JP2004172788A - 映像閲覧システムおよび方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】オンエア映像、編集映像および素材映像を映像記憶部106に記憶し、これら映像群の一連の対応関係から得られる相互の対応関係を対応情報記憶部108に記憶する。オンエア映像、編集映像および素材映像のうちいずれか1つの映像が指定されると、対応情報検索部107は相互対応関係を参照して指定された映像に対応する他の映像を特定し、指定された映像と特定された映像との対応関係が表示部102に可視化表示される。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は複数の映像群から任意の映像を検索して閲覧する技術に係り、特に映像制作に関する情報を閲覧するための映像閲覧システムおよび方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
まず、以下の説明において、現場で撮影された映像等に代表される基礎となる映像を「素材映像」、素材映像を編集して制作された映像を「編集映像」、編集映像をもとに最終的に放送された映像を「オンエア映像」と呼ぶことにする。
【0003】
一般に、映像の制作には編集作業が不可欠であり、現場で撮影された映像を全てそのまま使用することはまれである。また、放送局では、編集された映像を放送する際にも、時間の制限で途中カットしたり、テロップなどが割り込むこともある。このために、実際にオンエアされた映像と編集された映像とは必ずしも全て一致していない。このようなオンエア映像や編集映像を保存しておき、その中から必要な部分を選択して新たな映像を制作するには、これら材料となる映像群を管理し、目標の映像を検索して閲覧できることが必要である。
【0004】
このような映像閲覧システムの一例は、特開平11−266422号公報に開示されている。同公報に開示された放送番組管理装置は、完パケ(オンエア映像)と白素材(編集映像)との間の対応付けを予めメモリに格納しておく。具体的には、メモリに記憶されている完パケデータを1カット毎のショットに分割し、この完パケショットの映像と白素材中の映像区間との類似性をフレーム画像の相関値を用いて判定する。こうして、完パケショット毎の映像区間情報と、類似判定された白素材の映像区間情報とを対応付けることができる(段落番号0048〜58、図10、図11参照)。この完パケ/白素材関連データに基づいて、任意の完パケ映像区間に対応する白素材映像区間を相互に検索再生することが可能となる(段落番号0060,0061、図12参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−266422号公報(段落番号0048〜0058、0060、0061、図10〜12)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のシステムは、オンエア映像および編集映像に関連する素材映像へのアクセスが考慮されていない。素材映像は種々の目的に沿って利用されるものであるが、その後の映像制作の母体であり一次資料を提供する貴重な映像群でもある。
【0007】
たとえば、編集映像はその時々の問題意識や意図に沿って素材映像を部分的に利用して制作されるが、時が経てば問題意識も変化し、同じ素材映像の別の部分が重要なシーンとして認識されるかもしれない。ニュースを例に取ると、同日に放送するニュースの制作は、編集映像の使いまわしで済ますことができても、後日、特集番組などのより詳しいコンテンツを制作する際には、編集映像だけでは不十分であり、素材映像まで遡って必要な映像を探すことが多い。
【0008】
このように、使用済部分のみを集めてコンテンツを制作したり、逆に未放送部分を利用して新たなコンテンツを制作する場合など、素材映像の利用状況の把握が重要となる。上記従来のシステムでは、オンエア映像に対応した編集映像を再生するだけで、素材映像のどの箇所がどの映像に使われていたか把握できない。
【0009】
本発明の目的は、複数の映像群の利用状況を容易に把握できる映像閲覧システムおよび方法を提供することにある。
【0010】
本発明の他の目的は、オンエア映像および編集映像に関連する素材映像へ容易にアクセスすることにより制作効率を上げることのできる映像閲覧システムおよび方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明による映像閲覧システムは、第1の映像群、前記第1の映像群を用いて制作された第2の映像群および前記第2の映像群を用いて制作された第3の映像群のうちいずれか1つの映像群の映像を指定することにより、指定された映像と対応関係を持つ他の映像群の映像を特定し当該対応関係を表示することを特徴とする。
【0012】
本発明による映像閲覧システムは、ある映像群の少なくとも1つの映像を用いて次の映像群の映像が制作されるという一連の対応関係を有する複数の映像群を検索可能に格納する第1格納手段と、前記一連の対応関係から得られる相互の対応関係を検索可能に格納する第2格納手段と、前記複数の映像群のいずれか1つの映像群の映像が指定されると、前記第2格納手段を参照して前記指定された映像と対応関係を有する他の映像群の映像を特定し、前記指定された映像と前記特定された映像との対応関係を表示部に表示する制御手段と、を有することを特徴とする。
【0013】
本発明による映像閲覧方法は、a)ある映像群の少なくとも1つの映像を用いて次の映像群の映像が制作されるという一連の対応関係を有する複数の映像群を検索可能に格納し、b)前記一連の対応関係から生成された相互の対応関係を格納し、c)前記複数の映像群のいずれか1つの映像群の映像が指定されると、前記相互の対応関係を参照して前記指定された映像と対応関係を有する他の映像群の映像を特定し、d)前記指定された映像を表示画面の第1の領域に表示し、e)前記指定された映像と前記特定された映像との対応関係と前記特定された映像との対応関係を前記表示画面の第2の領域に表示する、ことを特徴とする。
【0014】
上述したように、本発明によれば、複数の映像群の利用状況を容易に把握することができる。たとえば、複数の映像群がオンエア映像、編集映像および素材映像からなる場合、素材映像が指定されると、その素材映像を利用した編集映像およびオンエア映像が特定され、その情報が表示される。編集映像が指定されると、その編集映像の制作に用いた素材映像が特定され、その情報が表示される。また、オンエア映像が指定されると、そのオンエア映像に含まれる編集映像が特定され、その情報とその制作に用いた素材映像の情報とが表示される。このようにオンエア映像、編集映像、素材映像という複数の映像群同士の対応関係を可視化することができ、素材映像を含めて映像の利用状況を容易に把握することが可能となる。
【0015】
また、編集映像およびオンエア映像が素材映像まで対応付けられるため、オンエア映像および編集映像に関連する素材映像へ容易にアクセスすることができ、映像の制作効率を上げることができる。
【0016】
複数の映像群の1つの映像群の映像が指定されたとき、指定された映像の映像区間を基準にして特定された映像の映像区間を対比表示することが望ましい。これによって、指定された映像の映像区間内で他の映像群のどの映像が対応しているかを容易に理解することができる。
【0017】
また、指定された映像と特定された映像との対応関係において特定された映像が指定されると、その特定された映像を検索し、指定された映像として表示することが望ましい。たとえば、オンエア映像、編集映像、素材映像などの複数の映像群同士の対応関係をマークなどで表示し、表示されたマークをポインタで指定することによりマークに対応する映像の映像区間へアクセスすることができる。これによって関連する映像へのアクセスが容易になり制作効率を上げることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
システム構成
図1は、本発明の第1実施形態による映像閲覧システムの構成を示すブロック図である。図1において、入力部101はキーボードやポインティングデバイスなどの入力デバイスからなり、閲覧映像の指定、データ入力あるいは種々の命令の入力を行うことができる。表示部102はモニタであり、後述する映像閲覧画面を表示し、入力部101と協働してグラフィカルなユーザインタフェースを提供する。本システムのプログラム制御プロセッサ103は、制御プログラム104を実行することにより映像閲覧に関する処理やシステム全体の動作を制御する。
【0019】
本実施形態による映像閲覧システムには、映像検索部105、映像記憶部106、対応情報検索部107および対応情報記憶部108が設けられている。映像検索部105および対応情報検索部107は、プログラム制御プロセッサ103の制御のもとで、後述する映像検索および対応情報検索をそれぞれ実行する。
【0020】
映像記憶部106には、オンエア映像群(OA)、編集映像群(ED)および素材映像群(RAW)が格納されている。素材映像群(RAW)は、現場で撮影された素材映像が、例えばディジタル画像データとして記憶されたものであり、それぞれの素材映像はユニークな識別子とともに管理される。タイトルや制作日時など映像関連情報を併せて保持することも可能である。
【0021】
編集映像群(ED)は、素材映像を厳選して編集された放送用の映像が、例えばディジタル画像データとして記憶されたものであり、それぞれの編集映像はユニークな識別子とともに管理される。タイトルや制作日時など映像関連情報を併せて保持することも可能である。
【0022】
オンエア映像群(OA)は、最終的に放送された映像が、例えばディジタル画像データとして記憶されたものであり、それぞれのオンエア映像はユニークな識別子とともに管理される。タイトルや制作日時など映像関連情報を併せて保持することも可能である。
【0023】
映像検索部105は、プログラム制御プロセッサ103から映像検索指令を受け取ると、指定された映像識別子に対応する映像データを映像記憶部106から検索する。読み出された映像データは、後述する映像データ関連情報と併せて表示部102に表示される。映像検索指令に映像の開始位置が含まれる場合には、読み出された映像を開始位置より再生することも、選択された映像を開始位置で頭だししておくこともできる。
【0024】
対応情報記憶部108には、オンエア映像対応情報(OA−REL)、編集映像対応情報(ED−REL)および素材映像対応情報(RAW−REL)が格納されている。これら対応情報については、後で詳細に説明する。
【0025】
対応情報検索部107は、対応情報検索指令を受け取ると、指定された映像に関する対応情報を対応情報記憶部108から検索する。読み出された対応情報は、後述するように、所定のフォームで表示部102に表示される。その際、対応する他の映像へのアクセスを可能にするポインタを併せて表示する。
【0026】
対応情報
図2(A)はオンエア映像対応情報のフォーマットの一例を示す図、(B)は編集映像対応情報のフォーマットの一例を示す図、(C)は素材映像対応情報のフォーマットの一例を示す図、(D)は汎用の対応情報フォーマットの一例を示す図である。
【0027】
図2(A)に示すように、オンエア映像対応情報は、オンエア映像と編集映像と素材映像との間の対応関係を記述した情報である。すなわち、あるオンエア映像のどの箇所がどの編集映像/素材映像のどの箇所から引用されたものなのかが記述されている。オンエア映像対応情報は6個のカラムから構成され、カラム番号1にはオンエア映像の識別子、カラム番号2にはオンエア映像区間の開始フレーム番号、カラム番号3には対応する映像の識別子、カラム番号4には対応する映像の種別(編集映像あるいは素材映像)、カラム番号5には対応する映像の映像区間の開始フレーム番号、カラム番号6には映像区間のフレーム数、をそれぞれ記述する。このような記述によって、あるオンエア映像のある映像区間が編集映像あるいは素材映像のどの映像区間に対応しているかを特定することができる。
【0028】
なお、各オンエア映像についての対応関係をそれぞれ別々の対応情報ファイルに格納しておくことも、また各オンエア映像についての対応関係を1つの対応情報ファイルにまとめて格納しておくこともできる。たとえば、オンエア映像Aについての対応関係を対応情報ファイルaに格納しておき、オンエア映像Bについての対応関係を対応情報ファイルbに格納してもよいし、オンエア映像AおよびBの双方についての対応関係を1つの対応情報ファイルに格納してもよい。
【0029】
図2(B)に示すように、編集映像対応情報は、ある編集映像のどの箇所がどのオンエア映像のどの箇所に使われていたか、あるいは、ある編集映像のどの箇所がどの素材映像のどの箇所から引用されたものなのか、を記述した情報である。編集映像対応情報は6個のカラムから構成され、カラム番号1には編集映像の識別子、カラム番号2には編集映像区間の開始フレーム番号、カラム番号3には対応する映像の識別子、カラム番号4には対応する映像の種別(オンエア映像あるいは素材映像)、カラム番号5には対応する映像の映像区間の開始フレーム番号、カラム番号6には映像区間のフレーム数、がそれぞれ記述する。このような記述によって、ある編集映像のある映像区間がオンエア映像あるいは素材映像のどの映像区間に対応しているかを特定することができる。
【0030】
図2(C)に示すように、素材映像対応情報は、ある素材映像のどの箇所がどの編集映像/オンエア映像のどの箇所に使われたかを記述した情報である。素材映像対応情報は6個のカラムから構成され、カラム番号1には素材映像の識別子、カラム番号2には素材映像区間の開始フレーム番号、カラム番号3には対応する映像の識別子、カラム番号4には対応する映像の種別(編集映像あるいはオンエア映像)、カラム番号5には対応する映像の映像区間の開始フレーム番号、カラム番号6には映像区間のフレーム数、がそれぞれ記述する。このような記述によって、ある素材映像のある映像区間が編集映像あるいはオンエア映像のどの映像区間に対応しているかを特定することができる。
【0031】
図2(A)〜(C)に示すそれぞれの対応情報フォーマットの代わりに、図2(D)に示す1つのフォーマットを用いることもできる。すなわち、汎用フォーマットとして、カラム番号1には参照元映像の識別子、カラム番号2には参照元映像の種別(オンエア映像、編集映像あるいは素材映像)、カラム番号3には参照元映像区間の開始フレーム番号、カラム番号4には参照先映像の識別子、カラム番号5には参照先映像の種別(オンエア映像、編集映像あるいは素材映像)、カラム番号6には参照先映像区間の開始フレーム番号、カラム番号7には映像区間のフレーム数、をそれぞれ記述する。
【0032】
図3(A)はオンエア映像対応情報の格納テーブルの一例を示す模式図、(B)は編集映像対応情報の格納テーブルの一例を示す模式図、(C)は素材映像対応情報の格納テーブルの一例を示す模式図である。
【0033】
図3(A)に示すように、オンエア映像対応情報は、各オンエア映像のオンエア映像区間ごとに、図2(A)に示す形式で格納される。たとえば、格納レコード1は、オンエア映像OA1の第3フレームからの4フレーム分が編集映像ED1の第3フレームからの4フレーム分に対応していることを示す。同様に、レコード2は、同じオンエア映像OA1の第7フレームからの10フレーム分が編集映像ED2の第5フレームからの10フレーム分に対応していることを示す。図3(B)および(C)のテーブルについても同様である。
【0034】
対応情報の生成
まず、ある編集映像のどの箇所がどの素材映像のどの箇所から引用されたものであるかの対応関係を示す情報を編集映像−素材映像間対応情報(ED−RAW対応情報)と呼ぶ。この情報は、編集段階で選択された素材映像をシステムに記録しておけばよい。また、あるオンエア映像のどの箇所がどの編集映像のどの箇所を使って放映したものであるのかの対応関係を示す情報をオンエア映像−編集映像間対応情報(OA−ED対応情報)と呼ぶ。この情報は、オンエア段階で実際に選択された編集映像をシステムに記録しておけばよい。
【0035】
なお、ED−RAW対応情報やOA−ED対応情報の記録がない場合には、たとえば、特開2002−58049公報に開示されている動画像検索技術を用いて、特徴の類似する動画像区間同士を対応付けることにより自動的に生成することもできる。
【0036】
図4は、本実施形態における対応情報を生成するシステム構成の一例を示すブロック図である。図5(A)はオンエア映像−編集映像の対応関係と編集映像−素材映像の対応関係とを示す模式図、(B)はオンエア映像−編集映像−素材映像の対応関係を示す模式図である。
【0037】
図4において、対応情報生成システムは、オンエア映像−素材映像間対応情報生成部201、オンエア映像対応情報生成部202、編集映像対応情報生成部203および素材映像対応情報生成部204を含んでいる。この対応情報生成システムは、図1に示す本システムに内蔵させることもできる。
【0038】
オンエア映像−素材映像間対応情報生成部201は、OA−ED対応情報およびED−RAW対応情報を用いてオンエア−素材映像間対応情報(OA−RAW対応情報)を生成する。
【0039】
具体的には、図5(A)に示すように、はじめにOA−ED対応情報を参照してオンエア映像内で使われた編集映像データ内の各映像区間(以降、編集映像区間と呼ぶ)を取り出す。次に、取り出された各編集映像区間について、ED−RAW対応情報より、編集映像区間を含む編集映像の対応情報を調べることにより、編集映像区間に対応する素材映像データ内の各映像区間(以降、素材映像区間と呼ぶ)を特定できる。この特定された素材映像区間を上記オンエア映像区間に対応付けることによりOA−RAW対応情報が得られる。図5(B)に示すように、ある特定のオンエア映像に対応する素材映像区間が複数の素材映像にまたがる場合には、各素材映像の対応する区間毎にオンエア映像との対応関係を記述する(図3参照)。
【0040】
なお、OA−RAW対応情報が事前に生成されて記憶されている場合には、オンエア映像−素材映像間対応情報生成部201は不要である。
【0041】
オンエア映像対応情報生成部202は、OA−ED対応情報およびOA−RAW対応情報より、オンエア映像毎に、オンエア映像のどの箇所がどの編集映像または素材映像のどの箇所から引用されたものなのかを記述するオンエア映像対応情報(OA−REL)を生成する(図3(A))。
【0042】
編集映像対応情報生成部203は、OA−ED対応情報およびED−RAW対応情報より、編集映像毎に、編集映像のどの箇所がどのオンエア映像のどの箇所に使われたか、また編集映像のどの箇所がどの素材映像のどの箇所から引用されたものなのかを記述する編集映像対応情報(ED−REL)を生成する(図3(B))。
【0043】
素材映像対応情報生成部204は、OA−RAW対応情報およびED−RAW対応情報より、素材映像毎に、素材映像のどの箇所がどの編集映像またはオンエア映像のどの箇所に使われたかを記述する素材映像対応情報(RAW−REL)を生成する(図3(C))。
【0044】
素材映像対応情報の表示例
図6は素材映像対応情報の閲覧表示例を示す図である。ある素材映像が指定された場合、その素材映像の時間を表示欄301に表示し、さらに、指定された素材映像の素材映像対応情報を参照して、そのカラム番号3および4にそれぞれ示された「対応する映像の識別子」および「種別」を表示ウィンドウ302aに一覧表示する。
【0045】
また、表示ウィンドウ302bには、カラム番号2に示す開始位置とカラム番号6に示すフレーム数とから特定される素材映像区間をマーク(図中の斜線部)を用いて表示する。すなわち、素材映像対応情報を参照しながら、表示ウィンドウ302bには、素材映像の時間を横軸として、どの部分がどの対応映像(オンエア映像あるいは編集映像)によって使用されているかがマークされる。
【0046】
図6に示す例では、この素材映像が3つのオンエア映像と3つの編集映像に用いられており、各素材映像の使用されている区間がマークされている。これによって、たとえば識別子1111のオンエア映像に、素材映像の20分から25分までのシーンが使用されていることが一目でわかる。
【0047】
本実施形態では、素材映像が使用されている区間の各マークをボタンの形で表示し、所望のマークをマウス等の入力部101によりクリックすることで当該対応する映像を映像閲覧ウインドウに表示することができる。
【0048】
編集映像対応情報の表示例
図7は、編集映像対応情報の閲覧表示例を示す図である。ある編集映像が指定された場合、その編集映像の時間を表示欄401に表示し、さらに、カラム番号2に示す開始位置からカラム番号6に示すフレーム数分の編集映像区間を可視化するために、ウインドウ402の対応する映像の欄にマークをつける。マークの内容としては、表示欄403に素材映像の識別子および表示欄404に素材映像区間の代表フレームや時刻に対応したフレームなどである。
【0049】
本実施形態では、対応する素材映像の各マークをボタンの形で表示し、所望のマークをマウス等の入力部101によりクリックすることで当該対応する映像を映像閲覧ウインドウに表示することができる。
【0050】
オンエア映像対応情報の表示例
図8は、オンエア映像対応情報の閲覧表示例を示す図である。指定された映像がオンエア映像の場合は、指定されたオンエア映像に含まれる編集映像と、その制作に用いた素材映像とを表示可能である。指定されたオンエア映像の時間を表示欄501に表示し、さらに、カラム番号2に示す開始位置からカラム番号6に示すフレーム数分のオンエア映像区間を可視化するために、ウインドウ502の対応する映像の欄にマークをつける。マークの内容として、表示欄503に編集映像の識別子、表示欄504に素材映像の識別子、表示欄505に素材映像区間の代表フレームをそれぞれ提示できる。
【0051】
本実施形態では、対応する編集映像および素材映像の各マークをボタンの形で表示し、所望のマークをマウス等の入力部101によりクリックすることで当該対応する映像を映像閲覧ウインドウに表示することができる。
【0052】
また、指定された映像と同一種別の映像のリストあるいは指定された映像と対応関係を持つ他種別の映像のリストを併せて提示することもできる。
【0053】
操作画面の表示例
図9は本実施形態による映像閲覧システムの操作画面の一例を示す模式図である。表示部102に表示された操作画面601において、映像閲覧ウィンドウ602には閲覧者が指定した識別子に対応した映像が表示され、サムネイル表示ウィンドウ603には与えられた開始位置の画像とその前後の画像が併せて一覧表示される。閲覧する映像の指定は、入力部101のキーボードにより映像の識別子を直接与えてもよい。また、映像の一覧を用意してマウス等を用いて利用者が映像を選択できるようにしておき、選択された映像の識別子を用いることも可能である。また、閲覧する映像の開始位置を併せて入力することも可能である。
【0054】
さらに、関連情報リスト表示ウィンドウ604には、指定された映像と同一種別の映像のリストあるいは指定された映像と対応関係を持つ他種別の映像のリストが表示される。対応情報表示ウィンドウ605には、図6〜図8に例示したような対応情報が表示される。例えば、素材映像を表示させるのであれば、指定された素材映像データの映像区間に対応する編集映像データの映像区間および対応するオンエア映像データの映像区間を表示する。
【0055】
このように、異なる映像種別間の対応情報が可視化され、さらに関連映像リストも表示されるために、映像閲覧効率をより高めることができる。また、上述したように、対応情報表示ウィンドウ605で可視化された対応情報にボタンを設け、入力部101のマウス等で指定することにより、その対応する映像区間に容易にアクセスすることができる。
【0056】
動作
図10は、本実施形態の全体的動作を示すフローチャートである。まず、対応情報記憶部108に、予め対応付けがされているオンエア映像対応情報(OA−REL)、編集映像対応情報(ED−REL)および素材映像対応情報(RAW−REL)を記憶させておく(ステップA1)。
【0057】
利用者は閲覧する映像を入力部101から指定する(ステップA2)。閲覧する映像の指定は、識別子を直接入力してもよいし、予め一覧表示された映像からユーザが選択するようにしてもよい。また、上述したように、対応情報表示ウィンドウ605に表示された対応情報から対応関係を持つ映像区間あるいはその開始位置を選択することで、映像の指定を行うこともできる。
【0058】
指定された映像の識別子が特定されると、プログラム制御プロセッサ103は映像検索部105に当該希望映像の検索を指示する。映像検索部105は、指定された識別子をキーにして映像記憶部106を検索する(ステップA3)。
【0059】
指定された識別子を有する映像が見つかると(ステップA3のYES)、映像検索部105はその指定映像データをプログラム制御プロセッサ103へ返す。プログラム制御プロセッサ103は、指定映像データをデータ処理した後、表示部102上の映像閲覧ウィンドウ602に表示する(ステップA5)。
【0060】
続いて、プログラム制御プロセッサ103は対応情報検索部107に指定された識別子を用いた検索を指示する。対応情報検索部107は、指定された識別子をキーにして対応情報記憶部108を検索する(ステップA6)。
【0061】
指定された識別子を有する対応情報(図2および図3参照)が見つかると(ステップA7のYES)、指定された映像種別を判定し(ステップA8)、映像種別ごとに所定の形式で対応情報を可視化する。
【0062】
具体的には、素材映像が指定された場合には、検索された素材映像対応情報を参照して、その対応する編集映像およびオンエア映像の映像区間や識別子等の情報を図6に示すように表示する(ステップA8.1)。
【0063】
編集映像が指定された場合には、検索された編集映像対応情報を参照して、その対応する素材映像の映像区間や識別子等の情報を図7に示すように表示する(ステップA8.2)。
【0064】
オンエア映像が指定された場合には、検索されたオンエア映像対応情報を参照して、その対応する素材映像および編集映像の映像区間や識別子等の情報を図8に示すように表示する(ステップA8.3)。
【0065】
なお、ステップA7において対応情報が検出されなかった場合には(ステップA7のNO)、対応情報は表示しない。また、ステップA4において与えられた識別子を持つ映像が検出されなかった場合、閲覧不能と判断し、閲覧不能を示すメッセージ等を表示する(ステップA9)。
【0066】
上述したように、第1実施形態では、素材映像が指定されると指定された素材映像を利用した編集映像およびオンエア映像の情報が表示され、編集映像が指定されると指定された編集映像の制作に用いた素材映像の情報が表示され、また、オンエア映像が指定されると指定されたオンエア映像に含まれる編集映像の情報とその制作に用いた素材映像の情報とが表示される。このようにオンエア映像、編集映像、素材映像同士の対応関係を可視化したことで、素材映像を含めて映像の利用状況を容易に把握することができる。
【0067】
さらに、オンエア映像、編集映像、素材映像同士の対応関係を可視化したうえで、可視化されたマークをポインタで指定することによりマークに対応する映像の映像区間へのアクセスを可能にし、制作効率を上げることができる。
【0068】
また、本実施形態では、図4に示す対応情報生成システムにより、オンエア映像と素材映像とを対応付けて、オンエア映像対応情報(OA−REL)、編集映像対応情報(ED−REL)および素材映像対応情報(RAW−REL)を生成することができる。本実施形態によれば、編集映像およびオンエア映像が素材映像まで対応付けられるため、オンエア映像および編集映像に関連する素材映像へ容易にアクセスすることができ、映像の制作効率を上げることができる。
【0069】
なお、第1実施形態では、素材映像、編集映像、オンエア映像の3種類の映像群の場合を説明したが、例えばオンエア映像を引用して制作したコンテンツ等をも閲覧対象とする場合など、利用関係にあるN(N>3)種類の映像群の場合に拡張できることは言うまでもない。
【0070】
(第2実施形態)
第1実施形態では、あらかじめオンエア映像対応情報(OA−REL)、編集映像対応情報(ED−REL)および素材映像対応情報(RAW−REL)を求めて対応情報記憶部108に記憶している。しかし、図4で説明したように、各対応情報はED−RAW対応情報およびOA−ED対応情報から演算により求めることができる。第2実施形態による映像閲覧システムは、この対応情報演算機能を組み込むんだものである。
【0071】
図11は、本発明の第2実施形態による映像閲覧システムの構成を示すブロック図である。図11に示すように、本実施形態のシステムでは、第1実施形態の対応情報記憶部108の代わりに対応情報記憶部701が設けられ、さらに対応情報生成部702が新たに設けられている。
【0072】
対応情報記憶部701には、編集映像−素材映像間対応情報、オンエア映像−編集映像間対応情報、ED−RAW対応情報、OA−ED対応情報およびOA−RAW対応情報のうち少なくとも2つの対応情報が記憶されていればよい。少なくとも2つの対応情報があれば、図4で説明したようにオンエア映像対応情報(OA−REL)、編集映像対応情報(ED−REL)および素材映像対応情報(RAW−REL)を算出できることは明らかである。ここでは、ED−RAW対応情報およびOA−ED対応情報が格納されている。
【0073】
対応情報生成部702は、プログラム制御プロセッサ103の制御のもとで、必要な対応情報を算出する。具体的には、対応情報生成部702は、対応情報記憶部701から2つの対応情報を読み出し、図4で説明したように各対応情報を生成する。対応情報検索部107は、指定された識別子をキーにして対応情報生成部702の算出した対応情報を検索し、上述したように指定識別子を有する対応情報をプログラム制御プロセッサ103へ返す。その他の動作は第1実施形態と同じであるから説明は省略する。
【0074】
第2実施形態によれば、対応情報記憶部701には、ED−RAW対応情報、OA−ED対応情報およびOA−RAW対応情報のうち2つの対応情報が格納されていればよいので、記憶容量を削減することができる。
【0075】
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態による映像閲覧システムは、素材映像およびオンエア映像のみを扱う。
【0076】
図12は、本発明の第3実施形態による映像閲覧システムのブロック図である。図1に示すブロックと同じ機能を持つブロックには同一参照番号を付して説明は省略する。
【0077】
図12において、映像記憶部801には、オンエア映像群(OA)および素材映像群(RAW)が格納されている。素材映像群(RAW)およびオンエア映像群(OA)については、第1実施形態と同じである。また、対応情報記憶部802には、オンエア映像対応情報(OA−REL)および素材映像対応情報(RAW−REL)が格納されている。これら対応情報についても第1実施形態と同じである。
【0078】
素材映像対応情報の表示例
図13は、第3実施形態における素材映像対応情報の閲覧表示例を示す図である。ある素材映像が指定された場合、その素材映像の時間を表示欄901に表示し、さらに、指定された素材映像の素材映像対応情報を参照して、そのカラム番号3および4にそれぞれ示された「対応する映像の識別子」および「種別」を表示ウィンドウ902aに一覧表示する。
【0079】
また、表示ウィンドウ902bには、カラム番号2に示す開始位置とカラム番号6に示すフレーム数とから特定される素材映像区間をマーク(図中の斜線部)を用いて表示する。すなわち、素材映像対応情報を参照しながら、表示ウィンドウ902bには、素材映像の時間を横軸として、どの部分がどの対応映像(オンエア映像)によって使用されているかがマークされる。
【0080】
図12に示す例では、この素材映像が3つのオンエア映像に用いられており、各素材映像の使用されている区間がマークされている。これによって、たとえば識別子1111のオンエア映像に素材映像の2分から6分までのシーンが使用されていることが一目でわかる。
【0081】
本実施形態では、素材映像が使用されている区間の各マークをボタンの形で表示し、所望のマークをマウス等の入力部101によりクリックすることで当該対応する映像を映像閲覧ウインドウに表示することができる。
【0082】
オンエア映像対応情報の表示例
図14は、第3実施形態におけるオンエア映像対応情報の閲覧表示例を示す図である。指定された映像がオンエア映像の場合は、指定されたオンエア映像の制作に用いた素材映像を表示可能である。指定されたオンエア映像の時間を表示欄1001に表示し、さらに、カラム番号2に示す開始位置からカラム番号6に示すフレーム数分のオンエア映像区間を可視化するために、対応する映像の欄にマークをつける。マークの内容として、表示欄1002に素材映像の識別子、表示欄1003に素材映像区間の代表フレームをそれぞれ表示する。
【0083】
本実施形態では、対応する素材映像の各マークをボタンの形で表示し、所望のマークをマウス等の入力部101によりクリックすることで当該対応する映像を映像閲覧ウインドウに表示することができる。
【0084】
また、指定された映像と同一種別の映像のリストあるいは指定された映像と対応関係を持つ他種別の映像のリストを併せて提示することもできる。なお、本実施形態による映像閲覧システムの操作画面は、図9に示すものと同じであるから、説明は省略する。
【0085】
上述したように、第3実施形態では、素材映像が指定されると指定された素材映像を利用したオンエア映像の情報が表示され、オンエア映像が指定されると指定されたオンエア映像に含まれる素材映像の情報とが表示される。このようにオンエア映像および素材映像の対応関係を可視化したことで、素材映像を含めて映像の利用状況を容易に把握することができる。
【0086】
さらに、オンエア映像と素材映像の対応関係を可視化したうえで、可視化されたマークをポインタで指定することによりマークに対応する映像の映像区間へのアクセスを可能にし、制作効率を上げることができる。
【0087】
また、本実施形態では、図4に示す対応情報生成システムにより、オンエア映像と素材映像とを対応付けて、オンエア映像対応情報(OA−REL)および素材映像対応情報(RAW−REL)を生成することができる。本実施形態によれば、オンエア映像が素材映像まで対応付けられるため、オンエア映像に関連する素材映像へ容易にアクセスすることができ、映像の制作効率を上げることができる。
【0088】
(第4実施形態)
図15は本発明の第4実施形態による映像閲覧システムのブロック図である。本実施形態では、図1に示す映像検索部105および対応情報検索部107をデータ処理部1101内にソフトウエアにより実装している。すなわち、データ処理部1101は映像閲覧プログラム1102を実行することで、第1〜第3実施形態で説明したものと等価な映像閲覧機能を実現することができる。入力部101、表示部102、映像記憶部106および対応情報記憶部108は、映像閲覧プログラム1102を実行しているデータ処理部1101によって、第1、第2または第3実施形態と同様に制御され、本発明による映像閲覧システムを実現できる。
【0089】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、複数の映像群の利用状況を容易に把握することができる。たとえば、素材映像が指定されると、その素材映像を利用した編集映像およびオンエア映像の情報が表示され、編集映像が指定されると、その編集映像の制作に用いた素材映像の情報が表示され、また、オンエア映像が指定されると、そのオンエア映像に含まれる編集映像の情報とその制作に用いた素材映像の情報とが表示される。このようにオンエア映像、編集映像、素材映像という複数の映像群同士の対応関係を可視化することができ、素材映像を含めて映像の利用状況を容易に把握することが可能となる。
【0090】
また、編集映像およびオンエア映像が素材映像まで対応付けられるため、オンエア映像および編集映像に関連する素材映像へ容易にアクセスすることができ、映像の制作効率を上げることができる。
【0091】
さらに、オンエア映像、編集映像、素材映像などの複数の映像群同士の対応関係を可視化したうえで、可視化されたマークをポインタで指定することによりマークに対応する映像の映像区間へのアクセスを容易にしたことで、制作効率を上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態による映像閲覧システムの構成を示すブロック図である。
【図2】(A)は 第1実施形態におけるオンエア映像対応情報のフォーマットの一例を示す図、(B)は編集映像対応情報のフォーマットの一例を示す図、(C)は素材映像対応情報のフォーマットの一例を示す図、(D)は汎用の対応情報フォーマットの一例を示す図である。
【図3】(A)は 第1実施形態におけるオンエア映像対応情報の格納テーブルの一例を示す模式図、(B)は編集映像対応情報の格納テーブルの一例を示す模式図、(C)は素材映像対応情報の格納テーブルの一例を示す模式図である。
【図4】第1実施形態における対応情報を生成するシステム構成の一例を示すブロック図である。
【図5】(A)は第1実施形態におけるオンエア映像−編集映像の対応関係と編集映像−素材映像の対応関係とを示す模式図、(B)はオンエア映像−編集映像−素材映像の対応関係を示す模式図である。
【図6】第1実施形態における素材映像対応情報の閲覧表示例を示す図である。
【図7】第1実施形態における編集映像対応情報の閲覧表示例を示す図である。
【図8】第1実施形態におけるオンエア映像対応情報の閲覧表示例を示す図である。
【図9】第1実施形態による映像閲覧システムの操作画面の一例を示す模式図である。
【図10】第1実施形態の全体的動作を示すフローチャートである。
【図11】本発明の第2実施形態による映像閲覧システムの構成を示すブロック図である。
【図12】本発明の第3実施形態による映像閲覧システムのブロック図である。
【図13】第3実施形態における素材映像対応情報の閲覧表示例を示す図である。
【図14】第3実施形態におけるオンエア映像対応情報の閲覧表示例を示す図である。
【図15】本発明の第4実施形態による映像閲覧システムのブロック図である。
【符号の説明】
101 入力部
102 表示部
103 プログラム制御プロセッサ
104 制御プログラム
105 映像検索部
106 映像記憶部
107 対応情報検索部
108 対応情報記憶部
OA オンエア映像群
ED 編集映像群
RAW 素材映像群
OA−REL オンエア映像対応情報
ED−REL 編集映像対応情報
RAW−REL 素材映像対応情報
Claims (11)
- 第1の映像群、前記第1の映像群を用いて制作された第2の映像群および前記第2の映像群を用いて制作された第3の映像群のうちいずれか1つの映像群の映像を指定することにより、指定された映像と対応関係を持つ他の映像群の映像を特定し当該対応関係を表示することを特徴とする映像閲覧システム。
- 複数の映像から所望の映像を閲覧するための映像閲覧システムにおいて、
ある映像群の少なくとも1つの映像を用いて次の映像群の映像が制作されるという一連の対応関係を有する複数の映像群を検索可能に格納する第1格納手段と、
前記一連の対応関係から得られる相互の対応関係を検索可能に格納する第2格納手段と、
前記複数の映像群のいずれか1つの映像群の映像が指定されると、前記第2格納手段を参照して前記指定された映像と対応関係を有する他の映像群の映像を特定し、前記指定された映像と前記特定された映像との対応関係を表示部に表示する制御手段と、
を有することを特徴とする映像閲覧システム。 - 前記第2格納手段は、前記複数の映像群ごとに各映像区間が他の映像群の1つの映像区間に対応していることを示す対応情報を検索可能に格納することを特徴とする請求項2記載の映像閲覧システム。
- 前記一連の対応関係から前記相互の対応関係を生成する対応関係生成手段を更に有することを特徴とする請求項2または3に記載の映像閲覧システム。
- 前記制御手段は、前記指定された映像の映像区間を基準にして前記特定された映像の映像区間を対比表示することを特徴とする請求項2記載の映像閲覧システム。
- 前記制御手段は、前記指定された映像と前記特定された映像との対応関係において前記特定された映像が指定されると、前記第1格納手段から前記特定された映像を検索し、指定された映像として前記表示部に表示することを特徴とする請求項2または5に記載の映像閲覧システム。
- 複数の映像から所望の映像を閲覧するための映像閲覧方法において、
a)ある映像群の少なくとも1つの映像を用いて次の映像群の映像が制作されるという一連の対応関係を有する複数の映像群を検索可能に格納し、
b)前記一連の対応関係から生成された相互の対応関係を格納し、
c)前記複数の映像群のいずれか1つの映像群の映像が指定されると、前記相互の対応関係を参照して前記指定された映像と対応関係を有する他の映像群の映像を特定し、
d)前記指定された映像を表示画面の第1の領域に表示し、
e)前記指定された映像と前記特定された映像との対応関係と前記特定された映像との対応関係を前記表示画面の第2の領域に表示する、
ことを特徴とする映像閲覧方法。 - 前記複数の映像群にそれぞれ対応して所定の表示フォームを用意し、前記指定された映像が属する映像群に対応する表示フォームで、前記指定された映像と前記特定された映像との対応関係を前記第2の領域に表示することを特徴とする請求項7記載の映像閲覧方法。
- 前記表示フォームは、前記指定された映像の映像区間を基準にして前記特定された映像の映像区間を対比表示することを特徴とする請求項8記載の映像閲覧方法。
- 前記指定された映像と前記特定された映像との対応関係が表示されている前記表示フォームにおいて前記特定された映像が指定されると、前記特定された映像を指定された映像として、前記c)〜e)のステップを繰り返すことを特徴とする請求項7記載の映像閲覧システム。
- コンピュータに、ある映像群の少なくとも1つの映像を用いて次の映像群の映像が制作されるという一連の対応関係を有する複数の映像群から所望の映像を閲覧するための映像閲覧処理を実行させるためのプログラムにおいて、
前記一連の対応関係から生成された相互の対応関係を格納するステップと、
前記複数の映像群のいずれか1つの映像群の映像が指定されると、前記相互の対応関係を参照して前記指定された映像と対応関係を有する他の映像群の映像を特定するステップと、
前記指定された映像を表示画面の第1の領域に表示するステップと、
前記指定された映像と前記特定された映像との対応関係を前記表示画面の第2の領域に表示するステップと、
を有することを特徴するコンピュータプログラム。
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