JP2004183275A - トイレ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ノズルヘッド部16の吐水孔15を除く上面と側面の外周面を覆う第1のノズルカバー19と、ノズルロッド部14の外周面を覆う筒状の第2のノズルカバー21とを配設することにより、ノズルヘッド部16の外周と第1のノズルカバー19の内壁との隙間やノズルロッド部14の外周と第2のノズルカバー21の内壁との隙間をなくし、清潔性を向上させることができる。
【選択図】 図4
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、用便後などに人体の局部を洗う洗浄手段を備えたトイレ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来この種のトイレ装置としては、例えば、洗浄水を噴出する吐水孔を有したノズルヘッド部と、ノズルヘッド部への水路を構成し待機位置と使用位置間で移動可能なノズルロッド部と、ノズルヘッド部とノズルロッド部の外周を同時に覆うノズルカバーを備えているものがあった(特許文献1参照)。図6は前記文献に記載された従来のトイレ装置を示すものである。図6において、ノズルロッド部1の先端にノズルヘッド部2が水密に接合されており、それらを覆うように筒状のノズルカバー3を設けることによって、ノズルヘッド部2とノズルロッド部1の外表面の段差、溝、隙間に汚れが付着するのを防止していた。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−132055号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の構成では、ノズルヘッド部2の断面がノズルロッド部1の断面より大きな場合は、ノズルカバー3の断面が大きくなり、大きなスペースを必要とし、また、ノズルロッド部1の外周とノズルカバー3の内壁との間に大きな隙間が生じ、その部分に汚水が溜まり好ましくなかった。
【0005】
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、ノズルヘッド部やノズルロッド部の外周とノズルカバー内壁との隙間をなくして、清潔性を向上させたトイレ装置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記従来の課題を解決するために、本発明のトイレ装置は、ノズルヘッド部の吐水孔を除く上面と側面の外周面を覆う第1のノズルカバーと、前記ノズルロッド部の外周面を覆う筒状の第2のノズルカバーとを配設することにより、ノズルヘッド部の外周と第1のノズルカバー内壁との隙間やノズルロッド部の外周と第2のノズルカバー内壁との隙間をなくすものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の発明は、便器上に設けた本体と、本体に人体の局部を洗う洗浄手段を内装し、洗浄手段には、洗浄水を噴出する吐水孔を有したノズルヘッド部と、ノズルヘッド部への水路を構成し、待機位置と使用位置間で移動可能なノズルロッド部を配するとともに、ノズルヘッド部の吐水孔を除く上面と側面の外周面を覆う第1のノズルカバーと、前記ノズルロッド部の外周面を覆う筒状の第2のノズルカバーとを配設することにより、ノズルヘッド部の外周と第1のノズルカバー内壁との隙間やノズルロッド部の外周と第2のノズルカバー内壁との隙間をなくし、清潔性を向上させることができる。
【0008】
請求項2に記載の発明は、第1のノズルカバーと第2のノズルカバーを金属で形成することにより、外表面にメッキ等の特殊コーティングを施すことができ、さらに、汚物を付着しにくくすることができる。また、雑巾などで拭いても傷がつきにくい。
【0009】
請求項3に記載の発明は、第1のノズルカバーと第2のノズルカバーをステンレスで形成することにより、抗菌作用でさらに清潔性を向上させることができる。
【0010】
請求項4に記載の発明は、第1のノズルカバーと第2のノズルカバーの外表面をフッ素コーティングすることにより、さらに汚物を付着しにくくすることができる。
【0011】
請求項5に記載の発明は、ノズルヘッド部の底面の表面を第1のノズルカバーと同一材料とすることにより、清潔性を向上させることができる。
【0012】
請求項6に記載の発明は、第1のノズルカバーをノズルヘッド部にインサート成形することにより、ノズルヘッド部の外周と第1のノズルカバー内壁との隙間を完全になくし、さらに清潔性を向上させることができる。
【0013】
請求項7に記載の発明は、第2のノズルカバーをノズルロッド部にインサート成形することにより、ノズルロッド部の外周と第2のノズルカバー内壁との隙間を完全になくし、さらに清潔性を向上させることができる。
【0014】
【実施例】
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0015】
図1は、本発明の実施例のトイレ装置を便器にセットした状態の斜視図を示すものであり、図2は同トイレ装置のノズルヘッド部付近の概略斜視図であり、図3は同トイレ装置の洗浄手段のノズル収納状態における概略斜視図であり、図4は同トイレ装置の洗浄手段要部の側断面図であり、図5は同トイレ装置の洗浄手段要部の平断面図である。トイレ装置の本体11は、便器12の後部に横長に設けられ、本体11は、用便後などに人体の局部を温水で洗う洗浄手段13を内装している。
【0016】
洗浄手段13は、ノズルロッド部14と、洗浄水を噴出する吐水孔15を有したノズルヘッド部16と、ノズルロッド部14を非使用時収納しておくノズルシリンダー17と、収納時にノズルヘッド部16を洗浄するためのノズル洗浄ヘッド18を備えており、ノズルロッド部14の先端には、ノズルヘッド部16が水密に接合されている。また、ノズルヘッド部16は、吐水孔15を除く上面と側面の外周面に、フッ素コーティングを施したステンレスの第1のノズルカバー19がインサートされており、底面もフッ素コーティングを施したステンレスのインサート板20で覆われている。さらに、ノズルロッド部14もフッ素コーティングを施したステンレスの第2のノズルカバー21がインサートされている。そして、ノズルロッド部14内には第1の水路14aと第2の水路14bが平行に通っており、ノズルヘッド部16内には、第1の水路14aと水密に結合する第3の水路16aと、第2の水路14bと水密に結合する第4の水路16bと、第3の水路16aと第4の水路16bとが交じり合い天面が吐水孔15に通じる円筒形状の混合室22が設けられている。ここで、第3の水路16aは混合室22の下部に通じ、第4の水路16bは円筒形状の混合室22の接線方向に通じている。
【0017】
以上のように構成された本実施例では、ノズルヘッド部16の外周と第1のノズルカバー19の内壁との隙間やノズルロッド部14の外周と第2のノズルカバー21の内壁との隙間がないので、局部洗浄時の汚物まじりの水やノズル洗浄時の水などが、その隙間に入り込むことがなく、清潔性を向上させることができる。
【0018】
また、本実施例では、ノズルヘッド部16とノズルロッド部14の外周はフッ素コーティングを施したステンレスから成る第1のノズルカバー19とインサート板20と第2のノズルカバー21で覆われているので、汚物が付き難くノズル洗浄ヘッド18からのノズル洗浄の効果も上がり、局部洗浄時に汚物がノズルロッド部14やノズルヘッド部16に落ちた場合の清潔性をさらに向上させることができる。また、雑巾などで拭いても傷がつきにくい。
【0019】
なお、第1のノズルカバー19および第2のノズルカバー21は、金属でかつステンレスでかつフッ素コーティングを施しかつインサート成形で構成したものが最も効果を発揮するが、金属製、ステンレス製、フッ素コーティング、インサート成形の任意の組み合わせによる構成、もしくは単一のものでの構成であっても相応の効果を発揮することは言うまでもない。例えば、金属製にすることにより一般に耐摩耗性や美観が向上するし、ステンレス製であれば耐摩耗性や美観の向上に加え、抗菌性も向上する。抗菌性という観点では銅製や銀製、銀合金製であっても同様の効果を奏する。また、フッ素コーティングであれば摺動性や防汚性に優れ、インサート成形にすると隙間を完全になくして清潔性を向上することができる。また第1のノズルカバー19と第2のノズルカバー21は、同一の構成であると摺動性や汚れの付着度合い、美観の統一を図ることができて好ましいが、加工性やコスト等の必要性に応じて違った構成をとっても良い。
【0020】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、ノズルヘッド部の吐水孔を除く上面と側面の外周面を覆う第1のノズルカバーと、前記ノズルロッド部の外周面を覆う筒状の第2のノズルカバーとを配設することにより、ノズルヘッド部の外周と第1のノズルカバー内壁との隙間やノズルロッド部の外周と第2のノズルカバー内壁との隙間をなくし、清潔性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例におけるトイレ装置を便器にセットした状態の斜視図
【図2】本発明の実施例におけるトイレ装置のノズルヘッド部付近の概略斜視図
【図3】本発明の実施例におけるトイレ装置の洗浄手段のノズル収納状態における概略斜視図
【図4】本発明の実施例におけるトイレ装置の洗浄手段要部の側断面図
【図5】本発明の実施例におけるトイレ装置の洗浄手段要部の平断面図
【図6】従来のトイレ装置の要部斜視図
【符号の説明】
11 本体
12 便器
13 洗浄手段
14 ノズルロッド部
15 吐水孔
16 ノズルヘッド部
19 第1のノズルカバー
20 インサート板(底面の表面)
21 第2のノズルカバー
Claims (7)
- 便器上に設けた本体と、前記本体に人体の局部を洗う洗浄手段を内装し、前記洗浄手段には、洗浄水を噴出する吐水孔を有したノズルヘッド部と、前記ノズルヘッド部への水路を構成し、待機位置と使用位置間で移動可能なノズルロッド部を配するとともに、前記ノズルヘッド部の吐水孔を除く上面と側面の外周面を覆う第1のノズルカバーと、前記ノズルロッド部の外周面を覆う筒状の第2のノズルカバーとを配設したトイレ装置。
- 第1のノズルカバーと第2のノズルカバーを金属で形成してなる請求項1に記載のトイレ装置。
- 第1のノズルカバーと第2のノズルカバーをステンレスで形成してなる請求項2に記載のトイレ装置。
- 第1のノズルカバーと第2のノズルカバーの外表面をフッ素コーティングしてなる請求項2または3に記載のトイレ装置。
- ノズルヘッド部の底面の表面を第1のノズルカバーと同一材料としてなる請求項1〜4のいずれか1項に記載のトイレ装置。
- 第1のノズルカバーをノズルヘッド部にインサート成形してなる請求項1〜5のいずれか1項に記載のトイレ装置。
- 第2のノズルカバーをノズルロッド部にインサート成形してなる請求項1〜6のいずれか1項に記載のトイレ装置。
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