JP2004195047A - 商品陳列棚及び商品販売方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】アイキャッチ性に優れ、売場のイメージを損なうことのない商品陳列棚を提供すること。
【解決手段】商品売場の通路に沿って配置され、棚部材により区分された複数の収納空間を具備する棚本体30と、棚部材の前端側に全幅方向に沿って配置され、その棚部材に陳列する全商品を包含する商品の分類を表示する第一の表示体と、第一の表示体の手前側に部分的に配置され、同一商品からなる商品群毎に設定された情報を表示する第二の表示体とを有する。店内を歩行する客は、通路に沿って店内を歩行する時に、第一の情報とその手前の第二の情報及び後方の商品パッケージが視覚に入ってくるので、これらが渾然一体となり、客の視覚に認識されアイキャッチ性に優れる。また、棚と第一の表示体及び第二の表示体は一体となり、棚にこれらの表示体が装着された状態で全体的な意匠性を醸し出すので、全体的に統一感を持たせることができる。
【選択図】 図8

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デパート、スーパーマーケット、コンビニエンスストア、ホームセンター等における商品売場の通路に設置される商品陳列棚及び商品販売方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、デパート、スーパーマーケット、コンビニエンスストア、ホームセンター等の商品売場において、陳列棚に陳列されている商品に関する情報は、陳列棚の前端部に値札等の表示カードを配置して示すのが一般的である。ここに開示される商品に関する情報とは、棚の所定幅の領域に陳列されている同一商品からなる商品群毎に設定された共通の情報、例えば、5段仕様の陳列棚の上から2番目の棚の右半分を洗剤メーカーX社の洗剤Xaが20個の商品群をなし奥行きに5個で4列の幅を占めて陳列されている場合には洗剤Xaの商品名、値段、キャッチコピー、商品管理用バーコード等の個別具体的な情報を、主に商品群毎に一つ表示しているが、商品売場を巡る客がいずれの棚にいかなる分類の商品群を陳列しているかを一目で認識させるのは困難である(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
例えば、陳列棚を横目に見て通路に沿って歩いている客が、通路に沿って並んでいる陳列棚A,B,C,Dには化粧品が陳列されているとか、通路に沿って並んでいる陳列棚E,F,G,Hにはクリーニング関連商品が陳列されており更に陳列棚Eの全段には衣料用洗剤が陳列されているとか、陳列棚に陳列された商品について、化粧品・クリーニング関連商品等の大分類に関する情報、衣料用洗剤・柔軟剤等の中分類に関する情報等の陳列された商品の分類に関する情報を陳列棚の前端部に様々な仕様にて配置された表示カードで認識するには、表示そのものが小さく困難である。これは、陳列棚の前端部における商品の取り出しに支障が生じないようにするために必然的に生じる表示カード等の表示具のサイズ面の制約によるものである。したがって、現実には、客は陳列された商品のパッケージ等を俯瞰して、そのパッケージの形・パッケージの色・パッケージに大きく示された商品名を手掛かりとして、この棚には化粧品(シェービングクリーム)が並んでいる、液体洗剤が並んでいる等と認識している。
【0004】
そこで、このような商品カードに表示される商品名・価格等の同一商品からなる商品群毎に設定された共通の情報とは別の情報、具体的には、陳列している商品の分類を示したりする手段として、同じ分類に属する商品群(X社の衣料用洗剤Xaが20個、X社の衣料用洗剤Xbが20個、Y社の衣料用洗剤Yaが20個…)を揃えて、少なくとも同じ棚には同じ分類に属する商品群が並ぶように、できれば同じ陳列棚を構成する全ての棚には同じ分類に属する商品群が並ぶように、商品群毎にまとめて商品を並べた陳列棚を構成し、この陳列棚の正面上方に通路に平行する方向を向いた看板を天井から吊るして、この看板に表示された情報によって、この看板の下方の陳列棚に並べられた商品の分類を示したり、或いは陳列棚と通路の間に看板を床面に置いて、この看板の奥方の陳列棚に並べられた商品の分類を示したりするのが一般的である。このようなものとして、陳列棚の前端部から通路側にホルダーを延伸させ、このホルダーに客と向き合う方向、すなわち陳列棚前端部と直交する方向に表示カードを配置することも提案されている(例えば、特許文献2参照)。
【0005】
しかし、天井に吊り下げる看板は、商品売場における商品陳列の変更に柔軟に対応することができない。また、床置きの看板は商品陳列の変更に柔軟に対応することはできるが、歩行中の客、特に子供と衝突等の人身事故につながるので安全面での問題が大きい。これに対して、特許文献1の表示カードは、これらの問題点をクリアするものの、表示カード自体を大きくすることが難しく、看板がクリアした一目で客に商品の分類を認識させるという課題を完全に解決し得るものではない。
【0006】
これらを全て解決する手段として、化粧品売場等で行われている、化粧品メーカー毎にその社名等を表示した専用の陳列コーナーを特設し、同じメーカーの商品のみを揃えて分類して陳列する方法があるが、これは既存設備の更新を余儀なくされ、設備コストを増加させる。また、商品売場の商品レイアウトは、季節に応じて変更したり、商品の売れ行きに応じて変化させるものであるから、特設した陳列コーナーの設備が使えなくなることもあり、設備投資におけるリスクが大きく、化粧品メーカー等の専用店・直営店においてはなし得るが、通常、複数社の商品を扱うスーパー等の商品売場においては現実的ではない。
【0007】
【特許文献1】
実開平5−4182号公報
【特許文献2】
実開平5−29073号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明者は、これらの実状に鑑みて鋭意検討した結果、デパート、スーパーマーケット、コンビニエンスストア、ホームセンター等の商品売場において、陳列している商品の種類や価格などを示す表示機能を備えた商品陳列棚を開発するにあたっては、以下の2点の課題を解決し得るものでなければならないとの結論に達した。
【0009】
すなわち、第1の課題は、商品の種類や価格などを示す表示体が売場内の通路を歩行中の客が一目で認識できる、アイキャッチ性の優れたものでなければならないということであり、第2の課題は、商品の種類や価格などを示す表示体が商品を陳列する商品売場のイメージを損なうものであってはならないということである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、請求項1に記載の発明である商品陳列棚は、商品売場の通路に沿って配置され、棚部材により区分された複数の収納空間を具備する棚本体と、棚部材の前端側に全幅方向に沿って配置され、その棚部材に陳列する全商品を包含する商品の分類を表示する第一の表示体と、第一の表示体の手前側に部分的に配置され、同一商品からなる商品群毎に設定された情報を表示する第二の表示体とを有することを特徴としている。
【0011】
請求項2に記載の発明である商品陳列棚は、請求項1に記載の商品陳列棚において、さらに、棚本体の前端側にて高さ方向に渡って且つ通路側に向かい合う方向に配置され、その棚に陳列された商品に関する情報を表示する第三の表示体を有することを特徴としている。
【0012】
そして、請求項3に記載の商品販売方法は、商品売場の通路に沿って配置され、棚部材により区分された複数の収納空間を具備する商品陳列棚に商品を陳列して販売する商品販売方法であって、
棚に陳列する複数の商品を、商品の種類毎に第一の分類として区分する工程と、
この第一の分類にて区分された商品を、同一商品からなる商品群毎に第二の分類として更に区分する工程と、
前記複数の収納空間を、一つの収納空間に陳列する商品が一つの第一の分類に属する商品となるように第一の分類により区分する工程と、
この第一の分類により区分された収納空間に、第一の分類に属する商品を第二の分類に対応して同一商品群毎に陳列する工程と、
各収納空間の前端部に、幅方向に渡ってその収納空間に陳列された第一の分類に関する情報を表示する工程と、
各収納空間の前端部に、陳列された商品群毎に幅方向に渡って間欠的に第二の分類に関する情報を表示する工程とを有することを特徴としている。
【0013】
また、請求項4に記載の商品販売方法は、請求項3に記載の商品販売方法において、さらに、棚本体の前端側にて高さ方向に渡って且つ通路側に向かい合う方向に、棚に陳列された商品に関する情報を表示する第三の表示体を配置する工程を有することを特徴としている。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0015】
図1及び図2は本発明に係る商品陳列棚を構成する第一の表示体と第二の表示体の具体例を示す斜視図である。図示の例において第一の表示体と第二の表示体は、透明な表示ケース本体にセットされるシート状のものであり、図1は第一の表示シート21と第二の表示シート22を表示ケース本体10にセットした状態で示す斜視図、図2は第一の表示体(第一の表示シート21)と第二の表示体(第二の表示シート22)を表示ケース本体10から離間した状態で示す斜視図である。なお、表示ケース本体の長さは陳列棚の幅に合わせる長尺状のものであり、図1及び図2では図面配置の都合上実際のものに比べて長さ方向を相対的に短く描いてある。
【0016】
表示ケース本体10は、図3の断面図にも示されるように、陳列棚の幅方向に配された棚部材に載せるための水平部分11と、水平部分11の前端から起立する逆溝状の起立部分12と、起立部分12の前面との間に上からの隙間を形成するように平行に配置された第一の表示カバー13と、第一の表示カバー13の前面との間に上からの隙間を形成するように平行に配置され第一の表示カバー13よりも背の低い第二の表示カバー14とから構成されている。
【0017】
表示ケース本体10の水平部分11は、商品を載せる棚部材(全面一枚の棚板・棚幅の長さの板を複数枚スノコ状に並べる)に載せる部分であって、上面に商品を直接置いたり、アクリル板やボール紙等の下敷きを一枚挟んで商品を載せたりする部分である。また、起立部分12は、水平部分11に連接して同一部材を曲げて起立させたものであり、棚前端部の棚上方空間に表示シートを起立状態に保持するため、前面については垂直方向から一定の角度を付けている。すなわち、水平に対して90度に起立していることは必ずしも必要ではなく、見やすいように適当な角度を付けてあればよい。通常、これら水平部分11と起立部分12はアクリル等の透明なプラスチックの押出し成形品で構成されるが、特にこれに限定されるものではない。
【0018】
第一の表示カバー13は、第一の表示シート21を保持する隙間を形成するためのものであって、図3に示すように、第一の表示カバー13の下側端部を起立部分12の前板の下側端部とを細板15を挟んで取り付けている。この細板15は長さ5ミリ程度であって、第一の表示シート21を保持するために必要な所要の隙間を形成するための厚みを有しており、この細板15の厚みの間隔を保って第一の表示カバー13は起立部分12の前板に対して平行に配置されることになる。ここで、第一の表示カバー13は下側端部のみが固定されており、第一の表示シート21を挿入する上側端部は固定されていないので、第一の表示カバー13は片持ち状態となっており、第一の表示カバー13は傾いているので、その材質によっては自重により上側端部の隙間を閉じる向きに撓むことがあり、厳密には隙間は平行にはなっていない。更に、第一の表示カバー13は、この表示シート21が外部から目視できる状態に担持する必要があるため、第一の表示カバー13は透明でなければならない。しかも、後述するように表示シート21はそれが示す分類に応じた基調色を有しておりこの色を情報として示す必要があるため、この色に影響を与えないようにするため、無色透明が好ましい。高さは、表示ケース本体10の起立部分12と同じ程度とするのが好ましいが、多少低くしてもよい。すなわち、起立部分12との間に段差を設けると、表示シート21を抜く時に指をかけやすいからである。
【0019】
第二の表示カバー14は、第二の表示シート22を保持する隙間を形成するためのものであって、図3に示すように、第二の表示カバー14の下側端部を第一の表示カバー13の前板の下側端部とを細板16を挟んで取り付けている。この細板16は長さ5ミリ程度であって、第二の表示シート22を保持するために必要な所要の隙間を形成するための厚みを有しており、この細板16の厚みの間隔を保って第二の表示カバー14は第一の表示カバー13の前板に対して平行に配置されることになる。ここで、第二の表示カバー14は下側端部のみが固定されており、第二の表示シート22を挿入する上側端部は固定されていないので、第二の表示カバー14は片持ち状態となっており、第二の表示カバー14は傾いているので、その材質によっては自重により上側端部の隙間を閉じる向きに撓むことがあり、厳密には隙間は平行にはなっていない。更に、第二の表示カバー14は、この表示シート22が外部から目視できる状態に担持する必要があるため、第二の表示カバー14は、透明でなければならない。しかも、無色透明が好ましい。高さは、表示ケース本体10の起立部分12の半分程度とするのが好ましいが、第二の表示シート22が保持されさえすれば特に限定はない。
【0020】
表示ケース本体10の各部品を同じアクリル板又はポリプロピレン(PP)板等の透明部材で構成する場合、その作製方法の一例を挙げると次のようである。まず、水平部分11と起立部分12を有する長尺状の押出し成形品と、第一の表示カバー13及び第二の表示カバー14となる2枚の板を準備するとともに、起立部分12と第一の表示カバー13との間、第一の表示カバー13と第二の表示カバー14との間にそれぞれ挟持させるための幅5ミリ程度の2枚の細板15,16を準備する。これらは全て棚幅に相当する同一の長さに切断したものである。そして、図3に示すように、起立部分12の外側に、細板15、第一の表示カバー13、細板16、第二の表示カバー14の順で接着することにより表示ケース本体10を作製する。
【0021】
第一の表示シート21は、表示ケース本体10における起立部分12と第一の表示カバー13との間の隙間に略全幅にわたって担持されるものであり、表示ケース本体10の幅に相当し同時に表示ケース本体10を設置する陳列棚の棚部材の幅に相当する長さを有することになる横長の帯状であって、一定の基調色を有しており、表面に第一の情報(商品の分類、種類、カテゴリー的なもの)、すなわち「その棚部材に陳列する全商品を包含する商品の分類」が表示されている。この表示を端部に配置したのは、中央付近では第二の表示シート2により隠れてしまうことを避けるためであり、両側に配するのが好ましいが、片側だけでも問題ない。
【0022】
ここで、第一の情報とは、具体的に次のようなものを言う。例えば、スーパーマーケット等の商品売場が仕入れた全商品のうちでクリーニング商品という広い範疇(大分類)に含まれる商品を対象とした場合では、これらは、X社の衣料用洗剤Xaが20個、X社の衣料用洗剤Xbが20個、Y社の衣料用洗剤Yaが20個…という具合に同一商品からなる集合である商品群に区分することができ、これらの商品群が多数存在する状態であるが、これら多数の商品群を複数に分類する指標となる情報が第一の情報であって、A:部分洗い、B:衣料用洗剤、C:自然派洗剤、D:洗濯補助剤、E:おしゃれ着用洗剤、F:漂白剤、G:柔軟剤という具合に7種類に分類したものである。また、基調色として、それぞれの分類に異なる色を対応させるようにする。例えば、Aは水色、Bは青色、Cは黄緑色、Dは山吹色、Eは紫色、Fはコバルトブルー色、Gは紅色という具合である。ここでは、第一の情報(多数の商品群を分類する指標)を商品の種類としたが、この他にもA:X社製品で水色、B:Y社製品で青色、C:Z社製品で黄緑色…とメーカーにより分類してもよく、店舗面積が小さく、大量の商品を陳列しない商品売場においては、この商品売場が仕入れた全商品を対象として、A:クリーニング商品で水色、B:家電商品で青色、C:化粧品で黄緑色、D:食料品で山吹色…と最初の説明で使用した広い範疇により分類しても良い。
【0023】
第一の表示シート21は、横長の白紙に所定の基調色を全体に印刷し、両端に分類を示す文字を印刷したものを多面に印刷し、これを断裁して制作する。或いは、色付の紙を購入して両端に分類を示す文字を印刷したものを多面に印刷し、これを断裁して制作する。さらに、横長の白紙に所定の基調色を全体に印刷する際に、両端に分類を示す文字部分には印刷しないことで白抜きの表示を形成したものを多面に印刷し、これを断裁して制作する。さらに、分類を示す文字以外にも分類を示す絵やマーク(衣料用洗剤ならシャツの絵)を追加してもよい。
【0024】
第二の表示シート22は、表示ケース本体10における第一の表示カバー13と第二の表示カバー14との間の隙間に間欠的に担持されるもので、長方形のカードであって、横の長さは5〜10cm程度と第一の表示シート21に比べて短いサイズであり、スーパー等の小売店側が商品毎に設定(同一の商品は同じ場所に集めて陳列販売するので、商品群毎に設定)する第二の情報(商品の名前、メーカー名、販売価格、管理用バーコード、キャッチコピーなど)、すなわち「同一商品からなる商品群毎に設定された情報」が表示されている。
【0025】
ここで、第二の情報とは、例えば、前記の如く第一の情報をA〜Fの7種類に分類した場合に、Bの衣料用洗剤の表示の後方で同一商品からなる集合である商品群毎に区分けして陳列された商品について商品群毎の商品に関する情報を示すものであり、例えば、右端の陳列棚の上から3段目には衣料用洗剤の商品が陳列されており、右からX社の衣料用洗剤Xa、X社の衣料用洗剤Xb、Y社の衣料用洗剤Yaと3つの商品群に区分されて陳列している場合には、右端の商品群には、その商品群に属する商品Xaに関する情報、具体的には「製品名:衣料用洗剤Xa、メーカー名:X社、当社販売価格:350円、油汚れに強い酵素パワー等」という主に小売店側が客に示したい情報を付与する。
【0026】
商品群について説明すると、上記のように同一商品からなる集合であり、これは、小売店は同一商品については同一の価格等の条件で販売するため、原則的に同一商品は同じ所に集めて陳列することにより生じるものである。ここで断っておくが、同一商品からなる商品群とは単に商品名が同じものを集めたものではなく、同じ商品名でもサイズが異なったり、小売店の販売形態が異なったりした場合には商品群も異なることになる。例えば、衣料用洗剤Xaの大箱10個と衣料用洗剤Xaの小箱10個は異なる商品群になり、衣料用洗剤Xbの小箱3個セットで10セットと衣料用洗剤Xbの小箱30個は異なる商品群となり、柔軟材Zaの容器タイプ10個と柔軟材Zaの詰換え用パック10個は異なる商品群となる。換言すれば、大箱と小箱(サイズの相違)、容器タイプと詰替え用パック(メーカー側が設定した販売形態の相違)、セット売りとバラ売り(小売店側が設定した販売形態の相違)等のように、最終的に販売する場合の、最小単位における形・価格等が異なるものは別商品であり同一商品ではない。
【0027】
第二の表示カバー14の高さを第一の表示カバー13より低くしたのは、第二の表示シート22の高さが本来的に第一の表示シート21より低くなっており、この第二の表示シート22の高さに第二の表示カバー14の高さを第一の表示シート21の高さに第一の表示カバー13の高さを合わせたことに起因するものであって、第二の表示シート22の高さを第一の表示シート21より低くした理由は、図2に示すように、間欠的に第一の表示シート21を覆うように配置される第二の表示シート22が、第一の表示シート21の色の帯を完全に切断することがないようにするためである。
【0028】
先に説明したように、第一の表示シート21は、第一の表示シート21が表示する商品の分類(第一の情報)を両端に設けられた文字情報のみで示すのではなく、全体に設けられた基調色(図1及び図2に示す斜線)によっても示すことになり、重要な要素である。この基調色は第二の表示シート22が担持された部分は遮蔽されて見えないが、第二の表示シート22の高さを第一の表示シート21の高さより低くすることにより、少なくとも第一の表示シート21の上側の帯は切れることなく棚全幅に配置されることになり、第一の表示シート22は上側の基調色を棚全幅に切れることなく表示することで基調色に対応した商品の分類を表示する。
【0029】
ただし、表示ケース本体10に挿入した状態で、第二の表示シート22の上端位置が第一の表示シート21の上端位置よりも低くすることは必須となるが、第一の表示カバー13と第二の表示カバー14の高さの違いは必須ではないと解される。すなわち、第一の表示カバー13と第二の表示カバー14を同じ高さにしても、このような表示ケース本体10に挿入した状態で、第二の表示シート22の上端位置が第一の表示シート21の上端位置よりも低く設定されるのであれば問題はない。しかし、両者の高さが同じようだと、第二の表示カバー14の奥に第二の表示シート22が落ち込むことになり、しかも間欠的に挿入するため第一の表示シート21のように両端から引き出すことも困難であり、更に頻繁に交換せざるを得ない第二の表示シート22の情報の性質を考えれば得策ではない。
【0030】
図4及び図5は本発明に係る商品陳列棚を構成する第一の表示体と第二の表示体の別の具体例を示す斜視図である。図示の例において第一の表示体と第二の表示体は、透明な表示ケース本体にセットされる点では図1に示したものと同様であり、更に、第一の表示体は図2に示したものと同様のシート状のものであり、今回は第二の表示体の構造と取り付け方が異なっている。ここで、図4は第一の表示シート21と第二の表示シート22を表示ケース本体10にセットした状態で示す斜視図、図5は第一の表示体(第一の表示シート21)と第二の表示体(第二の表示体の差込部22a、張出支持部22b、表示部22c)を表示ケース本体10から離間した状態で示す斜視図である。なお、表示ケース本体の長さは陳列棚の幅に合わせる長尺状のものであり、図4及び図5では図面配置の都合上実際のものに比べて長さ方向を相対的に短く描いてある。
【0031】
図5に示すように、今回の具体例では、表示ケース本体10と第一の表示シート21の構造は先の図1及び図2に示した具体例と同じであり、第二の表示体22の構造を変更している。すなわち、第二の表示体22は、第二の表示カバー14が形成する隙間に図5に示す逆T字形状の差込部22aを挿入し、この差込部22aに連接する張出支持部22bにより第二の表示カバー14が形成する隙間より更に前方に突出させ、この張出支持部22bに連接する表示部22cにて必要な情報を表示している。ここで、表示部22cは、図1及び図2に示した第二の表示シート22と同じ長方形のカードであって、横の長さは5〜10cm程度と第一の表示シート21に比べて短いサイズであり、スーパー等の小売店側が商品毎に設定(同一の商品は同じ場所に集めて陳列販売するので、商品群毎に設定)する第二の情報(商品の名前、メーカー名、販売価格、管理用バーコード、キャッチコピーなど)、すなわち「同一商品からなる商品群毎に設定された情報」が表示される。
【0032】
ただし、表示部22cは、第一の表示シート22の前方において幅方向に間欠的に存在し、「同一商品からなる商品群毎に設定された情報」をその前面に表示するものでありさえすれば、その形状自体は長方形のシート状に限定する必要はない。これは、表示部22c自体が空中に支持されている、すなわち第二の表示カバー14が形成する隙間により直接的に支持されるものではなく、隙間による制約が生じないことによるもので、具体的には、丸型、ハート型、星型等のアイキャッチ性の優れた所望の形状を採用することができる。
【0033】
また、重量の問題をクリアすれば任意の厚みのものを採用できる。具体的には、第二の表示体22を単なる印刷物ではなく、例えばモニタ装置とし、そのモニタ装置の背面に装着した取付金具の開放端側を第二の表示カバー14が形成する隙間に差し込むことで、モニタ装置を第二の表示カバー14の外側に密着させて配置することができる。この場合、モニタ装置の表示画面(液晶表示パネル、ブラウン管、PDP表示パネル等)に「同一商品からなる商品群毎に設定された情報」を出力して表示すればよく、この情報は、モニタ装置がワイヤレスで情報を受信できる通信手段を有していれば、店内の通信装置から各モニタ装置にワイヤレスでリアルタイムの情報を伝達することで表示を更新することができ、紙シートのように販売価格等が変更する毎に差し替える必要がなくなる。
【0034】
次に、本発明の商品販売方法について、図6に示す如く棚部材により区分された5つの収納空間を具備する陳列棚30を5台並べて25個の棚(収納空間)を形成し、それらの収納空間にクリーニング関連商品を陳列する場合を例に挙げて説明する。
【0035】
ここで、棚に陳列するクリーニング関連商品は、前記したものと同じ7つの分類(A:部分洗い、B:衣料用洗剤、C:自然派洗剤、D:洗濯補助剤、E:おしゃれ着用洗剤、F:漂白剤、G:柔軟剤)に区分されるものとし、1つの棚には同じ分類の商品をまとめて配置するものである。更に、商品1個の陳列状態で棚を占める面積はサイズは同一でセット売りはないものとし、商品は奥行きに5個並べて1列をなし、棚には8列並べることができ、25個の棚には1000個の商品を陳列することができると想定する。
【0036】
まず、棚に陳列するクリーニング関連商品は、全部で1000個あり、メーカーX、Y、Z三社から納入されるとして、倉庫にメーカー別に収納されており、その商品の内訳は、部分洗い洗剤AX1が40個、部分洗い洗剤AX2が40個、部分洗い洗剤AX3が40個、衣料用洗剤BX1が40個、衣料用洗剤BX2が40個、衣料用洗剤BX3が40個、自然補助剤CX1が20個、自然補助剤CX2が20個、自然補助剤CX3が20個、自然補助剤CX4が20個、おしゃれ着用洗剤EX1が80個、おしゃれ着用洗剤EX2が80個、漂白剤FX1が20個、柔軟剤GX1が20個、柔軟剤GX2が20個、柔軟剤GX3が20個、柔軟剤GX4が20個、部分洗い洗剤AY1が20個、部分洗い洗剤AY2が20個、衣料用洗剤BY1が20個、衣料用洗剤BY2が20個、衣料用洗剤BY3が20個、洗濯補助剤DY1が40個、漂白剤FY1が20個、柔軟剤GY1が20個、柔軟剤GY2が20個、部分洗い洗剤AZ1が20個、部分洗い洗剤AZ2が20個、衣料用洗剤BZ1が20個、自然補助剤CZ1が20個、自然補助剤CZ2が20個、洗濯補助剤DZ1が20個、洗濯補助剤DZ2が20個、柔軟剤GZ1が20個、柔軟剤GZ2が20個、柔軟剤GZ3が40個ある。
【0037】
次に、これらの商品群36群で総計1000個の商品を、商品の種類を指標(第一の情報)として区分すると、A:部分洗い洗剤は「部分洗い洗剤AX1が40個、部分洗い洗剤AX2が40個、部分洗い洗剤AX3が40個、部分洗い洗剤AY1が20個、部分洗い洗剤AY2が20個、部分洗い洗剤AZ1が20個、部分洗い洗剤AZ2が20個」7群で合計200個、B:衣料用洗剤は「衣料用洗剤BX1が40個、衣料用洗剤BX2が40個、衣料用洗剤BX3が40個、衣料用洗剤BY1が20個、衣料用洗剤BY2が20個、衣料用洗剤BY3が20個、衣料用洗剤BZ1が20個」7群で合計200個、C:自然派洗剤は「自然補助剤CX1が20個、自然補助剤CX2が20個、自然補助剤CX3が20個、自然補助剤CX4が20個、自然補助剤CZ1が20個、自然補助剤CZ2が20個」6群で合計120個、D:洗濯補助剤は「洗濯補助剤DY1が40個、洗濯補助剤DZ1が20個、洗濯補助剤DZ2が20個」3群で合計80個、E:おしゃれ着用洗剤は「おしゃれ着用洗剤EX1が80個、おしゃれ着用洗剤EX2が80個」2群で合計160個、F:漂白剤は「漂白剤FX1が20個、漂白剤FY1が20個」2群で合計40個、G:柔軟剤は「柔軟剤GX1が20個、柔軟剤GX2が20個、柔軟剤GX3が20個、柔軟剤GX4が20個、柔軟剤GY1が20個、柔軟剤GY2が20個、柔軟剤GZ1が20個、柔軟剤GZ2が20個、柔軟剤GZ3が40個」9群で合計200個に区分される。
【0038】
次に、これらの36群で総計1000個の商品を陳列する陳列棚の25段の棚に陳列する商品の種類を決定する。
具体的には、1段で40個並べられ、A:部分洗い洗剤は7群で合計200個で5段、B:衣料用洗剤は7群で合計200個で5段、C:自然派洗剤は6群で合計120個で3段、D:洗濯補助剤は3群で合計80個で2段、E:おしゃれ着用洗剤は2群で合計160個で4段、F:漂白剤は2群で合計40個で1段、G:柔軟剤は9群で合計200個で5段必要になるので、これを左上を始点として、左端の陳列棚の上から1段目から5段目までの5段(全段)には、A:部分洗い洗剤を陳列し、左から2個目の陳列棚の上から1段目から5段目までの5段(全段)にはB:衣料用洗剤を陳列し、左から3個目の陳列棚の上から1段目から3段目までの3段にはC:自然派洗剤を陳列し、左から3個目の陳列棚の上から4段目から5段目までの2段にはD:洗濯補助剤を陳列し、左から4個目の陳列棚の上から1段目から4段目までの4段にはE:おしゃれ着用洗剤を陳列し、左から4個目の陳列棚の上から5段目のみの1段にはF:漂白剤を陳列し、左から5個目つまり右端の陳列棚の上から1段目から5段目までの5段(全段)にはG:柔軟剤を陳列するよう割り振る。
【0039】
次に、先の棚と商品の種類の組み合わせを考慮して、36群で総計1000個の商品を25段の棚のいずれの部分に並べるかを決定する。
部分洗い洗剤AX1(40個)を左端の陳列棚の上から1段目に、部分洗い洗剤AX2(40個)を左端の陳列棚の上から2段目に、部分洗い洗剤AX3(40個)を左端の陳列棚の上から3段目に、部分洗い洗剤AY1(20個)を左端の陳列棚の上から4段目の左半分に、部分洗い洗剤AY2(20個)を左端の陳列棚の上から4段目の右半分に、部分洗い洗剤AZ1(20個)を左端の陳列棚の上から5段目の左半分に、部分洗い洗剤AZ2(20個)を左端の陳列棚の上から5段目の右半分に、衣料用洗剤BX1(40個)を左から2個目の陳列棚の上から1段目に、衣料用洗剤BX2(40個)を左から2個目の陳列棚の上から2段目に、衣料用洗剤BX3(40個)を左から2個目の陳列棚の上から3段目に、衣料用洗剤BY1(20個)を左から2個目の陳列棚の上から4段目の左半分に、衣料用洗剤BY2(20個)を左から2個目の陳列棚の上から4段目の右半分に、衣料用洗剤BY3(20個)を左から2個目の陳列棚の上から5段目の左半分に、衣料用洗剤BZ1(20個)を左から2個目の陳列棚の上から5段目の右半分に、自然補助剤CX1(20個)を左から3個目の陳列棚の上から1段目の左半分に、自然補助剤CX2(20個)を左から3個目の陳列棚の上から1段目の右半分に、自然補助剤CX3(20個)を左から3個目の陳列棚の上から2段目の左半分に、自然補助剤CX4(20個)を左から3個目の陳列棚の上から2段目の右半分に、自然補助剤CZ1(20個)を左から3個目の陳列棚の上から3段目の左半分に、自然補助剤CZ2(20個)を左から3個目の陳列棚の上から3段目の右半分に、洗濯補助剤DY1(40個)を左から3個目の陳列棚の上から4段目に、洗濯補助剤DZ1(20個)を左から3個目の陳列棚の上から5段目の左半分に、洗濯補助剤DZ2(20個)を左から3個目の陳列棚の上から5段目の右半分に、おしゃれ着用洗剤EX1(80個)を左から4個目の陳列棚の上から1段目と2段目に、おしゃれ着用洗剤EX2(80個)を左から4個目の陳列棚の上から3段目と4段目に、漂白剤FX1(20個)を左から4個目の陳列棚の上から5段目の左半分に、漂白剤FY1(20個)を左から4個目の陳列棚の上から5段目の右半分に、柔軟剤GX1(20個)を右端の陳列棚の上から1段目の左半分に、柔軟剤GX2(20個)を右端の陳列棚の上から1段目の右半分に、柔軟剤GX3(20個)を右端の陳列棚の上から2段目の左半分に、柔軟剤GX4(20個)を右端の陳列棚の上から2段目の右半分に、柔軟剤GY1(20個)を右端の陳列棚の上から3段目の左半分に、柔軟剤GY2(20個)を右端の陳列棚の上から3段目の右半分に、柔軟剤GZ1(20個)を右端の陳列棚の上から4段目の左半分に、柔軟剤GZ2(20個)を右端の陳列棚の上から4段目の右半分に、柔軟剤GZ3(40個)を右端の陳列棚の上から5段目に陳列するよう割り振る。
【0040】
次に、第一の表示シートと第二の表示シートを準備する。第一の表示シートは棚に一枚準備し合計25枚揃えることになり、A(部分洗い)5枚、B(衣料用洗剤)5枚、C(自然派洗剤)3枚、D(洗濯補助剤)2枚、E(おしゃれ着用洗剤)4枚、F(漂白剤)1枚、G(柔軟剤)5枚となる。第二の表示シートは商品群に一枚準備し合計36枚揃えることになるが、一つの商品群が複数の棚に並べられる場合は棚毎に準備すべきであるので、おしゃれ着用洗剤EX1(80個)については2枚、おしゃれ着用洗剤EX2(80個)については2枚準備することになり、最終的には合計38枚揃えることになる。なお、1段の棚を40個の同一商品からなる商品群が並べられている場合、1枚の第二の表示シートとせず、2枚準備して間欠的に並べて表示してもよい。商品群1つにつき第二の表示シート1枚としたのは、消費者が複数の商品群が陳列されていると間違って認識せず、更には、第一の情報シートを出来るだけ隠さないようにするためであり、これらの問題がなければ枚数は自由である。
【0041】
次に、第一の表示シート21及び第二の表示シート22のいずれをも挿入していない状態の透明な表示ケース本体10を25個準備し、これらをそれぞれ棚の前端に沿わせて置き、必要に応じて、表示ケース本体10における水平部分11の上に棚面の全面を覆う板などを置く。ここで水平部分11を全幅に渡って両面テープにて棚部材に貼着しても構わない。この状態を示したのが図6である。
【0042】
次いで、棚毎の商品の種類と個別の商品群の配置決定に基づき、商品を棚に並べていく。そして、25枚の表示シート21を表示ケース本体10における起立部分12と第一の表示カバー13との間の隙間に差し込む。図7はA〜Fの分類を表す第一の表示シートを図示のように割り当てて差し込んだ状態(陳列した商品は図示せず)を示している。
【0043】
続いて、38枚の商品群毎の第二の表示シート22を、陳列した商品群の前の位置にそれぞれ配置する、具体的には表示ケース本体10における第一の表示カバー13と第二の表示カバー14との間の隙間に差し込む。図8は36の商品群の情報を表す第二の表示シートを図示のように割り当てて差し込んだ状態(陳列した商品は図示せず)を示している。
【0044】
このように、表示ケース本体10に第一の表示シート21と第二の表示シート22を取り付けることにより、請求項1に記載した本発明の商品陳列棚が形成される。すなわち、商品売場の通路に沿って配置され、棚部材により区分された複数の収納空間を具備する棚本体と、棚部材の前端側に幅方向に沿って配置され、その棚部材に陳列する全商品を包含する商品の分類を表示する第一の表示体(第一の表示シート)と、第一の表示体の手前側に部分的に配置され、同一商品からなる商品群毎に設定された情報を表示する第二の表示体(第二の表示シート)とを有する商品陳列棚が形成されるのである。
【0045】
そして、上記の如く第一の表示シートと第二の表示シートを備えた商品陳列棚を形成した後、店長等の責任者が通路側から表示装置を俯瞰し、必要ならば配列を変更するなどの微調整の指示を行い、これに応じた第一の表示シート及び第二の表示シートの交換と商品の入替えを行う。また、時間によって販売価格が変わったり、今週金曜から半額にしたりする場合には、その情報を表示した第二の表示シートを準備して交換する。
【0046】
なお、商品の陳列を行うにあたっては、各工程の順序を一部逆転しても構わない。例えば、表示ケース本体10を置いて、棚毎の商品の種類と個別の商品群の配置決定に基づいて、25枚の第一の表示シート21を差し込んで、続いて商品を棚に並べてから、最後に38枚の第二の表示シート22を差し込んで配してもよい。或いは、棚毎の商品の種類を先に決めておき個別の商品群の配置は敢えて決定せず、表示ケース本体10を置いて、棚毎の商品の種類の決定に基づいて25枚の第一の表示シート21を差し込み、次いで、棚毎に表示された商品の種類に応じて該当する商品群を棚に端から並べてゆき、最後に、現実に棚に並べられた商品群に応じて(個別の商品群の配置決定に基づいて)38枚の第二の表示シート22を差し込んで配してもよい。
【0047】
図8に示した状態の商品陳列棚に対して、さらに図9に示すような第三の表示体をセットするようにしてもよい。すなわち、この第三の表示体は、棚本体の前端側にて高さ方向に渡って且つ通路側に向かい合う方向に配置され、その棚に陳列された商品に関する情報を表示するものである。
【0048】
図10、図11及び図12は図9に示す第三の表示体の設置例を示すもので、図10は商品棚に設置した状態で示す側面図、図11は上側の張出腕を破断状態で拡大して示す斜視図、図12は第三の表示体を支持する部分を拡大して示す斜視図である。
【0049】
陳列棚30は、前面縦方向に一定間隔で係止孔が開いた左右2本の支柱31と、その各支柱31に取り付けられる支持腕32及び同じ高さにある支持腕32に載置される棚板33と、さらに一番下の棚を構成する基台34とからなる。そして、第三の表示体は、この陳列棚の支柱31を利用して設置されるもので、支柱31の上部と下部に取り付けられた一対の張出腕40と、各張出腕40の前端にそれぞれ高さ位置が調整可能な状態で取り付けられた表示体保持具51,52とを介して取り付けられている。すなわち、第三の表示体は、表示体保持具51,52により上下方向に張設された細長シート状の旗のぼり60からなる。したがって、複数台の陳列棚が一列に並ぶ通常の販売状態では、第三の表示体は隣接する陳列棚同士の側面が接触する位置の近傍に配置されることになる。
【0050】
張出腕40は、図11に示すように、金属製の細長い板状物で、その後端にフック状の係止部41を有しており、この係止部41は、支柱31の前面にある係止孔に嵌合することで、張出腕40が支柱30に着脱可能に固定される。なお、張出腕の固定については、必ずしも陳列棚の支柱を利用する形態に限るものではなく、棚裏面の支柱間に設けられた横板を利用する場合もあり、このような場合、張出腕の係止部はその横板の上側に形成された凹部に引っ掛けるフック状のものでもよい。
【0051】
また、張出腕40の後端に設けたフック状の係止部41は支柱31の前面に上下方向に多数形成された係止孔に嵌合するもので、この係止孔は同じ大きさをしているので、図11に示す2個のフック状の係止部41も同じ大きさにしているが、棚の奥にある支柱31に張出腕40を取り付ける場合、係止孔にフック状の係止部41がスムーズに嵌め込めない場合がある。かかる問題を解決する手段として、図13に示す構造も採用し得る。
【0052】
図13に示す張出腕40では、上側のフック状の係止部41が形成する嵌合領域が大きく形成されており、この大きな嵌合領域は矯正治具(本体44、ボルト45、ナット46)を取り付ける構造となっており、取付け用の孔47も形成されている。そして、矯正治具本体44を嵌合領域に配してボルト45とナット46で固定することにより、嵌合領域の大きさを微調整し得る。これにより、張出腕40がスムーズに取り付けられない場合に、ボルト45とナット46を緩めて、矯正治具本体44を前方にずらしてボルト45とナット46を締めて固定し、多少余裕のある嵌合領域を形成して張出腕40を取り付けることで、スムーズな取付けが可能になる。なお、矯正治具本体44は2枚の板の後端を梁で接続した構造になっており、張出腕40の取付け用の孔47に進退自在に固定できるように、2枚の板には長孔48が形成されており、この長孔48にボルト45とナット46を導く皿穴49が形成されている。ボルト45の頭の部分は皿穴49に一致する断面台形状をなし、ナット46は六角柱の先端部を皿穴49に一致するように細く加工したものであり、頭の部分にはマイナスドライバーを差し込むための一条の溝が形成されている。
【0053】
また、張出腕40の前端には筒状体42が溶接で取り付けられており、その筒状体42には表示体保持具51(52)を挿入することができ、この筒状体42の側面にはネジ43が取り付けられており、挿入された表示体保持具51を所望の高さに固定することができる。なお、筒状体42の内側にゴムを貼っておき、力をかけて押し込めば所定位置まで挿入できるが、ゴムの反発力で締め付けられ、旗のぼり60を吊り下げた程度の重みでは動かなくするという構造でもよい。或いは、理科の実験装置で使用するフラスコを挟んで固定するようなクリップ構造を採るようにしてもよい。
【0054】
図11に示す張出腕40は次のようにして製作する。まず、厚さ3mmの鉄板から筒状体以外の本体を切り出し、そのエッジの面取りを行なう。次に、厚さが2mmで外径が10mmの鉄パイプを30mm長さに切断した筒状体42を制作し、この筒状体42の中央の位置に3mmのネジ孔加工(孔あけ、タップ立て)を行なう。次いで、加工済みの本体と筒状体42を溶接して固定する。続いて、所定の色に塗装して、ネジ孔には別途準備した3mmネジを取り付ける。
【0055】
表示体保持具51,52は、図12に拡大して示すように逆L字型の丸棒で、安全のためと旗のぼり60取付けやすさ、更に上側の表示体保持具31に関しては旗のぼり60の抜け防止の点から水平部分の先端に球体を取り付けた構造をしている。なお、この先端の球体に関しては製造コスト削減のため、単に丸棒の先端部分にビニール製のカバーを装着するものであっても同様の効果を果たす。そして、下側の表示体保持具52には、その水平部分に洗濯バサミのような固定治具53が取り付けられている。図示の表示体保持具51,52は、直径が3mmより小さい丸棒を折り曲げてL字型の丸棒を2本作成し、適宜、水平部分の先端側に球状体を溶接固定するかビニール製カバーを被せるかして、それらを張出腕40と同じ色に塗装することで作製する。また、下側の表示体保持具52となる逆L字型の丸棒には、水平部分に固定治具53を固定する。
【0056】
第3の表示体60は、縦長シート状の旗のぼりで、上端のみが筒状になっている。そして、上側の表示体保持具51における垂直部分を張出腕40の筒状体42に固定し、その水平部分を旗のぼり60の上端の筒状部分に挿入した状態で吊下げているとともに、下側の表示体保持具52の垂直部分を張出腕40の筒状体42に固定し、その水平部分の固定治具52により旗のぼり60の下端を挟んで固定している。
【0057】
この第3の表示体である旗のぼり60は、可撓性のある布、紙、樹脂シート、或いはこれらを複合したシートを用いて製作する。具体的には、シートに商品の分類や売れ筋商品の分類を示す印刷を施して所定のサイズ(ここでは、長方形ではなく、デザイン上の理由から上辺が下辺より短くした台形)に切断した後、上端を折り返して縫製、接着などにより筒状部分を製作する。
【0058】
なお、旗のぼり60の上下端ともに筒状部分を設け、上下の表示体保持具を逆L字型の丸棒だけにする仕様としてもよいし、或いは、旗のぼり60の上下端ともに筒状部分を設けないで、上下の表示体保持具を固定治具を装備する仕様としてもよいし、或いは、旗のぼり60の下端にのみに筒状部分を設け、上側の表示体保持具を固定治具を装備する仕様としてもよい。
【0059】
このような構成からなる第3の表示体を、図8に示す陳列状態の商品陳列棚に対して、その目的に応じた表示を行うべく適宜設置する。
【0060】
特定の大分類(クリーニング関連商品)の商品群を多数陳列した図8に示した商品陳列棚に陳列されている全商品を中分類(A:部分洗い、B:衣料用洗剤、C:自然派洗剤、D:洗濯補助剤、E:おしゃれ着用洗剤、F:漂白剤、G:柔軟剤)程度で区分する分類にて表示する場合、例えば、左から1個目の陳列棚の全段には部分洗いの商品群が陳列されているので部分洗いの分類を表示するものとし、左から2個目の陳列棚の全段には衣料用洗剤の商品群が陳列されているので衣料用洗剤の分類を表示するものとし、左から3個目の陳列棚の最下段を除く4段には自然派洗剤の商品群が陳列されているのでこの陳列棚の主要商品を示すものとして自然派洗剤の分類を表示するものとし、左から4個目の陳列棚の最下段を除く4段にはおしゃれ着用洗剤の商品群が陳列されているのでこの陳列棚の主要商品を示すものとしておしゃれ着用洗剤の分類を表示するものとし、左から5個目つまり右端の陳列棚の全段には柔軟材の商品群が陳列されているので柔軟材の分類を表示するものとする。続いて、図9に示すように、客の通常の歩行進路がクリーニング関連商品のコーナーを左側から右側に動くとして、左から1個目の陳列棚の左側の支柱には部分洗いの表示を印刷した第三の表示体を、左から2個目の陳列棚の左側の支柱には衣料用洗剤の表示を印刷した第三の表示体を、左から3個目の陳列棚の左側の支柱には自然派洗剤の表示を印刷した第三の表示体を、左から4個目の陳列棚の左側の支柱にはおしゃれ着用洗剤の表示を印刷した第三の表示体を、右端の陳列棚の左側の支柱には柔軟剤の表示を印刷した第三の表示体を取り付け、クリーニング関連商品のコーナーにおいて、どの位置の陳列棚には、主にどの分類の商品が陳列されているか示す。
【0061】
ここで、第三の表示体も第一の表示体と同じく、商品の分類に対応した基調色を持たせることができる。具体的には、左から1個目の陳列棚の左側の支柱に取り付ける第三の表示体である旗のぼりには、水色を基調色とし部分洗いの表示を印刷し、左から2個目の陳列棚の左側の支柱に取り付ける第三の表示体である旗のぼりには、青色を基調色とし衣料用洗剤の表示を印刷し、左から3個目の陳列棚の左側の支柱に取り付ける第三の表示体である旗のぼりには、黄緑色を基調色とし自然派洗剤の表示を印刷し、左から4個目の陳列棚の左側の支柱に取り付ける第三の表示体である旗のぼりには、紫色を基調色としおしゃれ着用洗剤の表示を印刷し、右端の陳列棚の左側の支柱に取り付ける第三の表示体である旗のぼりには、紅色を基調色とし柔軟剤の表示を印刷したものとすることで、第一の表示体の横方向の色帯と第三の表示体の縦方向の色帯とが一体となって、より強力なアイキャッチ性を発揮させることができる。
【0062】
このように、第三の表示体である旗のぼりを取り付けることにより、請求項2に記載した本発明の商品陳列棚が形成される。すなわち、請求項1に記載の商品陳列棚において、さらに、棚本体の前端側にて高さ方向に渡って且つ通路側に向かい合う方向に配置され、その棚に陳列された商品に関する情報を表示する第三の表示体を有する商品陳列棚が形成されるのである。
【0063】
そして、上記の如く第三の表示体である旗のぼりを設置した後、店長等の責任者が通路側から店長が表示体を俯瞰し、「表示体を5cm下げろ、表示体の角度を通路と直角から10度反らせろ」等と微調整の指示を行ない、張出腕40のネジ43を少し緩めて、表示体保持具51,52の垂直部分を上下方向にシフトさせたり、回転させたりして最終調整を行なう。上下方向に調整するときは、旗のぼり60の下端を開放しておき、高さ調整が完了した後に固定治具43で再度挟んで固定すれば、旗のぼり60が破れたりすることがない。
【0064】
また、特定の大分類(クリーニング関連商品)の商品を陳列した陳列棚に陳列されている全商品の中から売れ筋商品(例えば、衣料用洗剤)の所在を告知する場合、例えば、クリーニング関連商品のコーナーが5段の陳列棚が5列並んでおり、左から2個目の陳列棚には衣料用洗剤が全段並んでおり、ここに衣料用洗剤が並んでいることを強くアピールするため、左から2個目の陳列棚の左側の支柱に衣料用洗剤の表示を印刷した第三の表示体のみを取り付けるか、図14に示すように、左から2個目の陳列棚を挟むように両側の支柱に衣料用洗剤の表示を印刷した2つの第三の表示体を取り付けるか、或いは、先の説明で示したように左端から右端まで5個の陳列棚全てにそれぞれの主要商品を示す第三の表示体を取り付けて、図15に示すように衣料用洗剤を示す第三の表示体のみ赤等の他の第三の表示体とは異なる目立つ色を基調色として、他の第三の表示体はよりも目立つようにすることで、クリーニング関連商品のコーナーにおいて、左から2個目の陳列棚には、衣料用洗剤(売れ筋商品)が陳列されていることを強烈に示す。ここで、第三の表示体の取り付け、これに続く最終調整については、先の説明と同様である。
【0065】
なお、小規模の商品売場において商品の数が少なく、陳列棚に陳列されている全商品を大分類(クリーニング関連商品、化粧品、下着、食料品等のカテゴリー)にて示す場合は、例えば、クリーニング関連商品、化粧品、下着、食料品等の大分類を印刷した第三の表示体を作製し、それぞれの大分類に属する商品群を陳列した陳列棚に先の説明と同様の方法で取り付け、これに続く最終調整を行なうようにすればよい。
【0066】
【発明の効果】
本発明の商品陳列棚及び商品販売方法は、次のような効果を奏する。すなわち、店内を歩行する客は、通路に沿って店内を歩行する時に、第一の情報とその手前の第二の情報及び後方の商品パッケージが視覚に入ってくることになるので、これらが渾然一体となり、客の視覚に認識されるので、アイキャッチ性に優れる。また、第一の表示体は、棚に装着する仕様になっており、棚と第一の表示体及び第二の表示体は一体となることから、棚にこれらの表示体が装着された状態で全体的な意匠性を醸し出すので、全体的に統一感を持たせることができる。
【0067】
また、第3の表示体を設けることにより、さらにアイキャッチ性に優れたものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る商品陳列棚を構成する第一の表示体と第二の表示体の具体例を示す斜視図である。
【図2】図1に示す各部材を離間状態で示す斜視図である。
【図3】図2に示す表示ケース本体の長さ方向に直交する面での断面図である。
【図4】本発明に係る商品陳列棚を構成する第一の表示体と第二の表示体の別の具体例を示す斜視図である。
【図5】図4に示す各部材を離間状態で示す斜視図である。
【図6】本発明の商品陳列方法を説明するために用いた陳列棚の正面図である。
【図7】第一の表示体を設置した陳列棚の正面図である。
【図8】第二の表示体を設置した陳列棚の正面図である。
【図9】第三の表示体を設置した陳列棚の正面図である。
【図10】第三の表示体の具体例を商品棚に設置した状態で示す側面図である。
【図11】第三の表示体を陳列棚に設置するための張出腕を破断状態で拡大して示す斜視図である。
【図12】第三の表示体を支持する部分を表示体とともに拡大して示す斜視図である。
【図13】張出腕の別形態を破断状態で拡大して示す斜視図である。
【図14】第三の表示体を設置した陳列棚の第2例を示す斜視図である。
【図15】第三の表示体を設置した陳列棚の第3例を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 表示ケース本体
11 水平部分
12 起立部分
13 第一の表示カバー
14 第二の表示カバー
15,16 細板
21 第一の表示シート
22 第二の表示シート
22a 差込部
22b 張出支持部
22c 表示部
30 陳列棚
31 支柱
32 支持腕
33 棚板
34 基台
40 張出腕
41 係止部
42 筒状体
43 ネジ
51,52 表示体保持具
53 固定治具
60 旗のぼり

Claims (4)

  1. 商品売場の通路に沿って配置され、棚部材により区分された複数の収納空間を具備する棚本体と、棚部材の前端側に全幅方向に沿って配置され、その棚部材に陳列する全商品を包含する商品の分類を表示する第一の表示体と、第一の表示体の手前側に部分的に配置され、同一商品からなる商品群毎に設定された情報を表示する第二の表示体とを有することを特徴とする商品陳列棚。
  2. 棚本体の前端側にて高さ方向に渡って且つ通路側に向かい合う方向に配置され、その棚に陳列された商品に関する情報を表示する第三の表示体を有することを特徴とする請求項1に記載の商品陳列棚。
  3. 商品売場の通路に沿って配置され、棚部材により区分された複数の収納空間を具備する商品陳列棚に商品を陳列して販売する商品販売方法であって、
    棚に陳列する複数の商品を、商品の種類毎に第一の分類として区分する工程と、
    この第一の分類にて区分された商品を、同一商品からなる商品群毎に第二の分類として更に区分する工程と、
    前記複数の収納空間を、一つの収納空間に陳列する商品が一つの第一の分類に属する商品となるように第一の分類により区分する工程と、
    この第一の分類により区分された収納空間に、第一の分類に属する商品を第二の分類に対応して同一商品群毎に陳列する工程と、
    各収納空間の前端部に、幅方向に渡ってその収納空間に陳列された第一の分類に関する情報を表示する工程と、
    各収納空間の前端部に、陳列された商品群毎に幅方向に渡って間欠的に第二の分類に関する情報を表示する工程とを有することを特徴とする商品販売方法。
  4. 棚本体の前端側にて高さ方向に渡って且つ通路側に向かい合う方向に、棚に陳列された商品に関する情報を表示する第三の表示体を更に配置する工程を有することを特徴とする請求項3に記載の商品販売方法。
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