JP2004167881A - 離型性クッションシート - Google Patents

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Abstract

【課題】接着のための特別な成分を使用することなく、離型性フィルム(フッ素樹脂フィルム)と弾性層とで離型性クッションシートを構成する。
【解決手段】離型性クッションシートは、多孔質ポリテトラフルオロエチレン樹脂と該多孔質ポリテトラフルオロエチレン樹脂の空孔を埋めるエラストマーから形成された弾性層1と、
該弾性層1の少なくとも片面に積層された非多孔質フッ素樹脂フィルムから成る離型層2で構成される。前記非多孔質フッ素樹脂フィルムは、延伸多孔質ポリテトラフルオロエチレンの圧密化体であることが望ましい。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、離型性フィルム(フッ素樹脂フィルム)と弾性層とで構成された離型性に優れたクッションシートに関する。クッションシートの表面に形成されるフッ素樹脂フィルムは、クッションシート自体の離型性を高めるのに有用であり、このようなクッションシート(離型性クッションシート)は、例えば、基板とヒーターとの間に複数の素材を積層して圧着するに際して、該基板及びヒーターの間に挿入して使用される。
【0002】
【従来の技術】
クッションシートの表面を構成するフッ素樹脂フィルム[ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)フィルムなど]は、他の素材との親和性が低いため、クッションシートに離型性を付与するには有用であるが、反面、弾性層との密着性が劣る。従ってフッ素樹脂フィルムと弾性層との接合性(接着性)を高めることが必要不可欠である。
【0003】
例えば、フッ素樹脂フィルムの片面を化学エッチングした後、該エッチング面に未加硫エラストマーをラミネートしたシートが提案されている。しかし化学エッチングは経時的に処理効果が減少し生産性に問題がある他、エッチング剤を使用した作業は安全性の点でも問題があるため、エッチング剤を使用しないクッションシートが種々検討されている。
【0004】
すなわちフッ素樹脂フィルムと弾性層とを接着層で接着する技術が種々提案されている。例えば、特許文献1には、フッ素樹脂フィルムと耐熱性ゴム層との間にシリカ微粒子を介在させ、該シリカ微粒子によってフッ素樹脂フィルム及び耐熱性ゴム層間の濡れ性を向上させ、剥離強度を高める技術が開示されている。また特許文献2には、フッ素樹脂層の一面をプラズマ処理によって改質した後、シランカップリング剤を塗布し、該塗布面に未加硫エラストマー組成物を接着させて加熱・加圧する技術が開示されている。しかし接着層は、一般に硬質となってしまうため、クッションシート自体の屈曲性や柔軟性が乏しくなる。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−315248号公報(請求項1、段落0020)
【特許文献2】
特開2001−79948号公報(請求項1)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記の様な事情に着目してなされたものであって、その目的は、接着のための特別な成分を使用することなく、離型性フィルム(フッ素樹脂フィルム)と弾性層とでクッションシートを構成する点にある。
【0007】
本発明の他の目的は、離型性フィルム(フッ素樹脂フィルム)と弾性層との接合性に優れ、しかも柔軟性にも優れたクッションシートを提供する点にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、前記課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、フッ素樹脂フィルム(離型層)に積層される弾性層として多孔質ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)樹脂と複合化させたエラストマーを使用すると、該フッ素樹脂フィルムと多孔質PTFE樹脂とは焼成によって高い接合性を示し、繰り返しの圧縮応力に対して高い耐久性を示すこと、そのため硬質層となる接着層を省略できることを見出し、本発明を完成した。
【0009】
すなわち上記目的を達成し得た本発明の離型性クッションシートは、多孔質ポリテトラフルオロエチレン樹脂(多孔質PTFE樹脂)と該多孔質PTFE樹脂の空孔を埋めるエラストマーから形成された弾性層と、
該弾性層の少なくとも片面に積層されたフッ素樹脂フィルムから成る離型層で構成されている。
【0010】
前記フッ素樹脂フィルムは、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)フィルムであるのが望ましい。PTFEは摩擦係数が小さく、離型層として有利である。また、一般にPTFEは薄層化するのが困難であるが、本発明ではPTFEを薄層化することも可能である。
【0011】
特に好ましいフッ素樹脂フィルムは、延伸多孔質PTFEの圧密化体である。PTFEを延伸多孔質化した後、圧密化すれば、フッ素樹脂フィルムを薄層化でき、離型性クッションシートの柔軟性を高めるのに有利である。またフッ素樹脂フィルムの強度を高めることもできる。
【0012】
好ましいフッ素樹脂フィルムの厚みは、例えば、1〜50μm程度である。
【0013】
前記エラストマーとしては、シリコーン系エラストマー(例えば、メチルシリコーン、フェニルシリコーンなど)、フッ素系エラストマー(フロロシリコーン、フロロエラストマー、パーフロロエラストマーなど)などが望ましい。これらはクッションシートの耐熱性及び離型性を高めるのに有利である。
【0014】
前記弾性層と離型層(フッ素樹脂フィルム)とは焼成によってフッ素樹脂同士が接合している。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明を具体的に説明するが、本発明はもとより図示例に限定される訳ではなく、前・後記の趣旨に適合し得る範囲で適当に変更を加えて実施することも可能であり、それらはいずれも本発明の技術的範囲に包含される。
【0016】
図1は2層タイプの離型性クッションシート3を示す概略断面図であり、具体的にはこのクッションシート3は1つの弾性層1と1つの離型層2で構成されており、この離型層2は1枚のフッ素樹脂フィルムで構成されている。また前記弾性層1は、多孔質ポリテトラフルオロエチレン樹脂(多孔質PTFE樹脂)とエラストマーから形成されており、エラストマーは多孔質PTFE樹脂の隙間(空孔部)を埋めている(以下、この弾性層1を特定弾性層と称する場合がある)。
【0017】
このようなクッションシート3は、特定弾性層1を構成する多孔質PTFE樹脂と、離型層2を構成するフッ素樹脂2とが共にフッ素系樹脂であるため、親和性に富んでいる。そのため互いに密着させながら焼成(加熱)することによって接合(接着)させることができ、クッションシート3の圧縮耐久性を確保することができる。しかも前記弾性層1とフッ素樹脂フィルム(離型層)2とを、接着剤層を介することなく、直接、接合(接着)することができるため、柔軟性に優れたクッションシート3を得ることができる。さらに前記弾性層1はエラストマーが多孔質PTFE樹脂で補強されているため、破断強度及び引裂強度を高めることができる。
【0018】
本発明のクッションシート3は、少なくとも一方の表面(外面)が離型層2で形成されている限り、層構成は特に限定されず、前記二層構造の他、三層構造以上であってもよい。例えば図2は三層タイプの一例を示す概略断面図であり、具体的には、1つの特定弾性層1の両側に離型層2が積層されている。ヒーターと基板との間に積層素材を挿入して圧着する際に、このクッションシート3をクッション材として使用すると、両面に離型層2が形成されているため、素材に対する離型性と、ヒーター又は基板に対する離型性の両方を確保できる。
【0019】
また弾性層1及び離型層2は、いずれも単層である必要はなく、複数の弾性層が重なって1つの弾性層を構成してもよく、複数の離型層が重なって1つの離型層を構成してもよい。
【0020】
例えば図3は三層タイプの他の例を示す概略断面図であり、特定弾性層1の両面に離型層2が積層されている点では前記図2の例と同じである。そしてこの例では中央の特定弾性層1が、元々物理的に異なっていた弾性層1a、1bが互いに接合(接着)されることにより、1つの特定弾性層1を構成している点で上記図2の例とは異なる。このようなクッションシート3は、後述するように、3層タイプ(より正しくは両面に離型層2が形成されているタイプ)のクッションシートを簡便かつ確実に製造するのに有利である。
【0021】
また本発明のクッションシート3は、必ずしも上記特定弾性層1及び離型層2のみから形成されている必要はなく、例えば上記図1のクッションシートの裏面(離型層2が積層されていない面)や、上記図3の弾性層1a及び1bの間などに、上記特定弾性層1とは異なる他の弾性層(通常の弾性層)を形成してもよい。このような層構成としても、特定弾性層を形成するエラストマーと通常の弾性層との間の親和性を利用することにより、特定弾性層と通常の弾性層とを接合(接着)することができ、クッションシートの柔軟性を担保できる。
【0022】
なお本発明において、離型層2を形成するフッ素樹脂フィルムの厚みは特に限定されないものの、薄いほど、クッションシート3の柔軟性を高めることができ、クッション性に優れるため好ましい。またフッ素樹脂フィルムが薄いほど、クッションシート3を屈曲させたときに弾性層1に対する追従性を高めることができ、フッ素樹脂フィルム2と弾性層1の剥離を防止できる。好ましいフッ素樹脂フィルム2の厚みは、例えば、1mm以下、より好ましくは0.1mm(100μm)以下、さらに好ましくは50μm以下、特に10μm以下である。なお薄い程、フッ素樹脂フィルムの製造が難しくなるため、前記厚みは通常1μm以上程度である。
【0023】
また離型層2の厚みも、上記フッ素樹脂フィルムの場合と同様の観点から、例えば、1mm以下、より好ましくは0.1mm(100μm)以下、さらに好ましくは50μm以下、特に10μm以下とするのが望ましい。なお離型層2が複数枚のフッ素樹脂フィルムから形成されている場合には、フッ素樹脂フィルムの厚みを上記範囲のうち薄めに設定することによって離型層2の厚みを上記範囲に制御することができる。
【0024】
クッションシート3の厚みもクッション性を確保できる限り特に限定されず、その用途に応じて適宜選択できる。厚みは、例えば、0.1mm以上(特に0.3mm以上)、20mm以下(例えば10mm以下、特に5mm以下)程度の範囲から選択できる。
【0025】
また本発明において、弾性層1を構成する多孔質PTFE樹脂としては、PTFEを延伸することによって得られる延伸多孔質PTFE樹脂が使用できる。延伸は、1軸延伸であってもよく2軸延伸であってもよい。1軸延伸多孔質PTFE樹脂は、ミクロ的には、延伸方向と略直交する細い島状のノード(折り畳み結晶)が存在し、このノード間を繋ぐようなすだれ状のフィブリル(前記折り畳み結晶が延伸により溶けて引き出された直鎖状の分子束)が延伸方向に配向している点に特徴がある。また2軸延伸多孔質PTFEは、フィブリルが放射状に拡がり、フィブリルを繋ぐノードが島状に点在して、フィブリルとノードとで分画された空間が多数存在するクモの巣状の繊維質構造となっている点にミクロ的な特徴がある。
【0026】
多孔質PTFEの空孔率は、延伸倍率等に応じて適宜調節でき、例えば、30%以上(好ましくは50%以上、さらに好ましくは70%以上)、95%以下(好ましくは93%以下、さらに好ましくは90%以下)程度である。空孔率が大きい程、エラストマーの浸入が容易となる。また空孔率が大きい程、その隙間を埋めるエラストマー量を多くできるため、クッションシート3の弾力性を高めることができる。一方、空孔率が小さい程、弾性層の表面に露出する多孔質PTFEの量(面積)を大きくできるため、弾性層(フッ素樹脂フィルム)2との接合性(接着性)を高めることができる。
【0027】
なお前記空孔率は、多孔質PTFEの質量Wと、空孔部を含むみかけの体積Vとを測定することによって求まる嵩密度D(D=W/V:単位はg/cm)と、全く空孔が形成されていないときの密度Dstandard(PTFE樹脂の場合は2.2g/cm)を用い、下記式に基づいて算出することができる。
【0028】
空孔率(%)=[1−(D/Dstandard)]×100
なお多孔質PTFEの平均孔径も延伸倍率等に応じて適宜調節でき、例えば、0.05〜5μm程度、好ましくは0.5〜1μm程度である。平均孔径が大きい程、エラストマーの浸入が容易となる一方、得られる弾性層1の強度は低下する傾向にある。平均孔径はコールターエレクトロニクス社のコールターポワメーターを用いて測定することができる。
【0029】
前記多孔質PTFE樹脂はフィルム状であることが多い。多孔質PTFE樹脂がフィルム状である場合には、弾性層1のクッション性を確保するための厚みを確保するため、複数枚を積層して使用するのが一般的である。
【0030】
弾性層1を構成するエラストマーは、多孔質PTFEの空孔に浸入して弾性を付与できる限り特に限定されず、例えば、天然ゴム系エラストマー、合成ゴム系エラストマー(イソプレン系エラストマー、クロロプレン系エラストマー、ブタジエン系エラストマー、スチレン−ブタジエン共重合体系エラストマー、ニトリル系エラストマー、アクリル系エラストマー、フッ素系エラストマー、シリコーン系エラストマー、スルフィド系エラストマー、ウレタン系エラストマー、ホスファゼン系エラストマーなど)、熱可塑性エラストマーなどの種々のエラストマーが使用でき、好ましくはクロロプレン系エラストマー、スチレン−ブタジエン共重合体系エラストマー、ニトリル系エラストマー、フッ素系エラストマー、シリコーン系エラストマー、ウレタン系エラストマー、ホスファゼン系エラストマーなどが使用できる。
【0031】
特に好ましいエラストマーは、耐熱性に優れたエラストマーである。耐熱性に優れたエラストマーは、得られるクッションシート3をヒーターによる圧着のためのクッションシートとして使用する際に特に有利である。耐熱性に優れたエラストマーとしては、例えば、シリコーン系エラストマー、フッ素系エラストマーなどが挙げられる。
【0032】
シリコーン系エラストマーとしては、例えば、メチル−ケイ素骨格を有するオルガノポリシロキサンの架橋体(メチルシリコーン系エラストマーなど)、芳香族炭化水素−ケイ素骨格を有するオルガノポリシロキサンの架橋体(フェニルシリコーン系エラストマーなど)が挙げられる。フッ素系エラストマーとしては、例えば、水素原子が残存していてもよいポリフルオロメチレンの架橋体(フロロエラストマー)、全ての水素原子がフッ素原子に置換されているポリフルオロメチレンの架橋体(パーフロロエラストマー)、フルオロアルキル基−ケイ素骨格を有するオルガノポリシロキサンの架橋体[フロロシリコーン系エラストマー;例えばジメチルシロキサンとメチルトリフルオロプロピルシロキサンとの結合構造を有するエラストマー、フッ素化ポリエーテル骨格がシリコーン架橋されているエラストマー(例えば、信越化学工業(株)の商品名「SIFEL」など)]などが挙げられる。
【0033】
離型層2を形成するフッ素樹脂フィルムとしては、フッ素系樹脂で構成されたフィルムであって離型性(非粘着性)に優れており、かつ弾性層1を形成するPTFEと焼成(加熱)によって接着できる程度の耐熱性を有する限り、種々のフィルムが使用できる。例えば、フッ素系樹脂としては、全ての水素原子がハロゲン原子に置換されているビニル系モノマー(以下、フッ素含有パーハロモノマーと称する)、例えば、テトラフルオロエチレン、クロロトリフルオロエチレンなどのフッ素含有パーハロアルキレン類;ヘキサフルオロプロピレンなどのフッ素含有パーハロアルキレンプロピレン類;トリフルオロメチルビニルエーテルなどのフッ素含有パーハロビニルエーテル類などの単独又は共重合体から選択できる。なお前記共重合体は、フッ素樹脂フィルムとして要求される上記特性を満足できる限り、他の共重合成分との共重合であってもよく、このような共重合成分としては、例えば、アルキレン類(特にエチレン)が多用される。上記のようなフッ素系樹脂は、離型性(非粘着性)に優れているため、焼成温度(約327℃)で炭化しないものを選択すれば、本発明のフッ素系樹脂として使用することができる。
【0034】
好ましいフッ素樹脂は、フッ素含有パーハロアルキレン類の単独重合体(PTFE、ポリクロロトリフルオロエチレンなど)、フッ素含有パーハロモノマー同士の共重合体[好ましくはPTFEと他のフッ素含有パーハロモノマーとの共重合体、例えば、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(PFEP)、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)など]、フッ素含有パーハロアルキレン類とアルキレン類との共重合体[テトラフルオロエチレン−エチレン共重合体(PETFE)など]などから選択できる。さらに好ましいフッ素樹脂は、PTFE、PFEP、PFAなど、特にPTFEである。PFEP、PFAは、弾性層に対する接合性(接着性)に優れており、有利である。一方、PTFEは接合性(接着性)には劣るものの、摩擦係数が小さい点で離型層として有利である。また、一般にPTFEは薄層化するのが困難であるが、本発明では後述するような圧密PTFEを使用することによって、PTFEを薄層化することも可能である。
【0035】
前記フッ素樹脂フィルムは、一般的には樹脂を一旦溶融化した後、ダイなどから押し出して製膜することによって得ることができるが、PTFEは溶融・製膜することができない。従ってフッ素樹脂としてPTFEを選択した場合、PTFEフィルムとしては、PTFEのモールディングパウダーを焼結することによって得られるPTFE樹脂成形体を薄く削ったもの(未延伸PTFE樹脂フィルムと称する)や、一旦、PTFEのファインパウダーをペースト状にした成形体を延伸した後、該延伸多孔質PTFE樹脂を圧縮して圧密化したもの(圧密PTFE樹脂フィルムと称する)であるのが望ましい。圧密PTFE樹脂フィルムは、未延伸PTFE樹脂フィルムに比べて、破断強度及び引裂強度に優れている。そのためPTFEフィルムの薄層化を容易に達成することができる。
【0036】
圧密PTFEフィルムの空孔率は、例えば、30%以下(0%を含む)、好ましくは20%以下、さらに好ましくは10%以下程度である。
【0037】
本発明では1枚のフッ素樹脂フィルムで離型層2を形成するのが一般的であるが、必要に応じて、複数枚のフッ素樹脂フィルムから1つの離型層2を形成してもよい。この場合、1種(同一種)のフッ素樹脂フィルムを複数枚重ね合わせることを排除するものではないが、2種以上の異なるフッ素樹脂フィルムを複数枚重ね合わせるのが好ましい。2種以上を重ね合わせる場合、離型層のうち外面を構成するフッ素樹脂フィルムには、より接合性(接着性)に優れたフッ素樹脂フィルム(PFEPフィルム、PFAフィルムなど)を使用し、離型層のうち外面を構成するフッ素樹脂フィルムには、より離型性に優れたフッ素樹脂フィルム(PTFEフィルムなど)を使用するのが望ましい。
【0038】
なお離型層2を構成するフッ素樹脂フィルム同士は、焼成(加熱)によって接合(接着)できる。
【0039】
上述したような離型性クッションシート3は、以下のようにして製造することができる。例えば図1に示すクッションシートは、弾性層1のベースとなる多孔質PTFE樹脂層と、離型層2に使用する非多孔質フッ素樹脂フィルムを別々に製造した後、これらを密着させながら焼成(加熱)させ、次いで多孔質PTFE樹脂層の隙間(空孔部)をエラストマーで埋めることによって製造できる。焼成(加熱)後にエラストマーを充填(含浸)しているのは、エラストマーが焼成(加熱)によって劣化するのを防ぐためである。
【0040】
前記焼成(加熱)の温度は、PTFEの融点以上、具体的には327℃以上、特に350℃以上とするのが好ましい。なお焼成温度が高すぎると多孔質PTFE樹脂層(弾性層)及び/又はフッ素樹脂フィルム(離型層)が劣化するため、焼成温度は400℃以下、特に380℃以下とするのが好ましい。
【0041】
多孔質PTFE樹脂層の隙間(空孔部)をエラストマーで埋める方法は特に限定されないが、例えば、架橋前の原料ゴムと架橋剤(硬化剤)と必要により溶媒とを含む液状体(溶液、スラリーなど)を多孔質PTFE樹脂に含浸させ、次いで架橋(硬化)する方法、溶解及び/又は溶融によって低粘性の液状体としたエラストマーを多孔質PTFE樹脂に含浸させる方法などが挙げられる。
【0042】
なお弾性層1に使用する前記多孔質PTFE樹脂層は、通常、複数の多孔質PTFE樹脂フィルムを積層し、焼結(加熱)によって接合(接着)させたものを使用する。複数の多孔質PTFE樹脂フィルムを積層することにより、弾性層1の厚みを調製できる。
【0043】
また離型層2を形成するフッ素樹脂フィルムを複数枚積層する場合にも、焼結(加熱)によって互いに接着させておいてもよい。
【0044】
他のクッションシート3も、前記図1の製造方法をシート構成に合わせて適当に変更することによって製造できる。例えば図2に示すクッションシート3は、弾性層1のベースとなる多孔質PTFE樹脂層の両面に離型層(フッ素樹脂フィルム)2を積層した後、焼成(加熱)することによって接合(接着)し、次いで多孔質PTFE樹脂層の隙間をエラストマーで埋めることによって製造できる。
【0045】
また図3に示すクッションシート3は、例えば図1のクッションシートと同様の層構成を有するシート2枚(すなわち弾性層1a/離型層2からなるシートと、弾性層1b/離型層2からなるシート;ただし弾性層1a,1b中のエラストマーは未架橋のものであってもよい)を用意し、次いで両シートを弾性層1a,1b面が向き合うようにして積層し、適当な温度に加熱して溶着させるか又は未架橋エラストマーを架橋させ、弾性層1a,1b同士を接合(接着)することにより製造できる。このような製造方法によれば、クッションシート3の両側に離型層2が形成されているにも拘わらず、簡便に弾性層1にエラストマーを充填(含浸)でき、その効率を高めることができる。
【0046】
本発明のクッションシート3は、離型性に優れており、しかも耐久性と柔軟性にも優れるため、幅広い用途に好適に使用することができ、特にヒーターによる素材の圧着作業におけるクッションシートに好適に使用できる。
【0047】
【実施例】
以下、実施例を挙げて本発明をより具体的に説明するが、本発明はもとより下記実施例によって制限を受けるものではなく、前・後記の趣旨に適合し得る範囲で適当に変更を加えて実施することも勿論可能であり、それらはいずれも本発明の技術的範囲に包含される。
【0048】
実験例1
[延伸多孔質PTFEフィルム]
乳化重合によって得られたポリテトラフルオロエチレンの粉末(ファインパウダー)100質量部に、ソルベントナフサ22質量部を混合してペースト樹脂を得、このペースト樹脂をフィルム状にし、このフィルム状ペーストの成形体をソルベントナフサの沸点以上の温度(この実験例では200℃)に加熱してソルベントナフサを蒸発除去し、その後ポリテトラフルオロエチレンの融点以下の温度(この実験例では300℃)で、引き取り方向に2倍、該引き取り方向と直交する方向に10倍の2軸延伸して、厚さ50μm、空孔率80%の延伸多孔質PTFEフィルムを作製した。なお前記延伸は、1秒間に10%以上(この実験例では10%程度)の割合でフィルムが延びる速度で行った。
【0049】
[圧密PTFEフィルム]
上記多孔質PTFEフィルムを2枚重ね合わせた後、カレンダーロールを用いて加熱しながら加圧することにより(70℃、2.4kN/cm)空孔を圧潰し、厚さ約20μmの圧密PTFEフィルムを製造した。
【0050】
[離型性クッションシート]
図4に示すように、直径1,000mm、長さ1,500mmのステンレス製の中空マンドレル4に上記圧密PTFEフィルム2を1回巻き付け、余った部分をカットした後、カット端を両面粘着テープ5aで固定した(図4a参照)。次にこの上に上記延伸多孔質PTFEフィルム6を30回巻回した。余った部分をカットした後、カット端を両面粘着テープ5bで上記と同位置に固定した(図4b参照)。その後、この円筒状積層体7をオーブンに入れて温度365℃で60分間焼成(加熱)した。焼成後、オーブンから円筒状積層体7を取り出して室温まで冷却した。両面粘着テープで固定した箇所から積層体7を切り開き、次いで4辺の端部を切断除去することにより、片面に圧密PTFEフィルムを有する、長さ300mm×幅300mm×厚さ1.0mmのシート(A)を得た。
【0051】
別途、二液反応硬化型のシリコーンエラストマー(信越化学工業株式会社製;商品名「KE1031」)の主剤と硬化剤を1:1(質量比)で混合し、深さ1mm強となるようにトレイに入れた。このトレイに上記シート(A)を入れ、シート(A)全体を完全に浸し、室温で約1時間放置した。シート(A)の空孔部全体に混合物が含浸していることを目視にて確認した後(含浸後をシート(B)と称する)、シート(B)を取り出し、表面に付着している余分な混合物を拭き取った。この段階で、シート(B)の圧密PTFE部の表面には、拭き取りきれない僅かな混合物が付着していた。このシート(B)を温度80℃のオーブン中で180分間放置し、混合物を硬化させた。硬化前に圧密PTFE面に付着していたシリコーンエラストマーは、硬化後には容易に除去することができた。以上のようにして片面に厚さ20μmの圧密PTFEフィルムを有する図1に示すような離型性クッションシート(長さ300mm×幅300mm×厚さ1.0mm)を得た。
【0052】
得られたシートの離型性を以下のようにして評価した。
【0053】
[離型性]
前記クッションシートを裁断することにより、長さ100mm×幅25mmのサンプルシート4枚を得た。図5に示すように、長さ50mm×幅25mm×厚さ0.3mmのステンレス板10を2枚のサンプルシート11で挟んだ。この際、ステンレス板の片側の短辺及び両側の長辺が、それぞれサンプルシート11の片側の短辺及び両側の長辺と重なるようにしてステンレス板を挟み込み、温度150℃に加熱したプレス板で0.1MPaの荷重をかけ、24時間保持することにより、固着試験用積層板12を製造した。
【0054】
ステンレス板10を圧密PTFE2面で挟んだ場合(図5a)と、ステンレス板10をエラストマー含浸層1面で挟んだ場合(図5b)の両方の場合の固着試験用積層板12を準備し、図5cに示すように、積層板12の非積層側端部からシート11を剥離(引張速度:10mm/分)し、接着強度を調べた。
【0055】
エラストマー含浸層1面の接着強度が0.8N/25mmであったのに対し、圧密PTFE2面の接着強度は0N/25mmであり、離型性に優れていた。
【0056】
実験例2
実験例1と同様にして、混合物(エラストマー)を含浸した硬化前のシート(B)を2枚用意した。これらのシート(B)を、その多孔質PTFE面同士が向き合うようにして重ね合わせた。この状態では、圧密PTFE面は、重ね合わせたシート(B)の外面を形成している。次いで実験例1と同様にして混合物を硬化させることにより、両面に厚さ20μmの圧密PTFEフィルムを有する図3に示すような離型性クッションシート(長さ300mm×幅300mm×厚さ2.0mm)を得た。
【0057】
実験例3
延伸多孔質PTFEフィルムの巻回数を15回とする以外は実験例1と同様にして、片面に厚さ20μmの圧密PTFEフィルムを有する離型性クッションシート(長さ300mm×幅300mm×厚さ0.54mm)を得た。このクッションシートの圧縮耐久性(強度)を以下のようにして評価した。
【0058】
すなわち前記クッションシートを長さ50mm×幅50mmにカットすることによって得られるサンプルシートを、温度180℃に加熱した一対のプラテン間に挟んだ。このプラテンを介して前記サンプルシートに10MPaの圧縮荷重を1分間負荷した後、除荷した。この荷重・除荷作業を10回繰り返し、サンプルの外観を目視にて確認した。
【0059】
弾性層(延伸多孔質PTFEと含浸シリコーンエラストマーからなる層)及び圧密PTFEフィルム共に割れや亀裂は見られず、また弾性層/圧密PTFEフィルム間の剥離も認められず、接合(接着)強度に優れていた。
【0060】
実験例4
下記の4つのサンプルの破断強度及び引裂強度を、下記に示す引張試験及び引裂試験によって測定した。
【0061】
[サンプル]
サンプル1(弾性層):
実験例3によって得られたクッションシートから圧密PTFEフィルムを剥がし取ることによって得られる弾性層(厚さ:0.52mm)
サンプル2(弾性層):
市販のシリコーンエラストマー(厚さ:0.54mm、株式会社十川ゴム社製、商品名「シリコーンゴム K−125」)
サンプル3(離型層):
延伸多孔質PTFEフィルムを4枚重ね合わせること以外は実験例1と同様にして得られる圧密PTFEフィルム(厚さ0.042mm)
サンプル4(離型層):
市販の未延伸PTFEフィルム(焼結PTFEフィルム)(厚さ:0.55mm、淀川ヒューテック株式会社製「ヨドフロン PTFEフィルム」)
[引張試験]
JIS K6251で規定されるダンベル状3号形にサンプル1〜4を打ち抜いた。このダンベル試験片を引張速度200mm/分で引っ張り、試験片が破断したときの強度を調べた。
【0062】
[引裂試験]
図6に示すように、サンプル1〜4を長さ100mm×幅50mmの長方形状に裁断し、この長方形の短辺の中央からサンプルの中心に向けて長さ50mmのスリットを形成した。スリットの両側をつまみ、互いに逆方向となるように引張速度200mm/分で引っ張り、試験片が引き裂かれたときの負荷を測定した。
【0063】
結果を下記表1に示す。
【0064】
【表1】
Figure 2004167881
【0065】
表1から明らかなように、多孔質PTFEとシリコーンエラストマーから成る弾性層(サンプル1)はシリコーンエラストマー単体から成る弾性層(サンプル2)よりも耐破断特性及び耐引裂特性に優れている。また圧密PTFEフィルムから成る離型層(サンプル3)も未延伸PTFEフィルムから成る離型層(サンプル4)よりも耐破断特性及び耐引裂特性に優れている。
【0066】
そのため弾性層(サンプル1)と圧密PTFE(サンプル3)又は未延伸PTFE(サンプル4)とを組み合わせれば、シリコーンエラストマー単体(サンプル2)と未延伸フィルム(サンプル4)を組み合わせたときよりも格段に耐破断特性及び耐引裂特性が向上する。特に弾性層(サンプル1)と圧密PTFE(サンプル3)を組み合わせたときが最も耐破断特性及び耐引裂特性に優れる。
【0067】
実験例5
実験例1と同様にして得られる延伸多孔質PTFEフィルムを重ねることなくそのまま、カレンダーロールを用いて加熱しながら加圧することにより(70℃、2.4kN/cm)空孔を圧潰して、厚さ約10μmの圧密PTFEフィルムを製造した。
【0068】
この厚さ10μmの圧密PTFEフィルムを使用する以外は、実験例1〜3と同様にして、離型性クッションシートを製造した。
【0069】
【発明の効果】
本発明のクッションシートは、多孔質PTFE樹脂を有する弾性層とフッ素樹脂フィルムを使用しているため、接着剤を使用することなく弾性層と非多孔質フッ素樹脂フィルムとを確実に接合(接着)することができる。そのため耐久性(接合性)と柔軟性に優れたクッションシートを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明のクッションシートの一例を示す概略断面図である。
【図2】図2は本発明のクッションシートの他の例を示す概略断面図である。
【図3】図3は本発明のクッションシートのさらに他の例を示す概略断面図である。
【図4】図4は実験例の製造方法を説明するための概略斜視図である。
【図5】図5は実験例の剥離試験方法を説明するための概略断面図である。
【図6】図6は実験例の引裂試験方法を説明するための概略斜視図である。
【符号の説明】
1 弾性層
2 離型層(離型性フィルム)
3 クッションシート

Claims (10)

  1. 多孔質ポリテトラフルオロエチレン樹脂と該多孔質ポリテトラフルオロエチレン樹脂の空孔を埋めるエラストマーとから形成された弾性層と、
    該弾性層の少なくとも片面に積層されたフッ素樹脂フィルムから成る離型層とで構成されていることを特徴とする離型性クッションシート。
  2. 前記フッ素樹脂フィルムは、ポリテトラフルオロエチレンフィルムである請求項1に記載の離型性クッションシート。
  3. 前記フッ素樹脂フィルムは、延伸多孔質ポリテトラフルオロエチレンの圧密化体である請求項1に記載の離型性クッションシート。
  4. 前記離型層は1種のフッ素樹脂フィルムの単層体又は積層体である請求項1〜3のいずれかに記載の離型性クッションシート。
  5. 前記離型層は2種以上のフッ素樹脂フィルムの積層体であり、
    該離型層のうち弾性層側表面を構成するフッ素樹脂フィルムはテトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体及び/又はテトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体で形成されており、
    上記離型層のうち外面を構成するフッ素樹脂フィルムはポリテトラフルオロエチレンで形成されている請求項1〜3のいずれかに記載の離型性クッションシート。
  6. 前記フッ素樹脂フィルムの厚みが1〜50μmである請求項1〜5のいずれかに記載の離型性クッションシート。
  7. 前記エラストマーは、シリコーン系エラストマー及び/又はフッ素系エラストマーである請求項1〜6のいずれかに記載の離型性クッションシート。
  8. 前記シリコーン系エラストマーは、メチルシリコーン及び/又はフェニルシリコーンである請求項7記載の離型性クッションシート。
  9. 前記フッ素系エラストマーは、フロロシリコーン、フロロエラストマー、及びパーフロロエラストマーから選択された少なくとも1種である請求項7又は8に記載の離型性クッションシート。
  10. 前記弾性層と離型層とが焼成によって接合している請求項1〜9のいずれかに記載の離型性クッションシート。
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