JP2004167646A - クランクシャフト用連続式ブラスト装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】傾斜された円筒状のケ−ジ10の中にワ−クWを挿入してケ−ジ10と共に回転させながらブラスト処理を施すようにしたクランクシャフト用連続式ブラスト装置。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、クランクシャフトの全面を連続的にショットブラスト処理する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、クランクシャフトを連続してショットブラスト処理するブラスト装置は公知である(特許文献1〜特許文献3)。特許文献1には、ショットブラストキャビネット内にスクリューコンベヤを平行にしてかつ長手方向に傾斜させて設け、このスクリューコンベヤの胴部外周に製品反転用の凸部を突出して設けたブラスト装置が記載されている。
【0003】
【特許文献1】
特開平3−26465号公報(第1〜2頁、第2図、第4図)
【特許文献2】
特開2002−36116号公報(第1頁、第1図)
【特許文献3】
実開平6−71057号公報(第1頁、第1図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記のようなブラスト装置はスクリューの上の一部にしか凸部がないため、複雑形状のクランクシャフトのような製品を確実に反転させることが非常に困難となり、製品全周を均一にブラスト処理することができないという問題があった。また、キャビネット内の製品全てを同時に反転させることが困難であり、製品が反転している間は前方へ進みにくいため、製品の送り速度が一定とならず、キャビネット内での製品の絡まり、落下等の問題もあった。さらに、製品寸法が変わる場合には、反転を確保するため製品ごとに回転数などの最適化調整が必要であり、サイクルタイムが長くなるという問題があった。
【0005】
本発明は上記の問題に鑑みてなされたもので、キャビネット内に搬入された製品を全て同調して反転させることができると共に製品を常に反転しながら前方へ進行させることができ、製品寸法が異なっても効率よく製品全体を均一にブラスト処理するクランクシャフト用連続式ブラスト装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明におけるクランクシャフト用連続式ブラスト装置は、搬入側を高く、搬出側を低く傾斜させた天井部を有する中央キャビネット1の天井部に適当な間隔をおいて設けた複数のショット投射装置2、2と、前記中央キャビネット1の前後に連通連結した搬入キャビネット1A及び搬出キャビネット1Bと、搬入キャビネット1Aの一側に設けた製品搬入口3と、搬出キャビネット1Bの製品搬入口3よりも低い位置に設けた搬出コンベヤ4と、該搬入キャビネット1Aと搬出キャビネット1Bの間に2本の駆動回転軸5、5を間隔をおき平行に傾斜させて支持すると共に該回転軸5、5の前後端部と中央部に係合ローラ6、6、6を取付けたクランクシャフト用連続式ブラスト装置であって、
中央部を多数の棒材9、9で円筒状に形成したケ−ジ10を連結させた製品反転・搬送ケ−ジ体11を、前記各係合ローラ6、6、6に対応するフランジ12、12、12を介して載置係合したことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明によれば、反転が容易に確保できるため、ケージの回転速度を速くすることによりサイクルタイムを短くすることができ、効率的である。
本発明において、搬入キャビネットの製品搬入口の後部にワークWの押込みシリンダを配置することができる。これにより効率のよい製品投入ができる。また、本発明において各キャビネットの下部に亘ってショット回収用のスクリューコンベヤを配置することにより、ショットを回収することを容易にできる。
【0008】
本発明において、ケージを含んだワークを搬送する手段が分割方式、すなわち、中央部を多数の棒材で円筒状に形成したケ−ジの中央部、製品搬入口に対応する筒体、搬出コンベヤに対応する筒体である分割方式とすることで、メンテナンスが簡単になる。また、ケージの前方部、後方部を筒状にすることでブラスト区間以外へのショットの飛散を防ぐことができる。
【0009】
【実施例】
以下本発明の実施例を図面に基づき詳しく説明する。図1において、本発明のクランクシャフト用連続式ブラスト装置は、中央部に中央キャビネット1、搬入側に搬入キャビネット1A、搬出側に搬出キャビネット1Bを連通連結して設けてある。該中央キャビネット1の天井部は搬入側を高く、搬出側を低く傾斜させその傾斜面に複数のショット投射機2、2が適当な間隔をおいて設置されている。
【0010】
前記搬入キャビネット1Aの側部には製品搬入口3が設けられ、搬出キャビネット1Bにおける前記製品搬入口3の高さよりも低い位置に搬出コンベヤ4が設けられている。
また、搬入キャビネット1Aと搬出キャビネット1Bの間には、2本の駆動回転軸5、5が適当な間隔をおいて前記中央キャビネット1の傾斜天井面にほぼ平行になるように傾斜させて支持されている。
【0011】
さらに、前記回転軸5、5の前後端部と中央部には係合ローラ6、6、6が固着され、かつ前後部には製品搬入口3に対応する筒体7と、搬出コンベヤ4に対応する筒体8を、また中央部を多数の棒材9、9で円筒状に形成したケ−ジ10を連結させた製品反転・搬送ケージ11が前記各係合ローラ6、6、6に対応するフランジ12、12、12を介して載置係合させてある。なお、製品押込みシリンダ13は、製品をケージ10内に押し込む。各キャビネット1、1A、1Bの下方にはショット回収用のスクリューコンベヤ14が配置されている。また、駆動回転軸5、5は駆動モータ15で駆動される。
【0012】
次にこのように構成されたものの作動について説明する。図1の状態からクランクシャフトW(以下ワークWという)を製品搬入口3に挿入し、製品押込みシリンダ13により搬入側の筒体7を介してケージ10内に押し込む。ついで駆動モータ15が作動して回転軸5、5及び係合ローラ6、6、6を図2の矢印方向に回転させながら製品搬入口3からワークWを順次挿入してゆく。
【0013】
このようにして挿入されたワークWは図3に示すようにケージ10の回転により円周方向に持ち上げられ、ある程度持ち上げられた後に反転しながら鉛直方向に落下するので係合ローラ6、6、6及びケージ10が傾斜している分だけ進行方向に進む。さらに傾斜による若干の滑りも加わり、特別な搬送装置を利用することなくワークWを搬送することができる。これら反転・搬送の間にショット投射機2、2からショットが投射されワークW全面が均一にブラスト処理されてゆく。
【0014】
このようにして全面を均一に処理されたワークWは、ケ−ジ10後端部の筒体8の筒状の箇所を通り製品搬出コンベヤ4に乗り移り、機体外に搬出される。このような作動を連続して行うことにより、形状が複雑で反転・搬送が難しいとされるクランクシャフト製品を確実に効率よく全面に均一なブラスト処理を施すことができる。なおケージ10の中にワ−クWを入れ込むための最大寸法は規制されるがワークWの大きさや形状が変更されても反転は確実に行うことができ、回転速度を変えることで容易に搬送速度も調整することができる。したがって回転数を上げることによりサイクルタイムを短くすることも可能である。また、ワークを搬送させる特別な装置も不要であり、装置全体を簡素化できメンテナンス性もよくなる等種々の効果がある。
【0015】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように本発明は、傾斜された円筒状のケージの中にワークを挿入してケージと共に回転させながらブラスト処理を施すようにしたから、ワ−クを確実に回転、反転させると共に前進させて効率よく全面を均一にブラスト処理することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す一部切欠きの構成図である。
【図2】図1におけるA−A矢視図である。
【図3】ケージとワークの反転・搬送イメージ図である。
【符号の説明】
1 中央キャビネット
1A 搬入キャビネット
1B 搬出キャビネット
2 ショット投射機
3 製品搬入口
4 製品搬出コンベヤ
5 駆動回転軸
6 係合ローラ
7 8 筒体
9 棒材
10 ケージ
11製品反転・搬送ケージ体
12 フランジ
13 製品押込みシリンダ
14 スクリューコンベヤ
15 駆動モータ
W ワーク(クランクシャフト)
Claims (5)
- 搬入側を高く、搬出側を低く傾斜させた天井部を有する中央キャビネット1の天井部に適当な間隔をおいて設けた複数のショット投射装置2、2と、前記中央キャビネット1の前後に連通連結した搬入キャビネット1A及び搬出キャビネット1Bと、搬入キャビネット1Aの一側に設けた製品搬入口3と、搬出キャビネット1Bの製品搬入口3よりも低い位置に設けた搬出コンベヤ4と、該搬入キャビネット1Aと搬出キャビネット1Bの間に2本の駆動回転軸5、5を間隔をおき平行に傾斜させて支持すると共に該回転軸5、5の前後端部と中央部に係合ローラ6、6、6を取付けたクランクシャフト用連続式ブラスト装置であって、
中央部を多数の棒材9、9で円筒状に形成したケ−ジ10を連結させた製品反転・搬送ケ−ジ体11を、前記各係合ローラ6、6、6に対応するフランジ12、12、12を介して載置係合したことを特徴とするクランクシャフト用連続式ブラスト装置。 - 前後部に製品搬入口3に対応する筒体7、搬出コンベヤ4に対応する筒体8を設けたことを特徴とする請求項1に記載のクランクシャフト用連続式ブラスト装置。
- 搬入側を高く、搬出側を低く傾斜させた天井部を有する中央キャビネット1の天井部に複数のショット投射装置2、2を適当な間隔をおいて設け、該中央キャビネット1の前後に搬入キャビネット1Aと搬出キャビネット1Bを連通連結すると共に搬入キャビネット1Aの一側に製品搬入口3を、また搬出キャビネット1Bの製品搬入口3よりも低い位置に搬出コンベヤ4を設け、該搬入キャビネット1Aと搬出キャビネット1Bの間に2本の駆動回転軸5、5を間隔をおき平行に傾斜させて支持すると共に該回転軸5、5の前後端部と中央部に係合ローラ6、6、6を取付け、かつ前後部に製品搬入口3に対応する筒体7と搬出コンベヤ4に対応する筒体8を、また中央部を多数の棒材9、9で円筒状に形成したケ−ジ10を連結させた製品反転・搬送ケ−ジ体11を前記各係合ローラ6、6、6に対応するフランジ12、12、12を介して載置係合したことを特徴とするクランクシャフト用連続式ブラスト装置。
- 前記搬入キャビネット1Aの製品搬入口3の後部にワークWの押込みシリンダ13を配置したことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のクランクシャフト用連続式ブラスト装置。
- 前記各キャビネット1、1A、1Bの下部に亘ってショット回収用のスクリューコンベヤ14を配置したことを特徴とする請求項4に記載のクランクシャフト用連続式ブラスト装置。
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KR101656209B1 (ko) * | 2015-04-16 | 2016-09-08 | (주)화성금속 | 샌드 블라스트머신용 스터드 볼트 표면처리를 위한 자동 이송장치 |
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