JP2004194610A - 微生物集落の検査方法および装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】微生物集落を計数する集落計数装置、微生物集落の種類を判定する微生物検査装置、及びこれらに用いることができる画像処理方法を提供することを目的としている。
【解決手段】撮像装置3は微生物集落の育成する培地画像を撮像する。処理部4は取り込んだ画像に等輝度線を作成し、内側に等輝度線の存在しない等輝度線の閉曲線内部を集落候補として抽出する。また、取り込んだ画像を小領域に分割し、小領域中最も明るい画素の輝度値が所定の輝度になるよう小領域を補正する。
【選択図】 図1
【解決手段】撮像装置3は微生物集落の育成する培地画像を撮像する。処理部4は取り込んだ画像に等輝度線を作成し、内側に等輝度線の存在しない等輝度線の閉曲線内部を集落候補として抽出する。また、取り込んだ画像を小領域に分割し、小領域中最も明るい画素の輝度値が所定の輝度になるよう小領域を補正する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は培地に育成する微生物集落の検査方法およびその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】培地上に育成する集落の計数を行う手段として撮像した培地画像を二値化し、集落候補の画素を抽出方法がある。集落計数にあたり、形状より重複する集落を評価する方法がある。また、抽出した集落の微生物種類を判定する方法として、画素を色として捉え、データベースと比較する方法がある。先行願特開昭62-50608号では画素情報のヒストグラムから閾値を求め、培地画像を二値化している。先行願特開平9-140397では重複する集落を形状から重複している個数を導いている。先行願特開平11-221070号および特開2000-139445号では微生物集落の色を予め作成するデータベースと比較することにより種類を判定している。
【0003】前記手段において測定の対象は液体、寒天その他の培地を撮像したものであるが、集落の背景となる培地部分の色、明るさは均一であることが望ましい。しかし実際には撮像系に由来し画像周辺部が暗くなってしまうシェディング現象や培地厚などの問題があるため、二値化して集落部として抽出した画素に培地部分が含まれてしまう。背景部が均一な画像を得るためにはシェディング補正や培地に応じた補正手段を予め具備する必要がある。
【0004】そこで、事前に補正値を設定するのであるが、培地の濃度、充填量や充填の偏りがあった場合、正しく補正することができない。従って、検査装置の使用者は特に注意して培地を作製するか事前に調整された高価な培地を購入しなくてはならない。また、装置自体撮像系の精度を維持あるいは監視、校正が必要になるなど、高価なものとなる。計数においては、集落が重複している場合、2ヶであれば形状より判断できるが、3ヶ以上の場合計数できない、という問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本案は前記事情を鑑みてなされたもので、微生物集落を計数する集落計数装置、微生物集落の種類を判定する微生物検査装置、及びこれらに用いることができる画像処理方法を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】微生物を播種し所定時間培養した培地の画像を小領域に分割し、小領域中最も明るい画素の情報を培地部の情報として捉え、この情報をもとに小領域内の画素を補正することにより、集落の背景部が均一であると見なすことの出来る培地画像、あるいは集落の画素データを得る手段と、等輝度線で作られる閉曲線のうち内部に等輝度線を含まない閉曲線の内部を集落候補として抽出する手段と、これらの手段によって得た既知の微生物集落の画像データをデータベース構築に用い、同手段で得た未知の微生物集落の種類判定または計数またはその両方を行う装置を構成するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態による検査装置について図1乃至図4を参照して説明する。
【0008】図1は本実施の形態による微生物検査装置を示すブロック図である。図2は処理部の動作の一例を示すフローチャートである。図3および4は処理部の所定の処理内容を示す説明図である。
【0009】試料より採取し、培地に播種し培養したシャーレ1を装置所定の位置に置く。撮像装置3は照明2によりシャーレ1の透過光を撮像し、画像データを処理部4へ送る。培地は人間が目視検査するために所定の培養温度および時間が決められているが、本装置では更に短時間培養での判定も可能であるため、これに拠らない。また、培地はシャーレ上の寒天培地に限定されるものではなく、液体やシートに含浸させたものであっても良い。照明2は1つまたは2つ以上であってよい。装置が色により微生物種を判定するものであれば、光の波長が安定した光源を選択することが望ましい。撮像装置3は2次元CCDカメラであるが、1次元イメージセンサなど任意の撮像装置であっても良い。処理部4へ送られる画像データは様々な種類が考えられるが、以下(x,y,R,G,B)の座標情報で示すことのできるビットマップにて説明する。
【0010】処理部4はステップS1で画像データを取り込み、ステップS2で画像に等輝度線作成する。本実施の形態ではR+G+Bの合計値を複数段階に分けている。本実施の形態でいう等輝度線とは、RGB値など画素の情報及びこれらの演算結果のいずれかによる数値に基づくものであり、R+G+Bの合計値に限定するものではない。図3は等輝度線作成の様子を示している。等輝度線により作成される閉曲線であって、内部に等輝度線を含まないものは集落候補の画素集団として抽出することができる。この集落候補部は集落Cのほか、培地部Aが含まれる。
【0011】処理部4は取り込んだ画像データを、画像データの補正ステップS3で小領域に分割する。小領域は多角形、あるいは扇形状などの形状によらない。本実施の形態では図4のようにa×aの正方形としている。一辺の画素数aは対象とする培地の集落の大きさ、密集の度合いに拠って予め定めるものであり、どの小領域にあっても培地部すなわち集落以外の画素を含む長さである必要がある。
【0012】小領域内の画素中最も明るい画素(x,y,Ro,Go,Bo)を抽出する。最も明るい画素とはR+G+Bが最も大きい画素を指すが、明るさの定義はこれに限定しない。この最明画素は通常集落部ではなく培地部の画像を構成する画素である。
【0013】画像補正後の培地部の目標RGB値を(200,200,200)とした場合、次式により小領域内の画素の輝度値を変換する。
(x,y,Rc,Gc,Bc)=(x,y,R+200−Ro,G+200−Go,B+200−Bo)
ここで(x,y,Rc,Gc,Bc)は変換後の画素である。取り込んだ画像の各小領域について実施し、最終的に背景部がRGB値(200,200,200)近傍で表現される画像を得る事となる。目標RGB値はこれに限定するものでは無い。
【0014】図5は前記ステップS3による処理の模式図である。図5(a)は取り込んだ集落を含む培地画像であり断面部の輝度値を図5(b)乃至(d)に示しており、上方ほど輝度値が大きい、すなわち明るいことを表している。図5(b)は補正前であり、一般に培地周辺部ほど暗い傾向にあるが、充填の偏りによってはこの限りではない。集落部は局所的に暗くなっている。図5(c)は前記補正を実施後の輝度である。培地部の画素が目標値に向け収束している。
【0015】培地に定められた正規の培養温度・時間および菌量であれば次の処理集落候補の計数ステップS4以降へ移行することに問題は無いが、更に短時間培養の場合集落部の局所的な暗さの谷が小さい、あるいは菌量が多く密集している場合小領域の大きさを大きくとる必要があるため小領域内の明るさの傾きが無視できなくなる、などの問題から更に小領域内の明るさの傾きを加味した補正を行うことが望ましい。図5(d)は隣接する小領域の最明画素と対象とする小領域の最明画素から一次式の傾きを導き、補正を実施の様子を示している。傾きの補正は一次近似に限らず、処理部4の処理速度が向上すれば、さらに離れた小領域群の各最明画素から二次あるいは三次の近似式から補正を実施することもできる。
【0016】集落候補画素の抽出方法が画素の輝度情報によるヒストグラムから閾値を決定し二値化を行うなどの場合、図2において集落候補画素の抽出ステップS2と画像データの補正ステップS3はその順序が入れ替わっても構わない。本実施例のように等輝度線を用いたり、一次や二次微分フィルターによるエッジ検出を行ったりする場合は小領域に分割補正する前の画像データを使用すると小領域の境界による誤認を防ぐことが出来る。
【0017】微生物種類が既知の集落の画像から集落部を抽出し、抽出部が間違いなく集落であることを確認した画素データについて補正を実施したものを蓄積し、データベースに用いる。蓄積したデータをそのままデータベースとしても良いが、平均値、標準偏差値など統計的手法を用いてその分布を表現することの方が、微生物としての特徴や装置の傾向を把握する面でもより望ましい。
【0018】集落候補の計数ステップS4以降は未知の集落候補画素とデータベースを比較し、集落候補の各画素集団について個々、集落であるかどうかの判定を行う。また、計数だけでなく微生物種類を判定する装置にあっては、同時に種類の判定を行う。
【0019】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、培地充填の量の多少や偏りがあっても、また撮像装置の照明光量が不安定であっても、特段の処置を講ずることなく安価な細菌検査装置を提供することができる。
【0020】また、従来困難であった複数重複する集落であっても高い精度で計数し、種類を判定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による微生物集落の検査装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態による微生物集落の検査装置の処理部動作の一例を示すフローチャートである。
【図3】本発明の実施の形態による培地画像への等輝度線描画を説明する図である。
【図4】本発明の実施の形態による培地画像の小領域分割を説明する図である。
【図5】本発明の実施の形態による培地画像の補正を説明する図であり、図5(a)は平面図、図5(b)(c)(d)はその断面図である。
【符号の説明】
1 シャーレ(培養済み)
2 照明
3 撮像装置
4 処理部
5 データベース
6 入力部
7 表示部
A 培地
B 等輝度線
C 集落
【発明の属する技術分野】本発明は培地に育成する微生物集落の検査方法およびその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】培地上に育成する集落の計数を行う手段として撮像した培地画像を二値化し、集落候補の画素を抽出方法がある。集落計数にあたり、形状より重複する集落を評価する方法がある。また、抽出した集落の微生物種類を判定する方法として、画素を色として捉え、データベースと比較する方法がある。先行願特開昭62-50608号では画素情報のヒストグラムから閾値を求め、培地画像を二値化している。先行願特開平9-140397では重複する集落を形状から重複している個数を導いている。先行願特開平11-221070号および特開2000-139445号では微生物集落の色を予め作成するデータベースと比較することにより種類を判定している。
【0003】前記手段において測定の対象は液体、寒天その他の培地を撮像したものであるが、集落の背景となる培地部分の色、明るさは均一であることが望ましい。しかし実際には撮像系に由来し画像周辺部が暗くなってしまうシェディング現象や培地厚などの問題があるため、二値化して集落部として抽出した画素に培地部分が含まれてしまう。背景部が均一な画像を得るためにはシェディング補正や培地に応じた補正手段を予め具備する必要がある。
【0004】そこで、事前に補正値を設定するのであるが、培地の濃度、充填量や充填の偏りがあった場合、正しく補正することができない。従って、検査装置の使用者は特に注意して培地を作製するか事前に調整された高価な培地を購入しなくてはならない。また、装置自体撮像系の精度を維持あるいは監視、校正が必要になるなど、高価なものとなる。計数においては、集落が重複している場合、2ヶであれば形状より判断できるが、3ヶ以上の場合計数できない、という問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本案は前記事情を鑑みてなされたもので、微生物集落を計数する集落計数装置、微生物集落の種類を判定する微生物検査装置、及びこれらに用いることができる画像処理方法を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】微生物を播種し所定時間培養した培地の画像を小領域に分割し、小領域中最も明るい画素の情報を培地部の情報として捉え、この情報をもとに小領域内の画素を補正することにより、集落の背景部が均一であると見なすことの出来る培地画像、あるいは集落の画素データを得る手段と、等輝度線で作られる閉曲線のうち内部に等輝度線を含まない閉曲線の内部を集落候補として抽出する手段と、これらの手段によって得た既知の微生物集落の画像データをデータベース構築に用い、同手段で得た未知の微生物集落の種類判定または計数またはその両方を行う装置を構成するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態による検査装置について図1乃至図4を参照して説明する。
【0008】図1は本実施の形態による微生物検査装置を示すブロック図である。図2は処理部の動作の一例を示すフローチャートである。図3および4は処理部の所定の処理内容を示す説明図である。
【0009】試料より採取し、培地に播種し培養したシャーレ1を装置所定の位置に置く。撮像装置3は照明2によりシャーレ1の透過光を撮像し、画像データを処理部4へ送る。培地は人間が目視検査するために所定の培養温度および時間が決められているが、本装置では更に短時間培養での判定も可能であるため、これに拠らない。また、培地はシャーレ上の寒天培地に限定されるものではなく、液体やシートに含浸させたものであっても良い。照明2は1つまたは2つ以上であってよい。装置が色により微生物種を判定するものであれば、光の波長が安定した光源を選択することが望ましい。撮像装置3は2次元CCDカメラであるが、1次元イメージセンサなど任意の撮像装置であっても良い。処理部4へ送られる画像データは様々な種類が考えられるが、以下(x,y,R,G,B)の座標情報で示すことのできるビットマップにて説明する。
【0010】処理部4はステップS1で画像データを取り込み、ステップS2で画像に等輝度線作成する。本実施の形態ではR+G+Bの合計値を複数段階に分けている。本実施の形態でいう等輝度線とは、RGB値など画素の情報及びこれらの演算結果のいずれかによる数値に基づくものであり、R+G+Bの合計値に限定するものではない。図3は等輝度線作成の様子を示している。等輝度線により作成される閉曲線であって、内部に等輝度線を含まないものは集落候補の画素集団として抽出することができる。この集落候補部は集落Cのほか、培地部Aが含まれる。
【0011】処理部4は取り込んだ画像データを、画像データの補正ステップS3で小領域に分割する。小領域は多角形、あるいは扇形状などの形状によらない。本実施の形態では図4のようにa×aの正方形としている。一辺の画素数aは対象とする培地の集落の大きさ、密集の度合いに拠って予め定めるものであり、どの小領域にあっても培地部すなわち集落以外の画素を含む長さである必要がある。
【0012】小領域内の画素中最も明るい画素(x,y,Ro,Go,Bo)を抽出する。最も明るい画素とはR+G+Bが最も大きい画素を指すが、明るさの定義はこれに限定しない。この最明画素は通常集落部ではなく培地部の画像を構成する画素である。
【0013】画像補正後の培地部の目標RGB値を(200,200,200)とした場合、次式により小領域内の画素の輝度値を変換する。
(x,y,Rc,Gc,Bc)=(x,y,R+200−Ro,G+200−Go,B+200−Bo)
ここで(x,y,Rc,Gc,Bc)は変換後の画素である。取り込んだ画像の各小領域について実施し、最終的に背景部がRGB値(200,200,200)近傍で表現される画像を得る事となる。目標RGB値はこれに限定するものでは無い。
【0014】図5は前記ステップS3による処理の模式図である。図5(a)は取り込んだ集落を含む培地画像であり断面部の輝度値を図5(b)乃至(d)に示しており、上方ほど輝度値が大きい、すなわち明るいことを表している。図5(b)は補正前であり、一般に培地周辺部ほど暗い傾向にあるが、充填の偏りによってはこの限りではない。集落部は局所的に暗くなっている。図5(c)は前記補正を実施後の輝度である。培地部の画素が目標値に向け収束している。
【0015】培地に定められた正規の培養温度・時間および菌量であれば次の処理集落候補の計数ステップS4以降へ移行することに問題は無いが、更に短時間培養の場合集落部の局所的な暗さの谷が小さい、あるいは菌量が多く密集している場合小領域の大きさを大きくとる必要があるため小領域内の明るさの傾きが無視できなくなる、などの問題から更に小領域内の明るさの傾きを加味した補正を行うことが望ましい。図5(d)は隣接する小領域の最明画素と対象とする小領域の最明画素から一次式の傾きを導き、補正を実施の様子を示している。傾きの補正は一次近似に限らず、処理部4の処理速度が向上すれば、さらに離れた小領域群の各最明画素から二次あるいは三次の近似式から補正を実施することもできる。
【0016】集落候補画素の抽出方法が画素の輝度情報によるヒストグラムから閾値を決定し二値化を行うなどの場合、図2において集落候補画素の抽出ステップS2と画像データの補正ステップS3はその順序が入れ替わっても構わない。本実施例のように等輝度線を用いたり、一次や二次微分フィルターによるエッジ検出を行ったりする場合は小領域に分割補正する前の画像データを使用すると小領域の境界による誤認を防ぐことが出来る。
【0017】微生物種類が既知の集落の画像から集落部を抽出し、抽出部が間違いなく集落であることを確認した画素データについて補正を実施したものを蓄積し、データベースに用いる。蓄積したデータをそのままデータベースとしても良いが、平均値、標準偏差値など統計的手法を用いてその分布を表現することの方が、微生物としての特徴や装置の傾向を把握する面でもより望ましい。
【0018】集落候補の計数ステップS4以降は未知の集落候補画素とデータベースを比較し、集落候補の各画素集団について個々、集落であるかどうかの判定を行う。また、計数だけでなく微生物種類を判定する装置にあっては、同時に種類の判定を行う。
【0019】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、培地充填の量の多少や偏りがあっても、また撮像装置の照明光量が不安定であっても、特段の処置を講ずることなく安価な細菌検査装置を提供することができる。
【0020】また、従来困難であった複数重複する集落であっても高い精度で計数し、種類を判定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による微生物集落の検査装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態による微生物集落の検査装置の処理部動作の一例を示すフローチャートである。
【図3】本発明の実施の形態による培地画像への等輝度線描画を説明する図である。
【図4】本発明の実施の形態による培地画像の小領域分割を説明する図である。
【図5】本発明の実施の形態による培地画像の補正を説明する図であり、図5(a)は平面図、図5(b)(c)(d)はその断面図である。
【符号の説明】
1 シャーレ(培養済み)
2 照明
3 撮像装置
4 処理部
5 データベース
6 入力部
7 表示部
A 培地
B 等輝度線
C 集落
Claims (7)
- 微生物集落が育成する培地を撮像して菌種を判定、または計数する検査装置において、撮像した画像を分割し、分割した小領域の最も明るい部位を集落候補画素の背景情報として抽出し、これに基づき小領域の画像または集落候補画素データを補正する方法。
- 前記装置において、既知の集落を撮像し、培地部または集落部の画素を請求項1記載の方法により補正した結果を蓄積し、統計的手法により構築するデータベース。
- 微生物集落が育成する培地を撮像して菌種を判定、または計数する検査装置であって、請求項2記載のデータベースと請求項1記載の方法で得られるデータを比較することを特徴とする検査装置。
- 微生物集落が育成する培地を撮像して菌種を判定、または計数する検査装置において、撮像した画像の画素の輝度情報による等輝度線を作成し、得られる閉曲線のうち、その内部にさらなる閉曲線が含まれない閉曲線で囲まれる部位を集落候補として抽出する方法。
- 前記装置において、集落候補部の抽出方法が請求項4記載の方法であることを特徴とする請求項1の方法。
- 前記装置において、集落候補部の抽出方法が請求項4記載の方法であることを特徴とする請求項2のデータベース。
- 前記装置であって、集落候補部の抽出方法が請求項4記載の方法であることを特徴とする請求項3の装置
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---|---|---|---|
JP2002369437A JP2004194610A (ja) | 2002-12-20 | 2002-12-20 | 微生物集落の検査方法および装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2004194610A true JP2004194610A (ja) | 2004-07-15 |
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JP2002369437A Pending JP2004194610A (ja) | 2002-12-20 | 2002-12-20 | 微生物集落の検査方法および装置 |
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Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008149636A1 (ja) | 2007-06-04 | 2008-12-11 | Kabushiki Kaisha N-Tech | コロニー数の計数方法 |
JP2012075409A (ja) * | 2010-10-04 | 2012-04-19 | Microbio Corp | コロニー検出方法、コロニー検出システムおよびコロニー検出プログラム |
JP2014039518A (ja) * | 2012-08-23 | 2014-03-06 | Dainippon Printing Co Ltd | 培地情報登録システム、コロニー検出装置、プログラム及び衛生管理システム |
JP2014135948A (ja) * | 2013-01-18 | 2014-07-28 | Dainippon Printing Co Ltd | 培地情報登録システム、コロニー検出装置、プログラム及び衛生管理システム |
JP2015127912A (ja) * | 2013-12-27 | 2015-07-09 | 大日本印刷株式会社 | 培地情報登録システム、コロニー検出装置、プログラム及び衛生管理システム |
JP2015181374A (ja) * | 2014-03-24 | 2015-10-22 | 東レ株式会社 | 糸状性細菌検出装置および糸状性細菌の検出方法 |
-
2002
- 2002-12-20 JP JP2002369437A patent/JP2004194610A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2008149636A1 (ja) | 2007-06-04 | 2008-12-11 | Kabushiki Kaisha N-Tech | コロニー数の計数方法 |
US8831326B2 (en) | 2007-06-04 | 2014-09-09 | Kabushiki Kaisha N-Tech | Method for counting colonies |
JP2012075409A (ja) * | 2010-10-04 | 2012-04-19 | Microbio Corp | コロニー検出方法、コロニー検出システムおよびコロニー検出プログラム |
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JP2015181374A (ja) * | 2014-03-24 | 2015-10-22 | 東レ株式会社 | 糸状性細菌検出装置および糸状性細菌の検出方法 |
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