JP2004179743A - Rf信号選択回路 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】第1,第2のRF信号が通過する第1,第2の経路にそれぞれが2つの半導体スイッチからなる第1,第2の組の半導体スイッチ10,20;50,60を配置している。この場合、不図示の制御回路が第1の論理レベルの組合せのスイッチ制御信号を制御端子11,12;51,52に設定すると、第1の組の半導体スイッチを経由して第1のRF信号が出力端子40から出力される一方、第2のRF信号はグランドに落とされるとともに第2の経路が出力端子から切り離される。したがって、第1,第2の経路は高アイソレーションをもって切り離される。また、制御回路が逆の論理レベルの組合せのスイッチ制御信号を設定すると、上述の状態とは逆の状態が発生する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明はRF信号選択回路に関し、特に、第1の経路に入力される第1のRF信号および第2の経路に入力される第2のRF信号のうち何れか一方を選択して出力端子から出力するRF信号選択回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
第1,第2のアンテナで受信した信号のうち、適切な一方をスイッチで選択し受信信号とするために、GaAs(ガリウム砒素)・SPDT(Single Pole Double THrough)スイッチを図3のように用いることが考えられた。この考えでは、制御端子111,112および制御端子151,152に第1の論理レベルの組合せの制御信号を印加すれば、図3に示されるように、第1,第2のアンテナ130,170のうちの第1のアンテナ130からの信号を出力端子に出力でき、制御端子11,12および制御端子51,52に第1の論理レベルの組合せとは逆の第2の論理レベルの組合せの制御信号を印加すれば、図3の半導体スイッチ110,150を切り替えることができ、第1,第2のアンテナ130,170のうちの第2のアンテナ170からの信号を出力端子140に出力できると予測されていた。
【0003】
しかし、例えば、図4(a)に拡大表示される半導体スイッチ110の等価回路である図4(b)から明らかなように、共通端子113から切り離された側の選択端子h112は、グランドと接続状態になる。このことは、半導体スイッチ150についても同じである。したがって、図3の状態は、実際には、図5に示された状態になる。すなわち、半導体スイッチ110,150の選択端子h112,h151は、グランドに接続された状態になる。したがって、第1のアンテナ130の信号が図5に示されるように選択されても、出力端子140が選択端子h151を介してグランドに接続されているので、第1のアンテナ130からの信号は出力端子から後続の回路に出力することができない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来のRF信号選択回路に関して、GaAs・SPDTスイッチを用いて第1,第2のアンテナからのRF信号のうち所望な一方のRF信号を選択したいという要望があった。しかし、GaAs・SPDTスイッチにおいては、共通端子から切り離された選択端子がグランドに接続されてしまうという性質があるために、その使用が実現されていなかった。
【0005】
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであって、半導体スイッチ(例えば、GaAs・SPDTスイッチ)において、選択端子が共通端子から切り離された場合に、その選択端子がグランドに接続されてしまうという性質があっても、その半導体スイッチを用いて第1,第2のアンテナからのRF信号のうち所望な一方のRF信号を他方のRF信号に対して高アイソレーションをもって選択できるRF信号選択回路を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前述した課題を解決するために、本発明は、第1の経路に入力される第1のRF信号および第2の経路に入力される第2のRF信号のうち何れか一方を選択して出力端子から出力するRF信号選択回路において、第1の経路に配置された2つの半導体スイッチからなる第1の組の半導体スイッチと、第2の経路に配置された2つの半導体スイッチからなる第2の組の半導体スイッチと、スイッチ制御信号を第1の論理レベルの組合せに設定することにより、第1のRF信号が第1の組の半導体スイッチを経由して出力端子から出力されるようにさせ、第2のRF信号が第2の組の半導体スイッチによってグランドに落とされるとともに第2の経路の出力端をハイインピーダンスにさせ、スイッチ制御信号を第2の論理レベルの組合せに設定することにより、第2のRF信号が第2の組の半導体スイッチを経由して出力端子から出力されるようにさせ、第1のRF信号が第1の組の半導体スイッチによってグランドに落とされるとともに第1の経路の出力端をハイインピーダンスにさせる制御回路とを有する。
【0007】
このような構成によれば、制御回路が第1の論理レベルの組合せのスイッチ制御信号を設定すると、第1の組の半導体スイッチを経由して第1のRF信号が出力端子から出力される一方、第2のRF信号はグランドに落とされるとともに第2の経路の出力端がハイインピーダンスになり、出力端子から切り離される。また、制御回路が第1の論理レベルの組合せとは逆の論理の第2の論理レベルの組合せのスイッチ制御信号を設定すると、第2の組の半導体スイッチを経由して第2のRF信号が出力端子から出力される一方、第1のRF信号はグランドに落とされるとともに第1の経路の出力端がハイインピーダンスになり、出力端子から切り離される。したがって、一方の経路を経由して一方のRF信号が出力端子から出力されるとともに、他方の経路を経由する他方のRF信号は、途中でグランドに落とされ、かつ、他方の経路の出力端はハイインピーダンスになり、電気的に出力端子から切り離されるので、一方の経路と他方の経路とは、高アイソレーションを有することとなる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について添付図面に基づいて説明する。図1および図2は、本発明のRF信号選択回路の実施の形態を示す回路図であって、図1は、第1のアンテナからのRF信号を選択している状態を示し、図2は、第2のアンテナからのRF信号を選択している状態を示している。この場合、第1のアンテナから出力端子までの回路と、第2のアンテナから出力端子までの回路とは、実質的に同じ回路であって、制御端子11,12および制御端子51,52に制御回路(不図示)から印加される制御信号のみが異なる。また、図1においては、制御端子11,12および制御端子51,52に第1の論理レベルの組合せの制御信号が印加され、図2においては、制御端子11,12および制御端子51,52に第1の論理レベルの組合せとは逆の論理の第2の論理レベルの組合せの制御信号が印加されている。これにより、半導体スイッチ10,20,50,60の切り替えが行われている。
【0009】
図1のRF信号選択回路100において、制御端子11は、半導体スイッチ10,20(この例で示される半導体スイッチは、図4で示されるものと同じものとする)の制御端子g11,g21に、制御端子12は、半導体スイッチ10,20の制御端子g12,g22にそれぞれ接続されている。第1のアンテナ30は、入力端子31およびコンデンサC31を介して半導体スイッチ10の共通端子g13に接続され、出力端子40は、コンデンサC33を介して、半導体スイッチ20の共通端子g23に接続されている。半導体スイッチ10の選択端子h11は、コンデンサ32を介して半導体スイッチ20の選択端子h21に接続されている。
【0010】
半導体スイッチ10の選択端子h12は、コンデンサC13および抵抗R11を介してグランドに接続されているが、制御端子11,12に印加されている論理レベルの組合せによって、図1のように切り替えが設定されているときは、半導体スイッチ10の性質から選択端子h12自身がグランドに接続された状態になっている。半導体スイッチ20の選択端子h22も共通端子g23との接続を遮断されている(“オフ”状態にされている)ので、選択端子h12に関すると同様な理由から、グランドに対し接続状態となっている。したがって、図1における第1のアンテナ30は、入力端子31,コンデンサC31,半導体スイッチ10,コンデンサ32,半導体スイッチ20,コンデンサC33を介して出力端子40に接続され、第1のアンテナ30に受信されたRF信号は出力端子40に出力される。
【0011】
制御端子51,52に印加されている論理レベルの組合せは、制御端子11,12に印加されている論理レベルの組合せと逆になっているので、半導体スイッチ50,60の接続も逆になり、共通端子g53,g63は、選択端子h52,h62にそれぞれ接続されており、共通端子g53,g63との接続が遮断された選択端子h51,h61はグランドに接続された状態になっている。したがって、第2のアンテナ70は、入力端子71,コンデンサC71,半導体スイッチ50,コンデンサ53,抵抗R51を介してグランドに接続され、第2のアンテナ30に受信されたRF信号はグランドに落とされ、出力端子40に接続された選択端子g63はハイインピーダンスとなって電気的には出力端子40から切り離された状態となる。したがって、第1のアンテナ30からの信号のみが出力端子40を介して後段のRF増幅回路などに出力されとともに、第2のアンテナ70からの信号は、半導体スイッチ50の内部でグランドに接続され、選択端子g63はハイインピーダンスとなるので第1,第2のアンテナ間には高アイソレーションが保たれることとなる。
【0012】
また、制御端子11,12および制御端子51,52に印加される論理レベルの組合せが第1の論理レベルの組合せから逆の第2の論理レベルの組合せに切り替えられると、各半導体スイッチ10,20,50,60の接続は切り替えられ、図2のような状態になる。すなわち、半導体スイッチ10,20の共通端子g13,g23は、選択端子h12,h22にそれぞれ接続され、選択端子h11,h21は、グランドに接続される。また、半導体スイッチ50,60の共通端子g53,g63は、選択端子h51,h61にそれぞれ接続され、選択端子h52,h62は、グランドに接続される。したがって、第2のアンテナ70からの信号のみが出力端子40を介して後段のRF増幅回路などに出力されとともに、第1のアンテナ30からの信号は、半導体スイッチ10の内部でグランドに接続され、出力端子40に接続された選択端子g23はハイインピーダンスとなるので第1,第2のアンテナ間には高アイソレーションが保たれることとなる。
【0013】
【発明の効果】
本発明のRF信号選択回路は、以上において説明したように構成されているので、制御回路が第1の論理レベルの組合せのスイッチ制御信号を設定すると、第1の組の半導体スイッチを経由して第1のRF信号が出力端子から出力される一方、第2のRF信号はグランドに落とされるとともに第2の経路の出力端がハイインピーダンスとなり、電気的に出力端子から切り離される。また、制御回路が第1の論理レベルの組合せとは逆の論理の第2の論理レベルの組合せのスイッチ制御信号を設定すると、第2の組の半導体スイッチを経由して第2のRF信号が出力端子から出力される一方、第1のRF信号はグランドに落とされるとともに第1の経路の出力端がハイインピーダンスとなり、電気的に出力端子から切り離される。したがって、一方の経路を経由して一方のRF信号が出力端子から出力されるとともに、他方の経路を経由する他方のRF信号は、途中でグランドに落とされ、かつ、他方の経路の出力端は、出力端子から切り離されるので、一方の経路と他方の経路とは、高アイソレーションを有することとなる。したがって、半導体スイッチ、例えば、GaAs・SPDTスイッチにおいて、共通端子から切り離された選択端子がグランドに接続されてしまうという性質があっても、本発明によれば、第1,第2のRF信号のうち所望な一方のRF信号を他方のRF信号に対して高アイソレーションをもって選択できるRF信号選択回路を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のRF信号選択回路の実施の形態を示す回路図であって、第1のアンテナからのRF信号を選択している状態を示している。
【図2】本発明のRF信号選択回路の実施の形態を示す回路図であって、第2のアンテナからのRF信号を選択している状態を示している。
【図3】従来、考えられたる。
【図4】(a)は、図3で用いられる半導体スイッチを表示した拡大図である。
(b)は、(a)で示された半導体スイッチの等価回路を示す回路図である。
【図5】図3のRF信号選択回路を実際に作動させたときの状態を説明するための回路図である。
【符号の説明】
10,20,50,60 半導体スイッチ
11,12,51,52 制御端子
30 第1のアンテナ
31,71 入力端子
40 出力端子
70 第2のアンテナ
100 RF信号選択回路
Claims (1)
- 第1の経路に入力される第1のRF信号および第2の経路に入力される第2のRF信号のうち何れか一方を選択して出力端子から出力するRF信号選択回路において、
第1の経路に配置された2つの半導体スイッチからなる第1の組の半導体スイッチと、
第2の経路に配置された2つの半導体スイッチからなる第2の組の半導体スイッチと、
スイッチ制御信号を第1の論理レベルの組合せに設定することにより、第1のRF信号が第1の組の半導体スイッチを経由して出力端子から出力されるようにさせ、第2のRF信号が第2の組の半導体スイッチによってグランドに落とされるとともに第2の経路の出力端をハイインピーダンスにさせ、スイッチ制御信号を第2の論理レベルの組合せに設定することにより、第2のRF信号が第2の組の半導体スイッチを経由して出力端子から出力されるようにさせ、第1のRF信号が第1の組の半導体スイッチによってグランドに落とされるとともに第1の経路の出力端をハイインピーダンスにさせる制御回路とを有することを特徴とするRF信号選択回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002340767A JP2004179743A (ja) | 2002-11-25 | 2002-11-25 | Rf信号選択回路 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2002340767A JP2004179743A (ja) | 2002-11-25 | 2002-11-25 | Rf信号選択回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2004179743A true JP2004179743A (ja) | 2004-06-24 |
Family
ID=32703303
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002340767A Pending JP2004179743A (ja) | 2002-11-25 | 2002-11-25 | Rf信号選択回路 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2004179743A (ja) |
-
2002
- 2002-11-25 JP JP2002340767A patent/JP2004179743A/ja active Pending
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