JP2004172399A - チップ型コンデンサの再化成処理方法及び装置 - Google Patents

チップ型コンデンサの再化成処理方法及び装置 Download PDF

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Shigeki Hara
重樹 原
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Abstract

【課題】チップ型コンデンサの形状を最終形状に加工してから再化成処理することを可能とし、完成後(再化成処理後)においては、リード線(電極)の切断、プレス及び曲げ等の一切の加工をしないで済むようにすることで、完成後に内部の電極箔の化成皮膜に損傷が生じることを皆無として、信頼性の高い、高性能のチップ型コンデンサを製作することができるようにする。
【解決手段】チップ型コンデンサ1の電極4に導通板15を導通させた状態でチップ型コンデンサ1をチップホルダ11に保持させた後、該チップ型コンデンサ1をチップホルダ11と共にエージングドラム装置14に装着し、導通板15を介してチップ型コンデンサ1に通電して再化成処理するようにした構成を特徴とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、チップ型コンデンサ(主として電解コンデンサ)の再化成処理方法及び装置に係り、特にチップ型コンデンサの形状を最終形状に加工してから再化成処理することを可能とし、完成後(再化成処理後)においては、リード線(電極)の切断、プレス及び曲げ等の一切の加工をしないで済むようにすることで、完成後に内部の電極箔の化成皮膜に損傷が生じることを皆無として、信頼性の高い、高性能のチップ型コンデンサを製作することができるチップ型コンデンサの再化成処理方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電解コンデンサ等のコンデンサの再化成(エージング)処理は、外観まで完成した電解コンデンサに対して改めて外部から電圧をかけると共に、加熱することにより、該電解コンデンサの内部に密封された酸素を含んだ電解液に電気分解を起こさせて、製造工程において傷付いた電極箔の表面に酸化皮膜(アルミニウム箔の場合には酸化アルミニウム(Al )皮膜)を再び生成させて傷付いた箔の部分を修復するための電気化学処理である。
【0003】図2において、チップ型コンデンサ1は、電解コンデンサ素子(図示せず)が円筒容器2内に密閉されて收容されており、電解コンデンサ素子に導通する2本の電極4はベース3を貫通し、更にベース3に沿って直角に折り曲げられて形成されている。
【0004】チップ型コンデンサ1の再化成処理は、電極4がベース3に沿って平面状に成形されているため、該電極4に導通させた状態でエージング装置に装着することが難しく、外観完成後に電極4に電圧をかけて再化成処理することが困難であった。即ち、従来のチップ型コンデンサ1は、電解コンデンサから2本のリード線(図示せず)が長く延びた状態(従来のリード線付電解コンデンサと同等形状)まで成形した後、該リード線を再化成処理治具の接点ばねで挟持してリード線に対して改めて外部から電圧をかけると共に、加熱することにより再化成処理が行われている。
その後、リード線を所定の長さに切断し、プレス加工により平板状に成形した後、ベース3に沿って直角に折り曲げて、図2に示す最終形状のチップ型コンデンサ1を製作していた。
【0005】上記したチップ型コンデンサ1の製作工程によると、再化成処理によって傷付いた箔を修復した後にリード線に種々の加工が加えられることになり、加工時にリード線に作用する外力が円筒容器2内の電解コンデンサ素子の箔をこじる力となって働き、再化成処理して損傷が回復した箔に、再び損傷を与えるおそれがあった。このため、再化成処理によって回復した電気特性が劣化してしまう場合がある問題点があった。また、該外力の作用の仕方は、工程ごとに、また部品ごとに異なるものであり、リード線加工による損傷の程度は不明である。更に、これによる電気特性劣化の有無の検出及び劣化の回復工程もないまま、完成品とされるので、結果としてチップ型コンデンサ1の電気特性がばらつくことになり、改善が熱望されていた。
【0006】
【特許文献】
本願発明者及び出願人は、本願発明に関連する公知特許文献を知らないので、その記載を省略する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は,上記した従来技術の欠点を除くためになされたものであって、その目的とするところは、チップ型コンデンサの電極に導通板を導通させた状態でチップ型コンデンサをチップホルダに保持させた後、該チップ型コンデンサをチップホルダと共にエージングドラム装置に装着し、導通板を介してチップ型コンデンサに通電して再化成処理することにより、チップ型コンデンサの外観を完成させた後、再化成処理できるようにすることであり、またこれによって再化成処理後のリード線加工を不要としてリード線加工に伴う電解コンデンサ素子の損傷を防止して電気特性の劣化を防止し、安定した電気特性を有するチップ型コンデンサを製作できるようにすることである。
【0008】また他の目的は、チップホルダに保持されたチップ型コンデンサを、該チップホルダと共に巻掛伝動部材に配設されたコンベアホルダに順次受け渡し、コンベアホルダに保持されたチップ型コンデンサが所定の個数に達したとき、これらのチップ型コンデンサを同時にエージングドラム装置の再化成処理治具に受け渡し、チップ型コンデンサの電極に通電して再化成処理することにより、チップ型コンデンサの受渡しに伴う無駄時間をなくして効率良く受け渡し、短時間で再化成処理を終了させることができるようにすることである。
【0009】更に他の目的は、チップ型コンデンサの電極を導通板の一端に電気的に導通させてチップホルダに保持させ、チップホルダの導通板と反対側をコンベアホルダに把持させて順次受け渡した後、導通板の他端を再化成処理治具に配設された接点ばねに接触させて把持させてエージングドラム装置に受け渡し、導通板を介してチップ型コンデンサに通電して再化成処理することにより、導通板をあたかもリード線付コンデンサのリード線のように作用させて、従来のリード線付コンデンサの再化成処理装置をそのまま用いてチップ型コンデンサを再化成処理することができるようにすることであり、またこれによってチップ型コンデンサ専用の再化成処理装置の設計、製作及び設置するための費用、スペース等を不要化し、低コストでチップ型コンデンサを再化成処理できるようにすることである。
【0010】また他の目的は、導通板を有するチップホルダと、チップ型コンデンサを保持したチップホルダの導通板を挟持するエージングドラム装置とを備え、該導通板を電極に導通させた状態でチップ型コンデンサを保持させ、チップホルダの導通板を介してチップ型コンデンサに通電して再化成処理することにより、小さい電極が平面状に配置されたチップ型コンデンサを、外観完成後に再化成処理装置に装着して再化成処理できるようにすることであり、またこれによって再化成処理後のリード線の加工を不要化し、安定した電気特性を有する高性能のチップ型コンデンサを製作することができるようにすることである。
【0011】更に他の目的は、導通板の一端を電極に導通させ、一対の把持腕で挟持してチップ型コンデンサを保持するチップホルダと、間欠走行する巻掛伝動部材に配設され、チップ型コンデンサを保持するチップホルダを順次受け渡されて保持するコンベアホルダと、該コンベアホルダから同時に受け渡される多数のチップホルダを、導通板の他端を再化成処理治具の接点ばねに接触させて把持するエージングドラム装置を備え、導通板を介してチップ型コンデンサに通電して再化成処理することにより、間欠走行する巻掛伝動部材に配設されたコンベアホルダにチップ型コンデンサを保持するチップホルダを順次受け渡し、コンベアホルダに保持されたチップ型コンデンサが所定の個数に達したとき、多数の該チップ型コンデンサを同時にエージングドラム装置に受け渡して効率よく再化成処理できるようにすることである。
【0012】また他の目的は、ばねにより付勢され摺動自在に配設された一対の導通板にチップ型コンデンサの電極を接触させて保持するチップホルダと、導通板の反対側でチップホルダを把持するコンベアホルダと、ドラムの円周上に配列された多数個の再化成処理治具によってコンベアホルダから受け渡されたチップホルダの導通板の他端を挟持するエージングドラム装置を備え、ドラムを回転させながら導通板を介してチップ型コンデンサに通電して再化成処理することにより、チップ型コンデンサの電極を導通板によってリード線状態に引き出し、電極と再化成処理装置の電気回路とを容易に導通状態で接続することができるようにすることであり、またこれによって外観の完成したチップ型コンデンサに再化成処理を施し、以後の加工を不要化して品質のばらつきのない高品質のチップ型コンデンサを得られるようにすることである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
要するに本発明方法(請求項1)は、チップホルダに配設された導通板とチップ型コンデンサの電極とを電気的に導通させて前記チップ型コンデンサを前記チップホルダに保持させた後、前記チップ型コンデンサを前記チップホルダと共にエージングドラム装置に装着し、前記導通板を介して前記チップ型コンデンサの前記電極に前記エージングドラム装置から通電して前記チップ型コンデンサを再化成処理することを特徴とするものである。
【0014】また本発明方法(請求項2)は、チップホルダに配設された導通板の一端をチップ型コンデンサの電極に電気的に導通させて前記チップ型コンデンサを前記チップホルダに保持させた後、間欠走行する巻掛伝動部材に多数個が配設されたコンベアホルダに前記チップ型コンデンサを保持する前記チップホルダを順次受け渡し、前記コンベアホルダに把持された前記チップ型コンデンサが所定の個数になったとき、所定個数の前記チップ型コンデンサを同時にエージングドラム装置の再化成処理治具に受け渡して把持させ、前記チップ型コンデンサの前記電極に前記導通板を介して前記エージングドラム装置から通電して再化成処理することを特徴とするものである。
【0015】また本発明方法(請求項3)は、ばねにより付勢され摺動自在に配設された一対の導通板とチップ型コンデンサを把持する一対の把持腕が設けられたチップホルダにより前記チップ型コンデンサの電極を前記導通板の一端に電気的に導通させて前記チップ型コンデンサを前記チップホルダに保持させた後、間欠走行する巻掛伝動部材に多数個が配設されたコンベアホルダに前記チップホルダの前記導通板の反対側を把持させて前記チップ型コンデンサを順次受け渡し、前記コンベアホルダに把持された前記チップ型コンデンサが所定の個数になったとき、所定個数の前記チップ型コンデンサを同時にエージングドラム装置の再化成処理治具に受け渡して前記導通板の他端を前記再化成処理治具に配設された接点ばねに接触させて把持させ、前記チップ型コンデンサの前記電極に前記導通板を介して前記エージングドラム装置から通電して再化成処理することを特徴とするものである。
【0016】また本発明装置(請求項4)は、チップ型コンデンサの電極に導通板を接触させることで導通させて保持するチップホルダと、前記チップ型コンデンサを保持した前記チップホルダの前記導通板を挟持し前記導通板を介して前記チップ型コンデンサに通電して再化成処理するエージングドラム装置とを備えたことを特徴とするものである。
【0017】また本発明装置(請求項5)は、導通板の一端をチップ型コンデンサの電極に接触させることで導通させて一対の把持腕で挟持して前記チップ型コンデンサを保持するチップホルダと、間欠走行する巻掛伝動部材に多数個が配設され前記チップ型コンデンサを保持する前記チップホルダを所定の個数になるまで順次受け渡されて保持するコンベアホルダと、前記チップ型コンデンサを保持する所定個数の前記チップホルダが前記コンベアホルダから同時に受け渡され前記導通板の他端を接点ばねに接触させて把持する多数個の再化成処理治具が配設され前記導通板を介して前記チップ型コンデンサの電極に通電して前記チップ型コンデンサを再化成処理するエージングドラム装置とを備えたことを特徴とするものである。
【0018】また本発明装置(請求項6)は、ばねにより付勢され摺動自在に配設された一対の導通板とチップ型コンデンサを把持する一対の把持腕が設けられ前記導通板の一端を前記チップ型コンデンサの電極に接触させることで導通させた状態で一対の前記把持腕で挟持して前記チップ型コンデンサを保持するチップホルダと、歯付き回転部材に巻き掛けられて間欠的に走行する巻掛伝動部材と、前記巻掛伝動部材に多数個が配設され受渡装置から受け渡された所定個数の前記チップホルダを前記導通板の反対側で把持するコンベアホルダと、一直線上に整列させた所定個数の前記チップホルダの前記導通板の他端を挟持する再化成処理治具をドラムの円周上に多数個配列し該ドラムを回転させながら前記導通板を介して前記チップ型コンデンサに通電して前記チップ型コンデンサを再化成処理するエージングドラム装置とを備えたことを特徴とするものである。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下本発明を図面に示す実施例に基いて説明する。図1及び図3において、本発明に係るチップ型コンデンサの再化成処理装置10は、チップホルダ11と、巻掛伝動部材12と、コンベアホルダ13と、エージングドラム装置14とを備えている。
【0020】図3から図5において、チップホルダ11は、チップ型コンデンサ1を保持するためのものであって,一対の導通板15(15A,15B)と、一対の把持腕16(16A,16B)が設けられている。チップホルダ11の基台18は、断面略H形の下部H形部18aと、同じく断面略H形の上部H形部18bとが、板状の中間部18cによって連結されて一体的に形成されている。下部H形部18aの両端には、支点孔18dが貫通して設けられている。基台18は再化成処理時の高温に耐えられるように、セラミックやポリエーテル・エーテル・ケトン等の耐熱性材料から製作されている。
【0021】把持腕16は、形状が左右対称形に形成された一対の把持腕16A,16Bから構成されている。一対の把持腕16A,16Bは、チップ型コンデンサ1を把持するためのものであって、例えばポリエーテル・エーテル・ケトン等の耐熱性合成樹脂材料から製作されており、板状の中間部16aの下端には、該中間部16aから直角に両側に張り出す下部部材16bが形成されて略逆T字型となっている。中間部16aの上端は、L字型に折り曲げられて上部部材16cが設けられており、先端にはV字型とされた把持部16dが形成されている。下部部材16bの中央には、孔16eが貫通して形成されている。
【0022】一対の把持腕16A,16Bは、基台18のH形の腕の内側に対向して挿入され、支点孔18d及び孔16eに支持ピン19が嵌合して一対の把持腕16A,16Bを揺動自在に支持している。そして対向配置されたV字型の把持部16dでチップ型コンデンサ1の円筒容器2を側面から押圧して把持するようになっている。
【0023】導通板15は、チップ型コンデンサ1に通電させるためのものであって、例えば黄銅板にニッケルめっきして製作された板状部材であり、形状が左右対称形に形成された一対の導通板15A,15Bから構成されている。夫々の導通板15A,15Bは、上端にL字型部15aが形成され、また下端にU字型部15bが形成されている。夫々の導通板15A,15Bは、把持腕16A,16Bと組み合わされ、基台18のH形の腕の内側に摺動自在に対向して組み付けられている。一対の導通板15A,15BのL字型部15aと、一対の把持腕16A,16Bの下部部材16bとの間には、コイルばね20が圧縮された状態で装着されており、導通板15A,15Bを図3及び図4において、上方に付勢している。
【0024】図1において、巻掛伝動部材12は、後述するコンベアホルダ13によって保持されたチップホルダ11をチップ型コンデンサ1と共に搬送し、エージングドラム装置14に受け渡すためのものであって、歯付き回転部材21に巻き掛けられて矢印A方向に間欠的に走行するようになっている。歯付き回転部材21は、エージングドラム装置14に接近又は離間可能とされた可動基台(図示せず)上に配設されており、可動基台を矢印B方向に移動させることにより巻掛伝動部材12をエージングドラム装置14に接近させてチップ型コンデンサ1をエージングドラム装置14に受け渡し、また可動基台を矢印C方向に移動させることにより巻掛伝動部材12をエージングドラム装置14から離間させてチップ型コンデンサ1をエージングドラム装置14から受け取るように構成されている。
【0025】図6から図9において、コンベアホルダ13は、チップホルダ11を把持するためのものであって、本体22、スライド駒23及びコイルばね24とから構成されている。本体22は、基部22aから一対の腕22bが側方に張り出して形成されており、一対の腕22bの先端は、互いに接近する方向にL字型に形成されている。
【0026】スライド駒23は、両側面にガイド溝23aが形成されると共に、中央にはばね室23b及びコンデンサ收容室23cが形成されている。ガイド溝23aは一対の腕22bに摺動自在に嵌合し、またばね室23bには本体22との間にコイルばね24が組み込まれてスライド駒23を本体22から離間させる方向(矢印D方向)に付勢している。
【0027】図8及び図9において、チップホルダ11に保持されたチップ型コンデンサ1は、円筒容器2がコンデンサ收容室23c内に收容されると共に、チップホルダ11の基台18に形成された上部H形部18bを腕22b先端のL字型部に係合させて保持するようになっている。このとき、スライド駒23はコイルばね24によって矢印D方向に付勢され把持腕16A,16Bの上部部材16cに当接してチップホルダ11を保持するようになっている。
【0028】図1に示すように、コンベアホルダ13は巻掛伝動部材12に多数個が配設されており、受渡装置(図示せず)から順次受け渡されるチップホルダ11を導通板15A,15Bの反対側で把持するようになっている。
【0029】図1及び図15において、エージングドラム装置14は、チップ型コンデンサ1を加熱しながら通電して再化成処理するためのものであって、再化成処理治具25がドラム26の全周にわたって該ドラム26の中心に対して放射状に多数個が配置されている。
【0030】図15において、該再化成処理治具25は、支点ピン64を中心として回動して開閉する一対の挟持腕63を持つリード線挟持装置27が、図15の紙面に垂直方向に多数個(例えば80個)、一直線状に配設されて構成されている。一対の挟持腕63は、後端に接触して配設されたカム28を回動させることにより、開閉するようになっている。夫々の挟持腕63の先端には、ポリカーボネート樹脂で製作されたばねホルダ29が固定され、該ばねホルダ29には、接点ばね30が固定されて一対の挟持腕63の開閉に伴なって互いに接近又は離間するように構成されている。一対の挟持腕63の間には、電気回路(図示せず)が付設された基板31が固定して配設されており、一対の挟持腕63を閉じたとき、チップホルダ11の導通板15A,15Bを接点ばね30と基板31との間に同時に挟持するようになっている。
【0031】また、エージングドラム装置14には、ドラム26の外周を覆うように円筒形のカバー(図示せず)が設けられ、該カバー内に電気ヒータ(図示せず)及びクロスファン(図示せず)が配設され、電気ヒータで所定の温度、例えば略150℃まで加熱した空気をクロスファンで循環させて、リード線挟持装置27に挟持されている多数のチップ型コンデンサ1を所定の温度まで加熱するようになっている。
【0032】そしてエージングドラム装置14を一定の角度ずつ間欠回転させながら、チップ型コンデンサ1の電極4に対して改めて外部から電圧をかけると共に、加熱することにより、該チップ型コンデンサ1の内部に密封された酸素を含んだ電解液(図示せず)に電気分解を起こさせて、製造工程において傷付いた電極箔(図示せず)の表面に酸化皮膜(アルミニウム箔の場合には酸化アルミニウム(Al )皮膜)を再び生成させて傷付いた箔の部分を修復するための電気化学処理をエージングドラム装置14が一周する間に行い、再化成処理するようになっている。
【0033】なお、図に示す実施例においては、エージングドラム装置14には、80セットの再化成処理治具25が円周上に配設されており、1セットの該再化成処理治具25には80個のリード線挟持装置27が配設されてチップ型コンデンサ1を挟持するようになっているので、合計6400個のチップ型コンデンサ1を同時に再化成処理することができる。
【0034】そして本発明方法(請求項1)は、チップホルダ11に配設された導通板15とチップ型コンデンサ1の電極4とを電気的に導通させてチップ型コンデンサ1をチップホルダ11に保持させた後、チップ型コンデンサ1をチップホルダ11と共にエージングドラム装置14に装着し、導通板15を介してチップ型コンデンサ1の電極4にエージングドラム装置14から通電してチップ型コンデンサ1を再化成処理する方法である。
【0035】また、本発明方法(請求項2)は、チップホルダ11に配設された導通板15の一端15aをチップ型コンデンサ1の電極4に電気的に導通させてチップ型コンデンサ1をチップホルダ11に保持させた後、間欠走行する巻掛伝動部材12に多数個が配設されたコンベアホルダ13にチップ型コンデンサ1を保持するチップホルダ11を順次受け渡し、コンベアホルダ13に把持されたチップ型コンデンサ1が所定の個数になったとき、所定個数のチップ型コンデンサ1を同時にエージングドラム装置14の再化成処理治具25に受け渡して把持させ、チップ型コンデンサ1の電極4に導通板15を介してエージングドラム装置14から通電して再化成処理する方法である。
【0036】また、本発明方法(請求項3)は、ばね20により付勢され摺動自在に配設された一対の導通板15とチップ型コンデンサ1を把持する一対の把持腕16が設けられたチップホルダ11によりチップ型コンデンサ1の電極4を導通板15の一端15aに電気的に導通させてチップ型コンデンサ1をチップホルダ11に保持させた後、間欠走行する巻掛伝動部材12に多数個が配設されたコンベアホルダ13にチップホルダ11の導通板15の反対側を把持させてチップ型コンデンサ1を順次受け渡し、コンベアホルダ13に把持されたチップ型コンデンサ1が所定の個数になったとき、所定個数のチップ型コンデンサ1を同時にエージングドラム装置14の再化成処理治具25に受け渡して導通板15の他端15bを再化成処理治具25に配設された接点ばね30に接触させて把持させ、チップ型コンデンサ1の電極4に導通板15を介してエージングドラム装置14から通電して再化成処理する方法である。
【0037】本発明は、上記のように構成されており、以下その作用について説明する。図10において、図示しない作動機構によりチップホルダ11の一対の把持腕16A,16Bを支持ピン19を中心として矢印E方向に回動させると、導通板15A,15Bはコイルばね20の力によって矢印F方向に移動する。ここで、図11において、作動機構により導通板15A,15Bを矢印I方向に下降させると共に、パーツフィーダ(図示せず)から供給されるチップ型コンデンサ1を受渡装置(図示せず)で把持して矢印G方向に挿入する。
【0038】コイルばね20を圧縮しながらチップ型コンデンサ1をチップホルダ11に矢印G方向に挿入すると、把持腕16A,16Bの下部部材16bがコイルばね20によって押圧されて矢印H方向に閉じ、図12に示すように、上部部材16cと導通板15のL字型部15aとでチップ型コンデンサ1のベース3を挟持すると共に、V字型の把持部16dでチップ型コンデンサ1の円筒容器2を側面から押圧して把持する。
【0039】受渡装置は、チップ型コンデンサ1の電極4の極性を判別して所定の方向に向けてチップホルダ11に供給するので、電極4は導通板15A,15Bに接触し導通状態でコイルばね20によって押圧されて把持される。このとき、把持腕16A,16Bの下部部材16bはコイルばね20によって押圧されているので、V字型の把持部16dは互いに接近する矢印H方向に常に付勢されており、更に導通板15A,15Bはコイルばね20によって電極4に押圧されるので、チップ型コンデンサ1は電極4が導通板15A,15Bに導通した状態で確実に保持される。
【0040】図13において、チップ型コンデンサ1を保持するチップホルダ11を受渡機構(図示せず)により矢印J方向に回動させて、巻掛伝動部材12に配設されたコンベアホルダ13に受け渡す。チップホルダ11の受渡しに先立ってコイルばね24の力に抗してスライド駒23を矢印K方向に移動させておき、基台18の上部H形部18bを腕22b先端のL字型部に係合させるようにしてチップホルダ11を矢印J方向に挿入する。
【0041】図14において、スライド駒23を開放すると、スライド駒23はコイルばね24の作用によって矢印D方向に移動し、チップ型コンデンサ1の円筒容器2をコンデンサ收容室23c内に收容し、基台18の上部H形部18bを腕22b先端のL字型部とスライド駒23とで挟持してチップホルダ11を導通板15の反対側で保持する。巻掛伝動部材12を間欠的に走行させながら、上述した受渡し作業を繰り返し行って、チップ型コンデンサ1を保持したチップホルダ11を所定の個数、例えば80個、コンベアホルダ13に受け渡す。
【0042】図1において、チップ型コンデンサ1を保持する80個のコンベアホルダ13がエージングドラム装置14に対向する位置まで搬送されると、可動基台を矢印B方向に移動させる。図15において、カム28を作動させ、再化成処理治具25に配設されている80個のリード線挟持装置27の挟持腕63を支点ピン64を中心として回動させて同時に開き、巻掛伝動部材12によって搬送された80個のチップホルダ11の導通板15A,15Bを開放された一対の挟持腕63の間に同時に矢印L方向に挿入した後、該挟持腕63を矢印M方向に閉じて接点ばね30と基板31との間に導通板15A,15Bを挟持し、導通板15A,15Bを介して導通状態として80個のチップ型コンデンサ1を再化成処理治具25に保持させる。
【0043】ドラム26を矢印N方向に4.5°ずつ間欠回転させながら、上記したように次々とチップ型コンデンサ1を80個ずつ同時にエージングドラム装置14に供給し、電気ヒータで所定の温度に加熱した空気をクロスファンで循環させてチップ型コンデンサ1を加熱すると共に、基板31から電圧をかけてチップ型コンデンサ1の内部に密封された酸素を含んだ電解液に電気分解を起こさせて、製造工程において傷付いた電極箔(図示せず)の表面に酸化皮膜を再び生成させて傷付いた箔の部分を修復するための再化成処理をエージングドラム装置14が一周する間に行う。
【0044】エージングドラム装置14が一周して再化成処理の終了したチップ型コンデンサ1は、チップホルダ11を再化成処理治具25に受け渡して空となったコンベアホルダ13に受け渡される。そして、図1において、可動基台を矢印C方向に移動させて元の位置に復帰させた後、巻掛伝動部材12を間欠的に走行させて次工程、例えばチップ型コンデンサ1の漏れ電流、容量、損失等の電気特性値を測定して選別する検査工程等に搬送すると共に、コンベアホルダ13に新しい(再化成処理前の)チップ型コンデンサ1を供給する。
【0045】なお、チップ型コンデンサ1を保持するチップホルダ11のコンベアホルダ13から再化成処理治具25への受渡しは、図13から図15に示すように、導通板15A,15Bを接点ばね30と基板31とで挟持した後、スライド駒23を矢印K方向に移動させてチップ型コンデンサ1をコンデンサ收容室23cから離脱させ、ドラム26を4.5°回動させることにより行われる。
【0046】また、再化成処理治具25からコンベアホルダ13へのチップホルダ11の受渡しは、ドラム26を4.5°回動させてチップ型コンデンサ1を保持するチップホルダ11を空のコンベアホルダ13の一対の腕22bの間に挿入し、スライド駒23を矢印D方向に移動させてチップ型コンデンサ1をコンデンサ收容室23c内に收容した後、接点ばね30を回動させて導通板15A,15Bの挟持を開放することにより行われる。
【0047】なお、上記実施例においては、電子部品としてチップ型コンデンサを再化成処理する実施例について説明したが、チップ型コンデンサに限定されるものではなく、平面実装される電極が平面状に形成された電子部品の検査工程等において、電極をリード線状に延ばすことが有効である電子部品であれば、どのような電子部品であってもよい。
【0048】
【発明の効果】
本発明は、上記のようにチップ型コンデンサの電極に導通板を導通させた状態でチップ型コンデンサをチップホルダに保持させた後、該チップ型コンデンサをチップホルダと共にエージングドラム装置に装着し、導通板を介してチップ型コンデンサに通電して再化成処理するようにしたので、チップ型コンデンサの外観を完成させた後、再化成処理できるという効果があり、またこの結果再化成処理後のリード線加工が不要となるため、リード線加工に伴う電解コンデンサ素子の損傷を防止できて電気特性の劣化を防止し得、安定した電気特性を有するチップ型コンデンサを製作できるという画期的な効果がある。
【0049】またチップホルダに保持されたチップ型コンデンサを、該チップホルダと共に巻掛伝動部材に配設されたコンベアホルダに順次受け渡し、コンベアホルダに保持されたチップ型コンデンサが所定の個数に達したとき、これらのチップ型コンデンサを同時にエージングドラム装置の再化成処理治具に受け渡し、チップ型コンデンサの電極に通電して再化成処理するようにしたので、チップ型コンデンサの受渡しに伴う無駄時間をなくして効率良く受け渡すことができる効果があり、短時間で再化成処理を終了させることができるという効果が得られる。
【0050】更には、チップ型コンデンサの電極を導通板の一端に電気的に導通させてチップホルダに保持させ、チップホルダの導通板と反対側をコンベアホルダに把持させて順次受け渡した後、導通板の他端を再化成処理治具に配設された接点ばねに接触させて把持させてエージングドラム装置に受け渡し、導通板を介してチップ型コンデンサに通電して再化成処理するようにしたので、導通板をあたかもリード線付コンデンサのリード線のように作用させて、従来のリード線付コンデンサの再化成処理装置をそのまま用いてチップ型コンデンサを再化成処理することができるという効果があり、またこの結果チップ型コンデンサ専用の再化成処理装置の設計、製作及び設置するための費用、スペース等を不要化し得、低コストでチップ型コンデンサを再化成処理できるという効果がある。
【0051】また導通板を有するチップホルダと、チップ型コンデンサを保持したチップホルダの導通板を挟持するエージングドラム装置とを備え、該導通板を電極に導通させた状態でチップ型コンデンサを保持させ、チップホルダの導通板を介してチップ型コンデンサに通電して再化成処理するようにしたので、小さい電極が平面状に配置されたチップ型コンデンサを、外観完成後に再化成処理装置に装着して再化成処理できるという効果があり、またこの結果再化成処理後のリード線の加工が不要化となり、安定した電気特性を有する高性能のチップ型コンデンサを製作することができるという効果がある。
【0052】更には、導通板の一端を電極に導通させ、一対の把持腕で挟持してチップ型コンデンサを保持するチップホルダと、間欠走行する巻掛伝動部材に配設され、チップ型コンデンサを保持するチップホルダを順次受け渡されて保持するコンベアホルダと、該コンベアホルダから同時に受け渡される多数のチップホルダを、導通板の他端を再化成処理治具の接点ばねに接触させて把持するエージングドラム装置を備え、導通板を介してチップ型コンデンサに通電して再化成処理するようにしたので、間欠走行する巻掛伝動部材に配設されたコンベアホルダにチップ型コンデンサを保持するチップホルダを順次受け渡し、コンベアホルダに保持されたチップ型コンデンサが所定の個数に達したとき、多数の該チップ型コンデンサを同時にエージングドラム装置に受け渡して効率よく再化成処理できるという効果がある。
【0053】またばねにより付勢され摺動自在に配設された一対の導通板にチップ型コンデンサの電極を接触させて保持するチップホルダと、導通板の反対側でチップホルダを把持するコンベアホルダと、ドラムの円周上に配列された多数個の再化成処理治具によってコンベアホルダから受け渡されたチップホルダの導通板の他端を挟持するエージングドラム装置を備え、ドラムを回転させながら導通板を介してチップ型コンデンサに通電して再化成処理するようにしたので、チップ型コンデンサの電極を導通板によってリード線状態に引き出し、電極と再化成処理装置の電気回路とを容易に導通状態で接続することができる効果があり、またこの結果外観の完成したチップ型コンデンサに再化成処理を施し、以後の加工を不要化して品質のばらつきのない高品質のチップ型コンデンサが得られるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】チップホルダに保持されたチップ型コンデンサがエージングドラム装置に受け渡され、また再化成処理されたチップ型コンデンサがチップホルダと共にエージングドラム装置からコンベアホルダに受け渡される状態を示す斜視図である。
【図2】チップ型コンデンサの斜視図であり、(A)は斜め上方から見たチップ型コンデンサの斜視図、(B)は斜め下方から見たチップ型コンデンサの斜視図である。
【図3】チップ型コンデンサが保持されたチップホルダの斜視図である。
【図4】チップ型コンデンサが保持されたチップホルダの縦断面図である。
【図5】チップホルダの分解斜視図である。
【図6】コンベアホルダの斜視図である。
【図7】コンベアホルダの分解斜視図である。
【図8】コンベアホルダに保持されたチップホルダの斜視図である。
【図9】コンベアホルダによってチップホルダが保持された状態を示す縦断面図である。
【図10】チップホルダの開放された一対の把持腕の間にチップ型コンデンサが供給される状態を示す縦断面図である。
【図11】チップ型コンデンサの電極がチップホルダの導通板に接触して配置され、電気的に導通して把持される状態を示す縦断面図である。
【図12】チップ型コンデンサがチップホルダに保持された状態を示す縦断面図である。
【図13】チップホルダに保持されたチップ型コンデンサが90°回転してコンベアホルダに受け渡される状態を示す縦断面図である。
【図14】チップホルダに保持されたチップ型コンデンサがコンベアホルダに保持された状態を示す縦断面図である。
【図15】チップ型コンデンサを保持するチップホルダの導通板が再化成処理治具の接点ばねに挟持されてエージングドラム装置に受け渡される状態を示す部分縦断面図である。
【符号の説明】
1 チップ型コンデンサ
4 チップ型コンデンサの電極
10 チップ型コンデンサの再化成処理装置
11 チップホルダ
12 巻掛伝動部材
13 コンベアホルダ
14 エージングドラム装置
15(15A,15B) 導通板
15a L字型部(導通板の一端)
15b U字型部(導通板の他端)
16(16A,16B) 把持腕
20 ばね
21 歯付き回転部材
25 再化成処理治具
26 ドラム
30 接点ばね

Claims (6)

  1. チップホルダに配設された導通板とチップ型コンデンサの電極とを電気的に導通させて前記チップ型コンデンサを前記チップホルダに保持させた後、前記チップ型コンデンサを前記チップホルダと共にエージングドラム装置に装着し、前記導通板を介して前記チップ型コンデンサの前記電極に前記エージングドラム装置から通電して前記チップ型コンデンサを再化成処理することを特徴とするチップ型コンデンサの再化成処理方法。
  2. チップホルダに配設された導通板の一端をチップ型コンデンサの電極に電気的に導通させて前記チップ型コンデンサを前記チップホルダに保持させた後、間欠走行する巻掛伝動部材に多数個が配設されたコンベアホルダに前記チップ型コンデンサを保持する前記チップホルダを順次受け渡し、前記コンベアホルダに把持された前記チップ型コンデンサが所定の個数になったとき、所定個数の前記チップ型コンデンサを同時にエージングドラム装置の再化成処理治具に受け渡して把持させ、前記チップ型コンデンサの前記電極に前記導通板を介して前記エージングドラム装置から通電して再化成処理することを特徴とするチップ型コンデンサの再化成処理方法。
  3. ばねにより付勢され摺動自在に配設された一対の導通板とチップ型コンデンサを把持する一対の把持腕が設けられたチップホルダにより前記チップ型コンデンサの電極を前記導通板の一端に電気的に導通させて前記チップ型コンデンサを前記チップホルダに保持させた後、間欠走行する巻掛伝動部材に多数個が配設されたコンベアホルダに前記チップホルダの前記導通板の反対側を把持させて前記チップ型コンデンサを順次受け渡し、前記コンベアホルダに把持された前記チップ型コンデンサが所定の個数になったとき、所定個数の前記チップ型コンデンサを同時にエージングドラム装置の再化成処理治具に受け渡して前記導通板の他端を前記再化成処理治具に配設された接点ばねに接触させて把持させ、前記チップ型コンデンサの前記電極に前記導通板を介して前記エージングドラム装置から通電して再化成処理することを特徴とするチップ型コンデンサの再化成処理方法。
  4. チップ型コンデンサの電極に導通板を接触させることで導通させて保持するチップホルダと、前記チップ型コンデンサを保持した前記チップホルダの前記導通板を挟持し前記導通板を介して前記チップ型コンデンサに通電して再化成処理するエージングドラム装置とを備えたことを特徴とするチップ型コンデンサの再化成処理装置。
  5. 導通板の一端をチップ型コンデンサの電極に接触させることで導通させて一対の把持腕で挟持して前記チップ型コンデンサを保持するチップホルダと、間欠走行する巻掛伝動部材に多数個が配設され前記チップ型コンデンサを保持する前記チップホルダを所定の個数になるまで順次受け渡されて保持するコンベアホルダと、前記チップ型コンデンサを保持する所定個数の前記チップホルダが前記コンベアホルダから同時に受け渡され前記導通板の他端を接点ばねに接触させて把持する多数個の再化成処理治具が配設され前記導通板を介して前記チップ型コンデンサの電極に通電して前記チップ型コンデンサを再化成処理するエージングドラム装置とを備えたことを特徴とするチップ型コンデンサの再化成処理装置。
  6. ばねにより付勢され摺動自在に配設された一対の導通板とチップ型コンデンサを把持する一対の把持腕が設けられ前記導通板の一端を前記チップ型コンデンサの電極に接触させることで導通させた状態で一対の前記把持腕で挟持して前記チップ型コンデンサを保持するチップホルダと、歯付き回転部材に巻き掛けられて間欠的に走行する巻掛伝動部材と、前記巻掛伝動部材に多数個が配設され受渡装置から受け渡された所定個数の前記チップホルダを前記導通板の反対側で把持するコンベアホルダと、一直線上に整列させた所定個数の前記チップホルダの前記導通板の他端を挟持する再化成処理治具をドラムの円周上に多数個配列し該ドラムを回転させながら前記導通板を介して前記チップ型コンデンサに通電して前記チップ型コンデンサを再化成処理するエージングドラム装置とを備えたことを特徴とするチップ型コンデンサの再化成処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007012836A (ja) * 2005-06-30 2007-01-18 Rohm Co Ltd 固体電解コンデンサの製造方法
CN102633885A (zh) * 2012-05-12 2012-08-15 杭州中水水力发电设备有限公司 老成鼓
JP5081333B2 (ja) * 2010-12-13 2012-11-28 昭和電工株式会社 連結ソケット及び該連結ソケットを用いたコンデンサ素子製造用治具
CN106449187A (zh) * 2016-10-25 2017-02-22 河南天航天科技有限公司 一种超级电容器的老化夹具

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