JP2004175509A - 物品所在管理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】物品と物品に添付された無線IDタグの情報との関連付けを容易に行うことができるインタフェースを提供する。
【解決手段】携帯端末装置1は、ズームレンズ付きカメラ104と、登録対象の物品に添付された無線IDタグに電波を送信して給電し、無線IDタグから識別情報を読み取るRFID送受信制御部102と、カメラ104によって撮影された登録対象の物品の画像とRFID送受信制御部102によって読み取られた無線IDタグの識別情報とを対応付けて記録領域109に登録する制御部115とを有する。制御部115は、無線IDタグの識別情報を読み取ることが可能なIDタグ読取可能領域の大きさをカメラ104の焦点距離に応じて調整する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、登録対象の物品とこの物品に添付された無線IDタグの識別情報との関連付けを行う物品所在管理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
市場に流通している製造物を分類する手段として、さまざまな分野でバーコードが広く普及している。バーコードは、その表示内容が規格化されていることもあり、製造国や製造業者、製品名を判別するのに大変有用であり、現在の流通システムには欠かせないものとなっている。しかし、現状のバーコードでは製品の分類までは可能でも、製品の1つ1つを識別することができないという問題がある。また、バーコードは、バーコードとバーコードリーダとの間に障害物があると読めないという物理的な問題がある。
【0003】
このような問題を回避すべく、RFID(Radio Frequency Identification)タグに代表される無線通信機能を有する無線IDタグを用いたシステムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。無線IDタグは、タグとリーダの間の通信媒体として電磁波を用いるため、IDタグとタグリーダとの間に障害物があっても通信が可能であることや、バーコードと比べて表面積が小さくて済むといったメリットがある。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−37417号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、無線IDタグを用いたシステムは、在庫管理や物流などの業務用途では多数検討がなされているが、コンシューマ向けの用途はほとんど検討されておらず、日常生活の中で無線IDタグと物品の関連付けを簡易に行って情報を利用する方法やインタフェースなどはまったく検討されていないという問題点があった。
【0006】
本発明の目的は、物品とこの物品に添付された無線IDタグの情報との関連付けを容易に行うことができるインタフェースを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の物品所在管理装置は、登録対象の物品を撮影するカメラと、前記登録対象の物品に添付された無線IDタグに電波を送信して給電し、この無線IDタグから識別情報を読み取る読取手段と、情報記憶のための記憶手段と、前記カメラによって撮影された登録対象の物品の画像と前記読取手段によって読み取られた無線IDタグの識別情報とを対応付けて前記記憶手段に登録する制御手段とを有するものである。本発明の物品所在管理装置は、カメラで物品を撮影するという行為により、無線IDタグと物品との関連付けを簡便なインタフェースで提供する。
また、本発明の物品所在管理装置の1構成例は、前記無線IDタグの識別情報を読み取ることが可能なIDタグ読取可能領域の大きさを前記カメラの焦点距離に応じて調整する調整手段を有するものである。このように、IDタグ読取可能領域の大きさをカメラの焦点距離に応じて調整することにより、撮影中の物品の無線IDタグを選択して識別情報を登録することができるようにしている。
また、本発明の物品所在管理装置の1構成例において、前記調整手段は、前記無線IDタグに電波を送信する前記読取手段のアンテナの指向性を前記焦点距離に応じて調整することにより、前記IDタグ読取可能領域の大きさを調整するものである。
また、本発明の物品所在管理装置の1構成例において、前記調整手段は、前記読取手段の送信電力を前記焦点距離に応じて調整することにより、前記IDタグ読取可能領域の大きさを調整するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。本実施の形態では、物品所在管理装置の1例として、無線IDタグリーダ機能を有するカメラ付き携帯端末装置1を例に挙げて説明する。図1に携帯端末装置1の構成を示す。
【0009】
指向性RFアンテナ101は、RFIDタグ(図示せず)への給電や、RFIDタグとの間でコマンドおよびデータの送受信を行う機能を有する。RFアンテナ101に指向性を持たせる方法は複数存在するが、ここでは指向性を持たせる方法については規定しない。RFIDタグへの給電は、指向性RFアンテナ101から送出された電波をRFIDタグが受信して電力に変換することで行われる。駆動用の電力を得たRFIDタグは、動作を開始し、自己の識別情報(以下、IDとする)を含む応答電波、すなわちレスポンスを返信する。
【0010】
RFID送受信制御部102は、後述する制御部115から入力されるデータを指向性RFアンテナ101を介してRFIDタグに送信したり、RFIDタグから指向性RFアンテナ101を介して受信したデータを制御部115で扱えるデータ形式に変換して制御部115に渡したりする機能を有する。RFアンテナ指向性制御部103は、制御部115からの制御命令を入力として、指向性RFアンテナ101の指向性を制御する。
【0011】
ズームレンズ付きカメラ104は、携帯端末装置1のカメラ機能を拡張したものであり、広角撮影から望遠撮影までを可能にするものである。ズームレンズ付きカメラ104は、指向性RFアンテナ101が送受信可能な範囲を撮影できる性能が必要である。カメラ制御部105は、標準的なカメラの機能であるピント合わせ、シャッターボタン押下時のバッファからのデータ引取りの機能と、ズームレンズの焦点距離を制御部115に通知する機能とを有する。
【0012】
アンテナ106は、携帯端末装置1が持つ無線機能により外部と通信を行う際に利用される。無線通信制御部107は、携帯端末装置1が外部と通信を行う際に制御部115から受信したデータを無線媒体固有のデータ形式に加工してアンテナ106から送信する機能と、アンテナ106から受信したデータを制御部115で扱えるデータ形式に変換して受け渡す機能とを有する。無線通信の規格として、例えばPDC(Personal Digital Cellular )、GSM(Groupe Speciale Mobile)、W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)、IEEE802.11a/b、ブルートゥース(Bluetooth )などがあるが、ここでは規定しない。
【0013】
メモリ108は、制御部115が一時的にデータを保存することができる記憶領域である。記録領域109は、RFIDタグのIDと物品の画像とを関連付けて保存したり、制御部115のプログラムを保存したりすることができる領域である。データ記録制御部110は、制御部115から受信したデータの関連付けを行って記録領域109に保存するよう命令を発行したり、制御部115からのデータ読み出し要求に対して記録領域109から該当データを読み出して渡す処理を行う。
【0014】
操作キー111は、利用者の操作意図を携帯端末装置1に伝える入力装置で、テンキー、ズーム調整スイッチ、シャッターボタンなどからなる。入力信号制御部112は、操作キー111からの入力信号に沿った命令を生成して制御部115に伝える機能を有する。LCD(Liquid Crystal Display)113は、ズームレンズ付きカメラ104からの入力画像および指向性RFアンテナ101が受信したRFIDタグのIDなどを表示する表示装置である。LCD表示制御部114は、LCD113に表示すべき内容を制御部115から受け取って、例えばRGB形式等のLCD113で表示可能なデータ形式に変換する機能を有する。
【0015】
制御部115は、RFID送受信制御部102、カメラ制御部105、無線通信制御部107および入力信号制御部112からのデータおよび命令の入力信号を基に、RFID送受信制御部102、RFアンテナ指向性制御部103、カメラ制御部105、無線通信制御部107、メモリ108、データ記録制御部110およびLCD表示制御部114に対して適切なデータおよび命令の出力信号を送る機能を有する。
【0016】
次に、登録対象の物品とこの物品に添付されたRFIDタグのIDとの関連付け作業の手順を図2を用いて説明する。最初に、登録の前処理として、利用者は、携帯端末装置1に登録したい物品にRFIDタグが貼付されているか否かを確認する(図2ステップS201,S202)。物品の製造または梱包の段階でRFIDタグが貼付または印刷されていることが確認できれば、ステップS204に進む。一方、RFIDタグの存在を確認できない場合、利用者は、登録対象の物品にRFIDタグを貼付する(ステップS203)。
【0017】
次に、利用者は、操作キー111を操作して、携帯端末装置1の動作モードをID登録モードに変更する(ステップS204)。ID登録モードになると、制御部115は、RFID送受信制御部102に命令して、指向性RFアンテナ101からRFIDタグに対して電波を送信させ、RFIDタグへの給電を開始する(ステップS205)。
【0018】
続いて、利用者は、操作キー111のズーム調整スイッチを操作して、登録対象の物品をLCD113に表示させる。すなわち、制御部115は、ズーム調整スイッチの操作に応じて、カメラ制御部105に命令して、ズームレンズ付きカメラ104の焦点距離を変化させる。カメラ制御部105は、ズームレンズ付きカメラ104によって撮影された入力画像のデータを制御部115に送り、制御部115は、この入力画像のデータをLCD表示制御部114に渡す。LCD表示制御部114は、入力画像のデータをLCD113で表示可能なデータ形式に変換してLCD113に表示させる(ステップS206)。
【0019】
このとき、利用者は、ズームレンズ付きカメラ104を登録対象の物品に向けて、ズーム機能を用いて登録対象の物品のみがLCD113に表示されるように調整する。制御部115は、RFIDタグのIDを読み取ることが可能なIDタグ読取可能領域の大きさをズームレンズ付きカメラ104の焦点距離に応じて調整することにより、登録対象の物品に添付されたRFIDタグのみに給電する。IDタグ読取可能領域の大きさを調整する方法については後述する。
【0020】
次に、制御部115は、RFIDタグからのレスポンスの有無を判定する(ステップS207)。RFID送受信制御部102は、RFIDタグから指向性RFアンテナ101を介してレスポンスを受信すると、このレスポンスのデータを制御部115に渡し、制御部115は、受信したデータに含まれるRFIDタグのIDをメモリ108に格納する。
【0021】
ステップS207においてRFIDタグからのレスポンスを受信した場合、制御部115は、ステップS208に進む。一方、RFIDタグからのレスポンスを受信できない場合、制御部115は、受信不可を示すメッセージをLCD113に表示させて、ステップS206に戻る。ステップS206において受信不可のメッセージを見た利用者は、ズームレンズ付きカメラ104を向ける方向とズームレンズ付きカメラ104の焦点距離とを調整して、登録対象の物品のみがLCD113に表示されるように再調整する。
【0022】
RFIDタグからのレスポンスを受信した場合、制御部115は、メモリ108に格納したRFIDタグのIDが登録済のIDか否かをデータ記録制御部110に問い合わせる(ステップS208)。この問い合わせに応じて、データ記録制御部110は、記録領域109を参照して、メモリ108に格納されたIDが記録領域109に登録されているかどうかを確認し、確認結果を制御部115に通知する。データ記録制御部110に問い合わせた結果、既に登録されているIDであることが判明した場合、制御部115は、ステップS209に進む。一方、未登録のIDであると判明した場合は、ステップS210に進む。
【0023】
メモリ108に格納したIDが登録済みのIDと判定された場合、制御部115は、このIDに対応する物品名をデータ記録制御部110に問い合わせる。この問い合わせに応じて、データ記録制御部110は、記録領域109を参照し、メモリ108に格納されたIDに対応する物品名を記録領域109から取得して、取得した物品名を制御部115に渡す。制御部115は、メモリ108に格納したIDとデータ記録制御部110から渡された物品名とを対応付けてメモリ108に格納する(ステップS209)。このような対応付けを行うのは、後述の処理でRFIDタグのIDを表示する際に、未登録のIDと区別を付けて表示できるようにするためである。
【0024】
次に、制御部115は、ステップS206で説明したように、カメラ104によって撮影された入力画像をLCD113に表示させているが、この入力画像のデータと共に、メモリ108に格納したIDをLCD表示制御部114に渡す。LCD表示制御部114は、入力画像とIDとをLCD113に表示させる(ステップS210)。こうして、現在撮影中の画像と受信したRFIDタグのIDとがLCD113に表示される。
【0025】
なお、メモリ108に格納したIDが登録済のIDの場合、制御部115は、このIDと共にメモリ108に格納した物品名をIDの代わりにLCD表示制御部114に渡す。これにより、現在撮影中の画像と物品名とがLCD113に表示される。
【0026】
続いて、制御部115は、RFIDタグからのレスポンスが1つか複数かを判定する(ステップS211)。制御部115は、RFIDタグからのレスポンスが1つであれば、物品の登録に支障がないので、ステップS212に進む。一方、RFIDタグからのレスポンスが複数であれば、登録対象の物品のRFIDタグのみならず、その他のRFIDタグにも給電していることになり、登録対象のRFIDタグのみに焦点を合わすことができていないことになるので、制御部115は、登録不可を示すメッセージをLCD113に表示させて、ステップS206に戻る。ステップS206において登録不可のメッセージを見た利用者は、ズームレンズ付きカメラ104を向ける方向とズームレンズ付きカメラ104の焦点距離とを調整して、登録対象の物品のみがLCD113に表示されるように再調整する。
【0027】
RFIDタグからのレスポンスが1つであれば、物品の登録が可能となる。利用者は、登録したい物品の画像とRFIDタグのIDとがLCD113に表示され、制御部115から登録不可の通知がない場合、操作キー111のシャッターボタンを押下する。シャッターボタンが押下されると、制御部115は、表示中の画像データとIDとをメモリ108にバッファリングする(ステップS212)。シャッターボタンの押下後、利用者は、操作キー111を操作して、文字情報、例えば登録対象の物品名を入力する(ステップS213)。文字入力が不要であれば、ステップS213の処理は省略してもよい。
【0028】
最後に、制御部115は、ステップS212で取得した画像データおよびRFIDタグのIDとステップS213で入力された文字情報(物品名)とをデータ記録制御部110に渡す。データ記録制御部110は、制御部115から渡された画像データとRFIDタグのIDと文字情報とを対応付けて記録領域109に保存する(ステップS214)。以上で、登録対象の物品とこの物品に貼付されているRFIDタグとの関連付けが終了する。
【0029】
次に、IDタグ読取可能領域の大きさを調整する方法について説明する。前述のステップS206では、携帯端末装置1の指向性RFアンテナ101の指向性と送信電力とを利用者が操作するズーム機能と連動させることで、LCD113に表示されている登録対象の物品に添付されたRFIDタグのみに給電する仕組みを実現している。この登録対象の物品のRFIDタグのみに給電する仕組みについて詳細に説明する。
【0030】
利用者から比較的遠くにある物品を撮影する場合、ズームレンズ付きカメラ104は望遠側で使用される。IDを登録する物品が遠くにある場合、指向性RFアンテナ101は、遠くのRFIDに対して給電しなければならず、送信電力を強くする必要がある。また、図3に示すように指向性RFアンテナ101から遠く離れる程、電波の照射領域、すなわちIDタグ読取可能領域120が広くなるので、複数のRFIDタグの中から撮影中の物品のRFIDタグのみに給電するためには、指向性RFアンテナ101の指向性を狭くする必要がある。
【0031】
つまり、制御部115は、ズームレンズ付きカメラ104の焦点距離が長い場合、焦点距離に応じた分だけ送信電力を強くするようにRFID送受信制御部102に命令すると共に、焦点距離に応じた分だけ指向性RFアンテナ101の指向性を狭くするようにRFアンテナ指向性制御部103に命令する。
【0032】
一方、利用者の近くにある物品を撮影する場合、ズームレンズ付きカメラ104は広角側で使用される。IDを登録する物品が近くにある場合、指向性RFアンテナ101は、近くのRFIDタグのみに給電すればよく、送信電力は弱くてよい。送信電力を強くすると、遠くにある他のRFIDタグのレスポンスも受信してしまう可能性がある。また、望遠側とは逆に指向性RFアンテナ101に近くなる程、電波の照射領域が狭くなるので、指向性RFアンテナ101の指向性を広くしておく必要がある。
【0033】
つまり、制御部115は、ズームレンズ付きカメラ104の焦点距離が短い場合、焦点距離に応じた分だけ送信電力を弱くするようにRFID送受信制御部102に命令すると共に、焦点距離に応じた分だけ指向性RFアンテナ101の指向性を広くするようにRFアンテナ指向性制御部103に命令する。表1に、撮影距離と指向性RFアンテナ101の指向性および送信電力との関係について示す。
【0034】
【表1】
[表1]
撮影距離と指向性RFアンテナの特性との関係
Figure 2004175509
【0035】
こうして、他のRFIDタグのIDを受信することなく、撮影中のRFIDタグのレスポンスのみを受信することができる。以上のように、本実施の形態では、無線IDタグリーダ機能を有するカメラ付き携帯端末装置1を用いることにより、カメラで物品を撮影するのと同等の動作で物品と無線IDタグとの関連付けを容易に行うことが可能となる。また、携帯端末装置1を用いてRFIDタグが貼り付けられた物品を探索する場合、登録された物品の画像をLCD113に順に表示していくことで探索したい物品を検索することが可能になる。
【0036】
【発明の効果】
本発明によれば、登録対象の物品を撮影するカメラと、登録対象の物品に添付された無線IDタグに電波を送信して給電し、この無線IDタグから識別情報を読み取る読取手段と、情報記憶のための記憶手段と、カメラによって撮影された登録対象の物品の画像と読取手段によって読み取られた無線IDタグの識別情報とを対応付けて記憶手段に登録する制御手段とを設けることにより、登録対象の物品とこの物品に添付された無線IDタグの識別情報との関連付けをカメラで登録対象の物品を撮影するという行為で実現しているので、登録対象の物品の画像と無線IDタグの識別情報とを1つの操作で関連付けることができ、登録対象の物品と無線IDタグの識別情報との関連付けを容易に行うことができる。また、物品の画像を無線IDタグの識別情報と共に保存しているため、物品所在管理装置を用いて無線IDタグが貼り付けられた物品を探索する場合、例えば携帯電話機の電話帳機能で相手先の電話番号を検索するのと同様に、物品の画像を順に表示していくことで探索したい物品を検索して、物品所在管理装置の画面上に表示することが可能になる。
【0037】
また、無線IDタグの識別情報を読み取ることが可能なIDタグ読取可能領域の大きさをカメラの焦点距離に応じて調整する調整手段を設けることにより、カメラの撮影領域とIDタグ読取可能領域とを同期させ、登録対象の物品の無線IDタグのみに給電するようにしたので、利用者はカメラレンズの向きとアンテナの向きを別々に合わせる必要が無く、利用者に特別な操作を強いることなく無線IDタグを選択することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態となる携帯端末装置の構成を示すブロック図である。
【図2】登録対象の物品とこの物品に添付されたRFIDタグのIDとの関連付け作業の手順を示すフローチャートである。
【図3】撮影距離とRFIDタグを読み取り可能な領域との関係を示す図である。
【符号の説明】
1…携帯端末装置、101…指向性RFアンテナ、102…RFID送受信制御部、103…RFアンテナ指向性制御部、104…ズームレンズ付きカメラ、105…カメラ制御部、106…アンテナ、107…無線通信制御部、108…メモリ、109…記録領域、110…データ記録制御部、111…操作キー、112…入力信号制御部、113…LCD、114…LCD表示制御部、115…制御部。

Claims (4)

  1. 登録対象の物品を撮影するカメラと、
    前記登録対象の物品に添付された無線IDタグに電波を送信して給電し、この無線IDタグから識別情報を読み取る読取手段と、
    情報記憶のための記憶手段と、
    前記カメラによって撮影された登録対象の物品の画像と前記読取手段によって読み取られた無線IDタグの識別情報とを対応付けて前記記憶手段に登録する制御手段とを有することを特徴とする物品所在管理装置。
  2. 請求項1記載の物品所在管理装置において、
    前記無線IDタグの識別情報を読み取ることが可能なIDタグ読取可能領域の大きさを前記カメラの焦点距離に応じて調整する調整手段を有することを特徴とする物品所在管理装置。
  3. 請求項2記載の物品所在管理装置において、
    前記調整手段は、前記無線IDタグに電波を送信する前記読取手段のアンテナの指向性を前記焦点距離に応じて調整することにより、前記IDタグ読取可能領域の大きさを調整することを特徴とする物品所在管理装置。
  4. 請求項2記載の物品所在管理装置において、
    前記調整手段は、前記読取手段の送信電力を前記焦点距離に応じて調整することにより、前記IDタグ読取可能領域の大きさを調整することを特徴とする物品所在管理装置。
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