JP2004190868A - 高音圧発生装置とその運用方法 - Google Patents

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義雄 湯川
Teruaki Matsumoto
曜明 松本
Yasuo Nishihara
康雄 西原
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Abstract

【課題】現在取付け可能な音波発振口の開口径100mm程度で直径約500mmの開口から発振した音波と同等な効果を持つ、高音圧(170dB)の音波を発振する高音圧発生装置を提供すること。
【解決手段】圧縮空気の噴流を発生させる音波発生用ノズル10とノズル10の軸線上にノズル10に対向して取り付けられ、一端が開き、他端が閉じた管体12と、管体12内を摺動するノズル10からの音波に対して共振音波を発生させるための移動式ピストン13を備えた1次音波発振装置110と、1次音波発振装置110のノズル10と管体12をそれぞれ対向する壁面に配置し、かつ一端が火炉100の壁面に開き、他端が閉じた管体20と、管体20内を摺動する1次音波発振装置110で発振された音波を更に強化させた共振音波を発生させるための移動式ピストン21とから成る2次音波発振装置120とを備えた高音圧発生装置である。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は高音圧発生装置とその運用方法に係わり、特に取付開口大きさに制約のある部位への取付に好適な音波発生装置とその運用方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
石炭焚ボイラにおいては燃焼ガス中に多量の石炭灰が含まれており、これらの灰が火炉壁や伝熱管に堆積し、火炉壁や伝熱管の内部の流体への伝熱を阻害する。このため、蒸気式スートブロワを多数設置して局部的に高速の蒸気噴流を吹き付けて火炉壁や伝熱管に灰が堆積するのを抑制していた。
【0003】
しかしこの方法は、蒸気の噴射速度が高いため、吹き付けられた火炉壁や伝熱管の表面にエロージョンを発生することがある。
【0004】
これに対して、WO01/53754A1、特開平11−179310号公報、特開平9−61090号公報、特開平9−61089号公報などに記載されているように、石炭焚ボイラの火炉内に高音圧の音波を発振して火炉壁や伝熱管上に堆積した灰の除去又は火炉壁や伝熱管上への灰の付着を抑制する音波式スートブロアを運用する方法も実施され始めているが、装置の構成上、火炉壁に設けられる音波発振口は直径450mm〜500mmとなり、火炉壁の音波発振口の取付面についても直径500mm程度の音響的開口を必要としていた。このため、ボイラ炉壁においては比較的熱負荷の低い部位である燃焼ガス温度が低い部位に音波式スートブロアの音波発振口を取り付けることはできるが、熱負荷の高い部位では直径500mmの開口がとれず、音波式スートブロアの取付が難しい状況であった。
【0005】
上記従来技術は、熱負荷の高い火炉内の部位で音波発振口の開口サイズを大きくすることができず、取付可能な音波発振口の開口サイズである直径100mm程度の開口を備えた音波式スートブロアを使用して音波発振を行うには発振音圧(145dB程度)が低すぎるという問題があった。
【0006】
また川橋正昭、「ハルトマン振動子を用いた気流を伴う音響管用大振幅音源」、日本音響学会誌、第39巻、第11号、P774〜777、(1983年)などに記載されている図5に示す高音圧を発生させる装置としてハルトマン振動子が知られているが、この装置は一端が開き、他端が閉じた管体を備えた1次音波発振装置201と、両端を閉じた管体を備えた2次音波発振装置202からなり、2次音波発振装置202内で170dBの高音圧を発生できるが、高音圧発生装置外に音波を発振させることは難しかった。
【0007】
すなわち、図5に示す高音圧発生装置の構造は、2次音波発振装置202の管体41の壁面に音波発生用のノズル42を設け、該ノズル42内から、2次音波発振装置202の管体41内に圧縮空気の噴流を発生させ、該ノズル42の軸線上であって、2次音波発振装置202の管体41に取り付けられた一端が開き、他端が閉じた1次共振を構成する内径10mm程度の管体43と該管体43内に移動式ピストン44を備えた1次音波発振装置201と、該1次音波発振装置201から発振された音波を更に強化させるため、両端が閉じた内径100mm程度の管体41と該管体41内に設けた移動式ピストン46及び管体41内のノズル42に対してピストン46の反対側に音波測定用の弁体47とその中央部に直径26mm程度の音圧検出座48を設けた2次音波発振装置から構成されている。
また、図5に示す高音圧発生装置は、その運用方法を制御して適切な高音圧を発生させる方法が確立されていなかった。
【0008】
【特許文献1】
国際公開第01/53754号パンフレット
【0009】
【特許文献2】
特開平11−179310号公報
【0010】
【特許文献3】
特開平9−61090号公報
【0011】
【特許文献4】
特開平9−61089号公報
【0012】
【非特許文献1】
川橋正昭、「ハルトマン振動子を用いた気流を伴う音響管用大振幅音源」、日本音響学会誌、第39巻、第11号、P774〜777、(1983年)
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術の高音圧発生装置は開口径500mm程度の音波発振口を有するものを用いないと、石炭焚ボイラの火炉などの音波発振対象装置内に高音圧の音波を発振して火炉壁や伝熱管上に堆積した灰の除去又は火炉壁や伝熱管上への灰の付着を抑制することができなかった。しかし、熱負荷の高い部位では高音圧発生装置の音波発振口の開口サイズを大きくすることができず、取付可能な音波発振口の開口サイズである直径100mm程度の開口を有する高音圧発生装置を使用すると発振音圧が低すぎるという問題があった。
【0014】
そこで、本発明の課題は、音波発振口の開口径100mm程度で直径約500mmの開口から発振した音波と同等な効果を持つ高音圧の音波を発振する高音圧発生装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記本発明の課題は、次の構成で解決される。
請求項1記載の発明は、圧縮空気の噴流を発生させる音波発生用ノズルと、該ノズルの軸線上に該ノズルに対向して取り付けられ、一端が開き、他端が閉じた第1の管体(例えば、内径10mm程度の管体)と、該第1の管体内を摺動する前記音波発生用ノズルからの音波に対して共振音波を発生させるための第1の移動式ピストンとから成る1次音波発振装置と、該1次音波発振装置の音波発生用ノズルと第1の管体をそれぞれ対向する壁面に配置し、かつ一端が音波発振対象装置の壁面に開き、他端が閉じた第2の管体(例えば、内径100mm程度の管体)と、該第2の管体内を摺動する前記1次音波発振装置で発振された音波を更に強化させた共振音波を発生させるための第2の移動式ピストンとから成る2次音波発振装置とを備えた高音圧発生装置である。
【0016】
請求項2記載の発明は、1次音波発振装置の音波発生用ノズルは、その中心部に円柱を配置し、該円柱の周囲に圧縮空気の環状噴流を発生させるノズル体、又は、その中心部に円柱を持たない圧縮空気の噴流を発生させるノズル体と該ノズル体からの圧縮空気の噴流の半分の流路を妨げる前記第2の管体内の位置であって前記圧縮空気の噴流の軸方向に直交する方向に配置される円柱からなる請求項1記載の高音圧発生装置である。
【0017】
請求項3記載の発明は、1次音波発振装置の音波発生用ノズルに圧縮空気を供給する配管を接続し、該配管に減圧弁を設け、圧縮空気の噴流速度により第2の管体へ投入する音波の音圧を調整する制御を行う請求項1ないし2のいずれかに記載の高音圧発生装置である。
【0018】
請求項4記載の発明は、1次音波発振装置のピストン面、2次音波発振装置のピストン面および音波発振対象装置の壁面に発振された音波の周波数と音圧を検出するため検出座をそれぞれ取り付けて、1次音波発振装置の検出座で検出する音波発生周波数と音圧に基づき2次共振発生装置で最も音圧が上昇する位置に2次共振発生装置のピストンを移動調整するための制御装置を設けた請求項1ないし3のいずれかに記載の高音圧発生装置である。
【0019】
請求項5記載の発明は、請求項1記載の高音圧発生装置において、音波発生用ノズルから圧縮空気噴流を1次音波発振装置の第1の管体に向けて流し、1次音波発振装置の第1のピストンを駆動し、1次音波発振装置で1次気柱共振をする一定波長の音波を発振させて、得られる発生周波数と音圧を検出すると共に、該1次気柱共振をする一定波長の音波が2次音波発振装置において最も音圧が得られる位置に2次音波発振装置の第2のピストンを移動調整して、該音圧を持った音波を音波発振対象装置内に発振させる高音圧発生装置の運用法である。
【0020】
請求項6記載の発明は、請求項3記載の高音圧発生装置において、音波発生用ノズルに接続した圧縮空気配管に設けた減圧弁の開閉度を調整することで、音波発生用ノズルから第2の管体内に噴出する噴流速度を調整して音波発振対象装置に適した音圧が最大となる気柱共振周波数が得られる制御を行う請求項5記載の音波発振装置の運用方法である。
【0021】
請求項7記載の発明は、請求項4記載の高音圧発生装置において、音波発振対象装置に発振可能な最低周波数から最高周波数まで音波を発振して、音波発振対象装置の検出座から検出された周波数と音圧を求め、その中で音圧が最大となる気柱共振周波数を求め、音波発振対象装置内に最も音圧を高めた周波数の音波を投入する高音圧発生装置の運用方法である。
【0022】
【作用】
本発明の高音圧発生装置による音波発振は図2に示すように1次音波発振装置を構成する音波発振用ノズル10内に高速の圧縮空気を流す該ノズル10内の軸方向に設置された円柱11の端面でノズル10内を音速に近い高速で流れる空気流れが剥離して渦が発生し、該渦により発生した不規則な振動が広帯域の振動数を有する振動源となり、音波発振用ノズル10の軸線上に対向して取り付けられた1次音波発振装置を構成する一端が開き、他端が閉じた第1の管体12(例えば直径10mm)に入る。前記第1の管体12の管軸方向の長さが前記ノズル10からの音波に共振する周波数に対応する長さであれば、前記第1の管体12では気柱共振(1次共振)により周波数が一定の音波が励起される。ここで発生した共振周波数が一定の音波は1次音波発振装置の第1の管体径の約10倍の管径(例えば直径100mm)を有する図示しない2次音波発振装置の第2の管体内で再度気柱共振を励起して、一段と音圧を高めると共に波形を整えて、他端開の開口より外部へ音波を発振することになる。
【0023】
また、図4に示すように1次音波発振装置を構成する前記音波発生用ノズル10が、その中心部に円柱を持たない圧縮空気の噴流を発生させるノズル10と側壁面半分が前記ノズル10からの前記噴流に晒される(第2管体の内壁)位置に配置された円柱19からなる場合には、円柱19の後流で空気流れが剥離して渦が発生し、該渦により発生した不規則な振動が振動源となり、音波発振用ノズル10の軸線上に対向して取り付けられた1次音波発振装置の第1の管体12内で共振する周波数のみが強調されて、共振周波数の音波を発生する。
【0024】
高音圧発生装置を有効に作用させるためには、音波発振対象装置に発振可能な音波発振用ノズルから最低周波数から最高周波数まで音波を発振して、音波発振対象装置の検出座から検出された周波数と音圧を求め、その中で音圧が最大となる気柱共振周波数を求める。この気柱共振周波数を1次音波発振装置と2次音波発振装置で発振させることで音波発振対象装置の全てにわたり共振現象となり、最も効果的な音響結合を達成させ、音波発振対象装置内の音波の音圧を高めることができる。こうして音波発振対象装置内には気柱共振周波数の音波を励起した現象が生じる。
【0025】
音波発振対象装置がボイラ火炉である場合には、前記火炉壁や伝熱管上に灰が付着することを効果的に抑制する音波を発振することができる。
しかも熱負荷の高い部位に取付可能な直径100mm程度の開口サイズの音波発振口とすることができるので火炉壁や伝熱管上に灰が付着することを効果的に抑制することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面と共に説明する。
図1に示す高音圧発生装置の実施例では、開口径約100mmを持つ2次音波発振装置120を音波発振対象装置100の壁面に取り付け、2次音波発振装置120内に1次音波発振装置110が実装され、個々の1次音波発振装置110と2次音波発振装置120のシリンダ12、20の各管軸長さを遠隔操作により可変するためのピストン13、21と該ピストン13、21を動かすためのモータ14、22がそれぞれ設けられている。個々のピストン13、21はそれぞれの発振音(音圧・周波数)を検出するための発振装置110、120の各ピストン13、21に小さな開口からなる検出座15、24があり、この検出座15、24で検出された発振音はそれぞれ圧力計16、23により、それぞれの音圧と周波数として測定され、測定された音圧・周波数は信号変換装置31により電気信号に変換されて制御装置4へ伝送される。
【0027】
音波の発振は、まず2次音波発振装置120のシリンダ20に設けられた音波発振用ノズル10(1次音波発振装置110の一構成部分)に圧縮空気を流し、該ノズル10内に内蔵されている円柱11の端面で空気流れの不規則な乱れや渦を発生させる。このような不規則な空気流れの振動をノズル10に対向する2次音波発振装置のシリンダ20の壁面に設けられた1次音波発振装置110の一端が開き、他端が閉じたシリンダ12内でシリンダ12の軸長に相当する気柱共振を励起して1次共振の一定の周波数の音を発振する。
【0028】
音波発振用ノズル10で使用される圧縮空気の流量は流量計17で測定され、信号変換装置31を介して制御装置4で制御され、さらに流量と圧力は減圧弁18で調整され駆動制御装置32を介してフィードバック制御される。
【0029】
一度発振した音は1次共振のため、1次音波発振装置110のピストン13の位置(シリンダ12の閉じた他端になる)では音圧の高低変化となり、空気粒子は一定の位置に止まっているが、シリンダ12の開いた一端の部分(2次音波発振装置のシリンダ20に設けられた開口部)は空気粒子は激しい往復運動を生じる。この開口部での空気粒子の往復運動を振動源として、2次音波発振装置120内で、再び一端が開き、他端が閉じたシリンダ20の軸長に相当する気柱共振を励起する。このとき、1次音波発振装置110の共振周波数と2次音波発振装置120の共振周波数が同一周波数であれば互いに共振して高音圧の音波が形成される。
【0030】
また、1次音波発振装置110と2次音波発振装置120の周波数はそれぞれのピストン13、21に設けられた音波測定用の前記検出座15、24から圧力計16、23を介して計測され、数多くの組合せ(1次音波発振装置110のシリンダ12と2次音波発振装置120のシリンダ20の軸長の組合せ)の中で最も高音圧となる組合せを検出し、プログラム化することで、本実施例の高音圧発生装置で発振できる周波数範囲内で常に最大音圧の音波の発振が可能となった。
【0031】
前記ピストン13、21はそれぞれモータ14、22によりその移動量が調整され前記減圧弁18の開度と共に駆動制御装置32を介してフィードバック制御される。
【0032】
ボイラ火炉などの音波発振対象装置100の内部に効果的な音波を発振させるためには、音波発振対象装置100が持つ気柱共振周波数を音波発振対象装置検出座101と圧力計102により検出し、1次音波発振装置110のシリンダ12と2次音波発振装置120のシリンダ20の軸長を音波発振対象装置100の気柱共振周波数に一致させることで効果的な音波発振対象装置100の内部の音圧強化が達成できる。
音波発振対象装置100内の音圧の調整については圧縮空気減圧弁18を使用し、ノズル10からの噴出空気流量を調整することで達成される。
【0033】
図1に示すノズル10内に円柱11を配置する代わりに、図3に示す実施例では、ノズル10と該ノズル10に対向する1次音波発振装置110のシリンダ12の開口部との間でノズル10からの圧縮空気の噴流に対して軸方向が直交するように円柱19を2次音波発振装置120のシリンダ20内に設ける。前記ノズル10からの噴流の半分程度が円柱19の側面で妨げられるように円柱19を実装することにより音波の発生が可能となる。
【0034】
この方法では、図4に示すようにノズル10から噴き出した噴流が円柱19の下半分を回り込んで流れることにより円柱19の後流に渦が発生し、この渦による空気振動で1次音波発振装置110のシリンダ12内で気柱共振を発生させ、一定の周波数を持つ音波となる。
これが2次音波発振装置120と音響結合し、高音圧を発振する。
【0035】
【発明の効果】
本発明によれば、音波発振対象装置への高音圧発生装置の2次音波発振装置のシリンダの開口部を取り付ける開口が約100mm程度の直径を有するもので良いため、ボイラなどの高熱負荷部に設けられている既設の開口部に取り付けることが可能となると共に設置のための開口加工等の工事が不要となり、取付費用の低減となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の高音圧発生装置の構成を示す概略図である。
【図2】図1の高音圧発生装置の1次音波発生装置の音波発生用ノズル部分を示す概略図である。
【図3】本発明の実施例の高音圧発生装置の構成を示す概略図である。
【図4】図3の高音圧発生装置の1次音波発生装置の音波発生用ノズル部分を示す概略図である。
【図5】高音圧を発生させる装置としてハルトマン振動子の概略図である。
【符号の説明】
4 制御装置 10 ノズル
11 円柱 12 シリンダ
13 ピストン 14 モータ
15 検出座 16 圧力計
17 流量計 18 減圧弁
19 円柱 20 シリンダ
21 ピストン 22 モータ
23 圧力計 24 検出座
31 信号変換装置 32 駆動制御装置
41 管体 42 ノズル
43 管体 44 ピストン
46 ピストン 47 弁体
48 検出座 100 音波発振対象装置
101 検出座 102 圧力計
110 1次音波発振装置
120 2次音波発振装置
201 1次音波発振装置
202 2次音波発振装置

Claims (7)

  1. 圧縮空気の噴流を発生させる音波発生用ノズルと、該ノズルの軸線上に該ノズルに対向して取り付けられ、一端が開き、他端が閉じた第1の管体と、該第1の管体内を摺動する前記音波発生用ノズルからの音波に対して共振音波を発生させるための第1の移動式ピストンとから成る1次音波発振装置と、
    該1次音波発振装置の音波発生用ノズルと第1の管体をそれぞれ対向する壁面に配置し、かつ一端が音波発振対象装置の壁面に開き、他端が閉じた第2の管体と、該第2の管体内を摺動する前記1次音波発振装置で発振された音波を更に強化させた共振音波を発生させるための第2の移動式ピストンとから成る2次音波発振装置と、
    を備えたことを特徴とする高音圧発生装置。
  2. 1次音波発振装置の音波発生用ノズルは、その中心部に円柱を配置し、該円柱の周囲に圧縮空気の環状噴流を発生させるノズル体、又は、その中心部に円柱を持たない圧縮空気の噴流を発生させるノズル体と該ノズル体からの圧縮空気の噴流の半分の流路を妨げる前記第2の管体内の位置であって前記圧縮空気の噴流の軸方向に直交する方向に配置される円柱からなることを特徴とする請求項1記載の高音圧発生装置。
  3. 1次音波発振装置の音波発生用ノズルに圧縮空気を供給する配管を接続し、該配管に減圧弁を設け、圧縮空気の噴流速度により第2の管体へ投入する音波の音圧を調整する制御を行うことを特徴とする請求項1ないし2のいずれかに記載の高音圧発生装置。
  4. 1次音波発振装置のピストン面、2次音波発振装置のピストン面および音波発振対象装置の壁面に発振された音波の周波数と音圧を検出するため検出座をそれぞれ取り付けて、1次音波発振装置の検出座で検出する音波発生周波数と音圧に基づき2次共振発生装置で最も音圧が上昇する位置に2次共振発生装置のピストンを移動調整するための制御装置を設けたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の高音圧発生装置。
  5. 請求項1記載の高音圧発生装置において、音波発生用ノズルから圧縮空気噴流を1次音波発振装置の第1の管体に向けて流し、1次音波発振装置の第1のピストンを駆動し、1次音波発振装置で1次気柱共振をする一定波長の音波を発振させて、得られる発生周波数と音圧を検出すると共に、該1次気柱共振をする一定波長の音波が2次音波発振装置において最も音圧が得られる位置に2次音波発振装置の第2のピストンを移動調整して、該音圧を持った音波を音波発振対象装置内に発振させることを特徴とする高音圧発生装置の運用法。
  6. 請求項3記載の高音圧発生装置において、音波発生用ノズルに接続した圧縮空気配管に設けた減圧弁の開閉度を調整することで、音波発生用ノズルから第2の管体内に噴出する噴流速度を調整して音波発振対象装置に適した音圧が最大となる気柱共振周波数が得られる制御を行うことを特徴とする請求項5記載の音波発振装置の運用方法。
  7. 請求項4記載の高音圧発生装置において、音波発振対象装置に発振可能な最低周波数から最高周波数まで音波を発振して、音波発振対象装置の検出座から検出された周波数と音圧を求め、その中で音圧が最大となる気柱共振周波数を求め、音波発振対象装置内に最も音圧を高めた周波数の音波を投入することを特徴とする高音圧発生装置の運用方法。
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