JP2004178663A - 近視野光ヘッドの作製方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】高分解能で高S/N比の近視野光ヘッドを、低コストで量産に適した方法で作製する方法を提供すること。
【解決手段】基板22を加工して部分的に複数の厚みを持つよう加工する工程と、前記複数の厚みのうち第一の厚みを持つ部分からスライダー24を作製すると同時に、前記複数の厚みのうち第二の厚みを持つ部分からティップ23を作製する工程と、を含むことを特徴とする作製方法とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、近視野光を用いて光の回折限界を超える超高密度な記録再生を行う光情報記録再生ヘッド、特に回転する記録媒体からの空気浮上力によって媒体表面から一定の微小な浮上量で浮上しながら媒体表面にアクセスするスライダーヘッドの作製方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近視野光を用いた光ヘッドは、光の回折限界に依存しない分解能を持つことから、次世代超高密度データストレージ装置への応用が期待されている。典型的な近視野光データストレージ装置1の概念を図8に示す。近視野光ヘッド3は、従来の磁気記録装置の磁気ヘッドと同様に、サスペンションアーム2の先端に接着され、サスペンションアーム2はボイスコイルモーター5によって記録媒体4の半径方向に移動可能である。近視野光ヘッド3は、回転する記録媒体4からの空気浮上力によって、記録媒体4表面から微小な浮上量をもって浮上し、媒体表面の微小領域と近視野光を介して相互作用する。
【0003】
近視野光ヘッド3の断面を図9に示す。基板7の底面には、安定した浮上を実現するためのスライダー6が形成されており、これによって媒体表面から数〜数十nmの浮上量をもって浮上する。同じく基板7の底面には錐状のティップ11が形成されており、その側面は遮光膜9によって覆われている。ティップ11先端は遮光膜9が覆っていないため、光学的開口8となっている。レーザー(図示略)からの光は光ファイバー(図示略)あるいは光導波路(図示略)によって近視野光ヘッド3に導かれ、近視野光ヘッド3への入射光10となる。
【0004】
従来の近視野光ヘッドの作製方法は、FIB(集束イオンビーム)などの高精度な微細加工技術を用いて一つずつ観察しながら、基板を回転させるなどして加工している(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
また別の従来法による近視野光ヘッドの作製方法は、基板の等方性エッチングによってスライダーとティップを同時に大量に作製する(例えば、特許文献2参照)。この方法を簡略化して図10を用いて説明する。まずステップS901で透明基板7の下面にレジスト12を塗布する。ステップS902で露光によりティップ用マスク13とスライダー用マスク14をパターニングし、ステップS903で等方性エッチングを行う。ステップS904は、ティップ11の先端がちょうど尖鋭化するまでエッチングした状態であり、スライダー6のABS(Air Bearing Surface 空気浮上面)は元の基板7の下面を利用している。その後エッチングを進めるとステップS905のように、ティップ11はその先端がスライダー6のABSよりも基板7からの高さが低くなる。次にステップS906で遮光膜15を蒸着してから、ステップS907でティップ11付近だけ遮光膜15を残すようにパターニングする。最後にステップS908で、ティップ11先端にガラス板などの硬い平板を押しつけることによって、遮光膜15を塑性変形させ、光学的開口8を形成する。
【0006】
【特許文献1】
特開平11−265520号公報(第7頁第12〜14行、第9図)
【0007】
【特許文献2】
再公表2000−28536号公報(第74頁第17〜25行、第40図)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1に引用した方法によると、FIBの加工精度に依存した精度を持つ形状を作製することができる一方、基本的に一つずつの作製であり量産には適さない。特許文献1第7頁第10〜11行目によると、ひとつの開口とスライダーを作製する加工時間が10分程度かかり、高価な装置を熟練技術者が操作するコストはかなり高いものになってしまう。
【0009】
特許文献2に引用した方法によると、図10のステップS904からステップS905に至る過程で、ティップ先端がエッチングされてしまい、結局ステップS908で完成したヘッドでは、光学的開口8がスライダー6のABSから後退した場所に位置している。近視野光は光学的開口8からの距離に強く依存して減衰するため、近視野光を利用した光記録再生においては、光学的開口8を可能な限り記録媒体に近接させることが重要な要件となる。図9のように光学的開口8がABSから後退していると、媒体と相互作用する近視野光の強度は下がり、また近視野光分布も媒体表面においては空間的に広がったものになってしまい、得られる信号強度、分解能ともに下がり、高性能なヘッドが実現できない。ステップS904でティップ先端が尖鋭化した瞬間にエッチングを停止することは、尖鋭化した瞬間を検出できない以上不可能である。また、尖鋭化するまでのエッチング時間は、エッチングレートを基に算出することは可能だが、エッチングレートのばらつきのため、ティップ11先端をABSから数nmの精度で制御して作製することは不可能である。ティップ11が尖鋭化する前にエッチングを停止すると、ステップS908で形成する光学的開口8のサイズが、ティップ11先端のサイズによって規定されるため、微小な開口を形成することができない。
【0010】
また、外部からの振動などによってヘッドが記録媒体表面に接触すると、光学的開口8が致命的な損傷を受けることがある。これを防止するために光学的開口8の近傍に、ティップ保護体を設けることが考えられるが、このティップ保護体は光学的開口8よりも記録媒体表面方向に突出している必要があり、なおかつその突出量はわずかでなければならない、という厳しい条件が要求される。このような構造を特許文献1に引用した方法で作製すると、極めて長い時間と高いコストがかかってしまう。また、特許文献2に引用した方法で作製することは不可能である。
【0011】
以上のように、高性能な近視野光ヘッドは、光学的開口をできるだけ記録媒体に近接させた状態で安定的に浮上するような構造を持たねばならない。また、このような構造を低コストで製造する方法が必要である。上述のように、従来の作製方法では、これらの条件を同時に満足することができなかった。
【0012】
【課題を解決するための手段】
以上のような課題を解決するために、本発明では、回転する記録媒体表面からの空気浮上力を受けるスライダーと、先端に光学的開口を持つ錐状のティップを持ち、前記光学的開口から発生する近視野光を介して前記記録媒体表面と相互作用する近視野光ヘッドの作製方法において、基板を加工して前記基板が部分的に複数の厚みを持つよう加工する工程と、前記複数の厚みのうち第一の厚みを持つ部分から前記スライダーを作製すると同時に、前記複数の厚みのうち第二の厚みを持つ部分から前記ティップを作製する工程と、を含むことを特徴とする近視野光ヘッドの作製方法とする。
【0013】
これにより、近視野光を発生させる光学的開口と、スライダー表面の記録媒体表面からの距離を別々に設定して、その設定値に高精度で一致させて作製することが可能になり、ヘッドの分解能がスライダー表面の浮上量に依存しない設計が可能となる。また、このようなヘッドを低コストで大量に作製することが可能となる。
【0014】
また、上記近視野光ヘッドの作製方法において、前記第一の厚みが前記第二の厚みよりも薄く、その厚みの差が、スライダーの記録媒体表面からの浮上量よりも小さいことを特徴とする。
【0015】
これにより、光学的開口と記録媒体の距離が、スライダーと記録媒体との距離よりも短くなり、スライダーの浮上量を下げることなく光学的開口を記録媒体に近接させることが可能となる。
【0016】
また、上記近視野光ヘッドの作製方法において、前記第一の厚みが前記第二の厚みよりも厚いことを特徴とする。
【0017】
これにより、光学的開口と記録媒体の距離が、スライダーと記録媒体との距離よりも長くなり、スライダーが記録媒体に接触しても開口が記録媒体に接触することが防止され、信頼性の高い近視野光ヘッドが実現できる。
【0018】
また、上記いずれかの近視野光ヘッドの作製方法において、前記スライダーと前記ティップを同時に作製する前記工程が前記基板のエッチングによるものであることを特徴とする。
【0019】
これにより、従来の半導体プロセスを利用するのみで光学的開口とスライダーの両方を同時に作製でき、高性能な近視野光ヘッドが低コストで大量生産できる。
【0020】
また、回転する記録媒体表面からの空気浮上力を受けるスライダーと、先端に光学的開口を持つ錐状のティップと、前記ティップの近傍に前記ティップ以上の高さを持つティップ保護体を持ち、前記光学的開口から発生する近視野光を介して前記記録媒体表面と相互作用する近視野光ヘッドの作製方法において、基板を加工して前記基板が部分的に複数の厚みを持つよう加工する工程と、前記複数の厚みのうち第一の厚みを持つ部分から前記スライダーを作製すると同時に、前記複数の厚みのうち第二の厚みを持つ部分から前記ティップを作製し、さらに同時に、前記複数の厚みのうち第三の厚みを持つ部分から前記ティップ保護体を作製する工程と、を含むことを特徴とする。
【0021】
これにより、ヘッドが記録媒体に接触した場合でも、ティップ保護体が開口を保護するような構造を持つ、高信頼性の近視野光ヘッドが作製できる。
【0022】
また、上記の近視野光ヘッドの作製方法において、前記第二の厚みと前記第三の厚みが等しいことを特徴とする。
【0023】
これにより、ヘッドが記録媒体に接触した場合でも、ティップ保護体が開口を保護し、また、ヘッドが記録媒体からわずかでも離れている場合にはティップ保護体は記録媒体に接触しないため、開口を記録媒体表面に極めて近接させられる構造を持つ近視野光ヘッドが作製できる。
【0024】
また、上記の近視野光ヘッドの作製方法において、前記第一の厚みが前記第二の厚みよりも薄く、その厚みの差が、前記スライダーの前記記録媒体表面からの浮上量よりも小さいことを特徴とする。
【0025】
これにより、ヘッドが記録媒体に接触した場合でも、ティップ保護体が開口を保護し、また、開口と記録媒体表面の距離がスライダーの浮上量よりも小さくできるような構造を持つ近視野光ヘッドが作製できる。
【0026】
また、上記の近視野光ヘッドの作製方法において、前記第一の厚みが前記第二の厚みよりも厚いことを特徴とする。
【0027】
これにより、ヘッドが記録媒体に接触した場合でも、ティップ保護体が開口を保護し、また、スライダーが記録媒体に接触した場合にでも開口は接触しないような、高信頼性近視野光ヘッドが作製できる。
【0028】
また、上記の近視野光ヘッドの作製方法において、前記スライダーと前記ティップと前記ティップ保護体を同時に作製する前記工程が前記基板のエッチングによるものであることを特徴とする。
【0029】
これにより、ヘッドが記録媒体に接触した場合でも、ティップ保護体が開口を保護し、また、従来の半導体プロセスを利用するのみで光学的開口とスライダーの両方を同時に作製でき、高性能な近視野光ヘッドが低コストで大量生産できる。
【0030】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1に係る方法で作製した近視野光ヘッド21の断面図である。近視野光ヘッド21は例えば縦1mm、横1mm、厚み0.3mm程度のサイズである。近視野光ヘッド21は、透明基板22の下面に錐状ティップ23とスライダー24を持つ。ティップ23は側面を遮光膜25で覆われている。ティップ23の先端は遮光膜25に覆われていないため、光学的開口27となっている。レーザー(図示略)から出射した光は光ファイバーあるいは光導波路(ともに図示略)によって導かれ、近視野光ヘッド21への入射光30となる。レーザーからの光が近視野光ヘッド21に到達するまでの経路上には必要に応じて微小なミラーやレンズを配置することもある。スライダー24の下面はABS(Air Bearing Surface)28であり、回転する記録媒体表面に近視野光ヘッド21を近接させた時に発生する空気浮上力を受け、この浮上力と近視野光ヘッド21の上方からかけられた荷重とのバランスにより、近視野光ヘッド21が記録媒体表面から一定の微小な距離だけ離れて浮上する。
【0031】
本実施の形態に係る方法で作製した近視野光ヘッド21の特徴は、光学的開口27が、ABS28よりもΔHだけ突出している点である。ABS28は記録媒体から例えば30nmの浮上量で浮上しており、ΔHが例えば20nmである。すなわちこの場合光学的開口27は記録媒体から10nmの浮上量で浮上する。近視野光は光学的開口27から下方に向けて発生するが、その強度は光学的開口27からの距離に強く依存して指数関数的に減衰する。また、近視野光の空間的広がりも、光学的開口27からの距離に依存し、距離が大きくなるにつれて広がりも大きくなる。このことの意味は、ヘッドの重要な性能である分解能とS/N比が、光学的開口27と記録媒体との距離、すなわち光学的開口27の浮上量に依存するという事である。高性能なヘッドを実現するためには、光学的開口27の浮上量を可能な限り小さくすることが求められる。本実施の形態に示した構造の近視野光ヘッド21は、ABS28の浮上量よりも光学的開口27の浮上量を小さくし、しかもその差ΔHを高精度に作製されている。
【0032】
図2に本実施の形態の近視野光ヘッド21の作製方法を示す。ステップS101において、透明基板22をウェットエッチングし、ティップ台座部31がスライダー台座部32よりΔHだけ高くする。ティップ台座部31は例えば一辺20μmの正方形で、ΔHは例えば20nmである。このステップは基板のエッチングであり、エッチング時間を制御することによりエッチング量は高精度に制御可能である。ΔHとして20nmと設計した場合には数nmの精度で設計値通りにエッチングできる。次にステップS102でレジスト33を塗布する。ステップS103では、ティップ台座部31の上にティップ用マスク35、スライダー台座部32の上にスライダー用マスク34をそれぞれパターニングする。ステップS104で透明基板22の等方性エッチングを行い、レジスト34,35を除去したステップS105で、ティップ23とスライダー24が形成される。その後ステップS106で遮光膜36を蒸着し、ステップS107でティップ23周辺だけ残して遮光膜36を除去する。最後にステップS108でティップ23先端部に機械的圧力をかけることによって光学的開口27を形成する。光学的開口27は、ABS28よりΔHだけ突出している。
【0033】
以上のように、基板22にあらかじめ設定された高さの段差をエッチングによって高精度に形成し、その段差が最終的には光学的開口27とABS28の高さの差になるようにすることによって、設計値通りに高精度に光学的開口27を突出させた構造を作製することが可能となった。この作製方法は、半導体プロセスによるバッチ処理に適しており、低コストで大量に高性能な近視野光ヘッドを作製することを可能にする。
【0034】
(実施の形態2)
図3は本発明の実施の形態2に係る方法で作製した近視野光ヘッド41の断面図である。実施の形態1で説明した図1と類似あるいは同一の部分については説明を簡略化あるいは省略する。近視野光ヘッド41の構造は、透明基板42の下面にティップ43とスライダー44が形成されており、ティップ43の側面は遮光膜45で覆われ、先端の遮光膜に覆われていない部分が光学的開口47となる。入射光50がこの近視野光ヘッド41に入射し、光学的開口47から近視野光が発生する。図1との相違点は、光学的開口47がABS48よりもΔHだけ突出ではなく後退している点である。ΔHは例えば10nmである。
【0035】
この近視野光ヘッド41を用いて記録媒体への情報の記録あるいは再生を行うと、外部からの衝撃など何らかの擾乱によってヘッドが記録媒体表面に接触した場合でも、光学的開口47は接触せず、ABS48が接触する。スライダー44は光学的開口47に比べてはるかに機械的強度が大きいため、記録媒体表面に接触しても損傷を受けにくい。このような構造を持つ近視野光ヘッド41は、高い信頼性と長い製品寿命を持つ。ΔHは大きすぎると前述のように分解能やS/N比に悪影響を与えるが、望ましい分解能、S/Nと信頼性から最適なΔHを設定することができる。
【0036】
図4に本実施の形態の近視野光ヘッド41の作製方法を示す。実施の形態1で説明した図2と類似あるいは同一の部分については説明を簡略化あるいは省略する。図2との相違点は、ステップS201において、透明基板42をウェットエッチングするときに、ティップ台座部31がスライダー台座部32よりもΔHだけ低くしている点である。ΔHは例えば10nmである。ΔHを高精度に作製できる理由は実施の形態1で述べた。その後は図2と同様のプロセスを行う。すなわち、ステップS202でレジスト33を塗布し、ステップS203でレジストのパターニングによってティップ用マスク35とスライダー用マスク34を形成、ステップS204で基板の等方性エッチング、ステップS205でレジスト除去してティップ43とスライダー44の形成、ステップS206で遮光膜36の蒸着、ステップS207で遮光膜のパターニング、そして最後にステップS208で光学的開口47の形成である。この結果、光学的開口47は、ABS48からΔHだけ後退している。
【0037】
以上のように、基板42にあらかじめ設定された高さの段差をエッチングによって高精度に形成し、その段差が最終的には光学的開口47とABS48の高さの差になるようにすることによって、設計値通りに高精度に光学的開口47を後退させた構造を作製することが可能となった。この作製方法は、半導体プロセスによるバッチ処理に適しており、低コストで大量に高性能な近視野光ヘッドを作製することを可能にする。
【0038】
(実施の形態3)
図5は本発明の実施の形態3に係る方法で作製した近視野光ヘッド51の断面図である。実施の形態1で説明した図1と類似あるいは同一の部分については説明を簡略化あるいは省略する。図1との相違点は、光学的開口57とABS58との高さの差ΔHがスライダー54の高さに比べてはるかに大きいという点である。ΔHは例えば100nmあるいはそれ以上である。スライダー54は長手方向には数百μmの長さがあり、ティップ53は数μmであるので、近視野光ヘッド51が記録媒体表面から浮上するときの浮上特性は、基本的にはスライダー54によって規定される。よって、ABS58の浮上量が例えば110nmであって、ΔHが100nmであれば、光学的開口57と記録媒体表面との距離すなわち光学的開口57の浮上量は10nmとなる。このような構造にすることによって、近視野光ヘッド51全体の浮上量は大きいままで、光学的開口57だけを記録媒体表面に極めて近接させることが可能である。
【0039】
この近視野光ヘッド51の作製方法は実施の形態1と基本的に同一であるので図示を略す。実施の形態1で説明した図2との相違点は、最初のステップでのΔHを大きく、例えば100nm、にするという点である。これが実現可能である理由も実施の形態1で説明したものと同一である。その後のステップは実施の形態1と同一で、最終的に図5に示した構造の近視野光ヘッドが作製される。
【0040】
以上のように、基板2にあらかじめ設定された高さの段差を非常に大きなものに形成し、その段差が最終的には光学的開口57とABS58の高さの差になるようにすることによって、光学的開口57がABS58から大きく突出した構造の近視野光ヘッドを作製することが可能となる。
【0041】
(実施の形態4)
図6は本発明の実施の形態4に係る方法で作製した近視野光ヘッド61の断面図である。図6(a)は近視野光ヘッド61の底面図、図6(b)は図6(a)中A−A’で示した直線での断面図、図6(c)は図6(a)中B−B’で示した直線での断面図である。実施の形態1で説明した図1と類似あるいは同一の部分については説明を簡略化あるいは省略する。図6(a)において近視野光ヘッド61の底面には、スライダー64とティップ63とティップ保護体69が形成されている。図6(b)では、ティップ63の側面が遮光膜65によって覆われており、テイップ63の先端部は遮光膜65によって覆われていない光学的開口67が有る。光学的開口67はスライダー64の底面であるABS68よりΔHだけ突出している。ΔHは例えば20nmである。ABS68が記録媒体表面から例えば30nm浮上している時、光学的開口67は記録媒体表面から10nmの距離で浮上する。さらに近視野光ヘッド61は図6(c)に示すように、ティップ保護体69を持つ。ティップ保護体69は図6(c)に示すように、光学的開口67からΔH’だけ突出している。ΔH’は例えば5nmである。これにより、ヘッドの動作中何らかの擾乱、例えば外部からの衝撃、などによってヘッドが記録媒体表面に接触した場合でも、光学的開口67は記録媒体に接触せず、ティップ保護体69が接触する。ティップ保護体69は多少の損傷を受けてもヘッドとしての性能には影響を与えない。ティップ保護体69は図6ではティップ63に対してヘッドの先端方向(図中左)に隣接した四角錐台であるが、ティップ63の周辺を囲うようなコの字型でも良いし、ドーナツ状でも良い。重要な点は、ティップ保護体69がティップ63の近傍に有り、ティップ63よりもわずかに突出しているという点である。
【0042】
図7に本実施の形態の近視野光ヘッド61の作製方法を示す。図7中、右は図6(a)における線分A−A’での断面、左は線分B−B’での断面を示す。ステップS401において、透明基板62をウェットエッチングによって、ティップ用台座部71、スライダー用台座部72、ティップ保護体用台座部70をパターニングする。ティップ用台座部71とスライダー用台座部72の高さの差ΔHは例えば30nmである。また、ティップ保護体用台座部70はティップ用台座部71よりもΔH’だけ高い。ΔH’は例えば10nmである。このような段差の形成は、実施の形態1において説明した、フォトリソグラフィによるマスク形状精度と、エッチング時間の管理を行ったエッチングを、複数回行うことによって可能である。次にステップS402においてレジスト73を塗布する。ステップS403では、ティップ用マスク75、スライダー用マスク74、ティップ保護体用マスク79をパターニングする。ステップS404で、等方性エッチングを行い、ステップS405に示すようにティップ63、スライダー64を形成する。ステップS406で遮光膜76を蒸着し、ステップS407でティップ63の近傍のみ遮光膜77を残す。最後にステップS407において、ティップ63の先端に機械的圧力をかけることによって光学的開口67を形成し、ティップ63の側面に遮光膜65が残った構造にする。光学的開口67と、スライダー64の下面の高さの差はΔHである。さらに、ティップ保護体69と、光学的開口67の高さの差はΔH’である。
【0043】
このような方法によると、スライダー64の記録媒体表面からの浮上量に比べて光学的開口67が記録媒体により近接し、さらに光学的開口67よりもティップ保護体69がわずかに突出した構造を容易に作製できる。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によると、回転する記録媒体表面からの空気浮上力を受けるスライダーと、先端に光学的開口を持つ錐状のティップを持ち、前記光学的開口から発生する近視野光を介して前記記録媒体表面と相互作用する近視野光ヘッドの作製方法において、基板を加工して前記基板が部分的に複数の厚みを持つよう加工する工程と、前記複数の厚みのうち第一の厚みを持つ部分から前記スライダーを作製すると同時に、前記複数の厚みのうち第二の厚みを持つ部分から前記ティップを作製する工程と、を含むことを特徴とする近視野光ヘッドの作製方法とする。
【0045】
これにより、近視野光を発生させる光学的開口と、スライダー表面の記録媒体表面からの距離を別々に設定して、その設定値に高精度で一致させて作製することが可能になり、ヘッドの分解能がスライダー表面の浮上量に依存しない設計が可能となる。また、このようなヘッドを低コストで大量に作製することが可能となる、という効果を奏する。
【0046】
また、上記近視野光ヘッドの作製方法において、前記第一の厚みが前記第二の厚みよりも薄く、その厚みの差が、スライダーの記録媒体表面からの浮上量よりも小さいことを特徴とする。
【0047】
これにより、光学的開口と記録媒体の距離が、スライダーと記録媒体との距離よりも短くなり、スライダーの浮上量を下げることなく光学的開口を記録媒体に近接させることが可能となる、という効果を奏する。
【0048】
また、上記近視野光ヘッドの作製方法において、前記第一の厚みが前記第二の厚みよりも厚いことを特徴とする。
【0049】
これにより、光学的開口と記録媒体の距離が、スライダーと記録媒体との距離よりも長くなり、スライダーが記録媒体に接触しても開口が記録媒体に接触することが防止され、信頼性の高い近視野光ヘッドが実現できる、という効果を奏する。
【0050】
また、上記いずれかの近視野光ヘッドの作製方法において、前記スライダーと前記ティップを同時に作製する前記工程が前記基板のエッチングによるものであることを特徴とする。
【0051】
これにより、従来の半導体プロセスを利用するのみで光学的開口とスライダーの両方を同時に作製でき、高性能な近視野光ヘッドが低コストで大量生産できる、という効果を奏する。
【0052】
また、回転する記録媒体表面からの空気浮上力を受けるスライダーと、先端に光学的開口を持つ錐状のティップと、前記ティップの近傍に前記ティップ以上の高さを持つティップ保護体を持ち、前記光学的開口から発生する近視野光を介して前記記録媒体表面と相互作用する近視野光ヘッドの作製方法において、基板を加工して前記基板が部分的に複数の厚みを持つよう加工する工程と、前記複数の厚みのうち第一の厚みを持つ部分から前記スライダーを作製すると同時に、前記複数の厚みのうち第二の厚みを持つ部分から前記ティップを作製し、さらに同時に、前記複数の厚みのうち第三の厚みを持つ部分から前記ティップ保護体を作製する工程と、を含むことを特徴とする。
【0053】
これにより、ヘッドが記録媒体に接触した場合でも、ティップ保護体が開口を保護するような構造を持つ、高信頼性の近視野光ヘッドが作製できる、という効果を奏する。
【0054】
また、上記の近視野光ヘッドの作製方法において、前記第二の厚みと前記第三の厚みが等しいことを特徴とする。
【0055】
これにより、ヘッドが記録媒体に接触した場合でも、ティップ保護体が開口を保護し、また、ヘッドが記録媒体からわずかでも離れている場合にはティップ保護体は記録媒体に接触しないため、開口を記録媒体表面に極めて近接させられる構造を持つ近視野光ヘッドが作製できる、という効果を奏する。
【0056】
また、上記の近視野光ヘッドの作製方法において、前記第一の厚みが前記第二の厚みよりも薄く、その厚みの差が、前記スライダーの前記記録媒体表面からの浮上量よりも小さいことを特徴とする。
【0057】
これにより、ヘッドが記録媒体に接触した場合でも、ティップ保護体が開口を保護し、また、開口と記録媒体表面の距離がスライダーの浮上量よりも小さくできるような構造を持つ近視野光ヘッドが作製できる、という効果を奏する。
【0058】
また、上記の近視野光ヘッドの作製方法において、前記第一の厚みが前記第二の厚みよりも厚いことを特徴とする。
【0059】
これにより、ヘッドが記録媒体に接触した場合でも、ティップ保護体が開口を保護し、また、スライダーが記録媒体に接触した場合にでも開口は接触しないような、高信頼性近視野光ヘッドが作製できる、という効果を奏する。
【0060】
また、上記の近視野光ヘッドの作製方法において、前記スライダーと前記ティップと前記ティップ保護体を同時に作製する前記工程が前記基板のエッチングによるものであることを特徴とする。
【0061】
これにより、ヘッドが記録媒体に接触した場合でも、ティップ保護体が開口を保護し、また、従来の半導体プロセスを利用するのみで光学的開口とスライダーの両方を同時に作製でき、高性能な近視野光ヘッドが低コストで大量生産できる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る方法で作製した近視野光ヘッドの断面図である。
【図2】本発明の実施の形態1の近視野光ヘッドの作製方法を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態2に係る方法で作製した近視野光ヘッドの断面図である。
【図4】本発明の実施の形態2の近視野光ヘッドの作製方法を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態3に係る方法で作製した近視野光ヘッドの断面図である。
【図6】本発明の実施の形態4に係る方法で作製した近視野光ヘッドの断面図である。
【図7】本発明の実施の形態4の近視野光ヘッドの作製方法を示す図である。
【図8】近視野光ヘッドを用いたデータストレージ装置の概念を示す図である。
【図9】従来の近視野光ヘッドを示す断面図である。
【図10】従来の近視野光ヘッド3の作製方法を示す図である。
【符号の説明】
1 近視野光データストレージ装置
2 サスペンションアーム
3 近視野光ヘッド
4 記録媒体
5 ボイスコイルモーター
6 スライダー
7 基板
8 光学的開口
9 遮光膜
10 入射光
11 ティップ
12 レジスト
13 ティップ用マスク
14 スライダー用マスク
15 遮光膜
21 近視野光ヘッド
22 透明基板
23 ティップ
24 スライダー
25 遮光膜
27 光学的開口
28 ABS(Air Bearing Surface)
30 入射光
31 ティップ台座部
32 スライダー台座部
33 レジスト
34 スライダー用マスク
35 ティップ用マスク
36 遮光膜
41 近視野光ヘッド
42 透明基板
43 ティップ
44 スライダー
45 遮光膜
47 光学的開口
48 ABS
50 入射光
51 近視野光ヘッド
53 ティップ
54 スライダー
57 光学的開口
58 ABS
60 入射光
61 近視野光ヘッド
62 透明基板
63 ティップ
64 スライダー
65 遮光膜
67 光学的開口
68 ABS
69 ティップ保護体
70 ティップ保護体用台座部
71 ティップ用台座部
72 スライダー用台座部
73 レジスト
74 スライダー用マスク
75 ティップ用マスク
76 遮光膜
77 ティップ近傍の遮光膜
79 ティップ保護体用マスク

Claims (9)

  1. 回転する記録媒体表面からの空気浮上力を受けるスライダーと、先端に光学的開口を持つ錐状のティップを持ち、前記光学的開口から発生する近視野光を介して前記記録媒体表面と相互作用する近視野光ヘッドの作製方法において、基板を加工して前記基板が部分的に複数の厚みを持つよう加工する工程と、前記複数の厚みのうち第一の厚みを持つ部分から前記スライダーを作製すると同時に、前記複数の厚みのうち第二の厚みを持つ部分から前記ティップを作製する工程と、を含むことを特徴とする近視野光ヘッドの作製方法。
  2. 前記第一の厚みが前記第二の厚みよりも薄く、その厚みの差が、前記スライダーの前記記録媒体表面からの浮上量よりも小さいことを特徴とする、請求項1に記載の近視野光ヘッドの作製方法。
  3. 前記第一の厚みが前記第二の厚みよりも厚いことを特徴とする、請求項1に記載の近視野光ヘッドの作製方法。
  4. 前記スライダーと前記ティップを同時に作製する前記工程が前記基板のエッチングによるものであることを特徴とする、請求項1から3のいずれかに記載の近視野光ヘッドの作製方法。
  5. 回転する記録媒体表面からの空気浮上力を受けるスライダーと、先端に光学的開口を持つ錐状のティップと、前記ティップの近傍に前記ティップ以上の高さを持つティップ保護体を持ち、前記光学的開口から発生する近視野光を介して前記記録媒体表面と相互作用する近視野光ヘッドの作製方法において、基板を加工して前記基板が部分的に複数の厚みを持つよう加工する工程と、前記複数の厚みのうち第一の厚みを持つ部分から前記スライダーを作製すると同時に、前記複数の厚みのうち第二の厚みを持つ部分から前記ティップを作製し、さらに同時に、前記複数の厚みのうち第三の厚みを持つ部分から前記ティップ保護体を作製する工程と、を含むことを特徴とする近視野光ヘッドの作製方法。
  6. 前記第二の厚みと前記第三の厚みが等しいことを特徴とする、請求項5に記載の近視野光ヘッドの作製方法。
  7. 前記第一の厚みが前記第二の厚みよりも薄く、その厚みの差が、前記スライダーの前記記録媒体表面からの浮上量よりも小さいことを特徴とする、請求項5あるいは6に記載の近視野光ヘッドの作製方法。
  8. 前記第一の厚みが前記第二の厚みよりも厚いことを特徴とする、請求項5あるいは6に記載の近視野光ヘッドの作製方法。
  9. 前記スライダーと前記ティップと前記ティップ保護体を同時に作製する前記工程が前記基板のエッチングによるものであることを特徴とする、請求項5から8のいずれかに記載の近視野光ヘッドの作製方法。
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