JP2004193198A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】半導体基板101表面に形成された拡散層102(第1の導電層)と、開口部104によって接続されている第2の導電層105を有し、第2の導電層105の表面の段差を覆うように、応力緩和層110として、たとえば、応力を緩和する機能を有する絶縁層および導電層が形成された構成とする。これにより、第2の導電層105と第2の絶縁膜108との熱膨張差に起因して第2の導電層105と第2の絶縁膜108とのとの間にかかる応力を緩和し、ストレスマイグレーションを抑制することができる。
【選択図】図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は半導体装置およびその製造方法に関する。詳しくは、本発明は応力を緩和する機能を有する層を形成することによって、ストレスマイグレーションを抑制し、信頼性が高く歩留りを向上し得る半導体装置およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
半導体装置の製造工程において、導電層が絶縁膜との膨張率の違いによりストレスあるいは応力が加わり、ストレスマイグレーション(SM:Stress
Migration)を生じる現象が知られている。
【0003】
たとえば、一般に導電層として用いられるAlは強い引張り応力を持っているが、その上にさらに引張り応力を持つ絶縁膜を堆積すると、Al配線は応力に耐えられず断線することがある。これは、配線に通電していなくても配線の長手方向に引張り応力が加わることにより150〜250℃に放置するだけで導電層が断線を起こし得る。
【0004】
図8は従来例にかかる模式的な半導体装置の断面図である。半導体基板401の表層に導電性不純物の拡散層402が形成されており、その上層に第1の絶縁膜403が形成されており、拡散層402に達する開口部104が形成されている。この開口部104を通じて導電層405が拡散層402と電気的に接続している。また、導電層405上には第2の絶縁膜408を有している。
【0005】
上記のような、従来の半導体装置の製造方法としては、開口部を形成する絶縁膜とその開口部により絶縁膜下層の導電層に電気的に接続するように絶縁膜上に形成された導電層との間に、高融点金属および高融点金属シリサイドを開口部に堆積し、その上に高融点金属の窒化物を堆積することにより、開口部を埋め込む。そして、開口部を埋め込んだ窒化高融点金属を通して、絶縁膜下層の導電層と絶縁膜上の導電層が接続するように形成する方法が知られている(たとえば、特許文献1参照)。また、高融点金属、高融点金属シリサイドおよび高融点金属の窒化物を複数回堆積させて開口部を埋め込んだ後に、埋め込み部上に第2の導電層を形成する方法も知られている(たとえば、特許文献2参照)。
【0006】
一方、半導体集積回路、特にアナログ、ミックスシグナル用途の半導体集積回路において、回路を簡略化および高性能化する上で、高性能受動素子の混載技術は重要である。特に、静電容量素子については、容量寄生および寄生抵抗が小さく、高周波用途も対応できるMIM(Metal−Insulator−Metal)容量が注目されている。
【0007】
【特許文献1】
特開平10−209278号公報 (第3−5頁、第1図)
【特許文献2】
特開2000−228372号公報 (第4−6頁、第1図)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、半導体デバイスの高集積化および多機能化に伴い、配線は微細化および多層化してきており、ストレスマイグレーションによる断線はより顕著化する傾向にある。特に、導電層は下地の段差や開口部の形状に起因して生じた導電層表面の段差等で、膜厚の変化が大きいために応力が集中してストレスマイグレーションを生じやすい。また、ストレスマイグレーションによる断線は導電層上に形成された絶縁膜の成膜工程や導電層上の絶縁膜形成後の熱工程によって顕著に発生し易くなっている。
【0009】
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的はストレスマイグレーションを防いで、信頼性の高く歩留りを向上し得る半導体装置および製造方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の第1の半導体装置は、基板に形成された第1の導電層と、前記第1の導電層上に形成された第1の絶縁膜と、前記第1の絶縁膜に形成され、前記第1の導電層を露出させる開口部と、前記第1の導電層と接続するように前記開口部内および前記第1の絶縁膜上に形成された第2の導電層と、前記第2の導電層上に形成された第2の絶縁膜とを有し、前記第2の導電層と前記第2の絶縁膜との界面において、少なくとも前記開口部の形状に起因して生じた前記第2の導電層の表面の段差を覆うように形成された、前記第2の導電層と前記第2の絶縁膜との熱膨張差に起因して、前記第2の導電層と前記第2の絶縁膜との間にかかる応力を緩和する応力緩和層を有する。
【0011】
また、本発明の第2の半導体装置は、配線領域と静電容量素子領域とを有する半導体装置であって、前記配線領域において、基板に形成された第1の導電層と、前記第1の導電層上に形成された第1の絶縁膜と、前記第1の絶縁膜に形成された前記第1の導電層を露出させる開口部と、前記第1の導電層と接続するように前記開口部内および前記第1の絶縁膜上に形成された第2の導電層と、前記第2の導電層上に形成された第2の絶縁膜とを有し、前記第2の導電層と前記第2の絶縁膜との界面において、少なくとも前記開口部の形状に起因して生じた前記第2の導電層の表面を覆うように、前記第2の導電層と前記第2の絶縁膜との熱膨張差に起因して、前記第2の導電層と前記第2の絶縁膜との間にかかる応力を緩和する応力緩和層を有し、前記静電容量素子領域において、基板上に形成された第1の電極と、前記第1の電極上に形成された容量絶縁層と、前記容量絶縁層上に形成された第2の電極とを有し、前記応力緩和層は、少なくとも前記容量絶縁層あるいは前記第2の電極と同一の構成の層を含む。
【0012】
ここで、導電層とは、半導体に導電性不純物がドープされて導電性が付与されたものを含むこととする。また、応力緩和層とは、その応力緩和層を挟む2つの層間にかかる応力を緩和する機能を有する層である。さらに、応力とは、第2の導電層と第2の絶縁膜などの2層間に働く、熱膨張差に起因する力である。
上記の本発明の第1の半導体装置においては、第2の導電層と第2の絶縁膜の間に、開口部の形状に起因して生じた第2導電層上の段差を覆うように応力緩和層が形成されており、これにより第2の導電層と第2の絶縁膜との熱膨張差に起因して第2の導電層と第2の絶縁膜との間にかかる応力が緩和される。
また、上記の本発明の第2の半導体装置においては、配線領域と静電容量素子領域を有する半導体装置の配線領域の第2の導電層と第2の絶縁膜との界面において、少なくとも開口部の形状に起因して生じた第2導電層上の段差を覆うように応力緩和層が形成され、該応力緩和層は、少なくとも静電容量素子領域の容量絶縁層あるいは第2の電極と同一の構成の層を含む。
【0013】
本発明の第1の半導体装置の製造方法は、基板に第1の導電層を形成する工程と、前記第1の導電層上に第1の絶縁膜を形成する工程と、前記第1の絶縁膜に前記第1の導電層を露出させるように開口部を形成する工程と、前記第1の導電層と接続するように前記開口部内および前記第1の絶縁膜上に第2の導電層を形成する工程と、前記第2の導電層上に、少なくとも前記開口部の形状に起因して生じた前記第2の導電層の表面の段差を覆うように、応力緩和層を形成する工程と、少なくとも前記応力緩和層上に、第2の絶縁膜を形成する工程とを有し、前記応力緩和層を形成する工程においては、前記第2の導電層と前記第2の絶縁膜との熱膨張差に起因して前記第2の導電層と前記第2の絶縁膜との間にかかる応力を緩和する層を形成する。
【0014】
また、本発明による第2の半導体装置の製造方法は、配線領域と静電容量素子領域とを有する半導体装置の製造方法であって、前記配線領域において、基板に第1の導電層を形成する工程と、前記第1の導電層上に第1の絶縁膜を形成する工程と、前記第1の絶縁膜に前記第1の導電層を露出させるように開口部を形成する工程と、前記第1の導電層と接続するように前記開口部内および前記第1の絶縁膜上に第2の導電層を形成する工程と、前記第2の導電層上に、少なくとも前記開口部の形状に起因して生じた前記第2の導電層の表面の段差を覆うように、応力緩和層を形成する工程と、少なくとも前記応力緩和層上に、第2の絶縁膜を形成する工程とを有し、前記静電容量素子領域において、基板上に第1の電極を形成する工程と、前記第1の電極上に容量絶縁層を形成する工程と、前記容量絶縁層上に第2の電極を形成する工程とを有し、前記応力緩和層を形成する工程と、少なくとも前記容量絶縁層を形成する工程、あるいは、前記第2の電極を形成する工程が、同一の工程で行われる。
【0015】
上記の本発明の第1の半導体装置の製造方法は、基板に第1の導電層を形成し、第1の導電層上に第1の絶縁膜を形成し、第1の絶縁膜に第1の導電層を露出させるように開口部を形成し、第1の導電層と接続するように開口部内および第1の絶縁膜上に第2の導電層を形成する。その後、第2の導電層上に、少なくとも開口部の形状に起因して生じた第2の導電層の表面の段差を覆うように応力緩和層を形成し、少なくとも応力緩和層上に第2の絶縁膜を形成する。
上記の本発明の第2の半導体装置の製造方法は、配線領域と静電容量素子領域とを有する半導体装置の配線領域において、基板に第1の導電層を形成し、第1の導電層上に第1の絶縁膜を形成し、第1の絶縁膜に第1の導電層を露出させるように開口部を形成する。その後、第1の導電層と接続するように開口部内および第1の絶縁膜上に第2の導電層を形成し、第2の導電層上に、少なくとも開口部の形状に起因して生じた第2の導電層の段差を覆うように、応力緩和層を形成し、少なくとも応力緩和層上に第2の絶縁膜を形成する。一方、静電容量領域においては、基板上に第1の電極を形成し、第1の電極上に容量絶縁層を形成し、容量絶縁層上に第2の電極を形成する。ここで、応力緩和層と、少なくとも、容量絶縁層あるいは第2の電極とが、同一の工程で形成される。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
〔第1の実施形態〕
第1の実施形態について、図1、図2および図3を用いて説明する。図1は本実施形態にかかる半導体装置の断面図である。半導体基板101表層に形成された導電性不純物の拡散層102を第1の導電層とし、その上層に第1の絶縁膜103が形成されている。第1の絶縁膜103には、第1の導電層(拡散層102)に達する開口部104が形成されており、この開口部104を通じて第2の導電層105が第1の導電層(拡散層102)と電気的に接続している。開口部104の形状に起因して生じる第2の導電層105表面の段差部を覆うように応力緩和層110として絶縁層106および導電層107が形成されている。少なくとも応力緩和層110上には、第2の絶縁膜108を有している。
【0017】
上記の本実施形態にかかる半導体装置の製造方法について説明する。図2および図3は本実施形態にかかる半導体装置の製造方法の主要な工程を示す断面図である。
まず、図2(a)に示すように半導体基板101表層に通常の不純物拡散法により拡散層102を形成し、第1の導電層とする。次に、図2(b)に示すように、第1の導電層(拡散層102)を有する基板101上に第1の絶縁膜103を100nm〜1μm程度形成した後、フォトリソグラフィーおよびドライエッチングなどにより第1の絶縁層103の所定の位置に第1の導電層(拡散層102)を露出させるように開口部104を、たとえば直径0.4μm以上に形成する。このとき、第1の絶縁膜103は、誘電率の低いものが望ましく、シリコン酸化膜あるいはシリコン窒化膜などのシリコン系絶縁膜や樹脂系絶縁膜を化学的気相成長法(CVD法;Chemical Vapor Deposition法)あるいは回転塗布法などを用いて形成することとする。
【0018】
次に、図2(c)に示すように、開口部104を設けた第1の絶縁膜上にTi、TiONおよびTiの積層体などからなるバリア金属層、Alを主成分とする合金層およびTiN層をCVD法あるいはスパッタリング法などにより上記の順に、全体として300〜1000nm程度積層し、第2の導電層105とする。図中では各層ごとに図示せず、バリア金属層、合金層およびTiN層の積層体を導電層105として図示する。
【0019】
基板表面の拡散層とAlを主成分とする合金層との間に形成するバリア金属は、微細な開口部への安定した接触を図るための一般的な方法として用いられている。具体的には、基板材料Siおよび導電層材料Alとの合金化反応が比較的遅い種類の金属をSi基板とAl配線の間に挟むことで、このバリア金属が接合破壊をもたらすSiとAlとの合金化反応を抑え、かつSi基板への低抵抗のオーミックコンタクト形成の役割を果たしている。バリア金属としてはWのような高融点金属やTiN、TiONのような化合物がよく知られている。特性として、熱的に安定で合金化反応が進行しにくいこと、ショットキー障壁高さが低いこと、低い抵抗率を有すること、自然酸化膜に対する還元力が大きいことなどの性質を有するものであれば、本実施形態に記載されているものに特に限定されない。
【0020】
Alを主成分とする合金としては、AlにSiあるいはCuなどを含むものが挙げられるが、特に限定されず、抵抗率が低く、成膜の容易さや安定性を考慮し、セルサイズあるいは配線構造などにより適宜最適なものを用いることとする。
【0021】
また、第2の導電層105の最上層として形成されるTiN層は、次に応力緩和層110としてその上層に形成する、Ta2 O5 からなる絶縁層106に対して耐酸化性が強く、Alの合金層上に形成することによりAlがTa2 O5 により酸化されるのを防ぐことができる。さらに、TiN層は上層に形成される応力緩和層110をフォトリソグラフィーによりパターニングする際に反射防止膜の役割を果たし、配線加工の精度を向上することができる。上層に形成する絶縁層106が第2の導電層105に影響を与える構成でなければ、この限りではない。
【0022】
続いて、図2(d)に示すように、開口部104の形状に起因して生じた第2の導電層105表面の段差を覆うように、Ta2 O5 などからなる応力緩和層110として応力を緩和する機能を有する絶縁層106をプラズマ励起型化学気相成長法(PE−CVD法;Plasma Excited−Chemical
Vapor Deposition法)あるいは熱CVD法、またはスパッタリング法により10〜200nm形成する。次に、TiNなどからなる応力緩和層110として、応力を緩和する機能を有する導電層107をスパッタリング法などにより20〜400nm形成する。これらの成膜方法は代表的なものを表記してあり、特に限定されるものではない。
【0023】
Ta2 O5 は比較的誘電率が高く、また、有機ソースを用いたCVD法により成膜が容易なことより、容量素子の誘電体膜として広く用いられる。ただし、タンタル酸化膜は、タンタルと酸素との化学量論比および結晶状態により異なる誘電率を有する層が多数存在する。
【0024】
また、Ta2 O5 におけるタンタルと酸素との結合は、必ずしも強固ではなく、TiやAlなど、酸化されやすい金属と接すると、金属を酸化すると同時にタンタル酸化膜中の酸素を放出する傾向が強い。そこでTa2 O5 層と導電層であるAlとの界面に導電層105の最上層として前記TiN層を形成することにより、Ta2 O5 中からの酸素の放出を抑制し、化学両論的にも容量値的にも非常に安定なTa2 O5 層を形成している。
【0025】
応力緩和層110として用いたTa2 O5 などからなる絶縁層106およびTiNなどからなる導電層107は第2の導電層として用いたAlと比較し硬質なので、第2の導電層105と第2の絶縁膜108との応力が集中しやすい段差部においても応力が緩和される。さらに、たとえば、Ta2 O5 の代わりにSiO2 、SiNあるいはSiONを、TiNの代わりに、TiあるいはTiONなどのTi化合物を用いても同様の効果を得ることができる。
【0026】
図3(e)に示すように、第2の導電層105上に形成した応力緩和層110(絶縁層106および導電層107)をフォトリソグラフィーおよび反応性イオンエッチング(RIE;Reactive Ion Etching)工程により少なくとも配線層上の段差部分に残すように加工する。次に、図3(f)に示すように、第2の導電層105をフォトリソグラフィーおよびRIE工程により所望のパターンに加工し、続いて、図3(g)に示すように第2の絶縁膜108を形成する。その後、SOG(Spin on Glass)およびエッチバックプロセス、あるいは化学機械的研磨(CMP;Chemical−Mechanical Polishing)などの平滑化工程を行う。第2の絶縁膜108も、第1の絶縁膜103と同様に、誘電率の低いものが望ましく、シリコン酸化膜あるいはシリコン窒化膜などのシリコン系絶縁膜や樹脂系絶縁膜をCVD法あるいは回転塗布法などを用いて形成することとする。
【0027】
本実施形態によれば、半導体基板101表面に形成された第1の導電層(拡散層102)と、開口部104によって接続されている第2の導電層105を有し、第2の導電層105表面の段差を覆うように、応力緩和層110として応力を緩和する機能を有する絶縁層106および導電層107を形成する。これにより、第2の導電層105と第2の絶縁膜108との熱膨張差に起因して第2の導電層105と第2の絶縁膜108との間にかかる応力を緩和しストレスマイグレーションを抑制することができる。
【0028】
本実施形態では、応力緩和層110として応力を緩和する機能を有する絶縁層106および導電層107を積層したが、絶縁層106のみを形成した場合でも応力を緩和する効果は得られる。
【0029】
また、本実施形態では、半導体基板101表層に形成した拡散層102を第1の導電層として説明したが、基板および拡散層の種類には特に依存せず、同様の効果を得ることが出来る。
【0030】
〔第1の実施形態の変形例〕
図4は第1の実施形態の変形例にかかる模式的な半導体装置の断面図である。半導体基板101上に第1の導電層202が形成されており、その上層に第1の絶縁膜103が形成されている。第1の絶縁膜103には第1の導電層202に達する開口部104が形成されており、この開口部104を通じて第2の導電層105が第1の導電層202に電気的に接続されている。開口部104に起因して生じる第2の導電層105表面の段差部を覆うように応力緩和層110として絶縁層106および導電層107が形成されている。少なくとも応力緩和層110上には、第2の絶縁膜108を有している。
【0031】
本変形例においては、第1の導電層202と開口部104を通じて電気的に接続することに起因して生じた第2の導電層105の段差上に、応力緩和層110として絶縁層106および導電層107が形成される。これにより、第2の導電層105上に形成される第2の絶縁膜108との熱膨張差に起因する応力を緩和し、ストレスマイグレーションを抑制することができる。
【0032】
本変形例では、応力緩和層110として絶縁層106および導電層107を積層したが、絶縁層106のみでも応力を緩和し、ストレスマイグレーションを抑制する効果は得られる。
【0033】
第1の実施形態および変形例では、開口部104の形状に起因して生じた段差上にかかる応力を緩和するための層の形成について説明したが、これらは開口部104に起因して生じた段差に限定されることはなく、あらゆる下地の段差により生じるストレスマイグレーションの抑制に有用である。
【0034】
〔第2の実施形態〕
次に、第2の実施形態について図5、6および7を用いて説明する。図5は本実施形態にかかる半導体装置の断面図である。配線領域と静電容量素子領域とを有する半導体装置の配線領域において、半導体基板101の表層に導電性不純物の拡散層102が形成され、第1の導電層とする。その上層に第1の絶縁膜103が形成されており、第1の絶縁膜103には第1の導電層(拡散層102)に達する開口部104が形成されており、この開口部104を通じて第2の導電層105が第1の導電層(拡散層102)と電気的に接続している。第2の導電層105上には、開口部に起因して生じる段差部を覆うように応力緩和層110として絶縁層106および導電層107が形成されている。そして、少なくとも応力緩和層110上には、第2の絶縁膜108が形成されている。一方、静電容量素子領域においては、半導体基板101上に第1の絶縁膜103が形成されており、その上層に第1の電極315が形成されている。さらに、その上層に容量絶縁層316および第2の電極317が形成されており、静電容量素子部を被覆するように第2の絶縁膜108が形成されている。第2の絶縁膜108には第1の電極315および第2の電極317にそれぞれ達する開口部が形成され、それぞれ第1の電極の取り出し部320および第2の電極の取り出し部321が形成されており、それぞれの取り出し口に取り出し電極322を有する。
【0035】
図6および7は本実施形態にかかる半導体装置の製造方法の製造工程を示す断面図である。まず、図6(a)に示すように、第1の実施形態で示した図2(a)〜(c)の工程と同様に、半導体基板101表面に通常の不純物拡散法により拡散層102を形成し、第1の導電層とする。第1の導電層(拡散層102)を有する基板上にSiO2 などの第1の絶縁膜103を形成した後、フォトリソグラフィーおよびドライエッチングなどにより第1の絶縁膜103の所望の位置に第1の導電層(拡散層102)を露出するように開口部104を形成する。
次に、開口部104を設けた第1の絶縁層103上にTi、TiONおよびTiの積層体などからなるバリア金属層、Alを主成分とする合金層およびTiN層をCVD法あるいはスパッタリング法などにより前記の順に、全体として300〜1000nm程度積層し、第2の導電層105を形成する。
【0036】
さらに、図6(b)に示すように第2の導電層105上に、応力を緩和する性質を有するTa2 O5 などからなる絶縁層106をPE−CVD法あるいは熱CVD法、またはスパッタリング法により10〜200nm形成する。次に、絶縁膜106上に同じく応力を緩和する性質を有するTiNなどからなる導電層107をスパッタリング法などにより20〜400nm形成する。これらの成膜方法は代表的なものを表記してあり、特に限定されるものではない。
【0037】
タンタル酸化膜は比較的誘電率が高く、Ta2 O5 を誘導体とした容量素子を得ることができる。また、Ta2 O5 の代わりにSiO2 、SiN、SiON、SiN/SiO2 の2層膜、PZTあるいはBax Sr1−x TiO3 などの誘電体層を、TiNの代わりにTiあるいはTiONなどのTi化合物を用いても同様の効果を得ることができる。
【0038】
図6(c)に示すように、形成したTa2 O5 などからなる絶縁層106およびTiNなどからなる導電層107をフォトリソグラフィーおよびRIE工程により所定の位置にパターニングし、配線領域において第2の導電層105の段差部分に応力緩和層110となる絶縁膜106および導電層107を、静電容量素子領域において容量絶縁層316および第2の電極317を形成する。
【0039】
次に、図7(d)に示すように、第2の導電層105をフォトリソグラフィーおよびRIE工程により所定の位置にパターニングし、第2の導電層105および下部電極315とする。続いて、図7(e)に示すように、CVD法などによりSiO2 などの第2の絶縁膜108を静電容量素子部を被覆するように堆積し、その後SOGおよびエッチバックプロセス、あるいはCMPなどの平滑化工程を行う。
【0040】
さらに、図7(f)に示すように、静電容量素子領域においては、第1の電極および第2の電極の取り出し部分320および321を所定の位置に形成するために、第2の絶縁層108にフォトリソグラフィーおよびRIE工程を行う。図7(g)に示すように、形成した第1および第2電極の取り出し部に導電層を形成し、静電容量素子の取り出し電極322とする。
【0041】
本実施形態では、第1の導電層として半導体基板101表面に形成した拡散層102を用いて説明したが、基板および拡散層の種類には特に依存せず、同様の効果を得ることが出来る。
また、応力緩和層110として応力を緩和する機能を有する絶縁層106および導電層107を積層したが、絶縁層106のみでも応力緩和層110の機能は保持される。その場合の製造方法としては、たとえば、形成した絶縁層106および導電層107を別々にフォトリソグラフィーおよびRIE工程によりパターニングし、絶縁層106のみを配線領域の段差部および静電容量素子領域に残し、応力緩和層110および容量絶縁層316とする。導電層107は配線領域は除去し、静電容量素子領域に第2の電極317とする。
【0042】
本実施形態によれば、半導体基板101表層に形成された第1の導電層(拡散層102)と接続している第2の導電層105上に応力を緩和する機能を有する絶縁層106および導電層107を形成する。配線領域において開口部104の形状に起因し生じる第2の導電層105の段差部に応力緩和層110を形成すると同時に、絶縁容量素子領域を形成することができる。そのとき、応力緩和層110は絶縁容量素子領域と同一の構成の層を少なくとも1つ含む。これにより、第2の導電層105と第2の絶縁膜108との熱膨張差に起因する応力を緩和しストレスマイグレーションを抑制すると同時に、第2の導電層105を第1の電極315に、絶縁層106を容量絶縁層316に、導電層107を第2の電極317とするMIM容量素子を形成することができる。
【0043】
また、本実施形態によれば、絶縁層106および導電層107を段差上に形成するため、MIM容量素子形成時において段差部の導電層にRIE工程などでダメージを与えることがなくなり信頼性向上にも寄与することができる。
【0044】
本発明は上記の実施形態に限定されない。たとえば、応力を緩和する性質を有し、Ta2 O5 から構成される絶縁層106は、SiO2 ,SiN、SiON、前記Si酸化物の積層体あるいは強誘電体層に、TiNから構成される導電層107はTiあるいはTiONなどのTi化合物を用いてもに変更できる。その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
【0045】
【発明の効果】
以上説明してきたように、本発明によれば、半導体装置において、少なくとも開口部の形状に起因して生じた導電層の段差上に応力緩和層を形成することにより、ストレスマイグレーションを抑制し、信頼性の高く歩留りを向上することができる。
また、半導体装置の製造方法において、少なくとも開口部の形状に起因して生じた導電層の段差上に応力緩和層を形成する工程をもうけることにより、ストレスマイグレーションを抑制し、信頼性の高く歩留りを向上し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の半導体装置の層構成の一部を示す概略断面図である。
【図2】本発明の第1の実施形態の半導体装置の製造方法の主要な工程を順次模式的に示す概略断面図である。
【図3】本発明の第1の実施形態の半導体装置の製造方法の主要な工程を順次模式的に示す概略断面図である。
【図4】本発明の第1の実施形態の変形例の半導体装置の層構成の一部を示す概略断面図である。
【図5】本発明の第2の実施形態の半導体装置の層構成の一部を示す概略断面図である。
【図6】本発明の第2の実施形態の半導体装置の製造方法の主要な工程を順次模式的に示す概略断面図である。
【図7】本発明の第2の実施形態の半導体装置の製造方法の主要な工程を順次模式的に示す概略断面図である。
【図8】従来の技術を示す概略断面図である。
【符号の説明】
101…半導体基板、102…拡散層(第1の導電層)、103…第1の絶縁膜、104…開口部、105…第2の導電層、106…絶縁層、107…導電層、108…第2の絶縁膜、110…応力緩和層、202…第1の導電層、315…第1の電極、316…容量絶縁層、317…第2の電極、320…第1の電極の取り出し部、321…第2の電極の取り出し部、322…取り出し電極、401…半導体基板、402…拡散層、403…第1の絶縁膜、405…導電層、408…第2の絶縁膜、410…段差部
Claims (10)
- 基板に形成された第1の導電層と、
前記第1の導電層上に形成された第1の絶縁膜と、
前記第1の絶縁膜に形成され、前記第1の導電層を露出させる開口部と、
前記第1の導電層と接続するように前記開口部内および前記第1の絶縁膜上に形成された第2の導電層と、
前記第2の導電層上に形成された第2の絶縁膜とを有し、
前記第2の導電層と前記第2の絶縁膜との界面において、少なくとも前記開口部の形状に起因して生じた前記第2の導電層の表面の段差を覆うように、前記第2の導電層と前記第2の絶縁膜との熱膨張差に起因して、前記第2の導電層と前記第2の絶縁膜との間にかかる応力を緩和する応力緩和層が形成されている
半導体装置。 - 前記応力緩和層が、少なくとも応力を緩和する機能を有する絶縁層を含む
請求項1記載の半導体装置。 - 前記応力緩和層が、応力を緩和する機能を有する絶縁層および導電層の積層体を含む
請求項1記載の半導体装置。 - 配線領域と静電容量素子領域とを有する半導体装置であって、
前記配線領域において、
基板に形成された第1の導電層と、
前記第1の導電層上に形成された第1の絶縁膜と、
前記第1の絶縁膜に形成された前記第1の導電層を露出させる開口部と、
前記第1の導電層と接続するように前記開口部内および前記第1の絶縁膜上に形成された第2の導電層と、
前記第2の導電層上に形成された第2の絶縁膜とを有し、
前記第2の導電層と前記第2の絶縁膜との界面において、少なくとも前記開口部の形状に起因して生じた前記第2の導電層の表面を覆うように、前記第2の導電層と前記第2の絶縁膜との熱膨張差に起因して、前記第2の導電層と前記第2の絶縁膜との間にかかる応力を緩和する応力緩和層が形成されており、
前記静電容量素子領域において、
基板上に形成された第1の電極と、
前記第1の電極上に形成された容量絶縁層と、
前記容量絶縁層上に形成された第2の電極とを有し、
前記応力緩和層は、少なくとも前記容量絶縁層あるいは前記第2の電極と同一の構成の層を含む
半導体装置。 - 前記応力緩和層は、前記容量絶縁層および前記第2の電極の積層体と同一の構成の層を含む
請求項4記載の半導体装置。 - 基板に第1の導電層を形成する工程と、
前記第1の導電層上に第1の絶縁膜を形成する工程と、
前記第1の絶縁膜に前記第1の導電層を露出させるように開口部を形成する工程と、
前記第1の導電層と接続するように前記開口部内および前記第1の絶縁膜上に第2の導電層を形成する工程と、
前記第2の導電層上に、少なくとも前記開口部の形状に起因して生じた前記第2の導電層の表面の段差を覆うように、応力緩和層を形成する工程と、
少なくとも前記応力緩和層上に、第2の絶縁膜を形成する工程とを有し、
前記応力緩和層を形成する工程においては、前記第2の導電層と前記第2の絶縁膜との熱膨張差に起因して、前記第2の導電層と前記第2の絶縁膜との間にかかる応力を緩和する層を形成する
半導体装置の製造方法。 - 前記応力緩和層を形成する工程は、少なくとも前記第2の導電層と前記第2の絶縁膜との熱膨張差に起因して、前記第2の導電層と前記第2の絶縁膜との間にかかる応力を緩和する機能を有する絶縁層を形成する工程を含む
請求項6記載の半導体装置の製造方法。 - 前記応力緩和層を形成する工程は、前記第2の導電層と前記第2の絶縁膜との熱膨張差に起因して、前記第2の導電層と前記第2の絶縁膜との間にかかる応力を緩和する機能を有する絶縁層および導電層の積層体を形成する工程を含む
請求項6記載の半導体装置の製造方法。 - 配線領域と静電容量素子領域とを有する半導体装置の製造方法であって、
前記配線領域において、
基板に第1の導電層を形成する工程と、
前記第1の導電層上に第1の絶縁膜を形成する工程と、
前記第1の絶縁膜に前記第1の導電層を露出させるように開口部を形成する工程と、
前記第1の導電層と接続するように前記開口部内および前記第1の絶縁膜上に第2の導電層を形成する工程と、
前記第2の導電層上に、少なくとも前記開口部の形状に起因して生じた前記第2の導電層の表面の段差を覆うように、応力緩和層を形成する工程と、
少なくとも前記応力緩和層上に、第2の絶縁膜を形成する工程とを有し、
前記静電容量素子領域において、
基板上に第1の電極を形成する工程と、
前記第1の電極上に容量絶縁層を形成する工程と、
前記容量絶縁層上に第2の電極を形成する工程とを有し、
前記応力緩和層を形成する工程と、少なくとも前記容量絶縁層を形成する工程、あるいは、前記第2の電極を形成する工程が、同一の工程で行われる
半導体装置の製造方法。 - 前記応力緩和層を形成する工程と、前記容量絶縁層を形成する工程および前記第2の電極を形成する工程とが同一の工程で行われる
請求項9記載の半導体装置の製造方法。
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