JP2004196307A - フレコンバッグ注入口用アダプター - Google Patents
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Abstract
【解決手段】円形または多角形の開口部を有する平板(2)の一方の面に、その開口部に合わせて円筒または多角筒(3)を平板に垂直に設け、フレコンバッグの注入口を円筒または多角筒の周囲に着脱自在に挟持するための複数のトグルクランプ(4)を円筒または多角筒の周囲の平板に設けてなるフレコンバッグ注入口用アダプター(1)。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、フレコンバッグの注入口を開いて保持するフレコンバッグ注入口用アダプターに関する。
【0002】
【従来の技術】
通常のフレコンバッグは内容物を排出後、洗浄、乾燥、検査して再使用される。その際、フレコンバッグは、その注入口をアダプターに取付け、アダプターを保持して、洗浄、乾燥、検査、充填およびそのための搬送等が行われる。
この際、フレコンバッグがずり落ちないようにする必要があるが、フレコンバッグをアダプターに強固に取付けると、取り外しが容易でなくなる。
フレコンバッグがずり落ちることがなく、着脱が容易なアダプターとして、円筒部の一端にフランジを設けた拡口管の外周面に複数のワンウェイクランプを設けてなるアダプターが提案されている(特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平7−101420号公報(段落番号「0005」)
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載のアダプターは、フレコンバッグを強く挟持し、着脱が容易である点で優れているが、ワンウェイクランプを円筒部に設けているがために円筒部が長くなり、アダプター自身またはフレコンバッグを取付けたアダプターを保管する際に嵩張ること、また、ワンウェイクランプの先端の挟持部を回動させてフレコンバックを挟んで取付けるために、すなわちフレコンバッグを挟持部で強く擦るために、フレコンバッグを傷めるという問題もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はかかる問題を解決するためになされたものであり、本発明の目的とするところは、着脱が容易で、フレコンバッグを傷めることがなく、かつ保管が容易なフレコンバッグ注入口用アダプターを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者らはかかる課題を解決するためにフレコンバッグ注入口用アダプターについて鋭意検討した結果、トグルクランプを用いて、トグルクランプの先端が平板に対して平行に移動するように取付けることによって、フレコンバッグを傷めることなく、円筒の長さを短くすることが可能となり、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、円形または多角形の開口部を有する平板(2)の一方の面に、その開口部に合わせて円筒または多角筒(3)を平板に垂直に設け、フレコンバッグの注入口を円筒または多角筒の周囲に着脱自在に挟持するための複数のトグルクランプ(4)を円筒または多角筒の周囲の平板に設けてなるフレコンバッグ注入口用アダプター(1)である。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図面により本発明を詳細に説明する。図1は本発明のフレコンバッグ注入口用アダプターの一例を模式的に示す図であり、(a)は断面図、(b)は平面図である。図2はそのトグルクランプ部を拡大した断面図である。
円形または多角形の開口部を有する平板(2)の一方の面に、その開口部に合わせて円筒または多角筒(3)が平板に垂直に設けられている。成形のし易さ等から円形の開口部を有する平板の一方の面に、その開口部に合わせて円筒が平板に垂直に設けられたものが好ましく用いられる。
【0008】
平板、円筒または多角筒(以下、単に円筒と称する。)の材料としては、アルミニウム、その合金、ステンレス鋼などが挙げられる。エンジニアリングプラスチックで形成したものも使用可能である。
平板、円筒の大きさおよび厚さは、フレコンバッグの大きさ、アダプターにかかる荷重等によって決定されるが、通常、約3〜12mm、好ましくは約5〜10mmの厚さのものが使用される。円筒の長さは、積上げた時に嵩張らないようにするために、トグルクランプが突出ない範囲で短い方が好ましく、通常、約50〜150mm、好ましくは約70〜120mmにする。
【0009】
平板には、その周辺部に複数の切り欠きまたは孔(8)を設けておくのが好ましい。切り欠きまたは孔に対応するガイドロッドを有するアダプター収納用コンテナまたはマガジンに、切り欠きまたは孔をガイドロッドに合わせてアダプターの積層収納が可能になる。このことによってアダプター自身またはフレコンバッグを取付けたアダプターの取出しや収納の自動化を可能にする。また、トロリーラインまたはチェーンコンベアーによって所定の位置に移動させ、フレコンバッグの洗浄、乾燥、検査、充填等を行う際に切り欠きまたは孔を利用することによって、停止位置のばらつきやアダプターの加工精度のばらつきに影響されずに、精度よく位置決めができ、安定した自動化が可能となる。
【0010】
円筒の周囲の平板に複数のトグルクランプ(4)が設けられている。通常、円筒を間に相対して2個設けられるが、フレコンバッグの注入口の大きさ、アダプターが担う荷重によって適宜設定される。トグルクランプは市販のものが使用可能であり、トグルクランプの先端が平板に平行に移動するように設置される。
トグルクランプの先端(6)は、円筒表面と点接触になるとフレコンバッグが損傷・破断する恐れがあるので面接触になるような形状とし、ウレタンゴム等の弾性体等で形成されるのが好ましい。これらのことによってフレコンバッグをさらに確実に固定し、ずれ落ちを防止することができる。
【0011】
トグルクランプのレバー(5)を平板(2)と平行位置まで回動することによって、先端(6)を平板と平行に円筒(3)から後退させ、先端と円筒との間に間隔を設ける。この間にフレコンバッグの注入口を挿入し、次にトグルクランプのレバーを平板と垂直位置(円筒と平行位置)まで回動させる。これによってフレコンバッグがトグルクランプと円筒部で挟持され、アダプターに固定される。これによってフレコンバッグに内容物を充填しても、フレコンバッグがずれ落ちることはない。
トグルクランプの先端は、フレコンバッグを擦らずに、圧着するだけであり、フレコンバッグの損傷を防止することができる。
トグルクランプのレバーは、エアシリンダ等のアクチュエータで回動させてフレコンバッグをアダプターから取り外すようにすることが可能である。
【0012】
図3は本発明のフレコンバッグ注入口用アダプターの別の例を模式的に示す図であり、(a)は断面図、(b)は平面図である。
円筒の代わりに複数の円柱、四角柱または多角柱(7)(以下、単に円柱と称する。)が開口部の周囲の平板に垂直に設けられている。これらは円筒形状の一部を形成するように設けられる。通常、4〜10本、好ましくは6〜8本の円柱が等間隔に設けられる。
円柱の材料としては、円筒と同じアルミニウム、その合金、ステンレス鋼などが挙げられる。
このことによってアダプターを軽量化することができる。
【0013】
本発明のアダプターまたはフレコンバッグを取付けたアダプターは種々の方法で移動させることが可能である。図4はアダプターに吊り上げ用金具を設けた例を模式的に示す図である。
平板のトグルクランプを取付けた面と反対側の面に複数の吊り上げ用金具(6)が設けられている。通常、4個の金具が設けられるが、これに限定されるものではない。吊り上げ用金具には、図4に示すように、個々にワイヤーロープリングを取付けてもよいし、またそれぞれ2個の金具の間に引張バネを取付けてもよい。これらにフックが取付け易く、吊り上げて保持、移動を容易に行うことができる。
また、平板のトグルクランプを取付けた面と反対側の面に複数の磁石を取付けておいてもよい。磁力によって吊り上げて移動やフレコンバッグの洗浄、乾燥を容易に行うことができる。
【0014】
図5は本発明のアダプターの使用状況を模式的に示す断面図である。
アダプター(1)の円筒にトグルクランプ(4)によってフレコンバッグ(11)(上部の注入口付近のみ図示。)が挟持されており、吊り上げ用金具(9)に取付けたワイヤーロープリング(10)が洗浄用ノズル(12)に取付けられたフックに取付けられている。この状態で、洗浄用ノズルを保持してトロリーラインまたはチェーンコンベアー(図示していない)によって所定の位置に移動させ、フレコンバッグの洗浄、乾燥または検査等が行なわれる。
なお、フレコンバッグを取付けたアダプターを直接、チェーンコンベアーで搬送し、フレコンバッグに充填することが可能である。
【0015】
【発明の効果】
本発明のフレコンバッグ注入口用アダプターは、フレコンバッグの着脱が容易で、フレコンバッグを傷めることがなく、かつ保管が容易であり、フレコンバッグの洗浄、乾燥、検査、充填、搬送等のサイクルを自動化等して効率化をする際に好ましく用いられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフレコンバッグ注入口用アダプターの一例を模式的に示す図である。
【図2】アダプターのトグルクランプ部の拡大した断面図である。
【図3】本発明のフレコンバッグ注入口用アダプターの別の例を模式的に示す図である。
【図4】本発明のアダプターに吊り上げ用金具を設けた例を模式的に示す図である。
【図5】本発明のアダプターの使用状況を模式的に示す断面図である。
【符号の説明】
1:アダプター
2:平板
3:円筒
4:トグルクランプ
5:トグルクランプのレバー
6:トグルクランプの先端
7:円柱
8:切り欠き
9:吊り上げ用金具
10:ワイヤーロープリング
11:フレコンバッグ
12:洗浄用ノズル
Claims (6)
- 円形または多角形の開口部を有する平板(2)の一方の面に、その開口部に合わせて円筒または多角筒(3)を平板に垂直に設け、フレコンバッグの注入口を円筒または多角筒の周囲に着脱自在に挟持するための複数のトグルクランプ(4)を円筒または多角筒の周囲の平板に設けてなるフレコンバッグ注入口用アダプター(1)。
- トグルクランプの先端(6)が平板と平行に移動する請求項1記載のアダプター。
- 平板が円形、四角形または多角形である請求項1記載のアダプター。
- 平板のトグルクランプを取付けた面と反対側の面に複数の吊り上げ用金具(9)を有する請求項1記載のアダプター。
- 平板の周辺部に複数の切り欠きまたは孔(8)を有する請求項1記載のアダプター。
- 円筒または多角筒の代わりに複数の円柱、四角柱または多角柱(7)を開口部の周囲の平板に垂直に設けてなる請求項1記載のアダプター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002363442A JP2004196307A (ja) | 2002-12-16 | 2002-12-16 | フレコンバッグ注入口用アダプター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002363442A JP2004196307A (ja) | 2002-12-16 | 2002-12-16 | フレコンバッグ注入口用アダプター |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004196307A true JP2004196307A (ja) | 2004-07-15 |
Family
ID=32761586
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002363442A Pending JP2004196307A (ja) | 2002-12-16 | 2002-12-16 | フレコンバッグ注入口用アダプター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004196307A (ja) |
-
2002
- 2002-12-16 JP JP2002363442A patent/JP2004196307A/ja active Pending
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