JP2004194470A - 公転式アクチュエータ - Google Patents
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Abstract
【課題】駆動軸などの出力変換機構を持たず、低速から高速までの運転が可能で、かつ高トルクが得られる公転式アクチュエータを提供する。
【解決手段】自転拘束機構4により自転が拘束された可動子部材5が、所定の公転半径で公転運動することにより駆動する公転式アクチュエータにおいて、可動子部材5の公転軌道面上に、複数の永久磁石5aを環状に配置して磁気回路を形成し、可動子部材5と隙間を隔てて対向する位置に、円板状の保持部材2を設け、保持部材2の永久磁石に相対向する内外2列の同心円上に、鉄心3aに巻線3bを巻回した複数の固定子3を配設して磁気回路を形成し、保持部材2をブラケット内面に保持してアキシャルギャップ型電動機を構成し、固定子3の各鉄心3aへの通電を順次切替えることにより、公転軌道面に形成された回転磁界により発生した磁束により、可動子部材5を所定の偏心軸を中心として偏心公転運動させる。
【選択図】 図1
【解決手段】自転拘束機構4により自転が拘束された可動子部材5が、所定の公転半径で公転運動することにより駆動する公転式アクチュエータにおいて、可動子部材5の公転軌道面上に、複数の永久磁石5aを環状に配置して磁気回路を形成し、可動子部材5と隙間を隔てて対向する位置に、円板状の保持部材2を設け、保持部材2の永久磁石に相対向する内外2列の同心円上に、鉄心3aに巻線3bを巻回した複数の固定子3を配設して磁気回路を形成し、保持部材2をブラケット内面に保持してアキシャルギャップ型電動機を構成し、固定子3の各鉄心3aへの通電を順次切替えることにより、公転軌道面に形成された回転磁界により発生した磁束により、可動子部材5を所定の偏心軸を中心として偏心公転運動させる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スクロール圧縮機などに用いられる公転式アクチュエータに係り、詳しくは、アキシャルギャップ型電動機を用いた磁気回路の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、公転運動を出力として得るためには、ステッピングモータやDCモータ等の自転運動を出力変換機構により公転運動へと変換するのが一般的であった。一方、可動部を直接、偏心公転運動させる可変ギャップ型モータ、または可変リラクタンス型モータ等が知られている(例えば、特許文献1および、特許文献2参照。)。
これらは、主磁束と同じ方向に発生する電磁力を利用しているために、低速高トルク回転が得られるという特徴を有している。
【0003】
ところで、空調用のスクロール圧縮機などに使用する場合、駆動軸などの出力変換機構を持たず、低速から高速までの運転が可能で、かつ高トルクが得られる公転式アクチュエータが望まれていた。
【0004】
しかしながら、上記のステッピングモータやDCモータ等の自転運動を出力変換機構により公転運動へと変換する方法では出力変換機構部での摩擦の発生による効率の低下や、装置の小型化が難しいという問題を生じていた。一方、上記の可変ギャップ型モータ、または可変リラクタンス型モータ等では、従来のDCモータ等と比較するとギャップ長が大きいために磁束の漏れが多く、ギャップ変動も大きいことから高速回転が困難であるという問題を有していた。
【0005】
【特許文献1】
特開平8−205515号公報(第2−5頁、第1−2図)
【特許文献2】
特開平11−275851号公報(第3−6頁、第1−2図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記問題点に鑑みなされたもので、駆動軸などの出力変換機構を持たず、低速から高速までの運転が可能で、かつ高トルクが得られる公転式アクチュエータを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記の課題を解決するためなされたもので、自転拘束機構により自転が拘束された可動子部材が、所定の公転半径で公転運動することにより駆動する公転式アクチュエータにおいて、
前記可動子部材の前記公転運動を行う公転軌道面上に、複数の永久磁石を環状に配置して磁気回路を形成し、前記可動子部材と隙間を隔てて対向する位置に、少なくとも1枚の円板状の保持部材を設け、同保持部材の前記永久磁石に相対向する内外2列の同心円上に、円柱状の鉄心に巻線を巻回した複数の固定子を配設して環状の磁気回路を形成し、
前記固定子の前記各巻線への通電を順次切替えて、前記公転軌道面に対して垂直方向に形成された回転磁界にて生じる磁束により、前記可動子部材を所定の偏心軸を中心として偏心公転運動させてなる構成となっている。
【0008】
また、前記固定子の前記各巻線への通電を、径方向中心線上の相対向する各内側と外側の固定子を一対として、一方の外側固定子から他方の内側固定子に、一方の内側固定子から他方の外側固定子に通電するよう制御部により制御してなる構成となっている。
【0009】
また、前記固定子の前記各巻線への通電を、径方向の片側の外側固定子と内側固定子を一対とし、両固定子に同方向に磁束が発生するよう制御部により制御してなる構成となっている。
【0010】
また、自転拘束機構により自転が拘束された可動子部材が、所定の公転半径で公転運動することにより駆動する公転式アクチュエータにおいて、
前記可動子部材の前記公転運動を行う公転軌道面上に、複数の永久磁石を環状の2列に配置して磁気回路を形成し、前記可動子部材と隙間を隔てて対向する位置に、少なくとも1枚の円板状の保持部材を設け、同保持部材の前記永久磁石に相対向する同心円上に、円柱状の鉄心に巻線を巻回した複数の固定子を配設して環状の磁気回路を形成し、
前記固定子の前記各巻線への通電を順次切替えて、前記公転軌道面に対して垂直方向に形成された回転磁界にて生じる磁束により、前記可動子部材を所定の偏心軸を中心として偏心公転運動させてなる構成となっている。
【0011】
また、前記自転拘束機構が前記可動子部材の磁気回路の中心部にピンを立設すると共に、前記保持板の前記ピンに対向する位置に環状のピン溝を設け、同ピン溝に前記ピンを嵌入してなる構成となっている。
【0012】
また、前記可動子部材の2列の磁気回路を、径方向に相対向する各内側と外側の前記永久磁石の極性が、互いに逆極性となるよう配置してなる構成となっている。
【0013】
また、前記可動子部材に渦巻き状の羽を有する旋回スクロールを結合させ、前記旋回スクロールと固定スクロールとを渦巻き部にて互いに組み合わせて、前記旋回スクロールを前記偏心軸の周りに一定の半径で公転させることにより、前記両スクロールの組み合わせにより形成される密閉空間を渦巻き部の外側から中心側へと移動させて前記密閉空間の容積を逐次縮小させて圧縮するスクロール型圧縮機を構成している。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の実施例について添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の公転式アクチュエータの実施例を示す図で、(A)は公転式アクチュエータの断面図、(B)は可動子部材を保持部材方向から見た正面の断面図、(C)は固定子を可動子部材方向から見た正面の断面図である。
図1において、公転式アクチュエータは、ブラケット1の内面に保持された円板状の保持部材2と、同保持部材2に少なくとも一端が固定された固定子3と、自転拘束機構4により自転が拘束され、所定の公転半径で公転運動する可動子部材5とで主に構成されている。
【0015】
前記固定子3は、円柱状の鉄心3aに巻線3bを巻回して構成されており、前記保持部材2に穿設された複数の孔2aに鉄心3aの一端が嵌合して固定されている。また,前記固定子3は、図1(C)に示すように、前記保持部材2の円周方向に8個の固定子3が、等間隔で2列の固定子列として配置され、円周方向に同じ角度で設けられ、環状の磁気回路を形成している。
【0016】
一方、前記可動子部材5は、前記固定子3の鉄心3aの端部と所定の隙間を隔てて対向し、複数の円柱状の永久磁石5aが配設されている。この永久磁石5aは前記可動子部材5に埋設されており、円周方向で隣接する永久磁石5aの極性(N,S)が異なるように配設され、環状の磁気回路を形成している。
【0017】
上記構成において、前記永久磁石5aは、可動子部材5の公転軌道面上に配置され、前記固定子3とにより、アキシャルギャップ型電動機を構成している。
前記固定子3の前記各鉄心3aへの通電を順次切替えることにより、前記公転軌道面に対して垂直方向に形成された回転磁界により発生した磁束により、前記可動子部材5を所定の偏心軸を中心として偏心公転運動させてなる構成となっている。
【0018】
次に、前記固定子3の磁気回路を図1により説明する。前記円板状の保持部材2の径方向中心線上の相対向する各内側固定子3Aと外側固定子3Bとにより対をなす磁気回路G1(図1Aに示す)を構成し、各鉄心巻線3Bへの通電を、一方の外側固定子3Bから他方の内側固定子3Aに、一方の内側固定子3Aから他方の外側固定子3Bに通電するよう制御部(図示せず)により制御してなる構成となっている。
【0019】
また、図2に示すように、前記固定子3の前記各巻線3Bへの通電を、径方向の片側の外側固定子3Bと内側固定子3Aを一対とし、両固定子3A,3Bに同方向に磁束が発生するよう制御部(図示せず)により制御してなる構成してもよい。
【0020】
図3は本発明による更に他の実施例を示したもので、前記可動子部材5の公転運動を行う公転軌道面上に、複数の永久磁石5a1 を環状の2列に配置して磁気回路を形成し、前記可動子部材5と隙間を隔てて対向する位置に、少なくとも1枚の円板状の保持部材2を設け、同保持部材2の前記永久磁石5a1 に相対向する同心円上に、円柱状の鉄心3aに巻線3bを巻回した複数の固定子3を配設して環状の磁気回路を形成し、前記保持部材2をブラケット1内面に保持してアキシャルギャップ型電動機を構成し、前記固定子3の前記各鉄心3aへの通電を順次切替えることにより、公転軌道面に対して垂直方向に形成された回転磁界により発生した磁束により、前記可動子部材5を所定の偏心軸を中心として偏心公転運動させる構成となっている。
【0021】
また、前記可動子部材5の2列の磁気回路を、径方向に相対向する各内側と外側の前記永久磁石5a1 の極性(N,S)が、互いに逆極性となるよう配置してなる構成となっている。
【0022】
図4は本発明による公転式アクチュエータをスクロール圧縮機に使用した場合の側断面図である。
前記可動子部材5に渦巻き状の羽を有する旋回スクロール6を結合させ、前記旋回スクロール6と固定スクロール7とを渦巻き部にて互いに組み合わせて、前記旋回スクロール6を前記偏心軸の周りに一定の半径で公転させることにより、前記両スクロール6、7の組み合わせにより形成される密閉空間を渦巻き部の外側から中心側へと移動させて前記密閉空間の容積を逐次縮小させて圧縮するスクロール型圧縮機を構成している。
【0023】
また、図3に示すように、自転拘束機構が前記可動子部材5の磁気回路の中心部にピン8を立設すると共に、前記保持板2の前記ピン8に対向する位置に環状のピン溝8aを設け、同ピン溝8aに前記ピン8を嵌入してなる構成となっている。
【0024】
次に図5の制御回路のブロック図を用いて動作を説明する。この制御回路は、固定子の巻線として内周部用と外周部用とのグループに分かれ、それぞれが組として駆動される2つの巻線グループと、内周部用の巻線グループ1及び2と外周部用の巻線グループ3及び4とを巻線切換信号によって切り換える駆動信号切換部10と、DC電源を入力して巻線2bを駆動する駆動部11と、他の制御機器、例えばエアコンの制御部(図示せず)からの回転制御信号と可動子部材(回転子)の回転位置を検出するロータ位置検出部12の信号とを入力し、駆動部11へ巻線2bの駆動タイミング信号と駆動信号切換部10への巻線切換信号とを出力する制御部13とで構成されている。
固定子の巻線2bは、内周部用/外周部用ごとに巻線グループ1及び2/巻線グループ3及び4とに分かれて駆動されるように駆動信号切換部10に接続されている。各巻線グループ1から4は、それぞれ4つの巻線2bからなり、また、各巻線2bは図1(A)の配置において、円周方向に1つおきの巻線2bが固定子列ごとに直列に接続されている。
【0025】
制御部13では、回転制御信号で示される回転速度を目標とし、ロータ位置検出部12で検出される位置パルスで可動子部材の位置と、また、その周期から現在の回転速度とを検出し、目標となる回転速度となるように駆動部11へ巻線2bの駆動タイミング信号を出力する。駆動タイミング信号は、各巻線グループを時間的に交互に駆動するタイミングや、駆動パルス幅が制御された信号であり、この信号を入力した駆動部11が巻線グループを駆動することにより可動子部材が回転する。
【0026】
この時、制御部13は駆動信号切換部10に対して3種類の巻線切換信号を回転制御信号に対応して出力する。この3種類の巻線切換信号は、常用回転で使用される巻線グループ1と2との駆動、低速回転で使用される巻線グループ3と4との駆動、高速回転で使用される巻線グループ1から4の全駆動に対応している。つまり、制御部13は回転制御信号で指示される回転速度に対応し、低トルク回転、常用トルク回転、高トルク回転の3つのゾーンに分類し、それぞれの回転速度ゾーンに対応してこの3つのトルクゾーンを対応させ、巻線切換信号を選択する。そして、各ゾーン内の回転速度範囲では、従来の制御手段であるパルス幅制御や電圧制御を用いて細かく回転速度を制御する。
【0027】
このような固定子の配置と制御方法とにより、従来の構造では得られなかった広範囲なトルク制御が可能であり、また、内周と外周との2つの固定子列を同時に駆動することにより、従来例よりトルクを増加させることができる。
また、内周の固定子は外周の固定子(従来例の固定子と同じ大きさ)より小さくすることにより駆動電力を小さくできるため、低トルク運転時に効率を向上させることができる。
【0028】
以上に説明したように、前記可動子部材5の公転運動を行う公転軌道面上に、複数の永久磁石5aを環状に配置して磁気回路を形成し、前記可動子部材5と隙間を隔てて対向する位置に、少なくとも1枚の円板状の保持部材2を設け、同保持部材2の前記永久磁石5aに相対向する内外2列の同心円上に、円柱状の鉄心3aに巻線3bを巻回した複数の固定子3を配設して環状の磁気回路を形成し、前記保持部材2をブラケット1内面に保持してアキシャルギャップ型電動機を構成し、前記固定子3の前記各鉄心3aへの通電を順次切替えることにより、公転軌道面に対して垂直方向に形成された回転磁界により発生した磁束により、前記可動子部材5を所定の偏心軸を中心として偏心公転運動させてなる構成とすることにより、駆動軸などの出力変換機構を持たず、低速から高速までの運転が可能で、かつ高トルクが得られる公転式アクチュエータとなる。
【0029】
【発明の効果】
以上のように本発明においては、アキシャルギャップ型電動機を構成して固定子の各鉄心への通電を順次切替えることにより、公転軌道面に対して垂直方向に形成された回転磁界により発生した磁束により、可動子部材を所定の偏心軸を中心として偏心公転運動させてなる構成とすることにより、駆動軸などの出力変換機構を持たず、低速から高速までの運転が可能で、かつ高トルクが得られる公転式アクチュエータとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明における公転式アクチュエータの側断面図、(B)は可動子部材の裏面図、(C)は固定子の上面図である。
【図2】本発明の他の実施例を示す公転式アクチュエータの側断面図である。
【図3】本発明の更に他の実施例を示す、(A)は公転式アクチュエータの側断面図、(B)は固定子の上面図、(C)は回転子の裏面図である。
【図4】本発明による公転式アクチュエータをスクロール圧縮機に使用した場合の側断面図である。
【図5】本発明による公転式アクチュエータを駆動するためのブロック図である。
【符号の説明】
1 ブラケット
2 保持部材
3 固定子
3a 鉄心
3b 巻線
4 自転拘束機構
5 可動子部材
6 旋回スクロール
7 固定スクロール
8 ピン
8a ピン溝
10 駆動信号切換部
11 駆動部
12 ロータ位置検出部
13 制御部
【発明の属する技術分野】
本発明は、スクロール圧縮機などに用いられる公転式アクチュエータに係り、詳しくは、アキシャルギャップ型電動機を用いた磁気回路の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、公転運動を出力として得るためには、ステッピングモータやDCモータ等の自転運動を出力変換機構により公転運動へと変換するのが一般的であった。一方、可動部を直接、偏心公転運動させる可変ギャップ型モータ、または可変リラクタンス型モータ等が知られている(例えば、特許文献1および、特許文献2参照。)。
これらは、主磁束と同じ方向に発生する電磁力を利用しているために、低速高トルク回転が得られるという特徴を有している。
【0003】
ところで、空調用のスクロール圧縮機などに使用する場合、駆動軸などの出力変換機構を持たず、低速から高速までの運転が可能で、かつ高トルクが得られる公転式アクチュエータが望まれていた。
【0004】
しかしながら、上記のステッピングモータやDCモータ等の自転運動を出力変換機構により公転運動へと変換する方法では出力変換機構部での摩擦の発生による効率の低下や、装置の小型化が難しいという問題を生じていた。一方、上記の可変ギャップ型モータ、または可変リラクタンス型モータ等では、従来のDCモータ等と比較するとギャップ長が大きいために磁束の漏れが多く、ギャップ変動も大きいことから高速回転が困難であるという問題を有していた。
【0005】
【特許文献1】
特開平8−205515号公報(第2−5頁、第1−2図)
【特許文献2】
特開平11−275851号公報(第3−6頁、第1−2図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記問題点に鑑みなされたもので、駆動軸などの出力変換機構を持たず、低速から高速までの運転が可能で、かつ高トルクが得られる公転式アクチュエータを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記の課題を解決するためなされたもので、自転拘束機構により自転が拘束された可動子部材が、所定の公転半径で公転運動することにより駆動する公転式アクチュエータにおいて、
前記可動子部材の前記公転運動を行う公転軌道面上に、複数の永久磁石を環状に配置して磁気回路を形成し、前記可動子部材と隙間を隔てて対向する位置に、少なくとも1枚の円板状の保持部材を設け、同保持部材の前記永久磁石に相対向する内外2列の同心円上に、円柱状の鉄心に巻線を巻回した複数の固定子を配設して環状の磁気回路を形成し、
前記固定子の前記各巻線への通電を順次切替えて、前記公転軌道面に対して垂直方向に形成された回転磁界にて生じる磁束により、前記可動子部材を所定の偏心軸を中心として偏心公転運動させてなる構成となっている。
【0008】
また、前記固定子の前記各巻線への通電を、径方向中心線上の相対向する各内側と外側の固定子を一対として、一方の外側固定子から他方の内側固定子に、一方の内側固定子から他方の外側固定子に通電するよう制御部により制御してなる構成となっている。
【0009】
また、前記固定子の前記各巻線への通電を、径方向の片側の外側固定子と内側固定子を一対とし、両固定子に同方向に磁束が発生するよう制御部により制御してなる構成となっている。
【0010】
また、自転拘束機構により自転が拘束された可動子部材が、所定の公転半径で公転運動することにより駆動する公転式アクチュエータにおいて、
前記可動子部材の前記公転運動を行う公転軌道面上に、複数の永久磁石を環状の2列に配置して磁気回路を形成し、前記可動子部材と隙間を隔てて対向する位置に、少なくとも1枚の円板状の保持部材を設け、同保持部材の前記永久磁石に相対向する同心円上に、円柱状の鉄心に巻線を巻回した複数の固定子を配設して環状の磁気回路を形成し、
前記固定子の前記各巻線への通電を順次切替えて、前記公転軌道面に対して垂直方向に形成された回転磁界にて生じる磁束により、前記可動子部材を所定の偏心軸を中心として偏心公転運動させてなる構成となっている。
【0011】
また、前記自転拘束機構が前記可動子部材の磁気回路の中心部にピンを立設すると共に、前記保持板の前記ピンに対向する位置に環状のピン溝を設け、同ピン溝に前記ピンを嵌入してなる構成となっている。
【0012】
また、前記可動子部材の2列の磁気回路を、径方向に相対向する各内側と外側の前記永久磁石の極性が、互いに逆極性となるよう配置してなる構成となっている。
【0013】
また、前記可動子部材に渦巻き状の羽を有する旋回スクロールを結合させ、前記旋回スクロールと固定スクロールとを渦巻き部にて互いに組み合わせて、前記旋回スクロールを前記偏心軸の周りに一定の半径で公転させることにより、前記両スクロールの組み合わせにより形成される密閉空間を渦巻き部の外側から中心側へと移動させて前記密閉空間の容積を逐次縮小させて圧縮するスクロール型圧縮機を構成している。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の実施例について添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の公転式アクチュエータの実施例を示す図で、(A)は公転式アクチュエータの断面図、(B)は可動子部材を保持部材方向から見た正面の断面図、(C)は固定子を可動子部材方向から見た正面の断面図である。
図1において、公転式アクチュエータは、ブラケット1の内面に保持された円板状の保持部材2と、同保持部材2に少なくとも一端が固定された固定子3と、自転拘束機構4により自転が拘束され、所定の公転半径で公転運動する可動子部材5とで主に構成されている。
【0015】
前記固定子3は、円柱状の鉄心3aに巻線3bを巻回して構成されており、前記保持部材2に穿設された複数の孔2aに鉄心3aの一端が嵌合して固定されている。また,前記固定子3は、図1(C)に示すように、前記保持部材2の円周方向に8個の固定子3が、等間隔で2列の固定子列として配置され、円周方向に同じ角度で設けられ、環状の磁気回路を形成している。
【0016】
一方、前記可動子部材5は、前記固定子3の鉄心3aの端部と所定の隙間を隔てて対向し、複数の円柱状の永久磁石5aが配設されている。この永久磁石5aは前記可動子部材5に埋設されており、円周方向で隣接する永久磁石5aの極性(N,S)が異なるように配設され、環状の磁気回路を形成している。
【0017】
上記構成において、前記永久磁石5aは、可動子部材5の公転軌道面上に配置され、前記固定子3とにより、アキシャルギャップ型電動機を構成している。
前記固定子3の前記各鉄心3aへの通電を順次切替えることにより、前記公転軌道面に対して垂直方向に形成された回転磁界により発生した磁束により、前記可動子部材5を所定の偏心軸を中心として偏心公転運動させてなる構成となっている。
【0018】
次に、前記固定子3の磁気回路を図1により説明する。前記円板状の保持部材2の径方向中心線上の相対向する各内側固定子3Aと外側固定子3Bとにより対をなす磁気回路G1(図1Aに示す)を構成し、各鉄心巻線3Bへの通電を、一方の外側固定子3Bから他方の内側固定子3Aに、一方の内側固定子3Aから他方の外側固定子3Bに通電するよう制御部(図示せず)により制御してなる構成となっている。
【0019】
また、図2に示すように、前記固定子3の前記各巻線3Bへの通電を、径方向の片側の外側固定子3Bと内側固定子3Aを一対とし、両固定子3A,3Bに同方向に磁束が発生するよう制御部(図示せず)により制御してなる構成してもよい。
【0020】
図3は本発明による更に他の実施例を示したもので、前記可動子部材5の公転運動を行う公転軌道面上に、複数の永久磁石5a1 を環状の2列に配置して磁気回路を形成し、前記可動子部材5と隙間を隔てて対向する位置に、少なくとも1枚の円板状の保持部材2を設け、同保持部材2の前記永久磁石5a1 に相対向する同心円上に、円柱状の鉄心3aに巻線3bを巻回した複数の固定子3を配設して環状の磁気回路を形成し、前記保持部材2をブラケット1内面に保持してアキシャルギャップ型電動機を構成し、前記固定子3の前記各鉄心3aへの通電を順次切替えることにより、公転軌道面に対して垂直方向に形成された回転磁界により発生した磁束により、前記可動子部材5を所定の偏心軸を中心として偏心公転運動させる構成となっている。
【0021】
また、前記可動子部材5の2列の磁気回路を、径方向に相対向する各内側と外側の前記永久磁石5a1 の極性(N,S)が、互いに逆極性となるよう配置してなる構成となっている。
【0022】
図4は本発明による公転式アクチュエータをスクロール圧縮機に使用した場合の側断面図である。
前記可動子部材5に渦巻き状の羽を有する旋回スクロール6を結合させ、前記旋回スクロール6と固定スクロール7とを渦巻き部にて互いに組み合わせて、前記旋回スクロール6を前記偏心軸の周りに一定の半径で公転させることにより、前記両スクロール6、7の組み合わせにより形成される密閉空間を渦巻き部の外側から中心側へと移動させて前記密閉空間の容積を逐次縮小させて圧縮するスクロール型圧縮機を構成している。
【0023】
また、図3に示すように、自転拘束機構が前記可動子部材5の磁気回路の中心部にピン8を立設すると共に、前記保持板2の前記ピン8に対向する位置に環状のピン溝8aを設け、同ピン溝8aに前記ピン8を嵌入してなる構成となっている。
【0024】
次に図5の制御回路のブロック図を用いて動作を説明する。この制御回路は、固定子の巻線として内周部用と外周部用とのグループに分かれ、それぞれが組として駆動される2つの巻線グループと、内周部用の巻線グループ1及び2と外周部用の巻線グループ3及び4とを巻線切換信号によって切り換える駆動信号切換部10と、DC電源を入力して巻線2bを駆動する駆動部11と、他の制御機器、例えばエアコンの制御部(図示せず)からの回転制御信号と可動子部材(回転子)の回転位置を検出するロータ位置検出部12の信号とを入力し、駆動部11へ巻線2bの駆動タイミング信号と駆動信号切換部10への巻線切換信号とを出力する制御部13とで構成されている。
固定子の巻線2bは、内周部用/外周部用ごとに巻線グループ1及び2/巻線グループ3及び4とに分かれて駆動されるように駆動信号切換部10に接続されている。各巻線グループ1から4は、それぞれ4つの巻線2bからなり、また、各巻線2bは図1(A)の配置において、円周方向に1つおきの巻線2bが固定子列ごとに直列に接続されている。
【0025】
制御部13では、回転制御信号で示される回転速度を目標とし、ロータ位置検出部12で検出される位置パルスで可動子部材の位置と、また、その周期から現在の回転速度とを検出し、目標となる回転速度となるように駆動部11へ巻線2bの駆動タイミング信号を出力する。駆動タイミング信号は、各巻線グループを時間的に交互に駆動するタイミングや、駆動パルス幅が制御された信号であり、この信号を入力した駆動部11が巻線グループを駆動することにより可動子部材が回転する。
【0026】
この時、制御部13は駆動信号切換部10に対して3種類の巻線切換信号を回転制御信号に対応して出力する。この3種類の巻線切換信号は、常用回転で使用される巻線グループ1と2との駆動、低速回転で使用される巻線グループ3と4との駆動、高速回転で使用される巻線グループ1から4の全駆動に対応している。つまり、制御部13は回転制御信号で指示される回転速度に対応し、低トルク回転、常用トルク回転、高トルク回転の3つのゾーンに分類し、それぞれの回転速度ゾーンに対応してこの3つのトルクゾーンを対応させ、巻線切換信号を選択する。そして、各ゾーン内の回転速度範囲では、従来の制御手段であるパルス幅制御や電圧制御を用いて細かく回転速度を制御する。
【0027】
このような固定子の配置と制御方法とにより、従来の構造では得られなかった広範囲なトルク制御が可能であり、また、内周と外周との2つの固定子列を同時に駆動することにより、従来例よりトルクを増加させることができる。
また、内周の固定子は外周の固定子(従来例の固定子と同じ大きさ)より小さくすることにより駆動電力を小さくできるため、低トルク運転時に効率を向上させることができる。
【0028】
以上に説明したように、前記可動子部材5の公転運動を行う公転軌道面上に、複数の永久磁石5aを環状に配置して磁気回路を形成し、前記可動子部材5と隙間を隔てて対向する位置に、少なくとも1枚の円板状の保持部材2を設け、同保持部材2の前記永久磁石5aに相対向する内外2列の同心円上に、円柱状の鉄心3aに巻線3bを巻回した複数の固定子3を配設して環状の磁気回路を形成し、前記保持部材2をブラケット1内面に保持してアキシャルギャップ型電動機を構成し、前記固定子3の前記各鉄心3aへの通電を順次切替えることにより、公転軌道面に対して垂直方向に形成された回転磁界により発生した磁束により、前記可動子部材5を所定の偏心軸を中心として偏心公転運動させてなる構成とすることにより、駆動軸などの出力変換機構を持たず、低速から高速までの運転が可能で、かつ高トルクが得られる公転式アクチュエータとなる。
【0029】
【発明の効果】
以上のように本発明においては、アキシャルギャップ型電動機を構成して固定子の各鉄心への通電を順次切替えることにより、公転軌道面に対して垂直方向に形成された回転磁界により発生した磁束により、可動子部材を所定の偏心軸を中心として偏心公転運動させてなる構成とすることにより、駆動軸などの出力変換機構を持たず、低速から高速までの運転が可能で、かつ高トルクが得られる公転式アクチュエータとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明における公転式アクチュエータの側断面図、(B)は可動子部材の裏面図、(C)は固定子の上面図である。
【図2】本発明の他の実施例を示す公転式アクチュエータの側断面図である。
【図3】本発明の更に他の実施例を示す、(A)は公転式アクチュエータの側断面図、(B)は固定子の上面図、(C)は回転子の裏面図である。
【図4】本発明による公転式アクチュエータをスクロール圧縮機に使用した場合の側断面図である。
【図5】本発明による公転式アクチュエータを駆動するためのブロック図である。
【符号の説明】
1 ブラケット
2 保持部材
3 固定子
3a 鉄心
3b 巻線
4 自転拘束機構
5 可動子部材
6 旋回スクロール
7 固定スクロール
8 ピン
8a ピン溝
10 駆動信号切換部
11 駆動部
12 ロータ位置検出部
13 制御部
Claims (7)
- 自転拘束機構により自転が拘束された可動子部材が、所定の公転半径で公転運動することにより駆動する公転式アクチュエータにおいて、
前記可動子部材の前記公転運動を行う公転軌道面上に、複数の永久磁石を環状に配置して磁気回路を形成し、前記可動子部材と隙間を隔てて対向する位置に、少なくとも1枚の円板状の保持部材を設け、同保持部材の前記永久磁石に相対向する内外2列の同心円上に、円柱状の鉄心に巻線を巻回した複数の固定子を配設して環状の磁気回路を形成し、
前記固定子の前記各巻線への通電を順次切替えて、前記公転軌道面に対して垂直方向に形成された回転磁界にて生じる磁束により、前記可動子部材を所定の偏心軸を中心として偏心公転運動させてなることを特徴とする公転式アクチュエータ。 - 前記固定子の前記各巻線への通電を、径方向中心線上の相対向する各内側と外側の固定子を一対として、一方の外側固定子から他方の内側固定子に、一方の内側固定子から他方の外側固定子に通電するよう制御部により制御してなることを特徴とする請求項1記載の公転式アクチュエータ。
- 前記固定子の前記各巻線への通電を、径方向の片側の外側固定子と内側固定子を一対とし、両固定子に同方向に磁束が発生するよう制御部により制御してなることを特徴とする請求項1記載の公転式アクチュエータ。
- 自転拘束機構により自転が拘束された可動子部材が、所定の公転半径で公転運動することにより駆動する公転式アクチュエータにおいて、
前記可動子部材の前記公転運動を行う公転軌道面上に、複数の永久磁石を環状の2列に配置して磁気回路を形成し、前記可動子部材と隙間を隔てて対向する位置に、少なくとも1枚の円板状の保持部材を設け、同保持部材の前記永久磁石に相対向する同心円上に、円柱状の鉄心に巻線を巻回した複数の固定子を配設して環状の磁気回路を形成し、
前記固定子の前記各巻線への通電を順次切替えて、前記公転軌道面に対して垂直方向に形成された回転磁界にて生じる磁束により、前記可動子部材を所定の偏心軸を中心として偏心公転運動させてなることを特徴とする公転式アクチュエータ。 - 前記自転拘束機構が前記可動子部材の磁気回路の中心部にピンを立設すると共に、前記保持板の前記ピンに対向する位置に環状のピン溝を設け、同ピン溝に前記ピンを嵌入してなることを特徴とする請求項1または4記載の公転式アクチュエータ。
- 前記可動子部材の2列の磁気回路を、径方向に相対向する各内側と外側の前記永久磁石の極性が、互いに逆極性となるよう配置してなることを特徴とする請求項4記載の公転式アクチュエータ。
- 前記可動子部材に渦巻き状の羽を有する旋回スクロールを結合させ、前記旋回スクロールと固定スクロールとを渦巻き部にて互いに組み合わせて、前記旋回スクロールを前記偏心軸の周りに一定の半径で公転させることにより、前記両スクロールの組み合わせにより形成される密閉空間を渦巻き部の外側から中心側へと移動させて前記密閉空間の容積を逐次縮小させて圧縮するスクロール型圧縮機を構成することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の公転式アクチュエータ。
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JP2002361902A JP2004194470A (ja) | 2002-12-13 | 2002-12-13 | 公転式アクチュエータ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2002361902A JP2004194470A (ja) | 2002-12-13 | 2002-12-13 | 公転式アクチュエータ |
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JP2002361902A Pending JP2004194470A (ja) | 2002-12-13 | 2002-12-13 | 公転式アクチュエータ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2004194470A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007032422A (ja) * | 2005-07-27 | 2007-02-08 | Daikin Ind Ltd | スクロール圧縮機 |
JP2014177893A (ja) * | 2013-03-14 | 2014-09-25 | Aquatech Co Ltd | 電磁回転機構及びそれを備えたチューブポンプ |
-
2002
- 2002-12-13 JP JP2002361902A patent/JP2004194470A/ja active Pending
Cited By (3)
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JP2007032422A (ja) * | 2005-07-27 | 2007-02-08 | Daikin Ind Ltd | スクロール圧縮機 |
JP4715361B2 (ja) * | 2005-07-27 | 2011-07-06 | ダイキン工業株式会社 | スクロール圧縮機 |
JP2014177893A (ja) * | 2013-03-14 | 2014-09-25 | Aquatech Co Ltd | 電磁回転機構及びそれを備えたチューブポンプ |
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