JP2004169405A - 温水器付き汚物流しユニット - Google Patents

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JP2004169405A
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Koji Harada
幸司 原田
Atsushi Yoshida
篤史 吉田
Toru Tsuruta
透 鶴田
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Toto Ltd
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Abstract

【課題】貯湯式温水器の膨張水の排出経路に、排水管からの汚水が逆流することのない温水器付き汚物流しユニットを提供する。
【解決手段】貯湯タンク16内で水を加熱する際に発生する膨張水は、過圧逃し弁8により膨張水排出管9から汚物流し器14へと排出される。ここで、膨張水排出管9の排出口は、汚物流し器14の満水時溢れ縁(図1の一点鎖線C面)より上方に位置している。このため、汚物流し器14の汚水を排水管15へ排水させる際に、汚物流し器14から汚水が溢れてしまうようなことが万一あったとしても、膨張水排出管9に逆流することはない。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、駅やビルのトイレなど、パブリック施設トイレ向けの温水器付き汚物流しユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の貯湯式温水器としては、図6に示すように、床面に据え置き状態で設置されるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。図6において、給水源からの水は、給水管55から貯湯タンク46内に流入し、加熱ヒーター53により沸き上げられる。沸き上げられた湯は、水栓金具60の開栓操作により給湯管54を通じて出湯される。また、貯湯タンク46内で水を加熱する際に発生する膨張水は、過圧逃し弁8により膨張水排出管49から排出されてホッパー50に落下し、Uトラップ部51および排水連結管52を経て、配水本管58へ排出される。
【0003】
図7、図8、図9は、駅やビルのトイレなどの多目的トイレ(障害者用トイレ)に設置される汚物流し器に、従来の貯湯式温水器を設置した例であり、図7はその側面図、図8はその正面図(図7のA方向矢視)、図9はその背面図(図7のB方向矢視)である。近年、交通バリアフリー法の制定やハートビル法の改正により、多目的トイレでお湯が使える設備を設置する旨のガイドラインが出されたこともあって、お湯が使える多目的トイレが普及してきている。この種の多目的トイレにおいては、オストメイト(人口肛門保有者)やお年寄り、赤ちゃんを連れた母親がなどが、お湯を使うことで排泄物の処理を快適に行なうことができる。
【0004】
図8に示すように、多目的トイレの壁面56には壁掛け式の汚物流し器14が設置されており、汚物流し器14の側面には、フラッシュバルブ12が給水管13を介して接続されている。使用者がフラッシュバルブ12のレバー21を操作すると、給水管5(図7参照)、フラッシュバルブ12、給水管13を通じて汚物流し器14内に所定量の水が流入し、汚物流し器14内の汚物が、流入した水とともに排水管15(図7参照)へ排出される。
【0005】
また、図7に示すように、汚物流し器14の上方の壁面56には、湯水混合水栓10が備えられており、使用者が湯水混合水栓10を開栓すると、適温のお湯がスパウト部11から出湯される。湯水混合水栓10には、給水源からの水が給水管6を通して供給されるとともに、貯湯式電気温水器40からの高温水が給湯管7を通して供給される。貯湯式電気温水器40では、給水源からの水は、給水管18から減圧弁19を通して貯湯タンク46内に流入し、加熱ヒーター53により沸き上げられる。
【0006】
また、図9に示すように、貯湯タンク46内で水を加熱する際に発生する膨張水は、過圧逃し弁8により膨張水排出管49から排出されてホッパー50に落下し、Uトラップ部51および排水連結管52を経て、配水管15へ排出される。
【0007】
【特許文献1】
実開平5−47753号公報(図4)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来例においては、ホッパー50と配水管15が(Uトラップ部51および排水連結管52を介して)接続されているため、フラッシュバルブ12を作動させて汚物を排出する際に、排水管15からホッパー50に向かって汚水が逆流し、特に、排水量が多い場合には、ホッパー50から汚水がオーバーフローする恐れがある、という問題があった。
【0009】
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、本発明の目的は、貯湯式温水器の膨張水の排出経路に、排水管からの汚水が逆流することのない温水器付き汚物流しユニットを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】
上記目的を達成するために請求項1は、壁面に取り付けられた汚物流し器と、前記汚物流し器に給湯するための水栓金具と、前記水栓金具に温水を供給するための貯湯式温水器と、前記貯湯式温水器からの膨張水を排出するための過圧逃し弁および膨張水排出管とを備えた温水器付き汚物流しユニットにおいて、前記膨張水排出管の排出口を、前記汚物流し器の満水時溢れ縁の上方に配置した。よって、貯湯式温水器からの膨張水は、汚物流し器へ直接、その上方から排出されるので、排水管からの汚水が膨張水の排出経路に逆流することがない。また、ホッパーやUトラップなどの部材も必要なくなる。
【0011】
請求項2では、壁面に取り付けられた汚物流し器と、前記汚物流し器に給湯するための水栓金具と、前記水栓金具に温水を供給するための貯湯式温水器とを備え、前記貯湯式温水器からの膨張水を排出するための過圧逃し弁および膨張水排出管を前記貯湯式温水器に内蔵した温水器付き汚物流しユニットにおいて、前記膨張水排出管の排出口を、前記汚物流し器の満水時溢れ縁の上方に配置した。よって、貯湯式温水器からの膨張水は、汚物流し器へ直接、その上方から排出されるので、排水管からの汚水が膨張水の排出経路に逆流することがない。また、ホッパーやUトラップなどの部材も必要なくなる。さらに、過圧逃し弁および膨張水排出管が貯湯式温水器に予め内蔵されているので、現場での設置工事も容易である。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面により詳細に説明する。図1、図2、図3は、本発明の汚物流しユニットの第一の実施例を示す図であり、図1はその側面図、図2はその正面図(図1のA方向矢視)、図3はその背面図(図1のB方向矢視)である。
【0013】
図1に示すように、取り付け壁面3の前面には壁掛け式の汚物流し器14が設置されている。この取り付け壁面3は、下部フレーム4、上部フレーム57、背面フレーム2から成るフレーム枠に固定されている。フレーム枠の上部には天板1が固定されている。また、図2に示すように、汚物流し器14の側面には、フラッシュバルブ12が給水管13を介して接続されている。使用者がフラッシュバルブ12のレバー21を操作すると、給水管5(図1参照)、フラッシュバルブ12、給水管13を通じて汚物流し器14内に所定量の水が流入し、汚物流し器14内の汚物が、流入した水とともに排水管15(図1参照)へ排出される。
【0014】
また、図1に示すように、汚物流し器14の上方の取り付け壁面3には、湯水混合水栓10が備えられており、使用者が湯水混合水栓10を開栓すると、適温のお湯がスパウト部11から出湯される。湯水混合水栓10には、給水源からの水が給水管6を通して供給されるとともに、貯湯タンク16からの高温水が給湯管7を通して供給される。貯湯タンク16では、給水源からの水は、給水管18から減圧弁19を通して貯湯タンク16内に流入し、図示しない加熱ヒーターにより沸き上げられる。この貯湯タンク16は、図3に示すように、固定金具17により取り付け壁面3に壁掛け固定されている。
【0015】
また、図1に示すように、貯湯タンク16内で水を加熱する際に発生する膨張水は、過圧逃し弁8により膨張水排出管9から汚物流し器14へと排出される。ここで、膨張水排出管9の排出口は、汚物流し器14の満水時溢れ縁(図1の一点鎖線C面)より上方に位置している。このため、汚物流し器14の汚水を排水管15へ排水させる際に、汚物流し器14から汚水が溢れてしまうようなことが万一あったとしても、膨張水排出管9に逆流することはない。また、従来例で必要としていたホッパーやUトラップなどの部材も必要ない。
【0016】
図4は、本発明の汚物流しユニットの第二の実施例を示す側面図である。第一の実施例との違いは、過圧逃し弁8と膨張水排出管9を貯湯式温水器30に内蔵している点、給水源からの水を給水管18から貯湯式温水器30に内蔵した減圧弁19および給水導入管32を通して貯湯タンク16に供給している点、および貯湯式温水器30を固定金具31により取り付け壁面3の背面に壁掛け設置している点のみで、それ以外は同じである。この第二の実施例においても、第一の実施例と同様の効果を奏する。これに加え、過圧逃し弁8および膨張水排出管9が貯湯式温水器30に予め内蔵されているので、現場での設置工事も容易である。
【0017】
図5は、第二の実施例の変形例であり、汚物流し器14の代わりに手洗い器44を設置した例を示す側面図である。このように、汚物流し器14、フラッシュバルブ12、排水管15などを手洗い器44、排水管45に置き換えれば、手洗い器ユニットを構成することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の汚物流しユニットの第一の実施例の側面図
【図2】同正面図
【図3】同背面図
【図4】本発明の汚物流しユニットの第二の実施例の側面図
【図5】第二の実施例の変形例の側面図
【図6】従来の貯湯式温水器の設置例を示す図
【図7】従来の汚物流し器に貯湯式温水器を設置した例の側面図
【図8】同正面図
【図9】同背面図
【符号の説明】
1…天板
2…背面フレーム
3…取り付け壁面
4…下部フレーム
5…給水管
6…給水管
7…給湯管
8…過圧逃し弁
9…膨張水排出管
10…湯水混合水栓
11…スパウト部
12…フラッシュバルブ
13…給水管
14…汚物流し器
15…排水管
16…貯湯タンク
17…固定金具
18…給水管
19…減圧弁
21…レバー
30…貯湯式温水器
31…固定金具
32…給水導入管
40…貯湯式電気温水器
44…手洗い器
45…排水管
46…貯湯タンク
49…膨張水排出管
50…ホッパー
51…Uトラップ部
52…排水連結管
53…加熱ヒーター
54…給湯管
55…給水管
56…壁面
57…上部フレーム
58…配水本管
60…水栓金具

Claims (2)

  1. 壁面に取り付けられた汚物流し器と、前記汚物流し器に給湯するための水栓金具と、前記水栓金具に温水を供給するための貯湯式温水器と、前記貯湯式温水器からの膨張水を排出するための過圧逃し弁および膨張水排出管とを備えた温水器付き汚物流しユニットにおいて、前記膨張水排出管の排出口を、前記汚物流し器の満水時溢れ縁の上方に配置したことを特徴とする温水器付き汚物流しユニット。
  2. 壁面に取り付けられた汚物流し器と、前記汚物流し器に給湯するための水栓金具と、前記水栓金具に温水を供給するための貯湯式温水器とを備え、前記貯湯式温水器からの膨張水を排出するための過圧逃し弁および膨張水排出管を前記貯湯式温水器に内蔵した温水器付き汚物流しユニットにおいて、前記膨張水排出管の排出口を、前記汚物流し器の満水時溢れ縁の上方に配置したことを特徴とする温水器付き汚物流しユニット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104912156A (zh) * 2015-06-02 2015-09-16 深圳远鹏装饰集团有限公司 洗手盆
CN111877466A (zh) * 2020-06-22 2020-11-03 浙江天利厨房设备有限公司 一种自动关闭水龙头的节水型不锈钢水池

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