JP2004167954A - Manufacturing device for ptp sheet - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ポケット部に錠剤が収容されてなるPTPシートの製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、PTPシート(ブリスターシート)は、例えばPP(ポロプロピレン)よりなり複数のポケット部を備えた包装用フィルムと、ポケット部を塞ぐようにして包装用フィルムに取着されたアルミニウム製のカバーフィルムとを有している。各ポケット部には錠剤が収容されている。
【0003】
従来、PTPシートを製造する装置にあっては、最上流側にロール状の包装用フィルムがセットされている。当該ロール状の包装用フィルムの下流側において、図7に示すように、包装用フィルム51にポケット部を形成するためのポケット部形成装置52が設けられている。該ポケット部形成装置52は、包装用フィルム51を加熱し軟化させるための加熱手段53と、ポケット部の形状に成形するためのポケット成形手段54とを備えている。加熱手段53は、互いに接離可能に設けられた上部ヒータプレート55及び下部ヒータプレート56を備えている。
【0004】
また、ポケット成形手段54は、下型57及び上型58を備えている。下型57には、複数の孔59が形成されており、該孔59に高圧のエアが供給されるようになっている。また、上型58には孔59に対応した位置にポケット部の形状に合わせた成形凹部62が設けられている。ポケット部が形成される際には、まず、加熱手段53の上部及び下部ヒータプレート55,56の間に帯状の包装用フィルム51が移送される。そして、両プレート55,56によって、包装用フィルム51が挟まれ、加熱軟化される。次に、加熱軟化された包装用フィルム51は、ポケット成形手段54へと移送され、上型58と下型57とによって挟まれる。さらに、孔59にエアが供給されることで、包装用フィルム51が成形凹部62の形状に合わせて伸張させられ、ポケット部が形成される。このような成形法は、「平板式圧空成形法」と称される。なお、その他の成形法としては、「プラグアシスト圧空成形法」、「ドラム式真空成形法」等が挙げられる(例えば、非特許文献1参照)。
【0005】
そして、包装用フィルム51は、その後各ポケット部56に錠剤を投入するための錠剤投入装置、包装用フィルム51にカバーフィルムを貼着するための貼着手段、検査装置、PTPシート形状に打抜くためのシート打抜装置等を経てPTPシートへと加工される。なお、錠剤投入装置においては、錠剤が1錠ずつ自由落下により、ポケット部に投入される(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
【0006】
【非特許文献1】
「包装技術」,社団法人日本包装技術協会,昭和61年8月号,第24巻,第8号,p.748−753
【特許文献1】
実開平7−26302号公報
【特許文献2】
特開平8−81040号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、近年、異なる錠剤同士であっても同じ製造装置を用いてPTPシートを製造することが行われるようになってきている。これにより、生産設備のコストダウン及び稼働率の向上が図られる。
【0008】
しかしながら、上記したように、どのような錠剤が採用される場合であっても、各錠剤は自由落下によってポケットへ投入されることとなる。この点、上記従来技術では、同じ深さのポケット部しか形成できないため、錠剤の大きさ、形状等によっては、適正にポケット部内に収容されないおそれがある。換言すれば、成形されるポケット部が一義的であるため、ポケット部の深さと錠剤との関係が適切でない場合が生じ、その場合には、錠剤が不適正な姿勢で収容されたり、或いは錠剤がポケット部からはみ出す等の不具合が起こるおそれがある。その結果、錠剤が立ったままの姿勢で封入されてしまう「立ち錠」と称される現象や、錠剤が割れてしまう「割れ錠」と称される現象が発生してしまうおそれがある。
【0009】
本発明は、上記各事情に鑑みてなされたものであり、投入される錠剤が変更されたとしても、立ち錠や割れ錠等の供給不良に伴う不具合を抑制することのできるPTPシートの製造装置を提供することを主たる目的の一つとしている。
【0010】
【課題を解決するための手段及びその効果】
上記の目的を達成するために有効な手段を以下に示す。なお、必要に応じてその作用効果等についても説明する。
【0011】
手段1.帯状の包装用フィルムを移送しつつ、ポケット部に錠剤が収容されてなるPTPシートを製造するための製造装置であって、
前記包装用フィルムに前記ポケット部を形成するポケット部形成手段と、
前記各ポケット部に錠剤を投入するための錠剤投入手段と、
前記ポケット部に錠剤が投入された前記包装用フィルムに対し、前記ポケット部を塞ぐようにしてカバーフィルムを取着する取着手段と、
前記カバーフィルムの取着された前記包装用フィルムからPTPシート単位にその外縁を打抜くシート打抜手段とを備え、
前記ポケット部形成手段は、少なくとも前記ポケット部に対応する部位を加熱する加熱手段と、
前記加熱手段にほぼ連続して又は近接して設けられ、該加熱手段にて加熱された部分をポケット状に成形することでポケット部を形成する成形手段とを具備し、
前記成形手段は、前記包装用フィルムのうち少なくとも前記ポケット部に対応する被成形部の周囲を環状又は略環状に挟持可能な挟持機構と、前記包装用フィルムが前記挟持機構にて挟持された状態で前記被成形部にポケット成形型を突出させることで、前記被成形部を伸張させる伸張機構とを有し、前記ポケット成形型の突出量を調整可能としたことを特徴とするPTPシートの製造装置。
【0012】
手段1によれば、ポケット部形成手段により包装用フィルムにポケット部が形成される。次いで、錠剤投入手段により、各ポケット部に錠剤が投入される。ポケット部に錠剤が投入された包装用フィルムに対し、取着手段では、ポケット部を塞ぐようにしてカバーフィルムが取着される。その後、カバーフィルムの取着された包装用フィルムからPTPシート単位にその外縁が、シート打抜手段で打抜かれることで、PTPシートが得られる。さて、手段1では、ポケット部形成手段において、まず、少なくともポケット部に対応する部位が加熱手段により加熱される。そして、加熱手段にほぼ連続して又は近接して設けられた成形手段により、加熱された部分がポケット状に成形されることでポケット部が形成される。このとき、成形手段の挟持機構によって、包装用フィルムのうち少なくともポケット部に対応する被成形部の周囲が環状又は略環状に挟持される。そして、包装用フィルムが挟持機構にて挟持された状態で、被成形部に伸張機構のポケット成形型が突出させられる。これにより、被成形部が伸張させられる。ポケット成形型の突出量が調整可能となっているため、投入される錠剤が別のものに変更されるような場合であっても、ポケット部の深さを変更することができる。従って、前記突出量を適宜変更調整することで、ポケット部の深さを錠剤に適合したものとすることができる。そのため、立ち錠や割れ錠等の供給不良に伴う不具合を抑制することができる。勿論、この場合、製造装置の変更を伴わないため(同じ製造装置を使用することができるため)、生産設備のコストダウン及び稼働率の向上をも図ることができる。
【0013】
手段2.帯状の包装用フィルムを移送しつつ、ポケット部に錠剤が収容されてなるPTPシートを製造するための製造装置であって、
前記包装用フィルムに前記ポケット部を形成するポケット部形成手段と、
前記各ポケット部に錠剤を自由落下により投入するための錠剤投入手段と、
前記ポケット部に錠剤が投入された前記包装用フィルムに対し、前記ポケット部を塞ぐようにしてカバーフィルムを取着する取着手段と、
前記カバーフィルムの取着された前記包装用フィルムからPTPシート単位にその外縁を打抜くシート打抜手段とを備え、
前記ポケット部形成手段は、少なくとも前記ポケット部に対応する部位を加熱する加熱手段と、
前記加熱手段にほぼ連続して又は近接して設けられ、該加熱手段にて加熱された部分をポケット状に成形することでポケット部を形成する成形手段とを具備し、
前記成形手段は、前記包装用フィルムのうち少なくとも前記ポケット部に対応する被成形部の周囲を環状又は略環状に挟持可能な挟持機構と、前記包装用フィルムが前記挟持機構にて挟持された状態で前記被成形部にポケット成形型を突出させることで、前記被成形部を伸張させる伸張機構と、前記ポケット成形型の突出量を調整する突出量調整機構とを有し、投入される錠剤の変更に伴い、前記突出量調整機構によって、前記突出量を調整することで、前記ポケット部の深さを変更可能としたことを特徴とするPTPシートの製造装置。
【0014】
手段2によれば、ポケット部形成手段により包装用フィルムにポケット部が形成される。次いで、錠剤投入手段により、各ポケット部に錠剤が自由落下により投入される。ポケット部に錠剤が投入された包装用フィルムに対し、取着手段では、ポケット部を塞ぐようにしてカバーフィルムが取着される。その後、カバーフィルムの取着された包装用フィルムからPTPシート単位にその外縁が、シート打抜手段で打抜かれることで、PTPシートが得られる。さて、手段2では、ポケット部形成手段において、まず、少なくともポケット部に対応する部位が加熱手段により加熱される。そして、加熱手段にほぼ連続して又は近接して設けられた成形手段により、加熱された部分がポケット状に成形されることでポケット部が形成される。このとき、成形手段の挟持機構にて、包装用フィルムのうち少なくともポケット部に対応する被成形部の周囲が環状又は略環状に挟持される。そして、包装用フィルムが挟持機構にて挟持された状態で、被成形部に伸張機構のポケット成形型が突出させられる。これにより、被成形部が伸張させられる。突出量調整機構によって、ポケット成形型の突出量が調整可能となっているため、当該突出量を調整することによって、投入される錠剤が別のものに変更されるような場合であっても、ポケット部の深さを変更することができる。従って、前記突出量を適宜変更調整することで、ポケット部の深さを錠剤に適合したものとすることができる。そのため、立ち錠や割れ錠等の供給不良に伴う不具合を抑制することができる。勿論、この場合、製造装置の変更を伴わないため(同じ製造装置を使用することができるため)、生産設備のコストダウン及び稼働率の向上をも図ることができる。
【0015】
手段3.前記突出量調整機構は、前記突出量を自動調整可能となっていることを特徴とする手段2に記載のPTPシートの製造装置。
【0016】
手段3によれば、突出量調整機構により、突出量が自動的に調整される。このため、ポケット部の深さを変更するのに手間がかかることがなく、より一層の生産性の向上を図ることができる。
【0017】
手段4.前記ポケット成形型が交換可能となっていることを特徴とする手段1乃至3のいずれかに記載のPTPシートの製造装置。
【0018】
手段4のように、ポケット成形型が交換可能となっていると、該ポケット成形型の先端形状等を変更することで、ポケット部の深さのみならず、ポケット部の形状についても、何ら困難性を伴うことなく変更することができる。従って、様々なニーズに応じたPTPシートを製造することができるという点でメリットが大きい。
【0019】
手段5.前記伸張機構はカム機構を備えることを特徴とする手段1乃至4のいずれかに記載のPTPシートの製造装置。
【0020】
手段5のように、伸張機構がカム機構を備えていることで、常に設定された突出量分だけ突出させることが可能となり、結果として、ポケット部の深さに関する精度を高めることができる。また、シリンダ等の他のアクチュエータを採用する場合に比べて、カムの回転速度を速くすることで、ポケット部の成形速度を飛躍的に高めることができる。結果として、生産性のさらなる向上を図ることができる。
【0021】
手段6.前記挟持機構は、互いに接触離間方向に相対移動可能に設けられた第1の型と第2の型とを具備し、前記第1の型は、複数の孔を有するとともに、該孔に対し、前記ポケット成形型が出没可能に設けられており、前記第2の型は、前記孔に対応する凹部又は孔を備え、前記第1の型と第2の型とによって前記包装用フィルムを挟持可能となっていることを特徴とする手段1乃至5のいずれかに記載のPTPシートの製造装置。
【0022】
手段6によれば、挟持機構を構成する第1の型と第2の型とによって包装用フィルムが挟持される。従って、構造の複雑化を伴うことなく、複数のポケット部を一度に成形することが可能となる。
【0023】
手段7.前記第2の型の凹部又は孔は、前記ポケット成形型の最大突出量以上に長く形成されていることを特徴とする手段6に記載のPTPシートの製造装置。
【0024】
手段7によれば、第2の型の凹部又は孔が、ポケット成形型の最大突出量以上に長く形成されているため、ポケット成形型の最大突出量よりも少ない範囲内において、任意の深さのポケット部を成形することができる。そのため、第2の型によって、より深いポケット部の成形が阻害されてしまうといった事態を抑制することができる。
【0025】
手段8.前記第2の型に対応して、前記伸張された包装用フィルムに対し気体を吹付ける機構を設けたことを特徴とする手段7に記載のPTPシートの製造装置。
【0026】
手段8によれば、伸張された包装用フィルムがポケット成形型に馴染みやすく、より精度の高い成形を行うことができる。また、気体が吹き付けられることによって、成形されたポケット部の冷却、結晶化が促進され、製品として得られるPTPシートの反り、収縮等の不具合を抑えることができる。
【0027】
尚、上記手段に記載のPTPシートに代えて、ブリスターシートとしてもよい。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、一実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。図2,3に示すように、シートとしてのPTPシート(ブリスターシート)1は、例えばPP(ポロプロピレン)よりなり複数のポケット部2を備えた包装用フィルム3と、ポケット部2を塞ぐようにして包装用フィルム3に取着されたアルミニウム製のカバーフィルム4とを有している。各ポケット部2には錠剤5が1つずつ収容されている。本実施の形態では、PTPシート1は、帯状のフィルムとしての包装用フィルム3及び帯状のカバーフィルム4から形成された帯状のPTPフィルム6が打抜かれることで、シート状に製造されている。
【0029】
次に、上記のように構成されてなるPTPシート1を製造するためのPTP包装機8(PTPシートの製造装置)の概略について図4に基づいて説明する。
【0030】
帯状の包装用フィルム3は、最上流側においてロール状に巻回されている。包装用フィルム3は上述したようにPP等の比較的硬質で所定の剛性を有する合成樹脂によって構成され(PVC等の他の熱可塑性樹脂材料により構成してもよい)、透明又は半透明を呈している。
【0031】
PTP包装機8においては、ロール状に巻回された包装用フィルム3が、間欠的に移送されるようになっており、包装用フィルム3移送経路に沿って、加熱手段12とポケット成形手段13とが順に並設されている。これら加熱手段12及び成形手段としてのポケット成形手段13によってポケット部形成装置14が構成されている。そして、加熱装置12によって包装用フィルム3が部分的に加熱されて、該包装用フィルム3が比較的柔軟になった状態において、ポケット成形手段13によって包装用フィルム3にポケット部2が成形される。なお、このポケット部2の成形は、包装用フィルム3の移送動作間のインターバルの際に行われる。
【0032】
ポケット部2が形成された包装用フィルム3の移送経路に沿って、ポケット部2に錠剤5を自動的に充填する錠剤投入装置(錠剤投入手段を構成する)16、検査装置17、フィルム受けロール18が配設されている。錠剤投入装置16は、所定間隔毎にシャッタを開くことで錠剤5を自由落下させるものであり、このシャッタ開放動作に伴って各ポケット部2に錠剤5が投入される。
【0033】
検査装置17は、錠剤5が各ポケット部2に確実に充填されているか否か、また錠剤5の異常の有無、異物混入の有無等の検査を行うためののものである。該検査装置17は、ポケット部2の開口側からの検査を行う。
【0034】
一方、帯状に形成されたカバーフィルム4は、最上流側においてロール状に巻回されている。ロール状に巻回されたカバーフィルム4の引出し端は、前記フィルム受けロール18の方へと案内されている。フィルム受けロール18には、加熱ロール19が圧接可能となっており、両ロール18,19間に包装用フィルム3及びカバーフィルム4が送り込まれるようになっている。そして、包装用フィルム3及びカバーフィルム4が、両ロール18,19間を加熱圧接状態で通過することで、包装用フィルム3にカバーフィルム4が貼着され、これにより、錠剤5が各ポケット部2に充填されたPTPフィルム6が製造される。本実施の形態では、フィルム受けロール18及び加熱ロール19によって取着手段が構成されている。
【0035】
フィルム受けロール18の下流ではPTPフィルム6移送経路に沿って、錠剤5等の異常の有無、異物混入の有無等の検査を行うための検査装置21が配設されている。この検査装置21はポケット部2の突出面側からの検査を行うものである。従って、前記検査装置17による検査とも相俟って、PTPフィルム6の表裏両面側からの検査を実行することができるようになっている。なお、各検査装置17,21によって不良品判定された場合、その不良品判定となったPTPシートは、図示しない不良シート排出機構によって別途排出される。
【0036】
検査装置21の下流ではPTPフィルム6移送経路に沿って、スリット成形装置22、刻印装置23及びシート打抜装置(シート打抜手段を構成する)24が順に配設されている。スリット成形装置22は、PTPフィルム6の所定位置にスリットを形成する機能を有する。刻印装置23はPTPフィルム6の所定位置にロットナンバー等の識別情報を示す刻印を付す機能を有する。シート打抜装置24は、PTPフィルム6をPTPシート1単位に打抜く機能を有する。
【0037】
前記シート打抜装置24の下流側には、シート打抜装置24から落下する端材25を貯留するためのスクラップ用ホッパ26が設けられている。また、シート打抜装置24の下側には、打抜かれたPTPシート1を移送するためのコンベア28が設けられており、該PTPシート1は完成品用ホッパ29に移送されるようになっている。
【0038】
尚、包装用フィルム3やPTPフィルム6は、複数のロールを介して移送されるようになっている。これらロールのうち、ポケット部2の膨らみ側に面するロール18,31,32,33,34,35(図4参照)は、表面に包装用フィルム3やPTPフィルム6のポケット部2の形状に対応した凹部の形成されたポケット送りロールとなっている。前記フィルム受けロール18を例にとると、包装用フィルム3の移送方向における、フィルム受けロール18の外周に対する凹部の形成間隔とPTPフィルム6に対するポケット部2の形成間隔とは、同等になっている。フィルム受けロール18が、ポケット部2を凹部に収容しながら回転駆動されることで、ポケット部2が潰されること無く、包装用フィルム3等の移送が行われる(他の送りロール31,32,33,34,35についても同様)。
【0039】
PTP包装機8の概略は以上のとおりであるが、以下においては図1に基づき、ポケット部形成装置14の構成について、より具体的に説明する。上述したように、ポケット部形成装置14は、上流側(図の右側)に設けられた加熱手段12と、下流側に設けられたポケット成形手段13とを備えている。
【0040】
加熱手段12は、上部ヒータプレート37及び下部ヒータプレート38並びに両ヒータプレート37,38を加熱するための図示しないヒータを備えている。両ヒータプレート37,38は、包装用フィルム3を上下から挟むようにして相対向した状態で相対移動可能に設けられており、ポケット部2に対応する位置において複数の突出部39,40をそれぞれ備えている。突出部39,40はポケット部2の外周形状に対応しており、円柱状をなしている。
【0041】
そして、加熱手段12においては、間欠的に移送された包装用フィルム3が、両ヒータプレート37,38の突出部39,40同士の接触によって部分的に(スポット的に)加熱され、該加熱部分が軟化状態となるよう構成されている。
【0042】
ポケット成形手段13は、第1の型としての下型41及び第2の型としての上型42を備えている。本実施の形態では、かかる下型41及び上型42によって挟持機構が構成されている。固定状態にある支持台43上には、筒状の下型チャンバ44が固定されており、該下型チャンバ44上に前記下型41が固定されている。かかる下型41には、ポケット部2の位置に対応する位置に複数の孔45が形成されている。
【0043】
支持台43には、複数の挿通孔が形成されており、該挿通孔にはベアリング機構を介して棒状のスライダ46が上下動可能に挿通されている。スライダ46の上端には、プレート47が固定されているとともに、該プレート47上には、ポケット成形型としてのプラグ48が載置固定されている。該プラグ48は、前記孔45に挿通可能でかつ上方へ延びる押上部49を有している。該押上部49の先端形状は、前記ポケット部2の形状とほぼ同等となっている。本実施の形態では、プラグ48は着脱可能となっており、適宜別のプラグに変更可能となっている。
【0044】
なお、前記スライダ46及びプレート47には、冷却水(又は温水)の循環を許容するべく水循環路50が形成されている。これにより、プラグ48、特に押上部49の表面温度にばらつきが生じるのが間接的に規制されるようになっている。
【0045】
一方、包装用フィルム3の上方には、上板51が上下動可能に設けられている。この上板51の下面にはプレート52が固定されており、該プレート52に前記上型42が固定されている。かかる上型42にも、前記下型42と同様の孔53(孔53に代えて、凹部としてもよい)が形成されている。この孔53は、プラグ48の最大突出量よりも長く形成されている。換言すれば、プラグ48の押上部49の最大上死点が孔53よりも上に位置しないように設定されている。さらに、前記上板51及びプレート52には、孔53に圧縮エアーを供給可能なエア供給路54が形成されている。そして、ポケット部2の成形に際しては、該エア供給路54を通って、圧縮エアーがポケット部2の外面側から吹き付けられるようになっている。
【0046】
かかる構成の下、固定状態にある下型41に対し、上型42が接離可能に配置されている。上型42が下方に移動することにより、包装用フィルム3は、下型41及び上型42で挟持されるようになっている。さらに、前記スライダ46は、伸張機構を構成するカム機構55によって所定のストローク間を上下動可能となっている。このストローク量又は孔45からの突出量は、予め経験的、実験的に定められるものであって適宜調整可能である。本実施の形態では、前記スライダ46の初期位置(最も下方位置)が、図示しない突出量調整機構によって調整可能となっている。例えば、テーパ面を有する楔板(図示略)を左右方向へ移動させることで、スライダ46の初期位置を調整する等、任意の構成を採用することができる。この場合、モータを具備するボールねじ機構で、楔板を自動的に移動させることとしてもよいし、人手で移動させることとしてもよい。勿論、楔板を用いる代わりに初期位置調整ねじ等で人的に初期位置を調整することとしてもよい。さらには、前記カム機構55を構成するカムフォロアの位置或いはカム板のプロフィール等を調整することで、ストローク量を調整することとしてもよい。
【0047】
さて、以上のように構成されたPTP包装機8によってPTPシート1を製造する手順及びそのときどきの作用効果について、主要な工程を中心として説明する。
【0048】
自動的に移送される包装用フィルム3は、まず、ポケット部形成装置14において、ポケット部形成工程を経る。すなわち、包装用フィルム3は、加熱手段12へと間欠的に移送される。すると、包装用フィルム3はポケット部2に対応する部位において部分的に加熱され、非常に伸びやすい軟化状態となる。
【0049】
次に、包装用フィルム3は、ポケット成形手段13へと間欠的に移送され、該フィルム3の軟化部分がベース44の孔43の位置と一致させられる。そして、この時点で、図5に示すように、上型42が下型41の方へと接近移動させられる。これにより、上型42と下型41とで包装用フィルム3が挟持されることとなる。その後、図6に示すように、下型41のプラグ48の押上部49が包装用フィルム3の軟化部分に対して突出させられる。該突出により、軟化部分が伸張され、ポケット部2が形成され、その後硬化する。
【0050】
その後、プラグ48及び上型42が包装用フィルム3から離間させられ、包装用フィルム3はさらに下流側へと移送される(図4参照)。すなわち、包装用フィルム3は錠剤投入装置16の方へと移送される。該錠剤投入装置16によってポケット部2に錠剤5が投入され、また続く検査装置17による検査工程を経た後、包装用フィルム3は、カバーフィルム4とともに、フィルム受けロール18の方へと移送される。ここで、フィルム受けロール18及び加熱ロール19によってカバーフィルム4が包装用フィルム3に対し加熱圧接されることで、取着される。
【0051】
カバーフィルム4が取着されることにより得られたPTPフィルム6は、さらに下流側の工程へと移送される。すなわち、PTPフィルム6は、検査装置21による検査工程を経た後、さらにスリット成形装置22によるスリット形成工程、刻印装置23による刻印工程、及び、シート打抜装置24によるシート打抜工程を経る。これにより、上記したようなPTPシート6が得られる。
【0052】
以上詳述したように、本実施の形態では、ポケット成形手段13によりポケット部2が形成されるに際し、下型41と上型42とで包装用フィルム3のうちポケット部2に対応する部位の周囲が環状に挟持される。そして、このように挟持された状態で、カム機構55が駆動されることでプラグ48が押し上げられる。これにより、押上部49が包装用フィルム2の被成形部に当たり、該被成形部が伸張させられることによって、前記ポケット部2が成形される。本実施の形態では、突出量調整機構によって、プラグ48の突出量(いわば上死点)が調整可能となっている。このため、当該突出量を調整することによって、投入される錠剤5が別のものに変更されるような場合であっても、ポケット部2の深さを変更することができる。従って、突出量を適宜変更調整することで、ポケット部2の深さを各錠剤5に適合したものとすることができる。そのため、錠剤投入装置16において自由落下によって投入される錠剤5に関し、立ち錠や割れ錠といった供給不良に伴う不具合を抑制することができる。
【0053】
また、この場合、製造装置の変更を伴わないため、つまり同じPTP包装機8を使用することができるため、生産設備のコストダウン及び稼働率の向上をも図ることができる。
【0054】
さらに、本実施の形態では、プラグ48が着脱可能となっており、適宜別のプラグに変更することができる。このため、ポケット部2の深さのみならず、ポケット部2の形状についても、何ら困難性を伴うことなく変更することができる。従って、様々なニーズに応じたPTPシート1を製造することができる。
【0055】
併せて、本実施の形態では、プラグ48等を、カム機構55によって上下動させることとしている。このため、常に設定された突出量分だけ突出させることが可能となり、しかも、より強い押上力を被成形部に加えることができる。結果として、ポケット部2の深さに関する精度を高めることができる。また、シリンダ等の他のアクチュエータを採用する場合に比べて、カムの回転速度を速くすることで、ポケット部2の成形速度を飛躍的に高めることができる。特に、本実施の形態では、吸引(真空引き)等によって凹部に沿わせることで成形する訳ではない。このこととも相まって、結果的に、生産性の飛躍的な向上を図ることができる。
【0056】
尚、上述した実施の形態の記載内容に限定されることなく、例えば次のように実施してもよい。
【0057】
(a)上記実施の形態ではプラグ48が着脱自在となっているが、プラグの押上部49のみが着脱自在となっていてもよい。また、プラグ48が着脱不能となっていてもよい。
【0058】
(b)上記実施の形態では、カム機構55によりプラグ48等を上下動させるよう構成されているが、シリンダ等、他のアクチュエータを用いても差し支えない。なお、そのときどきによって、ストローク量或いは突出量を変更できるように構成すると、1枚のPTPシートにおいて、深さの相違するポケット部を形成することも可能となる。
【0059】
(c)上記実施の形態における水循環路50や、エア供給路54等を省略した構成を採用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施の形態におけるポケット部形成装置を説明する断面図である。
【図2】(a)はPTPシートを、(b)はPTPフィルムを示す斜視図である。
【図3】PTPシートを示す部分拡大断面図である。
【図4】PTP包装機の概略構成を説明するための模式図である。
【図5】成形装置における作用を説明するための断面図である。
【図6】成形装置における作用を説明するための断面図である。
【図7】従来技術におけるポケット部形成装置を説明する断面図である。
【符号の説明】
1…PTPシート、2…ポケット部、3…包装用フィルム、8…PTPシートの製造装置としてのPTP包装機、12…加熱手段、13…成形手段としてのポケット成形手段、14…ポケット部形成装置、41…第1の型としての下型、42…第2の型としての上型、45…孔、48…ポケット成形型としてのプラグ、49…押上部、55…伸張機構を構成するカム機構。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an apparatus for manufacturing a PTP sheet in which a tablet is stored in a pocket.
[0002]
[Prior art]
Generally, a PTP sheet (blister sheet) is made of, for example, PP (polypropylene) and has a plurality of pocket portions and an aluminum cover film attached to the packaging film so as to cover the pocket portions. And Each pocket contains a tablet.
[0003]
Conventionally, in an apparatus for manufacturing a PTP sheet, a roll-shaped packaging film is set on the most upstream side. On the downstream side of the roll-shaped packaging film, as shown in FIG. 7, a pocket
[0004]
The pocket forming means 54 has a lower mold 57 and an upper mold 58. A plurality of holes 59 are formed in the lower mold 57, and high-pressure air is supplied to the holes 59. The upper die 58 is provided with a molding concave portion 62 at a position corresponding to the hole 59 so as to match the shape of the pocket portion. When the pocket portion is formed, first, the band-
[0005]
Then, the
[0006]
[Non-patent document 1]
"Packaging Technology", Japan Packaging Technology Association, August 1986, Vol. 24, No. 8, p. 748-753
[Patent Document 1]
Japanese Utility Model Publication No. Hei 7-26302
[Patent Document 2]
JP-A-8-81040
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
In recent years, PTP sheets have been manufactured using the same manufacturing apparatus even for different tablets. As a result, the cost of the production equipment is reduced and the operation rate is improved.
[0008]
However, as described above, no matter what kind of tablet is adopted, each tablet is thrown into the pocket by free fall. In this regard, in the above-described conventional technology, since only the pocket portions having the same depth can be formed, there is a possibility that the tablet is not properly accommodated in the pocket portion depending on the size, shape, and the like of the tablet. In other words, since the pocket portion to be molded is unique, the relationship between the depth of the pocket portion and the tablet may not be appropriate. In this case, the tablet is stored in an inappropriate posture or the tablet is However, there is a possibility that troubles such as protruding from the pocket may occur. As a result, there is a possibility that a phenomenon called “standing tablet” in which the tablet is sealed in a standing posture and a phenomenon called “broken tablet” in which the tablet is broken may occur.
[0009]
The present invention has been made in view of the above-described circumstances, and even when a tablet to be supplied is changed, a PTP sheet manufacturing apparatus capable of suppressing a defect due to a supply failure such as a standing tablet or a broken tablet. Is one of its main purposes.
[0010]
Means for Solving the Problems and Their Effects
Means effective for achieving the above object are shown below. In addition, the operation effect etc. are demonstrated as needed.
[0011]
Pocket part forming means for forming the pocket part in the packaging film,
Tablet input means for inputting tablets into the respective pockets,
Attaching means for attaching a cover film so as to cover the pocket portion, with respect to the packaging film in which the tablet is put in the pocket portion,
Sheet punching means for punching the outer edge of the packaging film with the cover film attached thereto in PTP sheet units,
Heating means for heating at least a portion corresponding to the pocket portion,
Molding means provided substantially continuously or close to the heating means, forming a pocket portion by molding a portion heated by the heating means into a pocket shape,
The molding means includes a clamping mechanism capable of clamping at least a portion of the packaging film corresponding to the pocket portion around the molded portion in an annular or substantially annular shape, and a state in which the packaging film is clamped by the clamping mechanism. A protruding portion of the pocket forming die from the molded portion, thereby extending the molded portion, and the amount of protrusion of the pocket forming die can be adjusted. apparatus.
[0012]
According to the
[0013]
Pocket part forming means for forming the pocket part in the packaging film,
Tablet input means for inputting tablets into the pockets by free fall,
Attaching means for attaching a cover film so as to cover the pocket portion, with respect to the packaging film in which the tablet is put in the pocket portion,
Sheet punching means for punching the outer edge of the packaging film with the cover film attached thereto in PTP sheet units,
Heating means for heating at least a portion corresponding to the pocket portion,
Molding means provided substantially continuously or close to the heating means, forming a pocket portion by molding a portion heated by the heating means into a pocket shape,
The molding means includes a clamping mechanism capable of clamping at least a portion of the packaging film corresponding to the pocket portion around the molded portion in an annular or substantially annular shape, and a state in which the packaging film is clamped by the clamping mechanism. By protruding the pocket molding die in the molded part, has a stretching mechanism for extending the molded part, and a protrusion amount adjusting mechanism for adjusting the amount of projection of the pocket molding die, the tablet to be injected An apparatus for manufacturing a PTP sheet, wherein the depth of the pocket portion can be changed by adjusting the protrusion amount by the protrusion amount adjustment mechanism in accordance with the change.
[0014]
According to the
[0015]
[0016]
According to the
[0017]
[0018]
If the pocket mold is replaceable as in the
[0019]
[0020]
Since the extension mechanism is provided with the cam mechanism as in the
[0021]
Means 6. The pinching mechanism includes a first mold and a second mold that are provided so as to be relatively movable in the contact and separation directions, and the first mold has a plurality of holes and, for the holes, The pocket mold is provided so as to be able to protrude and retract, the second mold is provided with a concave portion or a hole corresponding to the hole, and the packaging film can be sandwiched by the first mold and the second mold. The PTP sheet manufacturing apparatus according to any one of
[0022]
According to the means 6, the packaging film is clamped by the first mold and the second mold constituting the clamping mechanism. Therefore, a plurality of pocket portions can be formed at once without complicating the structure.
[0023]
Means 7. The PTP sheet manufacturing apparatus according to claim 6, wherein the concave portion or the hole of the second mold is formed to be longer than the maximum protrusion amount of the pocket mold.
[0024]
According to the means 7, since the concave portion or the hole of the second mold is formed longer than the maximum protrusion amount of the pocket mold, an arbitrary depth within a range smaller than the maximum protrusion amount of the pocket mold. Can be molded. Therefore, it is possible to suppress a situation in which the formation of the deeper pocket portion is hindered by the second mold.
[0025]
Means 8. 8. The PTP sheet manufacturing apparatus according to claim 7, wherein a mechanism for blowing gas to the stretched packaging film is provided corresponding to the second mold.
[0026]
According to the means 8, the stretched packaging film is easily adapted to the pocket mold, and more accurate molding can be performed. Further, by blowing the gas, cooling and crystallization of the formed pocket portion are promoted, and problems such as warpage and shrinkage of the PTP sheet obtained as a product can be suppressed.
[0027]
Note that a blister sheet may be used instead of the PTP sheet described in the above means.
[0028]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment will be described with reference to the drawings. As shown in FIGS. 2 and 3, a PTP sheet (blister sheet) 1 serving as a sheet is made of, for example, PP (polypropylene) and provided with a
[0029]
Next, an outline of a PTP packaging machine 8 (a PTP sheet manufacturing apparatus) for manufacturing the
[0030]
The band-shaped
[0031]
In the PTP packaging machine 8, the
[0032]
A tablet feeding device (constituting a tablet feeding means) 16 for automatically filling the
[0033]
The
[0034]
On the other hand, the
[0035]
Downstream of the
[0036]
Downstream of the
[0037]
On the downstream side of the
[0038]
Note that the
[0039]
The outline of the PTP packaging machine 8 is as described above. Hereinafter, the configuration of the
[0040]
The heating means 12 includes an
[0041]
Then, in the heating means 12, the
[0042]
The pocket forming means 13 includes a
[0043]
A plurality of insertion holes are formed in the
[0044]
A
[0045]
On the other hand, an
[0046]
Under such a configuration, the
[0047]
Now, the procedure of manufacturing the
[0048]
First, the
[0049]
Next, the
[0050]
Thereafter, the
[0051]
The PTP film 6 obtained by attaching the
[0052]
As described above in detail, in the present embodiment, when the
[0053]
In this case, since the manufacturing apparatus does not need to be changed, that is, the same PTP packaging machine 8 can be used, the cost of the production equipment can be reduced and the operating rate can be improved.
[0054]
Further, in the present embodiment, the
[0055]
In addition, in the present embodiment, the
[0056]
The present invention is not limited to the above-described embodiment, and may be implemented as follows, for example.
[0057]
(A) Although the
[0058]
(B) In the above embodiment, the
[0059]
(C) A configuration in which the
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view illustrating a pocket forming apparatus according to an embodiment.
2A is a perspective view showing a PTP sheet, and FIG. 2B is a perspective view showing a PTP film.
FIG. 3 is a partially enlarged sectional view showing a PTP sheet.
FIG. 4 is a schematic diagram for explaining a schematic configuration of a PTP packaging machine.
FIG. 5 is a sectional view for explaining the operation of the molding apparatus.
FIG. 6 is a cross-sectional view for explaining the operation of the molding apparatus.
FIG. 7 is a cross-sectional view illustrating a pocket part forming apparatus according to a conventional technique.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (8)
前記包装用フィルムに前記ポケット部を形成するポケット部形成手段と、
前記各ポケット部に錠剤を投入するための錠剤投入手段と、
前記ポケット部に錠剤が投入された前記包装用フィルムに対し、前記ポケット部を塞ぐようにしてカバーフィルムを取着する取着手段と、
前記カバーフィルムの取着された前記包装用フィルムからPTPシート単位にその外縁を打抜くシート打抜手段とを備え、
前記ポケット部形成手段は、少なくとも前記ポケット部に対応する部位を加熱する加熱手段と、
前記加熱手段にほぼ連続して又は近接して設けられ、該加熱手段にて加熱された部分をポケット状に成形することでポケット部を形成する成形手段とを具備し、
前記成形手段は、前記包装用フィルムのうち少なくとも前記ポケット部に対応する被成形部の周囲を環状又は略環状に挟持可能な挟持機構と、前記包装用フィルムが前記挟持機構にて挟持された状態で前記被成形部にポケット成形型を突出させることで、前記被成形部を伸張させる伸張機構とを有し、前記ポケット成形型の突出量を調整可能としたことを特徴とするPTPシートの製造装置。A manufacturing apparatus for manufacturing a PTP sheet in which a tablet is stored in a pocket portion while transferring a belt-shaped packaging film,
Pocket part forming means for forming the pocket part in the packaging film,
Tablet input means for inputting tablets into the respective pockets,
Attaching means for attaching a cover film so as to cover the pocket portion, with respect to the packaging film in which the tablet is put in the pocket portion,
Sheet punching means for punching the outer edge of the packaging film with the cover film attached thereto in PTP sheet units,
Heating means for heating at least a portion corresponding to the pocket portion,
Molding means provided substantially continuously or close to the heating means, forming a pocket portion by molding a portion heated by the heating means into a pocket shape,
The molding means includes a clamping mechanism capable of clamping at least a portion of the packaging film corresponding to the pocket portion around the molded portion in an annular or substantially annular shape, and a state in which the packaging film is clamped by the clamping mechanism. A protruding portion of the pocket forming die from the molded portion, thereby extending the molded portion, and the amount of protrusion of the pocket forming die can be adjusted. apparatus.
前記包装用フィルムに前記ポケット部を形成するポケット部形成手段と、
前記各ポケット部に錠剤を自由落下により投入するための錠剤投入手段と、
前記ポケット部に錠剤が投入された前記包装用フィルムに対し、前記ポケット部を塞ぐようにしてカバーフィルムを取着する取着手段と、
前記カバーフィルムの取着された前記包装用フィルムからPTPシート単位にその外縁を打抜くシート打抜手段とを備え、
前記ポケット部形成手段は、少なくとも前記ポケット部に対応する部位を加熱する加熱手段と、
前記加熱手段にほぼ連続して又は近接して設けられ、該加熱手段にて加熱された部分をポケット状に成形することでポケット部を形成する成形手段とを具備し、
前記成形手段は、前記包装用フィルムのうち少なくとも前記ポケット部に対応する被成形部の周囲を環状又は略環状に挟持可能な挟持機構と、前記包装用フィルムが前記挟持機構にて挟持された状態で前記被成形部にポケット成形型を突出させることで、前記被成形部を伸張させる伸張機構と、前記ポケット成形型の突出量を調整する突出量調整機構とを有し、投入される錠剤の変更に伴い、前記突出量調整機構によって、前記突出量を調整することで、前記ポケット部の深さを変更可能としたことを特徴とするPTPシートの製造装置。A manufacturing apparatus for manufacturing a PTP sheet in which a tablet is stored in a pocket portion while transferring a belt-shaped packaging film,
Pocket part forming means for forming the pocket part in the packaging film,
Tablet input means for inputting tablets into the pockets by free fall,
Attaching means for attaching a cover film so as to cover the pocket portion, with respect to the packaging film in which the tablet is put in the pocket portion,
Sheet punching means for punching the outer edge of the packaging film with the cover film attached thereto in PTP sheet units,
Heating means for heating at least a portion corresponding to the pocket portion,
Molding means provided substantially continuously or close to the heating means, forming a pocket portion by molding a portion heated by the heating means into a pocket shape,
The molding means includes a clamping mechanism capable of clamping at least a portion of the packaging film corresponding to the pocket portion around the molded portion in an annular or substantially annular shape, and a state in which the packaging film is clamped by the clamping mechanism. By protruding the pocket molding die in the molded part, has a stretching mechanism for extending the molded part, and a protrusion amount adjusting mechanism for adjusting the amount of projection of the pocket molding die, the tablet to be injected An apparatus for manufacturing a PTP sheet, wherein the depth of the pocket portion can be changed by adjusting the protrusion amount by the protrusion amount adjustment mechanism in accordance with the change.
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