JP2004177782A - 拡大観察装置、拡大画像観察方法、拡大観察装置操作プログラムおよびコンピュータで読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

拡大観察装置、拡大画像観察方法、拡大観察装置操作プログラムおよびコンピュータで読み取り可能な記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】表示された観察画像を拡大表示したときでも高画質な画像を表示可能な拡大観察装置等を提供する。
【解決手段】拡大観察装置は、観察画像を撮像するための撮像手段と、撮像手段で取得された信号に基づいて観察画像を表示するための表示手段と、撮像手段によって第一の解像度で撮像された観察画像の画像データを記憶するための画像データ記憶手段と、画像データ記憶手段に記憶された観察画像を、第一の解像度よりも低い解像度であって、表示手段で表示可能な第二の解像度に変換する制御手段とを備えており、観察画像の少なくとも一部を、表示手段において拡大して表示する際に、画像データ記憶手段に記憶された第一の解像度の画像データに基づいて、第二の解像度から第一の解像度までの間で、表示手段において表示可能な解像度に変更して表示可能に構成してなる。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、拡大した画像を撮像して表示するマイクロスコープのような拡大観察装置、拡大画像観察方法、拡大観察装置操作プログラムおよびコンピュータで読み取り可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
今日、微小物体等を拡大して表示する拡大観察装置として、光学レンズを使った光学顕微鏡やデジタルマイクロスコープ等が利用されている。マイクロスコープは、光学系を介して入射する観察対象固定部に固定された観察対象からの反射光または透過光を、2次元状に配置された画素毎に電気的に読み取るCCD等の受光素子を備える。CCDを用いて電気的に読み取られた画像をディスプレイ等の表示部に表示する(例えば特許文献1)。
【0003】
画像の画素数は大きいほど詳細な表示が可能であり、特に近年は高画質化の要求が高く、画素数の多い精細な画像を扱う機会が多くなっている。顕微鏡等に用いられるCCDとしては、例えば200万画素クラスあるいは800万画素クラスのCCDが利用されている。また一方では、高解像度の画像を得る手法として、CCDを微小移動させて複数の画像を撮像し合成することによって、CCDが本来有している解像度以上の解像度で画像を取得可能な、いわゆる画素ずらしの方法等も知られている(例えば特許文献2)。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−214790号公報
【特許文献2】
特開平1−123580号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら一方で、ディスプレイ等の表示部に一画面で表示できる画像サイズには限界がある。一般的なディスプレイにおける表示可能な最大画像サイズは、1600×1200画素である。このようなディスプレイで表示可能な最大画像サイズよりもさらに高解像度の画像を読み取っても、そのままでは一画面に表示することができない。例えば800万画素クラスのCCDを有する撮像装置で一画像当たり3200×2400画素の高解像度画像を読み取ったとしても、ディスプレイに画像のすべての領域を表示することはできないので、画像を確認するには上下左右へのスクロールが必要となる。そこでスクロールせずとも一画面で画像全体を表示できるように、画像を間引くなどして画素数や解像度を一画面表示が可能な大きさにまで落として表示することが行われている。
【0006】
しかしながら、画面表示のために低解像度に解像度を落とした画像に対し、拡大表示等の処理を行うと、低解像度に変換されたために画質が低下するという問題があった。特にマイクロスコープ等で拡大表示を行う場合は、極めて高い倍率に拡大されることがある。拡大倍率が高いほど、画質の低下は顕著となる。このように、折角高画質の画像を取得しても、画面表示のために低画質に変換して表示される以上、画面上では品質の悪い画像に従って操作を行わなければならなかった。
【0007】
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものである。本発明の目的は、高画質の画像を一画面で表示可能とすると共に、拡大画像は画質を低下させることなく表示可能な拡大観察装置、拡大画像観察方法、拡大観察装置操作プログラムおよびコンピュータで読み取り可能な記録媒体を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の拡大観察装置は、観察画像を撮像するための撮像手段と、前記撮像手段で取得された信号に基づいて観察画像を表示するための表示手段と、前記撮像手段によって第一の解像度で撮像された観察画像の画像データを記憶するための画像データ記憶手段と、前記画像データ記憶手段に記憶された観察画像を、前記第一の解像度よりも低い解像度であって、前記表示手段で表示可能な第二の解像度に変換する制御手段とを備えており、観察画像の少なくとも一部を、前記表示手段において拡大して表示する際に、前記画像データ記憶手段に記憶された第一の解像度の画像データに基づいて、前記第二の解像度から第一の解像度までの間で、前記表示手段において表示可能な解像度に変更して表示可能に構成してなる。この構成によって、画像拡大時においても、拡大倍率に応じた高解像度に変更できるので、高画質の画像を表示させることができる。
【0009】
また、本発明の請求項2に記載される拡大観察装置は、観察画像を撮像するための撮像手段と、前記撮像手段で取得された信号に基づいて観察画像を表示するための表示手段と、前記撮像手段によって第一の解像度で撮像された観察画像の画像データを記憶するための画像データ記憶手段と、前記画像データ記憶手段に記憶された観察画像を、前記第一の解像度よりも低い解像度であって、前記表示手段で表示可能な第二の解像度に変換する制御手段と、前記表示手段によって表示された観察画像において少なくとも一部の領域を指定するための領域指定手段とを備えており、前記領域指定手段によって指定された領域に含まれる観察画像を、前記画像データ記憶手段に記憶された第一の解像度の画像データに基づいて、前記第二の解像度よりも高くかつ前記表示手段において表示可能な第三の解像度に変更して表示可能に構成してなる。この構成によって、指定された領域で画像を拡大表示する際においても、拡大倍率に応じた高解像度に変更できるので、高画質の画像を表示させることができる。
【0010】
さらに、本発明の請求項3に記載される拡大観察装置は、請求項1または2記載の拡大観察装置であって、観察画像の少なくとも一部を、前記表示手段において拡大して表示する際に、前記表示手段において表示可能な最大の解像度が前記第一の解像度よりも高い場合は、前記画像データ記憶手段に記憶された第一の解像度の画像データを電気的に拡大して表示可能に構成してなることを特徴とする。この構成によって、画像拡大時においても、拡大倍率に応じた高解像度に変更できることに加えて、元の画像をさらに電気的に拡大させることで更なる高倍率での拡大表示が可能となる。
【0011】
さらにまた、本発明の請求項4に記載される拡大観察装置は、請求項1から3のいずれか記載の拡大観察装置であって、更に、前記撮像手段に備えられた撮像素子に対する入射光の位置を、少なくとも一の方向に、その方向における撮像素子の間隔よりも小さく光学的に変位させる画素ずらし手段を備えることを特徴とする。この構成によって、低コストで受光感度を高め、高画質の観察像を得ることが可能となるので、表示手段に表示された画像の一部を拡大したときでも高画質な画像を表示することができる。
【0012】
また、本発明の請求項5に記載される拡大画像観察方法は、観察画像を撮像する撮像手段と、前記撮像手段で取得された信号に基づいて観察画像を表示する表示手段とを備えた拡大観察装置を用いる拡大画像観察方法であって、前記撮像手段によって第一の解像度で撮像された観察画像の画像データを記憶するステップと、記憶された観察画像を、前記第一の解像度よりも低い解像度であって、前記表示手段で表示可能な第二の解像度に変換するステップと、観察画像の少なくとも一部を、前記表示手段において拡大して表示するために、記憶された第一の解像度の画像データに基づいて、前記第二の解像度から第一の解像度までの間で、前記表示手段において表示可能な解像度に変更して表示するステップとを備える。これによって、画像拡大時においても、拡大倍率に応じた高解像度に変更できるので、高画質の画像を表示させることができる。
【0013】
さらに、本発明の請求項6に記載される拡大画像観察方法は、観察画像を撮像する撮像手段と、前記撮像手段で取得された信号に基づいて観察画像を表示する表示手段とを備えた拡大観察装置を用いる拡大画像観察方法であって、前記撮像手段によって第一の解像度で撮像された観察画像の画像データを記憶するステップと、記憶された観察画像を、前記第一の解像度よりも低い解像度であって、前記表示手段で表示可能な第二の解像度に変換するステップと、前記表示手段にて第二の解像度で表示された観察画像において、少なくとも一部の領域を指定するステップと、指定された領域に含まれる観察画像を、記憶された第一の解像度の画像データに基づいて、前記第二の解像度よりも高くかつ前記表示手段において表示可能な第三の解像度に変更して表示するステップとを備える。これによって、指定された領域で画像を拡大表示する際においても、拡大倍率に応じた高解像度に変更できるので、高画質の画像を表示させることができる。
【0014】
また、本発明の請求項7に記載される拡大観察装置操作プログラムは、観察画像を撮像する撮像手段と、前記撮像手段で取得された信号に基づいて観察画像を表示する表示手段とを備えた拡大観察装置を操作するための拡大観察装置操作プログラムであって、コンピュータを観察画像を撮像するための撮像手段と、前記撮像手段で取得された信号に基づいて観察画像を表示するための表示手段と、前記撮像手段によって第一の解像度で撮像された観察画像の画像データを記憶するための画像データ記憶手段と、前記画像データ記憶手段に記憶された観察画像を、前記第一の解像度よりも低い解像度であって、前記表示手段で表示可能な第二の解像度に変換する制御手段と、前記表示手段によって表示された観察画像において少なくとも一部の領域を指定するための領域指定手段として機能させ、前記領域指定手段によって指定された領域に含まれる観察画像を、前記画像データ記憶手段に記憶された第一の解像度の画像データに基づいて、前記第二の解像度よりも高くかつ前記表示手段において表示可能な第三の解像度に変更して表示可能にしてなる。これによって、指定された領域で画像を拡大表示する際においても、拡大倍率に応じた高解像度に変更できるので、高画質の画像を表示させることができる。
【0015】
さらにまた、本発明の請求項8に記載されるコンピュータで読み取り可能な記録媒体は、請求項7に記載される拡大観察装置操作プログラムを格納したものである。
【0016】
記録媒体には、CD−ROM、CD−R、CD−RWやフレキシブルディスク、磁気テープ、MO、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−R、DVD−RW、DVD+RW等の磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリその他のプログラムを格納可能な媒体が含まれる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施の形態は、本発明の技術思想を具体化するための拡大観察装置、拡大画像観察方法、拡大観察装置操作プログラムおよびコンピュータで読み取り可能な記録媒体を例示するものであって、本発明は拡大観察装置、拡大画像観察方法、拡大観察装置操作プログラムおよびコンピュータで読み取り可能な記録媒体を以下のものに特定しない。
【0018】
また、本明細書は特許請求の範囲に示される部材を、実施の形態の部材に特定するものでは決してない。なお、各図面が示す部材の大きさや位置関係等は、説明を明確にするため誇張していることがある。
【0019】
本発明の実施例において使用される拡大観察装置とこれに接続される操作、制御、表示、その他の処理等のためのコンピュータ、プリンタ、外部記憶装置その他の周辺機器との接続は、例えばIEEE1394、RS−232xやRS−422、USB等のシリアル接続、パラレル接続、あるいは10BASE−T、100BASE−TX、1000BASE−T等のネットワークを介して電気的、あるいは磁気的、光学的に接続して通信を行う。接続は有線を使った物理的な接続に限られず、IEEE802.11x等の無線LANやBluetooth等の電波、赤外線、光通信等を利用した無線接続等でもよい。さらにデータの交換や設定の保存等を行うための記録媒体には、メモリカードや磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリ等が利用できる。
【0020】
以下、図1から図4を用いて、本発明の実施の形態に係る拡大観察装置を説明する。拡大観察装置は、図1に示すように観察対象を照明するための照明部60と、照明部60により照明された観察対象を撮像する撮像手段である撮像部10と、撮像部10で撮像された拡大画像を表示する表示手段である表示部52を備える。
【0021】
より詳細には、撮像部10は図2に示すように、観察対象Sを載置する観察対象固定部の一形態であるステージ30と、ステージ30を移動させるステージ昇降器20と、ステージ30に固定された観察対象に光学系を介して入射される光の反射光または透過光を、2次元状に配置された画素毎に電気的に読み取る撮像素子の一形態としてCCD12と、CCD12を駆動制御するCCD制御回路13とを備える。さらに撮像部10には、拡大観察装置本体である情報処理装置50が接続される。情報処理装置50は、撮像素子によって電気的に読み取られた画像データを記憶する画像データ記憶部の一形態としてメモリ53と、撮像素子によって電気的に読み取られた画像データに基づいて画像を表示するディスプレイやモニタ等の表示部52と、表示部52上に表示される画面に基づいて入力その他の操作を行う入力部55と、入力部55によって入力された情報に基づいて画像処理その他各種の処理を行う制御部51とを備える。
【0022】
表示部52を構成するディスプレイは、高解像度表示が可能なモニタであり、CRTや液晶パネル等が利用される。このディスプレイは、例えば640×480画素(VGA)、800×600画素(SVGA)、1024×768画素(XGA)、1600×1200画素(UXGA)等での表示が可能で、いずれか一の解像度に固定して表示する他、解像度を切り替えて表示するものでもよい。
【0023】
入力部55はコンピュータと有線もしくは無線で接続され、あるいはコンピュータに固定されている。一般的な入力部55としては、例えばマウスやキーボード、スライドパッド、トラックポイント、タブレット、ジョイスティック、コンソール、ジョグダイヤル、デジタイザ、ライトペン、テンキー、タッチパッド、アキュポイント等の各種ポインティングデバイスが挙げられる。またこれらの入力部55は、拡大観察装置操作プログラムの操作の他、拡大観察装置自体やその周辺機器の操作にも利用できる。さらに、インターフェース画面を表示するディスプレイ自体にタッチスクリーンやタッチパネルを利用して、画面上をユーザが手で直接触れることにより入力や操作を可能としたり、または音声入力その他の既存の入力手段を利用、あるいはこれらを併用することもできる。図1の例では、入力部55はマウス55aで構成される。入力部55は、後述する拡大対象領域や拡大表示領域を指定するための領域指定手段として機能する。
【0024】
図1に本発明の実施の形態に係る拡大観察装置の外観図を示す。光学系および撮像素子を有するカメラ10aは、スタンド台41から鉛直方向に延びる支柱42に固定されたカメラ取り付け部43に取り付けられる。スタンド台41には、観察対象Sを載置するステージ30が上部に取り付けられたステージ昇降器20が配置される。カメラ10aおよびステージ昇降器20は情報処理装置50に接続されて制御される。情報処理装置50は、表示部52、およびマウス55a等の入力部55を備える。表示部52には、観察画像表示部52A、観察画像52a等が表示される。
【0025】
また、情報処理装置50である拡大観察装置にはコンピュータ70を接続可能であり、コンピュータ70に別途拡大観察装置操作プログラムをインストールして、コンピュータ70側からも拡大観察装置を操作することもできる。本明細書において、コンピュータを使って拡大観察装置を操作する拡大観察装置操作プログラムとは、拡大観察装置に外部接続された汎用もしくは専用コンピュータにインストールされる操作プログラムの他、上述した拡大観察装置の制御部である情報処理装置50に内蔵された操作プログラムも含む。拡大観察装置には、予め拡大観察装置を操作する操作機能あるいは操作プログラムが内蔵されている。この操作プログラムは、書き換え可能なソフトウェア、ファームウェアなどの形態で拡大観察装置に対してインストール、あるいはアップデートすることも可能である。従って、本明細書において拡大観察装置操作プログラムを実行させるコンピュータには、拡大観察装置自体も含まれる。
【0026】
図2に本発明の実施の形態に係る拡大観察装置のブロック図を示す。情報処理装置50は、表示手段を構成する表示部52と、制御プログラム・焦点距離情報・受光データ・2次元情報等を記憶するメモリ53と、情報処理装置50がカメラ10aおよびステージ昇降器20とデータを通信するためのインターフェイス54と、操作者が拡大観察装置に関する操作を行う入力部55とから構成される。ステージ昇降器20は、例えばステッピングモータ21と、ステッピングモータ21の昇降を制御するモータ制御部22とから構成される。撮像部10は、撮像素子として例えばCCD12等の受光素子と、CCD12を駆動制御するCCD制御回路13と、照明部60からステージ30上に載置された観察対象Sに対して照射された光の透過光や反射光をCCD12上に結像させる光学系11とを備える。
【0027】
[画素ずらし手段]
さらに撮像部10は、画素ずらしによってCCD12の持つ解像度以上の高解像度を得るための画素ずらし手段を備えることができる。画素ずらしとは、例えば画素ピッチの半分だけ被写体をずらして撮影した画像と、ずらす前の画像とを合成することにより高解像度化を図るものである。代表的な画像ずらしの機構としては、撮像素子を移動させるCCD駆動方式、LPFを傾斜させるLPF傾斜方式、レンズを移動させるレンズ移動方式等がある。図2においては、ステージ30に固定された観察対象Sから光学系11を介してCCD12に入射される反射光または透過光の入射光路を、少なくとも一の方向に、その方向におけるCCD12の一画素の間隔よりも小さい距離で光学的にシフトさせる光路シフト部14を備える。本発明の一実施形態において画素ずらしを実現するための機構や手法は、上記の構成に限られず、既知の方法や将来開発される方法が適宜利用できる。
【0028】
情報処理装置50は、モータ制御回路22に対してステッピングモータ21の制御に関する制御データを入力することによって、観察対象固定部であるステージ30と、光学系11および受光素子であるCCD12を有するカメラ10aとの光軸方向における相対距離、ここではz方向における高さを変化させる。具体的には、情報処理装置50は、ステージ昇降器20の制御に必要な制御データをモータ制御回路22に入力することによってステッピングモータ21の回転を制御し、ステージ30の高さz(z方向の位置)を昇降させる。ステッピングモータ21は、回転に応じた回転信号を生成する。情報処理装置50は、モータ制御回路22を介して入力される回転信号に基づいて、観察対象固定部30と光学系11の光軸方向における相対距離に関する情報としてのステージ30の高さzを記憶する。なお本実施の形態においては、ステージ30の高さを変化させることによって観察対象固定部と光学系の光軸方向における相対距離を変化させる例を示したが、ステージ30を固定して光学系11の高さ、例えばカメラ10aの高さを変化させてもよい。
【0029】
CCD12は、x方向およびy方向に2次元状に配置された画素毎に受光量を電気的に読み取ることができる。CCD12上に結像された観察対象Sの像は、CCD12の各画素において受光量に応じて電気信号に変換され、CCD制御回路13においてさらにデジタルデータに変換される。情報処理装置50は、CCD制御回路13において変換されたデジタルデータを受光データDとして、光軸方向(図2中のz方向)とほぼ垂直な面内(図2中のx、y方向)における観察対象の2次元位置情報としての画素の配置情報(x、y)とともにメモリ53に記憶する。ここで、光軸方向とほぼ垂直な面内とは、厳密に光軸に対して90°をなす面である必要はなく、その光学系および受光素子における解像度において観察対象の形状を認識できる程度の傾きの範囲内にある観察面であればよい。
【0030】
また、以上の説明では観察対象固定部の一例として、観察対象がステージに載置される例を示したが、例えばステージの代わりにアームを取り付け、その先端に観察対象を固定する構成とすることもできる。さらにカメラ10aは、カメラ取り付け部43に装着して使用する他、脱着可能として手持ち等の方法により所望の位置、角度に配置することもできる。
【0031】
図1に示す照明部60は、観察対象に落射光を照射するための落射照明60Aと、透過光を照射するための透過照明60Bを備える。これらの照明は、光ファイバー61を介して情報処理装置50と接続される。情報処理装置50は光ファイバー61を接続するコネクタ62を備えると共に、コネクタ62を介して光ファイバー61に光を送出するための光源(図示せず)を内蔵する。光源にはハロゲンランプ等が用いられる。
【0032】
[制御部51]
制御手段である制御部51は、撮像した観察画像を、表示部で表示可能な解像度に変換して表示するよう制御する。図1の拡大観察装置においては、撮像部10がCCD12によって観察対象Sを撮像した観察画像を表示部52に表示する。一般にCCD等の受光素子の性能は、表示部での表示能力を上回ることが多いので、撮像した観察画像を一画面に表示するためには画像を間引く等して解像度を一画面で表示可能なサイズまで落とし、縮小表示している。撮像部10で読み取ったときの読取解像度を第一の解像度とすると、表示部52においては第一の解像度よりも低い第二の解像度で表示されることとなる。
【0033】
一方、表示部52において観察画像の特定の部位を拡大表示する際は、第二の解像度に解像度を落とした観察画像のデータを用いて拡大表示すると、画像が粗くなりジャギー等の目立つ低品質な画質となる。そこで、拡大時においても高画質で表示するために、拡大表示の際には第一の解像度で撮像された元の観察画像データを使用する。撮像された元の画像データは、高画質の第一の解像度のままでメモリ53に保存しておき、このデータを使って拡大表示したい部位を表示する。また拡大表示の際には、拡大表示した部位を表示する表示部52上の拡大表示領域のサイズに応じて、最適な解像度に変更する。拡大表示領域で表示する拡大画像の解像度を第三の解像度とすると、通常、第三の解像度は第二の解像度よりも高く第一の解像度よりも低い解像度となる。言い換えると、第一の解像度で取得された観察画像を、表示部52において第二の解像度で表示している状態から拡大表示して第三の解像度で表示する際は、第二の解像度に落とした画像データでなく第一の解像度の画像データを使って第三の画像データを生成する。これによって、拡大表示しても画像にジャギー等が生じない高解像度を維持して表示させることができ、高画質で観察可能な高品質の拡大観察装置が実現される。
【0034】
また、拡大倍率が大きくなり、第一の解像度よりも高い解像度で表示させる必要が生じた場合は、CCD12で撮像されたオリジナルの、最も高品質のデータとして保存されている第一の解像度の観察画像データに基づいて、電気的に拡大表示あるいはデジタルズームすることができ、従来と同様に装置の光学的な倍率に制限されることなく拡大表示を行うことができる。
【0035】
[拡大対象領域L2および拡大表示領域L2’]
次に、観察画像において拡大表示したい対象部分を指定するための拡大対象領域L2と、指定された拡大対象領域L2に含まれる画像を拡大して表示するための拡大表示領域L2’とを指定する手順を説明する。表示部52は、図3および図4に示すように、拡大対象領域L2と拡大表示領域L2’とを表示可能である。図3の例においては、図3(a)ではユーザがマウスで拡大対象領域L2を指定する。すると図3(b)に示すように、拡大対象領域L2で指定された領域が、所定の倍率に拡大されて拡大表示領域L2’にて表示される。拡大表示領域L2’は、拡大対象領域L2の画像を所定の倍率に拡大して表示できるように、拡大対象領域L2および拡大倍率に基づいて自動的に演算される。図3(b)の例では、拡大表示領域L2を4倍に拡大して拡大表示領域L2’としている。
【0036】
拡大倍率の指定は、予めユーザが設定しておく。例えば、2倍、4倍、8倍等、予め設定された選択肢から選択する他、任意の倍率をユーザが指定する。あるいは、縮小倍率を指定可能としてもよい。以上の例では観察画像を拡大表示する例を示したが、縮小表示も可能とすることで、例えば拡大表示しすぎて元の倍率に戻したい場合等に利用できる。また元の倍率に限られず、任意の倍率を指定して拡大、縮小表示可能としてもよい。
【0037】
拡大対象領域L2と拡大表示領域L2’とは同一としてもよい。例えば、拡大対象領域L2として指定された領域内で拡大した画像を表示させる。この場合、拡大された画像を拡大表示領域L2’内ですべて表示することはできず、一部が切れて表示される。例えば中央部分のみを表示させる、あるいは矩形領域の左上のポイント等所定の位置を基準に拡大して表示させる。
【0038】
あるいはまた、拡大表示領域L2’のサイズを可変として、ユーザがマウス等で任意に指定することもできる。例えば拡大表示領域L2’を矩形状とし、ユーザはマウスで左上と右下のポイントを指定することで矩形状の拡大表示領域L2’を指定する。指定された拡大表示領域L2’のサイズは、変更することもできる。例えば矩形状領域の右下のポイントに表示されるハンドルや、矩形領域の任意の辺に設けられたハンドルをドラッグして矩形領域の大きさを変更する。また、図4(b)に示すように、表示部52の表示欄すべてを使用して拡大画像を表示する全画面表示L2”も可能である。さらに拡大表示領域L2’は、観察画像を表示する画面と別画面や別ウィンドウで設けてもよい。
【0039】
[画素ずらし]
次に、本発明の実施の形態において、いわゆる「画素ずらし」により高精細な観察像を得る手法について説明する。図2に示す拡大観察装置において、撮像部10に設けられた光学系11は、レンズ群およびレンズ群とCCD12との光学上の中継空間における光路内に配置された光透過ガラスを備えており、ステージ30上に載置された観察対象の試料Sに対して照射された光源(図示せず)からの光の反射光を入射し、CCD12上に結像させる。そして光路シフト部14は、光学系11の平行平板状の光透過ガラスを駆動することによって、光学系11を介して入射する試料Sからの反射光のCCD12への入射光路をシフトさせる。
【0040】
光路シフト部14は、情報処理装置50からの制御命令に基づいて、例えばx−y平面に平行な平板状の光透過ガラスの面に対して垂直な軸を(ここではz方向)二つの方向、x、y方向に傾斜させるように駆動し、光学系11を介して入射する試料固定部に固定された試料からの反射光のCCD12への入射光路を、例えば、xおよびy方向に1/2画素分ずつシフトさせる。このようにして、CCD12の画素数を2×2、すなわち4倍に増加させることと同等の高解像度の画像を、画素ずらしによって実現することができる。
【0041】
ここでは、光路シフト部14が、xおよびy方向のそれぞれに1/2画素分ずつシフトさせる例を示したが、xまたはy方向のいずれか一方のみをシフトさせてもよく、またシフトさせる距離は1/2画素に限定されずシフトさせる方向における画素の間隔よりも小さい距離であればよい。その場合、画素間隔の整数分の1であることが演算上好ましい。さらに、光路シフト部によるCCD12への入射光路のシフトは、光学系11を介して入射する試料Sからの入射光路とCCD12との位置関係が相対的にシフトしていればよく、光学系11を介して入射する試料Sからの入射光路を固定して、CCD12をシフトさせてもよい。
【0042】
情報処理装置50は、制御部51において、入射光路をシフトさせていない状態でCCD12によって読み取った画像データと、入射光路をシフトさせた状態でCCD12によって読み取った画像データとを合成し、4倍の解像度の画像データをメモリ53に記憶する。例えばCCD12の読取性能が一画像につき1600×1200画素である場合、3200×2400画素の観察画像データを得ることができる。このように本発明の実施の形態においては、画素ずらしによって高解像度の観察画像を取得することができる。そして、取得された高画質の画像を低下させることなく、表示部において拡大表示することができるのである。
【0043】
次に、表示部52によって表示された画像の所望の領域を拡大表示する過程を、図3および図4に基づいて説明する。ここでは、表示部52は1600×1200画素を表示でき、CCD12は1600×1200画素の観察画像を一度に撮像できるものとし、さらに画素ずらしによって3200×2400画素の観察画像データを得るものとする。
【0044】
図3では、表示部52の画像領域L1で表示された観察画像において、図3(a)に示すようにユーザが領域指定手段であるマウス55aによって拡大対象領域L2を指定し、指定された領域内を制御部51が所定の拡大倍率に拡大して、図3(b)に示すように拡大表示領域L2’において拡大表示する様子を示している。まず、焦点を調整しステージの高さzを決定した後、カメラ10によって3200×2400画素(第一の解像度)の観察画像を撮像する。撮像した観察画像データは、その解像度を維持したまま画像データ記憶部としてのメモリ53に記憶される。さらに、このデータを1600×1200画素の表示部52で表示可能なように、解像度を落として画像領域L1に表示する。ここでは撮像時の解像度の1/4の解像度(第二の解像度)に落とすことで、撮像された画像全体を表示できる。
【0045】
この状態で、図3(a)において破線で示すように、ユーザがポインティングデバイスマウスによって拡大対象領域L2を矩形状の枠Wにて指定する。枠Wの設定は、例えばマウス55aによって表示部52の画像上の2点を対角線として指定する。次に、図3(b)においては、設定された拡大対象領域L2に対応する部分の画像データを、表示中の1600×1200画素の解像度(第二の解像度)よりも高解像度(第三の解像度)に変更して、拡大表示領域L2’に表示する。このとき、表示中の1600×1200画素(第二の解像度)の画像データでなく、メモリ53に記憶された3200×2400画素(第一の解像度)の観察画像データに基づいて、拡大表示領域L2’に表示する画像データを生成する。図3(b)の例では、解像度を4倍の3200×2400画素に拡大して、本来の高品質な画像にて表示される。
【0046】
以上の動作の詳細を以下に説明する。まず、情報処理装置50は、ステージ昇降器20の制御に必要な制御データをモータ制御回路22に入力することによって、ステッピングモータ21の回転を制御し、ステージ30の高さz(z方向の位置)を昇降させ、焦点を調整する。そして、情報処理装置50は、焦点を調整しステージの高さzを決定し、入射光路をシフトさせていない状態で光学系11を介して入射するステージ30に載置された試料Sからの反射光を、CCD12によって1600×1200画素の画像サイズで電気的に読み取り、デジタル値に変換して受光データD1として、2次元情報(x1、y1)と共にメモリ53に記憶する。次に、情報処理装置50は、光路シフト部14によって入射光路をシフトさせた状態で光学系11を介して入射するステージ30に載置された試料Sからの反射光を、CCD12によって1600×1200画素の画像サイズで電気的に読み取り、デジタル値に変換して受光データD2として2次元情報(x2、y2)と共にメモリ53に記憶する。情報処理装置50は、制御部51によって、メモリ53に記憶された入射光路をシフトさせていない状態で読み取った受光データD1および2次元情報(x1、y1)と、メモリ53に記憶された入射光路をシフトさせた状態で読み取った受光データD2および2次元情報(x2、y2)を、制御部51によって合成し、一画像当たり3200×2400画素相当の解像度の画像データが得る。このとき、入射光路をシフトさせていない状態で読み取った画像の画像領域と、入射光路をシフトさせた状態で読み取った画像の画像領域とは共に画像領域L1の画像であり、試料Sの単位面積当たりで読み取られた画素数は、4倍に増加している。つまり、4倍の解像度の観察画像が得られたことになる。この観察画像は、元画像データとしてメモリ53に記憶される。
【0047】
情報処理装置50は、まず、読み取った一画像当たり3200×2400画素の解像度の画像データを、一画像当たり1600×1200画素の解像度の画像データに変換して表示部52に表示する。この画像変換は、入射光路をシフトさせていない状態で読み取った画像データあるいは入射光路をシフトさせた状態で読み取った画像データのいずれか一方のみを用いてもよいし、またそれぞれの画像データに基づいて各画素のデータを演算してもよい。
【0048】
次に、操作者は、表示部で表示された画像領域L1の一部の領域を、拡大対象領域L2としてマウス55aによって指定する。このとき、情報処理装置50はマウス55aによって設定された拡大対象領域L2の2次元情報(x3、y3)を、メモリ53に記憶する。そして、操作者によるマウス55aのダブルクリック等の所定の操作に従って、情報処理装置50は、メモリ53に記憶された元画像データから、拡大対象領域L2の2次元情報(x3、y3)に対応する画像データを読み出す。さらに、拡大表示領域L2’で表示可能な解像度に変更して表示する。ここでは、一画像当たり3200×2400画素に対応する解像度で、表示部52の拡大表示領域L2’に表示する。例えば、拡大対象領域L2の画像サイズが表示部52上で150×100画素分であれば、拡大表示領域L2’のサイズはこの4倍の解像度に拡大され、表示部52上で600×400画素分の大きさで表示される。
【0049】
この構成によって、本発明の実施の形態に係る拡大観察装置は、撮像部10で撮像された観察画像の全体画像(L1)を表示部52の一画面で表示することが可能であり、かつこの画像の一部(L2)を拡大したときでも、高画質な画像(L2’)を表示できる。
【0050】
ここでは、枠Wによって拡大する画像の一部(L2)を設定し、全画像領域(L1)上に部分的に拡大した画像(L2’)を表示する例を示したが、図4に示すように、画像の一部を拡大した拡大画像(L2”)を、表示部52の画面全体に表示してもよい。この場合、上記と同様に全画面表示したい領域を枠W等によって設定してもよいし、あるいは表示部に表示された画像(L1)から一点をマウス55a等で指定し、その点を中心に、表示部52に表示し得る範囲の画像を自動的に設定して、拡大表示する構成としてもよい。
【0051】
以上説明した本発明の実施の形態に係る拡大観察装置では、光路シフト部を用いて画素ずらしを行う拡大観察装置の例を示したが、本発明は表示部52で表示可能な第二の解像度よりも高い解像度を有する受光素子(例えば3200×2400画素での撮像が可能なCCD)を備えた拡大観察装置にも適用できる。ただ、このような高解像度の受光素子はコストが高く、また1画素当たりの受光感度が低いことから、光路シフト部を用いて画素ずらしを行う拡大観察装置を用いることが好ましい。これによって低コストで受光感度が高く、表示部に表示された画像の一部を拡大したときでも高画質な画像を表示できる拡大観察装置が実現できる。
【0052】
また、以上の実施の形態においては、試料固定部に固定された試料Sからの反射光を電気的に読み取る例を示したが、試料の背面から光を照射してその透過光を電気的に読み取るように構成してもよい。
【0053】
【発明の効果】
以上説明した通り、本発明の拡大観察装置、拡大画像観察方法、拡大観察装置操作プログラムおよびコンピュータで読み取り可能な記録媒体は、表示部に画像全体等の広域画像を表示可能であると共に、表示部に表示された観察画像の一部を拡大したときでも高画質な画像を表示できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る拡大観察装置を示す概要図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る拡大観察装置を示すブロック図である。
【図3】表示部において拡大対象領域を拡大表示領域で拡大表示する表示例を示すイメージ図である。
【図4】表示部において拡大対象領域を全画面表示で拡大表示する表示例を示すイメージ図である。
【符号の説明】
10 ・・・ 撮像部
10a・・・ カメラ
11 ・・・ 光学系
12 ・・・ CCD
13 ・・・ CCD制御回路
14 ・・・ 光路シフト部
20 ・・・ ステージ昇降器
21 ・・・ ステッピングモータ
22 ・・・ モータ制御回路
30 ・・・ ステージ
41 ・・・ スタンド台
42 ・・・ 支柱
43 ・・・ カメラ取り付け部
50 ・・・ 情報処理装置
51 ・・・ 制御部
52 ・・・ 表示部
52A・・・ 観察画像表示部
52a・・・ 観察画像
53 ・・・ メモリ
54 ・・・ インターフェイス
55 ・・・ 入力部
55a・・・ マウス
60 ・・・ 照明部
60A・・・ 落射照明
60B・・・ 透過照明
61 ・・・ 光ファイバー
62 ・・・ コネクタ
S ・・・ 試料
L1 ・・・ 画像領域
L2 ・・・ 拡大対象領域
L2’・・・ 拡大表示領域
L2”・・・ 全画面表示
W ・・・ 枠

Claims (8)

  1. 観察画像を撮像するための撮像手段と、
    前記撮像手段で取得された信号に基づいて観察画像を表示するための表示手段と、
    前記撮像手段によって第一の解像度で撮像された観察画像の画像データを記憶するための画像データ記憶手段と、
    前記画像データ記憶手段に記憶された観察画像を、前記第一の解像度よりも低い解像度であって、前記表示手段で表示可能な第二の解像度に変換する制御手段と、
    を備えており、
    観察画像の少なくとも一部を、前記表示手段において拡大して表示する際に、前記画像データ記憶手段に記憶された第一の解像度の画像データに基づいて、前記第二の解像度から第一の解像度までの間で、前記表示手段において表示可能な解像度に変更して表示可能に構成してなる拡大観察装置。
  2. 観察画像を撮像するための撮像手段と、
    前記撮像手段で取得された信号に基づいて観察画像を表示するための表示手段と、
    前記撮像手段によって第一の解像度で撮像された観察画像の画像データを記憶するための画像データ記憶手段と、
    前記画像データ記憶手段に記憶された観察画像を、前記第一の解像度よりも低い解像度であって、前記表示手段で表示可能な第二の解像度に変換する制御手段と、
    前記表示手段によって表示された観察画像において少なくとも一部の領域を指定するための領域指定手段とを備えており、
    前記領域指定手段によって指定された領域に含まれる観察画像を、前記画像データ記憶手段に記憶された第一の解像度の画像データに基づいて、前記第二の解像度よりも高くかつ前記表示手段において表示可能な第三の解像度に変更して表示可能に構成してなる拡大観察装置。
  3. 請求項1または2記載の拡大観察装置であって、
    観察画像の少なくとも一部を、前記表示手段において拡大して表示する際に、前記表示手段において表示可能な最大の解像度が前記第一の解像度よりも高い場合は、前記画像データ記憶手段に記憶された第一の解像度の画像データを電気的に拡大して表示可能に構成してなることを特徴とする拡大観察装置。
  4. 請求項1から3のいずれか2記載の拡大観察装置であって、更に
    前記撮像手段に備えられた撮像素子に対する入射光の位置を、少なくとも一の方向に、その方向における撮像素子の間隔よりも小さく光学的に変位させる画素ずらし手段を備えることを特徴とする拡大観察装置。
  5. 観察画像を撮像する撮像手段と、前記撮像手段で取得された信号に基づいて観察画像を表示する表示手段とを備えた拡大観察装置を用いる拡大画像観察方法であって、
    前記撮像手段によって第一の解像度で撮像された観察画像の画像データを記憶するステップと、
    記憶された観察画像を、前記第一の解像度よりも低い解像度であって、前記表示手段で表示可能な第二の解像度に変換するステップと、
    観察画像の少なくとも一部を、前記表示手段において拡大して表示するために、記憶された第一の解像度の画像データに基づいて、前記第二の解像度から第一の解像度までの間で、前記表示手段において表示可能な解像度に変更して表示するステップと、
    を備える拡大画像観察方法。
  6. 観察画像を撮像する撮像手段と、前記撮像手段で取得された信号に基づいて観察画像を表示する表示手段とを備えた拡大観察装置を用いる拡大画像観察方法であって、
    前記撮像手段によって第一の解像度で撮像された観察画像の画像データを記憶するステップと、
    記憶された観察画像を、前記第一の解像度よりも低い解像度であって、前記表示手段で表示可能な第二の解像度に変換するステップと、
    前記表示手段にて第二の解像度で表示された観察画像において、少なくとも一部の領域を指定するステップと、
    指定された領域に含まれる観察画像を、記憶された第一の解像度の画像データに基づいて、前記第二の解像度よりも高くかつ前記表示手段において表示可能な第三の解像度に変更して表示するステップと、
    を備える拡大画像観察方法。
  7. 観察画像を撮像する撮像手段と、前記撮像手段で取得された信号に基づいて観察画像を表示する表示手段とを備えた拡大観察装置を操作するための拡大観察装置操作プログラムであって、コンピュータを
    観察画像を撮像するための撮像手段と、
    前記撮像手段で取得された信号に基づいて観察画像を表示するための表示手段と、
    前記撮像手段によって第一の解像度で撮像された観察画像の画像データを記憶するための画像データ記憶手段と、
    前記画像データ記憶手段に記憶された観察画像を、前記第一の解像度よりも低い解像度であって、前記表示手段で表示可能な第二の解像度に変換する制御手段と、
    前記表示手段によって表示された観察画像において少なくとも一部の領域を指定するための領域指定手段と
    して機能させ、
    前記領域指定手段によって指定された領域に含まれる観察画像を、前記画像データ記憶手段に記憶された第一の解像度の画像データに基づいて、前記第二の解像度よりも高くかつ前記表示手段において表示可能な第三の解像度に変更して表示可能にしてなる拡大観察装置操作プログラム。
  8. 請求項7に記載される拡大観察装置操作プログラムを格納したコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
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