JP2004196506A - 両面粘着シート及び帯状材料と巻芯の接合方法 - Google Patents

両面粘着シート及び帯状材料と巻芯の接合方法 Download PDF

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健史 山中
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Abstract

【課題】スリットされた複数の帯状材料を1つの巻取軸に装填された複数の巻芯に巻き付けるときに用いられる両面粘着シート及び帯状材料と巻芯の接合方法を提供する。
【解決手段】基体の両面に粘着剤層を有する両面粘着片と、該両面粘着片の両面に離型紙を有する両面粘着シートにおいて、前記少なくとも一方の離型紙が1枚のシート材からなり、該シート材の長辺方向に複数の前記両面粘着片が所定の間隔で配置されていることを特徴とする両面粘着シート、及びこの両面粘着シートの長辺方向を前記巻取軸方向に合わせて前記両面粘着片を前記複数の巻芯に貼り付けることを特徴とする帯状材料と巻芯の接合方法。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の帯状材料を複数の巻芯に効率的に接合するための両面粘着シート及びその接合方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来巻芯に帯状材料を巻き付ける場合に、巻芯と帯状材料を結合する方法としては、巻芯の外周面上に粘着性を有する両面粘着テープを配して帯状材料を貼り付ける方法(例えば、特許文献1)や、巻芯の外周面上に粘着性を有するホットメルトを塗布して帯状材料を貼り付ける方法(例えば、特許文献2)などが知られている。
【0003】
【特許文献1】
特開平07−117904号公報(第2−4頁、図1)
【特許文献2】
特開平05−100361号公報(第2−3頁、図1)
【0004】
巻芯の外周面上に粘着性を有するホットメルトを塗布して帯状材料を貼り付ける方法については、ホットメルトを溶融し塗布するために多額の設備投資が必要であるという問題があった。
【0005】
巻芯に帯状材料を両面粘着部材で接合し巻き付ける方法において、両面粘着部材を巻芯に貼り付ける方法としては、コイル状の両面粘着部材を、巻芯の巾方向全面に貼り付ける方法と、予め所定の大きさに加工した両面粘着部材を、巻芯中央もしくは所定の位置に数カ所貼り付ける方法がある。この両面粘着部材の代表的なものとして、コイル状に巻き取られた両面粘着テープや所定の大きさに打ち抜き加工された両面粘着シート等があげられ、これらの両面粘着部材は、基体の両面に粘着剤層を有する両面粘着片と、その両面粘着片の片面または両面に離型紙を有する形態で供される。
【0006】
前記したように、両面粘着部材は帯状材料の始端と巻芯とを接合するためのものであるが、ロール状に巻き取られた帯状材料を使用する上においては、帯状材料を最後まで使い切るために、巻芯から適度な剥離性も兼ね備える必要がある。両面粘着部材側から見たこの剥離性は、両面粘着部材の粘着強度は勿論のこと、サイズ、貼り付け位置等も重要な因子である。
【0007】
前記のコイル状両面粘着テープは、使用に際して必要な長さに切断する必要があるために手間を要するばかりでなく、切断長さのばらつきや貼り付け位置のズレにより帯状材料と巻芯との剥離性が大きく異なって剥離が不能になったり使用の途中で巻き緩んだりする問題がある。また、巻き取られた帯状材料の端面から粘着片や粘着材がはみ出す不都合が生じたりするために、近年では前記問題の少ない両面粘着シートが専ら多用されている。
【0008】
一方、予め所定の大きさに打ち抜き加工された両面粘着シートにおいては、手動で巻芯に両面粘着片を貼り付ける場合には、離型紙から一枚ずつ手で剥離する手間が生じ、また貼付位置決め治具などを用いて慎重に作業をしなければ貼付位置が精度よく貼り付けできないため、貼り付け作業に時間がかかり生産性が低くなる。更にスリット巾が狭く、多条裁断であればあるほど、またスリット条数一条当たりの両面粘着部材の貼り付け枚数が多くなればなるほど生産性が低くなる問題があった。
【0009】
また両面粘着部材の自動貼り付けを行う場合においては、薄い両面粘着部材をシワや折れ曲がり等無く貼り付けるためには、両面粘着部材の離型紙から両面粘着部材を剥離するために高度な技術を用いた剥離装置が必要であり、貼り付け装置、設置工事等を含めると多大なコストと設置場所が必要となる問題があった。更に手動貼り付け時と同様に、スリット巾が狭く、多条裁断であればあるほど、またスリット条数一条当たりの両面粘着部材の貼り付け枚数が多くなればなるほど、貼り付け設備のタクトタイムを上げなければ生産性が低くなるため、タクトタイムを上げるために設備費用が増加する等の問題点があった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
従って本発明の目的は、コイル状の元巻きウェブをスリット装置を用いて複数の帯状材料に裁断し、帯状材料の始端と巻芯とを両面粘着片を用いて接合する工程において、両面粘着片の貼付位置が高い精度で貼り付けることができ、更に貼り付け作業が簡便で効率よく行うことができる両面粘着シート及び帯状材料と巻芯の接合方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る前記目的は以下の発明によって達成された。
(1)基体の両面に粘着剤層を有する両面粘着片と、該両面粘着片の両面に離型紙を有する両面粘着シートにおいて、前記少なくとも一方の離型紙が1枚のシート材からなり、該シート材の長辺方向に複数の前記両面粘着片が所定の間隔で配置されていることを特徴とする両面粘着シート。
(2)コイル状の元巻きウェブをスリット装置を用いて複数の帯状材料に裁断し、1つの巻取軸に装填された複数の巻芯に前記複数の帯状材料の始端をそれぞれ接合してロール状に巻き取る工程において、予め前記複数の巻芯にそれぞれ両面粘着片を少なくとも1枚貼り付ける際に、上記(1)の両面粘着シートの長辺方向を前記巻取軸方向に合わせて前記両面粘着片を前記複数の巻芯に貼り付けることを特徴とする帯状材料と巻芯の接合方法。
【0012】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。図2は、コイル状の巻き取りウェブを裁断し複数のロール状物に巻き取るスリッター装置の一般的な一軸巻き取り装置部の一例を示す概略図である。
【0013】
巻芯1はスリッター巻き取り軸2にスリット条数の数だけ連続して装填され、巻き取り軸2の軸内部に圧縮空気を充填することによって巻芯1は巻き取り軸2に固定される。巻芯1に両面粘着片3を貼り付け、更にスリットされた帯状材料4を貼り付け、巻芯1とスリットされた帯状材料4が結合される。巻き取り軸2が矢印y方向に回転することによって巻芯1にスリットされた帯状材料4が巻き取られる。
【0014】
次に図2のごとく、巻芯1の幅方向中央部に一カ所両面粘着片を貼り付ける場合の、本発明の両面粘着シートの形態について説明する。この場合ではスリット条数5条、スリット幅はどの条も等しく、巻き取りに使用する巻芯の長さはスリット幅と等しいものとし、両面粘着片は巻芯の幅方向の中央1カ所に貼りつけることとする。図1に本発明における両面粘着シートの平面図(図1a)及び該平面図のX1−X2の断面図(図1b)を示した。
【0015】
両面粘着シートは、基材Cとその両面に塗設された粘剤層A及びBからなる。両面粘着片3が、離型紙5,6に挟まれたサンドイッチ構造になっている。上部の離型紙5には幅方向の中央部に切れ込み7を入れてあり、切れ込み7で分割された離型紙5の片側ずつを剥離することにより両面粘着片がかならず下部の離型紙6に残るような形態としてある。
【0016】
図1の本発明に於ける両面粘着シートの平面図において両面粘着片3は、離型紙5,6に等間隔に抜き加工して並べてある。図中のLは巻芯1およびスリットされた帯状材料4と同幅で、両面粘着片3の位置は丁度その中央である。離型紙5,6の先端を、巻き取り軸2の一番端にある巻芯の端面に合わせると、全ての巻芯の中央に両面粘着片の位置が合わせられるようになっている。
【0017】
両面粘着片3は基材Cの両面に粘着剤層A、Bを有している。基材Cの材質は例えばポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート、ポリ塩化ビニリデン、ポリカーボネート、セルローストリアセテート、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミドなどのフィルムの他、不織布、紙等が用いられる。
【0018】
接着剤には、ゴム系、アクリル系、ビニルエーテル系、その他の感圧性接着剤が用いられるが、粘着剤層Aは巻芯の表面材質によって、粘着剤層Bは帯状材料4の表面材質によってそれぞれ、必要とする接着強度を得るためやあるいは被着材料に糊残りしないことなどを考慮し適宜選択すればよい。
【0019】
図3に、本発明による両面粘着シートを使用して巻芯の幅方向中央部の一カ所に両面粘着片を貼り付けた状態を示した。両面粘着シートの離型紙5を剥がした状態で、離型紙6の左端を最も左側に配置された巻芯1aの左端面に合わせ両面粘着片3の上を軽く擦り、離型紙6からすべての両面粘着片3を巻芯1に転写させる。後は離型紙6を引き剥がし貼りつけ作業が完了する。離型紙6の位置決めを行うことで全ての両面粘着片の位置決めを行うことが出来、作業時間も短くできる。
【0020】
また別の実施形態を図4に示す。図4はコイル状の巻き取りウェブを複数の帯状材料に裁断し、巻芯にロール状に巻き取るスリッター装置の一般的な二軸巻き取り装置部の一例を示す概略図である。
【0021】
二軸巻き取り装置では、スリットされた帯状材料4は二本のスリッター巻き取り軸2に対して千鳥に一条ずつ振り分けられる。巻芯1は2本のスリッター巻き取り軸2に各々振り分けられたスリット条数の数だけ装填され、巻き取り軸2が一般的なエアシャフトの場合は、巻芯1は軸内部に圧縮空気を充填することによって巻き取り軸2に固定されている。巻芯1に両面粘着片3を貼り付け、更にスリットされた帯状材料4を貼り付け巻芯1と帯状材料4が結合される。巻き取り軸2が矢印y方向に回転することによって巻芯1に帯状材料4が巻き取られる。
【0022】
次に図4のごとく、二軸巻き取り装置を有するスリッター装置の巻芯の幅方向中央付近に2カ所両面粘着片を貼り付ける場合の、本発明の両面粘着シートの形態について説明する。スリット条数4条、スリット幅はどの条も等しく、巻き取りに使用する巻芯の長さはスリット幅と等しく各々Lとし、両面粘着部材は巻芯の幅方向の中央より一定間隔だけ離れた2カ所に貼りつけることとする。
【0023】
図5は本発明における両面粘着シートの平面図である。両面粘着片3は、離型紙に巻芯の幅方向の中央より一定間隔Xだけ離れた2カ所に抜き加工して並べてある。図中のLは巻芯1およびスリットされた帯状材料4と同幅である。両面粘着シートの離型紙5の左端を、巻き取り上軸2の一番左端にある巻芯の端面に合わせると、全ての巻芯の両面粘着片の貼り付け位置を合わせることができる。同様に下軸についても両面粘着シートの離型紙5の左端を、巻き取り下軸2の左端にある巻芯の端面に合わせると、全ての巻芯の両面粘着片の貼り付け位置を合わせることができる。以降は一軸巻き取り装置の場合と同様の貼りつけ作業を行うことにより一軸分の両面粘着片を、離型紙の位置決めだけで貼り付けることが出来、作業時間も短くできる。
【0024】
本発明は、以上説明した実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した技術的思想を逸脱しない範囲で、任意に設計変更可能である。
【0025】
【発明の効果】
上述のように、本発明の両面粘着シート及び帯状材料と巻芯の接合方法によれば、コイル状の元巻きウェブをスリット装置を用いて複数の帯状材料に裁断し、1つの巻取軸に装填された複数の巻芯に前記複数の帯状材料の始端をそれぞれ接合してロール状に巻き取る工程において、予め前記複数の巻芯にそれぞれ両面粘着片を少なくとも1枚貼り付ける際に、両面粘着片の貼付位置を精度良く貼り付けることが出来、また一度に貼り付ける両面粘着片の貼り付け枚数が多い場合においても生産性を損ねることがなく、貼り付けの自動化などの設備投資を必要としない。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明による両面粘着シートの平面図
(b)同上 断面図
【図2】スリッター装置の一般的な一軸巻き取り装置部の一例
【図3】両面粘着片を使用して巻芯に両面粘着片を貼り付けた状態の図示
【図4】スリッター装置の一般的な二軸巻き取り装置部の一例
【図5】本発明による二軸巻き取り装置用の両面粘着シートの平面図
【符号の説明】
1 巻芯
2 スリッター巻取軸
3 両面粘着片
4 スリットされた帯状材料
5 切れ込みの入った離型紙
6 離型紙

Claims (2)

  1. 基体の両面に粘着剤層を有する両面粘着片と、該両面粘着片の両面に離型紙を有する両面粘着シートにおいて、前記少なくとも一方の離型紙が1枚のシート材からなり、該シート材の長辺方向に、複数の前記両面粘着片が所定の間隔で配置されていることを特徴とする両面粘着シート。
  2. コイル状の元巻きウェブをスリット装置を用いて複数の帯状材料に裁断し、1つの巻取軸に装填された複数の巻芯に前記複数の帯状材料の始端をそれぞれ接合してロール状に巻き取る工程において、予め前記複数の巻芯にそれぞれ両面粘着片を少なくとも1枚貼り付ける際に、請求項1の両面粘着シートの長辺方向を前記巻取軸方向に合わせて前記両面粘着片を前記複数の巻芯に貼り付けることを特徴とする帯状材料と巻芯の接合方法。
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