JP2004183186A - 消臭調湿性基材の製造方法及び消臭調湿性基材 - Google Patents

消臭調湿性基材の製造方法及び消臭調湿性基材 Download PDF

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Abstract

【目的】建物や施設空間内の内装材、家具、寝具、調度品等に自在に加工使用でき、且人工ゼオライトの高い吸着性と調湿性を発揮させて、安全で快適且衛生的空間を創出しえる消臭調湿性基材の製造方法及び消臭調湿性基材の提供。
【構成】織物、編物若しくは不織布からなる生地を供給ロール及び供出ロール間で天然ゴムや合成ゴムラテックス若しくはアクリルエマルジョン或いはシリコンエマルジョンからなる水溶性ビヒクルに所要性能の人工ゼオライト粉体が15乃至55%重量と、リン酸金属塩、スルホン酸金属塩若しくはピロリン酸金属塩から選ばれる分散剤が1.0乃至6.0%重量、及び有機発泡剤若しくは無機発泡剤が0.5乃至5.0%重量割合で配合された塗着材を、ロールコーターやディッピング若しくはスプレイ塗着手段で、人工ゼオライト粉体が10乃至60g/mの塗着量で塗着し、加熱により連続気泡構造の塗着形成膜を固着形成させた消臭調湿性基材の製造方法及び消臭調湿性基材。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は消臭性と調湿性に優れた消臭調湿性基材の製造方法並びに消臭調湿性基材に係るもので、更に詳しくは建物や施設等の密閉空間内に揮散滞留する揮発性有機化合物や有害ガス或いは臭気ガスの吸着分解消去や消臭、並びに調湿により安全で快適且衛生的な建物や施設空間を創出できる消臭調湿性基材の製造方法及び消臭調湿性基材に関する。
【0002】
【従来技術】
近年における建物や施設は、建築技術の向上とともに都市部においては土地の有効利用の見地から、店舗や事務所はもとより住居に至るまで高層化が進み、且郊外における戸建住居においても耐震、耐火、防犯等に優れたプレハブ工法やプレカット工法による住居が採用され、且これら建物や施設或いは住居にはアルミサッシや鉄扉等の建築金物並びに新建材等が多用されることとも相俟って該建物や施設或いは住居空間の密閉性が著しく高まっている。
【0003】
加えてこれら空間内には、その使用目的において多種多様な内装材を初め塗料及び施工に係る接着剤も多量に使用され、更には該空間内に収納される什器や備品或いは家具や調度品においても多量の合成化学品が使用されている。
これがため使用経過とともに、建物や施設或いは住居を形成している内装材や塗料或いは接着剤等から、更には什器や備品或いは家具や調度品等から揮発性有機化合物や環境ホルモン或いは有害ガスが揮散滲出して、該建物や施設或いは住居空間内に滞留し、これにより多様な疾病が誘発される所謂シックハウス症候群の原因たることが解明されるに至り、既に法的規制措置が講ぜられるに至っている。
【0004】
更に住居建物においては核家族化や高齢化に伴う単身世帯の増大に伴うペット類の飼育の増大や或いは在宅介護老人の発生によっては特有の臭気が住居建物空間全体に拡散され、若しくは住居建物は生活に係る台所、洗面所、浴室等の水回り設備と且生活者の常住等による特有の生活臭が発生し、これら臭気が滞留するばかりか内装材や家具調度品にまで浸透し著しく不快な環境と化している。
【0005】
而も密閉性の高まりは建物や施設空間が年間を通して温暖に保持されるため、特に水回り設備を擁する住居建物では壁面に著しい結露の発生を来たし、且この結露の発生に伴って黴や細菌類の繁殖が促進されるとともにダニ等の不快害虫の蝟集も招来され、且これら死骸がアレルゲンとなり小児喘息やアトピー性皮膚炎を惹起させ、更には食品類の腐敗や変敗をも増長させること等により著しく非衛生的空間におかれる結果となっている。
【0006】
かかる実情に対し密閉性の高い建物や施設空間内に揮散滞留する揮発性有機化合物や有害ガス或いは臭気ガスの対策としては、従来より外気との頻繁な交換が好ましいとされていたが、現状の都市部においては既に外気が極度に汚染されてなるため、大容量のエアーコンディショナーに更に清浄化機能を付加させねばならず設備費用が極めて高価となるばかりかその維持費用も膨大となり、大型建物や施設或いは高級店舗やホテル等の一部に使用が限定される。
【0007】
これがため一般的な建物や施設或いは住居用建物等においては、オゾン発生機やマイナスイオン発生機等によりこれら揮発性有機化合物や有害ガス或いは臭気ガス等の分解消去や分解消臭を図る方法、及び内装材に珪藻土板材やドロマイト板材或いは天然素材による壁材等を用いて吸着消臭させ、併せて吸湿をも図る方法が模索されている。
然るにオゾンによる分解消去を図る手段では、建物や施設空間内全体を所要の濃度となす必要があるものの、該オゾンは危険性が高く且特有のオゾン臭が拡散されること等により実用性に問題があり、更にマイナスイオンによる手段も同様に建物や施設空間内を、少なくともマイナスイオン密度において略20乃至30万個/cc以上の高濃度に拡散保持させる必要があり、この拡散希釈を考慮すると少なくとも3乃至10倍程度のマイナスイオン発生濃度が必要となり、実用に供しえるものの開発には至っていない。
【0008】
更に珪藻土板材やドロマイト板材或いは天然素材による壁材の使用に際しては、これら自体からは既存の合成化学素材からなる内装材に比べて揮発性有機化合物の揮散や滲出は大幅に削減されるものの、建物や施設空間内には什器や備品或いは家具や調度品等揮発性有機化合物や有害ガス或いは臭気ガスの発生源が多数収納されてなり、これらからの揮発性有機化合物や有害ガス或いは臭気ガスの発生された場合、従来の合成化学素材の内装材に比べては初期吸着性は発揮されるものの、短時に吸着飽和し且吸着された揮発性有機化合物や有害ガス或いは臭気ガスが混交されて再放出や再臭気発生がなされるため、建物や施設空間内の安全性はもとより異臭が拡散されて快適な空間環境の創出は到底なしえない。
【0009】
加えて珪藻土板材やドロマイト板材或いは天然素材の壁材等は多湿時における吸湿性が働くものの、該吸湿は化学的吸湿であるから一旦吸湿したる場合には、その放湿には自然乾燥によるため極めて長時間を要し、本来的調湿作用が発揮されぬため結露防止効果も期待できず、依然として黴や細菌類の繁殖が増長される結果となっている。
【0010】
発明者はかかる問題を解決するため数多の研究並びに実験を重ねた結果、近年に至り鋳造廃砂や土木浚渫における廃棄砂泥或いは石炭焼却灰等その主成分が酸化珪素並びに酸化アルミニウムからなる産業廃棄物を原料とし、アルカリ前処理と高温高圧処理により、既に土壌改良剤として使用されてなる天然ゼオライトに比べて、多様な粒径を初め物理的吸着面積所謂比表面積において略6乃至10倍以上並びに塩基置換容量(meq/100g)においても略3乃至6倍以上で且吸着活性或いは分解促進性に寄与するカルシウムイオン、マグネシウムイオン、鉄イオン、若しくはカリウムイオン等のイオン基を自在に置換しえる人工ゼオライトが安定して供給しえることを確認した。
【0011】
そして該人工ゼオライトを所要の粒径と比表面積及び塩基置換容量(meq/100g)の人工ゼオライト粉体としたうえ織物や編物若しくは不織布等の生地に、天然ゴムラテックスや合成ゴムラテックス若しくはアクリルエマルジョンやシリコンエマルジョン等の水溶性ビヒクルを用いて、所要の目付量割合で均質に塗着させ且塗着形成膜を連続気泡により形成させることにより、人工ゼオライト粉体の高い吸着性と分解性や消臭性及び調湿性が発揮され、而も内装材や家具、調度品等に多様な加工使用ができ、以って建物や施設空間を安全で快適且衛生的空間となしえることを想到し本発明に至った。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
即ち本発明は建物や施設空間に用いられる内装材や収納される什器、備品、家具、調度品等に自在に加工使用でき、且人工ゼオライト粉体の高い吸着性と調湿性により、建物や施設空間を安全で快適且衛生的に創出することの可能な、消臭調湿性基材の製造方法及び消臭調湿性基材を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するために本発明が用いた技術的手段は、内装材や什器、備品、家具、調度品等に自在に加工使用をなすうえから、織物、編物若しくは不織布からなる生地を用い、該生地を供給ロール及び供出ロール間において、天然ゴムラテックスや合成ゴムラテックス若しくはアクリルエマルジョン或いはシリコンエマルジョンからなる水溶性ビヒクルに、積極的な吸着性や調湿性を保持せしむるうえから接触表面積率の大きな、その平均粒径が10乃至100μmで且吸着容量若しくは調湿容量が十分に大きく吸着分解性や吸着消臭性或いは調湿性を有効に発揮させるうえから、その比表面積が少なくとも120m/g以上のもので、更には吸着された揮発性有機化合物や有害ガス或いは臭気ガスを、その強い塩基置換性と活性触媒作用により分解消去若しくは分解消臭を図り吸着飽和をなくし長期に亘る吸着性を保持させるうえから、その塩基置換容量(meq/100g)が180mg以上で、而もカルシウムイオン、マグネシウムイオン、鉄イオン或いはカリウムイオンに置換された人工ゼオライト粉体が選択されるとともに、該人工ゼオライト粉体が15乃至55%重量割合で配合される。
【0014】
更に該人工ゼオライト粉体を生地に均等に分散塗着されるよう十分に分散を図るうえからリン酸金属塩やスルホン酸金属塩若しくはピロリン酸金属塩から選ばれる分散剤が1.0乃至6.0%重量割合で配合されるとともに、更には生地に塗着される人工ゼオライト粉体が添着保持されるよう形成される塗着形成膜に通気性及び透気性を保持させるため連続気泡による塗着形成膜を形成させるため、オレイン酸カリウム、ステアリン酸アンモニウム、ニトロアルカン、ニトロ尿素若しくは活性メチレン化合物から選ばれる有機発泡剤、或いはホウ酸、水酸化アルミニウム、リン酸アンモニウムから選ばれる無機発泡剤が0.5乃至5.0%重量割合で配合されて塗着材が形成される。
【0015】
かくしてなる塗着材を用いてロールコーター若しくはディッピングにより或いはスプレイ塗着手段により、人工ゼオライト粉体が実質的に10乃至60g/mの塗着目付量となるよう塗着させたうえ、その温度が100乃至180℃の加熱工程において連続発泡塗膜に形成させ且乾燥させて消臭調湿性基材を形成する消臭調湿性基材の製造方法に存する。
加えて生地に塗着材が塗着されたる後、該塗着面の一側面若しくは両側面に適宜の織物、編物若しくは不織布からなる積層用生地が加圧接合されたうえ、乾燥工程において連続気泡塗膜の形成と乾燥により一体的に積層形成される消臭調湿性基材の製造方法に存し、且塗着材に適宜色調の着色剤が0.5乃至3.0%重量割合で配合されることにより、適宜色調の消臭調湿性基材を形成する消臭調湿性基材の製造方法に存する。
【0016】
更に織物、編物若しくは不織布からなる生地に、天然ゴムラテックスや合成ゴムラテックス若しくはアクリルエマルジョン或いはシリコンエマルジョンからなる水溶性ビヒクルに、平均粒径が10乃至100μmで比表面積が120m/g以上及び塩基置換容量(meq/100g)が180mg以上の人工ゼオライト粉体が15乃至55%重量割合、並びにリン酸金属塩、スルホン酸金属塩若しくはピロリン酸金属塩から選ばれる分散剤が1.0乃至6.0%重量割合、及びオレイン酸カリウム、ステアリン酸アンモニウム、ニトロアルカン、ニトロ尿素、活性メチレン化合物よりなる有機発泡剤、或いはホウ酸、水酸化アルミニウム若しくはリン酸アンモニウムよりなる無機発泡剤から選ばれる発泡剤が0.5乃至5.0%重量割合で配合された塗着材により、人工ゼオライト粉体が実質的に10乃至60g/mの塗着量で且塗着形成膜が連続気泡により形成され、而も通気率が30%以上保持されるよう塗着されてなる消臭調湿性基材に存するものであり、更には塗着材が塗着された一側面若しくは両側面に適宜の織物、編物若しくは不織布からなる積層用生地が積層形成された消臭調湿用基材に存する。
【0017】
【作用】
本発明は上述の如き技術的手段を用いてなるため次の如き作用を有する。即ち使用する生地が織物、編物若しくは不織布からなり、且この生地に供給ロール及び供出ロール間において天然ゴムラテックス、合成ゴムラテックス若しくはアクリルエマルジョン或いはシリコンエマルジョンからなる水溶性ビヒクルに、その平均粒径が10乃至100μmで、比表面積が120m/g以上及び塩基置換容量(meq/100g)が180mg以上の人工ゼオライト粉体が15乃至55%重量割合と、リン酸金属塩若しくはスルホン酸金属塩或いはピロリン酸金属塩から選ばれる分散剤が1.0乃至6.0%重量割合、及びオレイン酸カリウム、ステアリン酸アンモニウム、ニトロアルカン、ニトロ尿素、活性メチレン化合物或いはホウ酸、水酸化アルミニウム若しくはリン酸アンモニウムから選ばれる発泡剤が0.5乃至5.0%重量割合で配合された塗着材を用い、ロールコーター若しくはディッピング或いはスプレー塗着手段で、人工ゼオライト粉体が実質的に10乃至60g/mの塗着目付量を以って塗着されるため、塗着材は人工ゼオライト粉体が分散剤の分散作用により均質に分散されるため、塗着される生地全体に均質に人工ゼオライト粉体が塗着される。
【0018】
更に該塗着材中には発泡剤も分散配合されてなるため、塗着された生地を引続く加熱工程で100乃至180℃に加熱させることにより塗着された塗着材中の水分の蒸散並びに発泡剤の発泡と発泡ガスの放出に伴う連続気泡構造の塗着形成膜が形成され、且該塗着形成膜により人工ゼオライト粉体が生地と強固に塗着保持されるとともに該塗着保持された人工ゼオライト粉体面には、揮発性有機化合物や有害ガス若しくは臭気ガス或いは湿気が連続気泡内を通気若しくは透湿して容易に吸着、吸湿される。
【0019】
更に塗着材は接着性をも保持するものであるから、該塗着材が塗着された生地の一側面若しくは両側面に、適宜の織物、編物若しくは不織布からなる積層用生地を加圧接合させたうえ加熱工程において加熱させることにより、連続気泡構造の塗着形成膜の形成とともに、生地並びに積層用生地とが一体的に積層された消臭調湿性基材が作成される。
加えて作成される消臭調湿性基材の通気率を30%以上に保持されることにより、建物や施設空間内に拡散滞留する揮発性有機化合物や有害ガス、臭気ガス或いは湿気を含む空気が容易に流通接触されて高い吸着性や吸湿性が発揮される。
【0020】
【実施例】
以下に本発明実施例を図に基づき詳細に説明すれば、図1は本発明に用いる生地1の説明図であって該生地1は本発明消臭調湿性基材4が多様な形状並びに構造に縫製やウエルダー若しくは接着加工されて実用使用に供されるものであるから、柔軟性や屈撓性と且消臭性や調湿性を効果的に発揮させるために通気性を具備するものが望まれ図1に示す平織物1Aを初め綾織物や朱子織物等の織物若しくはトリコット、メラニーズ、ラッセル編等の編物或いは不織布等が使用されるもので、而も該生地1には塗着材2が塗着され塗着形成膜2Aが強固に塗着形成させる必要があるから塗着材2との被着性に優れる素材が好都合で、具体的素材としては天然繊維素材を初め再生繊維素材、ガラス繊維素材の他、合成繊維素材としてはポリエステル、ポリアミド、ポリアクリルニトニル或いはポリビニルアルコール系の合成繊維が挙げられる。
【0021】
加えて該生地1には塗着材2により塗着形成膜2Aを強固に塗着形成させるうえから、塗着に際して塗着材2がその表裏面に亘って浸透包着しえるよう、及び実用使用に供される消臭調湿性基材4にその消臭性や調湿性を十分に発揮させるうえからその通気率が30%以上に保持されることが望まれるため、使用目的並びに塗着目付量を勘案して、比較的粗目の組織構成のものの使用が好都合である。
無論使用目的に合せて該生地1の色調や組織構成、柄、模様等が具体的に決定される。そして通気率はJISB8371−2に規定する試験方法に基づき試験試料の無い状態と、試験試料を配置された状態との流量差で求めている。
【0022】
かくして選択された生地1に塗着される塗着材2は、図2に示すように生地1の柔軟性や屈撓性を損なうことなく強固に塗着でき、且形成される塗着形成膜2Aから有機溶剤ガスや臭気ガス等の発生の無いことが極めて重要であることから、天然ゴムラテックスやスチレンブタジエンラテックス、ブタジエンラテックス、スチレンイソプレンラテックス、イソプレンラテックス、アクリルブタジエンスチレンラテックス、クロロプレンラテックス、ニトリルブタジエンラテックス等の合成ゴムラテックス或いはアクリルエマルジョンやシリコンエマルジョン等の水溶性ビヒクル20が用いられる。
【0023】
そしてかかる水溶性ビヒクル20には、消臭性並びに調湿性を発揮せしむる人工ゼオライト粉体21として、揮発性有機化合物や有害ガス若しくは臭気ガスを積極的に吸着させ或いは湿気の吸湿を図るうえからは、その接触表面積率が大きく、而も配合作業時の飛散防止を図るうえから少なくともその平均粒径が10μm以上望ましくは30乃至80μm程度のものが好適で、あまり粒径が大きくなると分散性とともに吸着や吸湿効率が悪くなること、及び生地1との強固な塗着が阻害されるため、最大でも100μm以下に留めることが望ましい。
【0024】
更にこの人工ゼオライト粉体21はその物理的吸着、吸湿容量の大きなもの程高い吸着性や吸湿性が発揮されること、及び塗着形成膜2Aの形成に際してその吸着や吸湿に係る微細孔隙の略20乃至30%程度が閉塞される危険をも考慮して比表面において少なくとも120m/g以上のものが望まれる。
加えて積極的且効率的に吸着した揮発性有機化合物や有害ガス或いは臭気ガスの分解消去或いは分解消臭を強い塩基置換性と活性触媒作用で促進せしめて吸着飽和を消除し長期に亘って吸着性を維持発揮させるため、その塩基置換容量(meq/100g)が少なくとも180mg以上で、且カルシウムイオン、マグネシウムイオン、鉄イオン若しくはカリウムイオンに置換されてなる人工ゼオライト粉体21が選択されるとともに、該人工ゼオライト粉体21を15乃至55%重量割合で配合する。
【0025】
人工ゼオライト粉体21の配合量は、塗着材2が塗着される生地1の素材や組織構成並びに塗着材2の粘度や塗着目付量或いは塗着手段3によって異なり、ロールコーター特にはフレキシブルブレードコーターやナイフオーバーロールコーター等では略1,000乃至30,000cp(センチポアズ)の粘度の塗着材2が好都合とされ、若しくはディッピングでは略500乃至10,000cpの粘度の塗着材2が、更にスプレイ塗着の場合では略50乃至50,000cpの広範囲の粘度の塗着材2が使用可能とされることから、これら粘度に適合するよう配合量が決定される。
【0026】
更に塗着材2にはこの多量に配合される人工ゼオライト粉体21を塗着材2全体に均質に分散させるための分散剤22及び該塗着材2を生地1に塗着のうえ加熱工程33において連続気泡に発泡させて塗着形成膜2Aを形成させるための発泡剤23が配合されている。
即ち人工ゼオライト粉体21は真比重が略2.0嵩比重が略0.7程度で且マイナス電荷を有するため、水溶性ビヒクル20内に配合させた場合の分散性が悪い。これがため分散剤として界面活性に優れるリン酸金属塩、スルホン酸金属塩若しくはピロリン酸金属塩から選ばれる分散剤22が1.0乃至6.0%重量割合で配合されるもので、リン酸金属塩の具体的なものとしてはリン酸ベリリウム、リン酸マグネシウム、リン酸カルシウム、リン酸バリウム等が挙げられる。
【0027】
加えて発泡剤23としては加熱工程33における加熱に際して発泡ガスの発生と且塗着材2の水分の蒸散とに伴い連続気泡構造を生成させるもので、具体的にはオレイン酸カリウム、ステアリン酸アンモニウム、ニトロアルカン、ニトロ尿素、活性化メチレン化合物等の有機発泡剤やホウ酸、水酸化アルミニウム、リン酸アンモニウム等の無機発泡剤も使用できるもので、該発泡剤23は微細構造の連続気泡生成には0.5乃至2.5%重量割合程度の配合量で、或いは比較的大きな構造と多量の連続気泡生成のためには、2.0乃至5.0%重量割合の配合量が目安となる。無論適宜色調に着色する必要の場合には適宜の着色剤が更に0.5乃至3.0%重量割合で配合される。
当然にこれらが配合された塗着材2は十分な分散混合を図ったうえ塗着に供されるものであって、低粘度の場合にはサンドミル、アトライタ、バイブレーターミル等が、中粘度の場合にはハイスピードストーンミルやハイスピードディスクインペラーにより、高粘度の場合では3本ロールミル等の分散混合機の使用が望まれる。
【0028】
図3はブレードコーター30における塗着手段3で本発明消臭調湿性基材4を製造する方法が示されてなり、かかる塗着手段3においては供給ロール3Aより供給された生地1はガイドロール30Aを経由してバックアップロール30Bを周回して加熱工程33内を挿通させ供出ロール3Bに引取られる工程を擁しており、このバックアップロール30Bを周回移動する生地1の表面に近接してコーティングヘッド30Cが設けられてなるとともに、該コーティングヘッド30C内には所要の配合がなされた塗着材2が供給されている。そして生地1の移送とともに該塗着材2が生地1の一側面より塗着され、而も該コーティングヘッド30Cの下方には塗着材2の塗着膜厚や塗着目付量を調整するためのブレード30Dが配位されている。
【0029】
かかる場合に形成される消臭調湿性基材4は多様な形状構造に加工が施されるため、柔軟性や屈撓性を損なわず且消臭性や調湿性を発揮させるうえから30%以上の通気率を保持させること等により、人工ゼオライト粉体20が実質的に10乃至60g/mに塗着されるよう塗着目付量が調整され塗着される。
そして生地1に所要の塗着目付量の塗着材2が塗着されたる後、供出ロール3Bの移送牽引力により加熱工程33内を挿通させることにより、100乃至180℃の加熱がなされ塗着材2に配合された発泡剤23の発泡並びに発泡ガスの放出及び水分の蒸散放出とにより、連続気泡構造の形成と乾燥固着による塗着形成膜2Aが形成された消臭調湿性素材4が作成される。加熱工程33は塗着材2が塗着された生地1を100乃至180℃に加熱可能な手段を有するものであれば特段の制約はなく一般的には電熱ヒーターや熱風フロン(図示せず)が用いられる。
【0030】
図4はディッピング31の塗着手段3による消臭調湿性基材4の製造方法が示されてなるもので、該ディッピング31による場合には供給ロール3A及び供出ロール3B間にガイドロール31Aを介して浸漬槽31Bと、該浸漬槽31B内に配位された浸漬ロール31Cにより供給ロール3Aから供給される生地1を移送させるとともに、該浸漬槽31B内に貯留されてなる塗着材2を移送される生地1全体に浸漬塗着させたうえ、該浸漬槽31Bの後方に配設された絞りロール31Dにより所要の塗着目付量に調整させたうえ加熱工程33内を挿通させて100乃至180℃の加熱を施し、塗着材2内の発泡剤23の発泡並びに発泡ガスの放出及び水分の蒸散放出とにより、連続気泡構造の形成と乾燥固着による塗着形成層2Aが形成された消臭調湿性基材4が作成される。
【0031】
図5はナイフコーター32による塗着手段3を用いて生地1と積層用生地10とが積層された消臭調湿性基材4の製造方法が示されてなり、該ナイフコーター32による場合においては、供給ロール3Aと供出ロール3Bとの間に供給ロール3Aより供給される生地1を、前部ガイドロール32Aと後部ガイドロール32Bとの間に調整ロール32Cを配置し、且前部ガイドロール32Aと調整ロール32C、並びに調整ロール32Cと後部ガイドロール32Bとの間に、それぞれ可動調整自在に塗着材2の塗着目付量を調整可能なコーティングナイフ32D、32Dを配位させ、且このコーティングナイフ32D、32Dに塗着材2を供給させて、生地1の一側面に塗着材2を塗着させたうえ引続いて配位されたニップロール32Eに挟持させるとともに、塗着材2が塗着された生地1の側面に適宜の積層用生地10を供給し接合且加圧のうえ、加熱工程33内を挿通させ100乃至180℃の加熱を施すことにより、塗着材2内の発泡剤23の発泡並びに発泡ガスの放出及び水分の蒸散放出とにより連続気泡構造の形成と、乾燥固着により生地1と積層用生地10とが一体的に積層され、図6に示す如き消臭調湿性基材40が形成される。
【0032】
図7は消臭調湿性基材4の拡大説明図であって、生地1を形成する経糸1A並びに緯糸1B全体を包被するように塗着材2が塗着されたうえ加熱工程33において加熱されて連続気泡構造の塗着形成膜2Aが形成されるとともに、乾燥固着により生地1を形成する経糸1A並びに緯糸1Bも相互に固定され、而も通気空隙4Aが形成された消臭調湿性基材4が形成される。
【0033】
【発明の効果】
本発明は上述したように織物や編物若しくは不織布を生地としてロールコーターやディッピング若しくはスプレイ塗着手段により簡便に高い吸着性や調湿性を保持する人工ゼオライト粉体を連続気泡構造の塗着形成膜で塗着形成させることができるとともに、この形成された消臭調湿性基材は柔軟性と屈撓性に優れるため、内装用壁材をはじめ敷物やカーテン、椅子張地、テーブルクロス、寝具類或いは什器、備品或いは調度品のカバー等に自在に裁断でき且縫製やウエルダー或いは接着加工がなしえ、而も比較的粗目の生地の使用でも目ズレ防止とともに裁断時のホツレも防止されて加工性が著しく高まる。
そして本発明消臭調湿性基材で作成されたこれら製品を、建物や施設等密閉性の高い空間に使用することにより、該製品を形成する消臭調湿性基材の外表面には接触表面積率が極めて大きく、且膨大な比表面積と且強い塩基置換性と吸着分解消去或いは吸着分解消臭を活性促進せしむるカルシウムイオン、マグネシウムイオン、鉄イオン若しくはカリウムイオンに置換されてなる人工ゼオライト粉体が、10乃至60g/mの目付量で塗着されてなり且該塗着に係る塗着形成膜が連続気泡構造であり、而も消臭調湿性基材は通気率が30%以上に保持されるため、揮発性有機化合物や有害ガス或いは臭気ガスを含む空気が該消臭調湿性基材内にまで流通接触されるとともに、揮発性有機化合物や有害ガス或いは臭気ガスが連続気泡内を通気し積極的に吸着されるとともに分解消去並びに分解消臭されて建物や施設空間内が安全に且快適な空間に保持され、而も吸着された揮発性有機化合物や有害ガス或いは臭気ガスによる吸着飽和も消除され、長期に亘って吸着性が維持される。
【0034】
更に人工ゼオライト粉体の膨大な微細空隙内には、多湿時における吸湿水分が保水されるのみであるから乾燥状態に伴って放湿される調湿作用が働くため、結露の発生が著しく抑制されるとともに黴や細菌の繁殖も抑制され衛生害虫の蝟集等もなくなり著しく衛生的な建物や施設空間が創出されることとなり、シックハウス症候群の対策には極めて好適な素材である等、優れた特長を具備する消臭調湿性基材の製造方法及び消臭調湿性基材である。
【図面の簡単な説明】
【図1】平織物からなる生地の説明図である。
【図2】塗着材の説明図である。
【図3】ブレードコーターによる消臭調湿性基材の製造方法説明図である。
【図4】ディッピングによる消臭調湿性基材の製造方法説明図である。
【図5】ナイフコーターによる積層された消臭調湿性基材の製造方法説明図である。
【図6】積層された消臭調湿性基材の断面説明図である。
【図7】消臭調湿性基材の拡大説明図である。
【符号の説明】
1 生地
1A 生地を形成する経糸
1B 生地を形成する緯糸
10 積層用生地
2 塗着剤
2A 塗着形成膜
20 水溶性ビヒクル
21 人工ゼオライト粉体
22 分散剤
23 発泡剤
24 着色剤
3 塗着手段
3A 供給ロール
3B 供出ロール
30 ブレードコーター
30A ガイドロール
30B バックアップロール
30C コーティングヘッド
30D ブレード
31 ディッピング
31A ガイドロール
31B 浸漬槽
31C 浸漬ロール
31D 絞りロール
32 ナイフコーター
32A 前部ガイドロール
32B 後部ガイドロール
32C 調整ロール
32D コーティングナイフ
32E ニップロール
33 加熱工程
4 消臭調湿性基材
4A 通気空隙
40 積層された消臭調湿性基材

Claims (7)

  1. 織物、編物若しくは不織布からなる生地を、供給ロール及び供出ロール間において、天然ゴムラテックス、合成ゴムラテックス若しくはアクリルエマルジョン或いはシリコンエマルジョンからなる水溶性ビヒクルに、その平均粒径が10乃至100μmで比表面積が120m/g以上及び塩基置換容量(meq/100g)が180mg以上で而もカルシウムイオン、マグネシウムイオン、鉄イオン若しくはカリウムイオンに置換された人工ゼオライト粉体が15乃至55%重量割合、並びにリン酸金属塩若しくはスルホン酸金属塩或いはピロリン酸金属塩からなる分散剤が1.0乃至6.0重量割合並びにオレイン酸カリウム、ステアリン酸アンモニウム、ニトロアルカン、ニトロ尿素若しくは活性メチレン化合物からなる有機発泡剤が0.5乃至5.0%重量割合で配合された塗着材をロールコーター若しくはディッピング或いはスプレイ塗着手段により人工ゼオライト粉体が実質的に10乃至60g/mの塗着量となるよう塗着させたうえ、100乃至180℃の加熱工程において連続気泡による塗着形成膜の形成と乾燥をなす、消臭調湿性基材の製造方法。
  2. 発泡剤がホウ酸、水酸化アルミニウム、リン酸アンモニウムから選ばれた無機発泡剤が使用される請求項1記載の消臭調湿性基材の製造方法。
  3. 生地に塗着材が塗着されたる後、該塗着面の一側面若しくは両側面に、適宜の織物、編物若しくは不織布からなる積層用生地が加圧接合されたうえ、乾燥工程で連続気泡の塗着形成膜の形成と乾燥により一体的に積層形成される請求項1若しくは請求項2記載の消臭調湿性基材の製造方法。
  4. 塗着材に適宜色調の着色剤が0.5乃至3.0%重量割合で配合され、適宜色調の消臭調湿性基材が形成される請求項1乃至請求項3記載の消臭調湿性基材の製造方法。
  5. 織物、編物若しくは不織布からなる生地に、天然ゴムラテックス、合成ゴムラテックス若しくはアクリルエマルジョン或いはシリコンエマルジョンからなる水溶性ビヒクルに、その平均粒径が10乃至100μmで比表面積が120m/g以上及び塩基置換容量(meq/100g)が180mg以上の人工ゼオライト粉体が15乃至55%重量割合並びにリン酸金属塩、スルホン酸金属塩若しくはピロリン酸金属塩から選ばれる分散剤が1.0乃至6.0%重量割合、及びオレイン酸カリウム、ステアリン酸アルミニウム、ニトロアルカン、ニトロ尿素、活性メチレン化合物或いはホウ酸、水酸化アルミニウム若しくはリン酸アンモニウムから選ばれる発泡剤が0.5乃至5.0%重量割合で配合された塗着材により、人工ゼオライト粉体が10乃至60g/mの塗着量で且塗着形成膜が連続気泡により形成され、而も通気率が30%以上保持されるよう塗着されてなる消臭調湿性基材。
  6. 生地に塗着材が塗着されたる後、該塗着面の一側面若しくは両側面に適宜の織物、編物若しくは不織布からなる積層用生地が加圧積層されてなる請求項5記載の消臭調湿性基材。
  7. 塗着材に適宜色調の着色剤が0.5乃至3.0%重量割合で配合され、適宜色調で消臭調湿性基材が着色されてなる請求項5乃至請求項6記載の消臭調湿性基材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE102012105440A1 (de) * 2012-06-22 2013-12-24 Chemische Fabrik Budenheim Kg Feuchteregulierendes Material

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