JP2004174638A - 蝶ネジ回転冶具 - Google Patents

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JP2004174638A JP2002342472A JP2002342472A JP2004174638A JP 2004174638 A JP2004174638 A JP 2004174638A JP 2002342472 A JP2002342472 A JP 2002342472A JP 2002342472 A JP2002342472 A JP 2002342472A JP 2004174638 A JP2004174638 A JP 2004174638A
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Kinichi Honjo
勤一 本庄
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MINATO SEIKI KOGYO KK
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MINATO SEIKI KOGYO KK
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Abstract

【目的】長尺ボルト2に螺合された蝶ネジ5を容易に回転させる。
【構成】蝶ネジ5を回転させる際には、本体14の孔12に長尺ボルト2を挿入するとともに、本体14の一端に形成された係止部16を蝶ネジ5の外面に係止させる。そして、本体14の他端に形成された入力部18にハンドル付レンチ等のような一般工具28を接続して本体14を回転させる。すると、本体14とともに係止部16が回転され、係止部16から蝶ネジ5に回転力が伝達される。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、長尺ボルトに螺合された蝶ネジを容易に回転させることのできる、蝶ネジ回転冶具に関する。
【0002】
【従来の技術】
鉄骨構造物の建設現場では、柱と梁とがボルトで接合されており、この接合作業においては、「作業者の転落事故防止」や「作業効率向上」等の観点から、簡便な作業台が梁に吊下げられて用いられている(特許文献1参照)。そして、作業台を梁に吊下げるための吊下冶具としては、特許文献1に記載されたものの他に、図5に示すようなネジ式の吊下冶具1が周知である。
【0003】
この吊下冶具1(図5)は、長尺ボルト2と、長尺ボルト2の一端に取り付けられた第1係止部材3と、長尺ボルト2の外面に軸方向へ摺動自在に取り付けられた第2係止部材4と、長尺ボルト2に螺合された蝶ネジ5とによって構成されている。なお、長尺ボルト2を用いているのは、サイズの異なる複数種類の梁6に対して適用できるようにするためである。
【0004】
そして、吊下冶具1を用いて梁6に作業台7を吊下げる際には、まず、地面に置かれた梁(H型鋼)の上辺6aに第1係止部材3および第2係止部材4が係止され、続いて、長尺ボルト2に対して蝶ネジ5が作業者の手でねじ込まれる。そして、第1係止部材3に設けられた孔3aに取付部材8を介して作業台7が取り付けられる。その後、クレーン等によって梁6が所定位置まで持ち上げられ、その位置において蝶ネジ5がさらにねじ込まれる。
【0005】
【特許文献1】
特開平5−332026号(図1)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ネジ式の吊下冶具1(図5)は、蝶ネジ5によって第2係止部材4の後退を抑止できるので、他の種類の吊下冶具よりも安全性の面で優れている。しかし、吊下冶具1の着脱の際には、蝶ネジ5を作業者の手で回転させていたので、その作業が極めて面倒であるという問題があった。
【0007】
それゆえに、この発明の主たる目的は、長尺ボルトに螺合された蝶ネジを容易に回転させることのできる、蝶ネジ回転冶具を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載した発明は、「長尺ボルト2に螺合された蝶ネジ5を回転させるための蝶ネジ回転冶具10であって、長尺ボルト2が抜き挿し自在に挿入される孔12を有する棒状の本体14、本体14の一端に形成され、蝶ネジ5の外面に係止される係止部16、本体14の他端に形成され、外部から回転力が付与される入力部18を備える、蝶ネジ回転冶具10」である。
【0009】
この発明において、蝶ネジ5を回転させる際には、本体14の孔12に長尺ボルト2を挿入するとともに、本体14の一端に形成された係止部16を蝶ネジ5の外面に係止させる。そして、本体14の他端に形成された入力部18にハンドル付レンチ等のような一般工具28を接続して本体14を回転させる。すると、本体14とともに係止部16が回転され、係止部16から蝶ネジ5に回転力が伝達される。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1および図2を参照して、この発明が適用された蝶ネジ回転冶具10は、図5に示すような吊下冶具1を梁6に対して着脱する際に、長尺ボルト2に螺合された蝶ネジ5を回転させるためのものである。なお、この吊下冶具1については、「従来の技術」の欄において既に説明したので、ここでの説明は省略する。
【0011】
蝶ネジ回転冶具10(図1,図2)は、長尺ボルト2が抜き挿し自在に挿入される孔12を有する棒状の本体14を含み、本体14の軸方向一方端部(一端)には、蝶ネジ5の外面に係止される係止部16が形成され、本体14の軸方向他方端部(他端)には、外部から回転力が付与される入力部18が形成される。
【0012】
本体14は、金属または合成樹脂等からなる管状体であり、本体14の内径は、長尺ボルト2の外径よりもやや大きく設定され、本体14の長さは、長尺ボルト2の長さとほぼ同じかそれよりも長めに設定される。これは、蝶ネジ5が長尺ボルト2のどの位置にあったとしても、これを確実に回転させるためである。
【0013】
係止部16は、図1に示すように、本体14の一端から拡径して形成された短管状の本体部20を含み、本体部20には、その側壁を先端から略U字状に切り欠くことによって4つの係止溝22a,22b,22cおよび22dが形成される。各係止溝22a〜22dは、互いに対向する2つが一対となって蝶ネジ5に回転力を伝達するものであり、使用時には、係止溝22aおよび22bの各内周部、または、係止溝22cおよび22dの各内周部が蝶ネジ5における羽根5aの外面に係止される。
【0014】
この実施例においては、係止溝22aおよび22bが一対となり、また、係止溝22cおよび22dが一対となるが、係止溝22aおよび22bが十分な深さを有して形成されるのに対し、係止溝22cおよび22dは浅めに形成される。したがって、係止溝22aおよび22bを用いて蝶ネジ5を回転させる際には、係止部16と蝶ネジ5との係止状態を速やかに解除することができる。
【0015】
なお、係止溝の数は適宜変更されてもよく、係止溝の深さは全ての係止溝において均一にされてもよい。また、係止溝の形状は、略U字状に限定されるものではなく、たとえば略四角形や略三角形等であってもよい。
【0016】
入力部18は、本体14の他端から拡径して形成された短管状の拡径部24を含み、拡径部24の内面には、円盤状の回転力伝達部材26が固着され、回転力伝達部材26の端面には、嵌合穴26aが形成される。嵌合穴26aの形状は、電動ドリル,インパクトレンチまたはハンドル付レンチ等のような一般工具28(図3)に設けられた嵌合突部28aの形状に応じて定められ、たとえば、嵌合突部28aが略四角形であれば、嵌合穴26aも略四角形に形成される。
【0017】
蝶ネジ回転冶具10を用いて蝶ネジ5を回転させる際には、図3に示すように、本体14の孔12に長尺ボルト2を挿入するとともに、本体14の一端に形成された係止部16を蝶ネジ5(羽根5a)の外面に係止させる。そして、本体14の他端に形成された入力部18の嵌合穴26aに一般工具(この実施例ではハンドル付レンチ)28の嵌合突部28aを嵌合し、本体14を回転させる。すると、本体14とともに係止部16が回転され、係止部16から蝶ネジ5に回転力が伝達される。
【0018】
ここで、蝶ネジ5をねじ込む際には、浅めに形成された係止溝22cおよび22dを蝶ネジ5に係止させることが望ましく、蝶ネジ5を緩める際には、深めに形成された係止溝22aおよび22bを蝶ネジ5に係止させることが望ましい。これは、蝶ネジ5をねじ込む際には、蝶ネジ5に対して過大な回転力が作用するのを防止する必要があるのに対し、蝶ネジ5を緩める際には、蝶ネジ5に対して過大な回転力が作用する心配はないため、蝶ネジ5に対して係止部16を確実に係止させることだけを考慮すればよいからである。
【0019】
この実施例によれば、長尺ボルト2に螺合された蝶ネジ5に対して一般工具28の回転力を容易に伝達することができ、蝶ネジ5を連続的に回転させることができる。
【0020】
なお、上述の実施例では、係止部16に係止溝22a〜22dを形成し、これらの内周部を蝶ネジ5の外面に係止させるようにしているが、たとえば図4に示すように、係止部16に複数の係止ピン30を形成し、これらの側面を蝶ネジ5の外面に係止させるようにしてもよい。
【0021】
また、上述の実施例では、回転力伝達部材26に嵌合穴26aを形成し、この嵌合穴26aに一般工具28の嵌合突部28a(図3)を嵌合するようにしているが、たとえば図4に示すように、回転力伝達部材26に嵌合突部26bを形成し、この嵌合突部26bに一般工具の嵌合穴(図示せず)を嵌合するようにしてもよい。
【0022】
【発明の効果】
この発明において、本体の孔に長尺ボルトを挿入した状態で係止部を蝶ネジの外面に係止し、入力部に回転力を付与すると、本体が回転されるとともに係止部が回転され、係止部から蝶ネジに回転力が伝達される。したがって、長尺ボルトに螺合された蝶ネジを容易に回転させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用された蝶ネジ回転冶具を示す斜視図である。
【図2】この発明が適用された蝶ネジ回転冶具を示す断面図である。
【図3】蝶ネジ回転冶具の使用状態を示す図である。
【図4】この発明が適用された他の蝶ネジ回転軸を示す斜視図である。
【図5】一般的な吊下冶具および作業台を示す図である。
【符号の説明】
1… 吊下冶具
2… 長尺ボルト
5… 蝶ネジ
6… 梁
7… 作業台
10… 蝶ネジ回転冶具
12… 孔
14… 本体
16… 係止部
18… 入力部
22a,22b,22c,22d… 係止溝
26… 回転力伝達部材
28… 一般工具

Claims (1)

  1. 長尺ボルトに螺合された蝶ネジを回転させるための蝶ネジ回転冶具であって、
    前記長尺ボルトが抜き挿し自在に挿入される孔を有する棒状の本体、
    前記本体の一端に形成され、前記蝶ネジの外面に係止される係止部、
    前記本体の他端に形成され、外部から回転力が付与される入力部を備える、蝶ネジ回転冶具。
JP2002342472A 2002-11-26 2002-11-26 蝶ネジ回転冶具 Pending JP2004174638A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105058286A (zh) * 2015-08-30 2015-11-18 青岛科技大学 一种可调式开放钳口蝶形螺母扳手

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