JP2004188061A - 洗濯乾燥機 - Google Patents

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辰夫 井奥
Shinichiro Kawabata
真一郎 川端
Shigemitsu Suzuki
重光 鈴木
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Abstract

【課題】乾燥時に水槽内の空気を循環させる循環路の出口側部分の形成が、その部分を洗濯、脱水、及び乾燥時における水槽の振動で外箱に衝突させることなく、又、洗濯物の収容可能量の低下や全体の大形化を招来せずにできるようにする。
【解決手段】循環路14の出口側部分19を、水槽4の内側に形成した凹部20と、これの開放面を塞いだカバー21とで、水槽4の外部に出張らせずに形成するようにした。これにより、外箱1に対する循環路14の出口側部分19の衝突を、水槽4及びドラム7の奥行を小さくすることなくして、避けることができる。よって、洗濯物の収容可能量の低下を来たすこともなく、又、その洗濯物の収容可能量を大きく確保するのに、水槽4及びドラム7の大きさを前方に延ばす必要もないので、全体の大形化を招来することがない。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、水槽内の空気を循環させると共に、除湿、加熱して洗濯物を乾燥させる洗濯乾燥機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、洗濯乾燥機においては、水槽内の空気を循環させると共に、除湿、加熱して洗濯物を乾燥させるものが供されている。そのうち、水槽内の空気を循環させるについては、水槽内の空気を水槽外に出してドラム内に送入する循環路と送風機とが具えられ、これらによって、水槽内の空気を循環させるようになっている。そして、その循環路については、それの出口側部分を水槽の背部に設けたものが供されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−243290号公報(図1〜図6)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述の、循環路の出口側部分を水槽の背部に設けたものは、それが水槽の外部後方に位置するものであり、その分、水槽の奥行を小さくして外箱との間隔を確保しないと、洗濯、脱水、及び乾燥時におけるドラムの回転に伴って発生する水槽の振動により、上記循環路の出口側部分が外箱に衝突して、衝突音の発生、外箱の振動(洗濯乾燥機全体の振動)、及び外箱の変形といった問題を生じる。
【0005】
しかしながら、水槽の奥行を小さくすると、それに伴い、ドラムも奥行を小さくせざるを得ず、その結果、洗濯物の収容可能量(洗濯・脱水容量、乾燥容量)が少なくなるという問題点を有していた。又、この場合、洗濯物の収容可能量を大きく確保すべく、水槽及びドラムの大きさを前方に延ばすと、それらを収容する外箱も前方に延ばされて、全体が大形化してしまう。
【0006】
本発明は上述の事情に鑑みてなされたものであり、従ってその目的は、循環路の出口側部分の形成が、その部分を洗濯、脱水、及び乾燥時における水槽の振動で外箱に衝突させることなく、又、洗濯物の収容可能量の低下や全体の大形化を招来せずにできる洗濯乾燥機を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の洗濯乾燥機は、水槽と、この水槽の内部に設けられたドラムと、このドラムを回転駆動する駆動装置と、前記水槽内の空気を水槽外に出してドラム内に送入する循環路及び送風機と、この送風機により循環される空気を除湿する除湿器と、この除湿器により除湿された空気を加熱するヒータとを具備し、前記循環路の出口側部分を、前記水槽の内側に形成した凹部と、これの開放面を塞ぐカバーとで形成したことを特徴とする(請求項1の発明)。
【0008】
このものによれば、循環路の出口側部分を水槽の外部に出張らせずに形成できる。このため、水槽及びドラムの奥行を小さくすることなくして、外箱に対する循環路の出口側部分の衝突を避けることができ、水槽及びドラムの大きさを前方に延ばす必要もない。
【0009】
この場合、凹部の深さは、水槽が凹部を形成した壁面の外側に有する補強リブの高さ以内に定めると良い(請求項2の発明)。
このものでは、水槽の凹部を、補強リブの高さの範囲内で、より出張らせずに形成できる。
【0010】
又、温度の変化で寸法が変化するシールを有し、乾燥時の該シールの寸法の変化で、循環路の出口側部分からドラム内に送入する加熱空気の漏れを防止するようにすると良い(請求項3の発明)。
このものでは、洗濯時や脱水時のドラムの回転抵抗を少なくしつつ、乾燥時のドラム内に送入する加熱空気の漏れを防止することができる。
【0011】
更に、循環路の出口側部分とそれより上流側部分との接続位置は、水槽の最高水面位置より高く定めると良い(請求項4の発明)。
このものでは、循環路の出口側部分とそれより上流側部分との接続位置における洗濯時の水漏れを、より簡単なシール構造で防止することができる。
加えて、凹部には補強部材を装着すると良い(請求項5の発明)。
このものでは、凹部の形成による水槽の強度の低下を補強部材によって補うことができる。
【0012】
そして、水槽が、循環路の出口側部分に連なる空気室を凹陥状に有し、この空気室の周壁を水槽の傾斜角度を越える角度で傾斜させると良い(請求項6の発明)。
このものでは、水が洗濯時には空気室に入るものの、洗濯後にはそれが空気室周壁の傾斜によって空気室から排出される。よって、その水が乾燥時にまで残って洗濯物の乾燥を害するようなことがない。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1実施例につき、図1ないし図5を参照して説明する。
まず、図1に示す外箱1は、図中左側の前面のほゞ中央部に洗濯物出入口2を有しており、この洗濯物出入口2に扉3を開閉可能に設けている。外箱1の内部には例えばプラスチック製の水槽4を配設しており、この水槽4は、横軸の円筒状を成すもので、奥部が閉塞され、前面に開口部5を有している。そして、その開口部5と上記外箱1の洗濯物出入口2とをベロー6によって水密に接続しており、水槽4の全体を図示しない弾性支持装置によって支持している。
【0014】
水槽4の内部にはドラム7を配設している。このドラム7も、横軸の円筒状を成すもので、奥部が閉塞され、前面に開口部8を有していて、胴部は前方に向かい漸次拡大するテーパ状を成しており、その全域に通孔9を多数形成している(一部のみ図示)。水槽4の奥部の中心部には軸受筒部10を形成しており、この軸受筒部10に軸受11を介して回転軸12を挿通支承している。この回転軸12は、水槽4の背部に設けたモータ13の回転軸でもあり、モータ13は、この場合、アウターロータ形であって、そのロータ13aに回転軸12を取付けている。
【0015】
なお、モータ13は、図示しないステータを水槽4の背部に取付けている。又、回転軸12には、水槽4内に位置した前端部にドラム7を取付けている。この結果、ドラム7はモータ13により回転駆動されるようになっており、従って、モータ13は、ドラム7を回転駆動する駆動装置として機能するようになっている。この駆動装置は、ドラム7をベルト伝動機構等の伝動機構を介して回転駆動するものであっても良い。
【0016】
一方、水槽4の前部から外部、特には上方部、そして後部にかけては、循環路14を設けている。この循環路14は、詳細には、水槽4の前下部に入口14aを有して該水槽4内と連通し、水槽4の奥部における前記回転軸12周りの部分の上部に出口14bを有して該回転軸12周りの部分と連通している。
【0017】
又、循環路14の入口側部分は除湿器15となっており、この除湿器15も、詳細には図示しないが、その内部に前記入口14aから吸入した空気を上方へ通し、反対に上方から下方へ散水することによって、通過空気を冷却し除湿するもので、これの下流側に送風機16を配置している。更に、送風機16の下流側にはヒータ17を配置している。
【0018】
そして、ヒータ17の更に下流側には、蛇腹部18aにて可撓性を有し且つ伸縮可能な接続ホース18を介して、循環路14の出口側部分19が位置している。この循環路14の出口側部分19は、詳細には図2及び図3に示すように、水槽4の内側に形成した凹部20と、これの開放面を塞いだ例えばプラスチック製のカバー21とで形成したもので、これにつき、以下に更に詳述する。
【0019】
水槽4の奥部は、周囲部より中心部ほど前方(水槽4内)に突出する円錐状を成しており、その中心部に前記軸受筒部10を形成し、これの上側に凹部20を形成している。従って、凹部20は、水槽4の奥部の周囲部(最上部)から中心部に向かって直線状に延びる溝状を成しており、その深さD(図2参照)は水槽4の奥部の周囲部に位置する部分より中心部に位置する部分ほど大きくなっている。又、凹部20の周囲部には、図4にも示すように、カバー21の板厚相当深さの段部22を形成しており、更に、その段部22にはその全長域に溝23を形成し、この溝23の外側に複数のねじ穴24を形成している。
【0020】
これに対して、カバー21は、平坦部21aの下部に短円筒状の筒部21bを有するもので、その全体の周囲部に複数の取付孔25を形成しており、この全体の周囲部により、上記溝23に装填したパッキン26を圧するようにして段部22に嵌合し、その上で、取付孔25からねじ穴24にそれぞれ螺挿したねじ27(1本のみ図示)により水槽4に取付けている。かくして、カバー21が水槽4内に面する凹部20の開放面を密に塞ぎ、このカバー21と凹部20とで、循環路14の出口側部分19を形成している。
【0021】
ここで又、水槽4は、上述の凹部20を形成した奥部の壁面の外側(背面)に、図2及び図1に示すように、放射状や多重環状等の多数の補強リブ28を有しており、それに対して、凹部20の深さDは該補強リブ28の高さH(図2参照)以内に定めている(D≦H)。
【0022】
一方、循環路14の出口側部分19、特には該循環路14の出口側部分19の先端を含むカバー21の筒部21bの外周には、環状のシール29を装着している。このシール29は、基部29aの周囲にそれぞれ複数のリップ29bを有するもので、基部29aが熱膨張係数(特には線膨張係数)の大きな材料(例えばプラスチック)から成り、リップ29bが熱膨張係数(これも特には線膨張係数)の小さな材料(例えばアルミニウム)から成っていて、要するに、温度の変化で寸法が変化するようになっており、その基部29aでカバー21に取付け、リップ29bでドラム7の取付板30に近接するようにしている。
【0023】
なお、ドラム7の取付板30は、ドラム7背面の中心部に取付けたもので、図2に示すように、前記回転軸12との取付けに供し、その周囲部に複数の通気孔31をドラム7の奥部の中心部と共通に有し、更にその周囲部にリング部30aを有していて、このリング部30aにリップ29bが近接している。
又、リップ29bが取付板30に近接(非接触)するのは洗濯時や脱水時等の常温でのことであって、乾燥時の温風による高温ではリップ29bは取付板30に接触するようになっている(図2及び図1は接触状態を示している)。
【0024】
そして、図5は、循環路14の出口側部分19とそれより上流側部である前記接続ホース18との接続位置Jを示している。この接続位置Jは、循環路14の出口側部分19の最上部に差込んだ接続パイプ32に接続ホース18の端部を被合してその位置としたもので、水槽4の最高水面位置Wより高く定めている。
なお、図1には、そのほか、水槽4の底部に形成した排水口33と、これに接続した排水弁34、排水弁34を開閉させるモータもしくは電磁石等の弁駆動装置35、排水弁34に接続した排水ホース36を示している。
【0025】
次に、上記構成のものの作用を述べる。
洗濯乾燥機の運転には、基本的に「洗濯」、「脱水」、及び「乾燥」の行程があり、これらが順に実行される。最初の「洗濯」行程では、水槽4内からドラム7内に必要量の水を図示しない給水弁によって供給した後、ドラム7を低速にて回転させることにより、ドラム7内にあらかじめ収容された洗濯物を撹拌して洗濯(洗い、次いで、すすぎ)を行う。
【0026】
この「洗濯」行程時、水槽4内の水面は図5に示した最高水面位置Wとなるもので、循環路14の出口側部分19とそれより上流側部である前記接続ホース18との接続位置Jは、その最高水面位置Wより高く位置している。
【0027】
次の「脱水」行程では、上記水槽4内及びドラム7内の水を排水弁34により排出して後、その排水をする状態のままで、ドラム7を高速回転させることにより、該ドラム7内の洗濯物の水分を遠心力で通孔9から振り切り排出する。
この「脱水」行程時と先の「洗濯」行程時には、シール29は常温であるから、リップ29bが取付板30に近接(非接触)する状態を保つ。
【0028】
そして、その後の「乾燥」行程では、ドラム7を低速回転させつつ、送風機16を作動させると共に、ヒータ17を発熱させ、更に除湿器15内に散水する。そのうち、送風機16は、その作動により、水槽4内の空気を循環路14の入口14aから除湿器15内に吸入し、この除湿器15内から送風機16を経てヒータ17を通し、更に、水槽4の内側の凹部20とこれの開放面を塞いだカバー21とにより形成した循環路14の出口側部分19から、通気孔31を通してドラム7内に送入する。
【0029】
その過程で、除湿器15内では、前述のように、ここを通る内槽4内の空気を、放散された水により冷却して除湿する。又、ヒータ17は、除湿後の空気を加熱して温風化するものであり、かくして、ドラム7内には温風が送入される。しかして、このドラム7内に送入された温風は、該ドラム7内で撹拌中の洗濯物と接触してこれの水分を奪い、その後ドラム7内から出て、前記循環路14の入口14aから除湿器15内に吸入されるものであり、以上を繰返して洗濯物を乾燥させる。
【0030】
この「乾燥」行程時には、シール29は温風により高温となるから、リップ29bが取付板30に接触して、前記循環路14の出口14bから通気孔31に至る通気路を、水槽4とドラム7との間から密に封じる。
【0031】
このように本構成のものでは、乾燥時に水槽4内の空気(ドラム7内の空気)を循環させる循環路14の出口側部分19を、水槽4の内側に形成した凹部20と、これの開放面を塞いだカバー21とで形成している。これにより、循環路14の出口側部分19を水槽4の外部に出張らせずに形成できるものであり、よって、外箱1に対する循環路14の出口側部分19の衝突を、水槽4及びドラム7の奥行を小さくすることなくして、避けることができる。
【0032】
又、その水槽4及びドラム7の奥行を小さくする必要がないことから、洗濯物の収容可能量の低下を来たすこともないようにできる。更に、その洗濯物の収容可能量を大きく確保するのに、水槽4及びドラム7の大きさを前方に延ばす必要がないことから、全体の大形化を招来することもないようにできる。
【0033】
加えて、本構成のものの場合、凹部20の深さDを、水槽4が凹部20を形成した壁面の外側に有する補強リブ28の高さH以内に定めており、これによって、水槽4の凹部20を、補強リブ28の高さHの範囲内で、より出張らせずに形成できる。特に、水槽4には、洗濯時、脱水時、乾燥時のいずれにおいても、強大なトルクが作用するもので、それに耐えるために水槽4には補強リブ28が必要な高さHで設けられている。本構成のものの水槽4の凹部20は、その補強リブ28の高さHを利用して、必要な深さDを確保できるものであり、そして、より出張らせないようにできるものである。
【0034】
又、本構成のものの場合、温度の変化で寸法が変化するシール29を有し、乾燥時の該シール29の寸法の変化で、循環路14の出口14bから通気孔31に至る通気路を、水槽4とドラム7との間から密に封じるようにしている。
【0035】
これにより、乾燥時のドラム7内に送入する加熱空気の漏れを防止することができるものであり、又、それでいて、洗濯時や脱水時の常温状態では、シール29がドラム7の取付板30に接触しないようにできるので、ドラム7の回転抵抗を少なくすることができる。なお、この場合、シール29は、常温状態でもドラム7に少し(高温時に接触するよりも度合少なく)接触するようにしても良い。
【0036】
更に、本構成のものの場合、循環路14の出口側部分19とそれより上流側部分との接続位置Jを、水槽4の最高水面位置Wより高く定めており、これによって、その接続位置Jにおける洗濯時等の水漏れを防止できる。特に、接続位置Jが水槽4の最高水面位置Wより低く位置すると、その接続部分は洗濯時等に水面下となるため、厳重なシール構造が必要となる。このため、その接続部分は円筒状にしなければ均一な厳重シールができないなど制約が生じ、更に、その接続部分の円筒状なる形状によって、配置スペースも無駄が多くなるなど、不利になる。
【0037】
その点、本構成のものでは、接続位置Jを水槽4の最高水面位置Wより高く定めたことによって、接続部分は洗濯時等にも水面より上となるものであり、よって、より簡単なシール構造で水漏れの防止ができ、接続部分を円筒状になどする必要もないから、その制約から解放され、更に、配置スペースも無駄が少なくなり、有利となる。
【0038】
以上に対して、図6ないし図12は本発明の第2ないし第5実施例を示すもので、それぞれ、第1実施例と同一もしくは同様の部分には同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分についてのみ述べる。
【0039】
[第2実施例]
図6及び図7に示す第2実施例においては、循環路14の出口側部分19におけるカバー21を、凹部20の開放面部に溶着によって密に取付けるようにしている。詳細には、凹部20周囲の溝41に針金等の電熱線42を配設し、この電熱線42を挟むようにして溝部41にカバー21裏面の凸部21cを嵌合し、その上で、電熱線42を通電し発熱させることにより、カバー21の凸部21c先端部と溝部41の奥部とを溶融43させて結合している。
【0040】
この構成によれば、カバー21を前述の複数のねじ27により取付けたものに比し、その複数のねじ27が必要なく、使用部品点数を少なく済ませることができる。又、複数のねじ27の締付け作業も必要ないので、組立工数を少なく済ませることができる。
【0041】
[第3実施例]
図8及び図9に示す第3実施例においては、循環路14の出口側部分19における凹部20に補強部材51を装着している。この補強部材51は、この場合、金属製で、四角柱形のパイプ状を成すものであり、これを凹部20内に装填し、その上で、カバー21を取付けている。
【0042】
このようにすることにより、凹部20の形成による水槽4の強度の低下を補強部材51によって補うことができる。よって、脱水時のドラム7の回転を高く設定しても強度的に問題はなく、又、凹部20を通る温風の熱に対しても強くできる。
【0043】
[第4実施例]
図10及び図11に示す第4実施例においても、循環路14の出口側部分19における凹部20に補強部材61を装着している。この補強部材61は、この場合、ガラス繊維を混入したプラスチックなど高分子複合材や、耐熱プラスチックから成るもので、断面コ字形を成すものであり、これを凹部20内に装填し、その上で、カバー21を取付けている。
このようにしても、上述同様の補強効果や耐熱効果を得ることができる。
【0044】
[第5実施例]
図12に示す第5実施例においては、水槽4の奥部の回転軸12周りに、循環路14の出口側部分19に連なる空気室71を凹陥状に形成し、この空気室71の周壁71aを水槽4の傾斜角度αを越える角度βで傾斜(拡開)させている(α<β)。なお、この場合、水槽4の傾斜は、洗濯物の出し入れ性を良くすべく前上がりであり、それを外箱1内における該水槽4の支持形態で付与しているが、これに限られず、設置時に外箱1ごと付与されるものであっても良い。
又、この場合、循環路14の出口側部分19の凹部72は、前述の凹部20に代えて、それよりも浅く形成している。
【0045】
このように空気室71の周壁71aを水槽4の傾斜角度αを越える角度βで傾斜させることにより、水が洗濯時には空気室71に入るものの、洗濯後にはそれが空気室71の周壁71aの傾斜によって矢印Gで示すように空気室71から排出される。よって、その水が乾燥時にまで空気室71の下部に残って洗濯物の乾燥を害するようなことが避けられる。
このほか、本発明は上記し且つ図面に示した実施例にのみ限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得る。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の洗濯乾燥機によれば、乾燥時に水槽内の空気を循環させる循環路の出口側部分を、水槽の内側に形成した凹部と、これの開放面を塞いだカバーとで形成したことにより、その部分の形成が、その部分を洗濯、脱水、及び乾燥時における水槽の振動で外箱に衝突させることなく、又、洗濯物の収容可能量の低下や全体の大形化を招来せずにできるという著効が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す全体の破断側面図
【図2】主要部分の拡大縦断側面図
【図3】主要部分の拡大分解斜視図
【図4】図3のA−A線に沿う主要部分の一部の拡大横断面図
【図5】主要部分の正面図
【図6】本発明の第2実施例を示す図3相当図
【図7】図4相当図
【図8】本発明の第3実施例を示す図2相当図
【図9】補強部材単体の斜視図
【図10】本発明の第4実施例を示す図2相当図
【図11】図9相当図
【図12】本発明の第5実施例を示す図2相当図
【符号の説明】
4は水槽、7はドラム、13はモータ(駆動装置)、14は循環路、15は除湿器、16は送風機、17はヒータ、19は循環路の出口側部分、20は凹部、Dは凹部の深さ、21はカバー、28は補強リブ、Hは補強リブの高さ、29はシール、Jは循環路の出口側部分とそれより上流側部分との接続位置、Wは水槽の最高水面位置、51,61は補強部材、71は空気室、71aは空気室の周壁、72は凹部、αは水槽の傾斜角度、βは空気室の周壁の傾斜角度を示す。

Claims (6)

  1. 水槽と、
    この水槽の内部に設けられたドラムと、
    このドラムを回転駆動する駆動装置と、
    前記水槽内の空気を水槽外に出してドラム内に送入する循環路及び送風機と、
    この送風機により循環される空気を除湿する除湿器と、
    この除湿器により除湿された空気を加熱するヒータとを具備し、
    前記循環路の出口側部分を、前記水槽の内側に形成した凹部と、これの開放面を塞いだカバーとで形成したことを特徴とする洗濯乾燥機。
  2. 水槽が、凹部を形成した壁面の外側に補強リブを有し、凹部の深さをその補強リブの高さ以内に定めたことを特徴とする請求項1記載の洗濯乾燥機。
  3. 温度の変化で寸法が変化するシールを有し、乾燥時の該シールの寸法の変化で、循環路の出口側部分からドラム内に送入する加熱空気の漏れを防止することを特徴とする請求項1記載の洗濯乾燥機。
  4. 循環路の出口側部分とそれより上流側部分との接続位置を、水槽の最高水面位置より高く定めたことを特徴とする請求項1記載の洗濯乾燥機。
  5. 凹部に補強部材を装着したことを特徴とする請求項1記載の洗濯乾燥機。
  6. 水槽が、循環路の出口側部分に連なる空気室を凹陥状に有し、この空気室の周壁を水槽の傾斜角度を越える角度で傾斜させたことを特徴とする請求項1記載の洗濯乾燥機。
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