JP2004185917A - ガスメータ及び燃料電池システム - Google Patents

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幸徳 秋山
Masataka Kadowaki
正天 門脇
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Abstract

【課題】一定負荷で燃料電池システムを運転した場合において、ガスの供給が遮断されないガスメータ及び燃料電池システムを提供する。
【解決手段】供給経路を遮断するガス遮断手段としての遮断器60と、供給経路のガス流量検出手段としての流量計54と、制御手段としての制御装置52を備えたガスメータ50を介して供給される燃料ガスを水素に改質する改質装置13と、この改質装置13からの水素によって発電する燃料電池6と、改質装置13及び燃料電池6の運転を制御する燃料電池側制御手段としての制御装置14を備え、この制御装置14は、ガスメータ50の制御装置52のコントローラ53の入力端子62に対して、運転中であることを指示するための信号を出力する。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガスメータ及び燃料電池システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種燃料電池システム、例えば、固体高分子型燃料電池システムでは、天然ガス、都市ガス、メタノール、LPG、ブタン等の燃料ガスを水素に改質する改質装置と、改質装置からの水素によって発電する燃料電池とを備えている。前記改質装置は燃料ガスを化学反応させて水素、二酸化炭素及び一酸化炭素を生成する改質器と、この改質器からの改質ガスに含まれる一酸化炭素を二酸化炭素に変性するCO変成器と、このCO変成器からの未変性の一酸化炭素を除去するCO除去器などから構成されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−185186号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような燃料電池システムに使用する燃料ガスとして、一般の家庭のガステーブルやガスストーブなどのガス器具に供給されている都市ガスやLPGを使用した場合、ガスメータを介してガスが燃料電池システムに供給されることとなる。
【0005】
前記ガスメータはガスの通過経路に介設されており、ガスメータを通過するガス量をカウントして、カウントしたガス量を表示する表示メータを備えている。また、ガスメータは制御装置を内蔵しており、この制御装置には地震の発生を感知する感震器やガス流量を検出する流量計、感震器や流量計からの検出によりガスの供給を遮断する遮断器などが取り付けられている。そして、震度の大きい地震が発生した場合や、一定の流量のガスが長時間流れ続けた場合、又は、急激に大流量のガスが流れた場合などにこれらの装置により、ガスの供給が遮断されるような安全機能を有している。これにより、ガス漏れなどの災害を極力回避することができる。
【0006】
しかしながら、燃料電池システムを一定負荷(一定のガス流量)で運転させた場合、ガスメータの制御装置が有する前述した安全機能が作動してガスの供給が遮断されるという問題が生じていた。一方、前記ガスメータの安全機能はガス使用時の安全性を考えた場合、必要不可欠な機能であるため、取り外すことができない。
【0007】
本発明は、係る従来の技術的課題を解決するために成されたものであり、一定負荷で燃料電池システムを運転した場合において、ガスの供給が遮断されないガスメータ及び燃料電池システムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
即ち、請求項1の発明のガスメータは、供給経路を遮断するガス遮断手段と、供給経路のガス流量検出手段と、制御手段とを備え、この制御手段は、ガス流量検出の出力に基づき、所定時間供給経路のガス流量に変化が無い場合、ガス遮断手段により供給経路を遮断する使用時間遮断機能を有する共に、所定の入力端子を備え、この入力端子に入力される信号に基づき、使用時間遮断機能を不能とするので、当該ガスメータを介して取り付けられる機器、例えば燃料電池システムを一定負荷(一定のガス流量)で運転した場合に、使用時間遮断機能により、ガスの供給が遮断されないので、安定した運転を実現することができるようになる。
【0009】
請求項2の発明の燃料電池システムは、請求項1のガスメータを介して供給される燃料ガスを水素に改質する改質装置と、この改質装置からの水素によって発電する燃料電池と、改質装置及び燃料電池の運転を制御する燃料電池側制御手段とを備え、この燃料電池側制御手段は、ガスメータの制御手段の入力端子に対して、運転中であることを指示するための信号を出力するので、ガスメータの使用時間遮断機能により燃料ガスの供給が遮断されるといった不都合を未然に回避することができるようになる。
【0010】
これにより、燃料電池システムが安定した運転を実現することができるようになり、燃料電池システムの信頼性の向上を図ることができるようになる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を詳述する。図1は本発明の燃料電池システムの実施例として、固体高分子型燃料電池システムSを家庭に設置した場合の系統図、図3は実施例の燃料電池システムSの回路図である。
【0012】
図1において、100は、建家を示しており、この建家100には低圧電灯線101、電力量計102及び分電盤103を経て、商用電源が供給されている。この商用電源は、細線で示した第1のケーブル104を経て、エアコン105、テレビジョン106等に供給されている。また、当該建家100には後述するガスメータ50が燃料ガスの供給経路であるガス管17に介設されており、ガス管17内のガスはこのガスメータ50を通過して燃料電池システムSや台所のガステーブルなどに燃料ガスが供給されている。
【0013】
ここで、図4を参照して前述したガスメータ50について説明する。図4はガスメータ50の制御手段としての制御装置52のブロック図である。図4において、制御装置52は汎用のコントローラ53により構成されており、このコントローラ53の入力にはガス管17内を通過するガス流量検出手段としての流量計56、感震器58、入力端子62が接続されており、コントローラ53の出力にはガスの使用量を表示する表示メータ54、ガスの供給を遮断するガス遮断手段としての遮断器60が接続されている。
【0014】
表示メータ54はガスメータ50を通過するガス管17内のガスの流量を検出する流量計56の出力に基づき、コントローラ53が表示メータ54を作動することで燃料ガスの使用量が表示されるというものである。
【0015】
また、制御装置52は安全性を確保するために各種安全機能、例えばガス使用中に地震が発生した際に、ガスの供給を遮断する感震器遮断機能、所定時間一定の流量でガスが流れた際に、ガスの供給を遮断する使用時間遮断機能、急激にガス流量が増加した際に、ガスの供給を遮断する流量増加遮断機能などを有している。
【0016】
前記感震器遮断機能はコントローラ53に接続された感震器58の出力に基づき、設定値以上の揺れを感知すると、コントローラ53が遮断器60を作動して、ガスの供給を遮断する機能である。これにより、ガス使用時に地震が発生した場合に、使用器具が転倒して、火災に至るといった二次災害の発生を未然に回避することができるようになる。
【0017】
そして、使用時間遮断機能はコントローラ53に接続された流量計56の出力に基づき、所定時間供給経路のガス流量に変化が無い場合、遮断器60によりガスの供給を遮断する機能である。即ち、コントローラ53に接続された流量計56の出力に基づき、一定の流量でガスが流れた場合に、コントローラ53がこの一定の流量で流れ出た時間をカウントして、このカウントされた時間が設定時間に達すると、コントローラ53が前記遮断器60を作動して、ガスの供給を遮断するというものである。これにより、使用器具を消し忘れた場合などに、使用器具が過熱して火災を引き起こしたり、使用器具が損傷を受けるといった不都合を極力回避することができるようになる。
【0018】
また、流量増加遮断機能は前記流量計56の出力に基づき、急激にガス流量が増加した場合に、コントローラ53が遮断器60を作動して、ガスの供給を遮断する機能である。これにより、ガス漏れなどが生じた場合に、ガス漏れをいち早く察知してガスの供給を遮断することで、ガス爆発等の大災害を未然に回避することができるようになる。
【0019】
ガスメータ50にこれら各種安全機能を持たせることで、ガス使用時における安全性を確保することができるようになる。
【0020】
尚、図4において、入力端子62には、燃料電池システムSの制御装置14から燃料電池システムSの運転時に運転中であることを指示するための信号が入力される。この燃料電池システムSから入力端子62に入力される信号に基づき、ガスメータ50のコントローラ53は自己の有する前記使用時間遮断機能を不能とする。即ち、前述した如くガスメータ50を通過するガス管17内のガス流量に変化がない場合にはコントローラ53により時間のカウントが開始されるが、前記入力端子62に燃料電池システムSの制御装置14から所定の信号が入力されると、コントローラ53はこのカウントを開始しなくなる。
【0021】
従って、一定負荷(一定のガス流量)で燃料電池システムSを使用した場合に、前記ガスメータ50のコントローラ53により、使用時間遮断機能が作動して、ガスの供給が遮断されてしまうという不都合を回避することができるようになる。
【0022】
このため、燃料電池システムSを一定負荷で使用した場合において、ガスメータ50により、ガスの供給が遮断されて、発電に支障をきたすといった不都合を未然に防ぐことができるようになる。これにより、燃料電池システムSが安定した運転を実現することができるようになり、燃料電池システムSの信頼性の向上を図ることができるようになる。
【0023】
一方、本実施形態では、家庭用小型電源システムを構成する固体高分子型燃料電池システム(ポリマ・エレクトロライト・フューエル・セル:PEFC装置)Sが、建家100の外に設置されている。
【0024】
この燃料電池システムSには、図2に示すようにPEFC装置の他に熱回収装置を含んでいる。この熱回収装置は、貯湯タンク7と水処理装置8とを有し、この水処理装置8には水道管を通じて市水が供給される。この市水は水処理装置8で純粋にされて、昇圧ポンプ44により各配管9、10を介して水タンク11、12若しくは、水タンク21を介して改質装置13に供給される。そして、PEFC装置は、改質装置(改質器、CO変成器、CO除去器)13を有している。
【0025】
この改質装置13には天然ガス、都市ガス、メタノール、LPG、ブタン等の燃料ガスが前記ガスメータ50を介して供給され、ここには更に前記水タンク21からの水が供給されて、水素が生成される。この水素は燃料電池6に供給されて、ここで水素と空気中の酸素とを化学反応させて発電が行われる。14は前記制御装置である。
【0026】
この制御装置14は、図3に示す如く改質装置13、燃料電池6、水タンク11、12及び貯湯タンク7などの運転を制御している。また、前述した如く、燃料電池システムSの運転時に前記ガスメータ50の制御装置52の入力端子62に対して、運転中であることを指示するための信号を出力している。
【0027】
一方、発電された電力はDC/DCコンバータ15を経て、200Vにまで昇圧され、系統連系インバータ16に送られ、ここから、図1に太線で示した第2のケーブル107を通じて、パソコン108、照明109、冷蔵庫110等に供給されている。この燃料電池システムSは、系統連系インバータ16を介して商用電源に接続されている。
【0028】
この燃料電池システムSでは、発電の過程で熱が発生するので、この熱を利用して市水から温水を生成し、この温水を、図2に示すように、貯湯タンク7に蓄える。この温水は、図1に示すように、風呂113、キッチン114等に供給される。この貯湯タンク7は、建家100の外に設置される。
【0029】
次に、燃料電池システムSについて、図3を参照して説明する。この燃料電池システムSには、天然ガス、都市ガス、メタノール、LPG、ブタン等の燃料の供給源である燃料供給源1からガスメータ50を介して燃料ガスが供給されており、この燃料ガスから硫黄成分を除去する脱硫器2と、改質装置13と、固体高分子型の燃料電池6とを備える。改質装置13は、燃料ガスから水素、二酸化炭素及び一酸化炭素を含む改質ガスを生成する改質器3と、この改質器3からの改質ガスに含まれる一酸化炭素を二酸化炭素に変成するCO変成器4と、このCO変成器4からの未変性の一酸化炭素を除去するCO除去器5とを備えている。燃料電池6は、改質装置13のCO除去器5からの一酸化炭素が除去された後の水素と空気中に含まれる酸素とを反応させて電力を発生させるものであり、この燃料電池6は、燃料極(アノード)6aと、空気極(カソード)6bと、冷却部6cとを備えている。
【0030】
前記燃料供給源1からはガス管17が延出され、このガス管17にはガスメータ50、電磁開閉弁18及び昇圧ポンプ19が設けられ、ガス管17は脱硫器2に接続される。脱硫器2はガス管22を介して改質装置13の改質器3に接続される。そして、CO除去器5は、ガス管23を介して前記水タンク11に接続され、この水タンク11は、配管24を介して燃料電池6の燃料極6aに接続される。この燃料極6aは、配管37を介して改質装置13に接続されていると共に、配管37には、ドレンパイプ38が接続されている。そして、水タンク11は、配管25を介して燃料電池6の冷却部6cに接続され、冷却部6cは、熱回収用熱交換器27が介設された配管26を介して再び水タンク11に接続されている。
【0031】
他方、前記水タンク12は、配管31を介して空気供給源30と接続され、配管32を介して燃料電池6の空気極6bに接続される。この空気極6bは、配管34を介して熱回収用熱交換器33に接続される。この熱回収用熱交換器33には、排気ダクト35及びドレンパイプ36が接続される。
【0032】
また、前記貯湯タンク7は、昇圧ポンプ45により配管42を介して上述した熱回収用熱交換器27と接続されていると共に、昇圧ポンプ46により配管43を介して上述した熱回収用熱交換器33と接続されている。
【0033】
以上の構成により、燃料電池システムSの運転が開始されると、制御装置14からガスメータ50の入力端子62に所定の電気的信号を出力する。この出力により、ガスメータ50のコントローラ53に入力端子62からの信号が入力される。
【0034】
そして、燃料供給源1からガス管17内に流入した燃料ガスは一定流量でガスメータ50を通過する。ここで、前述した如く一定流量の燃料ガスがガスメータ50を通過することで流量計54からコントローラ53に一定流量の燃料ガスが流れたことが入力されるが、前述したように、燃料電池システムSの制御装置14からの信号により、使用時間遮断機能の時間のカウントが行われない。これにより、一定負荷で燃料電池システムSを運転した場合においても、コントローラ53が有する使用時間遮断機能が実質作動しない状態となり、燃料電池システムSは安定した運転を実現することができる。
【0035】
燃料ガスはガスメータ50から電磁開閉弁18を介して昇圧ポンプ19に入り、当該昇圧ポンプ19にて昇圧されて、脱硫器2に供給される。ここで燃料ガスから硫黄成分が除去される。この脱硫器2に、例えば活性炭等の吸着反応を利用した触媒を使用した場合、常温で、硫黄成分を除去することができる。この脱硫器2を経た燃料ガスは、ガス管22を介して改質装置13の改質器3に供給される。
【0036】
この改質器3では、水素、二酸化炭素及び一酸化炭素を含む改質ガスが生成される。この改質器3を経たガスは、CO変成器4に供給され、ここでは改質ガスに含まれる一酸化炭素が二酸化炭素に変性される。このCO変成器4を経たガスは、CO除去器5に供給され、ここではCO変成器4を経たガス中の未変性の一酸化炭素が除去される。
【0037】
このCO除去器5を経た当該一酸化炭素が除去された後の水素が、ガス管23、水タンク11及びガス管24を介して固体高分子型の燃料電池6の燃料極6aに供給される。他方、空気極6bには、空気供給源30から空気が供給された水タンク12より空気が供給される。これにより、燃料極6aに供給された水素と、空気極6bに供給された空気中に含まれる酸素とが反応し、電力が発生する。
【0038】
尚、上記改質器3は、内部に図示しないバーナを有し、ここには配管37を介して、燃料極6aを経た未反応水素がオフガスとして供給される。このとき、化学反応により生じ、燃料極6aに一部残存、若しくは、移動した水及び改質装置13において生じたドレン水は、ドレンパイプ38により外部に排出される。
【0039】
また、空気極6bから配管34に導出された空気は、燃料電池6の発熱反応によって温度上昇しており、この温度上昇した排気空気は、上記貯湯タンク7の水が配管43を介して循環する熱回収用熱交換器33で熱回収された後、排気ダクト35を通じて外部に放出される。このとき、熱回収用熱交換器33での熱交換によって、貯湯タンク7の水が温度上昇する。他方、燃料電池6の化学反応において生じた水は、温度上昇した排気空気中に水蒸気として存在しているため、熱回収用熱交換器33にて貯湯タンク7の水と熱交換した際に凝縮され、ドレン水としてドレンパイプ36より外部に排出される。
【0040】
上述した改質器3、CO変成器4、CO除去器5、燃料電池6では、所定の反応温度を有する化学反応が行われる。改質器3における化学反応は吸熱反応であるので、改質装置13に設けられた前記バーナによって常時加熱しながら化学反応を行う。
【0041】
また、CO変成器4、CO除去器5で行われる化学反応は発熱反応であるので、システム起動時のみ図示しないバーナを燃焼させて、燃焼ガスを発生させ、このとき発生した燃焼ガスの熱でCO除去器5の温度を反応温度まで昇温し、この反応温度まで昇温した後には、発熱反応の熱により反応温度以上に昇温しないように冷却が行われる。
【0042】
燃料電池6では、電気化学反応が行われ、この電気化学反応時の活性化過電圧、濃度過電圧、抵抗過電圧により熱が発生する。このとき、燃料電池6の冷却部6cには、図示しないポンプにより、水タンク11の水が供給され、当該冷却部6cを経た水は、配管26を介して熱回収用熱交換器27を通過し、再び水タンク11に帰還する。尚、熱回収用熱交換器27には、上記貯湯タンク7の水が配管42を介して循環するため、貯湯タンク7の水が温度上昇し、水タンク11の水の温度が低下する。これにより、水タンク11の水が冷却部6cを循環することにより、燃料電池6が冷却される。
【0043】
上記改質器3の排気系には、図示しない熱交換器が接続され、水タンク21の水がポンプ40を介して供給されると、当該熱交換器で水蒸気化し、この水蒸気が、脱硫器2からの燃料ガスと混合して改質器3に供給される。
【0044】
以上の構成により、燃料電池システムSが、コージェネレーションシステムの形態をとるので、エネルギーの有効活用が図られる。したがって、高い総合熱効率が得られるので、原燃料(燃料ガス)の消費量が減少し、二酸化炭素の排出量が低減される。
【0045】
このように、制御装置14は、ガスメータ50のコントローラ53の入力端子62に対して、運転中であることを指示するための信号を出力するので、コントローラ53が有する使用時間遮断機能が実質作動しない状態となる。
【0046】
このため、燃料電池システムSを一定負荷で使用した場合において、ガスメータ50により、ガスの供給が遮断されて、ガスの供給が成されなくなり、発電に支障をきたすといった不都合を未然に防ぐことができるようになる。
【0047】
これにより、燃料電池システムSが安定した運転を実現することができるようになり、燃料電池システムSの信頼性の向上を図ることができるようになる。
【0048】
【発明の効果】
以上詳述した如く、請求項1の発明のガスメータによれば、供給経路を遮断するガス遮断手段と、供給経路のガス流量検出手段と、制御手段とを備え、この制御手段は、ガス流量検出の出力に基づき、所定時間供給経路のガス流量に変化が無い場合、ガス遮断手段により供給経路を遮断する使用時間遮断機能を有する共に、所定の入力端子を備え、この入力端子に入力される信号に基づき、使用時間遮断機能を不能とするので、当該ガスメータを介して取り付けられる機器、例えば燃料電池システムを一定負荷(一定のガス流量)で運転した場合に、使用時間遮断機能により、ガスの供給が遮断されないので、安定した運転を実現することができるようになる。
【0049】
請求項2の発明の燃料電池システムによれば、請求項1のガスメータを介して供給される燃料ガスを水素に改質する改質装置と、この改質装置からの水素によって発電する燃料電池と、改質装置及び燃料電池の運転を制御する燃料電池側制御手段とを備え、この燃料電池側制御手段は、ガスメータの制御手段の入力端子に対して、運転中であることを指示するための信号を出力するので、ガスメータの使用時間遮断機能により燃料ガスの供給が遮断されるといった不都合を未然に回避することができるようになる。
【0050】
これにより、燃料電池システムが安定した運転を実現することができるようになり、燃料電池システムの信頼性の向上を図ることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の燃料電池システムの実施例として固体高分子型燃料電池システムを家庭に設置した場合の系統図である。
【図2】図1の屋外部分を示す図である。
【図3】実施例の燃料電池システムの回路図である。
【図4】実施例のガスメータの制御装置のブロック図である。
【符号の説明】
S 固体高分子型燃料電池システム
1 燃料ガス
2 脱硫器
3 改質器
4 CO変性器
5 CO除去器
6 燃料電池
6a 燃料極
6b 空気極
6c 冷却部
7 貯湯タンク
8 水処理装置
9、10、31、32、34、37、41、42、43 配管
11、12、21 水タンク
13 改質装置
14 制御装置
15 DC/DCコンバータ
16 系統連系インバータ
17、22、23、24、25、26 ガス管
18 電磁開閉弁
19、40、44、45、46 昇圧ポンプ
27、33 熱回収用熱交換器
30 空気供給源
35 排気ダクト
36、38 ドレンパイプ
50 ガスメータ
52 制御装置
53 コントローラ
54 表示メータ
56 流量計
58 感震器
60 遮断器
62 入力端子

Claims (2)

  1. 燃料ガスの供給経路に介設されるガスメータであって、
    前記供給経路を遮断するガス遮断手段と、前記供給経路のガス流量検出手段と、制御手段とを備え、
    該制御手段は、前記ガス流量検出の出力に基づき、所定時間前記供給経路のガス流量に変化が無い場合、前記ガス遮断手段により前記供給経路を遮断する使用時間遮断機能を有する共に、所定の入力端子を備え、該入力端子に入力される信号に基づき、前記使用時間遮断機能を不能とすることを特徴とするガスメータ。
  2. 請求項1のガスメータを介して供給される前記燃料ガスを水素に改質する改質装置と、該改質装置からの水素によって発電する燃料電池と、前記改質装置及び燃料電池の運転を制御する燃料電池側制御手段とを備えた燃料電池システムであって、
    該燃料電池側制御手段は、前記ガスメータの制御手段の入力端子に対して、運転中であることを指示するための信号を出力することを特徴とする燃料電池システム。
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