JP3038583U - 商品陳列装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 人件費を節減し、従来の商品陳列台や棚にな
い視覚効果で客を誘引して販売力を向上させる。 【解決手段】 商品陳列台２又は商品陳列棚１６の適宜
位置に可変電光表示看板６とネオンサイン看板８、或い
は可変電光表示看板６と電光看板７、或いは可変電光表
示看板６とネオンサイン看板８と電光看板７とを取り付
けた。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、商品陳列装置に係り、視覚効果によって客を誘引する商品陳列装置 に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、商店やスーパーマーケット、百貨店、街頭の売り場等において商品の売 り出しを行う際は、商品を商品陳列台や商品陳列棚に並べ、その周りに商品説明 や価格、宣伝文句等を書いたビラを張り出したり、販売員が立って掛け声をかけ たり、商品説明を行ったりしていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、ビラを張り出す方法では、目新しさがないため客を誘引する効 果が弱く、これに販売員を加えた場合には誘引効果はあがるものの、人件費が経 費として加算されることになった。

【０００４】 また、ビラの場合載せられる文字数は限られているため、説明内容が不足とな ることがあり、また、販売員の場合には個々の能力差によって説得力が弱かった り、長時間同じ説明を繰り返していると疲労して説得力が弱まってくるという欠 点があった。

【０００５】 そこで、本考案は、上述した不都合な点等に鑑み、人件費をかけることなく人 目を引きつけることができる上、説明内容が不足となることがなく、更に常時同 水準の誘引力を発揮する商品陳列装置を提供することを課題として案出されたも のである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

このため本考案は、商品陳列台又は商品陳列棚の適宜位置に可変電光表示看板 とネオンサイン看板、或いは可変電光表示看板と電光看板、或いは可変電光表示 看板とネオンサイン看板と電光看板とを取り付けたことにより上記課題を解決す る。

【０００７】 また、前記可変電光表示看板、ネオンサイン看板、並びに電光看板を台又は棚 に夫々着脱可能に形成すればより好適である。

【０００８】

【考案の実施の形態】 【実施例】

以下、図面を参照して本考案の実施例を説明すると次の通りである。 図１に示す符号１は、本考案の第１実施例の商品陳列装置であり、商品を載置 陳列可能なキャスター４付きの商品陳列台２と、商品陳列台２の台板３の後部に 縦に並べて設けられた可変電光表示看板６と電光看板７とネオンサイン看板８と から構成されている。

【０００９】 可変電光表示看板６と電光看板７とネオンサイン看板８は、商品陳列台２の台 板３を囲む枠板５のうち後部の枠板５に立設された支持部材９に対し、下方から 可変電光表示看板６、電光看板７、ネオンサイン看板８の順に取り付けられ、縦 に三つ重なった状態で前向きに配設されている。

【００１０】 支持部材９は、断面略ハット形の支持材１０を二本夫々の開放側が前向きとな るように立てて適宜間隔をあけて平行に配し、これら二本の支持材１０の下部の 前側に金属の箱状の支持基体１１を横に架け渡した状態に取付けたものであり、 支持基体１１は支持材１０に接する側の面の略中央から下方の部分に支持材１０ との間に適宜隙間を形成するよう段部１２を有しており、この段部１２によって 形成される隙間に後部台板３を挟んだ上で、台板３に対しネジで固定されている 。

【００１１】 可変電光表示看板６と電光看板７とネオンサイン看板８は、支持部材９の支持 材１０の前側に夫々ネジ１３で固定されており、ネジ１３を外せば取り外し可能 となっている。

【００１２】 また、可変電光表示看板６、電光看板７、ネオンサイン看板８の各電源コード １４は、各看板とハット形の支持材１１との間に形成された空洞部を通って支持 基体１１の中に挿通され、三本まとめた状態で支持基体１１から外に配されコン セント（図示せず）に接続されており、電源コードは目立たないように配されて いる。

【００１３】 しかして、電光看板７とネオンサイン看板８は、夫々常時発光と明滅発光との 切り替えが可能に形成されており、その発光によって所定のサインを目立たせて 商品陳列台２の存在を強調して表示するものである。

【００１４】 いっぽう、可変電光表示看板６には、静止画面と移動画面、又はこれらを組み 合わせた１５０種類以上のメッセージパターンを入力して、リモコンボタンでメ ッセージパターンを選択して表示できるように形成しており、これによって商品 の内容説明を行うものである。

【００１５】 従って、この実施例の商品陳列装置１によれば、視覚効果によって商品陳列台 ２の存在を目立たせると共に、商品価格や商品の内容説明を適格に行うことがで きるので、これを使って商品の売り出し等を行えば、販売員を配置する人件費を 要せずに売上を伸ばすことができる。

【００１６】 また、可変電光表示看板６と電光看板７とネオンサイン看板８は、着脱自在に 形成しているから、例えば、可変電光表示看板６と電光看板７、或いは可変電光 表示看板６とネオンサイン看板８を組み合わせたり、配置位置を変えて、商品陳 列台２に並べて販売する商品に合わせて構成を自由に設定することができる。

【００１７】 図 は本考案の第２実施例の商品陳列装置１５を示すものである。この実施例 では、第１実施例の商品陳列台２に替えて、商品陳列棚１６を採用し、この商品 陳列棚１６の背面板１７の左側縁に可変電光表示看板６、背面板１７の右側縁に 電光看板７を取り付け、最上段の棚板１８の前端縁にネオンサイン看板８を取り 付けている。

【００１８】 商品陳列棚１６の背面板１７に対する可変電光表示看板６と電光看板７との取 り付けは、背面板１７の両側縁に水平方向に沿う吊下スリット１９を複数形成す ると共に、可変電光表示看板６及び電光看板７の夫々の両側縁に前記吊下スリッ ト１９に対応する被吊下スリット２０を形成し、側面略Ｎ字形の吊下金具２１の 下向きの端部側を吊下スリット１９に差し込み、吊下金具２１の上向きの端部側 を被吊下スリット２０に差し込むことで行われ、また、商品陳列棚１６の棚板１ ８に対するネオンサイン看板８の取り付けは、各棚板１８の前端縁に水平方向に 沿う吊下スリット２２を複数形成すると共に、ネオンサイン看板８の背面に前記 吊下スリット２２に対応する被吊下スリット２３を形成し、側面略Ｎ字形の吊下 金具２４の下向きの端部側を吊下スリット２２に差し込み、吊下金具２４の上向 きの端部側を被吊下スリット２３に差し込むことでなされる。

【００１９】 よって、可変電光表示看板６と電光看板７とネオンサイン看板８は、吊下金具 ２１、２４によって吊下げられているだけなので、可変電光表示看板６と電光看 板７とは背面板１７に対する左右位置を簡単に入れ替えることが可能で、ネオン サイン看板８は他の棚板１８に付け替えることが可能であり、商品陳列棚１６に 並べて販売する商品に合わせて構成を自由に設定することができる。

【００２０】 従って、この実施例の商品陳列装置１５によれば、前述した第１実施例と同様 に、視覚効果によって商品陳列棚１６の存在を目立たせると共に、商品価格や商 品の内容説明を適格に行うことができるので、商品の販売力は従来よりも向上す るものとなる。

【００２１】 尚、商品陳列台の寸法、形状、構成、商品陳列棚の寸法、形状、構成、可変電 光表示看板の寸法、形状、構成、電光看板の寸法、形状、構成、ネオンサイン看 板の寸法、形状、構成、これらの商品陳列台及び商品陳列棚への取付手段等は、 前述した実施例に限定されないことは言うまでもない。

【００２２】

【考案の効果】

従って、前述のごとく構成した本考案の商品陳列装置１、１５によれば、従来 の商品陳列装置にはない視覚効果によって商品陳列台２又は商品陳列棚１６の存 在を目立たせて客を誘引すると共に、適格な商品説明と店側と客側とのコミュニ ケーションがはかられ、客の購買意欲を喚起することができ、商品の売り上げ拡 大と経費の軽減に貢献することができる。

【００２３】 また、可変電光表示看板６、ネオンサイン看板８、並びに電光看板７は、商品 陳列台２又は商品陳列棚１６に対して夫々着脱可能に形成したから、販売する商 品の形状や性格、購買層等に対応させて、組み合わせや位置を変えて構成するこ とができる。

【００２４】 以上説明したように、本考案によれば、従来の商品陳列台や商品陳列棚にはな い外観で誘引効果を発揮し、常時適格な説明と説得力で勾配意欲を喚起して販売 力向上に貢献する上、人件費を要せず、しかも構成が簡単で安価に製造、提供で きる等実用上極めて有益な効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の第１実施例を示す斜視図である。

【図２】第１実施例を示す背面図である。

【図３】本考案の第２実施例を示す分解斜視図である。

【図４】第２実施例の棚板とネオンサイン看板との取付
状態を示す要部断面図である。

【符号の説明】 １ 商品陳列装置 ２ 商品陳列台 ３ 台
板 ４ キャスター ５ 枠板 ６ 可
変電光表示看板 ７ 電光看板 ８ ネオンサイン看板 ９ 支
持部材 １０ 支持材 １１ 支持基体 １２
段部 １３ ネジ １４ 電源コード １５
商品陳列装置 １６ 商品陳列棚 １７ 背面板 １８
棚板 １９ 吊下スリット ２０ 被吊下スリット ２１
吊下金具 ２２ 吊下スリット ２３ 被吊下スリット ２４
吊下金具

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 商品陳列台又は商品陳列棚の適宜位置に
   可変電光表示看板とネオンサイン看板、或いは可変電光
   表示看板と電光看板、或いは可変電光表示看板とネオン
   サイン看板と電光看板とを取り付けたことを特徴とする
   商品陳列装置。
2. 【請求項２】 前記可変電光表示看板、ネオンサイン看
   板、並びに電光看板を商品陳列台又は商品陳列棚に夫々
   着脱可能に形成した請求項１記載の商品陳列装置。