JP2004169564A - 河川水流発電設備 - Google Patents

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武 小門
Takashi Furukawa
隆司 古川
Kazuo Fukase
和男 深瀬
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Abstract

【課題】河川水の自然流下を妨げることなく、かつ大規模な水理構造物を構築することなく、河川水が本来有する自然の水流エネルギーを利用した経済的な河川水流発電設備を提供すること。
【解決手段】河川水の自然流下を妨げる事無く、河川水が元々保有する水流エネルギーを利用し、かつ河川の水中に自然流下の水流を受けて回転する回転体を水没させ、前記水流を受けて回転する前記回転体の回転エネルギーを利用して発電する河川水流発電設備において、河川の水底地盤18に杭1を打設し、その杭1に、前記回転体11を有する発電設備を備えた浮体2を昇降可能に設けたことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、河川水の自然流下を妨げることなく、河川水が元々保有する水流エネルギーを利用して発電する河川水流発電設備に関するものである。
【0002】
【従来技術】
河川にダムや堰を構築して河川水を堰き止め、ダムや堰の上下流水位差や、ダムや堰によって作られる人口貯水池、調整池の水位と発電所間との地形標高差といった位置エネルギーを利用して発電する水力発電は古くから利用されてきた。水力発電は発電の方式により、流れ込み式、調整池式、貯水池式、揚水発電に分類される (例えば、非特許文献1参照) 。
【0003】
しかしながら、従来の水力発電では、ダムや堰という大規模水理構造物を構築して河川水を堰き止めるため、ダムの建設地点より上流側の住居や田畑の水没を引き起こす。また、河川勾配の小さな河川に堰を設ける場合は、堰より上流の水位の湛水による水位のせき上げによって、河川沿いの低平地に位置する住居や田畑が洪水時に浸水する危険が生じる可能性があり、河川堤防の設置による氾濫防止等の対策が必要である。さらに、河川の中に構築されたダムや堰が、魚の遡上、往来を妨げたり、ダムからの放流水で長期に亘り濁水の流出を引き起こすなど、自然の生態系を変化させたり自然環境を悪化させる原因となる。
【0004】
水力発電は本来、自然の持つエネルギーを利用する点で、地球温暖化の生じない、優れたエネルギー利用形態であるにもかかわらず、従来の水力発電では、発電に要する水のエネルギーを得るために、発電機の上下流水位差(有効落差)が、2.5〜3m以上必要なため、ダムや堰という大規模水理構造物を構築して河川水を堰きとめ、発電機および水理構造物の上下流の水位差を発生させる必要がある。そのため、ダムや堰の構築に伴って、住民移転、周辺の土地利用への影響、環境問題などを引き起こすことが指摘されている。このような理由から、一般に、このような大規模水理構造物の建設による水力発電の実施は極めて難しい状況となってきている。
【0005】
一方、水のエネルギーや大気のエネルギーといった、流れの有する自然エネルギーを利用した発電方式としては、風力発電や潮汐、潮流発電が既に実用化あるいは実験段階にある。
【0006】
風力発電は、大気中に回転翼を設置し、大気の流れである風を利用して発電するもので、環境問題が生じない自然エネルギー利用形態として、わが国を含め世界各国で利用されつつある。しかし、風力発電施設は比較的風速が得られる地点に設置されているとはいえ、凪(なぎ)を含む一日の中での風速変化や季節的な風速の変化によって、発生電力や発生電力量が大幅に変動することは否めない。
【0007】
一方、海洋の分野では、水の流れを利用して発電する方式として、これまで、潮汐発電、潮流発電および海流発電の実用化、あるいは研究が進められている。
【0008】
潮汐発電は、地球と月および太陽との相対的な天体運動に起因して生じる周期的な海面の上下運動、すなわち潮汐差を利用して発電する方法であり、フランスのランスでは、13.5mの最大潮位差を利用して、発電容量240MWのランス潮汐発電所が1996年から稼働している。
【0009】
但し、潮汐発電所の設置場所として最大潮位差が10m以上あることが必要であるとされ、日本では有明海の4.9mの潮位差が最大であり、潮汐発電に適する場所はない。
【0010】
潮流発電は、潮汐発電と同様に潮汐現象に起因した周期的な海水の流れを利用して発電する方法であり、湾の入り口が狭まった場所や陸地に挟まれた海峡、水道または瀬戸などの潮流の流速が大きい場所が適している。来島海峡では、昭和58年(1983年)から潮流発電の長期実証試験が進められている。
【0011】
但し、潮流は約12時間の周期で正弦波状に変化し、半周期ごとに流れの方向が反転するので、両方向の流れに対して効率良く回転するロータの開発が必要となる。
【0012】
海流発電は、主に太陽からの熱エネルギー入力の不均一によって生じた対流作用に起因する熱流体運動を利用した発電方式である。海流は沿岸部から遠く、発電設備などの設置技術が未開発のため、大規模な海流発電の実績は世界的にも皆無である。
【0013】
このように、ダムや堰という大規模水理構造物の建設を伴う水力発電は住民移転や自然環境を悪化させる原因として社会問題、環境問題を引き起こす。
【0014】
風力発電は実用化されているが、日変動と季節変動の比較的大きな風速を利用することから、安定的な発電の確保が課題の一つである。
海洋の分野では、水の流れを利用して発電する方式として、これまで、潮汐発電、潮流発電および海流発電の実用化、あるいは研究が進められているが、一部の大きな潮位差を利用した発電以外はいずれも小規模な発電に止まっている。
【0015】
河川水の自然流下を妨げることなく、かつダムや堰といった大規模な水理構造物を設置せず、河川水が本来有する自然の水流エネルギーを利用した発電の実例は未だない。
【0016】
そして、従来、河川上にフロ−トを浮かせて、前記フロートに回転体を支持させると共に、そのフロートに発電機を設置し、かつ両岸に係留用の支柱を設置し、係留用ロープを河川の水面に沿って、張設する水車羽根式発電機も知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0017】
【非特許文献1】
電源開発「わが国における水力エネルギー貯蔵」日本エネルギー学会誌、第75巻第12号、1996
【特許文献1】
特開平09−256941号公報
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
岸に係留用の支柱を設置する形態では、係留用ロープを河川の水面に沿って、張設する必要があり、川幅が広い場合には、係留用ロープが船舶の航行の障害になり、また、洪水時には係留用ロープに流木等の浮遊物が引っかかり、水位のせき上げが生じる等、実用上問題がある。
【0019】
本発明は、河川水の自然流下を妨げることなく、かつダムや堰といった大規模な水理構造物を河道内および周辺地形に構築することなく、河川水が本来有する自然の水流エネルギーを利用し、また、係留用ロープを河川の水面に沿って、岸から張設する必要もなく、船舶の航行の障害や洪水時水位のせき上げを引き起こさないので、かつ杭を利用した経済的な河川水流発電設備を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】
前記の問題点を有利に解決するために、本発明においては、下記のように構成する。
【0021】
本発明の請求項1の河川水流発電設備においては、河川水の自然流下を妨げる事無く、河川水が元々保有する水流エネルギーを利用し、かつ河川の水中に自然流下の水流を受けて回転する回転体を水没させ、前記水流を受けて回転する前記回転体の回転エネルギーを利用して発電する河川水流発電設備において、河川の水底地盤に杭を打設し、その杭に、前記回転体を有する発電設備を備えた浮体を昇降可能に設けたことを特徴とする。
【0022】
また、請求項2の河川水流発電設備においては、河川水の自然流下を妨げる事無く、河川水が元々保有する水流エネルギーを利用し、かつ河川の水中に自然流下の水流を受けて回転する回転体を水没させ、前記水流を受けて回転する前記回転体の回転エネルギーを利用して発電する河川水流発電設備において、河川の水底地盤に杭を打設し、その杭に、支持台を介して回転体を有する発電設備を設けたことを特徴とする。
【0023】
また、請求項3の河川水流発電設備においては、河川水の自然流下を妨げる事無く、河川水が元々保有する水流エネルギーを利用し、かつ河川の水中に自然流下の水流を受けて回転する回転体を水没させ、前記水流を受けて回転する前記回転体の回転エネルギーを利用して発電する河川水流発電設備において、河川の水底地盤に杭を打設し、その杭に、前記回転体を有する発電設備を備えた浮体を係留させるようにしたことを特徴とする。
【0024】
また、請求項4の河川水流発電設備においては、河川水の自然流下を妨げる事無く、河川水が元々保有する水流エネルギーを利用し、かつ河川の水中に自然流下の水流を受けて回転する回転体を水没させ、前記水流を受けて回転する前記回転体の回転エネルギーを利用して発電する河川水流発電設備において、河川の水底地盤に、川幅方向の左右方向に間隔を置くと共に前後方向に間隔を置いて、多数の杭を打設し、前記各杭の上部に渡って支持台を設けて河川内に桟橋形式の構造物を設け、前記支持台に、回転体を有する発電設備を複数設けたことを特徴とする。
【0025】
また、請求項5の河川水流発電設備においては、河川水の自然流下を妨げる事無く、河川水が元々保有する水流エネルギーを利用し、かつ河川の水中に自然流下の水流を受けて回転する回転体を水没させ、前記水流を受けて回転する前記回転体の回転エネルギーを利用して発電する河川水流発電設備において、河川内に杭挿通用の鞘管を有するジャケットを設置し、前記鞘管に杭を挿通して水底地盤に打設し、前記ジャケットの上部に支持台を設け、その支持台に、回転体を有する発電設備を設けたことを特徴とする。
【0026】
また、請求項6の発明においては、請求項1に記載の河川水流発電設備において、前記杭にガイドされる浮体を昇降可能に、かつ位置固定可能に設けたことを特徴とする。
【0027】
また、請求項7の発明においては、請求項1または6に記載の河川水流発電設備において、前記杭に、浮体の上下の位置を規制するストッパが設けられていることを特徴とする。
【0028】
また、請求項8の発明においては、請求項1〜7のいずれかに記載の河川水流発電設備において、前記浮体または支持台に、回転体を有すると共に発電設備を備えた昇降可動体を昇降可能に、かつ位置調整可能に設けたことを特徴とする。
【0029】
また、請求項9の発明においては、請求項1〜7のいずれかに記載の河川水流発電設備において、前記浮体または支持台に、回転体を有すると共に発電設備を備えた中空固定筒体を取り付けたことを特徴とする。
【0030】
また、請求項10の発明においては、請求項1〜9のいずれかに記載の河川水流発電設備において、回転体を複数対称に配置して、水流を受ける回転体によって作用する回転モーメントを打ち消すように設けたことを特徴とする。
【0031】
【発明の実施の形態】
本発明の各実施形態について、図を参照して詳細に説明する。
【0032】
<第1実施形態>
図1および図2は、本発明の第1実施形態を示すものであって、この形態では、水底地盤に間隔をおいて複数本の杭が河川横断方向および上流から下流に向う前後方向に間隔をおいて、4本の杭1が打設され、前記各杭1に、中空室2aを備えた浮体2の4隅部の挿通孔3が嵌挿され、かつ浮体2は杭1にガイドされてこれに沿って浮力により昇降可能に、また、後記の把持装置4により位置固定可能に構成されている。浮体2の位置固定手段としては、浮体2側の挿通孔3の中間部に、杭1に圧着等によりこれを把持するためのチャックおよびジャッキ等を備えた把持装置4を浮体2側に付属させるようにすればよい。前記浮体2には、その浮力および吃水位置を調整するために、図示を省略するが、バラストタンクを装備させることができる。把持装置4としては、公知の液圧式等の杭把持装置を使用することもできる。
【0033】
また、前記浮体2の中央部には、上下方向に延長する開口部5aを有する支持筒体5が固定され、その内部に伸縮式ジャッキ6が配置されて、その一端側が連結されていると共に、前記伸縮式ジャッキ6の他端側が中空筒状の昇降可動体7に連結されて、前記昇降可動体7は伸縮式ジャッキ6により位置調整可能にかつ位置固定可能に設けられ、また、昇降可動体7は、前記支持筒体5の内壁面にガイドされ昇降可能に配置され、浮体2の中央部の挿通孔に、筒状の昇降可動体7の中間部が配置され、昇降可動体7の下部には、水平に中空の支持部8が一体に設けられ、その支持部8の左右両側における昇降可動体7から離れた位置には、発電機9が内臓されていると共に、これに接続した軸流形プロペラ10を備えた回転体11の軸部が回転可能に支持され、かつ内部に水が浸入しないように軸封パッキンにより液密にされ、回転体10が上流側に向って外部に配置されている。
【0034】
前記の各回転体11は、回転体11を複数対称(図示の場合は左右対称)に同レベルに配置されて、自然な水流Fを受ける回転体11によって作用する水平回転モーメントを互いに打ち消すように作用するように設けている。これによって、支持部8が安定すると共に浮体2および各杭1も安定する。
【0035】
前記各発電機9からの送電ケーブル12は、支持部8内および中空の昇降可動体7内からその上面板の透孔を通って、必要に応じ巻取りリールを内臓した集電装置13に接続され、その集電装置13から浮体2に立設された支柱14に掛け渡された上向きに傾斜した送電ケーブル15をへて、図示省略の対岸の電柱または鉄塔を介して変電設備に接続される。
【0036】
また、前記各杭1には、浮体2の上下面板から所定の距離をおいて、下部ストッパ16および着脱可能な上部ストッパ17が設けられ、下部ストッパ16により浮体2が杭1に対して所定の下部位置より下レベルになり、プロペラ10が水底地盤18に接触するのを防止し、ボルトピン19により杭1に着脱可能に嵌合装着された環状金具17aからなる上部ストッパ17により、浮体2の上部レベルの位置が設定され、浮体2の設置または交換時には、上部ストッパ17が適宜取り外される。上部ストッパ16は杭1に溶接等により固定すればよい。なお、下部ストッパ16も上部ストッパ17と同様な構成にすると、浮体2上で、杭1の打設も可能になる。
なお、支持筒体5を角筒状とし、前記昇降可動体7を角筒状とすることで、前記昇降可動体7の水平回転を防止してもよく、あるいは、適宜支持筒体5の内面にガイド用の縦溝を設け、これに上下摺動可能に係合する突起を前記昇降可動体7に設けて、前記昇降可動体7の水平回転を防止するようにしてもよい。
【0037】
<第2実施形態>
図3は本発明の第2実施形態を示すものであって、この形態では、4本の杭1の上部に、支持台20が固定され、前記実施形態と同様に昇降可動体7が支持台20に位置調整可能に構成され、昇降可動体7の下部に発電機9が内臓され、支持台20に集電装置13および支柱14が設置されているが、杭1にストッパ16,17が省略されているが、その他の構成は、前記実施形態と同様であるので、同様な部分には、同様な符号を付して説明を省略する。
【0038】
<第3実施形態>
図4および図5は本発明の第3実施形態を示すものであって、この形態では、前後方向に間隔を置くと共に左右方向に間隔をおいて多数の杭1が水底地盤18に打設され、前記各杭1の上部に左右方向に延長するように床版からなる支持台20が設けられた桟橋形式の構造物とされ、各左右方向における杭1間の支持台20の下部に、固定式の上下方向に延長する中空固定筒体7aが支持台20取り付けられ、その各中空固定筒体7aの下部に支持部8が設けられているが、その他の構成は、前記実施形態と同様であるので、同様な部分には、同様な符号を付して説明を省略する。
【0039】
なお、この実施形態の場合も、中空固定筒体7aに代えて、昇降可動体7としてもよい。この実施形態では、川幅が広い場合には、川幅方向に多数の回転体10を配置することができるので、経済的に発電することができる。なお、桟橋形式とする場合、河川の流れに直角方向ばかりでなく、上流側または下流側に向って斜めに交差する方向に設けることも可能である。
【0040】
<第4実施形態>
図6は本発明の第4実施形態を示すものであって、この形態では、4隅部に杭挿通用鞘管22を備えていると共にこれらの杭挿通用鞘管22を各辺で連結する連結鋼材22aによって一体化された鋼製ジャケット21と杭1とが、これらの上端部で一体化されていると共に、これらの上部に渡って、鋼製またはコンクリート製床版等からなる支持台20が設けられ、前記支持台20に前記と同様に中空固定筒体7aが取り付けられ、前記杭1と鋼製ジャケット21における杭挿通用鞘管22内面との間には、適宜モルタル等のグラウトが充填されて一体化されているが、その他の構成は、前記実施形態と同様であるので、同様な部分には、同様な符号を付して説明を省略する。この実施形態では、ジャケット21を使用しているので、杭1とジャケット21との合成構造物となり水平方向の剛性が大きく、また合成構造物の安定性がよい発電設備とすることができる。
【0041】
<第5実施形態>
図7および図8は、本発明の第5実施形態を示すものであって、この形態では、浮体2の4隅部付近にウインチ25を設け、また、河川内の水底地盤18に複数の杭1を打設すると共に、各杭1の上部を、鉄筋コンクリート等により結合させることにより構成された係留用杭体23の上部に係止部24を設け、浮体2の前記各ウインチ25から、耐候性を高めた合成樹脂被覆ワイヤーロープ等の係留用条体26を、前記各係止部24に係止するように構成され、また、前記浮体2の下部4隅部には、プロペラ10の下端部より所定の距離下方に突出するように鋼製等の柱状ストッパ27が設けられ、中空固定筒体7aを浮体2に設けた形態である。
【0042】
この実施形態でも、中空固定筒体7aに代えて、昇降可動体7とするようにしてもよい。また、各ウインチ25からの係留用条体26は適宜張力が設定され、過大な張力が作用しないように、ウインチ25のドラムで巻取りまたは巻き戻しされて、係留用条体26の張力は所定の範囲に維持されるように構成されている。その他の構成は、前記実施形態と同様であるので、同様な部分には、同様な符号を付して説明を省略する。
【0043】
<第6実施形態>
図9および図10は本発明の第6実施形態を示すものであって、この形態では、水底地盤18に打設された1本の杭1における水没した中間部に、支持台20が固定され、前記支持台20に支持部8が固定されるか、支持台20および杭1に固定され、前記支持部8の左右両側の対称位置にプロペラ10を有する複数の回転体11が装備され、内部にそれぞれ発電機9を備えている構成とされ、杭1の上部に、送電用支柱15を設置し、送電ケーブル12を杭1に沿って配置している。
前記各実施形態において、杭1としては、例えば、断面円形あるいは断面楕円状の鋼管杭を使用してもよい。
【0044】
本発明を実施する場合、プロペラ10等を有する回転体11を半水没状態としてもよく、図示例のように、水没状態としてもよく、河川の状態に応じて、適宜設定すればよい。
【0045】
前記各実施形態のように、本発明では、河川水の自然流下を妨げないよう人工のダムや堰を構築する事無く、河川水の流れが持つ自然のエネルギーを利用して発電する方式であり、河川の水の流れを堰き止めたり遮断することがないため、周辺の住民や環境に与える影響は極めて軽微である。また、比較的一日の中での時間変動の少ない河川の水流を利用するため、一日を通して時間的に安定した発電が可能である。また、本発明による発電を年間を通じて水量の豊富な河川で行なう場合は、季節変動によらない安定的な発電が可能となる。
【0046】
本発明において、河川水の流下に伴う水流エネルギーは、水の流れにほぼ直角に設置した回転体(ローター)11が水の流れを受けて生じる回転エネルギーを発電機9に伝えて発電する。
【0047】
回転体(ローター)11の形式は、風力発電と同様に、プロペラ式の軸流ローターと、サボニウス型やダリウス型などの横流ローターが利用可能であり、流速や水深などの設置箇所の条件に応じて選択することができる。本発明としては、回転体11を完全水没させても、半水没状態としてもよいが、水深1m程度以下の水没状態であるのが好ましい。
【0048】
本発明の河川水流発電設備を使用して、発電する場合、例えば、ローター1基当りの発電容量(発生出力)は、以下の式で与えられる。
P=(1/2)・(ρvηS)
ここに、P:発生出力(W)
ρ:水の密度(kg/m
v:河川水の流速(m/s),
η:発電効率
S:流れに垂直な面に投影した装置の面積(m
【0049】
例えば、水の密度ρを1,000kg/m、河川水の流速vを2m/sec、発電効率ηを0.3、ローターの半径rを3.7mとすれば、
S=πrから、P≒51.6kWとなり、約50kWの発電容量が得られることになる。
【0050】
前記実施形態において、浮体方式は水位の変化にも対応が可能であるとともに、季節による河川水量の変化に伴う流速や水深の変化に応じて有利な水深と流速が確保できる地点に、適宜曳航あるいは搬送クレーン等を備えた搬送用台船等により移動することが可能である。
【0051】
前記実施形態の桟橋方式あるいはジャケット方式も、河川水を堰き止めることが回避できるため、周辺環境に与える影響は軽微に抑えることができる。さらに、洪水時の流れを阻害するものではない。
【0052】
本発明を実施する場合、浮体または支持台あるいは杭に支柱14を設けないで、例えば、浮体または支持台あるいは杭から送電用ケーブル15を、下方に配置し(例えば、杭の外側あるいは内側に沿って)、水底地盤18の水底面に沿って敷設するか、あるいは水底地盤内に敷設して送電するようにすると、河川上および河川中に、送電用ケーブル15が障害物とならないので好ましい。
また、本発明を実施する場合、浮体あるいは支持台の上流側の平面形状を上流側に向って突出する平面円弧状にし、また、浮体あるいは支持台の下流側の平面形状を下流側に向って突出する平面円弧状にすると、抵抗が小さくなるのでよい。さらに、浮体あるいは支持台の上流側前面または下流側後面の上下方向の外形形状を、断面で下方に向って、浮体あるいは支持台の中央側に近づくような傾斜面とするとよい。
また、本発明を実施する場合、回転体を複数配置する場合、発電時の各回転体のプロペラ自体の回転方向は、翼角度を適宜設定することにより設定すればよい。
以上のように、本発明の河川水流発電設備は、河川水流の持つ自然エネルギーを利用する点で、地球温暖化の懸念も無い地球環境にやさしいエネルギー利用技術である。
【0053】
【発明の効果】
本発明によると、河川水の自然流下を妨げることなく、かつダムや堰、水路というといった大規模な水理構造物を河道内および周辺地形に構築することなく、河川水が本来有する自然の水流エネルギーを利用し、また、係留用ロープを河川の水面に沿って、張設する必要もなく、船の航行の障害とならないで、かつ杭を利用した経済的な河川水流発電設備を提供することができる。また、地球温暖化の懸念も無い地球環境にやさしいエネルギー利用技術である。さらに、発電設備の構成が比較的簡単な構成であるので、比較的安価に、河川に沿って設けたり、比較的安価に撤去したりすることができる。さらに、各発明によると、次のような効果が得られる
【0054】
請求項1のようにすると、河川の水底地盤に杭を打設し、回転体を有する発電設備を備えた浮体を設けるだけでよい簡単な構成であり、したがって、比較的大きな川幅寸法の河川に沿って、適宜、設けることができ、水深に応じて、浮体を上下動させて、発電設備を効率よく稼動させることができる。
【0055】
請求項2のようにすると、杭に支持台を設けて、回転体を有する発電設備を設けるだけの簡単な構成であるので、水深の安定している河川おいては、さらに経済的に設置することができる。
【0056】
請求項3のようにすると、単に、杭に回転体を有する発電設備を備えた浮体を係留させるだけの簡単な構成で、浮体を河川の所定の位置に設置することができる。
【0057】
請求項4のようにすると、河川内に支持台を有する桟橋形式の構造物を設けて、回転体を有する発電設備を複数または多数設けることができ、1発電設備当たりの発電量を高めることができる。
【0058】
請求項5のようにすると、ジャケット21を使用しているので、杭1とジャケット21との合成構造となり水平方向の剛性が大きく、また安定性がよい発電設備とすることができる。
【0059】
請求項6のようにすると、水深に応じて、杭に対して浮体の位置を適宜容易に変えて、浮体を所定の位置に配置することができ、また、杭に過大な浮体の荷重を負担させることがなく、また、浮体を介して、河川の水深に応じて、回転体の位置を調整して、これを没水状または半没水状態にすることができ、河川の水深状況に応じて、最適な状態で発電することができる。
【0060】
請求項7のようにすると、単に杭にストッパを設けるだけで、河川の水位の高低にかかわらず、浮体が杭から離脱するのを防止することができ、また、浮体が低レベル位置になることにより回転体が水底に接触して、プロペラ等が破損するのを防止することができる。
【0061】
請求項8のようにすると、比較的簡単な可動式の発電設備とすることができ、河川の水深に応じて、回転体の位置を調整して、これを没水状または半没水状態にすることができ、河川の水深状況に応じて、最適な状態で発電することができる。
【0062】
請求項9のようにすると、構造が簡単な安価な固定式の発電設備を河川に設けることができる。
【0063】
請求項10のようにすると、回転体を支持する支持部および構造物が安定する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の河川水流発電設備を河川に設置した状態を示す正面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】本発明の第2実施形態の河川水流発電設備を河川に設置した状態を示す斜視図である。
【図4】本発明の第3実施形態の河川水流発電設備を河川に設置した状態を示す正面図である。
【図5】図4の側面図である。
【図6】(a)は本発明の第4実施形態の河川水流発電設備を河川に設置した状態を示す正面図、(b)は(a)の側面図である。
【図7】本発明の第5実施形態の河川水流発電設備を河川に設置した状態を示す平面図である。
【図8】図7の側面図である。
【図9】本発明の第6実施形態の河川水流発電設備を河川に設置した状態を示す正面図である。
【図10】図9の側面図である。
【符号の説明】
1 杭
2 浮体
2a 中空室
3 挿通孔
4 把持装置
5 支持筒体
5a 開口部
6 伸縮式ジャッキ
7 昇降可動体
7a 中空固定筒体
8 支持部
9 発電機
10 プロペラ
11 回転体
12 送電ケーブル
13 集電装置
14 支柱
15 送電ケーブル
16 下部ストッパ
17 上部ストッパ
17a 環状金具
18 水底地盤
19 ボルトピン
20 支持台
21 ジャケット
22 杭挿通用鞘管
22a 連結用鋼材
23 係留用杭体
24 係止部
25 ウインチ
26 係留用条体
27 柱状ストッパ

Claims (10)

  1. 河川水の自然流下を妨げる事無く、河川水が元々保有する水流エネルギーを利用し、かつ河川の水中に自然流下の水流を受けて回転する回転体を水没させ、前記水流を受けて回転する前記回転体の回転エネルギーを利用して発電する河川水流発電設備において、河川の水底地盤に杭を打設し、その杭に、前記回転体を有する発電設備を備えた浮体を昇降可能に設けたことを特徴とする河川水流発電設備。
  2. 河川水の自然流下を妨げる事無く、河川水が元々保有する水流エネルギーを利用し、かつ河川の水中に自然流下の水流を受けて回転する回転体を水没させ、前記水流を受けて回転する前記回転体の回転エネルギーを利用して発電する河川水流発電設備において、河川の水底地盤に杭を打設し、その杭に、支持台を介して回転体を有する発電設備を設けたことを特徴とする河川水流発電設備。
  3. 河川水の自然流下を妨げる事無く、河川水が元々保有する水流エネルギーを利用し、かつ河川の水中に自然流下の水流を受けて回転する回転体を水没させ、前記水流を受けて回転する前記回転体の回転エネルギーを利用して発電する河川水流発電設備において、河川の水底地盤に杭を打設し、その杭に、前記回転体を有する発電設備を備えた浮体を係留させるようにしたことを特徴とする河川水流発電設備。
  4. 河川水の自然流下を妨げる事無く、河川水が元々保有する水流エネルギーを利用し、かつ河川の水中に自然流下の水流を受けて回転する回転体を水没させ、前記水流を受けて回転する前記回転体の回転エネルギーを利用して発電する河川水流発電設備において、河川の水底地盤に、河川横断方向に間隔を置くと共に前後方向に間隔を置いて、多数の杭を打設し、前記各杭の上部に渡って支持台を設けて河川内に桟橋形式の構造物を設け、その支持台に、回転体を有する発電設備を複数設けたことを特徴とする河川水流発電設備。
  5. 河川水の自然流下を妨げる事無く、河川水が元々保有する水流エネルギーを利用し、かつ河川の水中に自然流下の水流を受けて回転する回転体を水没させ、前記水流を受けて回転する前記回転体の回転エネルギーを利用して発電する河川水流発電設備において、河川内に杭挿通用の鞘管を有するジャケットを設置し、前記鞘管に杭を挿通して水底地盤に打設し、前記ジャケットの上部に支持台を設け、前記支持台に、回転体を有する発電設備を設けたことを特徴とする河川水流発電設備。
  6. 前記杭にガイドされる浮体を昇降可能に、かつ位置固定可能に設けたことを特徴とする請求項1に記載の河川水流発電設備。
  7. 前記杭に、浮体の上下の位置を規制するストッパが設けられていることを特徴とする請求項1または6に記載の河川水流発電設備。
  8. 前記浮体または支持台に、回転体を有すると共に発電設備を備えた昇降可動体を昇降可能に、かつ位置調整可能に設けたことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の河川水流発電設備。
  9. 前記浮体または支持台に、回転体を有すると共に発電設備を備えた中空固定筒体を取り付けたことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の河川水流発電設備。
  10. 回転体を複数対称に配置して、水流を受ける回転体によって作用する回転モーメントを打ち消すように設けたことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の河川水流発電設備。
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