JP4930044B2 - 表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、耐久性に優れ、高精細な画面を実現し得るタッチパネル及びこれを備えた表示装置に関する。
近年、液晶ディスプレイや有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)ディスプレイ等の表示素子上に、ペン又は指での押圧により情報を入力するタッチパネルを備えた表示装置が多く開発されている。タッチパネルの動作方式には種々のものがあり、例えば、光学方式、静電容量方式、超音波方式、表面弾性波方式、抵抗膜方式等がある。中でも、PDA、携帯電話、ビデオカメラ、デジタルカメラ等の携帯機器には、抵抗膜方式が広く使用されている。
一般的な抵抗膜方式タッチパネルは、上部基板と下部基板で構成されている。上部基板と下部基板の間には両面テープやシール剤等のスペーサが所定の間隔をおいて配置されている。上部基板および下部基板が対向する各々の表面には、透明導電膜としてITO(インジウム−スズ酸化物)が積層され、それぞれ上部透明電極および下部透明電極を構成している。
上部基板−下部基板の各々の構成材料の組み合わせ例としては、主に、ガラス基板−ガラス基板型、フィルム基板−ガラス基板型、フィルム基板−フィルム基板型の例が知られている。例えば下記特許文献1には、フィルム基板−ガラス基板型のタッチパネルの構成が開示されている。
特開2004−21550号公報
ところが、フィルム基板−ガラス基板型のタッチパネルにおいては、上部基板の剛性が低いため、外部からの応力や温度・湿度変化によるプラスチックの寸法変化の影響によって上部基板が撓み易い。このため、ペン等で押圧操作をしていない時でも上部基板が下部基板と接近し、上部基板の表面に光干渉でニュートンリングが発生し、表示画質が悪化するという問題がある。そこで、この問題を解消するために、一般的には、上部基板又は下部基板の表面に、ニュートンリングの発生を抑制するための微細な凹凸構造を設ける処理(アンチニュートンリング(ANR)処理)を施していた。
しかしながら、アンチニュートンリング処理を施した基板は処理前に比べてヘイズが高くなり、このタッチパネルを液晶等の表示素子上に設置した場合、表示装置本来の精細さが損なわれてしまうという問題があった。
一方、上部基板の剛性を高めてニュートンリングの発生を抑制する方法もあるが、上部基板の剛性を高めると、タッチパネルの作動開始荷重が高くなるため、入力操作性が損なわれるという問題が生じる。
本発明は上述の問題に鑑みてなされ、良好な入力操作性を維持したまま、表示画質の悪化を抑制できるタッチパネル及びこれを備えた表示装置を提供することを課題とする。
以上の課題を解決するに当たり、本発明者らは鋭意検討の結果、タッチパネルを構成する上部基板のヤング率(MPa)と厚み(mm)との積を所定範囲の大きさに規定することで、良好な入力操作性とニュートンリングの発生の抑制を図れることを見出した。
すなわち、本発明のタッチパネルは、透明導電膜が形成された上部基板と、透明導電膜が形成された下部基板とを備え、上部基板および下部基板が、各々の透明導電膜を内向きにして互いに対向配置されてなるタッチパネルであって、上部基板のヤング率(MPa)と厚み(mm)との積が、1000以上25000以下であることを特徴とする。
上部基板のヤング率(MPa)と厚み(mm)との積が1000未満では、ニュートンリングの発生による画質劣化を抑制できる程度に上部基板の十分な剛性が得られない。また、上部基板のヤング率(MPa)と厚み(mm)との積が25000を越えると、上部基板の剛性が高くなりすぎて、入力操作性が損なわれてしまう。
本発明において、上部基板は、透明基材と、これに積層された単層又は複数層の樹脂層で構成することができる。樹脂層には、偏光板や位相差板、反射防止膜、ハードコート層等の各種樹脂膜が含まれる。透明基材のヤング率は、透明基材の構成材料で異なり、例えば、アクリルで3000MPa、ポリカーボネートで2500MPa、ポリアミドで1100MPa、ポリエーテルサルフォンで2100MPaである。透明基材は上記の例に限られず、ガラス(73000MPa)、ポリエチレンテレフタレート(540MPa)、ポリエチレンナフタレート(620MPa)などが使用可能である。
また、本発明の表示装置は、表示素子の表示面にタッチパネルが設置された表示装置であって、上記タッチパネルは、透明導電膜が形成された上部基板と、透明導電膜が形成された下部基板とを備え、上部基板および下部基板が、各々の透明導電膜を内向きにして互いに対向配置されてなり、上部基板のヤング率(MPa)と厚み(mm)との積が、1000以上25000以下であることを特徴とする。
この構成により、タッチパネルの良好な入力操作性を確保しつつ、表示画質の劣化を効果的に抑制することが可能となる。特に、本発明に係る表示装置は、例えば、ビデオカメラ、デジタルカメラ、PDAなどの携帯機器用のディスプレイに適用して顕著な効果を得ることができる。
以上述べたように、本発明によれば、良好な入力操作性を維持したまま、表示画質の悪化を抑制できるタッチパネル及びこれを備えた表示装置を得ることができる。
以下、本発明の各実施の形態について図面を参照して説明する。なお、本発明は以下の実施形態に限定されることはなく、本発明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
図1は本発明の第1の実施形態によるタッチパネルを備えた表示装置1の構成を示す概略側断面図である。表示装置1は、液晶ディスプレイ(LCD)や有機ELディスプレイ(OELD)などの表示素子23と、この表示素子23の表示面に設置されたタッチパネル20Aを備えている。
本実施形態のタッチパネル20Aは、上部基板21と下部基板22を備えている。上部基板21は、透明基材10と、この透明基材10の内面側(下部基板22と対向する側の面)に形成された透明導電膜13で構成されている。透明基材10の外面側にはハードコート層11が設けられており、透明基材10の内面側にはアンダーコート層12が設けられていて、透明導電膜13はこのアンダーコート層12の上に形成されている。なお、アンダーコート層12は必要に応じて省略してもよい。下部基板22は、透明支持体14と、この透明支持体14の内面側(上部基板21と対向する側の面)に形成された透明導電膜15で構成されている。
透明基材10の構成材料は、光学的に透明な材料であれば特に限定されず、例えば、ポリカーボネート、アクリレート、ポリアミド、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリエーテルサルフォン、ポリアリレート、環状シクロオレフィン系材料などの単体あるいは混合体からなる樹脂シートや樹脂板、またはガラス材料やセラミックス材料からなるシートや板材を使用することができる。本実施形態では、透明基材10はアクリル樹脂板で構成されている。
ハードコート層11およびアンダーコート層12は、透明基材10の上に形成される本発明の「樹脂層」に対応する。これらの樹脂層11,12の構成材料は特に限定されず、例えば、ポリカーボネート、アクリレート、ポリアミド、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリエーテルサルフォン、ポリアリレート、環状シクロオレフィン系材料、ウレタン樹脂、アクリル系粘着剤、シリコーン樹脂等が挙げられる。なお、ハードコート層11の上に更に反射防止膜等を形成してもよい。
樹脂層11,12の形成方法としては、例えば、マイクログラビアコート法、バーコート法、スプレーコート法、コンマコート法、ダイコート法、スピンコート法など、材料に適した塗工方法を選択することができる。また、これらの樹脂層11,12を透明基材10上にラミネーターで貼り合わせて積層することも可能である。更に、共押出し成形法等によって透明基材10と樹脂層11,12を同時に成形するようにしてもよい。
透明支持体14の構成材料は、光学的に透明な材料であれば特に限定されず、例えば、ポリカーボネート、アクリレート、ポリアミド、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリエーテルサルフォン、ポリアリレート、環状シクロオレフィン系材料などの単体あるいは混合体からなる樹脂材料、またはガラス材料やセラミックス材料を使用することができる。本実施形態では、透明支持体14はガラス材料で構成されている。
なお、本実施形態において、透明基材10及び透明支持体14には、表面に微細凹凸を付与する表面処理(アンチニュートンリング処理)は施されていない。一方、必要に応じて、透明基材10の内面側に加飾印刷が施されていてもよい。
透明導電膜13,15は、スパッタ法やウェットコーティング法などで形成することができる。透明導電膜13,15の構成材料としては、インジウム・スズ酸化物(ITO)が一般的であるが、これ以外にも、酸化スズ(SnOx)、インジウム・亜鉛酸化物(IZO)、アルミニウム・亜鉛酸化物(AZO)、ITOとシリコン酸化物(SiOx)の混合物等の材料を適宜選択し使用することが可能であり、複数の材料を積層させてもよい。
また、透明導電膜13,15の上には図示せずとも銀ペースト等によって電極配線が形成されている。なお、下地層の種類によっては、透明導電膜13,15の下にシリコン酸化膜等の透明膜を積層して膜の密着性向上を図るようにしてもよい。
上部基板21および下部基板22は、各々の透明導電膜13,15を内向きにして互いに対向配置されている。上部基板21と下部基板22の間には所定厚さの絶縁層16が配置され、この絶縁層16の厚さによって上部基板21と下部基板22との間隔が一定の大きさ(例えば数μm)に保持されている。絶縁層16は、上部基板21および下部基板22の各々の対向面周縁部に接着された環状又は枠状の両面テープで構成されている。
また、下部基板22の透明導電膜15上には、複数のスペーサ17が所定の間隔で形成されている。スペーサ17の形成方法としては、例えば印刷法が用いられる。スペーサ17は、タッチパネル20Aの非操作時における上部基板21及び下部基板22相互間の接触回避と、タッチパネル20Aの操作時において、上部基板21及び下部基板22相互間の接触面積を制限する機能を有している。
なお、良好なペン入力性は、スペーサ17の高さ及び印刷間隔も関係する。スペーサ17が高すぎたり、間隔が狭いと作動開始力が高くなり入力性が悪化する。スペーサ17の好ましい高さは10μm以下、更に好ましくは5μm以下である。また、スペーサの印刷間隔は2mm以上、好ましくは4mm以上である。
更に、透明導電膜15(及び透明導電膜13)には、タッチパネル20Aの入力操作の際に発生する電気信号を外部の制御装置(図示略)に伝送するためのフレキシブル配線基板18が接続されている。
以上のように構成される本実施形態のタッチパネル20Aは、抵抗膜方式で使用者の入力操作を検出する。すなわち、上部基板21の表面(外面)側からペン等の指示体又は指などによって一部が押圧されることにより、その部分の透明導電膜13が下部基板22上の透明導電膜15と接触する。そして、上部基板21及び下部基板22のそれぞれにおいて図1の紙面に沿う方向と図1の紙面と垂直な方向の2方向に印加された電圧の変化をそれぞれ検出し、これにより押圧された位置の情報を得るようにしている。
このような構成のタッチパネル20Aは、図1に示したように、表示素子23の表示面上に接着層25を介して設置される。図示の例では、表示素子23の表示面上に偏光板24を設置し、この偏光板24の上にタッチパネル20Aの下部基板22を接着した構成を示している。表示素子23は、使用者によって選択されるアイコンや操作キーを含む画像を表示する。使用者は、タッチパネル20Aを透過する画像を視認して、タッチパネル20Aを操作する。
上述したように、上部基板が樹脂フィルムを主体として構成されるタッチパネルにおいては、上部基板の剛性が低いため、外部からの応力や温湿度変化を原因とする寸法変化によって撓み易い。このため、入力操作をしていない時でも上部基板が下部基板と接近し、上部基板の表面に光干渉でニュートンリングが発生し、表示画質が悪化するという問題があった。
一方、上部基板又は下部基板にアンチニュートンリング処理を施した場合、処理前に比べてヘイズが高くなり、表示素子の本来の画像の鮮明度が損なわれてしまう。一般的に、25%以上の鮮明度が良好とされている。その鮮明度を実現するためには、タッチパネル表面にアンチグレア層を塗布することはあり得るが、アンチニュートンリング処理によるタッチパネル自体のヘイズの低下はなるべく低く抑える必要がある。タッチパネルのヘイズは、好ましくは30%以下、より好ましくは20%以下である。
そこで、本実施形態のタッチパネル20Aにおいては、上部基板21のヤング率(MPa)と厚さ(mm)との積が1000以上25000以下、好ましくは、1000以上15000以下、更に好ましくは、1000以上10000以下となるように、上部基板21を構成している。上部基板のヤング率(MPa)と厚み(mm)との積が1000未満では、ニュートンリングの発生による画質劣化を抑制できる程度に上部基板の十分な剛性が得られない。
また、上部基板のヤング率(MPa)と厚み(mm)との積が25000を越えると、上部基板の剛性が高くなりすぎて、入力操作性が損なわれてしまう。一般に、実用的な作動開始荷重の上限は500gf(4.9N)程度とされており、上部基板21のヤング率(MPa)と厚み(mm)との積が25000以下である場合、上記作動開始荷重を100gf以下に抑えることができる。
従って、上部基板21のヤング率(MPa)と厚み(mm)の積が1000以上25000以下の範囲で、アンチニュートンリング処理を施すことなく表示画像の画質劣化を抑制しながら、良好な入力操作性を維持することが可能となる。
上部基板21のヤング率は、透明基材10のヤング率が支配的である。透明基材のヤング率は、透明基材の構成材料で異なり、例えば、アクリルで3000MPa、ポリカーボネートで2500MPa、ポリアミドで1100MPa、ポリエーテルサルフォンで2100MPaである。透明基材は上記の例に限られず、ガラス(73000MPa)、ポリエチレンテレフタレート(540MPa)、ポリエチレンナフタレート(620MPa)、ポリカーボネートとアクリル系樹脂の混合体(2500〜3000MPa)などが使用可能である。

図2は、本発明の第2の実施形態を示すタッチパネルを備えた表示装置2の構成を示す概略側断面図である。表示装置2は、表示素子23と、この表示素子23の表示面に設置されたタッチパネル20Bを備えている。なお、図において上述の第1の実施形態と対応する部分については同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
本実施形態のタッチパネル20Bは、上部基板21と下部基板36を備えている。上部基板21は、上述の第1の実施形態と同様の構成を有している。下部基板36は、透明支持体30と、この透明支持体30の内面側(上部基板21と対向する側の面)に形成された透明導電膜15で構成されている。透明支持体30の外面側にはハードコート層31が設けられており、透明支持体30の内面側にはアンダーコート層32が設けられていて、透明導電膜15はこのアンダーコート層32の上に形成されている。
透明支持体30は、上部基板21の透明基材10と同様な材料で構成されている。具体的に、例えば、ポリカーボネート、アクリレート、ポリアミド、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリエーテルサルフォン、ポリアリレート、環状シクロオレフィン系材料などの単体あるいは混合体からなる樹脂シートや樹脂板、またはガラス材料やセラミックス材料からなるシートや板材を使用することができる。本実施形態では、透明基材10及び透明支持体30はいずれもアクリル樹脂板で構成されている。
以上のような構成のタッチパネル20Bにおいても、上部基板21は、そのヤング率(MPa)と厚さ(mm)との積が1000以上25000以下の範囲となるように構成されている。従って、本実施形態においても上述の第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
図3は、本発明の第3の実施形態を示すタッチパネルを備えた表示装置3の構成を示す概略側断面図である。表示装置3は、表示素子23と、この表示素子23の表示面に設置されたタッチパネル20Cを備えている。なお、図において上述の第1,第2の実施形態と対応する部分については同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
本実施形態のタッチパネル20Cは、上部基板35と下部基板36を備えている。上部基板35は、透明基材10と、透明基材10の内面側に順に形成されたアンダーコート層12及び透明導電膜13と、透明基材10の外面側に順に形成されたハードコート層11、粘着層28、偏光板24及び反射防止膜27とを備えている。下部基板36は、上述の第2の実施形態と同様な構成を有している。本実施形態では、上部基板35に偏光板24を設けたことにより、表示素子23の表示面上に接着層26を介してタッチパネル20Cが直接設置された構成を有している。なお、偏光板24に代えて又は偏光板24に加えて、位相差板を設けてもよい。
以上のような構成のタッチパネル20Cにおいても、上部基板35は、そのヤング率(MPa)と厚さ(mm)との積が1000以上25000以下の範囲となるように構成されている。従って、本実施形態においても上述の第1の実施形態と同様な効果を得ることができる。
図4は、本発明の第4の実施形態を示すタッチパネルを備えた表示装置4の構成を示す概略側断面図である。表示装置4は、表示素子23と、この表示素子23の表示面に設置されたタッチパネル20Dを備えている。なお、図において上述の第1〜第3の実施形態と対応する部分については同一の符号を付し、その詳細な説明は省略するものとする。
本実施形態のタッチパネル20Dは、上部基板41と下部基板42とを備えている。本実施形態においては、上部基板41を構成する透明基材40と、下部基板42を構成する透明支持体43が、それぞれ、樹脂製の位相差板(1/4波長板)で構成されている。このような構成とすることにより、タッチパネル20Dを透過し反射する外光を円偏光化させ、偏光面を偏光板24の透過軸に対して直交させることができるので、偏光板24による画像光の偏光機能と反射防止機能を同時に実現することができる。従って、この場合、反射防止膜27の設置を省略することも可能である。または、反射防止膜27に代えて、ハードコート層を設けてもよい。
以上のような構成のタッチパネル20Dにおいても、上部基板41は、そのヤング率(MPa)と厚さ(mm)との積が1000以上25000以下の範囲となるように構成されている。従って、本実施形態においても上述の第1の実施形態と同様な効果を得ることができる。
図5は、本発明の第5の実施形態を示すタッチパネルを備えた表示装置5の構成を示す概略側断面図である。表示装置5は、表示素子23と、この表示素子23の表示面に設置されたタッチパネル20Eを備えている。なお、図において上述の第1〜第4の実施形態と対応する部分については同一の符号を付し、その詳細な説明は省略するものとする。
本実施形態のタッチパネル20Eの上部基板51は、1/4波長板かならなる透明基材40の外面側に、ハードコート層11、接着層28、偏光板24、接着層29及び前面板33が順に設けられた構成を有している。前面板33の外面側には反射防止膜(及び/又はハードコート層)34が形成されている。
前面板33は透明基材40よりも大面積に形成されており、例えば図6に示すように、表示装置5の筺体52の一部を構成している。本実施形態において、表示装置5はデジタルスチルカメラで構成され、タッチパネル20Eの前面板33は、沈胴式の鏡筒53が設けられる筺体52の正面側とは反対側の背面を構成している。筺体52の背面は、表示装置5の少なくとも一部の機能を選択操作するための操作領域を構成している。この操作領域には、筺体52の内部に収容された表示素子23の表示面(表示領域)が含まれている。
筺体52の背面全域がタッチパネル20Eの前面板33で構成されていることにより、筺体52の背面は段差のない平坦な面とされている。そして、表示素子23の表示面に表示された入力キー54をタッチパネル20Eの前面板33の上から押圧操作することで、選択された入力キー54の情報入力が行われる。
以上のような構成のタッチパネル20Eにおいても、上部基板51は、そのヤング率(MPa)と厚さ(mm)との積が1000以上25000以下の範囲となるように構成されている。従って、本実施形態においても上述の第1の実施形態と同様な効果を得ることができる。
以下、本発明の実施例について説明するが、本発明は以下の実施例に限定されない。
(実施例1)
上部基板として、裏面に加飾印刷が施された0.5mm厚のアクリルシート(日東樹脂工業社製「クラレックス」)を透明基材に用い、その内面側に樹脂層として10μm厚のアクリル樹脂からなる層と、銀ペーストにより電極端子及び引き回し配線が形成された透明導電膜(ITO)をこの順で積層した。
また、下部基板として、アンチニュートンリング処理が施されていないヘイズ値約2%の125μm厚のポリエチレンテレフタレートフィルムを透明支持体に用い、その内面側に透明導電膜(ITO)を形成し、更にこの透明導電膜の上に、銀ペーストからなる電極端子及び引き回し配線と、高さ5μmのドット状のスペーサを4mm間隔で格子状に印刷した。
上述した上部基板及び下部基板を各々の透明導電膜が内向きとなるように両面テープにて貼り合わせることで、本発明に係るタッチパネルを作製した。そして、このタッチパネルをLCDパネルの表示面上に透明粘着剤を用いて貼り付けることで、本発明に係る表示装置を構成した。作製したタッチパネル及びこれを備えた表示装置について、タッチパネルの作動開始荷重、ニュートンリングの発生の有無、ヘイズ、画像の鮮明度および耐ペン摺動性を以下の方法で評価した。
[作動開始荷重]
ロードセルの先端に、0.8Rポリアセタールペンを取り付け、そのペン先をタッチパネルの中央部に対して垂直に降ろしていき、タッチパネルが動作検知した時の荷重を読み取った。
[ニュートンリングの発生の有無]
3波長蛍光灯下にて、黒い板の上にタッチパネルを置き、タッチパネルの角度を変えながら目視にてニュートンリングの発生の有無を観察した。ニュートンリングの発生が認められない場合を「○」、ニュートンリングの発生が認められた場合を「×」とした。
[ヘイズ]
測定器として、村上色彩研究所製のヘイズ・透過率計「HM−150」を用いて、JIS−K−7136「ヘイズ測定方法」に準拠した測定方法によってタッチパネルのヘイズを測定した。
[鮮明度]
鮮明度は、タッチパネルをLCDパネルに貼り付けた状態で、画面に白を表示させた時のコントラスト(M)と、黒を表示させた時のコントラスト(m)として、
鮮明度(%)=(M−m)/(M+m)×100
の式にて算出した。
[耐ペン摺動性]
タッチパネルの周縁部分から1mm離れた部分で、荷重250gf(2.45N)及び荷重500gf(4.9N)の各々にて摺動速度200mm/s、ストローク35mm、10万回往復の摺動を行い、リニアリティを測定し、1.5%を超えれば「×」、1.5%以内であれば「○」と評価した。
リニアリティの測定では、タッチパネルに5Vの直流電圧を印加して、電極配線と垂直方向に10mm間隔で電圧を測定した。そして、測定開始位置Aの電圧をEa、測定終了位置Bの電圧をEb、Aからの距離Xにおける電圧実測値をEx、理論値をEtとして、以下の式から算出した。
Et=(Eb−Ea)・X/(B−A)+Ea
リニアリティ(%)=(|Et−Ex|)/(Eb−Ea)×100
評価結果を表1に示す。表1において、上部基板のヤング率と厚みは、上部基板の主要構成要素が透明基材であり、これに積層される樹脂層および透明導電膜の膜厚が上部基板の厚み全体に占める割合が僅かであることから、当該透明基材のヤング率、厚みを上部基板のヤング率、厚みとして用いた。
Figure 0004930044
(実施例2)
上部基板として、裏面に加飾印刷が施された0.5mm厚のアクリルシート(日東樹脂工業社製「クラレックス」)を透明基材に用い、その内面側に樹脂層として20μm厚の粘着剤からなる層と、6μm厚のアクリル樹脂からなる層と、100μm厚のポリエチレンテレフタレートからなる層と、6μm厚のアクリル樹脂からなる層と、銀ペーストにより電極端子及び引き回し配線が形成された透明導電膜(ITO)をこの順で積層した。
また、下部基板として、アンチニュートンリング処理が施されていないヘイズ値約2%の125μm厚のポリエチレンテレフタレートフィルムを透明支持体に用い、その内面側に透明導電膜(ITO)を形成し、更にこの透明導電膜の上に、銀ペーストからなる電極端子及び引き回し配線と、高さ5μmのドット状のスペーサを4mm間隔で格子状に印刷した。
上述した上部基板及び下部基板を各々の透明導電膜が内向きとなるように両面テープにて貼り合わせることで、本発明に係るタッチパネルを作製した。そして、このタッチパネルをLCDパネルの表示面上に透明粘着剤を用いて貼り付けることで、本発明に係る表示装置を構成した。作製したタッチパネル及びこれを備えた表示装置について、タッチパネルの作動開始荷重、ニュートンリングの発生の有無、ヘイズ、画像の鮮明度および耐ペン摺動性について、実施例1と同様な方法で評価した。評価結果を表1に示す。
なお、本実施例において、透明基材に積層される樹脂層の層厚は、上部基板の全厚に占める割合が実施例1に比べて大きいため、上部基板の厚みを透明基材の厚み(0.5mm)と樹脂層の厚み(0.1mm)の総和とした。
(実施例3)
上部基板として、裏面に加飾印刷が施された0.35μm厚のアクリルシート(日東樹脂工業社製「クラレックス」)を透明基材に用い、その内面側に樹脂層として10μm厚のアクリル樹脂からなる層と、銀ペーストにより電極端子及び引き回し配線が形成された透明導電膜(ITO)をこの順で積層した。
また、下部基板として、アンチニュートンリング処理が施されていないヘイズ値約2%の125μm厚のポリエチレンテレフタレートフィルムを透明支持体に用い、その内面側に透明導電膜(ITO)を形成し、更にこの透明導電膜の上に、銀ペーストからなる電極端子及び引き回し配線と、高さ5μmのドット状のスペーサを4mm間隔で格子状に印刷した。
上述した上部基板及び下部基板を各々の透明導電膜が内向きとなるように両面テープにて貼り合わせることで、本発明に係るタッチパネルを作製した。そして、このタッチパネルをLCDパネルの表示面上に透明粘着剤を用いて貼り付けることで、本発明に係る表示装置を構成した。作製したタッチパネル及びこれを備えた表示装置について、タッチパネルの作動開始荷重、ニュートンリングの発生の有無、ヘイズ、画像の鮮明度および耐ペン摺動性について、実施例1と同様な方法で評価した。評価結果を表1に示す。
(実施例4)
上部基板として、裏面に加飾印刷が施された0.15mm厚のガラス板を透明基材に用い、その内面側に、銀ペーストにより電極端子及び引き回し配線が形成された透明導電膜(ITO)を形成した。
また、下部基板として、アンチニュートンリング処理が施されていないヘイズ値約2%の125μm厚のポリエチレンテレフタレートフィルムを透明支持体に用い、その内面側に透明導電膜(ITO)を形成し、更にこの透明導電膜の上に、銀ペーストからなる電極端子及び引き回し配線と、高さ5μmのドット状のスペーサを4mm間隔で格子状に印刷した。
上述した上部基板及び下部基板を各々の透明導電膜が内向きとなるように両面テープにて貼り合わせることで、本発明に係るタッチパネルを作製した。そして、このタッチパネルをLCDパネルの表示面上に透明粘着剤を用いて貼り付けることで、本発明に係る表示装置を構成した。作製したタッチパネル及びこれを備えた表示装置について、タッチパネルの作動開始荷重、ニュートンリングの発生の有無、ヘイズ、画像の鮮明度および耐ペン摺動性について、実施例1と同様な方法で評価した。評価結果を表1に示す。
(実施例5)
上部基板として、裏面に加飾印刷が施された0.2mm厚のガラス板を透明基材に用い、その内面側に、銀ペーストにより電極端子及び引き回し配線が形成された透明導電膜(ITO)を形成した。
また、下部基板として、アンチニュートンリング処理が施されていないヘイズ値約2%の125μm厚のポリエチレンテレフタレートフィルムを透明支持体に用い、その内面側に透明導電膜(ITO)を形成し、更にこの透明導電膜の上に、銀ペーストからなる電極端子及び引き回し配線と、高さ5μmのドット状のスペーサを4mm間隔で格子状に印刷した。
上述した上部基板及び下部基板を各々の透明導電膜が内向きとなるように両面テープにて貼り合わせることで、本発明に係るタッチパネルを作製した。そして、このタッチパネルをLCDパネルの表示面上に透明粘着剤を用いて貼り付けることで、本発明に係る表示装置を構成した。作製したタッチパネル及びこれを備えた表示装置について、タッチパネルの作動開始荷重、ニュートンリングの発生の有無、ヘイズ、画像の鮮明度および耐ペン摺動性について、実施例1と同様な方法で評価した。評価結果を表1に示す。
(実施例6)
上部基板として、裏面に加飾印刷が施された0.34mm厚のガラス板を透明基材に用い、その内面側に、銀ペーストにより電極端子及び引き回し配線が形成された透明導電膜(ITO)を形成した。
また、下部基板として、アンチニュートンリング処理が施されていないヘイズ値約2%の125μm厚のポリエチレンテレフタレートフィルムを透明支持体に用い、その内面側に透明導電膜(ITO)を形成し、更にこの透明導電膜の上に、銀ペーストからなる電極端子及び引き回し配線と、高さ5μmのドット状のスペーサを4mm間隔で格子状に印刷した。
上述した上部基板及び下部基板を各々の透明導電膜が内向きとなるように両面テープにて貼り合わせることで、本発明に係るタッチパネルを作製した。そして、このタッチパネルをLCDパネルの表示面上に透明粘着剤を用いて貼り付けることで、本発明に係る表示装置を構成した。作製したタッチパネル及びこれを備えた表示装置について、タッチパネルの作動開始荷重、ニュートンリングの発生の有無、ヘイズ、画像の鮮明度および耐ペン摺動性について、実施例1と同様な方法で評価した。評価結果を表1に示す。
(比較例1)
上部基板として、0.125mm厚のポリエチレンテレフタレート基板を透明基材に用い、その内面側に、銀ペーストにより電極端子及び引き回し配線が形成された透明導電膜(ITO)を形成した。
また、下部基板として、アンチニュートンリング処理が施されていないヘイズ値約2%のアクリルシート(日東樹脂工業社製「クラレックス」)を透明支持体に用い、その内面側に透明導電膜(ITO)を形成し、更にこの透明導電膜の上に、銀ペーストからなる電極端子及び引き回し配線と、高さ5μmのドット状のスペーサを4mm間隔で格子状に印刷した。
上述した上部基板及び下部基板を各々の透明導電膜が内向きとなるように両面テープにて貼り合わせることで、タッチパネルを作製した。そして、このタッチパネルをLCDパネルの表示面上に透明粘着剤を用いて貼り付けることで表示装置を構成した。作製したタッチパネル及びこれを備えた表示装置について、タッチパネルの作動開始荷重、ニュートンリングの発生の有無、ヘイズ、画像の鮮明度および耐ペン摺動性について、実施例1と同様な方法で評価した。評価結果を表1に示す。
(比較例2)
上部基板として、裏面に加飾印刷が施された0.4mm厚のガラス板を透明基材に用い、その内面側に、銀ペーストにより電極端子及び引き回し配線が形成された透明導電膜(ITO)を形成した。
また、下部基板として、アンチニュートンリング処理が施されていないヘイズ値約2%の125μm厚のポリエチレンテレフタレートフィルムを透明支持体に用い、その内面側に透明導電膜(ITO)を形成し、更にこの透明導電膜の上に、銀ペーストからなる電極端子及び引き回し配線と、高さ5μmのドット状のスペーサを4mm間隔で格子状に印刷した。
上述した上部基板及び下部基板を各々の透明導電膜が内向きとなるように両面テープにて貼り合わせることで、タッチパネルを作製した。そして、このタッチパネルをLCDパネルの表示面上に透明粘着剤を用いて貼り付けることで表示装置を構成した。作製したタッチパネル及びこれを備えた表示装置について、タッチパネルの作動開始荷重、ニュートンリングの発生の有無、ヘイズ、画像の鮮明度および耐ペン摺動性について、実施例1と同様な方法で評価した。評価結果を表1に示す。
(比較例3)
上部基板として、裏面に加飾印刷が施された0.5mm厚のアクリル板を透明基材に用い、その内面側に樹脂層として20μm厚の粘着剤からなる層と、6μm厚のアクリル樹脂からなる層と、125μm厚のポリエチレンテレフタレートからなる層と、6μm厚のアクリル樹脂からなる層と、銀ペーストにより電極端子及び引き回し配線が形成された透明導電膜(ITO)をこの順で積層した。
また、下部基板として、アンチニュートンリング処理が施されているヘイズ値約28%の125μm厚のポリエチレンテレフタレートフィルムを透明支持体に用い、その内面側に透明導電膜(ITO)を形成し、更にこの透明導電膜の上に、銀ペーストからなる電極端子及び引き回し配線と、高さ5μmのドット状のスペーサを4mm間隔で格子状に印刷した。
上述した上部基板及び下部基板を各々の透明導電膜が内向きとなるように両面テープにて貼り合わせることで、タッチパネルを作製した。そして、このタッチパネルをLCDパネルの表示面上に透明粘着剤を用いて貼り付けることで表示装置を構成した。作製したタッチパネル及びこれを備えた表示装置について、タッチパネルの作動開始荷重、ニュートンリングの発生の有無、ヘイズ、画像の鮮明度および耐ペン摺動性について、実施例1と同様な方法で評価した。評価結果を表1に示す。
(比較例4)
上部基板として、裏面に加飾印刷が施された0.25mm厚のアクリルシート(日東樹脂工業社製「クラレックス」)を透明基材に用い、その内面側に樹脂層として10μm厚のアクリル樹脂からなる層と、銀ペーストにより電極端子及び引き回し配線が形成された透明導電膜(ITO)をこの順で積層した。
また、下部基板として、アンチニュートンリング処理が施されていないヘイズ値約2%の125μm厚のポリエチレンテレフタレートフィルムを透明支持体に用い、その内面側に透明導電膜(ITO)を形成し、更にこの透明導電膜の上に、銀ペーストからなる電極端子及び引き回し配線と、高さ5μmのドット状のスペーサを4mm間隔で格子状に印刷した。
上述した上部基板及び下部基板を各々の透明導電膜が内向きとなるように両面テープにて貼り合わせることで、タッチパネルを作製した。そして、このタッチパネルをLCDパネルの表示面上に透明粘着剤を用いて貼り付けることで表示装置を構成した。作製したタッチパネルの作動開始荷重、ニュートンリングの発生の有無、ヘイズ、画像の鮮明度および耐ペン摺動性について、実施例1と同様な方法で評価した。評価結果を表1に示す。
表1の結果から明らかなように、実施例1〜6においては、上部基板のヤング率(MPa)と厚み(mm)との積は1000以上25000以下である。その結果、500gf(4.9N)以下の作動開始荷重と良好な耐ペン摺動性が得られた。また、ニュートンリングの発生は認められず、ヘイズを低く抑えることができるため画像の鮮明度も良好であった。
特に、上部基板のヤング率(MPa)と厚み(mm)の積が1000以上15000以下の範囲で、作動開始荷重を200gf(1.96N)以下に抑えることができ、1000以上10000以下の範囲で作動開始荷重を100gf(0.98N)以下にまで低減できることがわかる。
上部基板のヤング率(MPa)と厚み(mm)の積が1000未満である比較例1,4では、作動開始荷重、鮮明度は良好であるが、上部基板の剛性が低く、アンチニュートンリング処理が施されていないため、ニュートンリングの発生が認められた。また、耐ペン摺動性試験においても、500gf(4.9N)荷重、100万回で評価が「×」であった。
上部基板のヤング率(MPa)と厚み(mm)の積が25000を超える比較例2においては、上部基板の剛性が高いため、作動開始荷重が大きく、タッチパネルの入力にかなりの力が必要となった。
一方、上部基板のヤング率と厚みの積が1000以上25000以下である比較例3においては、下部基板にヘイズ値28%の強いアンチニュートンリング処理を施しているため、鮮明度が低かった。
以上のように、本実施例によれば、良好な入力操作性及び耐ペン摺動性が得られるとともに、表示画質の悪化を抑制することが可能となる。
本発明の第1の実施形態によるタッチパネルを備えた表示装置の要部の概略側断面図である。 本発明の第2の実施形態によるタッチパネルを備えた表示装置の要部の概略側断面図である。 本発明の第3の実施形態によるタッチパネルを備えた表示装置の要部の概略側断面図である。 本発明の第4の実施形態によるタッチパネルを備えた表示装置の要部の概略側断面図である。 本発明の第5の実施形態によるタッチパネルを備えた表示装置の要部の概略側断面図である。 図5に示した表示装置の全体を示す斜視図である。
符号の説明
1,2,3,4,5…表示装置、10,40…透明基材、13,15…透明導電膜、14,30,43…透明支持体、16…絶縁層、17…スペーサ、20A,20B,20C,20D,20E…タッチパネル、21,35,41,51…上部基板、22,36,42…下部基板、23…表示素子

Claims (1)

  1. 鏡筒が設けられる第1の面と、前記第1の面とは反対側の第2の面とを有し、前記第2の面が操作領域を構成する筐体と、
    前記操作領域に設けられ表示面を有する表示素子と、
    前記表示面に設置されたタッチパネルとを具備し、
    前記タッチパネルは、
    樹脂製の透明基材と、前記透明基材の内面側に形成された第1の透明導電膜と、前記透明基材の外面側に形成され前記透明基材よりも大きな面積を有し前記操作領域の全域を構成する透明な前面板とを有し、ヤング率(MPa)と厚み(mm)との積が1000以上25000以下である、入力操作側の第1の基板と、
    樹脂製の透明支持体と、前記透明支持体の内面側に形成された第2の透明導電膜を有し、前記第1及び第2の透明導電膜を内向きにして前記第1の基板と対向配置される第2の基板とを有する
    表示装置。
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