JP2004179325A - Tape carrier for semiconductor device - Google Patents
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Landscapes
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体チップを搭載して半導体パッケージを構成するための半導体装置用テープキャリアに関し、特にCOF(Chip on Film)と称する折り曲げ性を有する半導体装置用テープキャリアに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のCOFと称する折り曲げ性を有する半導体装置用テープキャリアであるTAB(Tape Automated Bonding)テープの製造工程においては、2層構造の銅付き絶縁フィルムの厚さが40μm程度に薄くなると、パーフォレーションホール(送り穴)の支持による次工程への搬送時に、絶縁フィルムに皺や部分的な折れが発生するため、TABテープの搬送が困難となっていた。
【0003】
そこで、図8(a)のTABテープの幅方向の断面図に示すように、絶縁フィルム2の上に、銅配線パターン層となる銅層1が形成された構成において、絶縁フィルム2の下面に補強テープ3を貼り付ける。次に、図示せぬフォトレジストをコーティングしてベークしたのち露光現像を行い、銅層1をエッチングすることによって、図8(b)に示すように、銅配線パターン層1aを形成する。そして、LSIのフリップチップ接続用の錫メッキを施し、フォトレジストを除去したのち錫メッキをベークして、図8(c)に示すように錫メッキ層4を形成し、更に、熱硬化型のソルダレジスト5を印刷で塗布し、ソルダレジスト5を熱処理によって硬化させる。つまり、絶縁フィルム2の皺や部分的な折れを無くすために、補強テープ3を貼り付けることによって、TABテープ全体の増強を図っていた。(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−223795号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のTABテープにおいては、図9(a)に示すように、銅層1をエッチングして銅配線パターン層1aを形成した際に、銅層1の一部が無くなるので、TABテープの各層の熱膨張伸縮量に差が生じることにより各層間に働く力のバランスが崩れ、TABテープに反りが生じる。このように反りが生じると、次工程への搬送が困難となり、製品の歩留まりが低下するという問題がある。
【0006】
また、図9(b)に示すように、銅配線パターン層1a上並びに絶縁フィルム2上に錫メッキ層4を介して熱硬化型のソルダレジスト5を形成し、このソルダレジスト5を熱処理によって硬化させる際に、熱による反りが生じ、次工程への搬送が困難となり、また、次工程におけるTABテープ加工処理の作業効率およびTABテープの寸法品質が低下するという問題がある。
【0007】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、銅配線パターン層形成時の反りと熱硬化型ソルダレジストの熱硬化時の反りを無くすことによって、製品を次工程へ搬送する際の歩留まりを向上させることができ、次工程における製品加工処理の作業効率および製品の寸法品質を向上させることができる半導体装置用テープキャリアを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の半導体装置用テープキャリアは、絶縁フィルム上に、銅配線パターンを形成するための銅層が形成された半導体装置用テープキャリアにおいて、前記絶縁フィルムの下面に、貫通した穴が形成された補強テープを貼り合わせたことを特徴としている。
【0009】
また、前記穴は、テープ幅に沿った略直線上に複数配列されていることを特徴としている。
【0010】
また、前記穴は、前記銅配線パターンの形成時のパターンニングにより前記銅層の一部が無くなった領域の下方又は下方近傍領域に配置されることを特徴としている。
【0011】
また、前記銅層の厚さは、0.2μm〜25μmであることを特徴としている。
【0012】
また、前記補強テープは、180℃×2時間以上で変形しない耐熱性を有することを特徴としている。
【0013】
また、前記銅配線パターン上に錫メッキが施されていることを特徴としている。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0015】
(実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態に係るTABテープの構成を示し、(a)はTABテープのパーフォレーションホール間の一部平面図、(b)はTABテープのパーフォレーションホール間をその幅方向に切断した際の断面図である。
【0016】
このTABテープは、絶縁フィルム2上に銅層1が形成された構成において、絶縁フィルム2の下面に、貫通した複数の穴6aが形成された補強テープ6を貼り付けて構成する点に特徴を有する。但し、図1は、TABテープの両端部に設けられるパーフォレーションホールの内側の部分、即ち、実際に半導体チップを搭載して半導体パッケージを構成するために使用されるテープ幅B1の部分を示している。
【0017】
また、各穴6aは、テープ幅B1の中央および、その中央から所定長離れた両側の位置に形成され、このような幅B1方向の配置で、TABテープの長手方向に沿って所定間隔で形成されている。また、各穴6aは、補強テープ6に予め形成される。
【0018】
このように穴6aが形成された補強テープ6を、絶縁フィルム1の下面に貼り付けることによって、従来問題となっていたTABテープの反りを無くすことができる。この理由を説明する。
【0019】
図2に示すように、一般的に、2枚の金属板11と12を貼り合わせた片持型バイメタルの曲率変化1/Rは、1/R≒2D/L2で表すことができる。但し、Dは先端偏位量、Lは曲がり部分の長さである。
【0020】
図3(a)に示すように、銅層1と絶縁フィルム2とを貼り付けた構成では、銅層1(指数1とする)と絶縁フィルム2(指数2とする)との厚さ比をm=h1/h2、弾性係数比をn=E1/E2、全厚さをh=h1+h2とおけば、曲率変化は、
1/R={6(α1−α2)(1+m)2A}/h{3(1+m)2+(1+mn)(m2+1/mn)}
となる。但し、αは熱膨張係数、Aは熱収縮率である。
【0021】
ここで、銅層1が、厚さh=8μm、弾性係数E=80000、熱膨張係数α=16ppm/℃、熱収縮率A=0%であるとする。また、絶縁フィルム2に住友金属鉱山製のカプトンENを用い、このカプトンEN層2が、厚さh=38μm、弾性係数E=5000、熱膨張係数α=16ppm/℃、熱収縮率A=−0.02%であるとする。
【0022】
この場合、両者1,2の熱収縮によるゆがみ熱応力σは、
σ1=E1(ε−A1×B)
σ2=E2(ε−A2×B)
となる。但し、εは熱膨張量、Bはテープ幅である。
【0023】
図3(b)に示すように、上記特性の場合、カプトンEN層2が熱収縮率A=−0.02%と極端に小さいので、加熱によって収縮し、僅かに反る。
【0024】
一方、図4(a)に示すように、カプトンEN層2の下面に、穴の開いていない補強テープ16を貼り付けた場合に、その補強テープ16が、厚さh=57μm、弾性係数E=4000、熱膨張係数α=17ppm/℃、熱収縮率A=−2.0%であるとする。但し、この場合、上記と同じ銅層1とカプトンEN層2との特性は近いので、一体のものとみなす。この場合、図4(b)に示すように、補強テープ16が熱収縮率A=−2.0%と大きいので、加熱によって収縮し、過大に反る。
【0025】
この場合、図1に示した補強テープ6が、穴6aの開いていない補強テープ16であるとすると、その補強テープ実質幅B2はテープ幅B1と同じなので、TABテープ全体の反り(曲率の比率)はB2/B1=1.0となる。
【0026】
また、図1に示す穴6aの開いた補強テープ6であって、その穴6aの部分の長さをテープ幅方向の略直線上でテープ幅B1から差し引いた補強テープ実質幅B2=B2a+B2b+B2c+B2dが、全体の50%であるとすると、TABテープ全体の反りはB2/B1=0.5と小さくなる。
【0027】
また、補強テープ実質幅B2が全体の40%であるとすると、TABテープ全体の反りはB2/B1=0.4と小さくなる。補強テープ実質幅B2が全体の20%であるとすると、TABテープ全体の反りはB2/B1=0.2と更に小さくなる。
【0028】
このことから、図5(a)に示すように、銅層1をエッチングして銅配線パターン層1aを形成した際に銅層1の一部が無くなっても、この無くなった領域の下方又は下方近傍領域に穴6aがあれば、その下方又は下方近傍領域には補強テープ6が存在しないことと同じとなるので、TABテープの各層間で働く力のバランスが崩れることが無くなり、TABテープに反りが生じなくなる。
【0029】
また、図5(b)に示すように、銅配線パターン層1a上並びに絶縁フィルム2上に錫メッキ層4を介して熱硬化型のソルダレジスト5を形成し、このソルダレジスト5を熱処理によって硬化させる際に、従来は熱による反りが生じていた。しかし、本実施の形態では上記の様に、エッチングにより銅層1の一部が無くなった領域の下方又は下方近傍領域に穴6aが存在するので、TABテープの各層間で働く力のバランスが熱によって崩れることが無くなり、TABテープに反りが生じなくなる。
【0030】
従って、TABテープを次工程へ搬送する際の歩留まりを向上させることができ、次工程におけるTABテープ加工処理の作業効率およびTABテープの寸法品質を向上させることができる。
【0031】
また、補強テープ6は、180℃×2時間以上で変形しない耐熱性を有することが好ましい。これは、ソルダレジスト5の熱処理に耐えうるためである。
【0032】
また、銅層1の厚さは、0.2μm〜25μmとするのが良い。この理由は、2層構造のCu付き絶縁フィルム2において、銅層1の厚さが0.2μmは、スパッタリングによる最小製膜の厚さである。また、25μmの厚さは、微細配線のピッチ60μm(銅配線幅:30μm、スペース:30μm)の形成の限界である。25μm以上であると、微細配線のピッチ60μmを形成する際に、配線の欠け、細り、太り等の欠陥が少なく、歩留まり良く形成することが不可能になるためである。
【0033】
次に、このような原理で実際にTABテープを形成した第1の実施例を説明する。
【0034】
絶縁フィルム2に住友金属鉱山製の厚さ38μmのカプトンENを用い、銅層1に厚さ8μmの銅メッキ品を用い、補強テープ6にファナック製の厚さ50μmのNT−50(製品名)を用いた。なお、各々の幅は540mmであるとする。
【0035】
まず、補強テープNT−50に金型を利用して、上記で説明したように穴6aを連続的に開けた。次に、ロールラミネータによって、カプトンENに銅メッキ品を貼り合わせた後に、カプトンENに、穴6aを開けた補強テープNT−50を貼り合わせ、使用する幅105mmに裁断した。
【0036】
次に、パーフォレーションホールを開け、フォトレジストをコーティングしてベークしたのち露光現像を行い、銅メッキ品をエッチングすることによって、銅配線パターン層1aを形成し、LSIのフリップチップ接続用の錫メッキを施した。そのエッチングにおいて、TABテープの反りは生じなかった。
【0037】
ここで、比較のため、穴6aの開いてない補強テープNT−50を用い同様の処理を行った結果、TABテープに多少の反りが生じたが、次工程への搬送はできた。
【0038】
次に、フォトレジストを除去したのち錫メッキをベークして錫メッキ層4を形成し、更に、熱硬化型のソルダレジスト5を印刷で塗布し、ソルダレジスト5を熱処理(150℃×1時間)によって硬化させた。この熱処理においてもTABテープの反りは生じなかった。これによって、TABテープを次工程へ搬送する際の歩留まりを向上させることができ、次工程におけるTABテープ加工処理の作業効率およびTABテープの寸法品質を向上させることができた。
【0039】
一方、比較のための穴6aの開いてない補強テープNT−50を用いたものでは筒状に変形が生じ、搬送が不可能となった。
【0040】
次に、第2の実施例として、絶縁フィルム2に住友金属鉱山製の25μmのユーピレックスSを用い、銅層1に厚さ8μmの銅メッキ品を用い、補強テープ6に河村産業製の50μmの耐熱裏打ち品名KT−508ZZを用いた。なお、各々の幅は540mmであるとする。
【0041】
まず、補強テープKT−508ZZに金型を利用して、上記で説明したように穴6aを連続的に開けた。次に、ロールラミネータによって、ユーピレックスSに銅メッキ品を貼り合わせた後に、ユーピレックスSに、穴6aを開けた補強テープKT−508ZZを貼り合わせ、使用する幅105mmに裁断した。
【0042】
次に、パーフォレーションホールを開け、フォトレジストをコーティングしてベークしたのち露光現像を行い、銅メッキ品をエッチングすることによって、銅配線パターン層1aを形成し、錫メッキを施した。そのエッチングにおいて、TABテープの反りは生じなかった。
【0043】
ここで、比較のため、穴6aの開いてない補強テープNT−50を用い同様の処理を行った結果、TABテープに反りが生じ、次工程への搬送に悪影響がでた。
【0044】
次に、フォトレジストを除去したのち錫メッキをベークして錫メッキ層4を形成し、更に、熱硬化型のソルダレジスト5を印刷で塗布し、ソルダレジスト5を熱処理(150℃×1時間)によって硬化させた。この熱処理においてもTABテープの反りは生じなかった。これによって、TABテープを次工程へ搬送する際の歩留まりを向上させることができ、次工程におけるTABテープ加工処理の作業効率およびTABテープの寸法品質を向上させることができた。
【0045】
一方、比較のための穴6aの開いてない補強テープKT−508ZZを用いたものでは筒状に変形が生じ、搬送が不可能となった。
【0046】
この他の応用例として、図6に示すように、大小の楕円径の穴6b,6cをランダムに開けた補強テープ6を用いても、上記実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0047】
また、図7(a)および(b)に示すように、TABテープのパーフォレーションホール8の近傍に銅配線パターン層1aを残す場合、図7(c)および(d)に示すように、銅配線パターン層1aを残さない場合、いずれの場合にも上記実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0048】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、絶縁フィルム上に、銅配線パターンを形成するための銅層が形成された半導体装置用テープキャリアにあって、絶縁フィルムの下面に、貫通した穴が形成された補強テープを貼り合わせた。また、穴は、テープ幅に沿った略直線上に複数配列し、銅配線パターン層形成時のパターンニングにより銅層の一部が無くなった領域の下方又は下方近傍領域に配置した。
【0049】
これによって、銅層をエッチングして銅配線パターンを形成した際に銅層の一部が無くなっても、この無くなった領域の下方又は下方近傍領域に穴があれば、その下方又は下方近傍領域には補強テープが存在しないことと同じとなるので、テープの各層間で働く力のバランスが崩れることが無くなり、テープに反りが生じなくなる。また、銅配線パターン上並びに絶縁フィルム上に錫メッキ層を介して熱硬化型のソルダレジストを形成し、このソルダレジストを熱処理によって硬化させる際に、従来は熱による反りが生じていたが、本発明では、銅層の一部が無くなった領域の下方又は下方近傍領域に穴が存在するので、テープの各層間で働く力のバランスが熱によって崩れることが無くなり、テープに反りが生じなくなる。従って、テープを次工程へ搬送する際の歩留まりを向上させることができ、次工程におけるテープ加工処理の作業効率およびテープの寸法品質を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るTABテープの構成を示し、(a)はTABテープのパーフォレーションホール間の一部平面図、(b)はTABテープのパーフォレーションホール間をその幅方向に切断した際の断面図である。
【図2】一般的な2枚の金属板を貼り合わせた片持型バイメタルの曲率変化を説明するための図である。
【図3】絶縁フィルム上に銅層を形成した際のTABテープの反りを説明するための図である。
【図4】銅層が形成された絶縁フィルムの下に補強テープを貼り合わせた際のTABテープの反りを説明するための図である。
【図5】(a)は銅配線パターン層が形成された絶縁フィルムの下に複数の穴を形成した補強テープを貼り合わせた際の断面図、(b)は(a)の構成にさらに銅配線パターン層上に錫メッキ層を形成し、この上に熱硬化型のソルダレジストを形成した際の断面図である。
【図6】絶縁フィルムの下に、大小の楕円形状の穴を形成した補強テープを貼り合わせたTABテープの構成を示す図である。
【図7】(a)および(b)はパーフォレーションホールの近傍に銅層を残した場合、(c)および(d)は残さない場合を示す図である。
【図8】従来の補強テープを貼り付けたTABテープ製造時の構成を示す断面図である。
【図9】従来の銅配線パターン層形成時および熱硬化型ソルダレジストの熱硬化時のTABテープの反りを説明するための図である。
【符号の説明】
1 銅層
1a 銅配線パターン層
2 絶縁フィルム
4 錫メッキ層
5 熱硬化型のソルダレジスト
3,6,16 補強テープ
6a,6b,6c 穴
8 パーフォレーションホール
11,12 金属板[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a semiconductor device tape carrier for mounting a semiconductor chip to form a semiconductor package, and more particularly to a semiconductor device tape carrier having a bendability called COF (Chip on Film).
[0002]
[Prior art]
In a process of manufacturing a TAB (Tape Automated Bonding) tape, which is a conventional tape carrier for a semiconductor device having a bendability called COF, when the thickness of a copper-containing insulating film having a two-layer structure is reduced to about 40 μm, a perforation hole ( When the insulating film is wrinkled or partially broken at the time of transport to the next step with the support of the perforated holes, it has been difficult to transport the TAB tape.
[0003]
Therefore, as shown in the cross-sectional view of the TAB tape in the width direction of FIG. 8A, in the configuration in which the
[0004]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Application Laid-Open No. 2000-223795
[Problems to be solved by the invention]
However, in the conventional TAB tape, as shown in FIG. 9A, when the
[0006]
Further, as shown in FIG. 9B, a
[0007]
The present invention has been made in view of such a point, and eliminates the warpage at the time of forming a copper wiring pattern layer and the warpage at the time of thermosetting of a thermosetting solder resist, so that the yield at the time of transporting a product to the next step is improved. It is an object of the present invention to provide a semiconductor device tape carrier capable of improving the work efficiency and the dimensional quality of a product in the next step.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, a tape carrier for a semiconductor device of the present invention is a tape carrier for a semiconductor device in which a copper layer for forming a copper wiring pattern is formed on an insulating film. And a reinforcing tape having a penetrated hole formed thereon is attached.
[0009]
Further, a plurality of the holes are arranged on a substantially straight line along the tape width.
[0010]
Further, the hole is arranged below or in the vicinity of a region where a part of the copper layer has disappeared by patterning at the time of forming the copper wiring pattern.
[0011]
The thickness of the copper layer is 0.2 μm to 25 μm.
[0012]
Further, the reinforcing tape has a heat resistance that does not deform at 180 ° C. × 2 hours or more.
[0013]
Further, the present invention is characterized in that tin plating is applied on the copper wiring pattern.
[0014]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[0015]
(Embodiment)
1A and 1B show a configuration of a TAB tape according to an embodiment of the present invention, in which FIG. 1A is a partial plan view between perforation holes of the TAB tape, and FIG. It is sectional drawing at the time of cutting.
[0016]
This TAB tape is characterized in that in the configuration in which the
[0017]
The holes 6a are formed at the center of the tape width B1 and at positions on both sides separated by a predetermined distance from the center, and are formed at predetermined intervals along the longitudinal direction of the TAB tape in such an arrangement in the width B1 direction. Have been. Each hole 6a is formed in the reinforcing
[0018]
By attaching the reinforcing
[0019]
As shown in FIG. 2, in general, a
[0020]
As shown in FIG. 3A, in the configuration in which the
1 / R = {6 (α1-α2) (1 + m) 2 A} / h {3 (1 + m) 2 + (1 + mn) (m 2 + 1 / mn)}
It becomes. Here, α is a coefficient of thermal expansion, and A is a coefficient of thermal contraction.
[0021]
Here, it is assumed that the
[0022]
In this case, the distortion thermal stress σ due to the thermal contraction of both 1 and 2 is
σ1 = E1 (ε-A1 × B)
σ2 = E2 (ε-A2 × B)
It becomes. Here, ε is the thermal expansion amount, and B is the tape width.
[0023]
As shown in FIG. 3B, in the case of the above characteristics, since the
[0024]
On the other hand, as shown in FIG. 4A, when a non-perforated reinforcing
[0025]
In this case, if the reinforcing
[0026]
Further, the reinforcing
[0027]
If the reinforcing tape substantial width B2 is 40% of the whole, the warpage of the entire TAB tape is as small as B2 / B1 = 0.4. Assuming that the substantial width B2 of the reinforcing tape is 20% of the whole, the warpage of the entire TAB tape is further reduced to B2 / B1 = 0.2.
[0028]
From this, as shown in FIG. 5A, even when a part of the
[0029]
Further, as shown in FIG. 5B, a thermosetting solder resist 5 is formed on the copper wiring pattern layer 1a and the insulating
[0030]
Therefore, the yield in transporting the TAB tape to the next step can be improved, and the work efficiency of the TAB tape processing in the next step and the dimensional quality of the TAB tape can be improved.
[0031]
Further, it is preferable that the reinforcing
[0032]
The thickness of the
[0033]
Next, a first embodiment in which a TAB tape is actually formed based on such a principle will be described.
[0034]
38 μm thick Kapton EN manufactured by Sumitomo Metal Mining is used for the insulating
[0035]
First, holes 6a were continuously formed in the reinforcing tape NT-50 using a mold as described above. Next, after a copper-plated product was bonded to Kapton EN using a roll laminator, a reinforcing tape NT-50 having a hole 6a was bonded to Kapton EN and cut to a width of 105 mm to be used.
[0036]
Next, a perforation hole is opened, a photoresist is coated and baked, then exposed and developed, and a copper plated product is etched to form a copper wiring pattern layer 1a, and tin plating for flip-chip connection of LSI is performed. gave. During the etching, no warping of the TAB tape occurred.
[0037]
Here, for the sake of comparison, as a result of performing the same processing using the reinforcing tape NT-50 having no hole 6a, the TAB tape was slightly warped, but could be conveyed to the next step.
[0038]
Next, after removing the photoresist, tin plating is baked to form a
[0039]
On the other hand, in the case of using the reinforcing tape NT-50 in which the hole 6a for comparison was not formed, a cylindrical deformation occurred, and the transfer became impossible.
[0040]
Next, as a second embodiment, 25 μm Iupirex S manufactured by Sumitomo Metal Mining was used for the insulating
[0041]
First, the holes 6a were continuously formed in the reinforcing tape KT-508ZZ using a mold as described above. Next, after a copper-plated product was bonded to Upilex S by a roll laminator, a reinforcing tape KT-508ZZ having a hole 6a was bonded to Upilex S, and cut to a width of 105 mm to be used.
[0042]
Next, a perforation hole was opened, a photoresist was coated, baked, exposed and developed, and a copper plated product was etched to form a copper wiring pattern layer 1a, which was tin-plated. During the etching, no warping of the TAB tape occurred.
[0043]
Here, for the sake of comparison, as a result of performing the same processing using the reinforcing tape NT-50 having no hole 6a, the TAB tape was warped, which adversely affected the transport to the next step.
[0044]
Next, after removing the photoresist, tin plating is baked to form a
[0045]
On the other hand, in the case of using the reinforcing tape KT-508ZZ in which the hole 6a for comparison was not formed, the cylindrical shape was deformed, and the conveyance became impossible.
[0046]
As another application example, as shown in FIG. 6, even if a reinforcing
[0047]
When the copper wiring pattern layer 1a is left near the
[0048]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, in a tape carrier for a semiconductor device in which a copper layer for forming a copper wiring pattern is formed on an insulating film, a through hole is formed on a lower surface of the insulating film. The formed reinforcing tape was stuck. A plurality of holes were arranged on a substantially straight line along the tape width, and were arranged below or in the vicinity of the region where a part of the copper layer was lost by patterning when forming the copper wiring pattern layer.
[0049]
Thereby, even if a part of the copper layer is lost when the copper layer is etched to form the copper wiring pattern, if there is a hole in the lower or lower vicinity area of the lost area, the lower or lower vicinity area may have a hole. Is the same as the absence of the reinforcing tape, so that the balance of the forces acting between the layers of the tape is not lost, and the tape does not warp. In addition, when a thermosetting solder resist is formed on a copper wiring pattern and an insulating film via a tin plating layer, and the solder resist is cured by heat treatment, warpage due to heat has conventionally occurred. In the present invention, since holes are present below or in the vicinity of the region where a part of the copper layer has disappeared, the balance of the forces acting between the layers of the tape is not broken by heat, and the tape does not warp. Therefore, the yield in transporting the tape to the next step can be improved, and the work efficiency of tape processing in the next step and the dimensional quality of the tape can be improved.
[Brief description of the drawings]
1A and 1B show a configuration of a TAB tape according to an embodiment of the present invention, wherein FIG. 1A is a partial plan view between perforation holes of the TAB tape, and FIG. It is sectional drawing at the time of cutting.
FIG. 2 is a diagram for explaining a curvature change of a cantilever type bimetal in which two general metal plates are bonded together.
FIG. 3 is a diagram for explaining warpage of a TAB tape when a copper layer is formed on an insulating film.
FIG. 4 is a diagram for explaining warpage of a TAB tape when a reinforcing tape is stuck under an insulating film on which a copper layer is formed.
FIG. 5A is a cross-sectional view of a state in which a reinforcing tape having a plurality of holes formed below an insulating film on which a copper wiring pattern layer is formed is bonded, and FIG. FIG. 3 is a cross-sectional view when a tin plating layer is formed on a wiring pattern layer and a thermosetting solder resist is formed thereon.
FIG. 6 is a diagram showing a configuration of a TAB tape in which a reinforcing tape having large and small elliptical holes formed under an insulating film is adhered.
FIGS. 7A and 7B are diagrams showing a case where a copper layer is left near a perforation hole, and FIGS. 7C and 7D are diagrams showing a case where a copper layer is not left.
FIG. 8 is a cross-sectional view showing a configuration at the time of manufacturing a TAB tape to which a conventional reinforcing tape is attached.
FIG. 9 is a view for explaining warpage of a TAB tape when a conventional copper wiring pattern layer is formed and when a thermosetting solder resist is thermoset.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (6)
前記絶縁フィルムの下面に、貫通した穴が形成された補強テープを貼り合わせた
ことを特徴とする半導体装置用テープキャリア。In a semiconductor device tape carrier in which a copper layer for forming a copper wiring pattern is formed on an insulating film,
A tape carrier for a semiconductor device, wherein a reinforcing tape having a through-hole is formed on a lower surface of the insulating film.
ことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置用テープキャリア。The tape carrier for a semiconductor device according to claim 1, wherein a plurality of the holes are arranged on a substantially straight line along a tape width.
ことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置用テープキャリア。2. The semiconductor device tape according to claim 1, wherein the hole is arranged below or in a region near a region where a part of the copper layer has disappeared by patterning at the time of forming the copper wiring pattern. 3. Career.
ことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置用テープキャリア。2. The tape carrier for a semiconductor device according to claim 1, wherein the thickness of the copper layer is 0.2 μm to 25 μm. 3.
ことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置用テープキャリア。2. The tape carrier for a semiconductor device according to claim 1, wherein the reinforcing tape has heat resistance that does not deform at 180 ° C. × 2 hours or more. 3.
ことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置用テープキャリア。2. The tape carrier for a semiconductor device according to claim 1, wherein tin plating is applied on the copper wiring pattern.
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