JP2004178283A - タッチパネルおよび表示装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】透明導電膜からなる電極を有する可動基板と固定基板とが、電極同士が空気層を挟んで相対するように配置されている抵抗膜式タッチパネルであって、(i)可動基板が偏光機能を有し、視認側に位置しており、(ii)相対する前記電極のいずれか一方が、複数のドットスペーサーを有し、(iii)該ドットスペーサーの電極からの高さh(m)、ドットスペーサーの配置間隔p(m)、可動基板の厚さt(m)、および可動基板の曲げ弾性率E(N/m2)が、入力荷重をFとしたとき、式(1)を満たすタッチパネル、並びにこのタッチパネルを備えた表示装置。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、抵抗膜式タッチパネル及び同タッチパネルを搭載した表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、各種表示装置において、表示機能のみならず表示画面上において手書き入力機能を付加させたものがある。これらの手書き入力手段の一つとして、透明導電性フイルム等によって構成したタッチパネルが用いられている。このタッチパネルは、少なくとも一方が可撓性の2枚の透明導電性基板をその間に所定の空隙を有するようにドットスペーサーを介在させて貼り合わせた構成となっている。タッチパネルの表示側の基板としては、ハードコート層が設けられた厚み175μm〜188μm程度のPETフイルムが一般的に用いられている(例えば、非特許文献1参照)。
これらのタッチパネルでは、可撓性を有する表示側の基板を押圧することで、押圧した箇所の2枚の基板上の透明導電膜からなる電極同士が接触する。このとき接した電極の位置を、電圧レベルの変化を検出することで押圧箇所の座標として検出することができる。
【0003】
また、液晶表示装置の偏光板と液晶セルの間に、抵抗膜式タッチパネルの機能を挿入したインナータイプタッチパネルが提案されている(例えば、特許文献1、非特許文献2参照)。この方式によれば、偏光板と位相差板とを組み合わせた円偏光板を液晶セルに対しタッチパネル部の表示側(視認側)の基板に配置することで、タッチパネル内部の界面反射が著しく低減され、視認性が向上する。この円偏光板は、表面の反射を低減させるために用いられている。このような基板を用いた場合、表示側の基板は複数層の構成となるため剛性が大きくなる。
【0004】
ところで、一般に、タッチパネルの入力特性として入力荷重値は、ペーパーライクの書き味を求めると、0.1N〜1.0Nとなる。高筆圧となるほど筆記耐久性が低下することや、携帯端末用途ではさらに軽い操作性が求められていることから、タッチパネルの入力特性としてある程度低い入力荷重が望まれるが、一方で極めて弱い入力荷重により作動した場合、書き心地が悪くなり、基板の反りによる誤作動も起こりやすくなるため最低限の入力荷重は確保する必要がある。
【0005】
また、タッチパネルは、良好な入力特性を得るためには、押圧された個所では良好に電極が接触し、押圧されない個所は十分に2枚の電極が離れた状態を保つ必要がある。さらには、パネル全面にわたって入力の際に必要な押圧力は均一でなければならない。そのために、タッチパネル全面で2つの電極間の空隙を均一に保つ必要があり、具体的には、2つの電極間のドットスペーサーはタッチパネル全面で等間隔に配置すると共に、各ドットスペーサーは均一な形状にすることが必要である。
【0006】
ところが、上記のように視認性を向上させるために表示側の基板に円偏光機能を持たせたタッチパネルにおいては、該基板が複数層からなり、剛性も大きくなるために、従来のドットスペーサーの間隔や形状では入力荷重が大きくなる問題があった。このようなタッチパネルは入力荷重が大きく、ペン入力を行なう場合には書き心地が悪く、携帯端末用途にも適さないものであった。
【0007】
【特許文献1】
特開平5−127822号公報
【非特許文献1】
三谷雄二 監修,「タッチパネルの基礎と応用」,テクノタイムズ社,p.65
【非特許文献2】
「月刊ディスプレイ」,1999年1月号,p.69
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従って、本発明の目的は、故意でない押圧や基板の反り等による誤作動がなく、且つパネルを押圧する際に大きな力を必要とせず、ペン入力の際にも書き心地のよい、入力特性および耐久性に優れたタッチパネルを提供することにある。
また、本発明の他の目的は、このように入力特性および耐久性に優れたタッチパネルを備えた表示装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の上記目的は、下記構成のタッチパネルおよびそれを備えた表示装置により達成される。
1.透明導電膜からなる電極を有する可動基板と固定基板とが、電極同士が空気層を挟んで相対するように配置されている抵抗膜式タッチパネルであって、
(i) 可動基板が偏光機能を有し、視認側に位置しており、
(ii) 相対する前記電極のいずれか一方が、複数のドットスペーサーを有し、
(iii)ドットスペーサーの電極からの高さh(m)、ドットスペーサーの配置間隔p(m)、可動基板の厚さt(m)、および可動基板の曲げ弾性率E(N/m2)が、入力荷重をF(N)としたとき、下記数式(1)を満たすことを特徴とするタッチパネル。
数式(1)
【0010】
【数2】
【0011】
2.下記数式(2)を満たすことを特徴とする上記1に記載のタッチパネル。
数式(2)
100<p/h<500
3.可動基板の厚さtが50μm〜450μmであり、その曲げ弾性率Eが1.0×109N/m2〜6.0×109N/m2であることを特徴とする上記1または2に記載のタッチパネル。
4.可動基板が少なくとも偏光板と位相差板を有することを特徴とする上記1〜3のいずれかに記載のタッチパネル。
5.上記1〜4のいずれかに記載のタッチパネルを搭載したことを特徴とする表示装置。
【0012】
本発明のタッチパネルは、上記数式(1)、好ましくはさらに数式(2)を満たすことを特徴とするものである。
本発明者らは、可動基板の剛性やドットスペーサーの配置・形状により入力特性が変化する状況を種々検討した結果、可動基板に偏光板とλ/4板を積層することによって円偏光機能をもたせたインナータイプのタッチパネルなど、可動基板の剛性が大きな場合でも、その可動基板の厚さ(t)と曲げ弾性率(E)及びドットスペーサーの高さ(h)と配置間隔(p)を適切に設けることによって、書き心地の良い入力荷重で良好な入力特性を有するタッチパネルを設計可能となることを見出し、本発明を完成するに至った。
本発明によれば、上記数式(1)、好ましくはさらに数式(2)を満たすことで、入力を意図しない場合の押圧や基板の反り等による誤作動がなく、且つパネルを押圧する際に大きな力を必要とせず、ペン入力の際にも書き心地のよい、入力特性及び耐久性に優れたタッチパネルを実現することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下に本発明をさらに詳細に説明する。
本明細書において、「可動基板」は押圧を受けて弾性変形する、本発明のタッチパネルの表示側に位置する基板であり、「固定基板」は表示側の基板と対向して配置される基板である。
図1に本発明におけるタッチパネルの代表的な一例の概略断面図を示す。図1において、可動基板1と固定基板2には各々透明導電膜からなる電極4,5が形成されており、かつこれら2枚の基板は電極同士が空気層を挟んで相対するように配置されタッチパネルを構成している。電極4上にはドットスペーサー11が設けられている。ドットスペーサー11は電極5上に設けることもできる。
図1において、可動基板1は、支持体としてλ/4板6,偏光素子8,保護膜7からなる円偏光板を用いていて、このタッチパネルを液晶表示装置の液晶セル上に適用することにより、円偏光板により表面反射を低減させたインナータイプタッチパネルとして用いることができる。さらに、耐擦傷性、反射防止能を付与するために、ハードコート層9、反射防止層10を設けることもできる。
以下に本発明のタッチパネルに用いられる各部材について詳細に説明する。
【0014】
[固定基板]
本発明のタッチパネルに用いられる固定基板は少なくとも片面に透明導電膜からなる電極を有していればよく、支持体部分の材料や構成に関しては、特に制限されるものではない。固定基板の支持体に用いられる材料としては、例えば、ガラス、非晶性フイルム、ポリエーテルサルホン、ポリカーボネート、ポリアリレート、ポリエチレンテレフタレート、セルロースエステル、環状オレフィンなどのポリマーフィルムなどが挙げられる。
【0015】
[可動基板]
本発明のタッチパネルに用いられる可動基板の支持体を構成する材料としては、ポリビニルアルコール系樹脂、ポリカーボネート誘導体(帝人(株):WRF−5)、セルロースアシレート系樹脂(セルローストリアセテート、セルロースジアセテート)、ポリオレフィン系樹脂(日本ゼオン(株):ゼオノア、ゼオネックス)、ポリサルホン系樹脂、ポリエーテルサルホン、ノルボルネン系樹脂(JSR(株):アートン)、ポリエステル系樹脂(PET、PEN)、ポリイミド系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリアリレート系樹脂、ポリエーテルケトン、などが挙げられ、中でもポリカーボネート誘導体やセルロースアシレート系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ノルボルネン系樹脂が好ましい。
また、機能性を付与する等の目的で、支持体にさらに少なくとも1種類以上の異なるポリマーフィルムを貼り合わせて使用しても構わない。
【0016】
可動基板に偏光板と位相差板とを含めることは、可動基板に反射防止や視野角補償などの光学機能を付与できるので好ましい。偏光板や位相差板は、従来公知のものを使用することができ、例えば偏光板として、(株)サンリッツ製「ウルトラスーパーハイコントラスト(UHLC2−5618)」、位相差板として、帝人(株)製「ポリカーボネート樹脂(ピュアエースWR−W)」が使用できる。
【0017】
特に、偏光板とλ/4板を用いた円偏光板を可動基板の支持体として用い、本発明のタッチパネルを液晶表示装置と組み合わせてインナータイプのタッチパネルとして用いることができ好ましい。
可動基板の支持体部分として用いる円偏光板は、市販の偏光板にλ/4板を貼り合せたものでもよいし、従来の偏光板の保護膜の代わりにλ/4板を用いたものでもよく、少なくとも1枚以上のポリマーフィルムを貼り合せたものを用いることができる。貼り合わせ方法は特にはこだわらないが、粘着剤やケン化などのポリマーフィルム表面の親水化、粗面化処理後にPVA(ポリビニルアルコール)による接着を用いることができる。
可動基板の支持体としては、特開平5−127822号公報、特開平10―186136号公報、特開平11―134112号公報等に記載されている円偏光機能を持つものを使用することもできる。
【0018】
タッチパネルの可動基板の表面には、ハードコート層や反射防止層などが、貼付けやコーティングにより付与されていてもよい。
【0019】
本発明のタッチパネルにおいて上記数式(1)(2)を満足させる上で、また、環境の変化による可動基板の反りを小さく抑える等の観点から、可動基板の厚みt(全厚み)は、好ましくは50μm以上450μm以下であり、より好ましくは80μm以上350μm以下である。
また、可動基板の曲げ弾性率Eは、好ましくは1.0×109N/m2以上6.0×109N/m2以下であり、より好ましくは1.5×109N/m2以上5.7×109N/m2である。可動基板の曲げ弾性率Eは、可動基板の材料、層構成、厚みを適宜選択することにより調整することができる。
【0020】
[ドットスペーサー]
タッチパネルは、良好な入力特性を得るためには、押圧された個所では良好に電極が接触し、押圧されない個所は十分に2枚の電極が離れた状態を保つ必要があり、さらにはパネル全面で均一な押圧力でON/OFFがなされなければならない。そのために、タッチパネル全面で2つの電極間の空隙を均一に保つ必要があり、2つの電極間にドットスペーサー(ドット、スペーサーとも呼ぶ)をタッチパネル全面に配置する。
【0021】
タッチパネルは表示装置の表示側に配置されることが多いために表示画面の表示特性を損なわないことが必要である。
ドット形状としては、半球状でもよく、円柱状でも構わず、六角柱状や三角柱状などの形状でもよい。ドットスペーサーの高さhとしては、3μm以上15μm以下程度が工業的に安価なスクリーン印刷法を用いて形成することが可能であり、達成容易である。
【0022】
ドットスペーサーの高さが3μm未満であると非常に弱い入力荷重や、僅かな可動基板の反りなどによって入力されてしまい、誤動作の原因となることがある。一方、15μmを超える高さであると、ペンでの入力時に、高い入力荷重が必要となり、筆記感が悪くなる場合がある。さらに、ペン入力時にペンが引っかかることによっても筆記感が悪くなる場合がある。
【0023】
ドットスペーサーの配置は、隣り合うドットスペーサーの間隔が小さい場合ペン入力時に高い入力荷重が必要となり、筆記感が悪くなる。隣り合うドットスペーサーの間隔が大きい場合、故意でない弱い入力荷重で動作することや、可動基板の反りなどによって、意図した点と異なる点が入力されてしまうことがある。
本発明では、ドットスペーサーの高さh(m)、スペーサー同士の間隔p(m)、可動基板の曲げ弾性率E(N/m2)、およびその厚さt(m)は、入力荷重をFとしたとき、下記数式(1)、好ましくはさらに数式(2)を満たすことにより、上記問題を回避し、良好な書き心地を得ることができる。
数式(1)
【0024】
【数3】
【0025】
数式(2)
100<p/h<500
【0026】
ドットスペーサーの配置は規則的に配置されていても構わないし、上記範囲内であれば、不規則に配置されていてもよい。また、タッチパネルの中心部と周辺部とでその間隔を変化させて配置させても構わない。
【0027】
タッチパネルの設計(ドットスペーサーの高さ・配置の決定)は、次のようにして、最初に最適な入力荷重Fを設定して行なうことができる。
すなわち、書き心地の点から入力荷重Fを設定し、用いる可動基板の厚さt、曲げ弾性率Eを求める。次に、印刷するドットスペーサーの高さhを10μm程度に決めると、上記数式(1)より印刷すべきドットスペーサーの間隔pを決めることができる。
【0028】
通常、上記のように、最適な入力荷重Fを設定してタッチパネルの設計は行われるが、実際に作製したタッチパネルの入力荷重(実測値)は初期に設定した値(設計値)からいくらかのずれが生じる場合もある。この場合は、数式(1)と(2)の範囲で印刷すべきドットスペーサの間隔を調整する事で最適の書き心地を実現することができる。
【0029】
さらには、ドットスペーサーの間隔pは、下記数式(3)により設計するのが好ましい。
数式(3)
【0030】
【数4】
【0031】
上記数式(3)の理論的説明はつかないが、設計値と実測値が非常に良く一致するので、数式(3)を満足するようにタッチパネルを設計すれば、所望の最適な入力荷重を実現することができる。
後述するように、書き心地の点や誤作動を防止する点から、タッチパネルの入力荷重の最適値はおよそ0.1〜0.3N(およそ0.2N)となるが、0.05〜1.0Nの範囲にあれば入力荷重として問題はない。数式(1)は、この0.05〜1.0Nの入力荷重の範囲もカバーするように数式(3)に基づいて定めた式である。
【0032】
ドットスペーサーは、固定基板または可動基板いずれかの透明導電膜からなる電極上に形成する。形成法は、スクリーン印刷による方法が安価であり工業的に優れていると考えられるが、リソグラフィなどの方法を用いてもよい。
ドットスペーサーは、たとえばメラミンアクリレート樹脂、ウレタンアクリレート樹脂、エポキシアクリレート樹脂、メタアクリルアクリレート樹脂、アクリルアクリレート樹脂などのアクリレート樹脂、ポリビニルアルコール樹脂などの透明な光硬化型樹脂をフォトプロセスで微細なドット状に形成して得ることができる。また、印刷法により微細なドットを多数形成してドットスペーサーとすることもできる。
【0033】
[入力荷重]
タッチパネルの入力荷重は、ペンなどによって可動基板が押圧され、固定基板と接触することでタッチパネルがONされたときの荷重を表す。入力させるためのペン先には、0.6R〜1.2Rのものを用いることが好ましく、特に好ましくは0.8Rである。ペンは筆記用のボールペンやシャーペンの形状や材質の近いものでもよく、特に材質や形状が規定されるものではない。しかしながら、最も好ましくは0.8Rのポリアセタールペンを用いることである。
タッチパネルの入力荷重を測定する位置としては、タッチパネル周辺部から少なくとも10mm以上離れた、部分を押圧することが好まく、タッチパネル中心部とは、周辺部から10mm以上離れた部分のことである。
【0034】
入力荷重値は、ストレスなく入力するために、1.0N以下であることが好ましく、より好ましくは0.4N以下であること、さらに好ましくは0.3N以下であることである。
入力荷重値が1.0Nより大きくなると、重い入力感となり、円滑に入力することが困難となる。入力荷重値が0.05N以下であると、入力感が乏しく好まれず、また、故意でない弱い荷重によって動作することがあり、誤動作の原因となる。入力荷重値の下限は0.05N以上であり、より好ましくは0.1N以上である。また、入力荷重値はタッチパネル面内で均一であることが好ましい。
【0035】
入力荷重値を測定する装置としては、ソレノイドで入力ペンに加わる荷重を調整し、タッチパネルの上下基板が電気的に接することをテスターで入力を判定しながら、入力した最小荷重を電子秤で読み取るものが挙げられる。
入力荷重値は、ドットスペーサーの間隔と高さを、前記数式(1)および(2)の範囲で可動基板の厚さtと曲げ弾性率Eに応じて変化させることによって、書き心地の良い上記範囲内にすることができる。
【0036】
[透明導電膜]
タッチパネルに用いられ、電極を構成する透明導電膜としては、表面抵抗率が1000Ω/□以下であることが好ましく、200Ω/□以上600Ω/□以下であることがさらに好ましい。
透明導電膜の表面抵抗率を上記のような値にするためには、スパッタリング、真空蒸着法、イオンプレーティング法、CVD法などの真空成膜法によっても、大気圧での気相成長法によって透明導電膜を形成しても構わない。
【0037】
真空成膜法にとしては「透明導電膜の新展開」シーエムシー、澤田 豊監修「月刊ディスプレイ」1999年9月号に記載の方法を用いることができる。
成膜する金属酸化物としてはIn2O3系(Snなどドープ品、ITO含む)、SnO2系(F、Sbなどドープ品含む)、ZnO系(Al、Gaなどのドープ品含む)またはこれらの複合品In2O3−ZnO系などが挙げられる。金属窒化物としてはTiNなどが挙げられる。また、銀などと共に成膜しても良い。
【0038】
[表示装置]
本発明のタッチパネルは、様々な表示装置と組み合わせて用いることができる。例えば、カソードレイチューブ(CRT)、プラズマディスプレイ(PDP)、フィールド・エミッション・ディスプレイ(FED)、無機ELデバイス、有機ELデバイス、液晶表示装置などである。この表示装置の中では、液晶表示装置と組み合わせて用いるのが好ましく、特に反射型液晶表示装置もしくは半透過型液晶表示装置に用いるのが好ましい。
【0039】
【実施例】
以下に本発明の実施例を記載するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0040】
[実施例1]
(可動基板の作製)
λ/4板として、延伸ポリカーボネイトフィルム(帝人製ピュアエース WR−R)を用い、このλ/4板上にロールコーターにて3μmのハードコート層を塗布した後、巻取り式スパッタ装置にてIn2O3とSnO2からなる厚み15nmの透明導電膜を形成した。この透明導電膜の表面抵抗を4端子法にて測定した結果、400Ω/□であり、光の透過率は86%であった。
【0041】
PVAフイルムをヨウ素1.0g/L、ヨウ化カリウム60.0g/Lの水溶液に25℃にて30秒浸漬し、さらにホウ酸40g/L、ヨウ化カリウム30g/Lの水溶液に25℃にて120秒浸漬後、延伸し偏光素子を作製した。
偏光素子の両側にポリビールアルコール系粘着剤(クラレ社製 ポバール)を塗工し、一方にセルローストリアセテートフィルム(富士写真フイルム社製 TD80)を、他方には予めハードコート層と反射防止層を付与したセルローストリアセテートフィルム(富士写真フイルム社製 TD80)の反射防止層のない面を貼り合わせた。この積層化したフイルムの反射防止層の無い面上には、更に粘着剤(日東電工製CS−9611)を用いて、前記の透明導電膜を形成した延伸ポリカーボネイトフィルムを、透明導電膜を外側にして貼着した。尚、このときの偏光素子の吸収軸とλ/4板の遅層軸のなす角度は実質的に45°であった。この様にして得られた積層フイルムの透明導電膜側にスクリーン印刷法にて、タッチパネルの電気配線が可能となるように絶縁コート(アサヒ化学研究所 UVF−10T 約20μm)および銀電極(日本アチソン社製 461SS 約10μm)を印刷し硬化させた。
このようにして円偏光板としての機能を有し、透明導電膜が形成されている厚み325μmのタッチパネル用可動基板を得た。この可動基板の曲げ弾性率を引張・圧縮試験機(エーアンドデー社製)によって、曲げ弾性率を測定した結果1.53×109N/m2であった。
【0042】
また、上記ハードコート層および反射防止層については以下の手順にて作製した。
(ハードコート層の形成)
(1)ハードコート用素材の作製
(開環重合性基含有化合物Aの合成)
メチルエチルケトン(MEK)275mlを窒素気流下、60℃で1時間攪拌後、V−65(和光純薬製重合開始剤)0.5gをMEK8.3mlに溶解したものを全量添加した。その後、グリシジルメタクリレート(50g)を2時間かけて滴下し、滴下終了後、V−65(0.5g)のMEK(8.3ml)溶液を添加し、2時間反応させた。その後、反応温度を80℃として2時間反応させ、反応終了後、室温まで冷却させた。得られた反応溶液をヘキサン10Lに1時間かけて滴下し、沈殿物を35℃、8時間減圧乾燥し、開環重合性基含有化合物Aを45g得た。
【0043】
(無機架橋微粒子分散液の調製)
セラミックコートのベッセルに各試薬を以下の量を計量した。
・メチルイソブチルケトン 234g
・アニオン性官能基含有表面処理剤
H2C=CHCOO(C5H10COO)2H 36g
・アルミナC(日本アエロジル(株)社製 平均粒径:13nm) 180g
上記混合液をサンドミル(1/4Gのサンドミル)にて1600rpm、10時間微細分散した。メディアは1mmφのジルコニアビーズを1400g用いた。分散後、ビーズを分離し、表面処理した無機架橋微粒子分散液を得た。
【0044】
(ハードコート液(h−1)の調製)
エチレン性不飽和基含有化合物(DPHA:ジペンタエリスリトールペンタアクリレート/ジペンタエリスリトールヘキサアクリレートの混合物(日本化薬(株)製))と開環重合性基含有化合物Aとラジカル重合開始剤(イルガキュア184(チバガイギー社製))とカチオン重合開始剤(UVI−6990(ユニオンカーバイド日本(株)製)をメチルイソブチルケトン/メチルエチルケトン混合溶液(1/1)に溶解後、上記無機架橋微粒子分散液の混合液を添加し、30分間攪拌し、ハードコート液を作製した。なお、エチレン性不飽和基含有化合物と開環重合性基含有化合物との混合比は、質量比で65:35であり、架橋微粒子は、ハードコート層中の体積充填率が12.8%になるように調整した。
重合開始剤は、エチレン性不飽和基含有化合物と開環重合性基含有化合物の総質量に対し、ラジカル重合開始剤とカチオン重合開始剤を各々2.9質量%ずつ添加した。
【0045】
(2)ハードコート付きセルローストリアセテートフィルムの作製
セルローストリアセテートフィルム(富士写真フイルム社製 TD80)上に、上記にて作製したハードコート液をワイヤーバーで塗布、100℃で2分乾燥し、750mJ/cm2の紫外線照射後、100℃、10分加熱することによって、10μmのハードコート付きセルローストリアセテートフィルムを作製した。
【0046】
(反射防止層の形成)
(1)高屈折率層塗布液の調製
二酸化チタン微粒子(TTO−55B、石原産業(株)製)30.0質量部、カルボン酸基含有モノマー(アロニクスM−5300東亞合成(株)製)4.5質量部およびシクロヘキサノン65.5質量部を、サンドグラインダーミルにより分散し、質量平均径55nmの二酸化チタン分散液を調製した。前記二酸化チタン分散物にジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(DPHA、日本化薬(株)製)と、光ラジカル重合開始剤(イルガキュア184、チバガイギー社製、モノマーの合計量(ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、アニオン性モノマーおよびカチオン性モノマーの合計量に対し5%)とを混合し、高屈折率層の屈折率が1.85になるように調整した。
【0047】
(2)低屈折率層塗布液の調製
ペンタエリスリトールテトラアクリレート(PETA、日本化薬(株)製)60質量部、光ラジカル重合開始剤(イルガキュア184、チバガイギー社製)2質量部、メガファック531A(C8F17SO2N(C3H7)CH2CH2OCOCH=CH2、大日本インキ化学工業(株)製)9質量部、およびメチルエチルケトンを混合、攪拌して、低屈折率層の塗布液を調製した。
屈折率の調整は、二酸化ケイ素微粒子(アエロジル200、日本アエロジル(株)製)30.0質量部、カルボン酸基含有モノマー(アロニクスM−5300東亞合成(株)製)4.5質量部およびシクロヘキサノン65.5質量部を、サンドグラインダーミルにより分散調整した、質量平均径12nmの二酸化ケイ素微粒子分散液を添加して、屈折率が1.53となるように行った。
【0048】
(3)反射防止層付きセルローストリアセテートフィルムの作製
上記で作製したハードコート層付きセルローストリアセテートフィルムのハードコート層上に、高屈折率層塗布液を、ワイヤーバーを用いて乾燥膜厚が75nmになるように塗布、乾燥、紫外線照射し、さらに、高屈折率層の上に、上記低屈折率層塗布液を乾燥膜厚が90nmになるように塗布、乾燥、紫外線照射し、反射防止層を形成した反射防止層付きセルローストリアセテートフィルムを得た。
【0049】
(固定基板の作製)
厚み0.7mmのガラス基板(セントラル硝子社製 品番FL0.7)上にスパッタ装置にてIn2O3とSnO2からなる透明導電膜を16nm形成した。この透明導電膜の表面抵抗を4端子法にて測定した結果、420Ω/□であった。
【0050】
得られたガラス基板上に、次のようにしてドットスペーサーを設けた。
印刷機として市販のスクリーン印刷装置(東海精機(株)PC605)を用いた。入力荷重を0.2Nを想定し、ドットスペーサーの高さhをおよそ10μmと仮定し、上記数式(3)を用いてドットスペーサーの配置間隔pを計算すると2.6mmであったので、印刷原版のスクリーンとして、2mmピッチで網目状に直径40μmφの孔が形成されている厚さ30μmのポリイミド版を用いた。インクとして光硬化型樹脂((株)アサヒ化学研究所製 UVF−10T−DS)を用いて、適宜メタクリル酸2−ヒドロキシエチルにて希釈して印刷条件を変えながら印刷を行なった。印刷後にはUV照射装置にて硬化を行なった。得られたドットの径は光学顕微鏡にて、高さは触針式段差計にて測定を行なった。直径50μm、高さ8.4μmのドットが得られた。
ドットスペーサー印刷後、タッチパネルの電気配線が可能となるように絶縁レジスト(アサヒ化学製 UVF−10T、約20μm)、銀電極(日本アチソン製 461SS、約10μm)を印刷して硬化させた。
なお、得られたドットスペーサーに対して、前記数式(1)の左項の値は0.4mmであり、右項の値は8.8mmであり、pは2.0mmであるので、数式(1)は満たされている。また。p/hは238であるので、数式(2)も満たされている。
【0051】
(タッチパネルの作製)
可動基板を上記のドット及び電気配線が施された固定基板と透明導電膜(抵抗膜)同士が対向するように粘着剤(帝国インキ製造(株)製UV TAC−2800)を介して接着し、同時にフレキシブル電極(日本黒鉛工業(株)製)を熱圧着によって取り付け、入力有効領域が40mm×50mmのタッチパネルを作製した。
【0052】
(入力荷重の測定)
入力荷重は先端が0.8Rのポリアセタールペンを用いて、入力荷重測定装置((株)タッチパネル研究所製)にて、タッチパネルの有効領域の中心部を測定した。その結果、0.22Nと理想的な書込み荷重にすることができた。いずれのタッチパネルにおいても誤動作なく、良好な書き心地を得ることができた。
【0053】
[実験例]
上記数式(3)について、計算入力荷重値(設計値)と実測入力荷重値(実測値)を比較した実験例について図面を参照して説明する。なお、タッチパネルの作製、入力荷重値の測定法を実施例1と同様にした。
図4(a)、(b)、(c)には、高さhが8.4μm(ドット径(スクリーン版の設計値)φ40μm)で、配置間隔pが2.0,3.0,4.0mmのドットスペーサーを配置した固定基板と、6種類の可動基板(弾性率と厚さを変化させた6種類)とからなるタッチパネルに対する入力荷重の計算値と実測値を示す。
図5,6には、
▲1▼高さh=17.6μm、配置間隔p=1.0mm(図5(a))
▲2▼高さh=18.8μm、配置間隔p=1.5mm(図5(b))
▲3▼高さh=17.1μm、配置間隔p=2.0mm(図5(c))
▲4▼高さh=18.0μm、配置間隔p=3.0mm(図6(a))
▲5▼高さh=26.7μm、配置間隔p=6.0mm(図6(b))
のドットスペーサー(ドット径φ(スクリーン版設計値)はいずれも80μm)を配置した固定基板それぞれと、6種類の可動基板(弾性率と厚さを変化させた6種類)とからなるタッチパネルに対する入力荷重の計算値と実測値を示す。
【0054】
図4〜図6より、計算値と実測値がよく一致していることが分かる。
したがって、数式(3)に基づいて定めた数式(1)を満足するように、タッチパネルを設計することにより、所望の入力荷重値を実現させ、書き心地のよいタッチパネルを提供することができる。
【0055】
【発明の効果】
本発明により、故意でない押圧や基板の反り等による誤作動がなく、且つパネルを押圧する際に大きな力を必要とせず、ペン入力の際にも書き心地のよい、入力特性及び耐久性に優れたタッチパネル及びこのタッチパネルを備えた表示装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るタッチパネルの一例の概略断面図である。
【図2】ドットスペ−サーのドットの高さhを示すためのドットスペ−サー付近の概略断面図である。
【図3】スペーサー同士の間隔(配置間隔)pを示すためのドットスペ−サーの概略平面図である。
【図4】入力荷重値の数式(3)による計算値(設計値)と実測値を示すグラフである。
【図5】入力荷重値の数式(3)による計算値(設計値)と実測値を示すグラフである。
【図6】入力荷重値の数式(3)による計算値(設計値)と実測値を示すグラフである。
【符号の説明】
1 可動基板
2 固定基板
3 固定基板支持体
4 電極
5 電極
6 λ/4板
7 保護膜
8 偏光素子
9 ハードコート層
10 反射防止層
11 ドットスペーサー
Claims (5)
- 下記数式(2)を満たすことを特徴とする請求項1に記載のタッチパネル。
数式(2)
100<p/h<500 - 可動基板の厚さtが50μm〜450μmであり、その曲げ弾性率Eが1.0×109N/m2〜6.0×109N/m2であることを特徴とする請求項1または2に記載のタッチパネル。
- 可動基板が少なくとも偏光板と位相差板を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のタッチパネル。
- 請求項1〜4のいずれかに記載のタッチパネルを搭載したことを特徴とする表示装置。
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