JP2004193732A - 電子メール配信システム、電子メール配信方法、コンピュータプログラム並びに記録媒体 - Google Patents

電子メール配信システム、電子メール配信方法、コンピュータプログラム並びに記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の電子メールを配信する配信処理全体の効率化を図る電子メール配信技術を提供する。
【解決手段】複数の電子メールをメールキュー350に投入することで配信する電子メール配信サーバ30は、電子メールを準備するメール準備部320と、メール準備部320が準備する電子メールの数量を制限する配信制御部370と、メール準備部320が準備した電子メールをメールキュー350に順次格納するキューイング部340と、メールキュー350に格納した電子メールを順次配信するメール送信部380を備える。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の電子メールを配信する電子メール配信技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、同報配信などで一度に複数の電子メールを配信する電子メール配信システムは、データベースに予め用意したメッセージとメールアドレスとから電子メールを作成し、順次、この作成した電子メールの配信処理を行っていた。
【0003】
また、電子メール配信システムには、配信処理において、電子メールをメールキューに格納するキューイング処理の際に、複数のメールキューディレクトリを使用して各々の電子メールの現在の状態を格納することにより、システムのクラッシュなどの後に、各々の電子メールの現在の状態を確認することによって、配信処理を再開するものがある。例えば、UNIX(登録商標)システムで動作するプログラムである「qmail」を利用したメール配信システムは、電子メール毎に作成した種々のファイルを、メールキューディレクトリの下に設けた複数のサブディレクトリにそれぞれ格納することにより、キューイング処理を行っている。
【0004】
下記文献には、複数のメールアドレス宛に電子メールを配信する電子メール配信技術が記載されている。
【特許文献1】
特開2002−290465号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、電子メール配信システムの配信処理能力に対して、配信する電子メールが膨大な数量である場合、キューイング処理の際の電子メールの現在の状態を格納する処理の増加が負担となり、配信処理の速度が低下する問題が発生した。このため、大量の電子メールを送信しようとすると、1通あたりの配信速度から予想される処理時間より、大幅に時間がかかってしまうことがあった。
【0006】
本発明は、上記した問題点を解決するためになされたものであり、複数の電子メールを配信する電子メール配信システムにおける配信処理全体の効率化を図ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】
上記した課題を解決するため、複数の電子メールをメールキューに投入することで配信する電子メール配信システムであって、電子メールを準備するメール準備手段と、前記メール準備手段が準備する電子メールの数量を制限する配信制御手段と、前記メール準備手段が準備した電子メールを前記メールキューに順次格納するキューイング手段と、前記メールキューに格納した電子メールを順次配信するメール配信手段とを備えることを特徴とする。
【0008】
かかる電子メール配信システムによれば、所定の総数の電子メールを配信する場合の配信処理において、電子メールをメールキューに格納するキューイング処理を行おうとする電子メールの数量を制限することにより、キューイング処理の負荷を軽減し、配信処理の速度の低下を抑制する。したがって、複数の電子メールを配信する電子メール配信システムにおける配信処理全体の効率化を図ることができる。
【0009】
上記の構成を有する本発明の電子メール配信システムは、以下の態様を採ることもできる。前記キューイング手段が電子メールを前記メールキューへ格納する処理状態を検出するキューイング状態検出手段を備え、前記配信制御手段は、前記キューイング状態検出手段が検出した処理状態に基づいて、前記メール準備手段が準備する電子メールの数量を制限するとしても良い。
【0010】
かかる電子メール配信システムによれば、キューイング処理の処理状態に基づいて、キューイング処理を行おうとする電子メールの数量を制限する。したがって、キューイング処理の負荷に応じて、キューイング処理の負荷を増減することができる。
【0011】
前記配信制御手段は、配信しようとする電子メールの総数と、前記キューイング状態検出手段が検出した処理状態とに基づいて、前記メール準備手段が準備する電子メールの数量を制限するとしても良い。
【0012】
かかる電子メール配信システムによれば、キューイング処理の処理状態と、配信しようとする電子メールの総数とに基づいて、キューイング処理を行おうとする電子メールの数量を制限する。したがって、配信すべき全ての電子メールの配信処理を通じた全体の効率を考慮して、キューイング処理の負荷を増減することができる。
【0013】
前記キューイング状態検出手段が検出する処理状態は、前記キューイング手段において、前記メールキューに格納するための準備処理にあり、未だ前記メールキューに格納していない電子メールの数量としても良い。
【0014】
かかる電子メール配信システムによれば、キューイング処理における電子メールの現在の状態を格納する準備処理中の電子メールの数量に基づいて、キューイング処理を行おうとする電子メールの数量を制限する。したがって、配信処理の遅延の要因であるキューイング処理における準備処理の負荷に応じて、キューイング処理の負荷を増減することができる。
【0015】
前記メール準備手段は、複数のメールアドレスを記憶する配信先記憶手段と、配信する電子メールのメッセージ情報である件名と本文とを記憶するメッセージ記憶手段と、前記配信先記憶手段に記憶したメールアドレスと、前記メッセージ記憶手段に記憶したメッセージ情報とから、電子メールを作成するメール作成手段とを備えるとしても良い。
【0016】
かかる電子メール配信システムによれば、複数のメールアドレスと、メッセージ情報とから、複数のメールアドレス宛の電子メールを作成する。したがって、配信すべき複数のメールアドレス宛の電子メールを一度に全て準備するのではなく、配信処理を行おうとするメールアドレス宛の電子メールを順次作成することにより、配信すべき電子メールを記憶しておく記憶容量を少なくすることができる。
【0017】
前記電子メール配信システムは、インターネットに接続されるとともに、前記配信先記憶手段に記憶すべきメールアドレスと、前記メッセージ記憶手段に記憶すべきメッセージ情報とを、前記インターネットを介して外部から受信する配信指示受信手段を備えるとしても良い。
【0018】
かかる電子メール配信システムによれば、インターネットを介して、配信先のメールアドレスとメッセージ情報とを受信する。したがって、電子メール配信システムに対して、外部からインターネットを介して、配信先のメールアドレスとメッセージ情報の基となる文章データとを送信することにより、電子メールの配信を指示することができる。
【0019】
また、この電子メール配信システムに対応した電子メール配信方法の発明は、複数の電子メールをメールキューに投入することで配信する電子メール配信方法であって、前記メールキューの特性を考慮した数量に制限して、配信する電子メールを準備して、準備した電子メールを前記メールキューに順次格納し、前記メールキューに格納した電子メールを順次配信することを特徴とする。
【0020】
この発明のコンピュータプログラムは、複数の電子メールをメールキューに投入することで配信する処理を実行するコンピュータプログラムであって、配信する所定の総数の電子メールを準備する機能と、準備する電子メールの数量を、前記メールキューの特性を考慮した数量に制限する機能と、準備した電子メールを前記メールキューに順次格納する機能と、前記メールキューに格納した電子メールを順次配信する機能とを、コンピュータに実現させることを特徴とする。
【0021】
この発明の記録媒体は、この発明のコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を特徴とする。
【0022】
かかる電子メール配信方法、コンピュータプログラム、および記録媒体は、上記発明の電子メール配信システムと同様の作用・効果を有しており、キューイング処理を行うことにより複数の電子メールを配信する際に、配信処理全体の効率化を図ることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以上説明した本発明の構成及び作用を一層明らかにするために、以下本発明を適用した電子メール配信システムについて説明する。
【0024】
図1は、本発明を適用するネットワークシステム10の全体構成図である。ネットワークシステム10は、広域ネットワークであるインターネット20を利用したものである。このネットワークシステム10には、複数の電子メールを同報配信する電子メール配信システムである電子メール配信サーバ30、電子メール配信サーバ30に電子メールの配信を指示する管理コンピュータ40、電子メールを送受信可能な複数のパーソナルコンピュータ45が接続されている。電子メールサーバ30は、複数設けられても良い。図1では、複数のパーソナルコンピュータ45の全てを図示しないが、実際のネットワークシステム10に接続されるパーソナルコンピュータ45は、膨大な数にのぼる。これらのパーソナルコンピュータ45間では、電子メールの送受信をメールアドレスにより行うことができる。これは、インターネット20に設けられたドメインネームサーバ(DNS)により、ネットワークシステム10に送出された電子メールを、メールアドレスを手がかりに、目的のIPアドレスを有するパーソナルコンピュータ45まで届ける仕組みが働いているからである。
【0025】
次に、電子メール配信サーバ30の内部構造について説明する。電子メール配信サーバ30は、CPU,ROM,RAM,ハードディスクドライブ(以下、HDDという),ネットワーク制御回路などを備える周知のコンピュータである。電子メール配信サーバ30は、管理コンピュータ40にメール配信指示用のWebサイトを提供して、このWebサイトからの電子メールの配信指示に基づいて、パーソナルコンピュータ45に電子メールを配信する。このWebサイトは、管理コンピュータ40からの要求に基づいて、HTML(Hyper Text Markup Language)を用いた表示用のデータを送信することにより提供される。
【0026】
図2は、電子メール配信サーバ30の動作の状態を機能的に示したブロック図である。電子メール配信サーバ30は、管理コンピュータ40からの配信指示を受ける配信指示受信部310、配信する電子メールを準備するメール準備部320、配信する電子メールを投入しておくメールキュー350、メールキュー350に電子メールを順次格納するキューイング処理を行うキューイング部340、キューイング部340における処理状態を検出するキューイング状態検出部360、キューイング状態検出部360が検出した処理状態に基づいてメール準備部320が準備する電子メールの数を制御する配信制御部370、メールキュー350に格納してある電子メールをパーソナルコンピュータ45に順次送信するメール送信部380などを備える。
【0027】
配信指示受信部310は、管理コンピュータ40から電子メールの配信先を指示する際の基となる配信先情報を記憶する配信先データベース部315を備える。図3は、配信先データベース部315に記憶した配信先情報の一例を示す図である。この配信先情報は、メールアドレスのほか、氏名、年齢、性別、居住地域などを関連付けて記憶してある。この配信先情報は、管理コンピュータ40からインターネット20を介して更新することができる。
【0028】
メール準備部320は、電子メールの配信先のメールアドレスを記憶する配信先記憶部321、メッセージ情報である電子メールの件名データと本文データを記憶するメッセージ記憶部322、配信先記憶部321のメールアドレスとメッセージ記憶部322のメッセージ情報とから電子メールを作成するメール作成部323を備える。メール準備部320は、メール作成部323により電子メールを作成することにより、配信する電子メールを準備する。メール準備部320は独立したサーバとして存在し、電子メール配信サーバ30とインターネットを介して電子メールのデータをやり取りしても良い。
【0029】
なお、図2において、配信先データベース部315,配信先記憶部321,メッセージ記憶部322,メールキュー350の機能的部分は、電子メール配信サーバ30内蔵のRAMやHDDが担っている。その他の機能的部分は、電子メール配信サーバ30内蔵のCPUが担っている。
【0030】
次に、管理コンピュータ40およびパーソナルコンピュータ45の内部構造について説明する。管理コンピュータ40およびパーソナルコンピュータ45は、CPU,ROM,RAM,HDD,ネットワーク制御回路などを備える周知のコンピュータであり、周辺機器として、入力装置であるキーボードおよびマウス、表示装置であるディスプレイなども備える。
【0031】
管理コンピュータ40およびパーソナルコンピュータ45のHDDは、電子メール送受信を行うコンピュータプログラムであるメールプログラムを記憶している。管理コンピュータ40およびパーソナルコンピュータ45は、このメールプログラムを実行することにより、インターネット20を介して、電子メールの送受信が可能となる。さらに、このHDDは、Webページを閲覧するコンピュータプログラムであるWebブラウザを記憶している。管理コンピュータ40およびパーソナルコンピュータ45は、このWebブラウザを実行することにより、インターネット20を介して、Webページの閲覧やデータの送信が可能となる。
【0032】
次に、管理コンピュータ40から電子メール配信サーバ30に電子メールの配信を指示するメール配信指示処理について説明する。メール配信指示処理は、電子メール配信サーバ30が提供するメール配信指示用のWebサイトを通じて、管理コンピュータ40が、配信指示データを送信することにより行う。図4は、電子メール配信サーバ30が提供するメール配信指示用のWebサイトにおけるWebページWPの一例を示す図である。WebページWPは、配信する電子メールについての件名データ、本文データおよび宛先条件データを入力するためのデータ入力欄ID1,ID2,ID3、送信ボタンBT1を備える。
【0033】
データ入力欄ID1は、電子メールの件名である文字列データを入力するためのものである。データ入力欄ID2は、電子メールの本文である文字列データを入力するためのものである。データ入力欄ID3は、前述した配信先データベース部315に記憶する配信先情報から配信先を選定するための条件データを入力するためのものである。データ入力欄ID3は、配信相手の年齢条件を指定するためのデータ入力欄ID31、配信相手の性別を指定するためのデータ入力欄ID32、配信相手の居住地域を指定するためのデータ入力欄ID33を備える。管理コンピュータ40の作業者が、データ入力欄ID1,ID2,ID3に配信指示データを入力した後、送信ボタンBT1をマウスによってクリックすることにより、管理コンピュータ40は、データ入力欄ID1,ID2,ID3に入力された配信指示データを電子メール配信サーバ30に送信する。
【0034】
次に、電子メール配信サーバ30の配信指示受付処理について説明する。図5は、電子メール配信サーバ30の配信指示受信部310による配信指示受付処理を示すフローチャートである。図5に示した処理を開始すると、配信指示受信部310は、管理コンピュータ40から配信指示データの送信の有無を判断する(ステップS110)。配信指示データの送信がなければ、配信指示受付処理を終了する(ステップS110)。
【0035】
一方、配信指示データの送信があれば(ステップS110)、配信する電子メールについての件名データ、本文データおよび宛先条件データを受信する(ステップS120)。その後、配信先データベース部315に記憶した配信先情報から、受信した宛先条件データに適合する配信先を選定する(ステップS130)。ステップS130で選定した配信先のメールアドレスを配信先記憶部321に記憶して(ステップS140)、受信した件名データと本文データとをメッセージ記憶部322に記憶する(ステップS150)。配信指示受信部310は、ステップS150の処理を行った後、配信指示受付処理を終了する。
【0036】
次に、電子メール配信サーバ30の配信処理の一つであるメール作成処理について説明する。図6は、電子メール配信サーバ30のメール準備部320におけるメール作成処理を示すフローチャートである。図6に示した処理を開始すると、メール準備部320は、配信先記憶部321およびメッセージ記憶部322に配信指示データの有無を判断する(ステップS210)。配信指示データがない場合には(ステップS210)、電子メールを作成する必要はないので、メール作成処理を終了する。一方、配信指示データがあれば(ステップS210)、件名データおよび本文データをメッセージ記憶部322から読み込む(ステップS220)。
【0037】
続いて、後述する配信制御処理における配信制御部370により、電子メールの受け渡しが許可されているか否かを判断する(ステップS230)。受け渡しが許可されている場合には(ステップS230)、配信先記憶部321からメールアドレスを読み込む(ステップS240)。なお、ステップS240おいて読み込むメールアドレスは、1個に限らず、複数(例えば、10個)のメールアドレスを同時に読み込んでも良い。その後、メール作成部323が、ステップS220で読み込んだ件名データおよび本文データと、ステップS240で読み込んだメールアドレスとから、電子メールを作成し(ステップS250)、作成した電子メールをキューイング部340に受け渡す(ステップS260)。電子メールを作成し終えたメールアドレスを配信先記憶部321から削除する(ステップS270)。一方、受け渡しが許可されていない場合には(ステップS230)、ステップS240からステップS270までの処理を行わない。
【0038】
その後、配信先記憶部321に記憶した全てのメールアドレスについて電子メールの作成が完了したかを判断する(ステップS280)。電子メールの作成が完了していなければ(ステップS280)、ステップS230からの処理を繰り返す。一方、電子メールの作成が完了していれば(ステップS280)、件名データおよび本文データをメッセージ記憶部322から削除した後(ステップS290)、メール作成処理を終了する。
【0039】
次に、電子メール配信サーバ30の配信処理の一つであるキューイング処理について説明する。図7は、電子メール配信サーバ30のキューイング部340によるキューイング処理を示すフローチャートである。図7に示した処理を開始すると、キューイング部340は、メール準備部320からの電子メールの受け渡しがあるか否かを判断する(ステップS310)。電子メールの受け渡しがない場合には(ステップS310)、キューイング処理を終了する。一方、電子メールの受け渡しがあれば(ステップS310)、メール準備部320から受け取った電子メールを受け付けて、キューイングの前段処理を行う(ステップS320)。続いて、電子メールをコピーしてメールキュー350に保管する(ステップS330)。これにより、システムクラッシュが発生した場合、保管した電子メールを確認することにより、処理待ち状態の電子メールの有無を確認することができる。続いて、電子メールのヘッダ情報をコピーしてメールキュー350に保管する(ステップS340)。このヘッダ情報は、送信元のメールアドレスと配信先のメールアドレスである。これにより、キューイング部340は、このヘッダ情報を使用して、電子メールの送信方法を確認し、電子メールがバウンスされた場合にはメッセージの送信先を確認することができる。続いて、メール送信部380が電子メールを送信できるように、電子メールをメールキュー350に格納して(ステップS350)、キューイング処理を終了する。キューイング部340は、所定のタイミングで、このキューイング処理を繰り返す。なお、電子メール配信サーバ30の処理能力に対して、このキューイング処理中の電子メールが膨大な数量になると、配信処理の速度が低下する。
【0040】
次に、電子メール配信サーバ30の配信処理の一つであるメール送信処理について説明する。図8は、電子メール配信サーバ30のメール送信部380によるメール送信処理を示すフローチャートである。図8に示した処理を開始すると、メール送信部380は、メールキュー350に格納した電子メールの有無を判断する(ステップS410)。メールキュー350に電子メールがない場合には(ステップS410)、メール送信処理を終了する。メールキュー350に電子メールがある場合には(ステップS410)、インターネット20を介して、この電子メールをパーソナルコンピュータ45に送信する(ステップS420)。その後、送信済みの電子メールをメールキュー350から削除して(ステップS430)、メール送信処理を終了する。メール送信部380は、所定のタイミングで、このメール送信処理を繰り返す。
【0041】
次に、メール準備部320からキューイング部340に受け渡す電子メールの数量を制限する配信制御処理について説明する。図9は、電子メール配信サーバ30の配信制御部370による配信制御処理を示すフローチャートである。図9に示した処理を開始すると、配信制御部370は、キューイング状態検出部360から、キューイング処理中の電子メールの件数Nを読み込む。このキューイング処理中の電子メールとは、キューイング部340がメール準備部320から受け付けた電子メールであって、未だメールキュー350に格納していない電子メールである。その後、件数Nが、100より少ないか否かを判断する(ステップS520)。件数Nが、100より少ない場合には(ステップS520)、配信制御部370は、メール準備部320に対して、キューイング部340への電子メールの受け渡しを許可して(ステップS530)、処理を終了する。一方、件数Nが、100以上である場合には(ステップS520)、メール準備部320に対して、キューイング部340への電子メールの受け渡しを禁止して(ステップS540)、処理を終了する。配信制御部370は、所定のタイミングで、この配信制御処理を繰り返す。なお、ステップS520にて件数Nを判断する数は、電子メール配信サーバ30の処理能力など、種々の要因を検討して定める。本実施例では、キューイング処理中の電子メールが100件を超えると、極端に電子メール配信処理が遅延するため、キューイング処理中の電子メールが100件を超えないように制限している。このキューイング処理中の電子メールを制限する件数は、100件に限定するものではなく、採用する電子メール配信サーバ30の特性を考慮して定めれば良い。
【0042】
以上説明した実施例によれば、配信制御部370は、キューイング状態検出部360によって検出したキューイング処理中の電子メールの件数に基づいて、メール準備部320からキューイング部340に受け渡す電子メールの数量を制限することにより、キューイング処理の負荷を軽減し、配信処理の速度の低下を抑制することができる。したがって、複数の電子メールを配信する電子メール配信システムにおける配信処理の効率化を図ることができる。
【0043】
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこうした実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において様々な形態で実施し得ることは勿論である。例えば、配信制御部370による配信制御処理は、キューイング処理中の電子メールの件数だけではなく、配信する電子メールの総数も考慮して行っても良い。また、メール準備部320は、電子メールを順次作成することにより電子メールを準備するのではなく、予め作成し保存してある電子メールを取り出してくるようにしても良い。電子メール配信サーバ30は、全ての機能的部分を一体として構成する必要はなく、各機能的部分を分散して複数のサーバにより構成しても良いし、さらに、これら機能毎のサーバ自体を複数台で構成し、それぞれを配信制御するシステムであっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用するネットワークシステム10の全体構成図である。
【図2】電子メール配信サーバ30の動作の状態を機能的に示したブロック図である。
【図3】配信先データベース部315に記憶した配信先情報の一例を示す図である。
【図4】電子メール配信サーバ30が提供するメール配信指示用のWebサイトにおけるWebページWPの一例を示す図である。
【図5】電子メール配信サーバ30の配信指示受信部310による配信指示受付処理を示すフローチャートである。
【図6】電子メール配信サーバ30のメール準備部320によるメール作成処理を示すフローチャートである。
【図7】電子メール配信サーバ30のキューイング部340によるキューイング処理を示すフローチャートである。
【図8】電子メール配信サーバ30のメール送信部380によるメール送信処理を示すフローチャートである。
【図9】電子メール配信サーバ30の配信制御部370による配信制御処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10…ネットワークシステム
20…インターネット
30…電子メール配信サーバ
40…管理コンピュータ
45…パーソナルコンピュータ
310…配信指示受信部
315…配信先データベース部
320…メール準備部
321…配信先記憶部
322…メッセージ記憶部
323…メール作成部
340…キューイング部
350…メールキュー
360…キューイング状態検出部
370…配信制御部
380…メール送信部
BT1…送信ボタン
ID1…データ入力欄
ID2…データ入力欄
ID3…データ入力欄
ID31…データ入力欄
ID32…データ入力欄
ID33…データ入力欄
N…キューイング処理中の電子メールの件数
WP…Webページ

Claims (9)

  1. 複数の電子メールをメールキューに投入することで配信する電子メール配信システムであって、
    電子メールを準備するメール準備手段と、
    前記メール準備手段が準備する電子メールの数量を制限する配信制御手段と、
    前記メール準備手段が準備した電子メールを前記メールキューに順次格納するキューイング手段と、
    前記メールキューに格納した電子メールを順次配信するメール配信手段と
    を備える電子メール配信システム。
  2. 請求項1記載の電子メール配信システムであって、
    前記キューイング手段が電子メールを前記メールキューへ格納する処理状態を検出するキューイング状態検出手段を備え、
    前記配信制御手段は、前記キューイング状態検出手段が検出した処理状態に基づいて、前記メール準備手段が準備する電子メールの数量を制限する電子メール配信システム。
  3. 請求項2記載の電子メール配信システムであって、
    前記配信制御手段は、配信しようとする電子メールの総数と、前記キューイング状態検出手段が検出した処理状態とに基づいて、前記メール準備手段が準備する電子メールの数量を制限する電子メール配信システム。
  4. 請求項2または3記載の電子メール配信システムであって、
    前記キューイング状態検出手段が検出する処理状態は、前記キューイング手段において、前記メールキューに格納するための準備処理にあり、未だ前記メールキューに格納していない電子メールの数量である電子メール配信システム。
  5. 請求項1ないし4のいずれか記載の電子メール配信システムであって、
    前記メール準備手段は、
    複数のメールアドレスを記憶する配信先記憶手段と、
    配信する電子メールのメッセージ情報を記憶するメッセージ記憶手段と、
    前記配信先記憶手段に記憶したメールアドレスと、前記メッセージ記憶手段に記憶したメッセージ情報とから、電子メールを作成するメール作成手段と
    を備える電子メール配信システム。
  6. 請求項5記載の電子メール配信システムであって、
    インターネットに接続されるとともに、
    前記配信先記憶手段に記憶すべきメールアドレスと、前記メッセージ記憶手段に記憶すべきメッセージ情報とを、前記インターネットを介して外部から受信する配信指示受信手段を備える電子メール配信システム。
  7. 複数の電子メールをメールキューに投入することで配信する電子メール配信方法であって、
    前記メールキューの特性を考慮した数量に制限して、配信する電子メールを準備して、
    準備した電子メールを前記メールキューに順次格納し、
    前記メールキューに格納した電子メールを順次配信する
    電子メール配信方法。
  8. 複数の電子メールをメールキューに投入することで配信する処理を実行するコンピュータプログラムであって、
    配信する所定の総数の電子メールを準備する機能と、
    準備する電子メールの数量を、前記メールキューの特性を考慮した数量に制限する機能と、
    準備した電子メールを前記メールキューに順次格納する機能と、
    前記メールキューに格納した電子メールを順次配信する機能と
    を、コンピュータに実現させるためのコンピュータプログラム。
  9. 請求項8記載のコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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JP2002356522A Pending JP2004193732A (ja) 2002-12-09 2002-12-09 電子メール配信システム、電子メール配信方法、コンピュータプログラム並びに記録媒体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7590700B2 (en) 2004-08-31 2009-09-15 Ntt Docomo, Inc. Email multicasting device

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US7590700B2 (en) 2004-08-31 2009-09-15 Ntt Docomo, Inc. Email multicasting device

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