JP2004167783A - 帯状材料の供給方法及び供給装置 - Google Patents
帯状材料の供給方法及び供給装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004167783A JP2004167783A JP2002335049A JP2002335049A JP2004167783A JP 2004167783 A JP2004167783 A JP 2004167783A JP 2002335049 A JP2002335049 A JP 2002335049A JP 2002335049 A JP2002335049 A JP 2002335049A JP 2004167783 A JP2004167783 A JP 2004167783A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- belt
- shaped material
- drum
- transfer drum
- winding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29D—PRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
- B29D30/00—Producing pneumatic or solid tyres or parts thereof
- B29D30/06—Pneumatic tyres or parts thereof (e.g. produced by casting, moulding, compression moulding, injection moulding, centrifugal casting)
- B29D30/08—Building tyres
- B29D30/20—Building tyres by the flat-tyre method, i.e. building on cylindrical drums
- B29D30/24—Drums
- B29D2030/241—Auxiliary drums used for temporary storage of the layers before application to the building drums
Landscapes
- Tyre Moulding (AREA)
Abstract
【課題】タイヤ成形における転写サービサーにおいて、部材供給コンベヤ上の帯状材料を転写ドラムに巻き付ける際に、帯状材料のドラム転写における周上の伸び量の変動を抑制して均一化し、タイヤユニフォミティーの向上を図ることができる帯状材料の供給方法及び供給装置を提供する。
【解決手段】タイヤ成形に際して、部材供給コンベヤ上に載置した帯状材料を引き伸ばしながら転写ドラムに巻き付ける時に、押さえ板を、前記揺動アームを前記回転支点回りに揺動させて押さえ位置に移動し、該押さえ板と上昇した前記部材供給コンベヤの表面との間で前記帯状材料の端部を挟持して、前記帯状材料の巻取り量が前記帯状部材の80%〜85%になるまで押さえ、それ以降は、押さえ板を待避位置に後退させ、前記帯状材料の端部を開放する。
【選択図】 図1
【解決手段】タイヤ成形に際して、部材供給コンベヤ上に載置した帯状材料を引き伸ばしながら転写ドラムに巻き付ける時に、押さえ板を、前記揺動アームを前記回転支点回りに揺動させて押さえ位置に移動し、該押さえ板と上昇した前記部材供給コンベヤの表面との間で前記帯状材料の端部を挟持して、前記帯状材料の巻取り量が前記帯状部材の80%〜85%になるまで押さえ、それ以降は、押さえ板を待避位置に後退させ、前記帯状材料の端部を開放する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、タイヤ成形に際しての帯状部材の供給方法及び供給装置に関するものであり、より詳細には、部材供給コンベヤ上の帯状材料を引き伸ばしながら転写ドラム上に巻き付ける方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
タイヤ成形に際して、カーカス部材等の帯状材料を部材供給コンベヤから転写ドラムを介して成形ドラムに供給する場合には、図6〜図8に示すように、原反ロール3から巻き出された成形ドラム周長より僅かに短い幅Bsの帯状材料Wを、成形ドラム幅に対応させた長さで定尺切断し、この帯状材料Wを部材供給コンベヤ2aに載置して、転写ドラム5の下に移送し、成形ドラム4上で一定のスプライス量を維持するために、帯状部材Wの巻き付け後端側を押さえる装置7と、転写ドラム5の回転周速度vと移動速度(走行速度)Vとの速度比率の制御とを組み合せて、供給された帯状部材Wを引き伸ばし(巻き伸ばし)ながら、転写ドラム5に巻き付け、この巻き付けた帯状部材Wを、成形ドラム4に再度巻き付けてタイヤ成形を行っている。
【0003】
この帯状材料Wの転写ドラム5への巻き付けに際しては、成形ドラム4の周長よりも僅かに短い帯状材料Wを引き伸ばして必要長さにしているが、この引き伸ばし量が1.5%を越えると部材供給コンベヤ2a上の帯状材料Wが部材供給コンベヤ2aの表面で滑り、所望の長さに引き伸ばすことができなくなる。
【0004】
そのため、従来のタイヤ成形の転写ドラムサービサーにおいては、部材供給コンベヤ2a上の帯状材料Wを転写ドラム5に巻き付ける際、部材供給コンベヤ2aと転写ドラム5との隙間hを、帯状材料の厚みt以下となるように部材供給コンベヤ2aを上昇させて圧着し、帯状材料Wの先端部(巻き取り後端側)をバネ板等の押さえ部材7により押さえた状態で転写ドラム5の回転速度と移動速度とを相対制御をしながら帯状部材Wを巻き伸ばして巻き付けている。これにより、同一巾の帯状材料Wを巻き伸ばすことで、前工程で異巾の材料を準備する必要がなく、しかもそれぞれの材料に応じたサービサーを備える必要がなく、従って設備費や所要スペースが低減されると共に、帯状材料の供給と、巻付け作業とを効率良く行うことが出来る帯状材料の供給・貼付け方法を提供している(例えば、特許文献1参照。)。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−120301号公報 (第2−4頁、第3図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来技術においては、転写ドラム5による巻き付けの際に、帯状材料Wの先端部をバネ板等の押さえ部材7で押さえた状態で引き伸ばしをしているが、図9に示すように、この押さえ部材7の待避を押さえ板7の後端を回転中心7aとし、この回転中心7aを部材供給コンベヤ2aの表面より上に設けた旋回方式で行っているため、押さえ部材7が転写ドラム5と干渉しないように待避操作を早く行う必要があり、転写巻き付け長さの57%程度までの領域しか押さえ部材7で押さえることができず、所望の巻き伸ばし効果が得られないという問題がある。
【0007】
また、この転写ドラム5における引き伸ばしが不足する場合には、この不足する量を、転写ドラム5から成形ドラム4への巻き付けの際に巻き伸ばす必要があるが、転写ドラム5や成形ドラム4の制御が複雑となり、所望の巻き伸ばし量になるような調整は難しいという問題がある。
【0008】
なお、この巻き伸ばし量の一例をあげれば、原反長さ1140mm(15インチ用)に対して、成形ドラム4の周長に関し、カーカス材の第1プライ(1P)の必要長さは1165mmで2.2%巻き伸ばす必要があり、カーカス材の第2プライ(2P)の必要長さは1172mmで3.2%巻き伸ばす必要がある。
【0009】
更に、従来技術においては、転写ドラム5の回転速度vと移動速度Vの速度比率R=v/Vは、図10に示すように、巻き付け動作中は一定になるように制御されているために、転写ドラム5とコンベヤ2aの接点から端末までの帯状部材が引張られる形となって、その範囲の伸び量が加算されることになり、この一定速度比率制御で巻き取った後の帯状部材Wの転写ドラム5の周上の伸び量は、図11に示す測定結果のように、周上巻方向に対し、伸び量が増加する傾向を示し、タイヤユニフォミティーへ悪影響を及ぼしているという問題がある。
【0010】
本発明の目的は、タイヤ成形における転写サービサーにおいて、部材供給コンベヤ上の帯状材料を転写ドラムに巻き付ける際に、部材供給コンベヤ上の帯状材料の巻き取り後端部の押さえ方や、転写ドラムに巻き付け作業中における転写ドラムの回転周速度と移動速度の速度比率の制御を工夫することにより、帯状材料のドラム転写における周上の伸び量の変動を抑制して均一化し、タイヤユニフォミティーの向上を図ることができる帯状材料の供給方法及び供給装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための帯状材料の供給方法は、タイヤ成形に際して、原反ロールから巻出した帯状材料を、昇降可能な部材供給コンベヤ上に載置し、該帯状材料の巻き付け後端側を押さえた状態で、転写ドラムの回転周速度を該転写ドラムの移動速度よりも大きくなるように制御することにより、前記帯状材料を引き伸ばしながら前記転写ドラムに巻き付け、該巻き付け後に前記転写ドラムから成形ドラムに前記帯状材料を供給する帯状材料の供給方法において、
前記帯状材料の巻き付けに際して、前記部材供給コンベヤの固定フレームの端部で、且つ、前記部材供給コンベヤの表面より下側に回転支点を有する揺動アームの先端に、該揺動アームとL字形をなすように設けられた押さえ板を、前記揺動アームを前記回転支点回りに揺動させて押さえ位置に移動し、該押さえ板と上昇した前記部材供給コンベヤの表面との間で前記帯状材料の端部を挟持して、前記帯状材料の巻取り量が前記帯状部材の80%〜85%になるまで押さえ、それ以降は、前記揺動アームを前記回転支点回りに揺動させて前記押さえ板を待避位置に後退させ、前記帯状材料の端部を開放するように構成される。
【0012】
この帯状材料の供給方法によれば、タイヤ成形における転写サービサーにおいて、部材供給コンベヤ上の帯状材料を転写ドラムに巻き付ける際に、部材供給コンベヤ上の帯状材料の端末部を前記帯状材料の巻取り量が前記帯状部材の80%以上になる巻き付け完了直前まで押さえることができるので、所望の巻伸ばし長さまでの巻伸ばしを確実に行うことができる。
【0013】
あるいは、上記目的を達成するための帯状材料の供給方法は、タイヤ成形に際して、原反ロールから巻出した帯状材料を、昇降可能な部材供給コンベヤ上に載置し、該帯状材料の巻き付け後端側を押さえた状態で、転写ドラムの回転周速度を該転写ドラムの移動速度よりも大きくなるように制御することにより、前記帯状材料を引き伸ばしながら前記転写ドラムに巻き付け、該巻き付け後に前記転写ドラムから成形ドラムに前記帯状材料を供給する帯状材料の供給方法において、前記帯状材料の巻き付け動作中の、前記転写ドラムの前記回転周速度と前記移動速度との速度比率を可変にした制御を行うように構成される。
【0014】
この帯状材料の供給方法によれば、転写ドラムの回転周速度と移動速度との速度比率を可変とし、巻き付け最中の速度比率を変化させることで、帯状材料への引張荷重が加わる割合を可変にすることができるので、従来の速度比率を一定としていることに起因していた周上の伸び量の変動を防止でき、伸び量を均一化できる。
【0015】
更に、上記の帯状材料の供給方法において、前記帯状材料の巻き付け動作中の、前記転写ドラムの前記回転周速度と前記移動速度との速度比率を、巻き付け開始時には平均速度比率より大とし、全移動距離から算出した最高速度に到達した以降は平均速度比率より小とする制御を行うように構成される。
【0016】
これらの帯状材料の供給方法によれば、巻き付け開始直後に速度比率を大とすることにより、巻き始め側で引張荷重を大として帯状材料の全長を引き伸ばし、巻取り動作中の最高速度(トップ速度)に到達した以降は、速度比率を下げ、部材供給コンベヤ上に残っている帯状材料に加わる引張荷重を小さくして帯状材料を巻き取るので、帯状材料の伸び量を分散させることができ、帯状材料のドラム転写における周上の伸び量の変動を抑制して、タイヤユニフォミティーの向上を図ることができる。
【0017】
そして、上記の帯状材料の供給方法を実施するための帯状材料の供給装置は、タイヤ成形に際して、原反ロールから巻出した帯状材料を、昇降可能な部材供給コンベヤ上に載置し、該帯状材料の巻き付け後端側を押さえた状態で、転写ドラムの回転周速度を該転写ドラムの移動速度よりも大きくなるように制御することにより、前記帯状材料を引き伸ばしながら前記転写ドラムに巻き付け、該巻き付け後に前記転写ドラムから成形ドラムに前記帯状材料を供給する帯状材料の供給装置において、前記部材供給コンベヤの固定フレームの端部で、且つ、前記部材供給コンベヤの表面より下側に回転支点を有する揺動アームの先端に、揺動アームとL字形をなすように押さえ板を設けると共に、前記揺動アームを前記回転支点回りに揺動させて、前記押さえ板を押さえ位置と退避位置に切替える駆動手段を設けて構成し、前記押さえ板が前記押さえ位置にある時に、前記押さえ板と上昇した前記部材供給コンベヤの表面との間で前記帯状材料の端部を挟持して押さえるように構成される。
【0018】
この構成によれば、転写ドラムが一端側から他端側に移動する際に、押さえ板が、部材供給コンベヤの表面の延長上に沿って押さえ位置から待避位置へ移動するので、移動して来る転写ドラムとの干渉が少なくなる。
【0019】
従って、部材供給コンベヤ上の帯状材料を転写ドラムに巻き付ける際に、帯状部材の巻き取り量が80%〜85%近くになる巻き付け完了直前まで、帯状部材の端部を押さえ続けることができるので、所望の引き伸ばし長さまで引き伸ばしを確実に行うことができる。そのため、伸び量の不均一による厚みの不均一が発生することがなくなる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0021】
図6〜図8に示すように、本発明に関係する転写サービサーは、原反ロール3、部材供給コンベヤ装置2、転写ドラム5、タイヤ成形ドラム4と、部材供給コンベヤ2a上の帯状部材Wの端部を押さえる押さえ装置6とこれらを制御する制御装置(図示しない)等から構成されている。
【0022】
図1に示すように、この部材供給コンベヤ装置2は、帯状部材Wを載置する部材供給コンベヤ2aと、この部材供給コンベヤ2aを昇降シリンダ2bで昇降可能に支持する固定フレーム2cと、図示しないコンベヤ駆動部等からなる。
【0023】
そして、この部材供給コンベヤ2aの固定フレーム2cの端部に押さえ装置6が設けられるが、本発明においては、この押さえ装置6は、固定フレーム2cの端部に回転支点6aを有する揺動アーム6bと、この揺動アーム6bの先端にL字形をなすように設けられる押さえ板6cと、揺動アーム6bの中間部と固定フレーム2cを連結するシリンダ(駆動手段)6dとで構成され、制御装置からの信号によりシリンダ6dを伸縮することにより、揺動アーム6bを回転支点6a回りに揺動させて、押さえ板6cを押さえ位置(実線)と退避位置(点線)に切替えるように構成される。
【0024】
そして、この押さえ板6cで帯状材料Wの端部を押圧保持する場合には、シリンダ6dを収縮して押さえ板6cを押さえ位置に移動し、この状態の押さえ板6cと、上昇した部材供給コンベヤ2aの表面との間で帯状材料Wの巻き取り後端側の端部を挟持して押さえる。
【0025】
また、帯状部材Wの転写ドラム5への巻き付けが進展して、押さえ板6cが邪魔になる前に、シリンダ6dを伸ばして押さえ板6cを待避位置に移動し、帯状材料Wの端部の押圧保持を終了すると共に、転写ドラム5の移動を邪魔しないように待避位置に後退する。
【0026】
この構成によれば、転写ドラム5が一端側から他端側に移動する際に、押さえ板6cが、部材供給コンベヤ2aの表面の延長上に沿って押さえ位置から待避位置へ移動するので、移動して来る転写ドラム5との干渉が少なくなり、帯状部材Wの巻き取り量が80%〜85%近くになる巻き付け完了直前まで、帯状部材Wの端部を押さえ続けることができるので、所望の引き伸ばし長さまでの引き伸ばしを確実に行うことができる。
【0027】
次に、この帯状材料の供給装置を使用した帯状材料の供給方法について説明する。
【0028】
最初に、図6に示すように、原反ロール3から巻き出された成形ドラム周長より僅かに短い幅Bsの帯状材料(シート材)Wは、成形ドラム4の幅に対応させた長さで定尺切断されて、部材供給コンベヤ2aに搬送され、位置決めされ、転写ドラム5の元に供給される。
【0029】
この時、制御装置内で、成形ドラム4上で必要とされる帯状部材Wの巾(巻き付け長さ)と実際に切断された帯状部材Wの巾Bsの差から、予め作成され制御装置に入力されているデータマップを参照して、即ち、成形ドラム4の周長と帯状材料Wの原反巾Bsの測定値の差から、巻き取り動作中に回転周速度vと移動速度Vとの速度比率R=v/Vを変化させても帯状材料Wの引き伸ばし量の変動が少なく、成形ドラム5上で一定のスプライス量を維持することができる速度比率Rの制御値を割り出して、転写ドラム5の回転制御データと転写ドラム5の移動制御データが用意される。
【0030】
そして、部材供給コンベヤ2aに載置された帯状部材Wが転写ドラム5の下側に供給されると、押さえ装置6のシリンダ6dを縮めて押さえ板6cを押さえ位置(実線)に移動し、この状態で、部材供給コンベヤ装置2の昇降シリンダ2bを伸ばして部材供給コンベヤ2aを上昇する。この上昇により、部材供給コンベヤ2aと転写ドラム5との隙間hを、帯状材料Wの厚みt以下となるようにして、帯状部材Wの一端側を転写ドラム5に圧着し、他端側(巻き取り後端側)を押さえ板6に押圧し挟持する。
【0031】
次に、転写ドラム5を用意された回転制御データに基づいて回転しながら、転写ドラム5を同じく用意された移動制御データに基づいて帯状部材Wの一端側から他端側に移動して、部材供給コンベヤ2a上に載置された帯状部材Wを転写ドラム5に巻き付ける。
【0032】
この巻き付けに際しては、成形ドラム4上で一定のスプライス量を維持するために、供給された帯状部材Wを引き伸ばし(巻き伸ばし)ながら、転写ドラム5に巻き付けるが、この帯状部材Wの引き伸ばしは、この帯状部材Wの端末を押さえ板6cで押さえながら、転写ドラム5の回転周速度vを移動速度(走行速度)Vより早くすること、つまり、回転周速度vと移動速度Vとの速度比率R=v/Vを1.0より大きくすることで行う。
【0033】
つまり、転写ドラム5の回転制御と移動制御の組合せにより、成形ドラム4の周長よりも僅かに短いカーカス部材等の帯状材料Wを、部材供給コンベヤ2a上から転写ドラム5上に巻き付ける際、転写ドラム5の走行量Sに対し、転写ドラム5の回転量Rを増やすことにより、帯状材料Wの巻き伸ばしを行い、必要長さにしている。
【0034】
そして、本発明においては、図2に示すように、帯状材料Wの巻き取り動作中の転写ドラム5の回転周速度vと移動速度(走行速度)Vとの速度比率R=v/Vを可変とした制御を行い、巻き付け開始時t0から回転速度vが最高回転周速度v2に到達する時t1までは、平均速度比率(速度比率を時間平均した値)Rmより大の速度比率R1とし、この時t1から全移動距離から算出した最高移動速度(トップ速度)V1に到達する時t2までの間においては、速度比率Rを減少し、最高移動速度V1に到達した時t2以降は、平均速度比率Rmより小の速度比率R2とする制御を行う。
【0035】
そして、この巻き付け最中の速度比率Rを変化させることで、巻き取り始動時と最高移動速度V1に到達した以降から巻き取り終了までの間とで、帯状材料Wへの引張荷重を変化させることができるので、従来の速度比率Rを一定としていることに起因していた転写ドラム5の周上の伸び量の変動を防止でき、伸び量を均一化できる。
【0036】
また、帯状材料Wの巻き取り量が巻き取り長さの80%以上となる、全走行距離の80〜85%地点の巻き付け完了する手前になるまで押さえ、それ以降は、シリンダ6dを伸ばして揺動アーム6bを回転支点6a回りに揺動させて押さえ板6cを待避位置(図1の点線)に後退させ、帯状材料Wの端部を開放する。この巻き付け完了直前まで押さえることにより、所望の巻き伸ばし長さまでの巻き伸ばしを確実に行うことができる。
【0037】
従って、これらの帯状材料の供給方法によれば、巻き付け開始直後に速度比率Rを大とすることにより、巻き始め側で引張荷重を大として帯状材料の全長を引き伸ばし、巻取り最中の最高移動速度(トップ速度)V1に到達した以降は、速度比率Rを下げることにより、部材供給コンベヤ2a上に残っている帯状材料Wに加わる引張荷重を小さくして帯状材料Wを巻き取ることができるので、図3及び図4に示すように、帯状材料Wの伸び量を分散させることができ、帯状材料Wのドラム転写における周上の伸び量の変動を抑制して、タイヤユニフォミティーの向上を図ることができる。また、転写ドラム巻き受けの時に所望長さまで巻き伸ばすことができるので、巻き伸ばし制御の簡素化が図れる。
【0038】
〔実施例〕
タイヤサイズが15インチ(詳しくは205/65R15)において、部材供給コンベヤから転写ドラムに巻き付ける過程において、本発明を実施した場合の実施例の結果を図4に、従来の場合の比較例の結果を図11に示す。ここで、速度比率は、比較例では一定とし、実施例では可変としている。
【0039】
図4と図11は、横軸は伸ばされる前のカーカス部材の巻付先端部を0(ゼロ)としたカーカス部材の長手方向(巻付方向)60mm間隔置きの範囲を示し、縦軸は転写ドラムに巻付けた後の各範囲での伸び量を示している。
【0040】
また、周上伸び変動値の最大値と最小値の差であるRが、比較例では、1プライで、1.58mm,2プライで、1.42mmであったのが、実施例では、1プライで、1.13mm,2プライで、0.75mmとなり、また、標準偏差であるCVが、比較例では、1プライで、41.2%,2プライで、33.6%であったのが、実施例では、1プライで、32.4%,2プライで、23.0%となり、大幅に改善されていることが分かる。
【0041】
また、図5に、実施例と比較例におけるラジアルフォースバリエイション(RFV)波形を示す。図5(a)に実施例を図5(b)に比較例を示す。
【0042】
この図で、横軸はタイヤ周方向を角度(0〜360°)で示し、縦軸はRFV値を示す。また、P−Pが測定値で、1Hは一次成分を、2Hは二次成分を示し、また、1Pの矢印は、1プライの成形スプライス位置を示し、また、2Pの矢印は、2プライの成形スプライス位置を示す。
【0043】
この図5からも、タイヤのユニフォミティに関連するラジアルフォースバリエイション(RFV)についても、実施例の方が比較例より優れていることが分かる。
【0044】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明の帯状材料の供給方法によれば、タイヤ成形における転写サービサーにおいて、部材供給コンベヤ上の帯状材料を転写ドラムに巻き付ける際に、部材供給コンベヤ上の帯状材料の端末部を前記帯状材料の巻取り量が前記帯状部材の80%以上になる巻き付け完了直前まで押さえることができるので、所望の巻伸ばし長さまでの巻伸ばしを確実に行うことができる。
【0045】
また、転写ドラムの回転周速度と移動速度との速度比率を可変とし、巻き付け最中の速度比率を変化させることで、帯状材料への引張荷重が加わる割合を可変にすることができるので、従来の速度比率を一定としていることに起因していた周上の伸び量の変動を防止でき、伸び量を均一化できる。
【0046】
更に、巻き付け開始直後に速度比率を大とすることにより、巻き始め側で引張荷重を大として帯状材料の全長を引き伸ばし、巻取り動作中の最高速度(トップ速度)に到達した以降は、速度比率を下げ、部材供給コンベヤ上に残っている帯状材料に加わる引張荷重を小さくして帯状材料を巻き取るので、帯状材料の伸び量を分散させることができ、帯状材料のドラム転写における周上の伸び量の変動を抑制して、タイヤユニフォミティーの向上を図ることができる。
【0047】
そして、転写ドラム巻き受けの時に所望長さまで巻き伸ばすことができるので、巻き伸ばし制御の簡素化を図ることができる。
【0048】
そして、本発明の帯状材料の供給装置によれば、転写ドラムが一端側から他端側に移動する際に、押さえ板が、部材供給コンベヤの表面の延長上に沿って押さえ位置から待避位置へ移動するので、移動して来る転写ドラムとの干渉が少なくなり、帯状部材の巻き付け後端側を転写ドラム巻き付け終期近傍まで、即ち、帯状部材の巻き取り量が80%〜85%近くになる巻き付け完了直前まで、帯状部材の端部を押さえ続けることができ、所望の引き伸ばし長さまでの引き伸ばしを確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の帯状部材の供給装置を示す概略構成図である。
【図2】本発明の実施の形態の帯状部材の供給方法における回転速度、移動速度、速度比率の一例を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態の帯状部材の供給方法及び供給装置で得られた伸び量を示す模式図である。
【図4】本発明の実施の形態の帯状部材の供給方法及び供給装置で得られた伸び量の測定結果を示す図である。
【図5】本発明の実施例と比較例のラジアルフォースバリエイション(RFV)を示す図で、(a)は実施例を示す図であり、(b)は比較例を示す図である。
【図6】タイヤ成形における転写サービサーの構成を示す図である。
【図7】タイヤ成形における部材供給コンベヤから転写ドラムへの帯状部材の供給を示す図である。
【図8】タイヤ成形における転写ドラムから成形ドラムへの帯状部材の供給を示す図である。
【図9】従来技術の帯状部材の供給装置を示す概略構成図である。
【図10】従来技術の帯状部材の供給方法における回転速度、移動速度、速度比率の一例を示す図である。
【図11】従来技術の帯状部材の供給方法及び供給装置で得られた伸び量の測定結果を示す図である。
【符号の説明】
2 部材供給コンベヤ装置
2a 部材供給コンベヤ
2b 昇降シリンダ
2c 固定フレーム
3 原反ロール
4 成形ドラム
5 転写ドラム
6 押さえ装置
6a 回転支点
6b 揺動アーム
6c 押さえ板
6d シリンダ
Bs 帯状材料の巾(測定値)
R 速度比率
R1 平均速度比率より大の速度比率
R2 平均速度比率より小の速度比率
Rm 平均速度比率
t0 巻き付け開始時
t1 最高回転周速度に到達した時
t2 最高移動速度に到達した時
v 転写ドラムの回転周速度
v2 最高回転周速度
V 転写ドラムの移動速度(走行速度)
V1 最高移動速度
W 帯状部材
【発明の属する技術分野】
本発明は、タイヤ成形に際しての帯状部材の供給方法及び供給装置に関するものであり、より詳細には、部材供給コンベヤ上の帯状材料を引き伸ばしながら転写ドラム上に巻き付ける方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
タイヤ成形に際して、カーカス部材等の帯状材料を部材供給コンベヤから転写ドラムを介して成形ドラムに供給する場合には、図6〜図8に示すように、原反ロール3から巻き出された成形ドラム周長より僅かに短い幅Bsの帯状材料Wを、成形ドラム幅に対応させた長さで定尺切断し、この帯状材料Wを部材供給コンベヤ2aに載置して、転写ドラム5の下に移送し、成形ドラム4上で一定のスプライス量を維持するために、帯状部材Wの巻き付け後端側を押さえる装置7と、転写ドラム5の回転周速度vと移動速度(走行速度)Vとの速度比率の制御とを組み合せて、供給された帯状部材Wを引き伸ばし(巻き伸ばし)ながら、転写ドラム5に巻き付け、この巻き付けた帯状部材Wを、成形ドラム4に再度巻き付けてタイヤ成形を行っている。
【0003】
この帯状材料Wの転写ドラム5への巻き付けに際しては、成形ドラム4の周長よりも僅かに短い帯状材料Wを引き伸ばして必要長さにしているが、この引き伸ばし量が1.5%を越えると部材供給コンベヤ2a上の帯状材料Wが部材供給コンベヤ2aの表面で滑り、所望の長さに引き伸ばすことができなくなる。
【0004】
そのため、従来のタイヤ成形の転写ドラムサービサーにおいては、部材供給コンベヤ2a上の帯状材料Wを転写ドラム5に巻き付ける際、部材供給コンベヤ2aと転写ドラム5との隙間hを、帯状材料の厚みt以下となるように部材供給コンベヤ2aを上昇させて圧着し、帯状材料Wの先端部(巻き取り後端側)をバネ板等の押さえ部材7により押さえた状態で転写ドラム5の回転速度と移動速度とを相対制御をしながら帯状部材Wを巻き伸ばして巻き付けている。これにより、同一巾の帯状材料Wを巻き伸ばすことで、前工程で異巾の材料を準備する必要がなく、しかもそれぞれの材料に応じたサービサーを備える必要がなく、従って設備費や所要スペースが低減されると共に、帯状材料の供給と、巻付け作業とを効率良く行うことが出来る帯状材料の供給・貼付け方法を提供している(例えば、特許文献1参照。)。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−120301号公報 (第2−4頁、第3図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来技術においては、転写ドラム5による巻き付けの際に、帯状材料Wの先端部をバネ板等の押さえ部材7で押さえた状態で引き伸ばしをしているが、図9に示すように、この押さえ部材7の待避を押さえ板7の後端を回転中心7aとし、この回転中心7aを部材供給コンベヤ2aの表面より上に設けた旋回方式で行っているため、押さえ部材7が転写ドラム5と干渉しないように待避操作を早く行う必要があり、転写巻き付け長さの57%程度までの領域しか押さえ部材7で押さえることができず、所望の巻き伸ばし効果が得られないという問題がある。
【0007】
また、この転写ドラム5における引き伸ばしが不足する場合には、この不足する量を、転写ドラム5から成形ドラム4への巻き付けの際に巻き伸ばす必要があるが、転写ドラム5や成形ドラム4の制御が複雑となり、所望の巻き伸ばし量になるような調整は難しいという問題がある。
【0008】
なお、この巻き伸ばし量の一例をあげれば、原反長さ1140mm(15インチ用)に対して、成形ドラム4の周長に関し、カーカス材の第1プライ(1P)の必要長さは1165mmで2.2%巻き伸ばす必要があり、カーカス材の第2プライ(2P)の必要長さは1172mmで3.2%巻き伸ばす必要がある。
【0009】
更に、従来技術においては、転写ドラム5の回転速度vと移動速度Vの速度比率R=v/Vは、図10に示すように、巻き付け動作中は一定になるように制御されているために、転写ドラム5とコンベヤ2aの接点から端末までの帯状部材が引張られる形となって、その範囲の伸び量が加算されることになり、この一定速度比率制御で巻き取った後の帯状部材Wの転写ドラム5の周上の伸び量は、図11に示す測定結果のように、周上巻方向に対し、伸び量が増加する傾向を示し、タイヤユニフォミティーへ悪影響を及ぼしているという問題がある。
【0010】
本発明の目的は、タイヤ成形における転写サービサーにおいて、部材供給コンベヤ上の帯状材料を転写ドラムに巻き付ける際に、部材供給コンベヤ上の帯状材料の巻き取り後端部の押さえ方や、転写ドラムに巻き付け作業中における転写ドラムの回転周速度と移動速度の速度比率の制御を工夫することにより、帯状材料のドラム転写における周上の伸び量の変動を抑制して均一化し、タイヤユニフォミティーの向上を図ることができる帯状材料の供給方法及び供給装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための帯状材料の供給方法は、タイヤ成形に際して、原反ロールから巻出した帯状材料を、昇降可能な部材供給コンベヤ上に載置し、該帯状材料の巻き付け後端側を押さえた状態で、転写ドラムの回転周速度を該転写ドラムの移動速度よりも大きくなるように制御することにより、前記帯状材料を引き伸ばしながら前記転写ドラムに巻き付け、該巻き付け後に前記転写ドラムから成形ドラムに前記帯状材料を供給する帯状材料の供給方法において、
前記帯状材料の巻き付けに際して、前記部材供給コンベヤの固定フレームの端部で、且つ、前記部材供給コンベヤの表面より下側に回転支点を有する揺動アームの先端に、該揺動アームとL字形をなすように設けられた押さえ板を、前記揺動アームを前記回転支点回りに揺動させて押さえ位置に移動し、該押さえ板と上昇した前記部材供給コンベヤの表面との間で前記帯状材料の端部を挟持して、前記帯状材料の巻取り量が前記帯状部材の80%〜85%になるまで押さえ、それ以降は、前記揺動アームを前記回転支点回りに揺動させて前記押さえ板を待避位置に後退させ、前記帯状材料の端部を開放するように構成される。
【0012】
この帯状材料の供給方法によれば、タイヤ成形における転写サービサーにおいて、部材供給コンベヤ上の帯状材料を転写ドラムに巻き付ける際に、部材供給コンベヤ上の帯状材料の端末部を前記帯状材料の巻取り量が前記帯状部材の80%以上になる巻き付け完了直前まで押さえることができるので、所望の巻伸ばし長さまでの巻伸ばしを確実に行うことができる。
【0013】
あるいは、上記目的を達成するための帯状材料の供給方法は、タイヤ成形に際して、原反ロールから巻出した帯状材料を、昇降可能な部材供給コンベヤ上に載置し、該帯状材料の巻き付け後端側を押さえた状態で、転写ドラムの回転周速度を該転写ドラムの移動速度よりも大きくなるように制御することにより、前記帯状材料を引き伸ばしながら前記転写ドラムに巻き付け、該巻き付け後に前記転写ドラムから成形ドラムに前記帯状材料を供給する帯状材料の供給方法において、前記帯状材料の巻き付け動作中の、前記転写ドラムの前記回転周速度と前記移動速度との速度比率を可変にした制御を行うように構成される。
【0014】
この帯状材料の供給方法によれば、転写ドラムの回転周速度と移動速度との速度比率を可変とし、巻き付け最中の速度比率を変化させることで、帯状材料への引張荷重が加わる割合を可変にすることができるので、従来の速度比率を一定としていることに起因していた周上の伸び量の変動を防止でき、伸び量を均一化できる。
【0015】
更に、上記の帯状材料の供給方法において、前記帯状材料の巻き付け動作中の、前記転写ドラムの前記回転周速度と前記移動速度との速度比率を、巻き付け開始時には平均速度比率より大とし、全移動距離から算出した最高速度に到達した以降は平均速度比率より小とする制御を行うように構成される。
【0016】
これらの帯状材料の供給方法によれば、巻き付け開始直後に速度比率を大とすることにより、巻き始め側で引張荷重を大として帯状材料の全長を引き伸ばし、巻取り動作中の最高速度(トップ速度)に到達した以降は、速度比率を下げ、部材供給コンベヤ上に残っている帯状材料に加わる引張荷重を小さくして帯状材料を巻き取るので、帯状材料の伸び量を分散させることができ、帯状材料のドラム転写における周上の伸び量の変動を抑制して、タイヤユニフォミティーの向上を図ることができる。
【0017】
そして、上記の帯状材料の供給方法を実施するための帯状材料の供給装置は、タイヤ成形に際して、原反ロールから巻出した帯状材料を、昇降可能な部材供給コンベヤ上に載置し、該帯状材料の巻き付け後端側を押さえた状態で、転写ドラムの回転周速度を該転写ドラムの移動速度よりも大きくなるように制御することにより、前記帯状材料を引き伸ばしながら前記転写ドラムに巻き付け、該巻き付け後に前記転写ドラムから成形ドラムに前記帯状材料を供給する帯状材料の供給装置において、前記部材供給コンベヤの固定フレームの端部で、且つ、前記部材供給コンベヤの表面より下側に回転支点を有する揺動アームの先端に、揺動アームとL字形をなすように押さえ板を設けると共に、前記揺動アームを前記回転支点回りに揺動させて、前記押さえ板を押さえ位置と退避位置に切替える駆動手段を設けて構成し、前記押さえ板が前記押さえ位置にある時に、前記押さえ板と上昇した前記部材供給コンベヤの表面との間で前記帯状材料の端部を挟持して押さえるように構成される。
【0018】
この構成によれば、転写ドラムが一端側から他端側に移動する際に、押さえ板が、部材供給コンベヤの表面の延長上に沿って押さえ位置から待避位置へ移動するので、移動して来る転写ドラムとの干渉が少なくなる。
【0019】
従って、部材供給コンベヤ上の帯状材料を転写ドラムに巻き付ける際に、帯状部材の巻き取り量が80%〜85%近くになる巻き付け完了直前まで、帯状部材の端部を押さえ続けることができるので、所望の引き伸ばし長さまで引き伸ばしを確実に行うことができる。そのため、伸び量の不均一による厚みの不均一が発生することがなくなる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0021】
図6〜図8に示すように、本発明に関係する転写サービサーは、原反ロール3、部材供給コンベヤ装置2、転写ドラム5、タイヤ成形ドラム4と、部材供給コンベヤ2a上の帯状部材Wの端部を押さえる押さえ装置6とこれらを制御する制御装置(図示しない)等から構成されている。
【0022】
図1に示すように、この部材供給コンベヤ装置2は、帯状部材Wを載置する部材供給コンベヤ2aと、この部材供給コンベヤ2aを昇降シリンダ2bで昇降可能に支持する固定フレーム2cと、図示しないコンベヤ駆動部等からなる。
【0023】
そして、この部材供給コンベヤ2aの固定フレーム2cの端部に押さえ装置6が設けられるが、本発明においては、この押さえ装置6は、固定フレーム2cの端部に回転支点6aを有する揺動アーム6bと、この揺動アーム6bの先端にL字形をなすように設けられる押さえ板6cと、揺動アーム6bの中間部と固定フレーム2cを連結するシリンダ(駆動手段)6dとで構成され、制御装置からの信号によりシリンダ6dを伸縮することにより、揺動アーム6bを回転支点6a回りに揺動させて、押さえ板6cを押さえ位置(実線)と退避位置(点線)に切替えるように構成される。
【0024】
そして、この押さえ板6cで帯状材料Wの端部を押圧保持する場合には、シリンダ6dを収縮して押さえ板6cを押さえ位置に移動し、この状態の押さえ板6cと、上昇した部材供給コンベヤ2aの表面との間で帯状材料Wの巻き取り後端側の端部を挟持して押さえる。
【0025】
また、帯状部材Wの転写ドラム5への巻き付けが進展して、押さえ板6cが邪魔になる前に、シリンダ6dを伸ばして押さえ板6cを待避位置に移動し、帯状材料Wの端部の押圧保持を終了すると共に、転写ドラム5の移動を邪魔しないように待避位置に後退する。
【0026】
この構成によれば、転写ドラム5が一端側から他端側に移動する際に、押さえ板6cが、部材供給コンベヤ2aの表面の延長上に沿って押さえ位置から待避位置へ移動するので、移動して来る転写ドラム5との干渉が少なくなり、帯状部材Wの巻き取り量が80%〜85%近くになる巻き付け完了直前まで、帯状部材Wの端部を押さえ続けることができるので、所望の引き伸ばし長さまでの引き伸ばしを確実に行うことができる。
【0027】
次に、この帯状材料の供給装置を使用した帯状材料の供給方法について説明する。
【0028】
最初に、図6に示すように、原反ロール3から巻き出された成形ドラム周長より僅かに短い幅Bsの帯状材料(シート材)Wは、成形ドラム4の幅に対応させた長さで定尺切断されて、部材供給コンベヤ2aに搬送され、位置決めされ、転写ドラム5の元に供給される。
【0029】
この時、制御装置内で、成形ドラム4上で必要とされる帯状部材Wの巾(巻き付け長さ)と実際に切断された帯状部材Wの巾Bsの差から、予め作成され制御装置に入力されているデータマップを参照して、即ち、成形ドラム4の周長と帯状材料Wの原反巾Bsの測定値の差から、巻き取り動作中に回転周速度vと移動速度Vとの速度比率R=v/Vを変化させても帯状材料Wの引き伸ばし量の変動が少なく、成形ドラム5上で一定のスプライス量を維持することができる速度比率Rの制御値を割り出して、転写ドラム5の回転制御データと転写ドラム5の移動制御データが用意される。
【0030】
そして、部材供給コンベヤ2aに載置された帯状部材Wが転写ドラム5の下側に供給されると、押さえ装置6のシリンダ6dを縮めて押さえ板6cを押さえ位置(実線)に移動し、この状態で、部材供給コンベヤ装置2の昇降シリンダ2bを伸ばして部材供給コンベヤ2aを上昇する。この上昇により、部材供給コンベヤ2aと転写ドラム5との隙間hを、帯状材料Wの厚みt以下となるようにして、帯状部材Wの一端側を転写ドラム5に圧着し、他端側(巻き取り後端側)を押さえ板6に押圧し挟持する。
【0031】
次に、転写ドラム5を用意された回転制御データに基づいて回転しながら、転写ドラム5を同じく用意された移動制御データに基づいて帯状部材Wの一端側から他端側に移動して、部材供給コンベヤ2a上に載置された帯状部材Wを転写ドラム5に巻き付ける。
【0032】
この巻き付けに際しては、成形ドラム4上で一定のスプライス量を維持するために、供給された帯状部材Wを引き伸ばし(巻き伸ばし)ながら、転写ドラム5に巻き付けるが、この帯状部材Wの引き伸ばしは、この帯状部材Wの端末を押さえ板6cで押さえながら、転写ドラム5の回転周速度vを移動速度(走行速度)Vより早くすること、つまり、回転周速度vと移動速度Vとの速度比率R=v/Vを1.0より大きくすることで行う。
【0033】
つまり、転写ドラム5の回転制御と移動制御の組合せにより、成形ドラム4の周長よりも僅かに短いカーカス部材等の帯状材料Wを、部材供給コンベヤ2a上から転写ドラム5上に巻き付ける際、転写ドラム5の走行量Sに対し、転写ドラム5の回転量Rを増やすことにより、帯状材料Wの巻き伸ばしを行い、必要長さにしている。
【0034】
そして、本発明においては、図2に示すように、帯状材料Wの巻き取り動作中の転写ドラム5の回転周速度vと移動速度(走行速度)Vとの速度比率R=v/Vを可変とした制御を行い、巻き付け開始時t0から回転速度vが最高回転周速度v2に到達する時t1までは、平均速度比率(速度比率を時間平均した値)Rmより大の速度比率R1とし、この時t1から全移動距離から算出した最高移動速度(トップ速度)V1に到達する時t2までの間においては、速度比率Rを減少し、最高移動速度V1に到達した時t2以降は、平均速度比率Rmより小の速度比率R2とする制御を行う。
【0035】
そして、この巻き付け最中の速度比率Rを変化させることで、巻き取り始動時と最高移動速度V1に到達した以降から巻き取り終了までの間とで、帯状材料Wへの引張荷重を変化させることができるので、従来の速度比率Rを一定としていることに起因していた転写ドラム5の周上の伸び量の変動を防止でき、伸び量を均一化できる。
【0036】
また、帯状材料Wの巻き取り量が巻き取り長さの80%以上となる、全走行距離の80〜85%地点の巻き付け完了する手前になるまで押さえ、それ以降は、シリンダ6dを伸ばして揺動アーム6bを回転支点6a回りに揺動させて押さえ板6cを待避位置(図1の点線)に後退させ、帯状材料Wの端部を開放する。この巻き付け完了直前まで押さえることにより、所望の巻き伸ばし長さまでの巻き伸ばしを確実に行うことができる。
【0037】
従って、これらの帯状材料の供給方法によれば、巻き付け開始直後に速度比率Rを大とすることにより、巻き始め側で引張荷重を大として帯状材料の全長を引き伸ばし、巻取り最中の最高移動速度(トップ速度)V1に到達した以降は、速度比率Rを下げることにより、部材供給コンベヤ2a上に残っている帯状材料Wに加わる引張荷重を小さくして帯状材料Wを巻き取ることができるので、図3及び図4に示すように、帯状材料Wの伸び量を分散させることができ、帯状材料Wのドラム転写における周上の伸び量の変動を抑制して、タイヤユニフォミティーの向上を図ることができる。また、転写ドラム巻き受けの時に所望長さまで巻き伸ばすことができるので、巻き伸ばし制御の簡素化が図れる。
【0038】
〔実施例〕
タイヤサイズが15インチ(詳しくは205/65R15)において、部材供給コンベヤから転写ドラムに巻き付ける過程において、本発明を実施した場合の実施例の結果を図4に、従来の場合の比較例の結果を図11に示す。ここで、速度比率は、比較例では一定とし、実施例では可変としている。
【0039】
図4と図11は、横軸は伸ばされる前のカーカス部材の巻付先端部を0(ゼロ)としたカーカス部材の長手方向(巻付方向)60mm間隔置きの範囲を示し、縦軸は転写ドラムに巻付けた後の各範囲での伸び量を示している。
【0040】
また、周上伸び変動値の最大値と最小値の差であるRが、比較例では、1プライで、1.58mm,2プライで、1.42mmであったのが、実施例では、1プライで、1.13mm,2プライで、0.75mmとなり、また、標準偏差であるCVが、比較例では、1プライで、41.2%,2プライで、33.6%であったのが、実施例では、1プライで、32.4%,2プライで、23.0%となり、大幅に改善されていることが分かる。
【0041】
また、図5に、実施例と比較例におけるラジアルフォースバリエイション(RFV)波形を示す。図5(a)に実施例を図5(b)に比較例を示す。
【0042】
この図で、横軸はタイヤ周方向を角度(0〜360°)で示し、縦軸はRFV値を示す。また、P−Pが測定値で、1Hは一次成分を、2Hは二次成分を示し、また、1Pの矢印は、1プライの成形スプライス位置を示し、また、2Pの矢印は、2プライの成形スプライス位置を示す。
【0043】
この図5からも、タイヤのユニフォミティに関連するラジアルフォースバリエイション(RFV)についても、実施例の方が比較例より優れていることが分かる。
【0044】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明の帯状材料の供給方法によれば、タイヤ成形における転写サービサーにおいて、部材供給コンベヤ上の帯状材料を転写ドラムに巻き付ける際に、部材供給コンベヤ上の帯状材料の端末部を前記帯状材料の巻取り量が前記帯状部材の80%以上になる巻き付け完了直前まで押さえることができるので、所望の巻伸ばし長さまでの巻伸ばしを確実に行うことができる。
【0045】
また、転写ドラムの回転周速度と移動速度との速度比率を可変とし、巻き付け最中の速度比率を変化させることで、帯状材料への引張荷重が加わる割合を可変にすることができるので、従来の速度比率を一定としていることに起因していた周上の伸び量の変動を防止でき、伸び量を均一化できる。
【0046】
更に、巻き付け開始直後に速度比率を大とすることにより、巻き始め側で引張荷重を大として帯状材料の全長を引き伸ばし、巻取り動作中の最高速度(トップ速度)に到達した以降は、速度比率を下げ、部材供給コンベヤ上に残っている帯状材料に加わる引張荷重を小さくして帯状材料を巻き取るので、帯状材料の伸び量を分散させることができ、帯状材料のドラム転写における周上の伸び量の変動を抑制して、タイヤユニフォミティーの向上を図ることができる。
【0047】
そして、転写ドラム巻き受けの時に所望長さまで巻き伸ばすことができるので、巻き伸ばし制御の簡素化を図ることができる。
【0048】
そして、本発明の帯状材料の供給装置によれば、転写ドラムが一端側から他端側に移動する際に、押さえ板が、部材供給コンベヤの表面の延長上に沿って押さえ位置から待避位置へ移動するので、移動して来る転写ドラムとの干渉が少なくなり、帯状部材の巻き付け後端側を転写ドラム巻き付け終期近傍まで、即ち、帯状部材の巻き取り量が80%〜85%近くになる巻き付け完了直前まで、帯状部材の端部を押さえ続けることができ、所望の引き伸ばし長さまでの引き伸ばしを確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の帯状部材の供給装置を示す概略構成図である。
【図2】本発明の実施の形態の帯状部材の供給方法における回転速度、移動速度、速度比率の一例を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態の帯状部材の供給方法及び供給装置で得られた伸び量を示す模式図である。
【図4】本発明の実施の形態の帯状部材の供給方法及び供給装置で得られた伸び量の測定結果を示す図である。
【図5】本発明の実施例と比較例のラジアルフォースバリエイション(RFV)を示す図で、(a)は実施例を示す図であり、(b)は比較例を示す図である。
【図6】タイヤ成形における転写サービサーの構成を示す図である。
【図7】タイヤ成形における部材供給コンベヤから転写ドラムへの帯状部材の供給を示す図である。
【図8】タイヤ成形における転写ドラムから成形ドラムへの帯状部材の供給を示す図である。
【図9】従来技術の帯状部材の供給装置を示す概略構成図である。
【図10】従来技術の帯状部材の供給方法における回転速度、移動速度、速度比率の一例を示す図である。
【図11】従来技術の帯状部材の供給方法及び供給装置で得られた伸び量の測定結果を示す図である。
【符号の説明】
2 部材供給コンベヤ装置
2a 部材供給コンベヤ
2b 昇降シリンダ
2c 固定フレーム
3 原反ロール
4 成形ドラム
5 転写ドラム
6 押さえ装置
6a 回転支点
6b 揺動アーム
6c 押さえ板
6d シリンダ
Bs 帯状材料の巾(測定値)
R 速度比率
R1 平均速度比率より大の速度比率
R2 平均速度比率より小の速度比率
Rm 平均速度比率
t0 巻き付け開始時
t1 最高回転周速度に到達した時
t2 最高移動速度に到達した時
v 転写ドラムの回転周速度
v2 最高回転周速度
V 転写ドラムの移動速度(走行速度)
V1 最高移動速度
W 帯状部材
Claims (4)
- タイヤ成形に際して、原反ロールから巻出した帯状材料を、昇降可能な部材供給コンベヤ上に載置し、該帯状材料の巻き付け後端側を押さえた状態で、転写ドラムの回転周速度を該転写ドラムの移動速度よりも大きくなるように制御することにより、前記帯状材料を引き伸ばしながら前記転写ドラムに巻き付け、該巻き付け後に前記転写ドラムから成形ドラムに前記帯状材料を供給する帯状材料の供給方法において、
前記帯状材料の巻き付けに際して、前記部材供給コンベヤの固定フレームの端部で、且つ、前記部材供給コンベヤの表面より下側に回転支点を有する揺動アームの先端に、該揺動アームとL字形をなすように設けられた押さえ板を、前記揺動アームを前記回転支点回りに揺動させて押さえ位置に移動し、該押さえ板と上昇した前記部材供給コンベヤの表面との間で前記帯状材料の端部を挟持して、前記帯状材料の巻取り量が前記帯状部材の80%〜85%になるまで押さえ、それ以降は、前記揺動アームを前記回転支点回りに揺動させて前記押さえ板を待避位置に後退させ、前記帯状材料の端部を開放することを特徴とする帯状材料の供給方法。 - タイヤ成形に際して、原反ロールから巻出した帯状材料を、昇降可能な部材供給コンベヤ上に載置し、該帯状材料の巻き付け後端側を押さえた状態で、転写ドラムの回転周速度を該転写ドラムの移動速度よりも大きくなるように制御することにより、前記帯状材料を引き伸ばしながら前記転写ドラムに巻き付け、該巻き付け後に前記転写ドラムから成形ドラムに前記帯状材料を供給する帯状材料の供給方法において、
前記帯状材料の巻き付け動作中の、前記転写ドラムの前記回転周速度と前記移動速度との速度比率を可変にした制御を行うことを特徴とする帯状材料の供給方法。 - 前記帯状材料の巻き付け動作中の、前記転写ドラムの前記回転周速度と前記移動速度との速度比率を、巻き付け開始時には平均速度比率より大とし、全移動距離から算出した最高移動速度に到達した以降は平均速度比率より小とする制御を行うことを特徴とする請求項2記載の帯状材料の供給方法。
- タイヤ成形に際して、原反ロールから巻出した帯状材料を、昇降可能な部材供給コンベヤ上に載置し、該帯状材料の巻き付け後端側を押さえた状態で、転写ドラムの回転周速度を該転写ドラムの移動速度よりも大きくなるように制御することにより、前記帯状材料を引き伸ばしながら前記転写ドラムに巻き付け、該巻き付け後に前記転写ドラムから成形ドラムに前記帯状材料を供給する帯状材料の供給装置において、
前記部材供給コンベヤの固定フレームの端部で、且つ、前記部材供給コンベヤの表面より下側に回転支点を有する揺動アームの先端に、揺動アームとL字形をなすように押さえ板を設けると共に、前記揺動アームを前記回転支点回りに揺動させて、前記押さえ板を押さえ位置と退避位置に切替える駆動手段を設けて構成し、前記押さえ板が前記押さえ位置にある時に、前記押さえ板と上昇した前記部材供給コンベヤの表面との間で前記帯状材料の端部を挟持して押さえる帯状材料の供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002335049A JP2004167783A (ja) | 2002-11-19 | 2002-11-19 | 帯状材料の供給方法及び供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002335049A JP2004167783A (ja) | 2002-11-19 | 2002-11-19 | 帯状材料の供給方法及び供給装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004167783A true JP2004167783A (ja) | 2004-06-17 |
Family
ID=32699274
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002335049A Pending JP2004167783A (ja) | 2002-11-19 | 2002-11-19 | 帯状材料の供給方法及び供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004167783A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109968711A (zh) * | 2017-12-28 | 2019-07-05 | 东洋橡胶工业株式会社 | 片状带束层的制造方法以及制造装置 |
CN109968706A (zh) * | 2017-12-28 | 2019-07-05 | 东洋橡胶工业株式会社 | 片状带束层的卷绕方法以及卷绕装置 |
JP2019119103A (ja) * | 2017-12-28 | 2019-07-22 | Toyo Tire株式会社 | タイヤ用ベルトの製造方法及び製造装置 |
WO2023116841A1 (zh) * | 2021-12-22 | 2023-06-29 | 软控股份有限公司 | 一种胎面自动续料装置 |
-
2002
- 2002-11-19 JP JP2002335049A patent/JP2004167783A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109968711A (zh) * | 2017-12-28 | 2019-07-05 | 东洋橡胶工业株式会社 | 片状带束层的制造方法以及制造装置 |
CN109968706A (zh) * | 2017-12-28 | 2019-07-05 | 东洋橡胶工业株式会社 | 片状带束层的卷绕方法以及卷绕装置 |
JP2019119103A (ja) * | 2017-12-28 | 2019-07-22 | Toyo Tire株式会社 | タイヤ用ベルトの製造方法及び製造装置 |
JP2019119106A (ja) * | 2017-12-28 | 2019-07-22 | Toyo Tire株式会社 | シート状ベルトの巻き取り方法及び巻き取り装置 |
CN109968711B (zh) * | 2017-12-28 | 2021-08-27 | 东洋橡胶工业株式会社 | 片状带束层的制造方法以及制造装置 |
JP6993873B2 (ja) | 2017-12-28 | 2022-01-14 | Toyo Tire株式会社 | タイヤ用ベルトの製造方法及び製造装置 |
US11420839B2 (en) | 2017-12-28 | 2022-08-23 | Toyo Tire Corporation | Winding method and winding device of sheet-like belt |
WO2023116841A1 (zh) * | 2021-12-22 | 2023-06-29 | 软控股份有限公司 | 一种胎面自动续料装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR900007808B1 (ko) | 필름등 띠형상물의 자동절단권치장치 | |
JP2542547B2 (ja) | 移動ウェブを巻く方法と装置 | |
JP3954195B2 (ja) | タイヤ成型装置およびそれを用いたタイヤ成型方法 | |
EP2539139B1 (en) | Process and apparatus for unwinding an elongated element provided with two service fabrics in order to build tyres for vehicle wheels | |
TWI332933B (en) | Changeover device and method for changing over winding of web | |
EP2720858A1 (en) | Process and apparatus for building tyres for vehicle wheels | |
JP2004167783A (ja) | 帯状材料の供給方法及び供給装置 | |
KR20180033755A (ko) | 타이어 반제품의 위치 자동보정 장치 | |
JP4195777B2 (ja) | 高分子フイルムの巻取り方法及び装置 | |
JP2002120301A (ja) | 帯状材料の供給・貼付け方法 | |
JP3518361B2 (ja) | 巻き取り装置 | |
JP2019119109A (ja) | タイヤ構成部材の製造方法及びタイヤ構成部材の製造装置 | |
JP2538900B2 (ja) | 帯状物の切断巻取装置 | |
KR100888447B1 (ko) | 동시에 복수 개의 권취롤에 리와인딩이 가능한 필름리와인드 장치 | |
JP2000512963A (ja) | 材料ウェブ、特に紙ウェブまたはカートンウェブを巻き上げて巻成ロールを形成するためのワインダ | |
CN219296777U (zh) | 一种用于泡棉片材生产的倒卷装置 | |
JP4062697B2 (ja) | ベルトラッパーとその運転方法 | |
KR100475657B1 (ko) | 권취장치 | |
JP7180311B2 (ja) | タイヤの製造方法 | |
US11345106B2 (en) | Manufacturing method of tire component and manufacturing device of tire component | |
EP1345755B1 (en) | Method and apparatus for manufacturing pneumatic tires | |
JP3897290B2 (ja) | スパイラル鋼管の製造方法及び装置 | |
JP6727549B2 (ja) | シート状のゴム材料の巻取り装置および巻取り方法 | |
JPH04341445A (ja) | 自動巻付け方法及び装置 | |
WO2002053356A1 (en) | Method and apparatus for manufacturing pneumatic tires |