JP2004195772A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡易なシステム構成で出力画像の秘匿性を確保することが出来る。
【解決手段】印刷ジョブを受信すると、排出トレイ22に記録用紙が無いことを排出検知部24によって検知した場合に、受信した印刷ジョブに基づいて画像出力処理を実行する。このため、簡易な機構で出力画像の秘匿性を確保することができる。
【選択図】 図6
【解決手段】印刷ジョブを受信すると、排出トレイ22に記録用紙が無いことを排出検知部24によって検知した場合に、受信した印刷ジョブに基づいて画像出力処理を実行する。このため、簡易な機構で出力画像の秘匿性を確保することができる。
【選択図】 図6
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置に係り、特に、ネットワークに接続された画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ネットワークを介してパーソナル・コンピュータ(以下、PCという)から印刷データを受信し、印刷データに基づいて所定の記録媒体に画像を形成して出力する画像形成装置が知られている。このような画像形成装置によれば、一台の画像形成装置に対して複数のユーザが印刷を実行することができるようになっている。
【0003】
このような画像形成装置では、不特定多数のユーザが同一のプリンタに対して印刷データを送信するため、出力された画像は多数のユーザに見られる可能性があり、秘匿性の確保が要求される場合があった。この秘匿性を確保するために、画像形成装置に印刷を実行したユーザを一意に識別するための確認機構を備えた技術が提案されている(特許文献1、特許文献2、及び特許文献3参照。)。これらの技術によれば、画像形成装置に確認機構としてキーボードやカードリーダが設けられており、これらの確認機構からの暗証番号やキーの入力によって、印刷データの画像が形成された用紙を出力することができるようになっている。
【0004】
【特許文献1】
特開平06−004238号公報 (第2−3頁、図3)
【特許文献2】
特開平07−212603号公報 (第1頁、図1)
【特許文献3】
特開平11−028850号公報 (第6−7頁、図4)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記技術においては、秘匿性を確保するための確認機構として、画像形成装置に暗証番号の入力のためキーボードやカードリーダ等の専用の機構を設ける必要があり、画像形成装置が大がかりになりやすく、比較的高価なシステムになりやすいという問題があった。
【0006】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、簡易なシステム構成で出力画像の秘匿性を確保することが出来る画像形成装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明の画像形成装置は、印刷データを受信する受信手段と、前記印刷データに基づいて記録媒体に画像を形成し、排出トレイへ排出する画像形成手段と、前記排出トレイに排出された記録媒体の有無を検知する検知手段と、前記検知手段によって前記排出トレイに記録媒体の無いことが検知されると、前記印刷データに基づく画像を記録媒体に形成して前記排出トレイへ排出するように前記画像形成手段を制御する制御手段と、を備えたことを特徴としている。
【0008】
本発明の画像形成装置は、受信手段を備えており、ネットワークを介して外部から印刷データを受信する。画像形成手段は、受信した印刷データに基づいて記録用紙などの記録媒体に画像を形成し、排出トレイへ排出する。排出トレイには、排出された記録媒体の有無を検知するための検知手段が設けられている。この検知手段によって、排出トレイに排出された記録媒体が排出トレイから取り除かれたか否かを検知することができる。制御手段は、検知手段によって排出トレイに記録媒体が無いことが検知されると、受信した印刷データに基づく画像が記録媒体に形成された後に排出トレイに排出されるように、画像形成手段を制御する。
【0009】
このように、排出トレイに記録媒体が無い場合に、印刷データに基づく画像を形成して排出トレイに排出するので、画像形成装置は、印刷データの受信から印刷データに基づく画像の形成、及び画像形成された記録用紙が排出トレイから取り除かれるまでの間、印刷データを送信した送信側のあたかも専用プリンタのように使用することができる。従って、簡易なシステム構成で出力画像の秘匿性を確保することができる。
【0010】
前記制御手段は、前記検知手段により前記排出トレイに記録媒体が存在すると検知された場合、前記印刷データの受信を拒否するように前記受信手段をさらに制御することができる。
【0011】
検知手段によって、排出トレイに記録媒体が存在することが検知されると、制御手段は、受信手段が新たな印刷データの受信を行わない用に制御することができる。このため、例えば、画像形成された記録媒体が排出トレイに排出されたまま放置されている場合などのような、排出トレイに記録媒体が存在する場合、記録媒体が排出トレイから取り除かれるまで、新たな印刷データの受信による画像形成処理は行われない。従って、排出トレイに排出された記録用紙の上に、さらに異なる印刷データに基づいて画像形成された記録用紙が排出されることを防ぐことが出来る。
【0012】
前記制御手段は、前記検知手段により前記排出トレイに記録媒体が存在すると検知された場合、前記記録媒体に画像を形成することが困難であることを表す印刷不可データを出力することができる。
【0013】
検知手段によって、排出トレイに記録媒体が存在することが検知されると、新たな印刷データの受信を拒否するために、制御手段は、新たな印刷データの送信を要求する送信元に対して印刷不可データを出力する。新たな印刷データを画像形成装置に対して出力した送信側は、印刷データの画像形成が困難であることを示す印刷不可データを受信することができる。このため、送信側は、印刷データを送信しようとした画像形成装置が画像形成可能な状態であるか否かを把握することができる。
【0014】
本発明の画像形成装置は、印刷データを受信する受信手段と、前記印刷データに基づいて記録媒体に画像を形成し、排出トレイへ排出する画像形成手段と、前記排出トレイに排出された記録媒体の有無を検知する検知手段と、前記受信手段で受信した印刷データに、該印刷データが秘密データであることを示す識別データが含まれる場合に、前記検知手段によって前記排出トレイに記録媒体の無いことが検知されると、前記印刷データに基づく画像を記録媒体に形成して前記排出トレイへ排出するように制御する制御手段と、を備えたことを特徴としている。
【0015】
本発明の画像形成装置は、受信手段を備えており、ネットワークを介して外部から印刷データを受信する。画像形成手段は、受信した印刷データに基づいて記録用紙などの記録媒体に画像を形成し、排出トレイへ排出する。排出トレイには、排出された記録媒体の有無を検知するための検知手段が設けられている。
制御手段は、検知手段によって排出トレイに記録媒体が無いことが検知されると、受信した印刷データに基づく画像が記録媒体に形成された後に排出トレイに排出されるように、画像形成手段を制御する。印刷データは、秘匿性を要する秘密データであることを示す識別データを含むことができる。制御手段は、印刷データにこの識別データが含まれる場合、排出トレイに記録媒体が無いことを示す検知手段の検知結果を確認し、印刷データに基づく画像を形成して排出トレイに排出することができる。このため、秘密データの出力画像の秘匿性を確保することができる。
【0016】
前記制御手段は、前記受信手段で受信した印刷データに、該印刷データが秘密データであることを示す識別データが含まれない場合には、前記検知手段の検知結果に拘わらず、前記印刷データに基づく画像を記録媒体に形成して前記排出トレイへ排出することができる。
【0017】
印刷データに識別データが含まれない場合、排出トレイへの記録媒体の有無にかかわらず、印刷データに基づく画像を形成して排出トレイに排出することができる。このため、秘匿性が要求されない通常の印刷データは、検知手段による検知結果を確認することなく、印刷データに基づく画像を形成して排出トレイに排出することができるので、効率よく画像形成処理を実行することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明の画像形成装置に係る一の実施の形態を図面に基づき説明する。
【0019】
本実施の形態は、通信回線に接続可能なネットワークシステム(以下、プリンタシステムという)に、本発明を適用したものである。
【0020】
図1には、本実施の形態に係るプリンタシステム10の構成を模式的に示した。プリンタ18は、通信回線としてのネットワーク12に接続されている。ネットワーク12には、パーソナル・コンピュータ(以下PCという)14及びプリンタサーバ(以下、サーバという)16が接続されている。これらのプリンタ18、PC14及びサーバ16は、互いにネットワーク12を介して相互通信によりデータやコマンドの授受が可能な構成となっている。なお、PC14及びプリンタ18は、本実施の形態では各々1台ずつとして説明するが、本発明は、これに限定されるものではなく複数台で構成してもよい。
【0021】
PC14は、サーバ16を介してプリンタ18へ後述する印刷ジョブを送信し、印刷実行を指示するときにユーザが操作するためのものである。サーバ16は、プリンタ18から受信した印刷ジョブを印刷実行可能なプリンタ18へ転送するためのものである。プリンタ18は、通常のプリント機能を有しており、受信した印刷ジョブに応じて画像を出力するためのものである。
【0022】
プリンタ18の側面には、画像形成され排出された記録用紙を保持するための排出トレイ22が設けられている。プリンタ18内には、ネットワーク12を介して外部から受信した印刷ジョブに基づいて記録用紙上に画像を形成する画像形成部26、この画像形成部26に対して給紙トレイに蓄えられた記録用紙を供給する給紙部30、及び排出トレイ22に排出された記録用紙の有無を検知する排出検知部24が設けられている。
【0023】
図示は省略するが、画像形成部26には記録用紙に画像を形成するための公知の機器が含まれており、当該機器としては、例えば、帯電装置によって帯電させられる感光体ドラム、外部から受信した印刷ジョブの画像データに基づいて、レーザービームを出力して感光体ドラムの表面に静電潜像を形成する書込装置、この静電潜像をトナーで可視化して現像する現像装置、感光体ドラム表面に形成された現像画像を給紙部30から供給された記録用紙に転写する転写器、及び、記録用紙に転写された画像を当該記録用紙に定着させる定着装置などがある。
【0024】
図2には、本実施の形態に係るプリンタシステム10の主要構成をブロック図として示した。
【0025】
PC14は、制御部40、記憶部42、通信部44、入力部46、及び表示部48から構成されている。上記各構成は制御部40に接続されており、互いにデータやコマンドの授受が可能な構成となっている。制御部40は、印刷に関する処理を実施する機能部であり、後述する処理ルーチンにより作動する。記憶部42は、後述する処理ルーチン、及び各種データ等を記憶するためのものである。通信部44は、PC14をネットワーク12に接続してサーバ16との間で印刷ジョブを含む各種データやコマンドの授受を可能とするためのインターフェース機能部である。入力部46は、当該PCで指示入力するためのものであり、一例としてキーボード、マウス等がある。表示部48は、当該PCによる印刷実行結果、及び印刷設定情報(印刷条件)を設定する設定画面等を表示するためのものである。
【0026】
サーバ16は、制御部50、記憶部52、及び通信部54から構成されている。上記各構成は、制御部50に接続されており、互いにデータやコマンドの授受が可能な構成となっている。制御部50は、主に、PC14から受信した印刷ジョブをプリンタ18へ転送する機能部であり、後述する処理ルーチンにより作動する。記憶部52は、後述する処理ルーチン及びPC14から受信した印刷ジョブ等を一時的に記憶するためのものである。通信部54は、サーバ16をネットワーク12に接続し、PC14及びプリンタ18との間で印刷ジョブを含む各種データやコマンドの授受を可能とするためのインターフェース機能部である。
【0027】
プリンタ18は、マイクロコンピュータを含んで構成されており、通信部66、制御部68、メモリ70、排出部28、排出検知部24及び画像形成部26から構成されている。上記各構成は制御部68に接続されており、互いにデータやコマンドの授受が可能な構成となっている。
【0028】
メモリ70は、印刷可能な印刷ジョブを記憶するためのものであり、通信部66を介してサーバ16から受信した印刷ジョブを格納する。制御部68は、メモリ70に格納された印刷ジョブを読み出し、印刷ジョブに含まれるプリンタ18で解析可能な言語形態に変換された印刷用データを画像データに展開し、画像形成部26へ出力する。画像形成部26は、出力された画像データに基づいて、感光体上に静電潜像を形成し、形成した静電潜像をモノクロトナーまたはカラートナーを用いて現像し、現像した画像を記録用紙に転写して出力する。画像が出力された記録用紙は排出部28を介して排出トレイ22(図1参照)に排出され、排出検知部24によって検知可能な状態となる(この一連の動作のことを画像出力動作という。)。
【0029】
なお、上記図2の通信部66が本発明の画像形成装置の受信手段の機能に相当し、画像形成部26が画像形成手段の機能に相当する。また、排出検知部24が本発明の画像形成装置の検知手段に相当し、制御部68が本発明の制御手段の機能に相当する。
【0030】
次に本実施の形態の作用を図面を参照して説明する。
【0031】
図3には、PC14で実行される処理ルーチンを示した。
【0032】
本実施の形態では、PC14には、ネットワーク12に接続された複数のプリンタ18各々の環境設定や、画像出力時の印刷条件を設定するためのプリンタドライバが予めインストールされているものとして説明する。すなわち、記憶部42には、初期設定として印刷設定情報が予め記憶されているものとする。また、印刷指示可能な印刷機能を有する文書や表の作成用等のアプリケーションソフトが予めインストールされているものとして説明する。これらのアプリケーションの実行により、印刷条件を設定するための後述する印刷設定画面が表示部48に表示され、ユーザからの指示が受付可能となる。なお、本実施の形態では、予め記憶部42に印刷するための印刷用データが格納されているものとして説明する。
【0033】
PC14では、図示を省略した電源が投入されると、図3に示す処理ルーチンが実行され、ステップ100へ進む。ステップ100では、印刷指示が入力されるまで否定判断を繰り返し、肯定されるとステップ102へ進む。ステップ100の判断は、ユーザの入力部46の操作による印刷指示信号の入力を判別することによって判断することができる。印刷指示信号の入力は、例えば、ユーザの入力部46の操作によって上記印刷機能を有するアプリケーションソフトが起動され、アプリケーションソフトの実行中に印刷指示可能なボタン表示された位置の押圧や、予め定めた印刷指示のためのキーの押圧によって、入力されるようにすればよい。
【0034】
ステップ102では、予めインストールされたプリンタドライバに関する印刷設定情報を読取り、印刷条件を設定するための設定画面を表示部48に表示する。例えば、表示部48には、図7に示す設定画面80が表示される。設定画面80には、プリンタ選択ボタン82、秘密文書指示ボタン84、及び印刷実行ボタン86が表示される。プリンタ選択ボタン82は、印刷を実行するプリンタ18を選択するためのものである。印刷実行ボタン86は、印刷実行を指示するためのものである。秘密文書指示ボタン84は、出力する印刷用データが秘匿性を要するデータであることを指示するためのものである。秘密文書指示ボタン84が指示されると、後述するプリンタ18の処理によって、印刷用データに基づき画像を形成すると共に、出力された記録用紙に「秘」等の秘匿性を表すスタンプ画像を形成して記録用紙を出力することができる。なお、このスタンプ画像は必須のものではなく、印刷用データに秘匿性を表すデータを含んでいればよい。ユーザはこの設定画面80に基づいて、印刷条件設定のための設定を行うことができる。
【0035】
次にステップ104では、印刷条件の選択を受け付ける。例えば、ユーザによる入力部46の操作により秘密文書指示ボタン84が操作されることによって、出力する印刷用データが秘匿性を要するデータであること示す情報が入力される。ステップ104では、さらに、入力された情報に応じて、印刷設定情報として記憶部42に予め格納された印刷設定情報を更新する。
【0036】
次に、ステップ106では、印刷実行指示がなされるまで否定判断を繰り返し、印刷実行指示がなされるとステップ108へ進む。ステップ106の判断は、ユーザの入力部46の操作により印刷実行ボタン86が操作されることによる印刷指示信号の入力を判別することによって判断可能である。
【0037】
次にステップ108では、印刷用データを、上記ステップ104で指示されたプリンタ18が解析可能な言語形態に変換して印刷ジョブを生成する。この印刷ジョブは、上記ステップ104で記憶部に格納した印刷設定情報を含んで生成される。
【0038】
次のステップ110では、上記ステップ108で生成された印刷ジョブをサーバ16へ送信し、ステップ112へ進む。
【0039】
ステップ112では、印刷終了信号をサーバ16から受信するまで否定判断を繰り返し、肯定されるとステップ114へ進む。ステップ114では、印刷が終了したことを表す情報を表示部48に表示して本ルーチンを終了する。
【0040】
なお、ステップ114で表示部48に表示する情報は、例えば、正常印刷、出力先のプリンタ18の変更、及び印刷エラーであることを示すメッセージなどがある。このためユーザは、印刷結果を確認することができる。また、印刷ジョブを送信したとき、印刷が困難な場合がある。この状態を表示するために、ステップ112の否定判断の後に、所定時間の経過判断やエラー判断等の判断を設けて、ステップ114へ進むようにしてもよい。
【0041】
次にサーバ16の処理について説明する。図4には、サーバ16で実行される処理ルーチンを示した。
【0042】
サーバ16では、所定時間毎に図4のルーチンが実行され、ステップ200へ進む。ステップ200では、PC14から印刷ジョブを受信するまで否定判断を繰り返し、印刷ジョブを受信するとステップ202へ進む。
【0043】
ステップ202では、上記ステップ200で受信した印刷ジョブの印刷設定情報から指定されたプリンタ18を把握し、把握したプリンタ18へ印刷ジョブを送信する。
【0044】
次にステップ204では、上記ステップ202で印刷ジョブを送信したプリンタ18からイベントを受信するまで否定判断を繰り返し、肯定されるとステップ206へ進む。このイベントは、プリンタ側から送信されるプリンタの状態を表すデータであり、印刷終了、印刷不可、印刷異常等を表すものである。そして、ステップ206では、上記ステップ204で受信したイベントに応じた該当処理が行われて本ルーチンを終了する。ステップ206の該当処理の一例には、イベントに応じた内容をPC側へ報知する処理、イベントに対してサーバ側で対処可能なことを行う処理がある。
【0045】
次に、上記ステップ206の該当処理の一具体例について図5に示す処理ルーチンを用いて説明する。
【0046】
ステップ300では、ステップ204で受信したイベントが印刷不可能であることを示す情報を含むか否かを判断し、否定されるとステップ324へ進む。イベントが印刷不可能を表していない場合、印刷終了を判断できるので、ステップ324では、ステップ200で受信した印刷ジョブを送信したPC14に、印刷が終了したことを示す情報、すなわち指定したプリンタ18において正常に印刷が実行されたことを示す情報を送信し、本ルーチンを終了する。
【0047】
なお、ステップ300で否定された後に、印刷終了か否かを判断してもよい。この場合、印刷終了が肯定判断の時にステップ324へ進む。一方、否定判断の場合には、印刷不可及び印刷終了以外のイベントであるため、そのイベントに対応する処理を実行して本ルーチンを終了する。
【0048】
一方、上記ステップ300で肯定されると、ステップ310へ進み、印刷が不可能であった印刷用データが、秘匿性を要する印刷用データであるか否かを判断する。ステップ310の判断対象のデータは、サーバ側で生成してもよく、プリンタ側から提供されるデータでもよい。サーバ側で生成する場合、印刷不可であった印刷用データを特定し、その印刷用データに秘匿性を表す識別データが含まれているかを判断すればよい。一方、プリンタ側からデータが提供される場合には、そのデータにより判断すればよい。
【0049】
ステップ310で肯定されるとステップ312へ進み、ステップ200で受信した印刷ジョブを送信したPC14に、印刷が不可能であったことを示す情報、すなわち指定したプリンタ18における印刷エラーを示す情報を送信し、本ルーチンを終了する。
【0050】
一方、上記ステップ310で否定された場合、ステップ314へ進み、プリンタ選択処理を実行する。このプリンタ選択処理は、受信した印刷ジョブで指定されたプリンタ18以外に印刷ジョブを送信可能なプリンタを選択する処理である。秘密文書でない一般文書は、ユーザにとって何れか同種のプリンタで印刷されることを望む場合が多い。そこで、ステップ314では、同種のプリンタを選択する。ステップ314の処理は、例えば、ネットワーク12に接続された印刷ジョブを送信可能なプリンタを予め記憶部52に記憶し、これらのプリンタの内の1つを選択することによって可能である。
【0051】
次のステップ316では、上記ステップ314で選択したプリンタに対して印刷ジョブを送信する。次にステップ318において、送信したプリンタから印刷結果良好であることを示すイベントを受信するまで、否定判断を繰り返し、肯定されるまで記憶部52に記憶したプリンタに対して順次印刷ジョブの送信処理を繰り返す。ステップ318で肯定されるとステップ320へ進み、ステップ200で受信した印刷ジョブを送信したPC14に、印刷が終了したことを示す情報、すなわち指定したプリンタ18以外のプリンタにおいて正常に印刷が実行されたことを示す情報を送信し、本ルーチンを終了する。
【0052】
このため、PC14で印刷実行を指定したプリンタ18が印刷ジョブを受信不可能な状態である場合に、ネットワーク12上の別のプリンタへ印刷ジョブを転送することができる。
【0053】
次に、プリンタ18の処理を説明する。図6には、プリンタ18で実行される処理ルーチンを示した。
【0054】
プリンタ18の図示を省略した電源スイッチによってプリンタ18に電源が投入されると、所定時間毎に図6に示す処理ルーチンが実行されてステップ400へ進む。
【0055】
ステップ400では、サーバ16から印刷ジョブを受信するまで否定判断を繰り返し、肯定されると、次のステップ402において受信した印刷ジョブをメモり70に一時的に格納する。
【0056】
次にステップ404では、メモリ70に格納した印刷ジョブが秘匿性を要する印刷データであるか否かを判断する。ステップ404の判断は、印刷ジョブの印刷設定情報に印刷データが秘匿性を要するデータであることを指示する情報が含まれているか否かを判別することによって判断することができる。
【0057】
ステップ404で肯定されるとステップ406へ進み、排出トレイ22に記録用紙が有るか否かを判断する。ステップ406の判断は、排出検知部24の用紙検知信号を判別することによって判断することが出来る。ステップ406で肯定されるとステップ408へ進み、サーバ16に対して印刷することが不可能であることを示す情報、すなわち印刷エラーを示す情報を含むイベントをサーバ16に対して送信する。排出トレイ上の用紙有無を判断することは、印刷すべき文書が秘密文書であるとき、排出トレイに用紙が載置されていると、ほかのユーザに目視される機会が増加し、秘匿性が低下することを回避するためである。従って、排出トレイ上に用紙が既に存在しているときは、印刷を実行せずに秘匿性を確保している。
【0058】
次にステップ414では、上記ステップ402でメモリ70に格納した印刷ジョブを削除し、本ルーチンを終了する。この印刷ジョブの削除により、秘密文書の印刷ジョブはプリンタ上から削除されるので、プリンタ18においても秘匿性を確保できる。
【0059】
印刷すべき文書が秘密文書で排出トレイ上に用紙が存在しないとき(ステップ404で肯定かつステップ406で否定)、メモリ70に格納された秘密文書印刷実行情報をクリアし、ステップ410において印刷を実行してその終了と共に次のステップ412において印刷終了のイベントを送信し、ステップ414へ進む。これにより、排出トレイ上に要しが存在しないときにのみ秘密文書を印刷し排出することができ、他ユーザに目視される機会を抑制することができる。また、印刷終了のデータ送信により、秘密文書の印刷指示をしたユーザに対して、早期に終了を報知でき、そのユーザに出力された秘密文書の用紙を持ち帰ることを促すことができる。
【0060】
一方、ステップ404で否定されると、ステップ409へ進み、上記ステップ400で受信した印刷ジョブの前に秘密文書の印刷処理が実行されたか否かを確認する。ステップ409の判断は、メモリ70に秘密文書印刷実行情報が記憶されているか否かを判別することによって判断することができる。
【0061】
ステップ409で肯定されると、ステップ406へ進み、否定されるとステップ410へ進み、印刷処理を実行する。ステップ410の処理は、印刷ジョブに基づく画像出力動作を行って、画像が形成された記録用紙を出力する処理である。画像形成された記録用紙は、排出トレイ22に排出される。次にステップ412において、サーバ16に正常印刷終了を示す情報を含むイベントを送信し、印刷処理を行った文書が秘密文書である場合、メモリ70に秘密文書印刷実行情報を格納して、ステップ414へ進む。
【0062】
以上説明したように、秘匿性を要する印刷用データの画像を出力する場合、排出トレイ22の記録用紙の有無を確認し、排出トレイ22に記録用紙が無い場合のみ画像出力処理を実行するため、簡易な構成で出力された画像の秘匿性を確保することができる。
【0063】
また、プリンタ18は、秘匿性を要する印刷用データの画像を出力する場合、印刷ジョブの受信から画像出力処理を実行した後に記録用紙が排出トレイ22から取り除かれるまでの間、次の印刷ジョブを受信しないため、この間、ネットワークプリンタでありながら、印刷ジョブの送信指示を行ったPC14の専用プリンタのように使用することができる。
【0064】
なお、本実施の形態では、サーバ16を介して印刷ジョブの送受信を行う場合を説明したが、サーバ16を介さずにPC14とプリンタ18間で直接印刷ジョブを含む各種データやコマンドの送受信を行うようにしてもよい。
【0065】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の画像形成装置によれば、排出トレイに記録用紙が無い場合に、受信した印刷ジョブに基づいて画像出力処理を実行することができるので、簡易な機構で出力画像の秘匿性を確保することができる、という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係るプリンタシステムの構成を模式的に示したイメージ図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るプリンタシステムの主要構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るPCの処理の流れを示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施の形態に係るプリンタサーバの処理の流れを示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施の形態に係るプリンタサーバの該当処理の流れを示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施の形態に係るプリンタの処理の流れを示すフローチャートである。
【図7】本発明の実施の形態に係る、印刷条件設定画面の一例である。
【符号の説明】
10 プリンタシステム
18 画像形成装置
22 排出トレイ
24 排出検知部
26 画像形成部
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置に係り、特に、ネットワークに接続された画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ネットワークを介してパーソナル・コンピュータ(以下、PCという)から印刷データを受信し、印刷データに基づいて所定の記録媒体に画像を形成して出力する画像形成装置が知られている。このような画像形成装置によれば、一台の画像形成装置に対して複数のユーザが印刷を実行することができるようになっている。
【0003】
このような画像形成装置では、不特定多数のユーザが同一のプリンタに対して印刷データを送信するため、出力された画像は多数のユーザに見られる可能性があり、秘匿性の確保が要求される場合があった。この秘匿性を確保するために、画像形成装置に印刷を実行したユーザを一意に識別するための確認機構を備えた技術が提案されている(特許文献1、特許文献2、及び特許文献3参照。)。これらの技術によれば、画像形成装置に確認機構としてキーボードやカードリーダが設けられており、これらの確認機構からの暗証番号やキーの入力によって、印刷データの画像が形成された用紙を出力することができるようになっている。
【0004】
【特許文献1】
特開平06−004238号公報 (第2−3頁、図3)
【特許文献2】
特開平07−212603号公報 (第1頁、図1)
【特許文献3】
特開平11−028850号公報 (第6−7頁、図4)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記技術においては、秘匿性を確保するための確認機構として、画像形成装置に暗証番号の入力のためキーボードやカードリーダ等の専用の機構を設ける必要があり、画像形成装置が大がかりになりやすく、比較的高価なシステムになりやすいという問題があった。
【0006】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、簡易なシステム構成で出力画像の秘匿性を確保することが出来る画像形成装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明の画像形成装置は、印刷データを受信する受信手段と、前記印刷データに基づいて記録媒体に画像を形成し、排出トレイへ排出する画像形成手段と、前記排出トレイに排出された記録媒体の有無を検知する検知手段と、前記検知手段によって前記排出トレイに記録媒体の無いことが検知されると、前記印刷データに基づく画像を記録媒体に形成して前記排出トレイへ排出するように前記画像形成手段を制御する制御手段と、を備えたことを特徴としている。
【0008】
本発明の画像形成装置は、受信手段を備えており、ネットワークを介して外部から印刷データを受信する。画像形成手段は、受信した印刷データに基づいて記録用紙などの記録媒体に画像を形成し、排出トレイへ排出する。排出トレイには、排出された記録媒体の有無を検知するための検知手段が設けられている。この検知手段によって、排出トレイに排出された記録媒体が排出トレイから取り除かれたか否かを検知することができる。制御手段は、検知手段によって排出トレイに記録媒体が無いことが検知されると、受信した印刷データに基づく画像が記録媒体に形成された後に排出トレイに排出されるように、画像形成手段を制御する。
【0009】
このように、排出トレイに記録媒体が無い場合に、印刷データに基づく画像を形成して排出トレイに排出するので、画像形成装置は、印刷データの受信から印刷データに基づく画像の形成、及び画像形成された記録用紙が排出トレイから取り除かれるまでの間、印刷データを送信した送信側のあたかも専用プリンタのように使用することができる。従って、簡易なシステム構成で出力画像の秘匿性を確保することができる。
【0010】
前記制御手段は、前記検知手段により前記排出トレイに記録媒体が存在すると検知された場合、前記印刷データの受信を拒否するように前記受信手段をさらに制御することができる。
【0011】
検知手段によって、排出トレイに記録媒体が存在することが検知されると、制御手段は、受信手段が新たな印刷データの受信を行わない用に制御することができる。このため、例えば、画像形成された記録媒体が排出トレイに排出されたまま放置されている場合などのような、排出トレイに記録媒体が存在する場合、記録媒体が排出トレイから取り除かれるまで、新たな印刷データの受信による画像形成処理は行われない。従って、排出トレイに排出された記録用紙の上に、さらに異なる印刷データに基づいて画像形成された記録用紙が排出されることを防ぐことが出来る。
【0012】
前記制御手段は、前記検知手段により前記排出トレイに記録媒体が存在すると検知された場合、前記記録媒体に画像を形成することが困難であることを表す印刷不可データを出力することができる。
【0013】
検知手段によって、排出トレイに記録媒体が存在することが検知されると、新たな印刷データの受信を拒否するために、制御手段は、新たな印刷データの送信を要求する送信元に対して印刷不可データを出力する。新たな印刷データを画像形成装置に対して出力した送信側は、印刷データの画像形成が困難であることを示す印刷不可データを受信することができる。このため、送信側は、印刷データを送信しようとした画像形成装置が画像形成可能な状態であるか否かを把握することができる。
【0014】
本発明の画像形成装置は、印刷データを受信する受信手段と、前記印刷データに基づいて記録媒体に画像を形成し、排出トレイへ排出する画像形成手段と、前記排出トレイに排出された記録媒体の有無を検知する検知手段と、前記受信手段で受信した印刷データに、該印刷データが秘密データであることを示す識別データが含まれる場合に、前記検知手段によって前記排出トレイに記録媒体の無いことが検知されると、前記印刷データに基づく画像を記録媒体に形成して前記排出トレイへ排出するように制御する制御手段と、を備えたことを特徴としている。
【0015】
本発明の画像形成装置は、受信手段を備えており、ネットワークを介して外部から印刷データを受信する。画像形成手段は、受信した印刷データに基づいて記録用紙などの記録媒体に画像を形成し、排出トレイへ排出する。排出トレイには、排出された記録媒体の有無を検知するための検知手段が設けられている。
制御手段は、検知手段によって排出トレイに記録媒体が無いことが検知されると、受信した印刷データに基づく画像が記録媒体に形成された後に排出トレイに排出されるように、画像形成手段を制御する。印刷データは、秘匿性を要する秘密データであることを示す識別データを含むことができる。制御手段は、印刷データにこの識別データが含まれる場合、排出トレイに記録媒体が無いことを示す検知手段の検知結果を確認し、印刷データに基づく画像を形成して排出トレイに排出することができる。このため、秘密データの出力画像の秘匿性を確保することができる。
【0016】
前記制御手段は、前記受信手段で受信した印刷データに、該印刷データが秘密データであることを示す識別データが含まれない場合には、前記検知手段の検知結果に拘わらず、前記印刷データに基づく画像を記録媒体に形成して前記排出トレイへ排出することができる。
【0017】
印刷データに識別データが含まれない場合、排出トレイへの記録媒体の有無にかかわらず、印刷データに基づく画像を形成して排出トレイに排出することができる。このため、秘匿性が要求されない通常の印刷データは、検知手段による検知結果を確認することなく、印刷データに基づく画像を形成して排出トレイに排出することができるので、効率よく画像形成処理を実行することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明の画像形成装置に係る一の実施の形態を図面に基づき説明する。
【0019】
本実施の形態は、通信回線に接続可能なネットワークシステム(以下、プリンタシステムという)に、本発明を適用したものである。
【0020】
図1には、本実施の形態に係るプリンタシステム10の構成を模式的に示した。プリンタ18は、通信回線としてのネットワーク12に接続されている。ネットワーク12には、パーソナル・コンピュータ(以下PCという)14及びプリンタサーバ(以下、サーバという)16が接続されている。これらのプリンタ18、PC14及びサーバ16は、互いにネットワーク12を介して相互通信によりデータやコマンドの授受が可能な構成となっている。なお、PC14及びプリンタ18は、本実施の形態では各々1台ずつとして説明するが、本発明は、これに限定されるものではなく複数台で構成してもよい。
【0021】
PC14は、サーバ16を介してプリンタ18へ後述する印刷ジョブを送信し、印刷実行を指示するときにユーザが操作するためのものである。サーバ16は、プリンタ18から受信した印刷ジョブを印刷実行可能なプリンタ18へ転送するためのものである。プリンタ18は、通常のプリント機能を有しており、受信した印刷ジョブに応じて画像を出力するためのものである。
【0022】
プリンタ18の側面には、画像形成され排出された記録用紙を保持するための排出トレイ22が設けられている。プリンタ18内には、ネットワーク12を介して外部から受信した印刷ジョブに基づいて記録用紙上に画像を形成する画像形成部26、この画像形成部26に対して給紙トレイに蓄えられた記録用紙を供給する給紙部30、及び排出トレイ22に排出された記録用紙の有無を検知する排出検知部24が設けられている。
【0023】
図示は省略するが、画像形成部26には記録用紙に画像を形成するための公知の機器が含まれており、当該機器としては、例えば、帯電装置によって帯電させられる感光体ドラム、外部から受信した印刷ジョブの画像データに基づいて、レーザービームを出力して感光体ドラムの表面に静電潜像を形成する書込装置、この静電潜像をトナーで可視化して現像する現像装置、感光体ドラム表面に形成された現像画像を給紙部30から供給された記録用紙に転写する転写器、及び、記録用紙に転写された画像を当該記録用紙に定着させる定着装置などがある。
【0024】
図2には、本実施の形態に係るプリンタシステム10の主要構成をブロック図として示した。
【0025】
PC14は、制御部40、記憶部42、通信部44、入力部46、及び表示部48から構成されている。上記各構成は制御部40に接続されており、互いにデータやコマンドの授受が可能な構成となっている。制御部40は、印刷に関する処理を実施する機能部であり、後述する処理ルーチンにより作動する。記憶部42は、後述する処理ルーチン、及び各種データ等を記憶するためのものである。通信部44は、PC14をネットワーク12に接続してサーバ16との間で印刷ジョブを含む各種データやコマンドの授受を可能とするためのインターフェース機能部である。入力部46は、当該PCで指示入力するためのものであり、一例としてキーボード、マウス等がある。表示部48は、当該PCによる印刷実行結果、及び印刷設定情報(印刷条件)を設定する設定画面等を表示するためのものである。
【0026】
サーバ16は、制御部50、記憶部52、及び通信部54から構成されている。上記各構成は、制御部50に接続されており、互いにデータやコマンドの授受が可能な構成となっている。制御部50は、主に、PC14から受信した印刷ジョブをプリンタ18へ転送する機能部であり、後述する処理ルーチンにより作動する。記憶部52は、後述する処理ルーチン及びPC14から受信した印刷ジョブ等を一時的に記憶するためのものである。通信部54は、サーバ16をネットワーク12に接続し、PC14及びプリンタ18との間で印刷ジョブを含む各種データやコマンドの授受を可能とするためのインターフェース機能部である。
【0027】
プリンタ18は、マイクロコンピュータを含んで構成されており、通信部66、制御部68、メモリ70、排出部28、排出検知部24及び画像形成部26から構成されている。上記各構成は制御部68に接続されており、互いにデータやコマンドの授受が可能な構成となっている。
【0028】
メモリ70は、印刷可能な印刷ジョブを記憶するためのものであり、通信部66を介してサーバ16から受信した印刷ジョブを格納する。制御部68は、メモリ70に格納された印刷ジョブを読み出し、印刷ジョブに含まれるプリンタ18で解析可能な言語形態に変換された印刷用データを画像データに展開し、画像形成部26へ出力する。画像形成部26は、出力された画像データに基づいて、感光体上に静電潜像を形成し、形成した静電潜像をモノクロトナーまたはカラートナーを用いて現像し、現像した画像を記録用紙に転写して出力する。画像が出力された記録用紙は排出部28を介して排出トレイ22(図1参照)に排出され、排出検知部24によって検知可能な状態となる(この一連の動作のことを画像出力動作という。)。
【0029】
なお、上記図2の通信部66が本発明の画像形成装置の受信手段の機能に相当し、画像形成部26が画像形成手段の機能に相当する。また、排出検知部24が本発明の画像形成装置の検知手段に相当し、制御部68が本発明の制御手段の機能に相当する。
【0030】
次に本実施の形態の作用を図面を参照して説明する。
【0031】
図3には、PC14で実行される処理ルーチンを示した。
【0032】
本実施の形態では、PC14には、ネットワーク12に接続された複数のプリンタ18各々の環境設定や、画像出力時の印刷条件を設定するためのプリンタドライバが予めインストールされているものとして説明する。すなわち、記憶部42には、初期設定として印刷設定情報が予め記憶されているものとする。また、印刷指示可能な印刷機能を有する文書や表の作成用等のアプリケーションソフトが予めインストールされているものとして説明する。これらのアプリケーションの実行により、印刷条件を設定するための後述する印刷設定画面が表示部48に表示され、ユーザからの指示が受付可能となる。なお、本実施の形態では、予め記憶部42に印刷するための印刷用データが格納されているものとして説明する。
【0033】
PC14では、図示を省略した電源が投入されると、図3に示す処理ルーチンが実行され、ステップ100へ進む。ステップ100では、印刷指示が入力されるまで否定判断を繰り返し、肯定されるとステップ102へ進む。ステップ100の判断は、ユーザの入力部46の操作による印刷指示信号の入力を判別することによって判断することができる。印刷指示信号の入力は、例えば、ユーザの入力部46の操作によって上記印刷機能を有するアプリケーションソフトが起動され、アプリケーションソフトの実行中に印刷指示可能なボタン表示された位置の押圧や、予め定めた印刷指示のためのキーの押圧によって、入力されるようにすればよい。
【0034】
ステップ102では、予めインストールされたプリンタドライバに関する印刷設定情報を読取り、印刷条件を設定するための設定画面を表示部48に表示する。例えば、表示部48には、図7に示す設定画面80が表示される。設定画面80には、プリンタ選択ボタン82、秘密文書指示ボタン84、及び印刷実行ボタン86が表示される。プリンタ選択ボタン82は、印刷を実行するプリンタ18を選択するためのものである。印刷実行ボタン86は、印刷実行を指示するためのものである。秘密文書指示ボタン84は、出力する印刷用データが秘匿性を要するデータであることを指示するためのものである。秘密文書指示ボタン84が指示されると、後述するプリンタ18の処理によって、印刷用データに基づき画像を形成すると共に、出力された記録用紙に「秘」等の秘匿性を表すスタンプ画像を形成して記録用紙を出力することができる。なお、このスタンプ画像は必須のものではなく、印刷用データに秘匿性を表すデータを含んでいればよい。ユーザはこの設定画面80に基づいて、印刷条件設定のための設定を行うことができる。
【0035】
次にステップ104では、印刷条件の選択を受け付ける。例えば、ユーザによる入力部46の操作により秘密文書指示ボタン84が操作されることによって、出力する印刷用データが秘匿性を要するデータであること示す情報が入力される。ステップ104では、さらに、入力された情報に応じて、印刷設定情報として記憶部42に予め格納された印刷設定情報を更新する。
【0036】
次に、ステップ106では、印刷実行指示がなされるまで否定判断を繰り返し、印刷実行指示がなされるとステップ108へ進む。ステップ106の判断は、ユーザの入力部46の操作により印刷実行ボタン86が操作されることによる印刷指示信号の入力を判別することによって判断可能である。
【0037】
次にステップ108では、印刷用データを、上記ステップ104で指示されたプリンタ18が解析可能な言語形態に変換して印刷ジョブを生成する。この印刷ジョブは、上記ステップ104で記憶部に格納した印刷設定情報を含んで生成される。
【0038】
次のステップ110では、上記ステップ108で生成された印刷ジョブをサーバ16へ送信し、ステップ112へ進む。
【0039】
ステップ112では、印刷終了信号をサーバ16から受信するまで否定判断を繰り返し、肯定されるとステップ114へ進む。ステップ114では、印刷が終了したことを表す情報を表示部48に表示して本ルーチンを終了する。
【0040】
なお、ステップ114で表示部48に表示する情報は、例えば、正常印刷、出力先のプリンタ18の変更、及び印刷エラーであることを示すメッセージなどがある。このためユーザは、印刷結果を確認することができる。また、印刷ジョブを送信したとき、印刷が困難な場合がある。この状態を表示するために、ステップ112の否定判断の後に、所定時間の経過判断やエラー判断等の判断を設けて、ステップ114へ進むようにしてもよい。
【0041】
次にサーバ16の処理について説明する。図4には、サーバ16で実行される処理ルーチンを示した。
【0042】
サーバ16では、所定時間毎に図4のルーチンが実行され、ステップ200へ進む。ステップ200では、PC14から印刷ジョブを受信するまで否定判断を繰り返し、印刷ジョブを受信するとステップ202へ進む。
【0043】
ステップ202では、上記ステップ200で受信した印刷ジョブの印刷設定情報から指定されたプリンタ18を把握し、把握したプリンタ18へ印刷ジョブを送信する。
【0044】
次にステップ204では、上記ステップ202で印刷ジョブを送信したプリンタ18からイベントを受信するまで否定判断を繰り返し、肯定されるとステップ206へ進む。このイベントは、プリンタ側から送信されるプリンタの状態を表すデータであり、印刷終了、印刷不可、印刷異常等を表すものである。そして、ステップ206では、上記ステップ204で受信したイベントに応じた該当処理が行われて本ルーチンを終了する。ステップ206の該当処理の一例には、イベントに応じた内容をPC側へ報知する処理、イベントに対してサーバ側で対処可能なことを行う処理がある。
【0045】
次に、上記ステップ206の該当処理の一具体例について図5に示す処理ルーチンを用いて説明する。
【0046】
ステップ300では、ステップ204で受信したイベントが印刷不可能であることを示す情報を含むか否かを判断し、否定されるとステップ324へ進む。イベントが印刷不可能を表していない場合、印刷終了を判断できるので、ステップ324では、ステップ200で受信した印刷ジョブを送信したPC14に、印刷が終了したことを示す情報、すなわち指定したプリンタ18において正常に印刷が実行されたことを示す情報を送信し、本ルーチンを終了する。
【0047】
なお、ステップ300で否定された後に、印刷終了か否かを判断してもよい。この場合、印刷終了が肯定判断の時にステップ324へ進む。一方、否定判断の場合には、印刷不可及び印刷終了以外のイベントであるため、そのイベントに対応する処理を実行して本ルーチンを終了する。
【0048】
一方、上記ステップ300で肯定されると、ステップ310へ進み、印刷が不可能であった印刷用データが、秘匿性を要する印刷用データであるか否かを判断する。ステップ310の判断対象のデータは、サーバ側で生成してもよく、プリンタ側から提供されるデータでもよい。サーバ側で生成する場合、印刷不可であった印刷用データを特定し、その印刷用データに秘匿性を表す識別データが含まれているかを判断すればよい。一方、プリンタ側からデータが提供される場合には、そのデータにより判断すればよい。
【0049】
ステップ310で肯定されるとステップ312へ進み、ステップ200で受信した印刷ジョブを送信したPC14に、印刷が不可能であったことを示す情報、すなわち指定したプリンタ18における印刷エラーを示す情報を送信し、本ルーチンを終了する。
【0050】
一方、上記ステップ310で否定された場合、ステップ314へ進み、プリンタ選択処理を実行する。このプリンタ選択処理は、受信した印刷ジョブで指定されたプリンタ18以外に印刷ジョブを送信可能なプリンタを選択する処理である。秘密文書でない一般文書は、ユーザにとって何れか同種のプリンタで印刷されることを望む場合が多い。そこで、ステップ314では、同種のプリンタを選択する。ステップ314の処理は、例えば、ネットワーク12に接続された印刷ジョブを送信可能なプリンタを予め記憶部52に記憶し、これらのプリンタの内の1つを選択することによって可能である。
【0051】
次のステップ316では、上記ステップ314で選択したプリンタに対して印刷ジョブを送信する。次にステップ318において、送信したプリンタから印刷結果良好であることを示すイベントを受信するまで、否定判断を繰り返し、肯定されるまで記憶部52に記憶したプリンタに対して順次印刷ジョブの送信処理を繰り返す。ステップ318で肯定されるとステップ320へ進み、ステップ200で受信した印刷ジョブを送信したPC14に、印刷が終了したことを示す情報、すなわち指定したプリンタ18以外のプリンタにおいて正常に印刷が実行されたことを示す情報を送信し、本ルーチンを終了する。
【0052】
このため、PC14で印刷実行を指定したプリンタ18が印刷ジョブを受信不可能な状態である場合に、ネットワーク12上の別のプリンタへ印刷ジョブを転送することができる。
【0053】
次に、プリンタ18の処理を説明する。図6には、プリンタ18で実行される処理ルーチンを示した。
【0054】
プリンタ18の図示を省略した電源スイッチによってプリンタ18に電源が投入されると、所定時間毎に図6に示す処理ルーチンが実行されてステップ400へ進む。
【0055】
ステップ400では、サーバ16から印刷ジョブを受信するまで否定判断を繰り返し、肯定されると、次のステップ402において受信した印刷ジョブをメモり70に一時的に格納する。
【0056】
次にステップ404では、メモリ70に格納した印刷ジョブが秘匿性を要する印刷データであるか否かを判断する。ステップ404の判断は、印刷ジョブの印刷設定情報に印刷データが秘匿性を要するデータであることを指示する情報が含まれているか否かを判別することによって判断することができる。
【0057】
ステップ404で肯定されるとステップ406へ進み、排出トレイ22に記録用紙が有るか否かを判断する。ステップ406の判断は、排出検知部24の用紙検知信号を判別することによって判断することが出来る。ステップ406で肯定されるとステップ408へ進み、サーバ16に対して印刷することが不可能であることを示す情報、すなわち印刷エラーを示す情報を含むイベントをサーバ16に対して送信する。排出トレイ上の用紙有無を判断することは、印刷すべき文書が秘密文書であるとき、排出トレイに用紙が載置されていると、ほかのユーザに目視される機会が増加し、秘匿性が低下することを回避するためである。従って、排出トレイ上に用紙が既に存在しているときは、印刷を実行せずに秘匿性を確保している。
【0058】
次にステップ414では、上記ステップ402でメモリ70に格納した印刷ジョブを削除し、本ルーチンを終了する。この印刷ジョブの削除により、秘密文書の印刷ジョブはプリンタ上から削除されるので、プリンタ18においても秘匿性を確保できる。
【0059】
印刷すべき文書が秘密文書で排出トレイ上に用紙が存在しないとき(ステップ404で肯定かつステップ406で否定)、メモリ70に格納された秘密文書印刷実行情報をクリアし、ステップ410において印刷を実行してその終了と共に次のステップ412において印刷終了のイベントを送信し、ステップ414へ進む。これにより、排出トレイ上に要しが存在しないときにのみ秘密文書を印刷し排出することができ、他ユーザに目視される機会を抑制することができる。また、印刷終了のデータ送信により、秘密文書の印刷指示をしたユーザに対して、早期に終了を報知でき、そのユーザに出力された秘密文書の用紙を持ち帰ることを促すことができる。
【0060】
一方、ステップ404で否定されると、ステップ409へ進み、上記ステップ400で受信した印刷ジョブの前に秘密文書の印刷処理が実行されたか否かを確認する。ステップ409の判断は、メモリ70に秘密文書印刷実行情報が記憶されているか否かを判別することによって判断することができる。
【0061】
ステップ409で肯定されると、ステップ406へ進み、否定されるとステップ410へ進み、印刷処理を実行する。ステップ410の処理は、印刷ジョブに基づく画像出力動作を行って、画像が形成された記録用紙を出力する処理である。画像形成された記録用紙は、排出トレイ22に排出される。次にステップ412において、サーバ16に正常印刷終了を示す情報を含むイベントを送信し、印刷処理を行った文書が秘密文書である場合、メモリ70に秘密文書印刷実行情報を格納して、ステップ414へ進む。
【0062】
以上説明したように、秘匿性を要する印刷用データの画像を出力する場合、排出トレイ22の記録用紙の有無を確認し、排出トレイ22に記録用紙が無い場合のみ画像出力処理を実行するため、簡易な構成で出力された画像の秘匿性を確保することができる。
【0063】
また、プリンタ18は、秘匿性を要する印刷用データの画像を出力する場合、印刷ジョブの受信から画像出力処理を実行した後に記録用紙が排出トレイ22から取り除かれるまでの間、次の印刷ジョブを受信しないため、この間、ネットワークプリンタでありながら、印刷ジョブの送信指示を行ったPC14の専用プリンタのように使用することができる。
【0064】
なお、本実施の形態では、サーバ16を介して印刷ジョブの送受信を行う場合を説明したが、サーバ16を介さずにPC14とプリンタ18間で直接印刷ジョブを含む各種データやコマンドの送受信を行うようにしてもよい。
【0065】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の画像形成装置によれば、排出トレイに記録用紙が無い場合に、受信した印刷ジョブに基づいて画像出力処理を実行することができるので、簡易な機構で出力画像の秘匿性を確保することができる、という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係るプリンタシステムの構成を模式的に示したイメージ図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るプリンタシステムの主要構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るPCの処理の流れを示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施の形態に係るプリンタサーバの処理の流れを示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施の形態に係るプリンタサーバの該当処理の流れを示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施の形態に係るプリンタの処理の流れを示すフローチャートである。
【図7】本発明の実施の形態に係る、印刷条件設定画面の一例である。
【符号の説明】
10 プリンタシステム
18 画像形成装置
22 排出トレイ
24 排出検知部
26 画像形成部
Claims (5)
- 印刷データを受信する受信手段と、
前記印刷データに基づいて記録媒体に画像を形成し、排出トレイへ排出する画像形成手段と、
前記排出トレイに排出された記録媒体の有無を検知する検知手段と、
前記検知手段によって前記排出トレイに記録媒体の無いことが検知されると、前記印刷データに基づく画像を記録媒体に形成して前記排出トレイへ排出するように前記画像形成手段を制御する制御手段と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 前記制御手段は、前記検知手段により前記排出トレイに記録媒体が存在すると検知された場合、前記印刷データの受信を拒否するように前記受信手段をさらに制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記制御手段は、前記検知手段により前記排出トレイに記録媒体が存在すると検知された場合、前記記録媒体に画像を形成することが困難であることを表す印刷不可データを出力することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 印刷データを受信する受信手段と、
前記印刷データに基づいて記録媒体に画像を形成し、排出トレイへ排出する画像形成手段と、
前記排出トレイに排出された記録媒体の有無を検知する検知手段と、
前記受信手段で受信した印刷データに、該印刷データが秘密データであることを示す識別データが含まれる場合に、前記検知手段によって前記排出トレイに記録媒体の無いことが検知されると、前記印刷データに基づく画像を記録媒体に形成して前記排出トレイへ排出するように制御する制御手段と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 前記制御手段は、前記受信手段で受信した印刷データに、該印刷データが秘密データであることを示す識別データが含まれない場合には、前記検知手段の検知結果に拘わらず、前記印刷データに基づく画像を記録媒体に形成して前記排出トレイへ排出することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
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