JP2004186854A - スライド装置並びにスライド装置を用いた電子機器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】長さ方向にガイド部3を有しガイドレールとして前記第一部材1に設けられる第一連結部4と、この第一連結部4にスライド自在に係合するスライド体として前記第二部材2に設けられる第二連結部5とから成り、前記第一連結部4のスライド面4Aに沿ってスライドする係合突部6を形成したスライド板部8を前記第二連結部5に設け、前記係合突部6が係合して前記第一連結部4に対する前記第二連結部5のスライド位置が係合保持される係合孔7を、前記第一連結部4のスライド面4Aに形成したスライド装置。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、スライド装置並びにスライド装置を用いた携帯電話,モバイルなどの電子機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
例えば従来の折り畳み式の携帯電話は、数字キーやファンクションキーを配列した操作部を下側となる本体部の上面側に設け、この操作部のキー操作などにより所定の表示がなされる液晶パネルなどのディスプレイ部を上側となる重合部の伏面側(重合側)に設け、この本体部と重合部とをヒンジ装置を介して連結して、本体部と重合部とを二つ折り重合して操作部を重合部により隠蔽した折り畳み閉塞状態から、ヒンジ装置により重合部を起伏回動して反転し、操作部とディスプレイ部とが露出した開放状態に切り替えできるように構成している。
【0003】
そのため、従来このような起伏回動する重合部で本体部の操作部を覆う電子機器においては、折り畳み重合してコンパクト化できるものの操作部を隠蔽した重合状態ではディスプレイ部も隠蔽してしまう構造となり、コンパクト化した状態での使用が制限されざるを得なく不便である場合も多い。
【0004】
また、操作部を操作する場合には、ディスプレイ部を設けた重い重合部を立ち起こし反転回動させなければならず、この開閉動作(特に開放動作)させずらい欠点もある。
【0005】
そこで、起伏回動により開閉動作するのではなく、重合面に沿って前後方向に重合部をスライド移動して開閉動作するように構成すれば、重合部の上側面にディスプレイ部を設けることができ、例えば不使用時あるいはキー操作不要時に重合した際においても、言い換えるとたとえディスプレイ部を設けた重合部を本体部に重合して操作部を隠蔽したコンパクト化状態においても、ディスプレイ部が上側に配設され、ディスプレイ部を視認したり、機能させたりすることが可能となり、また重合してコンパクト化した状態から操作部及びディスプレイ部を露出した状態に切り替える場合は、重合面に沿って前後方向に重合部をスライド移動することで行なえるため、この開放動作も非常に容易に行なえ、機器装置として使用用途が広がり、しかも前記開閉動作も容易となる携帯電話,モバイルなどの電子機器となる。
【0006】
このようにスライド開閉方式に構成する場合には、本体部と重合部とをスライド自在に連結するスライド装置を用いることになるが、本体部の操作部を重合部で隠蔽した重合閉塞位置と、重合部を位置ズレするように前後方向へスライド移動させて操作部を露出させたスライド開放位置とで位置決め保持(クリック係合)するように構成することが望ましい。
【0007】
本発明は、このような所定位置でクリック係合して位置決めされるスライド開閉方式を実現できるスライド装置を、部品点数が少なく、プレス加工などの簡易な手法と係合組み付けによって容易に製作でき、量産性に秀れ、またクリック係合間では適度なスライド抵抗によるフリーストップとなり、且つスムーズなスライドを容易に実現可能となる画期的なスライド装置並びにスライド装置を用いた電子機器を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
【0009】
第一部材1とこの第一部材1に重合配設した第二部材2とをスライド自在に連結するスライド装置であって、長さ方向にガイド部3を有しガイドレールとして前記第一部材1に設けられる第一連結部4と、この第一連結部4にスライド自在に係合するスライド体として前記第二部材2に設けられる第二連結部5とから成り、前記第一連結部4のスライド面4Aに沿ってスライドする係合突部6又は係合凹部7若しくは係合孔7を形成したスライド板部8を前記第二連結部5に設け、前記係合突部6又は係合凹部7若しくは係合孔7が係合して前記第一連結部4に対する前記第二連結部5のスライド位置が係合保持される係合凹部7若しくは係合孔7又は係合突部6を、前記第一連結部4のスライド面4Aに形成したことを特徴とするスライド装置に係るものである。
【0010】
また、前記第一連結部4は、板材の側縁に立ち下げげ部若しくは立ち上げ部を形成して長さ方向にガイド部3を設けたガイドレールとして構成し、前記第二連結部5は、前記第一連結部4の前記ガイド部3をガイドとしてこの第一連結部4にスライド自在に係合する板状のスライド体として構成したことを特徴とする請求項1記載のスライド装置に係るものである。
【0011】
また、前記スライド板部8は、前記第一連結部4と前記第二連結部5との間に介在して前記第一連結部4に対する前記第二連結部5のスライド移動と共にスライド移動するように前記第二連結部5に設けたことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載のスライド装置に係るものである。
【0012】
また、板材で形成したスライド板部8を折曲してこのスライド板部8に係合突部6を形成し、このスライド板部8は前記第一連結部4と第二連結部5とをスライド自在に係合した際この第一連結部4と第二連結部5との間に介在して第二連結部5のスライド移動と共に第一連結部4のスライド面4Aに前記係合突部6を当接しながらスライド移動するように構成し、前記係合突部6が係合して前記第一連結部4に対する前記第二連結部5のスライド位置を係合保持する係合凹部7若しくは係合孔7を前記第一連結部4のスライド面4Aに形成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のスライド装置に係るものである。
【0013】
また、前記第一連結部4と前記第二連結部5との間に介在して前記第二連結部5のスライド移動及び前記スライド板部8のスライド移動と共にスライド移動する介在補助板部9を設け、この介在補助板部9は、前記第一連結部4に当接することによって、スライド抵抗が生じ、スライド時には、この介在補助板部9によるスライド抵抗と、前記スライド板部8若しくは前記第一連結部4に設けた係合突部6がスライド面に当接することで生じるスライド抵抗とが生じるように構成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のスライド装置に係るものである。
【0014】
また、前記第一連結部4と前記第二連結部5との間に介在して前記第二連結部5のスライド移動及び前記スライド板部8のスライド移動と共にスライド移動する介在補助板部9を設け、この介在補助板部9に前記スライド板部8に設けた係合突部6が突出して係合突部6を前記第一連結部4のスライド面4Aに当接させる開口部10若しくは切欠部10を設け、前記介在補助板部9が前記第一連結部4のスライド面4Aに当接することによって、スライド抵抗が生じ、スライド時にはこの介在補助板部9によるスライド抵抗と、前記スライド板部8の係合突部6がこのスライド面4Aに当接することで生じるスライド抵抗とが生じるように構成したことを特徴とする請求項5及び6記載のスライド装置に係るものである。
【0015】
また、操作部を設けた本体部と、ディスプレイ部を設けた重合部とを、前記操作部を操作しない時にはこの操作部を覆うように重合配設し、この重合した状態から前記重合部を相対的に重合面に対して略平行にスライド移動して操作部を露出させることができるように前記本体部と前記重合部とを連結するスライド装置を有し、このスライド装置には、前記本体部を前記第二部材若しくは第一部材とし、前記重合部を前記第一部材若しくは第二部材とした前記請求項1〜6のいずれか1項に記載のスライド装置を用いたことを特徴とするスライド装置を用いた電子機器に係るものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
好適と考える本発明の実施の形態(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいてその作用効果を示して簡単に説明する。
【0017】
第一部材1に設ける第一連結部4と、第二部材2に設ける第二連結部5とをスライド自在に係合連結することで、第一部材1は第二部材2に対して第一連結部4の長さ方向に沿ってスライド移動自在に連結される。
【0018】
例えば、第二部材2上に第一部材1を重合配設する場合、第一部材1の裏面側に第一連結部4を設け、第二部材2上に第二連結部5を設け、この第一連結部4と第二連結部5とをスライド自在に抜け止め係合する。
【0019】
また例えば、第一連結部4は立ち下げ部(図1〜図4ではスライド装置を装着時とは上下逆に図示しているため、立ち上げ部として図示されている。)が内側へ傾斜あるいは折り返されているチャンネル状の帯板に形成するなどして、平坦部がスライド面4Aとなる板材の側縁に形成した立ち下げ部や折り返し部をガイド部3としたガイドレールに構成し、第二連結部5はこのガイド部3間に抜け止め係合してガイド部3をガイドとしガイド面4Aに沿って移動する短尺なスライド板に構成し、このガイドレールに構成した第一連結部4にスライド板として構成した第二連結部5をスライド移動自在にガイド部3間に抜け止め係合することで、この第二連結部5の長さ方向をスライド方向として第二部材2に対して第一部材1をスライド移動自在に連結することができることとなる。
【0020】
また、本発明は、この第一連結部4と第二連結部5との間に、第一連結部4に対して第二連結部5を(相対的に)スライド移動させるとこの第二連結部5と共に第一連結部4に対してスライド移動するスライド板部8を介在状態に設ける。
【0021】
即ち、第二連結部5にスライド板部8を固定あるいは固定せずとも少なくとも第二連結部5の(相対的な)スライド移動に対して係止され、第二連結部5と共に移動するように第二連結部5の第一連結部4との重合側に設ける。
【0022】
そして、このスライド板部8,第一連結部4の一方に係合突部6を設け、他方にこれと係合する(離脱自在にクリック係合する)係合凹部7若しくは係合孔7を設ける。
【0023】
例えば、板状のスライド板部8を折曲加工してスライド板部8に第一連結部4のスライド面4Aにスライド当接する係合突部6を設け、第一連結部4のスライド面4Aの位置決め保持したい位置に係合孔7を形成する。
【0024】
従って、第二連結部5(第二部材2)に対して第一連結部4(第一部材1)を相対的にスライド移動させると、係合突部6はスライド面4Aにスライド当接し、係合凹部7と合致すると係合し、所定スライド位置で位置決め保持されることとなる。
【0025】
従って、第一連結部4,第二連結部5も板材からのプレス加工で形成でき、スライド板部8も係合突部6は係合孔7もまた介在補助板部9もプレス加工によって形成できるため、部品点数も少なく製作も容易で、組み付けも例えば第一連結部4の一端からガイド部3間に、スライド板部8を裏側に配した第二連結部5と介在補助板部9とを重合してスライド挿入係合するだけで組み付けでき、コスト安にして製作も容易で量産性に極めて秀れることとなる。
【0026】
また、第一連結部4に対して第二連結部5と共にスライド板部8を(相対的に)スライドさせる際、係合突部6とスライド面とのスライド当接によってスライド抵抗を生じる。
【0027】
このスライド抵抗を適正にすることでスライド位置がふらつかず、いわゆる手を離したときのスライド位置がこのスライド抵抗によって保持されるフリーストップが実現できる。
【0028】
即ち、このスライド抵抗が不十分であるとスライド位置がふらつき、またスライド抵抗を大きくしすぎると、スライドがスムーズに行かなくなる。
【0029】
本発明は、このフリーストップと例えば重合閉塞位置とスライド開放位置とでのクリック保持(位置決め保持)とを前記スライド板部8の介在により容易に実現できることとなる。
【0030】
また一方、前記スライド抵抗を係合突部6とスライド面とのスライド当接にのみ頼ると、スライド面を十分に滑らかにする必要があり、スライド板部8の折曲によって係合突部6を形成する場合、スライド板部8の材質に応じた突出度の精度がかなり必要となってしまう。即ち、クリック保持が良好に行なえると共にこのクリック保持間でスムーズなスライド移動でありながらフリーストップを実現するためには、スライド面をかなりの滑面となるように鏡面加工などしなければスライド板部8に形成する係合突部6の突出度をかなり精度良く設計する必要がある。
【0031】
そこで、更に本発明では、このフリーストップと位置決め保持を実現しつつスムーズにスライドできるように製作することが、ラフな製作でも容易に実現できるように、第一連結部4と第二連結部5との間にスライド抵抗を生じさせる介在補助板部9を更に介在しても良い(この介在補助板部9を介在することで前記問題も簡単に解決でき、更に実用性が向上する。)。
【0032】
即ち、例えばスライド板部8と重合状態に介在補助板部9を第一連結部4と第二連結部5との間に介在し、第二連結部5の(相対的な)スライド移動と共にスライド板部8と一緒にスライド移動するように第二連結部5に設け、この介在補助板部9にはスライド板部8に設けた係合突部6が突出してスライド面4Aにスライド当接する開口部10を設けた構成とすれば、スライド時には、スライド板部8の係合突部6が開口部10を介してスライド面4Aにスライド当接するだけでなく、介在補助板部9もスライド面4Aに当接するため介在補助板部9によるスライド抵抗も更に生じることとなる。従って、係合突部6を強くスライド面4Aに圧接しなくても介在補助板部9を介在させることによるスライド抵抗も生じるためフリーストップを実現できる十分なスライド抵抗を確保できる。
【0033】
しかも、係合突部6一点での圧接ではないため、スライド面4Aが十分に滑らかでなくてもスライド抵抗が生じる部分が広くあるいは複数あるいは分散しているためフリーストップ実現のためトータルのスライド抵抗を大きくしてもスムーズにスライド移動でき、またそれ故係合突部6を強く圧接しなくてもよいから、係合突部6が係合凹部7若しくは係合孔7に係合した状態から離脱させてスライドさせるときも、強い力が必要とならず、この意味でもスムーズにスライド移動できることとなる。
【0034】
この場合も、介在補助板部9の製作も容易であり、組み付けも例えばスライド板部8と介在補助板部9を重合し、第二連結部5と共に第一連結部4の一端からスライド挿入係合するだけで良いように構成できるため、量産性に秀れた画期的なスライド装置となる。
【0035】
【実施例】
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
【0036】
本実施例は、重合コンパクト化の図れる携帯電話に本発明を適用したもので、回路基板,電源などの電子部品をケースに内装した板状の第二部材2(本体部2)の上面側に数字キーやファンクションキーなどを配列したキーボード機能を果たす操作部を設け、この本体部2に重合して操作部を覆う略同形の板状の第一部材1(重合部1)を略水平前後方向にスライド自在にスライド装置により連結した構成としている。
【0037】
この重合部1の上面側には予め設定した画面や前記操作部の操作や着信などにより所定の表示がなされる液晶パネルなどのディスプレイ部を設けている。
【0038】
この本体部2と重合部1との連結は、双方の重合部分の互いの伏面に第二連結部5及び第一連結部4を付設し、この第一連結部4と第二連結部5とをスライド自在に抜け止め係合し、第一連結部4の長さ方向に第二連結部5を(相対的に)スライドさせることで、本体部1に対して重合部1をスライド自在に開閉できるように構成している。また、この本体部2と重合部1とをスライド自在に連結するスライド装置は、本体部2の操作部を重合部1で隠蔽した重合閉塞位置と、重合部1を位置ズレするように前後方向へスライド移動させて操作部を露出させたスライド開放位置とで位置決め保持(クリック係合)するように構成している。
【0039】
以下、本実施例のこのスライド装置について更に説明する。
【0040】
長さ方向にガイド部3を有しガイドレールとして前記第一部材1(重合部1)に設けられる第一連結部4と、この第一連結部4にスライド自在に抜け止め係合するスライド体として前記第二部材2(本体部2)に設けられる第二連結部5とから成り、前記第一連結部4のスライド面4Aに沿ってスライドする係合突部6を形成したスライド板部8を前記第二連結部5に設け、この係合突部6が係合して前記第一連結部4に対する前記第二連結部5のスライド位置が係合保持される係合孔7を、前記第一連結部4のスライド面4Aに形成した構成としている。
【0041】
具体的には、前記第一連結部4は、帯板状のガイドレールであって、板材の両側縁を立ち下げて内側へ折曲し(かぎ状あるいはカール状に折曲しても良く、また立ち上げ部を内側に傾斜させてアギ状としても良い。)、この両側縁の長さ方向に形成された折り返し状の立ち下げ部(図1〜図4ではスライド装置を装着時とは上下逆に図示しているため、立ち上げ部として図示されている。)をガイド部3とすると共に下方(図面では上方)へ抜け止め機能を果たすようにし、平坦部をガイド面4Aとするガイドレールに構成し、前記第二連結部5は、この第一連結部4の前記ガイド部3をガイドとしてこの第一連結部4にスライド自在に抜け止め係合する短尺板状のスライド体として構成している。
【0042】
即ち、ガイドレールとして構成した第一連結部4は、両側縁に抜け止めガイド機能を有する折り返し状の立ち下げ部(ガイド部3となると共に抜け止め係合部となる)を有し(下側(図面では上側)にスライド用開放部を有し)、この第一連結部4の一端からガイド部3間に第二連結部5をスライド挿入してスライド自在に抜け止め係合するように構成している。
【0043】
また、本実施例の第二連結部5は、両側縁を立ち上げて(図面では立ち下げて)内側へ水平折曲し、この折り返し状の立ち上げ水平折曲部を前記折り返し状の立ち下げ部(ガイド部3)にスライド自在に重合抜け止め係合することにより、第二連結部5の主体部が第一連結部4のスライド面4Aより下方へ(図面では上方へ)浮上した状態となるように構成している。
【0044】
この第二連結部5の主体部が盛り上がった状態となることで、この第二連結部5を第二部材2に固定するための固定部、例えばネジ止め用のタップの形成などが容易となると共にスライド板部8の介在スペースを確保できることとなる。
【0045】
また、本実施例ではこの第二連結部5の重合側にスライド方向に係止状態に板状のスライド板部8を介在し、第二連結部5と共にこのスライド板部8が一緒に移動するように構成している。具体的には第二連結部5に形成した二ヶ所の係止部11(タップ部11)間にスライド板部8を配設して第二連結部5に固定しないものの第二連結部5と共に移動するように構成している。
【0046】
そして、この板材で形成したスライド板部8の中央を上方へ(図面では下方へ)折曲して後述する介在補助板部9の開口部10に係合するように構成し、この開口部10に係合する湾曲部の中央を更に湾曲させて小突部を形成して、このスライド板部8に弾性のある係合突部6を形成し、このスライド板部8は前記第一連結部4と第二連結部5とをスライド自在に係合した際この第一連結部4と第二連結部5との間に介在して第二連結部5の(相対的な)スライド移動と共に第一連結部4のスライド面4Aに前記係合突部6を弾圧当接しながらスライド移動するように構成している。また、この係合突部6が係合して前記第一連結部4に対する前記第二連結部5のスライド位置を係合保持する係合孔7を前記第一連結部4のスライド面4Aに形成している。
【0047】
また、更に本実施例では、前記第一連結部4と前記第二連結部5との間に介在して前記第二連結部5のスライド移動及び前記スライド板部8のスライド移動と共にスライド移動する介在補助板部9を設け、この介在補助板部9に前記スライド板部8に設けた係合突部6が突出して係合突部6を前記第一連結部4のスライド面4Aに当接させる開口部10を設け、前記介在補助板部9の前記係合突部6を挟んだ左右の湾曲当接部が前記第一連結部4のスライド面4Aに当接することによって、スライド抵抗が生じ、スライド時にはこの介在補助板部9によるスライド抵抗と、前記スライド板部8の係合突部6がこのスライド面4Aに当接することで生じるスライド抵抗とが生じるように構成している。
【0048】
即ち、本実施例では、前述のようにガイドレールとなる第一連結部4の両側縁の先端が内側へ折り返された立ち下げ部(ガイド部3)間に第二連結部5の水平折曲縁を係合し、第一連結部4の開放部から盛り上がった第二連結部5の主体部にこの第二部材2に取り付けるためのタップ部11を設け、この第一連結部4の重合側にタップ部11を係止部11としてこの係止部11間に係止して係合突部6を有するスライド板部8を配設し、このスライド板部8の係合突部6を介在補助板部9の開口部10に係合して開口部10から係合突部6を突出させると共に、この係合と介在補助板部9の端部での折り返し立ち下げ(図面では折り返し立ち上げ)によってスライド板部8と介在補助板部9とを係止させて、この第二連結部5の重合側にスライド板部8と介在補助板部9とを重合配設させ、スライドに対して一体化したものを第一連結部1の端部からスライド挿入して抜け止め係合する構成としている。
【0049】
従って、第一連結部4,第二連結部5も板材からのプレス加工で形成でき、スライド板部8も係合突部6,係合孔7もまた介在補助板部9もプレス加工によって形成できるため、部品点数も少なく製作も容易で、組み付けも前述のように例えば第一連結部4の一端からガイド部3間に、スライド板部8を裏側に配した第二連結部5と介在補助板部9とを重合してスライド挿入係合するだけで組み付けでき、コスト安にして製作も容易で量産性に極めて秀れることとなる。
【0050】
また、第一連結部4に対して第二連結部5と共にスライド板部8を(相対的に)スライド移動させる際、係合突部6とスライド面4Aとのスライド当接によってスライド抵抗を生じるが、このスライド抵抗を適正にすることでスライド位置がふらつかず、いわゆる手を離したときのスライド位置がこのスライド抵抗によって保持されるフリーストップが実現できる。しかし、スライド抵抗を係合突部6とスライド面4Aとのスライド当接にのみ頼ると、スライド面を十分に滑らかにする必要があり、スライド板部8の折曲によって係合突部6を形成する場合、スライド板部8の材質に応じた突出度の精度がかなり必要となってしまう。即ち、クリック保持が良好に行なえると共にこのクリック保持間でスムーズなスライド移動でありながらフリーストップを実現するためには、スライド面をかなりの滑面となるように鏡面加工などしなければスライド板部8に形成する係合突部6の突出度をかなり精度良く設計する必要がある。
【0051】
そこで、更に本実施例では、このフリーストップと位置決め保持を実現しつつスムーズにスライドできるように製作することが、ラフな製作でも容易に実現できるように、前述のように第一連結部4と第二連結部5との間にスライド抵抗を生じさせる介在補助板部9を更に介在している。
【0052】
従って、本実施例では、スライド時には、スライド板部8の係合突部6が開口部10を介してスライド面4Aにスライド当接するだけでなく、介在補助板部9もスライド面4Aに当接するため介在補助板部9によるスライド抵抗も更に生じることとなる。それ故、係合突部6を強くスライド面4Aに圧接しなくても介在補助板部9を介在させることによるスライド抵抗も生じるためフリーストップを実現できる十分なスライド抵抗を確保でき、しかも、係合突部6一点での圧接ではないため、スライド面4Aが十分に滑らかでなくてもスライド抵抗が生じる部分が広くあるいは複数あるいは分散しているためフリーストップ実現のためトータルのスライド抵抗を大きくしてもスムーズにスライド移動でき、またそれ故係合突部6を強く圧接しなくてもよいから、係合突部6が係合孔7に係合した状態から離脱させてスライドさせるときも、強い力が必要とならず、この意味でもスムーズにスライド移動できることとなる。
【0053】
尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
【0054】
【発明の効果】
本発明は上述のように構成したから、所定位置でクリック係合して位置決めされるスライド開閉方式を実現できるスライド装置を、部品点数が少なく、プレス加工などの簡易な手法と係合組み付けによって容易に製作でき、量産性に秀れ、またクリック係合間では適度なスライド抵抗によるフリーストップとなり、且つスムーズなスライドを容易に実現可能となる画期的なスライド装置並びにスライド装置を用いた電子機器となる。
【0055】
また、請求項2,3,4記載の発明においては、一層容易に実現できる極めて実用性に秀れたスライド装置となる。
【0056】
また、請求項5,6記載の発明においては、簡易な構成にして、係合突部を強くスライド面に圧接しなくても介在補助板部を介在させることによるスライド抵抗も生じるためフリーストップを実現できる十分なスライド抵抗を確保でき、しかも、係合突部一点での圧接ではないため、スライド面が十分に滑らかでなくてもスライド抵抗が生じる部分が広くあるいは複数あるいは分散しているためフリーストップ実現のためトータルのスライド抵抗を大きくしてもスムーズにスライド移動でき、またそれ故係合突部を強く圧接しなくてもよいから、係合突部が係合凹部若しくは係合孔に係合した状態から離脱させてスライドさせるときも、強い力が必要とならず、この意味でもスムーズにスライド移動でき、この場合も、介在補助板部の製作も容易であり、組み付けも例えばスライド板部と介在補助板部を重合し、第二連結部と共に第一連結部の一端からスライド挿入係合するだけで良いように構成できるため、量産性に秀れた画期的なスライド装置となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の組み付け状態の斜視図(図5の実装時とは上下逆にした状態で図示している。)である。
【図2】本実施例の分解斜視図(図5の実装時とは上下逆にした状態で図示している。)である。
【図3】本実施例の組み付け状態のフリーストップ時の断面図(図5の実装時とは上下逆にした状態で図示している。)である。
【図4】本実施例の組み付け状態のクリック係合時の断面図(図5の実装時とは上下逆にした状態で図示している。)である。
【図5】本実施例の使用状態を示す説明斜視図である。
【符号の説明】
1 第一部材
2 第二部材
3 ガイド部
4 第一連結部
4A スライド面
5 第二連結部
6 係合突部
7 係合凹部,係合孔
8 スライド板部
9 介在補助板部
10 開口部,切欠部
Claims (7)
- 第一部材とこの第一部材に重合配設した第二部材とをスライド自在に連結するスライド装置であって、長さ方向にガイド部を有しガイドレールとして前記第一部材に設けられる第一連結部と、この第一連結部にスライド自在に係合するスライド体として前記第二部材に設けられる第二連結部とから成り、前記第一連結部のスライド面に沿ってスライドする係合突部又は係合凹部若しくは係合孔を形成したスライド板部を前記第二連結部に設け、前記係合突部又は係合凹部若しくは係合孔が係合して前記第一連結部に対する前記第二連結部のスライド位置が係合保持される係合凹部若しくは係合孔又は係合突部を、前記第一連結部のスライド面に形成したことを特徴とするスライド装置。
- 前記第一連結部は、板材の側縁に立ち下げげ部若しくは立ち上げ部を形成して長さ方向にガイド部を設けたガイドレールとして構成し、前記第二連結部は、前記第一連結部の前記ガイド部をガイドとしてこの第一連結部にスライド自在に係合する板状のスライド体として構成したことを特徴とする請求項1記載のスライド装置。
- 前記スライド板部は、前記第一連結部と前記第二連結部との間に介在して前記第一連結部に対する前記第二連結部のスライド移動と共にスライド移動するように前記第二連結部に設けたことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載のスライド装置。
- 板材で形成したスライド板部を折曲してこのスライド板部に係合突部を形成し、このスライド板部は前記第一連結部と第二連結部とをスライド自在に係合した際この第一連結部と第二連結部との間に介在して第二連結部のスライド移動と共に第一連結部のスライド面に前記係合突部を当接しながらスライド移動するように構成し、前記係合突部が係合して前記第一連結部に対する前記第二連結部のスライド位置を係合保持する係合凹部若しくは係合孔を前記第一連結部のスライド面に形成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のスライド装置。
- 前記第一連結部と前記第二連結部との間に介在して前記第二連結部のスライド移動及び前記スライド板部のスライド移動と共にスライド移動する介在補助板部を設け、この介在補助板部は、前記第一連結部に当接することによって、スライド抵抗が生じ、スライド時には、この介在補助板部によるスライド抵抗と、前記スライド板部若しくは前記第一連結部に設けた係合突部がスライド面に当接することで生じるスライド抵抗とが生じるように構成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のスライド装置。
- 前記第一連結部と前記第二連結部との間に介在して前記第二連結部のスライド移動及び前記スライド板部のスライド移動と共にスライド移動する介在補助板部を設け、この介在補助板部に前記スライド板部に設けた係合突部が突出して係合突部を前記第一連結部のスライド面に当接させる開口部若しくは切欠部を設け、前記介在補助板部が前記第一連結部のスライド面に当接することによって、スライド抵抗が生じ、スライド時にはこの介在補助板部によるスライド抵抗と、前記スライド板部の係合突部がこのスライド面に当接することで生じるスライド抵抗とが生じるように構成したことを特徴とする請求項5及び6記載のスライド装置。
- 操作部を設けた本体部と、ディスプレイ部を設けた重合部とを、前記操作部を操作しない時にはこの操作部を覆うように重合配設し、この重合した状態から前記重合部を相対的に重合面に対して略平行にスライド移動して操作部を露出させることができるように前記本体部と前記重合部とを連結するスライド装置を有し、このスライド装置には、前記本体部を前記第二部材若しくは第一部材とし、前記重合部を前記第一部材若しくは第二部材とした前記請求項1〜6のいずれか1項に記載のスライド装置を用いたことを特徴とするスライド装置を用いた電子機器。
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