JP2004195911A - 真空成形装置およびその結露防止方法 - Google Patents

真空成形装置およびその結露防止方法 Download PDF

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vacuum
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Masao Matsuura
雅郎 松浦
Kazuhisa Wanibe
和久 鰐部
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Meiki Seisakusho KK
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Abstract

【課題】結露の発生を効果的に防止する装置と方法を極めて低価格で提供することを目的とする。
【解決手段】真空中で成形品3を成形する真空成形装置に、加熱された空気をチャンバ11外へ放出する開放部13をチャンバ11上部に設け、真空行程が終了し外気をチャンバ11内へ導入後、開放部13を操作して、加熱された空気をチャンバ11上部からチャンバ11外へ放出するようにした。具体的には、開放部13として、上下に開閉するシャッタ8の上部を所定間隔開けるものとした。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
真空中で成形品を成形する真空成形装置の結露防止方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
図2は、真空中で成形品を成形する真空成形装置の成形行程中における状態を示す部分断面の側面図である。この行程は1時間前後継続し、その間熱板2は熱媒やヒータで150〜350℃に温調される。そのため成形品3やその周辺のチャンバ11内部は伝導熱や輻射熱で加熱されているが、可動盤4から下方のラム5やシリンダ6の表面であるAおよびBの温度は加熱されず比較的低温である。この状況において、成形行程の途中またはその後に真空行程を終了させるため、真空ポンプ9の作動を停止させ、開放弁10を開いてチャンバ11内へ外気を導入させる行程を実行する。このとき、導入された空気は150〜350℃に温調された熱板2等により加熱されチャンバ11内に充満する。そして、チャンバ11内に充満した加熱された空気が比較的低温に維持された前記表面AまたはBに触れたとき、加熱された空気は冷却されて結露するのである。
【0003】
表面AまたはBの結露はその部分に錆を発生させる。ラム5の表面Aの錆は、ラム5の上下運動に伴ってパッキング12を損傷させて作動油を漏洩させる。またシリンダ6のチャンバ11内部表面であるBの錆は、この近傍に設置した位置検出器等の電気機器に悪影響を及ぼす。
【0004】
このように、真空熱処理炉に水蒸気を含んだ外気が侵入したときに、その温度よりも低く冷却されていた炉内側面の表面に結露が生じる問題があった。これを解決するために、炉の扉を開く前に又は開くと同時に炉本体内へ低露点の気体を送入することが行われていた(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開平8−67910号公報(第1−3頁、第1図)
【0006】
しかしながら、上記特許文献1における結露防止方法によれば、低露点の気体を送入するので結露は完全に防止できるが、ブロア、冷凍機、ヒータおよびバルブを備えるため、多額の設備費が必要となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記したような結露の発生に関わる問題に鑑み、結露の発生を効果的に防止する装置と方法を極めて低価格で提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
そのため本発明は、真空中で成形品を成形する真空成形装置に、加熱された空気をチャンバ外へ放出する開放手段をチャンバ上部に設け、真空行程が終了し外気をチャンバ内へ導入後、開放手段を操作して、加熱された空気をチャンバ上部からチャンバ外へ放出するようにした。具体的には、開放手段として、上下に開閉するシャッタの上部を所定間隔開けるものとした。
【0009】
【発明の実施の形態】
図面に基づいて本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明を実施する真空成形装置の開放手段が作動した状態を示す部分断面の側面図である。図2は、本発明を実施する真空成形装置の真空行程中における状態を示す部分断面の側面図である。
【0010】
真空成形装置は、複数の熱板2を介して複数の成形品3を真空のチャンバ11内で加熱・加圧して成形する。熱板2は、熱媒または電気ヒータで150〜350℃の所定の温度に温調され、図示しないタイバまたはフレームが張設された固定盤1とシリンダ6の間に、ラム5と可動盤4により昇降可能に設けられる。ラム5は、シリンダ6にパッキング12で液圧密に嵌挿されており、シリンダ6に圧油が供給されたとき上昇し、シリンダ6から圧油が放出されたとき可動盤4等の自重により下降する。可動盤4が下降したとき、熱板2は互いに等間隔に保持され、熱板2同士の開放された隙間から成形品3が挿脱される。
【0011】
固定盤1とシリンダ6の間は、真空カバー7とシャッタ8で密閉され気密なチャンバ11が形成される。チャンバ11内の空気は真空ポンプ9で吸引・排出され、チャンバ11内は必要な時期に真空状態となる。また、チャンバ11には開放弁10が接続され、チャンバ11内と外気が連通、非連通となるように電気信号により選択操作可能になっている。
【0012】
シャッタ8は、真空カバー7の正面に設けた開口14を開閉する部材であり、上下、左右または旋回して移動し、閉鎖時には真空カバー7との間が気密に形成される。本発明においては、シャッタ8が下方に移動して開口14が開放される形態が好適であり、この場合開放時のシャッタ8はシリンダ6が設置される地下のピット15内に収容される。
【0013】
この真空成形装置によって成形品3を成形する行程について説明する。可動盤4を下降させ熱板2間を等間隔に開き、シャッタ8を最大に開放して、熱板2間に成形品3の材料を挿入する。シャッタ8を閉鎖し、開放弁10が閉鎖しているとき、真空ポンプ9を運転してチャンバ11内を脱気する。シリンダ6に圧油を供給して可動盤4を上昇させ、熱板2を下方から順次上昇させる。全ての熱板2が上昇して成形品3の材料が熱板2間に挟持された後、図示しない制御装置は所定の熱板2の温度と圧締力となるように、予め制御装置に格納したプログラムに基づいて熱板2の温度とシリンダ6の圧油を制御する。これにより、成形行程のうちの真空行程が開始する。
【0014】
真空行程は、制御装置のタイマに基づいて、熱板2の温度制御とシリンダ6の圧油制御に関連して所定時間継続する。すなわち、真空制御は熱板2の温度制御とシリンダ6の圧油制御の途中における適宜な時期または終了時点まで継続する。タイマの所定時間が経過すると、制御装置は真空ポンプ9の運転を停止させるとともに、開放弁10を開いて外気をチャンバ11内へ導入させる。それと同時または所定時間後、シャッタ8を下降させて、真空カバー7の開口14の上部に所定の開度の開放部13を形成させる。開放部13の開口距離は20〜30mmであり、リミットスイッチにより設定するが、シャッタ8を閉鎖するときの高速から低速に減速させるためのリミットスイッチを兼用してもよい。
【0015】
シャッタ8を下降させて開放部13を形成する構成は、開放手段である。なお、開放手段としては、シャッタ8で構成する他、固定盤1または真空カバー7の上部であるチャンバ11上部に別途開閉窓を設けて形成してもよい。
【0016】
開放弁10から流入した空気は、熱板2等により加熱されチャンバ11内に充満する。しかし、チャンバ11の上部に開放手段が設けてあるので、加熱された空気はここからチャンバ11外の外気へ放出されチャンバ11内の温度が上昇することはない。したがって、温度の比較的低い表面AやBに加熱された空気が触れて冷却されることによる結露の発生が防止される。
【0017】
チャンバ11内が大気圧となった後、さらに熱板2の温度制御とシリンダ6の圧油制御は継続するか、または終了して成形行程が完了する。その後、シリンダ6の圧油を排出して可動盤4を下降させ、成形品3の上面を離型させる。そして、シャッタ8を全開させて熱板2から成形品3を取出す。
【0018】
【発明の効果】
チャンバ内部に結露を発生させないので、パッキングを損傷させたり、位置検出器等の電気機器を破損させることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する真空成形装置の開放手段が作動した状態を示す部分断面の側面図である。
【図2】本発明を実施する真空成形装置の真空行程中における状態を示す部分断面の側面図である。
【符号の説明】
1 ……… 固定盤
2 ……… 熱板
3 ……… 成形品
4 ……… 可動盤
5 ……… ラム
6 ……… シリンダ
7 ……… 真空カバー
8 ……… シャッタ
9 ……… 真空ポンプ
10 …… 開放弁
11 …… チャンバ
12 …… パッキング
13 …… 開放部
14 …… 開口
15 …… ピット
A ……… 表面
B ……… 表面

Claims (3)

  1. 真空行程が終了し外気をチャンバ内へ導入後、加熱された空気をチャンバ外へ放出する開放手段をチャンバ上部に設けたことを特徴とする真空中で成形品を成形する真空成形装置。
  2. 前記開放手段は、上下に開閉するシャッタの上部を所定間隔開けるものであることを特徴とする請求項1に記載の真空成形装置。
  3. 真空行程が終了し外気をチャンバ内へ導入後、開放手段を操作して、加熱された空気をチャンバ上部からチャンバ外へ放出することを特徴とする真空中で成形品を成形する真空成形装置の結露防止方法。
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