JP2004181581A - 挟持装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】挟み幅を素早く変えることが可能で、しかも部品点数が少なく、構造が簡単な挟持装置を提供する。
【解決手段】本体21の下部21aのガイド孔24は、雌ねじ部は形成しておらず、このガイド孔24にねじ棒28を移動自在に挿通している。ねじ棒28の外周部には、雄ねじ部28aに螺合する雌ねじ部26aを有する六角ナット26を回転可能に設ける。挟み幅Bを調整する場合には、六角ナット26を回転規制部である穴部25から離してフリー状態とし、その六角ナット26を回転させることでねじ棒28に対して軸方向へ移動させる。六角ナット26が適当な位置まで移動したら、ねじ棒28を引いて、六角ナット26を穴部25に収容し、六角ナット26を回転させないようにして、ねじ棒28を回転させて第2当て部29の位置を微調整する。
【選択図】 図1
【解決手段】本体21の下部21aのガイド孔24は、雌ねじ部は形成しておらず、このガイド孔24にねじ棒28を移動自在に挿通している。ねじ棒28の外周部には、雄ねじ部28aに螺合する雌ねじ部26aを有する六角ナット26を回転可能に設ける。挟み幅Bを調整する場合には、六角ナット26を回転規制部である穴部25から離してフリー状態とし、その六角ナット26を回転させることでねじ棒28に対して軸方向へ移動させる。六角ナット26が適当な位置まで移動したら、ねじ棒28を引いて、六角ナット26を穴部25に収容し、六角ナット26を回転させないようにして、ねじ棒28を回転させて第2当て部29の位置を微調整する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、挟持対象物を第1当て部と第2当て部との間で挟持する構成の挟持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、例えば作業灯を任意の場所に取り付けるためのものとして、図6に示すように、挟持装置の機能を備えた取付装置1がある。この取付装置1は次のような構成となっている。本体2は、ほぼC字状をなしていて、上部に、作業灯(図示せず)を取り付けるための取付部3が設けられている。取付部3の下部には、挟持対象物Aに宛がわれる第1当て部4が設けられ、この第1当て部4の下方に位置させて、内周面に雌ねじ部5aが形成されたねじ孔5が形成されている。外周部に雄ねじ部6aが形成されたねじ棒6は、その雄ねじ部6aを雌ねじ部5aに螺合させた状態でねじ孔5にこれを貫通する状態で挿通されており、上端部に、第1当て部4と対向する第2当て部7が設けられ、下端部に回転操作用のつまみ部8が設けられている。
【0003】
上記構成において、つまみ部8によりねじ棒6を回転させると、雄ねじ部6aがねじ孔5の雌ねじ部5aに対し螺進退して、ねじ棒6がねじ孔5に対して軸方向に移動し、これに伴い第1当て部4と第2当て部7との間の挟み幅Bが変化する。このとき、挟持対象物Aを第1当て部4と第2当て部7との間で挟み付けることにより、その挟持対象物Aに取付装置1を固定することができる。そして、この取付装置1の取付部3に作業灯を取り付けることによって、作業灯を、取付装置1を介して挟持対象物Aに取り付けることができる。
【0004】
上記した取付装置1においては、次のような欠点がある。すなわち、第1当て部4と第2当て部7との間の挟み幅Bを調整するには、つまみ部8を指で摘んでねじ棒6を回転させる必要があるが、そのねじ棒6を素早く回転させることは困難であるため、その挟み幅Bを素早く大きく変えることは困難であった。
【0005】
挟み幅を素早く変えることを可能としたものとして、図7に示すような挟持装置11がある。この挟持装置11は、上記したような作業灯を取り付けるためのものではなく、挟持対象物(図示せず)を挟み付けておく場合などに用いられるものであり、次のような構成となっている。ほぼC字状をなす本体12は、一端部に第1当て部13を有し、他端部にガイド孔14を有している。ガイド孔14はねじ孔ではなく、内周部には雌ねじ部は形成されていない。このガイド孔14には、長尺な筒部材15が当該ガイド孔14の延び方向に移動自在に挿通されている。筒部材15は、本体12に設けられた固定ねじ16により本体12に固定されるようになっている。筒部材15の内周部には雌ねじ部15aが形成されていて、外周部に雄ねじ部17aを有するねじ棒17が、その雄ねじ部17aを雌ねじ部15aに螺合させた状態で、筒部材15の内周部に挿通されている。ねじ棒17の一端部には、第1当て部13と対向する第2当て部18が設けられ、他端部には回転操作棒19が設けられている。
【0006】
上記構成において、筒部材15を固定ねじ16により固定した状態で、回転操作棒19によりねじ棒17を回転させると、雄ねじ部17aが筒部材15の雌ねじ部15aに対し螺進退して、ねじ棒17が筒部材15に対して軸方向に移動し、これに伴い第1当て部13と第2当て部18との間の挟み幅Bが変化する。このとき、第1当て部13と第2当て部18との間に挟持対象物を配置しておくことで、その挟持対象物を挟み付けることができる。
【0007】
そして、上記挟み幅Bを大きく変える場合には、固定ねじ16を緩めて筒部材15をねじ棒17ごと軸方向へ移動させ、この後、固定ねじ16をにより筒部材15を固定する。そして、回転操作棒19によりねじ棒17を回転させることで、第1当て部13と第2当て部18との間の挟み幅Bを微調整をする。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記した挟持装置11においては、固定ねじ16を緩めて筒部材15をねじ棒17ごと軸方向へ移動させることで、第1当て部13と第2当て部18との間の挟み幅Bを素早く変えることができるが、次のような欠点がある。すなわち、軸方向に移動可能な特別な構成の筒部材15と、この筒部材15を固定するための固定ねじ16とを必要とするため、部品点数が多くなると共に、構造が複雑となるという欠点がある。
【0009】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、挟み幅を素早く変えることが可能で、しかも部品点数が少なく、構造が簡単な挟持装置を提供するにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1の発明は、挟持対象物に宛がわれる第1当て部を有すると共に、この第1当て部と対向する部位にガイド孔を有した本体と、前記ガイド孔に当該ガイド孔の延び方向に移動自在に挿通され、外周部に雄ねじ部を有すると共に、前記第1当て部側の先端部に前記挟持対象物をその第1当て部との間で挟持する第2当て部を有したねじ棒と、内周部に前記雄ねじ部に螺合する雌ねじ部を有し、前記第2当て部と前記ガイド孔との間に位置させて前記ねじ棒の外周部に回転可能に設けられ、その回転に伴い前記雌ねじ部が前記雄ねじ部に対し螺進退して前記ねじ棒に対して軸方向に移動するナット部材と、前記本体に前記ガイド孔の近傍に位置させて設けられ、前記ナット部材の回転を規制する回転規制部とを備えたことを特徴とするものである。
【0011】
上記構成において、本体の第1当て部とねじ棒の第2当て部との間の挟み幅を調整する場合には、ナット部材を回転規制部から離してフリーの状態とし、ナット部材をねじ棒に対し回転させて移動させることで位置を調整し、ナット部材が適当な位置まで移動したら、ねじ棒を軸方向に移動させてナット部材を回転規制部により回転できない位置となるようにする。これにより、第1の当て部と第2の当て部との間のおおよその挟み幅を調整する。そして、この状態で、ナット部材を回転させないようにして、ねじ棒を回転させて第2当て部の位置を微調整することで、第1当て部と第2当て部との間で挟持対象物を挟み付けることができる。
【0012】
このとき、ナット部材をねじ棒に対して移動させることは、ナット部材を指で勢いよく回転させることで、ねじ棒を回転させる場合に比べて素早く行うことができるため、第1当て部と第2当て部との間の挟み幅を素早く変えることが可能となる。そして、このような構成でありながら、本体とねじ棒の他にはナット部材があれば良いので、筒部材とこの筒部材を固定する固定ねじとを必要としていた従来の挟持装置に比べて、部品点数を少なくできると共に、構成も簡素にできる。さらには、本体のガイド孔に雌ねじ部を形成する必要がなく、また、ナット部材として、市販のものを利用すれば、特別に製作する必要がなく、コストを一層低減できるようになる。
【0013】
この場合、回転規制部は、内周面がナット部材の外面形状にほぼ合致する形状をなし、そのナット部材を収容可能な穴部から構成することが好ましい(請求項2の発明)。これによれば、ナット部材を穴部に収容することで、ナット部材の回転を、その穴部の内周面のほぼ全体で規制することができるので、ねじ棒を回転させる際にナット部材を安定した状態で固定することができ、ねじ棒の回転操作が容易にできる。
【0014】
また、ナット部材は六角ナットにより構成することが好ましい(請求項3の発明)。これによれば、ナット部材としては、市販の六角ナットを利用することで、コストを一層低減できるようになる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を、作業灯取付用の取付装置に適用した第1実施例について、図1ないし図3を参照して説明する。
本体21は、ほぼC字状をなしていて、上部21aに、作業灯(図示せず)を取り付けるための取付部22が設けられ、この取付部22の下部には、挟持対象物Aに宛がわれる、ほぼへの字状をなす第1当て部23が設けられている。本体21の下部21bには、上記第1当て部23と対向する部位に位置させて、図3にも示すように、上下方向に貫通した円形のガイド孔24が形成されていると共に、このガイド孔24の上側に、内周面が六角形をなす穴部25が形成されている。ガイド孔24の内周面には雌ねじ部は形成されていない。穴部25は、後述する六角ナット26を収容することが可能な回転規制部を構成する。
【0016】
本体21において、上部21aと下部21bとの間の中間部21cの内面側には、上下方向に延びるガイド壁27が設けられている。外周部に雄ねじ部28aが形成されたねじ棒28は、上記ガイド孔24にこれを貫通する状態で、当該ガイド孔24の延び方向に移動自在に挿通されており、上端部に、第1当て部23と対向する第2当て部29が設けられ、下端部に回転操作用のつまみ部30が設けられている。第2当て部29は、上記ガイド壁27に沿って上下方向に移動可能となっているが、回転は不可となっている。ねじ棒28は、その第2当て部29に対して回転が可能な状態で連結されている。
【0017】
上記六角ナット26は、内周部に上記ねじ棒28の雄ねじ部28aに螺合する雌ねじ部26aを有していて、第2当て部29と本体21の下部21bとの間に位置させてねじ棒28の外周部に回転可能に設けられている。この六角ナット26は、本発明のナット部材を構成するもので、市販品である。この六角ナット26を回転させると、雌ねじ部26aが雄ねじ部28aに対し螺進退して、六角ナット26がねじ棒28に対して軸方向へ移動する。上記本体21の穴部25は、内周面が六角ナット26の外面形状にほぼ合致する形状をなし、その六角ナット26を収容可能な構成となっている。
【0018】
さて、上記構成において、第1当て部23と第2当て部29との間の挟み幅Bを調整する場合には、図1に示すように、六角ナット26を回転規制部である穴部25から上方へ離してフリー状態とし、その六角ナット26をねじ棒28に対し回転させることで、ねじ棒28に対して軸方向へ移動させる。このとき、六角ナット26を指で勢いよく回転させることで、六角ナット26はねじ棒28に対して軸方向へ素早く移動する。
【0019】
六角ナット26が適当な位置まで移動したら、ねじ棒28を軸方向に引いて、六角ナット26を本体21の穴部25に収容した状態とする(図2参照)。六角ナット26を穴部25に収容することで、六角ナット26は回転できないようになる。これにより、第1当て部23と第2当て部29との間のおおよその挟み幅Bを調整する。この状態で、六角ナット26を回転させないようにして、つまみ部30を指で摘んでねじ棒28を回転させて第2当て部29の位置を微調整する。このとき、第1当て部23と第2当て部29との間で挟持対象物Aを挟み付けることにより、挟持対象物Aに取付装置を固定することができる。そして、この取付装置の取付部22に作業灯を取り付けることによって、作業灯を、取付装置を介して挟持対象物Aに取り付けることができる。
【0020】
上記した第1実施例によれば、次のような効果を得ることができる。すなわち、第1当て部23と第2当て部29との間の挟み幅Bを調整する場合に、回転フリー状態とした六角ナット26を指で勢いよく回転させて、当該六角ナット26をねじ棒28に対して移動させることで、その六角ナット26を素早く移動させることができるので、上記挟み幅Bを素早く調整することが可能になる。そして、このような構成でありながら、本体21とねじ棒28の他には六角ナット26があれば良いので、筒部材とこの筒部材を固定する固定ねじとを必要としていた従来の挟持装置に比べて、部品点数を少なくできると共に、構成も簡素にできる。さらには、本体21のガイド孔24に雌ねじ部を形成する必要がなく、また、六角ナット26として、市販のものを利用すれば、特別に製作する必要がなく、コストを一層低減できる。
【0021】
また、六角ナット26の回転を規制する回転規制部を、その六角ナット26の外面形状にほぼ合致する六角形の穴部25により構成したので、六角ナット26をその穴部25に収容することで、六角ナット26の回転を、その穴部25の内周面のほぼ全体で規制することができる。このため、ねじ棒28を回転させる際に六角ナット26を安定した状態で固定することができ、ねじ棒28の回転操作が容易にできる。
【0022】
図4及び図5は、本発明の第2実施例を示すものであり、この第2実施例は、上記した第1実施例とは次の点が異なっている。すなわち、本体21の下部21bにおいて、六角ナット26の回転を規制する回転規制部は、穴部25に代えて、単なる規制壁31により構成している。この場合、六角ナット26の外面の一面をその規制壁31に当てることで、六角ナット26の回転を規制する構成となっている。
このような構成としても、基本的に上記した第1実施例と同様な作用効果を得ることができる。
【0023】
本発明は、上記した実施例にのみ限定されるものではなく、次のように変形または拡張できる。
本発明は、作業灯、電気スタンド等の照明器具を取り付けるための取付装置に限られず、挟持対象物を挟み込む挟持装置に適用することができる。
ナット部材としては、六角ナットに限られず、例えば蝶ナットを利用することもできる。
【0024】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、挟み幅を調整する場合に、回転フリー状態としたナット部材を指で勢いよく回転させて、当該ナット部材をねじ棒に対して移動させることで、そのナット部材を素早く移動させることができるので、上記挟み幅を素早く調整することが可能になる。そして、このような構成でありながら、本体とねじ棒の他にはナット部材があれば良いので、筒部材とこの筒部材を固定する固定ねじとを必要としていた従来の挟持装置に比べて、部品点数を少なくできると共に、構成も簡素にできる。さらには、本体のガイド孔に雌ねじ部を形成する必要がなく、また、ナット部材として、市販のものを利用すれば、特別に製作する必要がなく、コストを一層低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すもので、六角ナットをフリー状態とした状態での破断側面図
【図2】六角ナットを本体の穴部に収容した状態での破断側面図
【図3】要部の斜視図
【図4】本発明の第2実施例を示す図3相当図
【図5】六角ナットを規制壁に規制した状態での斜視図
【図6】従来の取付装置の破断側面図
【図7】挟み幅を素早く変えることが可能な従来の挟持装置の破断側面図
【符号の説明】
21は本体、22は取付部、23は第1当て部、24はガイド孔、25は穴部(回転規制部)、26は六角ナット(ナット部材)、26aは雌ねじ部、28はねじ棒、28aは雄ねじ部、29は第2当て部、31は規制壁(回転規制部)、Aは挟持対象物を示す。
【発明の属する技術分野】
本発明は、挟持対象物を第1当て部と第2当て部との間で挟持する構成の挟持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、例えば作業灯を任意の場所に取り付けるためのものとして、図6に示すように、挟持装置の機能を備えた取付装置1がある。この取付装置1は次のような構成となっている。本体2は、ほぼC字状をなしていて、上部に、作業灯(図示せず)を取り付けるための取付部3が設けられている。取付部3の下部には、挟持対象物Aに宛がわれる第1当て部4が設けられ、この第1当て部4の下方に位置させて、内周面に雌ねじ部5aが形成されたねじ孔5が形成されている。外周部に雄ねじ部6aが形成されたねじ棒6は、その雄ねじ部6aを雌ねじ部5aに螺合させた状態でねじ孔5にこれを貫通する状態で挿通されており、上端部に、第1当て部4と対向する第2当て部7が設けられ、下端部に回転操作用のつまみ部8が設けられている。
【0003】
上記構成において、つまみ部8によりねじ棒6を回転させると、雄ねじ部6aがねじ孔5の雌ねじ部5aに対し螺進退して、ねじ棒6がねじ孔5に対して軸方向に移動し、これに伴い第1当て部4と第2当て部7との間の挟み幅Bが変化する。このとき、挟持対象物Aを第1当て部4と第2当て部7との間で挟み付けることにより、その挟持対象物Aに取付装置1を固定することができる。そして、この取付装置1の取付部3に作業灯を取り付けることによって、作業灯を、取付装置1を介して挟持対象物Aに取り付けることができる。
【0004】
上記した取付装置1においては、次のような欠点がある。すなわち、第1当て部4と第2当て部7との間の挟み幅Bを調整するには、つまみ部8を指で摘んでねじ棒6を回転させる必要があるが、そのねじ棒6を素早く回転させることは困難であるため、その挟み幅Bを素早く大きく変えることは困難であった。
【0005】
挟み幅を素早く変えることを可能としたものとして、図7に示すような挟持装置11がある。この挟持装置11は、上記したような作業灯を取り付けるためのものではなく、挟持対象物(図示せず)を挟み付けておく場合などに用いられるものであり、次のような構成となっている。ほぼC字状をなす本体12は、一端部に第1当て部13を有し、他端部にガイド孔14を有している。ガイド孔14はねじ孔ではなく、内周部には雌ねじ部は形成されていない。このガイド孔14には、長尺な筒部材15が当該ガイド孔14の延び方向に移動自在に挿通されている。筒部材15は、本体12に設けられた固定ねじ16により本体12に固定されるようになっている。筒部材15の内周部には雌ねじ部15aが形成されていて、外周部に雄ねじ部17aを有するねじ棒17が、その雄ねじ部17aを雌ねじ部15aに螺合させた状態で、筒部材15の内周部に挿通されている。ねじ棒17の一端部には、第1当て部13と対向する第2当て部18が設けられ、他端部には回転操作棒19が設けられている。
【0006】
上記構成において、筒部材15を固定ねじ16により固定した状態で、回転操作棒19によりねじ棒17を回転させると、雄ねじ部17aが筒部材15の雌ねじ部15aに対し螺進退して、ねじ棒17が筒部材15に対して軸方向に移動し、これに伴い第1当て部13と第2当て部18との間の挟み幅Bが変化する。このとき、第1当て部13と第2当て部18との間に挟持対象物を配置しておくことで、その挟持対象物を挟み付けることができる。
【0007】
そして、上記挟み幅Bを大きく変える場合には、固定ねじ16を緩めて筒部材15をねじ棒17ごと軸方向へ移動させ、この後、固定ねじ16をにより筒部材15を固定する。そして、回転操作棒19によりねじ棒17を回転させることで、第1当て部13と第2当て部18との間の挟み幅Bを微調整をする。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記した挟持装置11においては、固定ねじ16を緩めて筒部材15をねじ棒17ごと軸方向へ移動させることで、第1当て部13と第2当て部18との間の挟み幅Bを素早く変えることができるが、次のような欠点がある。すなわち、軸方向に移動可能な特別な構成の筒部材15と、この筒部材15を固定するための固定ねじ16とを必要とするため、部品点数が多くなると共に、構造が複雑となるという欠点がある。
【0009】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、挟み幅を素早く変えることが可能で、しかも部品点数が少なく、構造が簡単な挟持装置を提供するにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1の発明は、挟持対象物に宛がわれる第1当て部を有すると共に、この第1当て部と対向する部位にガイド孔を有した本体と、前記ガイド孔に当該ガイド孔の延び方向に移動自在に挿通され、外周部に雄ねじ部を有すると共に、前記第1当て部側の先端部に前記挟持対象物をその第1当て部との間で挟持する第2当て部を有したねじ棒と、内周部に前記雄ねじ部に螺合する雌ねじ部を有し、前記第2当て部と前記ガイド孔との間に位置させて前記ねじ棒の外周部に回転可能に設けられ、その回転に伴い前記雌ねじ部が前記雄ねじ部に対し螺進退して前記ねじ棒に対して軸方向に移動するナット部材と、前記本体に前記ガイド孔の近傍に位置させて設けられ、前記ナット部材の回転を規制する回転規制部とを備えたことを特徴とするものである。
【0011】
上記構成において、本体の第1当て部とねじ棒の第2当て部との間の挟み幅を調整する場合には、ナット部材を回転規制部から離してフリーの状態とし、ナット部材をねじ棒に対し回転させて移動させることで位置を調整し、ナット部材が適当な位置まで移動したら、ねじ棒を軸方向に移動させてナット部材を回転規制部により回転できない位置となるようにする。これにより、第1の当て部と第2の当て部との間のおおよその挟み幅を調整する。そして、この状態で、ナット部材を回転させないようにして、ねじ棒を回転させて第2当て部の位置を微調整することで、第1当て部と第2当て部との間で挟持対象物を挟み付けることができる。
【0012】
このとき、ナット部材をねじ棒に対して移動させることは、ナット部材を指で勢いよく回転させることで、ねじ棒を回転させる場合に比べて素早く行うことができるため、第1当て部と第2当て部との間の挟み幅を素早く変えることが可能となる。そして、このような構成でありながら、本体とねじ棒の他にはナット部材があれば良いので、筒部材とこの筒部材を固定する固定ねじとを必要としていた従来の挟持装置に比べて、部品点数を少なくできると共に、構成も簡素にできる。さらには、本体のガイド孔に雌ねじ部を形成する必要がなく、また、ナット部材として、市販のものを利用すれば、特別に製作する必要がなく、コストを一層低減できるようになる。
【0013】
この場合、回転規制部は、内周面がナット部材の外面形状にほぼ合致する形状をなし、そのナット部材を収容可能な穴部から構成することが好ましい(請求項2の発明)。これによれば、ナット部材を穴部に収容することで、ナット部材の回転を、その穴部の内周面のほぼ全体で規制することができるので、ねじ棒を回転させる際にナット部材を安定した状態で固定することができ、ねじ棒の回転操作が容易にできる。
【0014】
また、ナット部材は六角ナットにより構成することが好ましい(請求項3の発明)。これによれば、ナット部材としては、市販の六角ナットを利用することで、コストを一層低減できるようになる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を、作業灯取付用の取付装置に適用した第1実施例について、図1ないし図3を参照して説明する。
本体21は、ほぼC字状をなしていて、上部21aに、作業灯(図示せず)を取り付けるための取付部22が設けられ、この取付部22の下部には、挟持対象物Aに宛がわれる、ほぼへの字状をなす第1当て部23が設けられている。本体21の下部21bには、上記第1当て部23と対向する部位に位置させて、図3にも示すように、上下方向に貫通した円形のガイド孔24が形成されていると共に、このガイド孔24の上側に、内周面が六角形をなす穴部25が形成されている。ガイド孔24の内周面には雌ねじ部は形成されていない。穴部25は、後述する六角ナット26を収容することが可能な回転規制部を構成する。
【0016】
本体21において、上部21aと下部21bとの間の中間部21cの内面側には、上下方向に延びるガイド壁27が設けられている。外周部に雄ねじ部28aが形成されたねじ棒28は、上記ガイド孔24にこれを貫通する状態で、当該ガイド孔24の延び方向に移動自在に挿通されており、上端部に、第1当て部23と対向する第2当て部29が設けられ、下端部に回転操作用のつまみ部30が設けられている。第2当て部29は、上記ガイド壁27に沿って上下方向に移動可能となっているが、回転は不可となっている。ねじ棒28は、その第2当て部29に対して回転が可能な状態で連結されている。
【0017】
上記六角ナット26は、内周部に上記ねじ棒28の雄ねじ部28aに螺合する雌ねじ部26aを有していて、第2当て部29と本体21の下部21bとの間に位置させてねじ棒28の外周部に回転可能に設けられている。この六角ナット26は、本発明のナット部材を構成するもので、市販品である。この六角ナット26を回転させると、雌ねじ部26aが雄ねじ部28aに対し螺進退して、六角ナット26がねじ棒28に対して軸方向へ移動する。上記本体21の穴部25は、内周面が六角ナット26の外面形状にほぼ合致する形状をなし、その六角ナット26を収容可能な構成となっている。
【0018】
さて、上記構成において、第1当て部23と第2当て部29との間の挟み幅Bを調整する場合には、図1に示すように、六角ナット26を回転規制部である穴部25から上方へ離してフリー状態とし、その六角ナット26をねじ棒28に対し回転させることで、ねじ棒28に対して軸方向へ移動させる。このとき、六角ナット26を指で勢いよく回転させることで、六角ナット26はねじ棒28に対して軸方向へ素早く移動する。
【0019】
六角ナット26が適当な位置まで移動したら、ねじ棒28を軸方向に引いて、六角ナット26を本体21の穴部25に収容した状態とする(図2参照)。六角ナット26を穴部25に収容することで、六角ナット26は回転できないようになる。これにより、第1当て部23と第2当て部29との間のおおよその挟み幅Bを調整する。この状態で、六角ナット26を回転させないようにして、つまみ部30を指で摘んでねじ棒28を回転させて第2当て部29の位置を微調整する。このとき、第1当て部23と第2当て部29との間で挟持対象物Aを挟み付けることにより、挟持対象物Aに取付装置を固定することができる。そして、この取付装置の取付部22に作業灯を取り付けることによって、作業灯を、取付装置を介して挟持対象物Aに取り付けることができる。
【0020】
上記した第1実施例によれば、次のような効果を得ることができる。すなわち、第1当て部23と第2当て部29との間の挟み幅Bを調整する場合に、回転フリー状態とした六角ナット26を指で勢いよく回転させて、当該六角ナット26をねじ棒28に対して移動させることで、その六角ナット26を素早く移動させることができるので、上記挟み幅Bを素早く調整することが可能になる。そして、このような構成でありながら、本体21とねじ棒28の他には六角ナット26があれば良いので、筒部材とこの筒部材を固定する固定ねじとを必要としていた従来の挟持装置に比べて、部品点数を少なくできると共に、構成も簡素にできる。さらには、本体21のガイド孔24に雌ねじ部を形成する必要がなく、また、六角ナット26として、市販のものを利用すれば、特別に製作する必要がなく、コストを一層低減できる。
【0021】
また、六角ナット26の回転を規制する回転規制部を、その六角ナット26の外面形状にほぼ合致する六角形の穴部25により構成したので、六角ナット26をその穴部25に収容することで、六角ナット26の回転を、その穴部25の内周面のほぼ全体で規制することができる。このため、ねじ棒28を回転させる際に六角ナット26を安定した状態で固定することができ、ねじ棒28の回転操作が容易にできる。
【0022】
図4及び図5は、本発明の第2実施例を示すものであり、この第2実施例は、上記した第1実施例とは次の点が異なっている。すなわち、本体21の下部21bにおいて、六角ナット26の回転を規制する回転規制部は、穴部25に代えて、単なる規制壁31により構成している。この場合、六角ナット26の外面の一面をその規制壁31に当てることで、六角ナット26の回転を規制する構成となっている。
このような構成としても、基本的に上記した第1実施例と同様な作用効果を得ることができる。
【0023】
本発明は、上記した実施例にのみ限定されるものではなく、次のように変形または拡張できる。
本発明は、作業灯、電気スタンド等の照明器具を取り付けるための取付装置に限られず、挟持対象物を挟み込む挟持装置に適用することができる。
ナット部材としては、六角ナットに限られず、例えば蝶ナットを利用することもできる。
【0024】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、挟み幅を調整する場合に、回転フリー状態としたナット部材を指で勢いよく回転させて、当該ナット部材をねじ棒に対して移動させることで、そのナット部材を素早く移動させることができるので、上記挟み幅を素早く調整することが可能になる。そして、このような構成でありながら、本体とねじ棒の他にはナット部材があれば良いので、筒部材とこの筒部材を固定する固定ねじとを必要としていた従来の挟持装置に比べて、部品点数を少なくできると共に、構成も簡素にできる。さらには、本体のガイド孔に雌ねじ部を形成する必要がなく、また、ナット部材として、市販のものを利用すれば、特別に製作する必要がなく、コストを一層低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すもので、六角ナットをフリー状態とした状態での破断側面図
【図2】六角ナットを本体の穴部に収容した状態での破断側面図
【図3】要部の斜視図
【図4】本発明の第2実施例を示す図3相当図
【図5】六角ナットを規制壁に規制した状態での斜視図
【図6】従来の取付装置の破断側面図
【図7】挟み幅を素早く変えることが可能な従来の挟持装置の破断側面図
【符号の説明】
21は本体、22は取付部、23は第1当て部、24はガイド孔、25は穴部(回転規制部)、26は六角ナット(ナット部材)、26aは雌ねじ部、28はねじ棒、28aは雄ねじ部、29は第2当て部、31は規制壁(回転規制部)、Aは挟持対象物を示す。
Claims (3)
- 挟持対象物に宛がわれる第1当て部を有すると共に、この第1当て部と対向する部位にガイド孔を有した本体と、
前記ガイド孔に当該ガイド孔の延び方向に移動自在に挿通され、外周部に雄ねじ部を有すると共に、前記第1当て部側の先端部に前記挟持対象物をその第1当て部との間で挟持する第2当て部を有したねじ棒と、
内周部に前記雄ねじ部に螺合する雌ねじ部を有し、前記第2当て部と前記ガイド孔との間に位置させて前記ねじ棒の外周部に回転可能に設けられ、その回転に伴い前記雌ねじ部が前記雄ねじ部に対し螺進退して前記ねじ棒に対して軸方向に移動するナット部材と、
前記本体に前記ガイド孔の近傍に位置させて設けられ、前記ナット部材の回転を規制する回転規制部とを備えたことを特徴とする挟持装置。 - 前記回転規制部は、内周面が前記ナット部材の外面形状にほぼ合致する形状をなし、そのナット部材を収容可能な穴部であることを特徴とする請求項1記載の挟持装置。
- 前記ナット部材は、六角ナットであることを特徴とする請求項1または2記載の挟持装置。
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