JP2004168268A - 画像情報記録装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ビデオカメラ1〜3で撮像した画像を画像記録装置7に一時保存し、画像を取り込んだ時点で、車上子8からキロ程基準位置があった位置から画像位置まで車両24が進んだ時、その位置のキロ程とその画像を関連付け、画像に文字表示で合成したり、画像データとキロ程データを組合わせるものである。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、鉄道線路の保全管理のための情報記録技術に係り、特に軌道検測車用の画像情報記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
公共性が高く完璧な安全性が要求され、保全管理が欠かせない軌道(鉄道線路)や橋梁、或いはトンネルなどの建造物では、それらの路面や壁面、構造体などがどのような状態にあるのかを常に正確に把握しておく必要がある。
【0003】
ここで、このような建造物で検査対象となる計測項目としては、軌道の場合はレール(軌条)の歪みの程度やクラックの有無、バラストの状態などであり、その他、橋梁の場合は本体の歪みや梁の腐食の程度など、トンネルの場合は壁面のクラックの有無や程度、漏水の有無などがあり、それぞれ定期的、或いは適宜、検査が必要である。
【0004】
また、このときは、目視による観察が極めて有効で、このため、上記した検査と並行して、ビデオカメラ(テレビジョンカメラ)により構造物を撮像し、こうして得た画像を所定の記録装置に記録し、後日、計測したデータの解析に際して比較参照する手法が従来からとられている。
【0005】
ところで、軌道のような長大な構造物を監視対象とした場合、対象となる構造物に沿って移動しながら連続的に計測し、各画像を取得してゆくのが効率的であり、このため、移動手段として鉄道車両を用い、これに計測装置やビデオカメラを搭載し、移動しながら計測し撮像するという、いわゆる軌道検測車による方法が従来から用いられ、保全管理の信頼性向上に大いに貢献している。
【0006】
そして、この場合は、ビデオカメラを軌道検測車の走行方向の前方にある軌道面に向け、走行に伴って順次、軌道面と、その周辺を撮像し、画像を取り込んで記録してゆくようにしている。
【0007】
ところで、このように移動しながらの計測には、計測データや各画像を取り込んだ位置の特定が不可欠なデータとなる。そこで、従来技術では、例えば軌道検測車の場合、軌道上の位置をキロ程と呼ばれているデータを用いて記録し、計測データや各画像に関連付けている。
【0008】
ここで、このキロ程とは距離程とも呼ばれ、軌道上の位置を、当該軌道の特定の位置に設定してある基準点からの距離で表わしたもので、その名称は、このときの距離の単位にキロ(km)を用いたことに由来する。そして、これは、通常、軌道に沿って逐次、配設してある地上子の検出により、算定されるのが通例である。
【0009】
上記のような技術に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1及び非特許文献1を参照。
【0010】
【特許文献1】
特開平8−005521号公報
【0011】
【非特許文献1】
平成8年鉄道連合シンポジウム(J−RAIL ’95)講演論文集
社団法人 土木学会発行、平成8年7月10日、P293−294、3A−02
「列車巡回ビデオ検査システムの開発」
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術は、ビデオカメラにより撮像された各画像と軌道上での位置の関連付けに配慮がされているとはいえず、各画像の位置の確定に問題があった。
【0013】
従来の装置では、取り込んだ画像に表示されるキロ程や、画像と関連付けられるキロ程が、当該画像を取り込んだ場所の実際のキロ程と異なっていて、これらの間に誤差がある。
【0014】
このため、従来技術では、画像を検査する際、オペレータが常に誤差を意識して判断する必要があり、操作性が悪い、精度が低いなどの問題があった。
【0015】
上記したように、キロ程から算定される軌道検測車の位置は、当該軌道検測車に搭載されているキロ程計測用の車上子により、軌道に配置してある地上子が検出されときを基準位置として逐次算定される。
【0016】
一方、軌道検測車を用いて軌道を撮像するようにした場合、ビデオカメラによる撮像位置(視野)は当該軌道検測車の前方になり、従って、このビデオカメラの撮像位置の上に車上子を設置することはできず、離れた位置に設置せざるを得ない。
【0017】
この結果、ビデオカメラから画像を取り込んだ位置と車上子の検出結果から算定したキロ程による位置に差が生じ、同一の時間に取り込んだビデオカメラの画像とキロ程を関連付けても、実際の画像位置にはならない。
【0018】
従来技術は、同一時間に取り込んだビデオカメラの画像と、キロ程を関連付けていた。また、このように、位置に差があっても、そのまま画像に文字表示でキロ程を合成していた。
【0019】
このため、従来技術では、画像とキロ程の組合わせに誤差を含み、この誤差をオペレータが判断して画像を選択操作する必要があり、従って、各画像の位置の確定に問題があり、操作性の悪化や精度の低下を生じてしまうのである。
【0020】
本発明の目的は、各画像の実際の取り込み位置がキロ程から算定した位置により正確に決定できるようにした軌道検測車用の画像情報記録装置を提供することにある。
【0021】
本発明の他の目的は、軌道狂いが検出された位置に対応付けした画像が得られるようにした軌道検測車用の画像情報記録装置を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、検査対象となる軌道に沿って走行する移動手段にビデオカメラを設置し、当該ビデオカメラで撮像した画像を記録する方式の画像情報記録装置において、前記ビデオカメラで撮像した画像を、前記移動手段の走行に応じてフィールド毎またはフレーム毎に抜き取って、前記移動手段の走行に応じて算出されるキロ程と共に一時保存してゆく記録手段を設け、前記記録手段から前記フィールド毎またはフレーム毎の画像と前記キロ程を読出す際、これらフィールド毎またはフレーム毎の画像の撮像位置に一致したキロ程を組合わせて読出すようにして達成される。
【0023】
同じく上記目的は、検査対象となる軌道に沿って走行する移動手段にビデオカメラを設置し、当該ビデオカメラで撮像した画像を記録する方式の画像情報記録装置において、前記ビデオカメラで撮像した画像を、前記移動手段の走行に応じてフィールド単位又はフレーム単位からなる1枚毎に抜き取って、前記移動手段の走行に応じて算出されるキロ程と共に一時保存し、これら1枚毎の画像の撮像位置に一致したキロ程を組合わせ上で一時保存してゆく記録手段と、前記移動手段に搭載された軌道狂い手段とを備え、前記軌道狂い検出手段により軌道狂いが検出されたとき、当該軌道狂いが検出されたときの前記キロ程に対応する前記画像を前記軌道狂い検出手段による軌道狂いデータに対応付けして記録するようにしても達成される。
【0024】
このとき、前記ビデオカメラがビデオオンデマンド機能を備え、前記キロ程に同期して前記フィールド毎またはフレーム単位の画像が取り込まれるようにしても上記目的が達成される。
【0025】
本発明によれば、ビデオカメラから得られた映像信号を一時保存し、画像を取り込んだ時点でキロ程基準位置があった位置から、カメラ画像位置まで移動手段が進んだ時、その位置のキロ程とその画像を組合わせて、画像に文字表示で合成したり、画像データとキロ程データを関連付けを行うことができる。
【0026】
また、本発明によれば、軌道狂い計測データを、当該軌道狂いが検出された地点の画像に対応付けすることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による画像情報記録装置について、図示の実施の形態により詳細に説明する。ここで、まず、図1は、本発明の一実施形態を軌道検測車に搭載された状態で示した構成図で、図2はシステム系統図である。
【0028】
そして、このとき、図示のように、軌道検測車として、3両連結された車両24〜26を用い、これに6台のビデオカメラ1〜3、27〜29を搭載し、監視対象となる軌道Oに沿って走行させ、計測を行うようにしてある。
【0029】
そして、これら6台のビデオカメラの中で、ビデオカメラ1〜3の3台は、図では左端にある車両24に搭載され、主として左方向(ここでは前進方向)に進むときに使用され、残りの3台のビデオカメラ27〜29は、右端にある車両26に搭載されていて、同じく右方向(ここでは後進方向)に進むときに主として使用される。
【0030】
ここで、まずビデオカメラ1(27)は運転室窓31から軌道Oの前方にある部分の周辺を撮像し、ビデオカメラ2(28)とビデオカメラ3(29)は、同じく運転室窓31から、軌道Oの前方で両側にあるレール30の各々を撮像する働きをする。
【0031】
そして、これらのビデオカメラ3〜5、27〜29はカメラ制御装置4により制御され、撮像された映像信号Dは、カメラ制御装置4を経由して画像記録装置7に供給され、フレーム単位で並んだ画像Fとして記録される。なお、映像信号Dはフレーム単位で供給され記録される必要は無く、フィールド単位など、所定のサイズの1枚の画像として供給、記録されていればよい。
【0032】
このとき、カメラ制御装置4にはビデオモニタ10が接続してあり、これにより映像信号Dによる画像を表示させ、撮像状況がリアルタイム(実時間)でオペレータにより確認できるようにしてある。
【0033】
なお、この実施形態の場合、このビデオモニタ10は主に車上での撮像状況の確認用に過ぎず、線路状況の検査は後刻、別の場所で行うのが原則であり、従って、このモニタ10は可搬型の小型のモニタでよく、機器の据付及び調整時のみ搬入して使用するようにしてもよい。
【0034】
次に、車両24には、ビデオカメラの外にも軌道狂い検出装置5とキロ程検出装置6が設置してあり、これらから出力される軌道狂い検出信号Eと車両速度V及びキロ程データKも画像記録装置7に記録されるようになっている。
【0035】
ここで、軌道狂い検出装置5はレーザ距離測定装置や加速度センサを備え、レールの曲りやクラックなどにより車両24に現れる加速度から軌道Oの狂いの程度を演算し、軌道狂い検出信号Eを発生する働きをする。
【0036】
また、キロ程検出装置6は、車輪23の車軸に取付けてある速度発電機22から出力されるパルスPと、車上子8から出力される地上子信号Gを取込み、車両速度Vとキロ程Kを算出する働きをする。
【0037】
このとき、まず、速度発電機22は、車両24が走行し、車輪23が回転することによりパルスPを発生するもので、この結果、車両24が所定の距離、例えば25cm移動する毎に1個のパルスPを発生する働きをする。
【0038】
次に、地上子9は信号発振器の一種で、基準駅(基準点)から予め決められている距離毎に、軌道Oの脇やレールの間などに設置され、その近傍を車上子8が通過したとき、例えば電磁誘導方式により当該地上子のキロ程を表わすデータが車上子8により検出されるようにする働きをする。
【0039】
このため、車上子8は、地上子9から発信されている信号を受信する働きをするものであるが、この電磁誘導方式の場合は磁界検出用のコイルで構成されることになる。
【0040】
従って、キロ程検出装置6は、車上子8により、地上子9のキロ程が検出されてくる毎に、そのキロ程を基準にしてパルスPをカウントすることにより、この場合は、25cm刻みでキロ程Kを算出することができる。
【0041】
次に、画像保存装置16は、画像記録装置7とUSB−HUB(選択装置)17を制御する働きをするもので、このため、切換器18を介して接続されたキーボード20などの入力インターフェースとディスプレイ19を備え、所定のプログラムが格納されたコンピュータなどで構成されている。
【0042】
そして、これにより、画像保存装置16は、画像記録装置7に記憶された画像Fとキロ程Kを組合わせて読出し、複数台のMO装置(光磁気記憶装置)11〜14の中からUSB−HUB17により選択した1台に供給し、各々のMOディスク(光磁気ディスク:Magneto Optical Disk)11a〜14aの何れかに記録させるのに必要な制御処理を実行する。
【0043】
このとき、キーボード20など入力インターフェースの操作と、モニタ10による監視は、図示してない所定のオペレータにより行われ、複数台のMO装置11〜14の選択も、オペレータにより行われる。
【0044】
ここで、複数台(この場合は4台)のMO装置11〜14を備え、USB−HUB17により選択して使用できるようにしてある理由は、検査対象となる軌道Oの種別に応じて、各々独立したMOディスクに画像やデータが記憶できるようにするためであり、ここで、軌道の種別とは、例えば本線と支線、線路名、保線区などの区別のことである。
【0045】
そこで、この3台の車両24〜26からなる軌道検測車を、運転士21が所定の速度で所定の区間にわたり走行させることにより、MOディスク11a〜14aには、検査対象である軌道Oの種別毎に、その軌道Oの周辺を撮像した画像と各レール30を撮像した画像、それにキロ程程検出装置6から出力される速度Vとキロ程データKが情報として組合わされて記録されることになる。
【0046】
図3は、この実施形態において、地上に設置される線路状況監視システムの一例で、パソコン32で制御される再生用MOドライブ15とディスプレイ33を備え、図示してない所定の検査場所に設けられている。
【0047】
そして、MOディスク11a〜14aの何れかを再生用MOドライブ15に装着(ロード)した上で、キーボード34を用いてパソコン32を操作してやれば再生動作が開始し、後述するように、各画像Fの撮像位置とキロ程Kによる走行位置が正確に一致した画像がディスプレイ33に表示され、従って、この実施形態によれば、後述するように、信頼性に富んだ検査を容易に行うことができる。
【0048】
次に、この実施形態における画像の記録処理と、記録した各画像とキロ程の組合わせ処理について説明する。
【0049】
まず、画像の記録処理について説明すると、ここで、一般的なビデオカメラの場合、通常は例えばNTSC方式などに準拠し、30フレーム/秒のレートで1フレーム2フィールドによるフィールドインターレース撮像方式が採用されている。
【0050】
しかし、このような軌道検測車用の画像情報記録装置の場合、記録データ量を抑えるため、ビデオカメラで連続的に撮像されている画像をそのまま記録してゆくのではなく、所定の距離、例えば数メートル移動する毎に、例えばフレーム単位又はフィールド単位からなる1枚(1コマ分)の画像を記録してゆく、いわゆるコマ落し記録方式が従来から用いられている。
【0051】
そこで、この実施形態の場合も、このコマ落し記録方式を用い、このとき、画像の取り込みを軌道検測車の移動距離で管理し、キロ程情報Kに基づき車両が4m走行する毎にフレーム単位又はフィールド単位からなる1枚の画像Fを取り込み、順次、画像記録装置7に記録されてゆくようにしてある。
【0052】
このため、速度発電機22として、図4(a)に示すように、車両24が25cm走行する毎にパルスPを発生するパルス発生器を用い、キロ程検出装置6は、図4(b)に示すように、パルスPを16カウントし、走行距離4m毎にサンプリング信号Sを生成する。
【0053】
そして、このサンプリング信号Sを使用し、この信号Sが発生したタイミングで、図4(c)に示すように、画像信号Gから順次1枚分ずつ画像Fを取り込み、画像記録装置7に記録されてゆくようにする。
【0054】
ここで、この図4は、車両24が或る一定の速度、すなわち画像信号Gが4フィールド現れる期間(4/60秒=1/15秒)に4m走行する速度(=15m/秒:54km/時間)で走行している場合を示したものである。
【0055】
従って、画像記録装置7には、車両24の走行に伴って、それが4m走行する毎に1フィールド分の画像データが1枚の画像Fとして順次記録されてゆくことになる。
【0056】
なお、1フレーム分で1枚の画像Fにするのではなくて1フィールド分の画像にしてある理由は、フレーム期間にすると、インターレースによる2フィールド分の画像データが1枚の画像Fとして取り込まれてしまい、被写体が移動している場合、異なった画像が重畳された結果、不鮮明な画像になってしまう虞れがあるからである。
【0057】
すなわち、走行中の車両等の移動体から撮像するため、通常のテレビジョン方式のフレーム分の画像では、1/60秒のブレが発生するので、フィールド分の画像を利用する。但し、この場合、画素数の減少による解像度の低下は甘受するしかない。
【0058】
ここで、フィールドインターレース撮像方式ではなく、1フレームで1枚の画像とするフルフレームシャッターカメラであればフレーム単位の画像であってもブレなく取得することができるため、この解像度の低下は、フルフレームシャッターカメラを使用することにより解決することができる。
【0059】
そうすると、このとき画像記録装置7に記録されてゆく各画像Fは、図5(a)に示すように、画像F1、F2、……と時系列順に配列されたものとなる。
【0060】
一方、このときは、キロ程Kも、図5(b)に示すように、車両24の走行に伴って時系列的に順次、キロ程検出装置6により算出され、画像記録装置7に記録されている。
【0061】
そこで、まず、図5(a)、(b)に示すように、或る画像F1が記録された時刻と同じ時点で算出されたキロ程Kをキロ程K1とする。そして以下、同様に、各画像F2、F3、……と、これらと同じ時刻のキロ程Kを各々キロ程K2、K3、……とする。
【0062】
次に、ここで或る画像F1と、これと同時刻に算出されたキロ程K1についてみると、これらは同一の時刻に撮像され算出されたものではあるが、軌道O上の位置でみると、異なった位置で撮像され算出されたものとなっている。
【0063】
すなわち、図1を見れば明らかなように、このときの画像F1の撮像位置は、ビデオカメラ1〜3の場合、車両24の前方に離れた位置にあり、一方、キロ程K1の算出位置、つまり車上子8が設置されている位置は、車両24の中ほどにあるからである。
【0064】
次に、これら各画像Fとキロ程Kの組合わせ処理について説明すると、まず、ここでビデオカメラ2、3(ビデオカメラ1については後述する)による撮像位置をM、車上子8の設置位置をNとする。
【0065】
そうすると、これら撮像位置Mと設置位置Nの間の距離は、図示のように、Lとなる。ここで、撮像位置Mについては、車両24の前端から5〜6m先のところに取るのが一般的であり、この場合、距離Lは10m以上になる。
【0066】
そこで、いま、距離L=16mとすると、或る画像F1が撮像された位置は、キロ程K1が算出された位置よりも16m先になり、以下、画像F2、F3、……とキロ程K2、K3、……の関係も同じで、それぞれ16m異なった位置になってしまう。
【0067】
この場合、従来技術では、図6に論理和処理Cとして示したように、同一の時刻で得られた各画像F1、F2、F3、……と各キロ程K1、K2、K3、……同士をそのまま組合わせている。
【0068】
なお、このことは、従来技術の場合、各画像F1、F2、F3、……が撮像されたとき、これと同時に算出されるのは各キロ程K1、K2、K3、……しか無いからであり、そして、このことが従来技術で上記した問題が生じてしまう理由である。
【0069】
そこで、この実施形態の場合、画像保存装置16は、画像記録装置7に記憶された画像Fとキロ程Kを組合わせて読出すとき、同一時刻同士の画像Fとキロ程Kを直ちに組合せるのではなく、図5に論理和処理Cとして示したように、車両24が更に距離L(このときはL=16m)走行した後の時刻で算出されたキロ程Kを組合わせて読出すのである。
【0070】
この場合、図4で説明したように、4m走行する毎に画像Fを取込んでいるので、16m走行した後のキロ程Kは、図5に示すように、4回後に算出したものが対応する。つまり、この場合は、各画像F1、F2、F3、……に対して、各4回後のキロ程K4、K5、K6、……が夫々対応することになり、これらを夫々組合わすのである。
【0071】
この結果、図7に示すように、各画像F1、F2、F3、……に対して、正しいキロ程K4、K5、K6、……を組合わせた画像データが、複数台のMO装置11〜14の中からUSB−HUB17により選択した1台に記録されることになる。
【0072】
従って、この実施形態によれば、各画像Fの実際の取り込み位置、つまり実際の撮像位置がキロ程から算定した位置に正確に一致して得られ、この結果、操作性悪化や精度低下の虞れが無く、常に高精度で信頼性の高い監視を容易に行うことができる。
【0073】
ここで、このことは、画像記録装置7に画像Fとキロ程Kを夫々所定の期間にわたって記録(一時記録)させていることに由来する。なお、このため、画像記録装置7には、それ程大きな記憶容量を持たせる必要は無い。
【0074】
なお、ビデオカメラ1による画像の取込みについては、上記した距離Lの値が異なるだけで、ビデオカメラ2、3の場合と同じであり、従って、その詳しい説明については割愛する。また、このことは、ビデオカメラ27〜29についても同じである。
【0075】
ところで、上記実施形態では、図4に示すように、サンプリング信号Sによる画像Fの取込みに時間差εが生じる場合があり、この時間差εは、画像Fの位置とキロ程Kの位置について誤差となる。しかも、この図4では、この時間差εが各画像F毎にほぼ同じ程度になっているが、実際には時々刻々変化することが多い。
【0076】
これは、ビデオカメラ1〜3(27〜29)による撮像動作が車両24の走行と無関係に行われていることに由来する。すなわち、ビデオカメラ1〜3は、上記したように、30フレーム/秒のレートで1フレーム2フィールド方式により、パルスP、ひいてはサンプリング信号Sの発生周期とは独立に、撮像動作しているからである。
【0077】
そこで、この時間差εを小さくするには、ビデオカメラ1〜3として、30フレーム/秒のレートではなく、例えば100フレーム/秒などの高速度カメラを使用すればよい。また、このときインターレース方式ではなく、単純なノンインターレース方式にしてやれば、上記した解像度の低下を甘受する必要はない。
【0078】
しかし、この場合でも、時間差εは小さくできるものの、いくら高速度のカメラを用いても、時間差εを常時0にすることは原理的にできない。但しビデオオンデマンド付きカメラを使用すれば、この時間差εを0にすることができる。
【0079】
ここで、このビデオオンデマンド付きカメラとは、高速度で連続撮像が可能なスチルカメラ(静止画カメラ)の一種と考えることができるもので、外部から供給される信号(トリガ信号)に同期して順次、フレーム単位の画像が1枚ずつ取得できるようにしたカメラのことである。
【0080】
従って、このビデオオンデマンド付きカメラを用い、サンプリング信号Sをトリガ信号として供給してやれば、時間差が無く(ε=0)、各画像F1、F2、F3、……に対して正確に位置が一致したキロ程K4、K5、K6、……を組合わせることができる。
【0081】
次に、本発明の他の実施形態について説明する。
【0082】
上記したように、本発明が対象としている軌道検測車の場合、その計測項目の一種に軌道狂いの計測がある。
【0083】
そして、これに対応して、図1の実施形態では、軌道狂い検出装置5が設けてあり、これにより軌道検測車が走行中、常時、軌道狂い検出信号Eを検出して、軌道狂い計測データが記録されてゆくようになっていることは既に説明した通りである。
【0084】
そこで、以下に説明する実施形態は、この軌道狂い検出信号Eが検出されたときの位置をキロ程Kにより算定し、当該キロ程Kに対応したフレーム単位又はフィールド単位からなる1枚の画像Fを選択し、この画像Fを、このときの軌道狂いデータと対応付けして記録するようにしたものである。
【0085】
次に、この実施形態の動作について更に具体的に説明すると、まず、ここにいう軌道狂いとは、主としてレール30の曲り、つまり本来の位置からの横方向のずれのことであり、従って、車両25(図1)が走行した場合、横方向の加速度として検出することができることになる。
【0086】
しかし、この場合、短時間の加速度だけで曲りを判定したのでは、単なる振動や動揺と区別できない。そこで、実用的には、ある程度の距離、走行したときの加速度から曲りを判定するようになっている。そして、このときの走行距離は20m程度あれば良いことが経験的に知られている。
【0087】
そこで、この実施形態では、車両の走行速度が例えば130km/hのとき、図8に論理和処理Cで示したように、軌道狂い検出信号Eが検出された位置から100m前のキロ程K(この場合はキロ程K1)に相当する画像F(この場合は画像F−2)を画像記録装置7から取込み、このときの軌道狂いデータに対応付けた上で、MO装置11〜14の何れかに転送し、記録するのである。
【0088】
このとき、この実施形態では、該当する画像F(この場合は画像F−2)だけではなく、更に、その前後に複数枚の画像、例えば前方には約30m分、後方には約20m分の画像を対応付けして記録するようになっている。
【0089】
これは、何らかの理由、例えば車両速度の変動などによるずれに際しても確実に当該箇所の画像が記録されるようにすると共に、誤検出に際して当該位置の前後が確認できるようにするためである。
【0090】
ここで、上記したように、画像Fは走行距離4m毎に1枚ずつ取り込まれるようになっている。そこで、この場合は、画像F−2 の前には8枚の画像が、そして、後には5枚の画像がそれぞれ一緒に記録されることになる。
【0091】
従って、この実施形態によれば、後で軌道狂いが発生した地点の画像が簡単に再生できるので、当該地点での軌道狂いデータの解析に画像が利用できることになり、信頼性の高い軌道狂い検出を容易に得ることができる。
【0092】
【発明の効果】
本発明によれば、画像の撮像位置に正確に一致したキロ程が組合わせられるので、画像によるキロ程の確認が容易になり、且つ、キロ程から画像を容易に検索することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像情報記録装置の一実施形態を示す機器配置図である。
【図2】本発明による画像情報記録装置の一実施形態を示すシステム系統図である。
【図3】本発明の一実施形態による検査部のシステム系統図である。
【図4】本発明の一実施形態における画像取込み処理を説明するためのタイミング図である。
【図5】本発明の一実施形態における画像とキロ程の組合せ処理を説明するためのタイミング図である。
【図6】従来技術における画像とキロ程の組合せ処理を説明するためのタイミング図である。
【図7】本発明の一実施形態により得られる画像とキロ程の組合せの一例を示す説明図である。
【図8】本発明の他の一実施形態における画像取込み処理を説明するためのタイミング図である。
【符号の説明】
O 軌道(鉄道線路)
1〜3 ビデオカメラ(前進方向撮像用)
4 カメラ制御装置
5 軌道狂い検出装置
6 キロ程検出装置
7 画像記録装置
8 車上子
9 地上子
10 ビデオモニタ
11〜14 MO装置(光磁気記憶装置)
11a〜14a MOディスク(光磁気ディスク:Magneto Optical Disk)
16 画像保存装置(画像保存制御装置
17 USB−HUB(選択装置)
18 切換器
19 ディスプレイ
20 キーボード
21 運転士
22 速度発電機(パルス発生器)
23 車輪
24〜26 車両(軌道検測車)
27〜29 ビデオカメラ(後進方向撮像用)
30 レール(軌条)
31 窓(ガラス窓)
32 パソコン
33 ディスプレイ
34 キーボード
Claims (3)
- 検査対象となる軌道に沿って走行する移動手段にビデオカメラを設置し、当該ビデオカメラで撮像した画像を記録する方式の画像情報記録装置において、
前記ビデオカメラで撮像した画像を、前記移動手段の走行に応じてフィールド単位又はフレーム単位からなる1枚毎に抜き取って、前記移動手段の走行に応じて算出されるキロ程と共に一時保存してゆく記録手段を設け、
前記記録手段から前記1枚毎の画像と前記キロ程を読出す際、これら1枚毎の画像の撮像位置に一致したキロ程を組合わせて読出すように構成したことを特徴とする画像情報記録装置。 - 検査対象となる軌道に沿って走行する移動手段にビデオカメラを設置し、当該ビデオカメラで撮像した画像を記録する方式の画像情報記録装置において、
前記ビデオカメラで撮像した画像を、前記移動手段の走行に応じてフィールド単位又はフレーム単位からなる1枚毎に抜き取って、前記移動手段の走行に応じて算出されるキロ程と共に一時保存し、これら1枚毎の画像の撮像位置に一致したキロ程を組合わせた上で一時保存してゆく記録手段と、
前記移動手段に搭載された軌道狂い検出手段とを備え、
前記軌道狂い検出手段により軌道狂いが検出されたとき、当該軌道狂いが検出されたときの前記キロ程に対応する前記画像を前記軌道狂い検出手段による軌道狂いデータに対応付けして記録するように構成したことを特徴とする画像情報記録装置。 - 請求項1又は請求項ふに記載の発明の何れかにおいて、
前記ビデオカメラがビデオオンデマンド機能を備え、
前記キロ程に同期して前記1枚毎の画像が取り込まれるように構成されていることを特徴とする画像情報記録装置。
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