JP2004166944A - シリンダピストン機構、及び内視鏡のシリンダピストン機構 - Google Patents

シリンダピストン機構、及び内視鏡のシリンダピストン機構 Download PDF

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Abstract

【目的】ピストン部材の耐久性がよいシリンダピストン機構、及び内視鏡のシリンダピストン機構、さらに固定ナットに対してピストン取付環を容易かつ確実に着脱できるシリンダピストン機構を提供する。
【構成】ガイドシリンダと、該ガイドシリンダ内に摺動自在に挿入されたピストン部材と、上記ガイドシリンダの壁面に開口させた第1の流体流通管と、上記ピストン部材に形成した、該ピストン部材の特定摺動位置において上記第1流体流通管と上記ガイドシリンダの一端部とを連通させる内部通路と、を有するシリンダピストン機構において、上記ピストン部材に、径方向の貫通穴とこの貫通穴に連通する軸方向通路とを形成し、上記貫通穴に、上記第1の流体流通管と軸方向通路とを連通させて上記内部通路を形成するL字形通路を有する、弾性材料からなる流路形成部材を装着したことを特徴とするシリンダピストン機構。
【選択図】 図6

Description

【0001】
【技術分野】
本発明は、シリンダピストン機構、及び内視鏡のシリンダピストン機構に関する。
【0002】
【従来技術及びその問題点】
ガイドシリンダとその内部に移動可能に支持されるピストン部材を有するシリンダピストン機構の従来技術としては、例えば特許文献1に記載されたものがある。
【0003】
この特許文献1のシリンダピストン機構は内視鏡の操作部内に設けられており、操作部に設けた吸引ボタンを操作することにより、ピストン部材がガイドシリンダ内を直線移動するものである。吸引ボタンを押さないときは、ピストン部材は非押圧位置に位置し、吸引ボタンを押すと、ピストン部材は押圧位置に移動する。
【0004】
ガイドシリンダの外周面には、吸引ポンプに繋がる第1の流体流通管が接続されており、ガイドシリンダの一端には、内視鏡の挿入部の先端に設けられた吸引用開口部と繋がる第2の流体流通管が接続されており、さらに、ガイドシリンダの他端は開放端部となっている。さらに、ピストン部材の内部には、ピストン部材の第2の流体流通管側の端面と、外周面(ガイドシリンダとの対向面)との間を貫通する内部通路が設けられており、この内部通路と第2の流体流通管とは常時連通している。また、ピストン部材とガイドシリンダの間には、内視鏡の外部と連通する外部通路が形成されている。
【0005】
ピストン部材が非押圧位置にあるときは、内部通路と第1の流体流通管が接続せず、外部通路と第1の流体流通管とが連通する。一方、ピストン部材が押圧位置に移動したときには、外部通路と第1の流体流通管の連通が遮断され、内部通路と第1の流体流通管が接続して、その結果、第1の流体流通管と第2の流体流通管が連通するので、この状態で吸引ポンプを作動させると、吸引開口部から液体を吸引できる。
【0006】
また、上記の内部通路の第1の流体流通管と接続する側の開口端部には、ピストン部材が押圧位置にあるときに、第1の流体流通管の開口部と密着するとともに、第1の流体流通管と外部通路との連通を遮断するためのゴム製のOリングが接着されている。
【0007】
しかし、ピストン部材がステンレス製のため、Oリングとピストン部材の接着性は悪い。このため、ピストン部材を繰り返し洗浄すると、Oリングがピストン部材から剥離するおそれがあり、ピストン部材の耐久性が悪かった。
【0008】
また、ガイドシリンダの他端は内視鏡本体の外側に突出しており、この突出部分が、固定ナットによって内視鏡本体に固定されている。そして、固定ナットの外側には、固定ナットを覆うようにしてピストン取付環が位置しており、固定ナットの環状フック部に、ピストン取付環の環状のスカート部に設けられた係止片を係合することにより、ピストン取付環が固定ナットに固定されている。
【0009】
しかし、ピストン取付環のスカート部が変形しにくいので、ピストン取付環の係止片を固定ナットの環状フック部に係脱させるのが容易でなかった。
【0010】
【特許文献1】
特開2002−188723号公報
【0011】
【発明の目的】
本発明は、ピストン部材の耐久性がよいシリンダピストン機構、及び内視鏡のシリンダピストン機構、さらに、固定ナットに対してピストン取付環を容易かつ確実に着脱できるシリンダピストン機構を提供することを目的とする。
【0012】
【発明の概要】
本発明のシリンダピストン機構は、ガイドシリンダと、該ガイドシリンダ内に摺動自在に挿入されたピストン部材と、上記ガイドシリンダの壁面に開口させた第1の流体流通管と、上記ピストン部材に形成した、該ピストン部材の特定摺動位置において上記第1流体流通管と上記ガイドシリンダの一端部とを連通させる内部通路と、を有するシリンダピストン機構において、上記ピストン部材に、径方向の貫通穴とこの貫通穴に連通する軸方向通路とを形成し、上記貫通穴に、上記第1の流体流通管と軸方向通路とを連通させて上記内部通路を形成するL字形通路を有する、弾性材料からなる流路形成部材を装着したことを特徴としている。
【0013】
上記貫通穴の少なくとも一端部を非円形とし、上記シール部材の端部に、この貫通穴の非円形部と嵌合して該シール部材を回り止めする非円形部を形成することができる。
【0014】
本発明の内視鏡のシリンダピストン機構は、内視鏡の操作部に設けた吸引ボタンによって押圧操作されるピストン部材と、このピストン部材を摺動自在に嵌めた、一端部が挿入部先端の開口に連通するガイドシリンダと、このガイドシリンダの壁面に開口させた、負圧源に連通する第1の流体流通管と、上記ピストン部材に形成した、該ピストン部材を上記吸引ボタンを介して押圧したとき上記第1流体流通管とガイドシリンダの上記一端部とを連通させる内部通路と、を有する内視鏡のシリンダピストン機構において、上記ピストン部材に、径方向の貫通穴とこの貫通穴に連通する軸方向通路とを形成し、上記貫通穴に、上記第1の流体流通管と軸方向通路とを連通させて上記内部通路を形成するL字形通路を有する、弾性材料からなる流路形成部材を装着したことを特徴としている。
【0015】
上記貫通穴の端部を非円形部とするとともに、上記流路形成部材の端部に、上記非円形部と同形状の非円形部を形成し、上記流路形成部材の非円形部を上記貫通穴の非円形部に嵌合するのが好ましい。
【0016】
さらに、上記ガイドシリンダの先端部を上記内視鏡本体の外側に突出させ、該先端部の外周面にねじ溝を設け、該ねじ溝に固定ナットを螺合して、該固定ナットの端面を上記内視鏡の外面に接触させ、かつ、上記ガイドシリンダの外周面に突設した係合部材を、上記内視鏡の内面に係合することにより、上記ガイドシリンダを上記内視鏡に固定するのが実際的である。
【0017】
さらに、上記ピストン部材が、常時は非押圧位置に位置し、上記操作ボタンを押圧操作すると押圧位置に移動し、上記固定ナットの周面に径方向外向きのフック部を設け、上記ピストン部材の先端部を上記内視鏡の外側に突出させ、プラスチック製のピストン取付環の中心穴を、上記ピストン部材の先端部に遊嵌し、該ピストン取付環の底面を上記固定ナットの先端部端面に当接するとともに、上記ピストン取付環に突設された弾性係止片を上記固定ナットのフック部に弾性係合することにより、上記ピストン取付環を上記固定ナットに固定し、上記ピストン部材の外周部に、径方向外向きで上記中心穴より大径の環状段部を形成し、該環状段部の端面を上記ピストン取付環の底面に接触させることにより、上記非押圧位置を規定するのが良い。
【0018】
さらに、上記固定ナットの上記フック部を、径方向外向きの環状フック部とし、上記ピストン取付環の周縁部に、上記内視鏡側を向く環状のスカート部を連設し、上記ピストン取付環の弾性係止片を、該スカート部の上記固定ナットとの対向面に設けられた内向き環状の弾性係止片とし、該スカート部の上記内視鏡側の端部に、上記弾性係止片を横断する切欠部を設けたるのが好ましい。
【0019】
さらに、上記ピストン部材の先端部と上記ピストン取付環との間に、両者を互いに離れる方向に付勢する付勢手段を設けるのが好ましい。
【0020】
【発明の実施の形態】
図1ないし図19を参照して、本発明のシリンダピストン機構の一実施形態を説明する。この実施形態は、医療用内視鏡に関するものであり、具体的には内視鏡の吸引操作部として本発明のシリンダピストン機構を適用したものである。
【0021】
図1は、本発明によるシリンダピストン機構が搭載される内視鏡1の外観を示している。内視鏡1は気管観察用の内視鏡であり、柔軟な挿入部3とその基部に接続された把持操作部5を有している。図2に示すように、挿入部3の先端部には、対物レンズ7、照明用の配光レンズ9、処置具チャンネル出口部(吸引用開口)11が配置されている。対物レンズ7による体腔(気管)内の像は撮像素子(CCD)によって画像信号に変換され、挿入部3から把持操作部5に至る信号伝送ケーブルによって、内視鏡1本体とは別に設けた画像表示処理装置に送られる。画像表示処理装置では、電子画像をモニタに表示したり、光磁気ディスク等の記録媒体に記録することができる。配光レンズ9には、挿入部3から把持操作部5に至るライトガイドとその先端部に接続される照明装置を介して照明光が与えられる。また、把持操作部5には、処置具チャンネル出口部11に通じる処置具チャンネル入口部13が設けられている。挿入部3の先端近傍の一部は、把持操作部5に設けた湾曲操作レバー15の回動操作に応じて湾曲状態を変化させることが可能な湾曲部17となっている。把持操作部5にはまた、吸引ボタン19、複数のリモート操作ボタン21が設けられている。吸引ボタン19は、前述の処置具チャンネル出口部11から流体(液体)を吸引するための操作部であり、リモート操作ボタン21は、電子画像処理関連の制御ボタンである。以上のような内視鏡は周知であり、内視鏡内部に液体が入らないように各操作部や開口部は気密(防水)構造となっている。
【0022】
続いて、吸引ボタン19とその関係部材の構造を説明する。
図6、図7及び図10は、吸引ボタン19の拡大断面図である。把持操作部5の外観を構成する合成樹脂製の本体壁部5aには貫通穴(内視鏡本体の開口部)5bが形成されている。貫通穴5bのうち把持操作部5の内部側には、外部側よりも開口径を小さくした挿入規制リブ25が形成されている。
【0023】
この貫通穴5bにはガイドシリンダ27を着脱可能である。図6、図7、及び図10に示すように、ガイドシリンダ27は内部の開口径を概ね一定とした円筒状部材であり、その外周面には挿入規制リブ25の開口径よりも大径の挿入規制リブ(係合部材)29が形成されている。ガイドシリンダ27にはまた、挿入規制リブ29よりも上側の外周面に環状のOリング装着溝31が形成され、さらにその上側の外周面に雄ねじ(ねじ溝)33が形成されている。ガイドシリンダ27を本体壁部5aに装着する際には、挿入規制リブ29が挿入規制リブ25に当て付くまで、把持操作部5の内側から貫通穴5b内へガイドシリンダ27を挿入する。挿入規制リブ29が挿入規制リブ25に当て付いた時点で雄ねじ33が本体壁部5aの外側に露出しているので、この雄ねじ33に対して、シリンダ抜止環(固定ナット)35の内周面に形成した雌ねじ37を螺合させる。シリンダ抜止環35は、締め込み方向に回転させると、雄ねじ33と雌ねじ37の関係によって把持操作部5の内部方向に移動する。シリンダ抜止環35の外径サイズは挿入規制リブ25の内径サイズよりも大きいため、シリンダ抜止環35が挿入規制リブ25に当て付いた時点でそれ以上の締め込み(把持操作部5の内方への移動)が規制され、該シリンダ抜止環35と挿入規制リブ29とによって、本体壁部5a側の挿入規制リブ25を挟着した状態になる。つまり、ガイドシリンダ27は、挿入規制リブ29と挿入規制リブ25の係合関係によって把持操作部5の外方へ抜け止められ、ねじ螺合により結合されたシリンダ抜止環35と挿入規制リブ25の係合関係によって把持操作部5の内方へも抜け止められ、本体壁部5aに対して固定された図6、図7及び図10の状態となる。なお、ガイドシリンダ27を本体壁部5aに装着する際には、予めOリング装着溝31内にOリング39を嵌めておく。Oリング39は、シリコンゴムやフッ素ゴムで構成されており、ガイドシリンダ27を把持操作部5に装着すると潰されて貫通穴5bの内周面(挿入規制リブ25)とガイドシリンダ27の外周面の間を密封する。
【0024】
ガイドシリンダ27は、把持操作部5の外側に向く上端側開口部の他に、把持操作部5の内方へ向けて開かれた2つの流体流通開口41、43を有している。ガイドシリンダ27の下端部側に形成した流体流通開口41には、挿入部側吸引パイプ(第2の流体流通管)45が挿入されている。ガイドシリンダ27の側面を貫通して形成した他方の流体流通開口43には、ポンプ側吸引パイプ(第1の流体流通管)47が挿入されている。挿入部側吸引パイプ45とポンプ側吸引パイプ47はステンレス等の金属材料で形成されている。図3に示すように、挿入部側吸引パイプ45は把持操作部5から挿入部3へ向けて延びる軟性チューブ49の一端部に接続している。軟性チューブ49の他端部は、処置具チャンネル入口部13から処置具チャンネル出口部11までを結ぶ処置具ガイドチューブ(不図示)の途中部分に金属製のパイプ等を介して接続している。つまり、この不図示の処置具ガイドチューブ、軟性チューブ49及び挿入部側吸引パイプ45によって、処置具チャンネル出口部11からガイドシリンダ27までを流体流通可能に接続する管路が形成されている。一方、ポンプ側吸引パイプ47は軟性チューブ53に接続し、軟性チューブ53の他端部に中継パイプ55が接続している。さらに、中継パイプ55は、把持操作部5の外部に向けて延出される不図示の外部パイプに接続し、外部パイプは内視鏡1の外部に設けた不図示の吸引ポンプに接続している。つまり、ポンプ側吸引パイプ47、軟性チューブ53、中継パイプ55及び外部パイプによって、ガイドシリンダ27から吸引ポンプまでを流体流通可能にする管路が形成されている。
【0025】
以上のガイドシリンダ27の内部には、その軸線方向(図6、図7、及び図10の上下方向)に移動可能にピストン部材57が支持されている。ピストン部材57は、前述のガイドシリンダ27内に位置されるピストン本体59と外部に露出される押圧キャップ(吸引ボタン)61とからなるものである。ピストン本体59の上端部付近の外周面には雄ねじ65が形成され、押圧キャップ61には雌ねじ67が形成されており、この雄ねじ65と雌ねじ67を螺合させることで、ピストン本体59と押圧キャップ61が結合される。
【0026】
ピストン本体59と押圧キャップ61の結合体として構成されたピストン部材57は、ピストン取付環69を介してガイドシリンダ27に取り付けられる。ピストン取付環69はプラスチック製であり、ピストン本体59の軸線方向の途中位置に設けた環状段部59aに当接する底面板部71を有している。図6、図7及び図10に示す通り、ピストン取付環69の中心穴69aはピストン本体59の先端部に遊嵌しており、底面板部71がピストン本体59に当接する状態では、ピストン取付環69はピストン部材57に対して下方への移動が規制される。底面板部71と押圧キャップ61の凹部61aとの間には圧縮コイルばね(付勢手段)72が縮設されていて、底面板部71を下方(ピストン本体59の環状段部59aに押し付ける方向)へピストン取付環69を付勢している。ピストン取付環69は、押圧キャップ61よりも前にピストン本体59に組み付けられる。そして、ピストン取付環69の組み付け後に押圧キャップ61をピストン本体59に固定し、後述する円柱状シール部材(流路形成部材)S1と環状シール部材S2を取り付けることにより、図17乃至図19に示すようなピストンユニットPUとなる。
【0027】
ピストン取付環69には、環状のスカート部73が形成されている。スカート部73の内周面には環状の弾性係止片73aが突設されており、さらに、スカート部73の下端部2箇所には、弾性係止片73aと直交するとともに、弾性係止片73aを横断する切欠部73bが形成されている。本体壁部5a側にガイドシリンダ27と共に設置されたシリンダ抜止環35は、スカート部73の弾性係止片73aが係合可能な環状フック部(フック部)35aを有している。ピストンユニットPUは、ピストン本体59の先端部(下端部)からガイドシリンダ27内に挿入していくと、底面板部71がガイドシリンダ27及びシリンダ抜止環35の上端部に当接した時点で挿入が規制される。この挿入規制時点で、図6、図7及び図10のように弾性係止片73aが環状フック部35aに係合して、ガイドシリンダ27に対してピストン取付環69が固定される。このとき、ガイドシリンダ27に対してピストン部材57は、ピストン本体59の環状段部59aが底面板部71に当接する位置を上限として移動が可能であり、圧縮コイルばね72の付勢力によって該上限位置に保持される。
【0028】
図6、図7及び図10に示すように、押圧キャップ61とピストン取付環69の間にはピストン本体59と外気の間で空気流通可能にさせる隙間Sが設けられ、ピストン本体59にはそれぞれ空気流通可能な側方切欠部75、リーク穴77、リーク溝78(図8参照)及びリーク凹部79が形成されている。これらの隙間Sやリーク穴77、リーク溝78及びリーク凹部79が、吸引ボタン19の外部からリーク凹部79まで外気の流入を可能にさせる外気リーク用の連通路(外部通路)を構成している。
【0029】
図11に示すように、ピストン本体59にはさらに、ピストン本体59をその軸線と直交する方向に貫通する貫通穴81と、貫通穴81とピストン本体59の底面とを連通させる軸方向通路82とが設けられている。貫通穴81は、貫通穴81の一端を構成する大径円形部81aと、大径円形部81aに連なる小径円形部81bと、小径円形部81bと連なり貫通穴81の他端を構成する非円形部81cとからものである。
【0030】
図13乃至図16は円柱状シール部材(流路形成部材)S1を示しており、この円柱状シール部材S1は、シリコンゴムまたはフッ素ゴムといった非通水及び非通気性を備えた弾性材料によって成形されている。円柱状シール部材S1は、その一端を構成する大径円形部S1aと、大径円形部S1aに連なる小径円形部S1bと、小径円形部S1bに連なり円柱状シール部材S1の他端を構成する非円形部S1cとからなるものである。大径円形部S1aは大径円形部81aと対応する形状であり、非円形部S1cは非円形部81cと対応する形状である。小径円形部S1bは、その断面径は小径円形部81bの断面径と等しいが、その長さL1は、小径円形部81bの長さL2より僅かに短い。さらに、円柱状シール部材S1には、円柱状シール部材S1を貫通し、その両端が、円柱状シール部材S1の側面部と下端部とにおいて開口するL字状の内部通路(L字形通路)83が形成されている。
【0031】
大径円形部S1aを大径円形部81aに、小径円形部S1bを小径円形部S1bに、非円形部S1cを非円形部81cにそれぞれ嵌合すると、内部通路83と軸方向通路82とが連通する(図6及び図10参照)。さらに、大径円形部S1aと大径円形部81a、及び非円形部S1cと非円形部81cの嵌合関係により、円柱状シール部材S1は嵌合穴81に対して抜け止めされ、また、非円形部S1cと非円形部81cの嵌合関係により、円柱状シール部材S1は嵌合穴81に対して回り止めされる。
図6及び図10に示すように、円柱状シール部材S1の大径円形部S1aは、常時ガイドシリンダ27の内周面に接触しており、円柱状シール材S1は、前述の外気リーク用の連通路(側方切欠部75、リーク穴77、リーク溝78及びリーク凹部79)側と内部通路83の間を常に流体流通不能としている。
【0032】
図11及び図12に示すように、ピストン本体59の先端部(下端部)近傍には環状溝59bが形成されており、この環状溝59bには、シリコンゴムまたはフッ素ゴムといった非通水及び非通気性を備えた弾性材料からなる環状シール部材S2が嵌合している。なお、環状シール部材S2の外周面には、環状突起S2aが設けられている。
図6、図7及び図10に示すように、環状突起S2aは、弾性変形した状態でガイドシリンダ27の内周面に接触しており、ガイドシリンダ27の両端部に設けた開口の間、すなわち前述の外気リーク用の連通路(側方切欠部75、リーク穴77、リーク溝78及びリーク凹部79)側とこれより下方の挿入部側吸引パイプ45の間を、ピストン本体59の移動位置に関わらず常に流体流通不能としている。
【0033】
さらに、図6、図7及び図10に示すように、ガイドシリンダ27の上端部側の内周面には回転規制溝85が形成され、ピストン本体59の外周面からはこの回転規制溝85に係合可能な位置決めピン87が突出されている。ガイドシリンダ27に前述のピストンユニットPUを装着するときには、回転規制溝85と位置決めピン87が係合可能なように位置を合わせてから挿入する。すると、ガイドシリンダ27に対するピストン本体59の回転位置が一定に保たれ、円柱状シール部材S1の大径円形部S1aに設けられた開口部と流体流通開口43の周方向位置が対応するようになる。
【0034】
以上の構造の吸引ボタン19は、ピストン部材57を押し込んでいない図6及び図7の状態では、リーク凹部79が、ガイドシリンダ27の流体流通開口43に対向する位置にある。よって、吸引ポンプを動作させてポンプ側吸引パイプ47側から負圧をかけると、外気リーク用の連通路を通して吸引ボタン19の外から外気が吸引される。このとき、ガイドシリンダ27内における該リーク凹部79よりも下方の空間は、環状シール部材S2によって外気リーク用の連通路とは流体流通不能に遮断され、また内部通路83の側面開口部とガイドシリンダ27の内周面の間は、円柱状シール部材S1によってシールされているため、挿入部3側に向かう挿入部側吸引パイプ45には吸引力が作用しない。
【0035】
図10のようにピストン部材59を押し込むと、内部通路83の大径円形部S1a側の開口部がガイドシリンダ27の流体流通開口43と対向する位置に移動する。すると、流体流通開口43は円柱状シール部材S1によって外気リーク用の連通路とは遮断され、挿入部側吸引パイプ45、軸方向通路82、内部通路83及びポンプ側吸引パイプ47が一続きの管路となるので、吸引ポンプの吸引力は外気リーク用連通路には及ばずに挿入部側吸引パイプ45へ作用するようになる。よって、図10の押しボタン押圧状態で吸引ポンプを動作させると、ポンプ側吸引パイプ47が接続する挿入部3先端の処置具チャンネル出口部11から体液等を吸引することができる。吸引された体液等は、各シール部材S1、S2によって吸引ボタン19の上部に漏出しないように防がれつつ、挿入部側吸引パイプ45、軸方向通路82、内部通路83及びポンプ側吸引パイプ47を通り、吸引ポンプ側に排出される。
【0036】
このような本実施形態によれば、円柱状シール部材S1をピストン本体59に、接着ではなく嵌合により確実に固定しているので、ピストン部材57を繰り返し洗浄しても、円柱状シール部材S1がピストン本体59から剥離するおそれはなく、ピストン部材57の耐久性は良好である。
【0037】
また、ピストン取付環69がプラスチック製のため、スカート部73は弾性変形容易であり、このため、ピストン取付環69をシリンダ抜止環35に、容易かつ確実に着脱することができる。
【0038】
但し、本発明は図示実施形態に限定されるものではない、例えば、本発明は実施形態のような内視鏡の吸引用操作部に好適であるが、内視鏡の他の操作部材に適用することも可能である。例えば、内視鏡には実施形態の吸引ボタン19と同様に、押圧操作によって流路を切り換えさせる送水ボタンや送気ボタンを設けたものがあるが、こうした送水送気ボタンに本発明のピストンシリンダ構造を適用することもできる。本発明はまた、内視鏡以外の様々な機器の操作部材等にも適用可能である。
【0039】
【発明の効果】
本発明によれば、ピストン部材の耐久性を良好とし、さらに、ピストン取付環を固定ナットに容易かつ確実に着脱できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の内視鏡の全体を示す外観図である。
【図2】内視鏡の挿入部先端を図1の矢印IIに沿う方向から見た図である。
【図3】図1の内視鏡の把持操作部付近を一部断面で示す図である。
【図4】ガイドシリンダの取付構造を示す断面図である。
【図5】図4の矢印V線に沿って見たガイドシリンダの平面図である。
【図6】シリンダピストン機構を有する吸引ボタンの非押圧状態の拡大縦断面図である。
【図7】図6のVII−VII線に沿う縦断側面図である。
【図8】図6のVIII−VIII線に沿う横断平面図である。
【図9】図6のIX−IX線に沿う横断平面図である。
【図10】吸引ボタンの押圧状態の拡大縦断面図である。
【図11】環状シール部材を分離したピストンユニットの拡大縦断面図である。
【図12】ピストンユニットの一部を破断した側面図である。
【図13】円柱状シール部材の拡大縦断面である。
【図14】図13を矢印XIV線に沿って見た平面図である。
【図15】図13を矢印XV線に沿って見た側面図である。
【図16】図13を矢印XVI線に沿って見た側面図である。
【図17】ピストンユニットの正面図である。
【図18】ピストンユニットの側面図である。
【図19】ピストンユニットを図18とは違う方向から見た側面図である。
【符号の説明】
1 内視鏡
3 挿入部
5 把持操作部
5a 本体壁部
5b 貫通穴
7 対物レンズ
9 配光レンズ
11 処置具チャンネル出口部
13 処置具チャンネル入口部
15 湾曲操作レバー
17 湾曲部
19 吸引ボタン
21 リモート操作ボタン
25 挿入規制リブ
27 ガイドシリンダ
29 挿入規制リブ(係合部材)
31 Oリング装着溝
33 雄ねじ(ねじ溝)
35 シリンダ抜止環(固定ナット)
35a 環状フック部(フック部)
37 雌ねじ
39 Oリング
41 流体流通開口
43 流体流通開口
45 挿入部側吸引パイプ
47 ポンプ側吸引パイプ(第1の流体流通管)
49 軟性チューブ
53 軟性チューブ
55 中継パイプ
57 ピストン部材
59 ピストン本体
59a 環状段部
61 押圧キャップ(吸引ボタン)
65 雄ねじ
67 雌ねじ
69 ピストン取付環
69a 中心穴
71 底面板部
72 圧縮コイルばね(付勢手段)
73 スカート部
73a 弾性係止片
73b 切欠部
75 側方切欠部
77 リーク穴
78 リーク溝
79 リーク凹部
81 貫通穴
81a 大径円形部
81b 小径円形部
81c 非円形部
82 軸方向通路
83 内部通路(L字形通路)
S 隙間
S1 円柱状シール部材(流路形成部材)
S1a 大径円形部
S1b 小径円形部
S1c 非円形部
S2 環状シール部材
S2a 環状突起
PU ピストンユニット

Claims (8)

  1. ガイドシリンダと、該ガイドシリンダ内に摺動自在に挿入されたピストン部材と、上記ガイドシリンダの壁面に開口させた第1の流体流通管と、上記ピストン部材に形成した、該ピストン部材の特定摺動位置において上記第1流体流通管と上記ガイドシリンダの一端部とを連通させる内部通路と、を有するシリンダピストン機構において、
    上記ピストン部材に、径方向の貫通穴とこの貫通穴に連通する軸方向通路とを形成し、
    上記貫通穴に、上記第1の流体流通管と軸方向通路とを連通させて上記内部通路を形成するL字形通路を有する、弾性材料からなる流路形成部材を装着したことを特徴とするシリンダピストン機構。
  2. 請求項1記載のシリンダピストン機構において、上記貫通穴の少なくとも一端部を非円形とし、上記シール部材の端部に、この貫通穴の非円形部と嵌合して該シール部材を回り止めする非円形部を形成したシリンダピストン機構。
  3. 内視鏡の操作部に設けた吸引ボタンによって押圧操作されるピストン部材と、
    このピストン部材を摺動自在に嵌めた、一端部が挿入部先端の開口に連通するガイドシリンダと、
    このガイドシリンダの壁面に開口させた、負圧源に連通する第1の流体流通管と、
    上記ピストン部材に形成した、該ピストン部材を上記吸引ボタンを介して押圧したとき上記第1流体流通管とガイドシリンダの上記一端部とを連通させる内部通路と、
    を有する内視鏡のシリンダピストン機構において、
    上記ピストン部材に、径方向の貫通穴とこの貫通穴に連通する軸方向通路とを形成し、
    上記貫通穴に、上記第1の流体流通管と軸方向通路とを連通させて上記内部通路を形成するL字形通路を有する、弾性材料からなる流路形成部材を装着したことを特徴とする内視鏡のシリンダピストン機構。
  4. 請求項3記載の内視鏡のシリンダピストン機構において、上記貫通穴の端部を非円形部とするとともに、上記流路形成部材の端部に、上記非円形部と同形状の非円形部を形成し、上記流路形成部材の非円形部を上記貫通穴の非円形部に嵌合した内視鏡のシリンダピストン機構。
  5. 請求項3または4記載の内視鏡のシリンダピストン機構において、上記ガイドシリンダの先端部を上記内視鏡本体の外側に突出させ、該先端部の外周面にねじ溝を設け、該ねじ溝に固定ナットを螺合して、該固定ナットの端面を上記内視鏡の外面に接触させ、かつ、上記ガイドシリンダの外周面に突設した係合部材を、上記内視鏡の内面に係合することにより、上記ガイドシリンダを上記内視鏡に固定した内視鏡のシリンダピストン機構。
  6. 請求項5記載の内視鏡のシリンダピストン機構において、
    上記ピストン部材が、常時は非押圧位置に位置し、上記操作ボタンを押圧操作すると押圧位置に移動し、
    上記固定ナットの周面に径方向外向きのフック部を設け、
    上記ピストン部材の先端部を上記内視鏡の外側に突出させ、プラスチック製のピストン取付環の中心穴を、上記ピストン部材の先端部に遊嵌し、該ピストン取付環の底面を上記固定ナットの先端部端面に当接するとともに、上記ピストン取付環に突設された弾性係止片を上記固定ナットのフック部に弾性係合することにより、上記ピストン取付環を上記固定ナットに固定し、
    上記ピストン部材の外周部に、径方向外向きで上記中心穴より大径の環状段部を形成し、該環状段部の端面を上記ピストン取付環の底面に接触させることにより、上記非押圧位置を規定した内視鏡のシリンダピストン機構。
  7. 請求項6記載の内視鏡のシリンダピストン機構において、
    上記固定ナットの上記フック部を、径方向外向きの環状フック部とし、
    上記ピストン取付環の周縁部に、上記内視鏡側を向く環状のスカート部を連設し、
    上記ピストン取付環の弾性係止片を、該スカート部の上記固定ナットとの対向面に設けられた内向き環状の弾性係止片とし、該スカート部の上記内視鏡側の端部に、上記弾性係止片を横断する切欠部を設けた内視鏡のシリンダピストン機構。
  8. 請求項6または7記載の内視鏡のシリンダピストン機構において、
    上記ピストン部材の先端部と上記ピストン取付環との間に、両者を互いに離れる方向に付勢する付勢手段を設けた内視鏡のシリンダピストン機構。
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