JP2004194175A - 方向性結合器 - Google Patents

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JP2004194175A
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stripline
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Hideki Takasu
英樹 高須
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

【課題】大きな結合量が得られる方向性結合器を提供すること。
【解決手段】接地された金属製シールドケース11と、このシールドケース11に支持された誘電体基板12と、この誘電体基板12の一方の面に設けられ、所定長さ区間Pで互いに平行する第1および第2のストリップ線路導体13、14とを具備した方向性結合器において、誘電体基板12の他方の面にフローティング導体16を設けた。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、高周波信号の伝送に使用される方向性結合器に関する。
【0002】
【従来の技術】
方向性結合器は、高周波信号をたとえば2つに分割し、あるいは2つの高周波信号を1つに合成する伝送線路部品として使用されている。
【0003】
ここで、従来の方向性結合器について、サスペンデッドストリップ線路を用いた場合を例にとり図2を参照して説明する。図2(a)は一部を断面で示した上面図で、図では、金属製シールドケースを構成する2つの側壁21a、21b部分が断面で示されている。そして、2つの側壁21a、21b間に誘電体基板22が支持されている。誘電体基板22上に第1および第2の2つのストリップ線路導体23、24が設けられている。第1および第2のストリップ線路導体23、24は所定区間P、たとえば伝送信号の1/4波長の長さ区間で平行し、その所定区間Pにおいて両者は結合する構成になっている。
【0004】
上記の構成において、所定区間P内における第1ストリップ線路導体23の両端部をA、Bとし、第2ストリップ線路導体24の両端部をC、Dとする。この場合、たとえば第1ストリップ線路導体23の端部Aに入力した高周波信号は、端部Bおよび第2ストリップ線路導体24の端部Cに分割して出力される。
【0005】
図2(b)は、図2(a)を線分b−bで断面にした図で、金属製シールドケース21は、たとえば左右の2つの側壁21a、21bおよび上壁21c、下壁21dなどから構成され、金属製シールドケース21内に断面が矩形状の空間が形成されている。2つの側壁21a、21b間に誘電体基板22が支持され、金属製シールドケース21は接地されている。
【0006】
上記した構成の方向性結合器は、所定区間P内における2つのストリップ線路導体23、24間の間隔Lによって、結合量が変化する構成になっている。
【0007】
上記した従来技術に関連する方向性結合器は、公知技術でないものの特許文献1などに記載されている。
【0008】
【特許文献1】
特願2001−205090
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
サスペンデッドストリップ線路を用いた従来の方向性結合器は、第1および第2の2つのストリップ導体23、24の互いに平行する区間P内の間隔Lによって結合量が変化する。したがって、たとえば一方のストリップ線路導体23から他方のストリップ線路導体24に伝達する高周波信号の損失を小さくするために、両者の結合量を大きくする場合は、両者の間隔Lを狭くする。しかし、素子作製上の制約から、両者の間隔Lを狭くするには限界があり、必要とする大きな結合量が得られない場合がある。
【0010】
本発明は、上記した欠点を解決し、大きな結合量が得られる方向性結合器を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、接地された金属製シールドケースと、このシールドケースに支持された誘電体基板と、この誘電体基板の一方の面に設けられ、所定長さ区間で互いに平行する第1および第2のストリップ線路導体とを具備した方向性結合器において、前記誘電体基板の他方の面にフローティング導体を設けたことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態について、サスペンデッドストリップ線路を用いた場合を例にとり図1を参照して説明する。
【0013】
図1(a)は一部を断面で示した上面図で、図では、金属製シールドケース11を構成する2つの側壁11a、11b部分が断面で示されている。2つの側壁11a、11b間に誘電体基板12が支持され、誘電体基板12上の一方の面たとえば図面の表側に第1および第2の2つのストリップ線路導体13、14が設けられている。第1および第2のストリップ線路導体13、14は所定区間P、たとえば伝送信号の1/4波長の長さ区間でほぼ平行し、その所定区間Pにおいて両者は結合する構成になっている。
【0014】
また、誘電体基板12上の他方の面たとえば図面の裏側に、点線dで示すように、フローティング導体16が設けられている。フローティング導体16は、たとえば第1および第2のストリップ導体13、14が平行する区間Pに設けられている。フローティング導体16の両側端縁16a、16bは平行し、その一方の端縁16aは、たとえば第1ストリップ線路導体13の図示横方向に広がる横幅Wa部分の下方に位置している。他方の端縁16bは、たとえば第2ストリップ線路導体14の図示横方向に広がる横幅Wb部分の下方に位置している。また、フローティング導体16は、区間P内において第1ストリップ線路導体13および第2ストリップ線路導体14から等距離に位置する中心線を通り、かつ誘電体基板12の他方の面に垂直な仮想面に対して対称に配置されている。
【0015】
上記の構成で、区間P内における第1ストリップ導体13の端部をA、Bとし、第2ストリップ導体14の端部をC、Dとすると、たとえば第1ストリップ導体13の端部Aに入力した高周波信号は、端部Bおよび第2ストリップ線路導体14の端部Cに分割して出力する。
【0016】
次に、図1(a)を線分b−bで断面にした図を図1(b)に示す。図1(b)は、図1(a)に対応する部分には同じ符号を付し重複する説明は省略する。金属製シールドケース11は、たとえば左右の2つの側壁11a、11bおよび上壁11c、下壁11dから構成されている。この場合、金属製シールドケース11内に、誘電体基板12および第1、第2ストリップ導体13、14を囲む断面が矩形状の空間が形成されている。シールドケース11は接地され、2つの側壁11a、11b間に誘電体基板12が支持されている。
【0017】
上記した構成によれば、第1ストリップ線路導体13および前記第2ストリップ線路導体14は、誘電体基板12上の平行区間Pで互いに結合する。これと同時に、両者はフローティング導体16を介して結合し、その分、両者の結合量が大きくなる。したがって、2つのストリップ線路導体11、12の間隔Lを大きくてしても、大きな結合量が得られる。そのため、製造上の制約がなくなり、大きな結合量の方向性結合器が容易に実現される。
【0018】
上記の実施形態では、フローティング導体16の両側端縁16a、16bが、第1ストリップ線路導体13および第2ストリップ線路導体14の横幅内の下方に位置している。この場合、フローティング導体16の両側端縁16a、16bが図示の位置よりも外側、たとえば第1および第2ストリップ線路導体13、14の図示外側の縁の下方またはそれに近い位置まで設ければ、フローティング導体16を介しての結合が増大し、より大きな結合量が得られる。
【0019】
したがって、大きな結合量を実現する場合は、フローティング導体16の幅をL0 、第1および第2ストリップ線路導体13、14の間隔Lとした場合、L0>Lが望ましい。
【0020】
上記の実施形態の場合、シールドケース11は、左右の2つの側壁11a、11bおよび上壁11c、下壁11dから構成され、シールドケース11が誘電体基板12およびストリップ線路導体13、14を囲む構造になっている。しかし、シールドケース11は誘電体基板12を支持できる構造であればよく、たとえば左右の2つの側壁11a、11bと、上壁11cあるいは下壁11dのいずれか一方とで構成することもできる。
【0021】
【発明の効果】
本発明によれば、結合量の大きい方向性結合器を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を説明するための概略の構造図である。
【図2】従来例を説明するための概略の構造図である。
【符号の説明】
11…シールドケース
11a…シールドケースの左壁
11b…シールドケースの右壁
11c…シールドケースの上壁
11d…シールドケースの下壁
12…誘電体基板
13…第1ストリップ線路導体
14…第2ストリップ線路導体
16…フローティング導体
P…区間

Claims (3)

  1. 接地された金属製シールドケースと、このシールドケースに支持された誘電体基板と、この誘電体基板の一方の面に設けられ、所定長さ区間で互いに平行する第1および第2のストリップ線路導体とを具備した方向性結合器において、前記誘電体基板の他方の面にフローティング導体を設けたことを特徴とする方向性結合器。
  2. 前記フローティング導体の一方の端縁が前記第1ストリップ線路導体の下方に位置し、他方の端縁が前記第2ストリップ線路導体の下方に位置する請求項1記載の方向性結合器。
  3. 前記フローティング導体が、所定長さ区間における前記第1ストリップ線路導体および前記第2ストリップ線路導体間の中心線を通り、前記誘電体基板の他方の面に垂直な仮想面に対して対称である請求項1記載の方向性結合器。
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