JP2004169907A - 潤滑油の定量給油装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】潤滑油の給油装置で廃油も定量供給できる。
【解決手段】底板10と側板の開口部9が、同心円の形状をしているバケット2が、軸4を中心に回転し、バケット2の形状特性により、油タンクより一定量の油をすくい取り、バッケット上昇時に、バケット2の底の穴11より腕3、軸4の中を通り中間桝5を経て注油パイプ6より外部へ給油を行う。
【選択図】 図1
【解決手段】底板10と側板の開口部9が、同心円の形状をしているバケット2が、軸4を中心に回転し、バケット2の形状特性により、油タンクより一定量の油をすくい取り、バッケット上昇時に、バケット2の底の穴11より腕3、軸4の中を通り中間桝5を経て注油パイプ6より外部へ給油を行う。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、機械の摺動部を潤滑するための注油に関する分野に係るものであり、詳しくは、摺動部が外気にさらされている、チェーン、歯車等に、注油を行う給油装置である。
【0002】
【従来の技術】
従来外気にさらされた、機械部品の注油方法に関しては、グリス塗布が一般的で、定期的に人力にて塗布されている。グリスの自動塗布では電動ポンプを使用し大規模な集中給油も有るが、一般的には、グリスの充填されたカップ内にバネとかガスなどの圧力を加え、小さな穴より少しずつグリスを出す給油方法が実施されている。しかしこの方法では、一度設置開封されたカップは機械が休止している間も連続してグリスを出し続ける欠点がある。
【0003】
液体状の油を自動定量注油する方法では、定量ポンプを利用し、必要量のみ噴射するか、油タンクより弁を絞る操作により少量の注油をする方法も考えられる。しかし気温や油の粘度などの諸条件により少量で定量の安定性に乏しく、注油された必要以上の油が流れ落ち周囲を汚し、危険な環境を作り出す、したがって、厳密な注油の必要で無い箇所では、ほとんどの機械が上記のグリス給油を行っている。しかし外気にさらされた注油部は巻き込み事故などの危険な場所が多くそのための防護柵や安全カバーが取り付けられており人力による注油も困難な場所が多い。
【0005】
また新品の油を使用するよりも工場からオイル交換など定期的に出る廃油を機械の注油に利用できる給油装置も望まれている。しかし内部に弁類や狭い通路及びノズルを持っている機械では、廃油のような固形異物の混入している油の使用は、閉塞の危険があり定量供給は不可能である。
【0006】
実際のところ外気にさらされている機械の摺動部は、粉塵などが多く付着しており定量注油さえされていれば、新品の油でなくて、廃油の注油で十分の場合が多い。
【0007】
【問題が解決しようとする課題】
本発明は機械の運転中に必要なだけの給油を行い、廃油のような異物が混入している油も目づまりなく確実に給油できる装置を提供することにある。
【0008】
【問題を解決する手段】
上記問題を解決するため本発明は、油量の調整には通路を絞る方法をとらず機械の運転中に一定容量のバケットでの採油回数頻度を調整することにより必要量の注油を行う方式をとる。したがって狭い通路がなく廃油のような異物の混入している油でも目づまり無く少量かつ定量に給油できる特徴がある。
【0009】
【実施例】
本発明の実施例を図面に基いて説明する。図1は、本装置の全体図を表している。図2は、油を定量供給するバッケト2の形状とその動きを表している。
潤滑油は、油タンク8に貯留されており、必要量だけ注油パイプ6より出て注油部に滴下される機能である。
図面2において、油量Hの場合に、バッケト2が油をすくい取りAの状態から回転しBの状態まで上昇し開口部9よりこぼれ出て残った油がバッケト2に保持され一定量を保ち、Cの状態に達し腕3から軸4を通り図1の補助桝5に流れ、そこから注油パイプ6を通り機械に注油される。
【0010】
バッケト2の底板10と開講部9は、同心円になっているので回転するバケット2は、一定量の油をすくい取り保持する機能がある。したがって油量Lの場合も同様にバケットが湯面を通過する時に油量Hの時と同量の油をすくい取る機能がある。タンク内に、貯留されている油は、油量Hから油量Lまで一定量ずつバケットにすくい取られ、機械の摺動部に注油される。
【0011】
全注油量はバケット2の容量を一回の給油で余分な油の流れ落ちない必要量に設定しておけば、機械運転時間中のモーター1の回転数により制御でき、回転数制御は摺動部の油の膜切れ時前に給油するように、タイマーや、インバターなど電気制御機器により任意に調整できる。
【0012】
伝導チェインなど油の保持力のある部品では、毎朝起動時に一回のみの給油を行う方式でも十分である。すなわち、図2のCの状態で停止させておき、起動時に一回のみAの状態からCの状態に動き、夕方機械が停止するまでCの状態を保持するよう電気的に設定する。この設定を行うと、C状態の高さ調整によりバッケト内より給油される量が調整可能である。
【0013】
【発明の効果】
本発明により簡単な構造の給油機で機械摺動部への定量かつ少量の注油が可能になり、かつ廃油も利用できる利点が生じた。
【0014】
また、ある程度の固形分や、壊れやすい物質の混入している溶液などの定量供給装置にも利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】給油装置全体の断面図である
【図2】油を定量供給するバケットの形状とその動きを表している
【符号の説明】
1 モーター
2 バケット
3 腕
4 軸
5 中間桝
6 注油パイプ
7 油面
8 油タンク
9 開口部
10 底板
11 穴
A 油量L時のバケット採油量
B 油量H時のバケット採油量
C 給油時のバケット内油量
【発明の属する技術分野】
本発明は、機械の摺動部を潤滑するための注油に関する分野に係るものであり、詳しくは、摺動部が外気にさらされている、チェーン、歯車等に、注油を行う給油装置である。
【0002】
【従来の技術】
従来外気にさらされた、機械部品の注油方法に関しては、グリス塗布が一般的で、定期的に人力にて塗布されている。グリスの自動塗布では電動ポンプを使用し大規模な集中給油も有るが、一般的には、グリスの充填されたカップ内にバネとかガスなどの圧力を加え、小さな穴より少しずつグリスを出す給油方法が実施されている。しかしこの方法では、一度設置開封されたカップは機械が休止している間も連続してグリスを出し続ける欠点がある。
【0003】
液体状の油を自動定量注油する方法では、定量ポンプを利用し、必要量のみ噴射するか、油タンクより弁を絞る操作により少量の注油をする方法も考えられる。しかし気温や油の粘度などの諸条件により少量で定量の安定性に乏しく、注油された必要以上の油が流れ落ち周囲を汚し、危険な環境を作り出す、したがって、厳密な注油の必要で無い箇所では、ほとんどの機械が上記のグリス給油を行っている。しかし外気にさらされた注油部は巻き込み事故などの危険な場所が多くそのための防護柵や安全カバーが取り付けられており人力による注油も困難な場所が多い。
【0005】
また新品の油を使用するよりも工場からオイル交換など定期的に出る廃油を機械の注油に利用できる給油装置も望まれている。しかし内部に弁類や狭い通路及びノズルを持っている機械では、廃油のような固形異物の混入している油の使用は、閉塞の危険があり定量供給は不可能である。
【0006】
実際のところ外気にさらされている機械の摺動部は、粉塵などが多く付着しており定量注油さえされていれば、新品の油でなくて、廃油の注油で十分の場合が多い。
【0007】
【問題が解決しようとする課題】
本発明は機械の運転中に必要なだけの給油を行い、廃油のような異物が混入している油も目づまりなく確実に給油できる装置を提供することにある。
【0008】
【問題を解決する手段】
上記問題を解決するため本発明は、油量の調整には通路を絞る方法をとらず機械の運転中に一定容量のバケットでの採油回数頻度を調整することにより必要量の注油を行う方式をとる。したがって狭い通路がなく廃油のような異物の混入している油でも目づまり無く少量かつ定量に給油できる特徴がある。
【0009】
【実施例】
本発明の実施例を図面に基いて説明する。図1は、本装置の全体図を表している。図2は、油を定量供給するバッケト2の形状とその動きを表している。
潤滑油は、油タンク8に貯留されており、必要量だけ注油パイプ6より出て注油部に滴下される機能である。
図面2において、油量Hの場合に、バッケト2が油をすくい取りAの状態から回転しBの状態まで上昇し開口部9よりこぼれ出て残った油がバッケト2に保持され一定量を保ち、Cの状態に達し腕3から軸4を通り図1の補助桝5に流れ、そこから注油パイプ6を通り機械に注油される。
【0010】
バッケト2の底板10と開講部9は、同心円になっているので回転するバケット2は、一定量の油をすくい取り保持する機能がある。したがって油量Lの場合も同様にバケットが湯面を通過する時に油量Hの時と同量の油をすくい取る機能がある。タンク内に、貯留されている油は、油量Hから油量Lまで一定量ずつバケットにすくい取られ、機械の摺動部に注油される。
【0011】
全注油量はバケット2の容量を一回の給油で余分な油の流れ落ちない必要量に設定しておけば、機械運転時間中のモーター1の回転数により制御でき、回転数制御は摺動部の油の膜切れ時前に給油するように、タイマーや、インバターなど電気制御機器により任意に調整できる。
【0012】
伝導チェインなど油の保持力のある部品では、毎朝起動時に一回のみの給油を行う方式でも十分である。すなわち、図2のCの状態で停止させておき、起動時に一回のみAの状態からCの状態に動き、夕方機械が停止するまでCの状態を保持するよう電気的に設定する。この設定を行うと、C状態の高さ調整によりバッケト内より給油される量が調整可能である。
【0013】
【発明の効果】
本発明により簡単な構造の給油機で機械摺動部への定量かつ少量の注油が可能になり、かつ廃油も利用できる利点が生じた。
【0014】
また、ある程度の固形分や、壊れやすい物質の混入している溶液などの定量供給装置にも利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】給油装置全体の断面図である
【図2】油を定量供給するバケットの形状とその動きを表している
【符号の説明】
1 モーター
2 バケット
3 腕
4 軸
5 中間桝
6 注油パイプ
7 油面
8 油タンク
9 開口部
10 底板
11 穴
A 油量L時のバケット採油量
B 油量H時のバケット採油量
C 給油時のバケット内油量
Claims (1)
- 油タンク(8)の内部で、油面(7)より上部にモーター(1)により回転する水平で中空の軸(4)を設置し、軸(4)の中間付近よりT字形に中空の腕(3)を出し、腕(3)の先端に円筒形の底板(10)と、その円筒と同心円の開口部(9)のある側板とで作られる略半円筒形のバッケット(2)を取り付け、その底板(10)に腕(3)の中空部に通る穴(11)を明け、軸(4)の回転でバケット(2)によってすくい取られた油が、バケット(2)の上昇時に底板(10)の穴(11)より腕(3)、から軸(4)の内部を通り中間桝(5)を経て、注油パイプ(6)より出る、給油装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002378392A JP2004169907A (ja) | 2002-11-20 | 2002-11-20 | 潤滑油の定量給油装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002378392A JP2004169907A (ja) | 2002-11-20 | 2002-11-20 | 潤滑油の定量給油装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004169907A true JP2004169907A (ja) | 2004-06-17 |
Family
ID=32708333
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002378392A Pending JP2004169907A (ja) | 2002-11-20 | 2002-11-20 | 潤滑油の定量給油装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004169907A (ja) |
-
2002
- 2002-11-20 JP JP2002378392A patent/JP2004169907A/ja active Pending
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