入力されたパラメータ一括変更情報をパラメータ設定装置20に送信するようになっている。
【0059】
また、第2の通信手段120には、信号別変更情報入力手段160によって出力されたパラメータ信号別変更情報が入力されるようになっており、第2の通信手段120は、入力されたパラメータ信号別変更情報をパラメータ設定装置20に送信するようになっている。
【0060】
また、第2の通信手段120は、パラメータ設定装置20によって送信されたパラメータ設定情報を受信し、受信されたパラメータ設定情報を第1の通信手段110に出力するようになっている。
【0061】
信号処理選択手段130は、複数のチャンネル信号処理、複数のグループ信号処理および複数のマトリクス信号処理のうちの1つの対象信号処理を選択させるGUIを表示してユーザに選択させ、選択された対象信号処理を表す対象信号処理情報を生成し、生成された対象信号処理情報を音声信号選択手段140、一括変更情報入力手段150および信号別変更情報入力手段160に出力するようになっている。
【0062】
音声信号選択手段140には、信号処理選択手段130によって出力された対象信号処理情報が入力されるようになっており、音声信号選択手段140は、入力された対象信号処理情報に基いて、対象信号処理が複数のチャンネル信号処理、複数のグループ信号処理および複数のマトリクス信号処理うちの何れから選択された信号処理であるかの判定を行うようになっている。
【0063】
上述の判定の結果、対象信号処理が複数のチャンネル信号処理のうちから選択された信号処理である場合に、音声信号選択手段140は、複数のチャンネルより入力される音声信号のうちの少なくとも1つ以上の対象音声信号を選択させるGUIを表示してユーザに選択させ、選択された対象音声信号を表す対象音声信号情報を生成し、生成された対象音声信号情報を一括変更情報入力手段150に出力するようになっている。
【0064】
上述の判定の結果、対象信号処理が複数のグループ信号処理のうちから選択された信号処理である場合に、音声信号選択手段140は、複数のグループにグループ化された音声信号のうちの少なくとも1つ以上の対象音声信号を選択させるGUIを表示してユーザに選択させ、選択された対象音声信号を表す対象音声信号情報を生成し、生成された対象音声信号情報を一括変更情報入力手段150に出力するようになっている。
【0065】
上述の判定の結果、対象信号処理が複数のマトリクス信号処理のうちから選択された信号処理である場合に、音声信号選択手段140は、複数のマトリクスにグループ化された音声信号のうちの少なくとも1つ以上の対象音声信号を選択させるGUIを表示してユーザに選択させ、選択された対象音声信号を表す対象音声信号情報を生成し、生成された対象音声信号情報を一括変更情報入力手段150に出力するようになっている。
【0066】
一括変更情報入力手段150には、信号処理選択手段130によって出力された対象信号処理情報および音声信号選択手段140によって出力された対象音声信号情報が入力されるようになっている。
【0067】
一括変更情報入力手段150は、入力された対象信号処理情報および対象音声信号情報に応じて、対象音声信号に施される対象信号処理のパラメータを一括して変更するパラメータ一括変更情報を入力させるGUIを表示してユーザに入力させ、入力されたパラメータ一括変更情報を第1の通信手段110および第2の通信手段120に出力するようになっている。
【0068】
信号別変更情報入力手段160には、信号処理選択手段130によって出力された対象信号処理情報が入力されるようになっている。信号別変更情報入力手段160は、入力された対象信号処理情報に基いて、対象信号処理が複数のチャンネル信号処理、複数のグループ信号処理および複数のマトリクス信号処理うちの何れから選択された信号処理であるかの判定を行うようになっている。
【0069】
上述の判定の結果、対象信号処理が複数のチャンネル信号処理のうちから選択された信号処理である場合に、信号別変更情報入力手段160は、対象信号処理のパラメータを複数のチャンネルより入力された音声信号ごとに変更するパラメータ信号別変更情報を入力させるGUIを表示してユーザに入力させるようになっている。
【0070】
上述の判定の結果、対象信号処理が複数のグループ信号処理のうちから選択された信号処理である場合に、信号別変更情報入力手段160は、対象信号処理のパラメータを複数のグループにグループ化された音声信号ごとに変更するパラメータ信号別変更情報を入力させるGUIを表示してユーザに入力させるようになっている。
【0071】
上述の判定の結果、対象信号処理が複数のマトリクス信号処理のうちから選択された信号処理である場合に、信号別変更情報入力手段160は、対象信号処理のパラメータを複数のマトリクスにグループ化された音声信号ごとに変更するパラメータ信号別変更情報を入力させるGUIを表示してユーザに入力させるようになっている。
【0072】
また、信号別変更情報入力手段160は、入力されたパラメータ信号別変更情報を信号別変更情報格納手段170に格納するか否かを選択させるGUIを表示してユーザに選択させ、パラメータ信号別変更情報の格納がユーザによって選択された場合には、入力されたパラメータ信号別変更情報を信号別変更情報入力手段160に格納するようになっている。
【0073】
また、信号別変更情報入力手段160は、入力されたパラメータ信号別変更情報を音響調整卓10およびパラメータ設定装置20に送信するか否かを選択させるGUIを表示してユーザに選択させ、パラメータ信号別変更情報の送信がユーザによって選択された場合には、入力されたパラメータ信号別変更情報を音響調整卓10およびパラメータ設定装置20に送信するようになっている。
【0074】
また、信号別変更情報入力手段160は、音響調整卓10にパラメータ信号別変更情報を要求するか否かを選択させるGUIを表示してユーザに選択させ、パラメータ信号別変更情報を要求することをユーザによって選択された場合には、音響調整卓10にパラメータ信号別変更情報を要求するパラメータ信号別変更情報要求を第1の通信手段110に出力するようになっている。
【0075】
また、信号別変更情報入力手段160は、信号別変更情報格納手段170に格納されたパラメータ信号別変更情報を呼出すか否かを選択させるGUIを表示してユーザに選択させ、信号別変更情報格納手段170に格納されたパラメータ信号別変更情報を呼出すと選択された場合には、信号別変更情報格納手段170に格納されたパラメータ信号別変更情報のうちの何れかを選択させるGUIを表示してユーザに選択させ、選択されたパラメータ信号別変更情報を呼出し、呼出されたパラメータ信号別変更情報を音響調整卓10およびパラメータ設定装置20に送信するか否かを選択させるGUIを表示してユーザに選択させ、呼出されたパラメータ信号別変更情報を音響調整卓10およびパラメータ設定装置20に送信すると選択された場合には、呼出されたパラメータ信号別変更情報を第1の通信手段110および第2の通信手段120に出力するようになっている。
【0076】
以下、本発明の実施の形態のパラメータ設定機能拡張装置100の動作について説明する。
図2は、本発明の実施の形態のパラメータ設定機能拡張装置100のパラメータ一括変更情報を入力させる動作の流れを示すフローチャートである。
【0077】
まず、信号処理選択手段130のGUIを介して複数のチャンネル信号処理、複数のグループ信号処理および複数のマトリクス信号処理のうちの1つの対象信号処理がユーザによって選択される(S210)。
【0078】
次に、対象信号処理が複数のチャンネル信号処理、複数のグループ信号処理および複数のマトリクス信号処理うちの何れから選択された信号処理であるかの判定が音声信号選択手段140によって行われ、対象信号処理が複数のチャンネル信号処理のうちから選択された信号処理である場合には音声信号選択手段140のGUIを介して複数のチャンネルより入力される音声信号のうちから対象音声信号がユーザによって選択され、対象信号処理が複数のグループ信号処理のうちから選択された信号処理である場合には音声信号選択手段140のGUIを介して複数のグループによってグループ化された音声信号のうちから対象音声信号がユーザによって選択され、対象信号処理が複数のマトリクス信号処理のうちから選択された信号処理である場合には音声信号選択手段140のGUIを介して複数のマトリクスによってグループ化された音声信号のうちから対象音声信号がユーザによって選択される(S220)。
【0079】
次いで、一括変更情報入力手段150のGUIを介してパラメータ一括変更情報がユーザによって入力され(S230)、パラメータ一括変更情報が第1の通信手段110を介して音響調整卓10に送信されることによって音響調整卓10の対象信号処理のパラメータが一括して変更され(S240)、パラメータ一括変更情報が第2の通信手段120を介してパラメータ設定装置20に送信されることによってパラメータ設定装置20に保持されたパラメータ設定情報が変更される(S250)。
【0080】
図3は、本発明の実施の形態のパラメータ設定機能拡張装置100のパラメータ信号別変更情報を入力させる動作の流れを示すフローチャートである。
【0081】
まず、信号処理選択手段130のGUIを介して複数のチャンネル信号処理、複数のグループ信号処理および複数のマトリクス信号処理のうちの1つの信号処理がユーザによって選択される(S310)。
【0082】
次に、信号処理選択手段130によって生成された対象信号処理情報に応じて、対象信号処理が複数のチャンネル信号処理、複数のグループ信号処理および複数のマトリクス信号処理うちの何れから選択された信号処理であるかの判定が信号別変更情報入力手段160によって行われ、対象信号処理が複数のチャンネル信号処理のうちから選択された信号処理である場合には、信号別変更情報入力手段160のGUIを介して対象信号処理のパラメータを複数のチャンネルより入力された音声信号ごとに変更するパラメータ信号別変更情報がユーザによって入力され、対象信号処理が複数のグループ信号処理のうちから選択された信号処理である場合には、信号別変更情報入力手段160のGUIを介して対象信号処理のパラメータを複数のグループにグループ化された音声信号ごとに変更するパラメータ信号別変更情報がユーザによって入力され、対象信号処理が複数のマトリクス信号処理のうちから選択された信号処理である場合には、信号別変更情報入力手段160のGUIを介して対象信号処理のパラメータを複数のマトリクスにグループ化された音声信号ごとに変更するパラメータ信号別変更情報がユーザによって入力される(S320)。
【0083】
パラメータ信号別変更情報が入力された後に、入力されたパラメータ信号別変更情報を信号別変更情報格納手段170に格納するか否かが信号別変更情報入力手段160のGUIを介してユーザによって選択され(S330)、入力されたパラメータ信号別変更情報を信号別変更情報格納手段170に格納すると選択された場合には、入力されたパラメータ信号別変更情報が信号別変更情報格納手段170に格納される(S340)。
【0084】
次いで、入力されたパラメータ信号別変更情報を音響調整卓10およびパラメータ設定装置20に送信するか否かが信号別変更情報入力手段160のGUIを介してユーザによって選択され(S350)、パラメータ信号別変更情報を音響調整卓10およびパラメータ設定装置20に送信すると選択された場合には、入力されたパラメータ信号別変更情報が第1の通信手段110および第2の通信手段120に出力される(S360)。
【0085】
パラメータ信号別変更情報が第1の通信手段110を介して音響調整卓10に送信されることによって音響調整卓10の対象信号処理のパラメータが音声信号ごとに変更され(S370)、パラメータ一括変更情報が第2の通信手段120を介してパラメータ設定装置20に送信されることによってパラメータ設定装置20に保持されたパラメータ設定情報が変更される(S380)。
【0086】
図4は、本発明の実施の形態のパラメータ設定機能拡張装置100における音響調整卓10によって送信されたパラメータ信号別変更情報を格納する動作の流れを示すフローチャートである。
まず、ユーザによる音響調整卓10へのパラメータ入力またはパラメータ設定装置20よって出力されたパラメータ設定情報に基づいて、音響調整卓10のパラメータが変更される(S410)。次に、入力されたパラメータ信号別変更情報を信号別変更情報格納手段170に格納するか否かが信号別変更情報入力手段160のGUIを介してユーザによって選択される(S420)。
【0087】
次に、入力されたパラメータ信号別変更情報を信号別変更情報格納手段170に格納することが選択された場合に、パラメータ信号別変更情報を要求するパラメータ信号別変更情報要求が信号別変更情報入力手段160から第1の通信手段110に出力され、第1の通信手段110によってパラメータ信号別変更情報要求が音響調整卓10に送信される(S430)。
【0088】
次いで、パラメータ信号別変更情報要求に応じて音響調整卓10によって送信されたパラメータ信号別変更情報が第1の通信手段110によって受信され(S440)、受信されたパラメータ信号別変更情報が信号別変更情報入力手段160を介して信号別変更情報格納手段170に格納される(S450)。
【0089】
図5は、本発明の実施の形態のパラメータ設定機能拡張装置100の格納されたパラメータ信号別変更情報を呼出す動作の流れを示すフローチャートである。
なお、信号別変更情報格納手段170には、複数のパラメータ信号別変更情報が格納されているものとする。
【0090】
まず、信号別変更情報格納手段170に格納されたパラメータ信号別変更情報を呼出すか否かが信号別変更情報入力手段160のGUIを介してユーザによって選択され(S510)、信号別変更情報格納手段170に格納されたパラメータ信号別変更情報を呼出すと選択された場合には、信号別変更情報格納手段170に格納されたパラメータ信号別変更情報のうちの何れかが信号別変更情報入力手段160のGUIを介してユーザによって選択され(S520)、選択されたパラメータ信号別変更情報が信号別変更情報入力手段160によって呼出される(S530)。
【0091】
次に、呼出されたパラメータ信号別変更情報を音響調整卓10およびパラメータ設定装置20に送信するか否かが信号別変更情報入力手段160のGUIを介してユーザによって選択され(S540)、呼出されたパラメータ信号別変更情報を音響調整卓10およびパラメータ設定装置20に送信すると選択された場合には、呼出されたパラメータ信号別変更情報が音響調整卓10およびパラメータ設定装置20に送信される(S550)。
【0092】
パラメータ信号別変更情報が第1の通信手段110を介して音響調整卓10に送信されることによって音響調整卓10の対象信号処理のパラメータが音声信号ごとに変更され(S560)、パラメータ一括変更情報が第2の通信手段120を介してパラメータ設定装置20に送信されることによってパラメータ設定装置20に保持されたパラメータ設定情報が変更される(S570)。
【0093】
以上説明したように、本発明の実施の形態のパラメータ設定機能拡張装置は、選択された音声信号に施される選択された信号処理のパラメータを一括して変更する情報を入力させるため、音響調整卓の特定の信号処理のパラメータを特定の音声信号に限定して同時にパラメータ変更を行うことができる。
また、音響調整卓の信号処理のうちから選択された信号処理のパラメータを各チャンネルに入力された音声信号ごと、各グループにグループ化された音声信号ごとまたは各マトリクスにグループ化された音声信号ごとに変更する情報を入力させ格納するため、音響調整卓の全ての信号処理の全てのパラメータの設定を表すパラメータ設定情報を格納するよりも少ないデータ量のパラメータ情報を個別に格納し管理することができ、さらに、格納された情報を呼出し音響調整卓に送信することもできる。
【0094】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、音響調整卓の信号処理のパラメータを細分化してパラメータ変更を行うことができるパラメータ設定機能拡張装置を提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のパラメータ設定機能拡張装置の構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態のパラメータ設定機能拡張装置のパラメータ一括変更情報を入力させる動作の流れを示すフローチャート
【図3】本発明の実施の形態のパラメータ設定機能拡張装置のパラメータ信号別変更情報を入力させる動作の流れを示すフローチャート
【図4】本発明の実施の形態のパラメータ設定機能拡張装置における音響調整卓によって送信されたパラメータ信号別変更情報を格納する動作の流れを示すフローチャート
【図5】本発明の実施の形態のパラメータ設定機能拡張装置の格納されたパラメータ信号別変更情報を呼出す動作の流れを示すフローチャート
【図6】従来の音響調整卓システムの構成を示すブロック図
【符号の説明】
10、910 音響調整卓
20、920 パラメータ設定装置
100 パラメータ設定機能拡張装置
110 第1の通信手段
120 第2の通信手段
130 信号処理選択手段
140 音声信号選択手段
150 一括変更情報入力手段
160 信号別変更情報入力手段
170 信号別変更情報格納手段
900 音響調整卓システム
930 外部装置
Claims (17)
- 複数のチャンネルより入力された音声信号のそれぞれに複数のチャンネル信号処理を施す音響調整卓と通信を行う第1の通信手段と、前記複数のチャンネル信号処理のパラメータを前記複数のチャンネルより入力された音声信号ごとに設定するパラメータ設定情報を生成および保持するパラメータ設定装置と通信を行う第2の通信手段と、前記複数のチャンネル信号処理のうち1つの対象信号処理を選択させる信号処理選択手段と、前記複数のチャンネルより入力された音声信号のうち1つ以上の対象音声信号を選択させる音声信号選択手段と、前記対象音声信号に施される前記対象信号処理のパラメータを一括して変更するパラメータ一括変更情報を入力させる一括変更情報入力手段とを備え、前記第1の通信手段が前記パラメータ一括変更情報を前記音響調整卓に送信することによって前記音響調整卓の前記対象信号処理のパラメータが前記パラメータ一括変更情報に基づいて変更され、前記第2の通信手段が前記パラメータ一括変更情報を前記パラメータ設定装置に送信することによって前記パラメータ設定情報が前記パラメータ一括変更情報に基づいて変更されるようにしたことを特徴とするパラメータ設定機能拡張装置。
- 複数のチャンネルより入力された音声信号のそれぞれに複数のチャンネル信号処理を施す音響調整卓と通信を行う第1の通信手段と、前記複数のチャンネル信号処理のパラメータを前記複数のチャンネルより入力された音声信号ごとに設定するパラメータ設定情報を生成および保持するパラメータ設定装置と通信を行う第2の通信手段と、前記複数のチャンネル信号処理のうち1つの対象信号処理を選択させる信号処理選択手段と、前記対象信号処理のパラメータを前記複数のチャンネルより入力された音声信号ごとに変更するパラメータ信号別変更情報を入力させる信号別変更情報入力手段と、前記パラメータ信号別変更情報を格納する信号別変更情報格納手段とを備え、前記第1の通信手段が前記パラメータ信号別変更情報を前記音響調整卓に送信することによって前記対象信号処理のパラメータが前記パラメータ信号別変更情報に基づいて変更され、前記第2の通信手段が前記パラメータ信号別変更情報を前記パラメータ設定装置に送信することによって前記パラメータ設定情報が前記パラメータ信号別変更情報に基づいて変更されるようにしたことを特徴とするパラメータ設定機能拡張装置。
- 複数のチャンネルより入力された音声信号のそれぞれに複数のチャンネル信号処理を施す音響調整卓と通信を行う第1の通信手段と、前記複数のチャンネル信号処理のパラメータを前記複数のチャンネルより入力された音声信号ごとに設定するパラメータ設定情報を生成および保持するパラメータ設定装置と通信を行う第2の通信手段と、前記複数のチャンネル信号処理のうち1つの対象信号処理を選択させる信号処理選択手段と、前記複数のチャンネルより入力された音声信号のうち1つ以上の対象音声信号を選択させる音声信号選択手段と、前記対象音声信号に施される前記対象信号処理のパラメータを一括して変更するパラメータ一括変更情報を入力させる一括変更情報入力手段と、前記対象信号処理のパラメータを前記複数のチャンネルより入力された音声信号ごとに変更するパラメータ信号別変更情報を入力させる信号別変更情報入力手段と、前記パラメータ信号別変更情報を格納する信号別変更情報格納手段とを備え、前記第1の通信手段が前記パラメータ一括変更情報および前記パラメータ信号別変更情報の何れかの情報を前記音響調整卓に送信することによって前記音響調整卓の前記対象信号処理のパラメータが前記パラメータ一括変更情報および前記パラメータ信号別変更情報の何れかの情報に基づいて変更され、前記第2の通信手段が前記パラメータ一括変更情報および前記パラメータ信号別変更情報の何れかの情報を前記パラメータ設定装置に送信することによって前記パラメータ設定情報が前記パラメータ一括変更情報および前記パラメータ信号別変更情報の何れかの情報に基づいて変更されるようにしたことを特徴とするパラメータ設定機能拡張装置。
- 前記信号別変更情報入力手段が、前記信号別変更情報格納手段に格納されたパラメータ信号別変更情報を呼出し、前記第1の通信手段が呼出されたパラメータ信号別変更情報を前記音響調整卓に送信することによって前記対象信号処理のパラメータが呼出されたパラメータ信号別変更情報に基づいて変更され、前記第2の通信手段が呼出されたパラメータ信号別変更情報を前記パラメータ設定装置に送信することによって前記パラメータ設定情報が呼出されたパラメータ信号別変更情報に基づいて変更されるようにしたことを特徴とする請求項2または請求項3に記載のパラメータ設定機能拡張装置。
- 前記音響調整卓によって前記複数のチャンネルより入力された音声信号が複数のグループにグループ化され、前記複数のグループにグループ化された音声信号ごとに複数のグループ信号処理が施され、前記パラメータ設定情報が前記複数のグループ信号処理のパラメータを前記複数のグループにグループ化された音声信号ごとに設定する情報を含む場合に、前記対象信号処理が前記複数のチャンネル信号処理および前記複数のグループ信号処理のうちから選択され、前記対象信号処理が前記複数のグループ信号処理のうちから選択された場合には前記対象音声信号が前記複数のグループにグループ化された音声信号のうちから選択されるようにしたことを特徴とする請求項1または請求項3に記載のパラメータ設定機能拡張装置。
- 前記音響調整卓によって前記複数のチャンネルより入力された音声信号が複数のグループにグループ化され、前記複数のグループにグループ化された音声信号ごとに複数のグループ信号処理が施され、前記パラメータ設定情報が前記複数のグループ信号処理のパラメータを前記複数のグループにグループ化された音声信号ごとに設定する情報を含む場合に、前記対象信号処理が前記複数のチャンネル信号処理および前記複数のグループ信号処理のうちから選択され、前記対象信号処理が前記複数のグループ信号処理のうちから選択された場合には、前記パラメータ信号別変更情報が、前記対象信号処理のパラメータを前記複数のグループにグループ化された音声信号ごとに変更する情報よりなるようにしたことを特徴とする請求項2乃至請求項4の何れかに記載のパラメータ設定機能拡張装置。
- 前記音響調整卓によって前記複数のグループにグループ化された音声信号が複数のマトリクスにグループ化され、前記複数のマトリクスにグループ化された音声信号ごとに複数のマトリクス信号処理が施され、前記パラメータ設定情報が前記複数のマトリクス信号処理のパラメータを前記複数のマトリクスにグループ化された音声信号ごとに設定する情報を含む場合に、前記対象信号処理が前記複数のチャンネル信号処理、前記複数のグループ信号処理および前記複数のマトリクス信号処理のうちから選択され、前記対象信号処理が前記複数のマトリクス信号処理のうちから選択された場合には前記対象音声信号が前記複数のマトリクスにグループ化された音声信号のうちから選択されるようにしたことを特徴とする請求項5に記載のパラメータ設定機能拡張装置。
- 前記音響調整卓によって前記複数のグループにグループ化された音声信号が複数のマトリクスにグループ化され、前記複数のマトリクスにグループ化された音声信号ごとに複数のマトリクス信号処理が施され、前記パラメータ設定情報が前記複数のマトリクス信号処理のパラメータを前記複数のマトリクスにグループ化された音声信号ごとに設定する情報を含む場合に、前記対象信号処理が前記複数のチャンネル信号処理、前記複数のグループ信号処理および前記複数のマトリクス信号処理のうちから選択され、前記対象信号処理が前記複数のグループ信号処理のうちから選択された場合には、前記パラメータ信号別変更情報が、前記対象信号処理のパラメータを前記複数のマトリクスにグループ化された音声信号ごとに変更する情報よりなるようにしたことを特徴とする請求項6に記載のパラメータ設定機能拡張装置。
- 前記信号処理選択手段によって選択される前記対象信号処理が、音声信号の振幅値を0にするか否かの選択処理よりなるようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項8の何れかに記載のパラメータ設定機能拡張装置。
- 前記信号処理選択手段によって選択される前記対象信号処理が、音声信号の音量調整処理よりなるようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項8の何れかに記載のパラメータ設定機能拡張装置。
- 前記信号処理選択手段によって選択される前記対象信号処理が、音声信号の周波数帯域ごとのレベル調整処理よりなるようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項8の何れかに記載のパラメータ設定機能拡張装置。
- 前記信号処理選択手段によって選択される前記対象信号処理が、音声信号のダイナミクスの調整処理よりなるようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項8の何れかに記載のパラメータ設定機能拡張装置。
- 前記信号処理選択手段によって選択される前記対象信号処理が、音声信号に音量調整処理と周波数帯域ごとのレベル調整処理とダイナミクスの調整処理とのうちの少なくとも1つ以上の調整処理が施される前の音声信号を検聴するか否かの選択処理よりなるようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項8の何れかに記載のパラメータ設定機能拡張装置。
- 前記信号処理選択手段によって選択される前記対象信号処理が、音声信号に音量調整処理と周波数帯域ごとのレベル調整処理とダイナミクスの調整処理とのうちの少なくとも1つ以上の調整処理が施された後の音声信号を検聴するか否かの選択処理よりなるようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項8の何れかに記載のパラメータ設定機能拡張装置。
- 前記信号処理選択手段によって前記複数のチャンネル信号処理のうちから選択される前記対象信号処理が、音声信号を前記複数のグループのうち何れのグループにグループ化させるかの選択処理よりなるようにしたことを特徴とする請求項5乃至請求項8の何れかに記載のパラメータ設定機能拡張装置。
- 前記信号処理選択手段によって前記複数のグループ信号処理のうちから選択される前記対象信号処理が、音声信号を前記複数のマトリクスのうち何れのマトリクスにグループ化させるかの選択処理よりなるようにしたことを特徴とする請求項7乃至請求項8の何れかに記載のパラメータ設定機能拡張装置。
- 前記信号処理選択手段によって前記複数のマトリクス信号処理のうちから選択される前記対象信号処理が、前記複数のマトリクスにグループ化させる音声信号を何れのチャンネルより入力され何れのグループにグループ化された音声信号とするかの選択処理よりなるようにしたことを特徴とする請求項7乃至請求項8の何れかに記載のパラメータ設定機能拡張装置。
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-
2002
- 2002-12-16 JP JP2002364104A patent/JP2004198520A/ja active Pending
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US20200103844A1 (en) * | 2018-09-28 | 2020-04-02 | Fisher-Rosemount Systems, Inc | Bulk commissioning of field devices within a process plant |
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