JP2004165249A - 露光装置及び露光方法 - Google Patents
露光装置及び露光方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004165249A JP2004165249A JP2002326527A JP2002326527A JP2004165249A JP 2004165249 A JP2004165249 A JP 2004165249A JP 2002326527 A JP2002326527 A JP 2002326527A JP 2002326527 A JP2002326527 A JP 2002326527A JP 2004165249 A JP2004165249 A JP 2004165249A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reticle
- information
- exposure
- work condition
- condition information
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
- Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
- Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
Abstract
【課題】露光作業で用いるレチクルの製造誤差等を反映させて高精度の露光作業を行う。
【解決手段】レチクル10を用いて半導体ウェーハ20の露光作業を行う場合に、そのレチクル10によるフォトマスク上のパターン寸法誤差、レチクルフラットネス、透過率、位相等の作業条件情報をレチクル10またはレチクルケース30にバーコードラベルや記憶媒体等の形態で設定しておき、このデータから考慮して露光量やフォーカスなどを決定し、最適な条件で露光を行うことにより、被露光部材であるウェーハ上のパターンの誤差を低減し、精度の高いアライメントを実現する。また、この方法により、目的とした線幅を容易に得ることができ、ウェーハの再生率が減少し、歩留まりが向上できる。
【選択図】 図1
【解決手段】レチクル10を用いて半導体ウェーハ20の露光作業を行う場合に、そのレチクル10によるフォトマスク上のパターン寸法誤差、レチクルフラットネス、透過率、位相等の作業条件情報をレチクル10またはレチクルケース30にバーコードラベルや記憶媒体等の形態で設定しておき、このデータから考慮して露光量やフォーカスなどを決定し、最適な条件で露光を行うことにより、被露光部材であるウェーハ上のパターンの誤差を低減し、精度の高いアライメントを実現する。また、この方法により、目的とした線幅を容易に得ることができ、ウェーハの再生率が減少し、歩留まりが向上できる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、レチクルを用いて半導体素子等の各種被露光部材に対して露光作業を行う露光装置及び露光方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、各種半導体素子等の露光工程において、露光パターンを形成したレチクルがフォトマスクとして用いられている。
そして、この露光作業を行う場合には、露光装置に半導体ウェーハとレチクルを位置決めセットし、フォーカス等の各種条件設定を行って露光を実行することになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術では、レチクルの製造段階で生じた誤差を考慮せずに露光をしていたため、マスク上のパターン寸法誤差、レチクルフラットネス、透過率、位相などの誤差が半導体ウェーハの露光結果にそのまま反映されることになる。
このため、アライメント精度の低下や歩留まりの低下等を招くという問題があった。
【0004】
そこで本発明の目的は、露光作業で用いるレチクルの製造誤差等を反映させて高精度の露光作業を行うことが可能な露光装置及び露光方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の露光装置は前記目的を達成するため、レチクルを所定位置に位置決めする位置決め手段と、前記位置決め手段によって位置決めされたレチクルを用いて被露光部材に対して露光作業を行う露光手段と、前記レチクルまたはレチクルケースに設けられた情報設定手段に設定された作業条件情報を読み取る読み取り手段と、前記読み取り手段によって読み取った作業条件情報を解読し、前記作業条件を決定して露光作業を制御する制御手段とを有することを特徴とする。
【0006】
また本発明の露光方法は、レチクルを所定位置に位置決めする位置決めステップと、前記位置決めステップによって位置決めされたレチクルを用いて被露光部材に対して露光作業を行う露光ステップと、前記レチクルまたはレチクルケースに設けられた情報設定手段に設定された作業条件情報を読み取る読み取りステップと、前記読み取りステップによって読み取った作業条件情報を解読し、前記作業条件を決定して露光作業を制御する制御ステップとを有することを特徴とする。
【0007】
また本発明のレチクルは、露光装置の読み取り手段によって読み取られる情報設定手段が取り付けられ、前記情報設定手段に作業条件情報を設定したことを特徴とする。
また本発明のレチクルケースは、露光装置の読み取り手段によって読み取られる情報設定手段が取り付けられ、前記情報設定手段に作業条件情報を設定したことを特徴とする。
【0008】
本発明の露光装置及び露光方法では、レチクルまたはレチクルケースに設けられた情報設定手段に設定された作業条件情報を読み取り、この作業条件情報を解読して作業条件を決定し、露光作業を行うことから、レチクルの製造段階で設定された各種の誤差や特性の情報を考慮した露光作業を行うことができ、誤差等を排除した露光により、被露光部材上のパターンの誤差を低減し、精度の高いアライメントを得ることができ、さらに、目標とした線幅を容易に得られ、被露光部材の再生率が減少し、歩留まりを向上できる。
【0009】
また本発明のレチクル及びレチクルケースでは、作業条件情報を設定した情報設定手段を設けたことから、露光工程において、レチクルの製造段階で設定された各種の誤差や特性の情報を考慮した露光作業を行うことができ、誤差等を排除した露光により、被露光部材上のパターンの誤差を低減し、精度の高いアライメントを得ることができ、さらに、目標とした線幅を容易に得られ、被露光部材の再生率が減少し、歩留まりを向上できる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による露光装置及び露光方法の実施の形態例を説明する。
本実施の形態例は、レチクルによるフォトマスク上のパターン寸法誤差、レチクルフラットネス、透過率、位相等の作業条件情報をレチクルまたはレチクルケース等にバーコードラベルや記憶媒体等の形態で設定しておき、このデータから考慮して露光量やフォーカスなどを決定し、最適な条件で露光を行うことにより、被露光部材であるウェーハ上のパターンの誤差を低減し、精度の高いアライメントを実現するようにしたものである。
さらに、このような方法により、目的とした線幅を容易に得ることができ、ウェーハの再生率が減少し、歩留まりが向上するという利点を得ることが可能となる。
【0011】
以下、本実施の形態例に基づく具体的実施例について説明する。
図1は本発明の第1実施例によるレチクルの一例を示す概略平面図である。
このレチクル10は、方形板状に形成されており、その中央にマスクパターンを形成したパターン領域11を有し、その周辺に周辺領域12を有する。
そして、本例では、この周辺領域12の8つの箇所にバーコードによる情報設定部13が設けられており、各情報設定部13には、後述する作業条件情報がバーコードによって印刷されている。各情報設定部13のバーコードは、例えばレチクルの製造段階において、そのレチクルの特性を測定して所定のフォーマットのバーコードを作成し、専用の印刷装置等によってレチクルに印刷したものである。
【0012】
図2は図1に示すレチクル10を用いて露光作業を行う露光装置の例を示す概略ブロック図である。
図示のように、この露光装置は、被露光部材である半導体ウェーハ20を位置決め配置したウェーハ位置決めユニット21と、この半導体ウェーハ20上にレチクル10を位置決めするレチクル位置決めユニット22と、レチクル10をマスクとして半導体ウェーハ20に露光を行う露光ユニット23と、レチクル10の情報設定部13を光学的に読み取る光学読み取りユニット24と、この光学読み取りユニットによって読み取った作業条件情報を解読し、作業条件を決定して露光作業を制御する制御ユニット25とを有する。
【0013】
図3は本発明の第2実施例によるレチクルケースの一例を示す概略斜視図である。
このレチクルケース30は、内部にレチクルを収納しており、その側面部には、所定の箇所にバーコードによる情報設定部31が設けられており、この情報設定部31には、後述する作業条件情報がバーコードによって印刷されている。
情報設定部31のバーコードは、例えば上述した第1実施例と同様に、レチクルの製造段階において、そのレチクルの特性を測定して所定のフォーマットのバーコードを作成し、専用の印刷装置等によってレチクルに印刷したものである。また、露光作業時には、例えば上述した第1実施例と同様に専用の光学読み取りユニットによって読み取られ、制御ユニットによって解読され、作業条件の決定に用いられる。
【0014】
なお、上記の第1実施例及び第2実施例では、いずれも情報設定部13、31にバーコードを用いたが、他の手段を用いることも可能である。
例えばバーコード以外の光学的に読み取り可能なパターンコード情報を用いてもよい。
【0015】
また、光学的に読み取る手段ではなく、電子情報を格納する半導体メモリ等の記録媒体を設けるようにしてもよい。記憶媒体を用いる場合には、バーコードに比べて大きいデータ量を扱うことができるため、さらに細かいレチクルのデータを利用できる利点がある。
なお、レチクル自体に記憶媒体を設けることも可能であるが、この場合には、例えばいわゆるメモリラベル等のように、シート状に形成されて無線等の非接触で情報の読み書きを行えるような記憶媒体を貼り付けるようにすれば、レチクル全体の形態を損なうことなく実現でき、情報の書き込み、読み出しも容易に行えるものである。
もちろん、このような非接触式のシート状記録媒体は、上述したレチクルケースにおいても同様に適用できる。
【0016】
次に、作業条件情報の具体例を用いて露光作業の詳細を説明する。
(例1)
まず、最適露光量をA、レチクル寸法誤差をB、設定した露光量をC、係数をkとしたとき、下記の式が成立するものとする。
A=k・B+C ……式1
ここで、レチクル10またはレチクルケース30の情報設定部13、31にレチクル寸法誤差を格納したことにより、露光装置がそのデータを読み込み、上記式1をもとに、最適露光量Aを算出し、最適露光量でウェーハを露光する。
これにより、ウェーハ上のパターンの誤差を低減し、精度の高いアライメントを得ることができる。さらに、目標とした線幅を容易に得られ、ウェーハの再生率が減少し、歩留まりが向上する。
【0017】
図4は、寸法誤差Bが1.6nmである場合の設定露光量(Exp(mj))Cと限界寸法CD(nm)との関係を示す説明図であり、図4(A)はグラフを示し、図4(B)は数値データを示す表である。
このようなグラフ及び数値データを用いて式1に代入すると、式1は、
A=1.6k+14 ……式1’
となる。
したがって、係数kを代入するにとにより、Aの最適露光量を導き出せる。
【0018】
図5は、例1の方法で露光した場合と従来の方法で露光した場合の線幅の変化例を示す説明図である。
まず、図5(A)において、レチクル10上で同一線幅が存在する箇所の線幅寸法を計測し、図示のような線幅の寸法誤差を得たとする。
そして、このレチクルを用いて、そのまま露光した場合には、図5(B)に示すように、ウェーハ上の線幅が寸法誤差を含むものとなるが、上述した式1を用いて最適化した露光量によって露光を行うと、図5(C)に示すようなウェーハ上の線幅を得ることができ、線幅の均一性を得ることができる。
【0019】
(例2)
まず、最適露光量をG、レチクルの透過率誤差をH、設定した露光量をI、係数をdとしたとき、下記の式が成立するものとする。
G=d・H+I ……式2
ここで、レチクル10またはレチクルケース30の情報設定部13、31に透過率のデータを格納したことにより、露光装置がそのデータを読み込み、上記式2をもとに、最適露光量Gを算出し、最適露光量でウェーハを露光する。
これにより、ウェーハ上のパターンの誤差を低減し、精度の高いアライメントを得ることができる。さらに、目標とした線幅を容易に得られ、ウェーハの再生率が減少し、歩留まりが向上する。
【0020】
図6は、例2の方法で露光した場合と従来の方法で露光した場合の線幅の変化例を示す説明図である。
まず、図6(A)において、レチクル10上で同一線幅が存在する箇所の透過率を計測し、図示のような透過率の誤差を得たとする。
そして、このレチクルを用いて、そのまま露光した場合には、図6(B)に示すように、ウェーハ上の線幅が透過率誤差による寸法誤差を含むものとなるが、上述した式2を用いて最適化した露光量によって露光を行うと、図6(C)に示すようなウェーハ上の線幅を得ることができ、線幅の均一性を得ることができる。
【0021】
(例3)
まず、最適フォーカスをJ、レチクルの位相誤差をL、設定したフォーカスをM、係数をeとしたとき、下記の式が成立するものとする。
J=e・L+M ……式3
ここで、レチクル10またはレチクルケース30の情報設定部13、31に位相誤差のデータを格納したことにより、露光装置がそのデータを読み込み、上記式3をもとに、最適フォーカスJを算出し、最適フォーカスでウェーハを露光する。
これにより、ウェーハ上のパターンの誤差を低減し、精度の高いアライメントを得る。さらに、目標とした線幅を容易に得られ、ウェーハの再生率が減少し、歩留まりが向上する。
図7は、例3の方法を用いて位相誤差を補正する例を示す説明図である。
まず、図7(A)に示すように、レチクルに位相差がある場合、式3を基に最適フォーカスJを算出することにより、図7(B)に示すように露光装置のステージを移動して最適フォーカスを得るようにする。
【0022】
(例4)
まず、最適フォーカスをP、レチクルのフラットネス(平坦度)をO、設定したフォーカスをR、係数をfとしたとき、下記の式が成立するものとする。
P=f・O+R ……式4
ここで、レチクル10またはレチクルケース30の情報設定部13、31にフラットネスのデータを格納したことにより、露光装置がそのデータを読み込み、上記式4をもとに、最適フォーカスPを算出し、最適フォーカスでウェーハを露光する。
これにより、ウェーハ上のパターンの誤差を低減し、精度の高いアライメントを得る。さらに、目標とした線幅を容易に得られ、ウェーハの再生率が減少し、歩留まりが向上する。
【0023】
(例5)
以上のような例1から例4までの条件を同時に考慮して、最適露光量、最適フォーカスで露光を行うことにより、さらに有効な露光作業を行うことが可能となる。
この結果、以下のような効果を得ることが可能となる。
(1)寸法誤差、透過率誤差を考慮した最適な露光量で露光されるようになり、これによってウェーハ上のパターンの誤差を低減し、精度の高いアライメントを得ることができる。さらに目標とする線幅を容易に得ることができ、ウェーハの再生率が減少し、歩留まりが向上する。
(2)レチクルのフラットネス、位相のズレによるフォーカスのズレを改善することができるようになり、これによってウェーハ上のパターンの誤差を低減し、精度の高いアライメントを得ることができる。さらに目標とする線幅を容易に得ることができ、ウェーハの再生率が減少し、歩留まりが向上する。
【0024】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の露光装置及び露光方法によれば、レチクルまたはレチクルケースに設けられた情報設定手段に設定された作業条件情報を読み取り、この作業条件情報を解読して作業条件を決定し、露光作業を行うことから、レチクルの製造段階で設定された各種の誤差や特性の情報を考慮した露光作業を行うことができ、誤差等を排除した露光により、被露光部材上のパターンの誤差を低減し、精度の高いアライメントを得ることができ、さらに、目標とした線幅を容易に得られ、被露光部材の再生率が減少し、歩留まりを向上できる効果がある。
【0025】
また本発明のレチクル及びレチクルケースによれば、作業条件情報を設定した情報設定手段を設けたことから、露光工程において、レチクルの製造段階で設定された各種の誤差や特性の情報を考慮した露光作業を行うことができ、誤差等を排除した露光により、被露光部材上のパターンの誤差を低減し、精度の高いアライメントを得ることができ、さらに、目標とした線幅を容易に得られ、被露光部材の再生率が減少し、歩留まりを向上できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例によるレチクルの一例を示す概略平面図である。
【図2】図1に示すレチクルを用いて露光作業を行う露光装置の例を示す概略ブロック図である。
【図3】本発明の第2実施例によるレチクルケースの一例を示す概略平面図である。
【図4】レチクルの寸法誤差が1.6nmである場合の設定露光量と限界寸法との関係を示す説明図である。
【図5】本実施の形態例による第1の露光方法(例1)で露光した場合と従来の方法で露光した場合の線幅の変化例を示す説明図である。
【図6】本実施の形態例による第2の露光方法(例2)で露光した場合と従来の方法で露光した場合の線幅の変化例を示す説明図である。
【図7】本実施の形態例による第3の露光方法(例3)を用いて位相誤差を補正する例を示す説明図である。
【符号の説明】
10……レチクル、11……パターン領域、12……周辺領域、13、31……情報設定部、20……ウェーハ、21……ウェーハ位置決めユニット、22……レチクル位置決めユニット、23……露光ユニット、24……光学読み取りユニット、25……制御ユニット、30……レチクルケース。
【発明の属する技術分野】
本発明は、レチクルを用いて半導体素子等の各種被露光部材に対して露光作業を行う露光装置及び露光方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、各種半導体素子等の露光工程において、露光パターンを形成したレチクルがフォトマスクとして用いられている。
そして、この露光作業を行う場合には、露光装置に半導体ウェーハとレチクルを位置決めセットし、フォーカス等の各種条件設定を行って露光を実行することになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術では、レチクルの製造段階で生じた誤差を考慮せずに露光をしていたため、マスク上のパターン寸法誤差、レチクルフラットネス、透過率、位相などの誤差が半導体ウェーハの露光結果にそのまま反映されることになる。
このため、アライメント精度の低下や歩留まりの低下等を招くという問題があった。
【0004】
そこで本発明の目的は、露光作業で用いるレチクルの製造誤差等を反映させて高精度の露光作業を行うことが可能な露光装置及び露光方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の露光装置は前記目的を達成するため、レチクルを所定位置に位置決めする位置決め手段と、前記位置決め手段によって位置決めされたレチクルを用いて被露光部材に対して露光作業を行う露光手段と、前記レチクルまたはレチクルケースに設けられた情報設定手段に設定された作業条件情報を読み取る読み取り手段と、前記読み取り手段によって読み取った作業条件情報を解読し、前記作業条件を決定して露光作業を制御する制御手段とを有することを特徴とする。
【0006】
また本発明の露光方法は、レチクルを所定位置に位置決めする位置決めステップと、前記位置決めステップによって位置決めされたレチクルを用いて被露光部材に対して露光作業を行う露光ステップと、前記レチクルまたはレチクルケースに設けられた情報設定手段に設定された作業条件情報を読み取る読み取りステップと、前記読み取りステップによって読み取った作業条件情報を解読し、前記作業条件を決定して露光作業を制御する制御ステップとを有することを特徴とする。
【0007】
また本発明のレチクルは、露光装置の読み取り手段によって読み取られる情報設定手段が取り付けられ、前記情報設定手段に作業条件情報を設定したことを特徴とする。
また本発明のレチクルケースは、露光装置の読み取り手段によって読み取られる情報設定手段が取り付けられ、前記情報設定手段に作業条件情報を設定したことを特徴とする。
【0008】
本発明の露光装置及び露光方法では、レチクルまたはレチクルケースに設けられた情報設定手段に設定された作業条件情報を読み取り、この作業条件情報を解読して作業条件を決定し、露光作業を行うことから、レチクルの製造段階で設定された各種の誤差や特性の情報を考慮した露光作業を行うことができ、誤差等を排除した露光により、被露光部材上のパターンの誤差を低減し、精度の高いアライメントを得ることができ、さらに、目標とした線幅を容易に得られ、被露光部材の再生率が減少し、歩留まりを向上できる。
【0009】
また本発明のレチクル及びレチクルケースでは、作業条件情報を設定した情報設定手段を設けたことから、露光工程において、レチクルの製造段階で設定された各種の誤差や特性の情報を考慮した露光作業を行うことができ、誤差等を排除した露光により、被露光部材上のパターンの誤差を低減し、精度の高いアライメントを得ることができ、さらに、目標とした線幅を容易に得られ、被露光部材の再生率が減少し、歩留まりを向上できる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による露光装置及び露光方法の実施の形態例を説明する。
本実施の形態例は、レチクルによるフォトマスク上のパターン寸法誤差、レチクルフラットネス、透過率、位相等の作業条件情報をレチクルまたはレチクルケース等にバーコードラベルや記憶媒体等の形態で設定しておき、このデータから考慮して露光量やフォーカスなどを決定し、最適な条件で露光を行うことにより、被露光部材であるウェーハ上のパターンの誤差を低減し、精度の高いアライメントを実現するようにしたものである。
さらに、このような方法により、目的とした線幅を容易に得ることができ、ウェーハの再生率が減少し、歩留まりが向上するという利点を得ることが可能となる。
【0011】
以下、本実施の形態例に基づく具体的実施例について説明する。
図1は本発明の第1実施例によるレチクルの一例を示す概略平面図である。
このレチクル10は、方形板状に形成されており、その中央にマスクパターンを形成したパターン領域11を有し、その周辺に周辺領域12を有する。
そして、本例では、この周辺領域12の8つの箇所にバーコードによる情報設定部13が設けられており、各情報設定部13には、後述する作業条件情報がバーコードによって印刷されている。各情報設定部13のバーコードは、例えばレチクルの製造段階において、そのレチクルの特性を測定して所定のフォーマットのバーコードを作成し、専用の印刷装置等によってレチクルに印刷したものである。
【0012】
図2は図1に示すレチクル10を用いて露光作業を行う露光装置の例を示す概略ブロック図である。
図示のように、この露光装置は、被露光部材である半導体ウェーハ20を位置決め配置したウェーハ位置決めユニット21と、この半導体ウェーハ20上にレチクル10を位置決めするレチクル位置決めユニット22と、レチクル10をマスクとして半導体ウェーハ20に露光を行う露光ユニット23と、レチクル10の情報設定部13を光学的に読み取る光学読み取りユニット24と、この光学読み取りユニットによって読み取った作業条件情報を解読し、作業条件を決定して露光作業を制御する制御ユニット25とを有する。
【0013】
図3は本発明の第2実施例によるレチクルケースの一例を示す概略斜視図である。
このレチクルケース30は、内部にレチクルを収納しており、その側面部には、所定の箇所にバーコードによる情報設定部31が設けられており、この情報設定部31には、後述する作業条件情報がバーコードによって印刷されている。
情報設定部31のバーコードは、例えば上述した第1実施例と同様に、レチクルの製造段階において、そのレチクルの特性を測定して所定のフォーマットのバーコードを作成し、専用の印刷装置等によってレチクルに印刷したものである。また、露光作業時には、例えば上述した第1実施例と同様に専用の光学読み取りユニットによって読み取られ、制御ユニットによって解読され、作業条件の決定に用いられる。
【0014】
なお、上記の第1実施例及び第2実施例では、いずれも情報設定部13、31にバーコードを用いたが、他の手段を用いることも可能である。
例えばバーコード以外の光学的に読み取り可能なパターンコード情報を用いてもよい。
【0015】
また、光学的に読み取る手段ではなく、電子情報を格納する半導体メモリ等の記録媒体を設けるようにしてもよい。記憶媒体を用いる場合には、バーコードに比べて大きいデータ量を扱うことができるため、さらに細かいレチクルのデータを利用できる利点がある。
なお、レチクル自体に記憶媒体を設けることも可能であるが、この場合には、例えばいわゆるメモリラベル等のように、シート状に形成されて無線等の非接触で情報の読み書きを行えるような記憶媒体を貼り付けるようにすれば、レチクル全体の形態を損なうことなく実現でき、情報の書き込み、読み出しも容易に行えるものである。
もちろん、このような非接触式のシート状記録媒体は、上述したレチクルケースにおいても同様に適用できる。
【0016】
次に、作業条件情報の具体例を用いて露光作業の詳細を説明する。
(例1)
まず、最適露光量をA、レチクル寸法誤差をB、設定した露光量をC、係数をkとしたとき、下記の式が成立するものとする。
A=k・B+C ……式1
ここで、レチクル10またはレチクルケース30の情報設定部13、31にレチクル寸法誤差を格納したことにより、露光装置がそのデータを読み込み、上記式1をもとに、最適露光量Aを算出し、最適露光量でウェーハを露光する。
これにより、ウェーハ上のパターンの誤差を低減し、精度の高いアライメントを得ることができる。さらに、目標とした線幅を容易に得られ、ウェーハの再生率が減少し、歩留まりが向上する。
【0017】
図4は、寸法誤差Bが1.6nmである場合の設定露光量(Exp(mj))Cと限界寸法CD(nm)との関係を示す説明図であり、図4(A)はグラフを示し、図4(B)は数値データを示す表である。
このようなグラフ及び数値データを用いて式1に代入すると、式1は、
A=1.6k+14 ……式1’
となる。
したがって、係数kを代入するにとにより、Aの最適露光量を導き出せる。
【0018】
図5は、例1の方法で露光した場合と従来の方法で露光した場合の線幅の変化例を示す説明図である。
まず、図5(A)において、レチクル10上で同一線幅が存在する箇所の線幅寸法を計測し、図示のような線幅の寸法誤差を得たとする。
そして、このレチクルを用いて、そのまま露光した場合には、図5(B)に示すように、ウェーハ上の線幅が寸法誤差を含むものとなるが、上述した式1を用いて最適化した露光量によって露光を行うと、図5(C)に示すようなウェーハ上の線幅を得ることができ、線幅の均一性を得ることができる。
【0019】
(例2)
まず、最適露光量をG、レチクルの透過率誤差をH、設定した露光量をI、係数をdとしたとき、下記の式が成立するものとする。
G=d・H+I ……式2
ここで、レチクル10またはレチクルケース30の情報設定部13、31に透過率のデータを格納したことにより、露光装置がそのデータを読み込み、上記式2をもとに、最適露光量Gを算出し、最適露光量でウェーハを露光する。
これにより、ウェーハ上のパターンの誤差を低減し、精度の高いアライメントを得ることができる。さらに、目標とした線幅を容易に得られ、ウェーハの再生率が減少し、歩留まりが向上する。
【0020】
図6は、例2の方法で露光した場合と従来の方法で露光した場合の線幅の変化例を示す説明図である。
まず、図6(A)において、レチクル10上で同一線幅が存在する箇所の透過率を計測し、図示のような透過率の誤差を得たとする。
そして、このレチクルを用いて、そのまま露光した場合には、図6(B)に示すように、ウェーハ上の線幅が透過率誤差による寸法誤差を含むものとなるが、上述した式2を用いて最適化した露光量によって露光を行うと、図6(C)に示すようなウェーハ上の線幅を得ることができ、線幅の均一性を得ることができる。
【0021】
(例3)
まず、最適フォーカスをJ、レチクルの位相誤差をL、設定したフォーカスをM、係数をeとしたとき、下記の式が成立するものとする。
J=e・L+M ……式3
ここで、レチクル10またはレチクルケース30の情報設定部13、31に位相誤差のデータを格納したことにより、露光装置がそのデータを読み込み、上記式3をもとに、最適フォーカスJを算出し、最適フォーカスでウェーハを露光する。
これにより、ウェーハ上のパターンの誤差を低減し、精度の高いアライメントを得る。さらに、目標とした線幅を容易に得られ、ウェーハの再生率が減少し、歩留まりが向上する。
図7は、例3の方法を用いて位相誤差を補正する例を示す説明図である。
まず、図7(A)に示すように、レチクルに位相差がある場合、式3を基に最適フォーカスJを算出することにより、図7(B)に示すように露光装置のステージを移動して最適フォーカスを得るようにする。
【0022】
(例4)
まず、最適フォーカスをP、レチクルのフラットネス(平坦度)をO、設定したフォーカスをR、係数をfとしたとき、下記の式が成立するものとする。
P=f・O+R ……式4
ここで、レチクル10またはレチクルケース30の情報設定部13、31にフラットネスのデータを格納したことにより、露光装置がそのデータを読み込み、上記式4をもとに、最適フォーカスPを算出し、最適フォーカスでウェーハを露光する。
これにより、ウェーハ上のパターンの誤差を低減し、精度の高いアライメントを得る。さらに、目標とした線幅を容易に得られ、ウェーハの再生率が減少し、歩留まりが向上する。
【0023】
(例5)
以上のような例1から例4までの条件を同時に考慮して、最適露光量、最適フォーカスで露光を行うことにより、さらに有効な露光作業を行うことが可能となる。
この結果、以下のような効果を得ることが可能となる。
(1)寸法誤差、透過率誤差を考慮した最適な露光量で露光されるようになり、これによってウェーハ上のパターンの誤差を低減し、精度の高いアライメントを得ることができる。さらに目標とする線幅を容易に得ることができ、ウェーハの再生率が減少し、歩留まりが向上する。
(2)レチクルのフラットネス、位相のズレによるフォーカスのズレを改善することができるようになり、これによってウェーハ上のパターンの誤差を低減し、精度の高いアライメントを得ることができる。さらに目標とする線幅を容易に得ることができ、ウェーハの再生率が減少し、歩留まりが向上する。
【0024】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の露光装置及び露光方法によれば、レチクルまたはレチクルケースに設けられた情報設定手段に設定された作業条件情報を読み取り、この作業条件情報を解読して作業条件を決定し、露光作業を行うことから、レチクルの製造段階で設定された各種の誤差や特性の情報を考慮した露光作業を行うことができ、誤差等を排除した露光により、被露光部材上のパターンの誤差を低減し、精度の高いアライメントを得ることができ、さらに、目標とした線幅を容易に得られ、被露光部材の再生率が減少し、歩留まりを向上できる効果がある。
【0025】
また本発明のレチクル及びレチクルケースによれば、作業条件情報を設定した情報設定手段を設けたことから、露光工程において、レチクルの製造段階で設定された各種の誤差や特性の情報を考慮した露光作業を行うことができ、誤差等を排除した露光により、被露光部材上のパターンの誤差を低減し、精度の高いアライメントを得ることができ、さらに、目標とした線幅を容易に得られ、被露光部材の再生率が減少し、歩留まりを向上できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例によるレチクルの一例を示す概略平面図である。
【図2】図1に示すレチクルを用いて露光作業を行う露光装置の例を示す概略ブロック図である。
【図3】本発明の第2実施例によるレチクルケースの一例を示す概略平面図である。
【図4】レチクルの寸法誤差が1.6nmである場合の設定露光量と限界寸法との関係を示す説明図である。
【図5】本実施の形態例による第1の露光方法(例1)で露光した場合と従来の方法で露光した場合の線幅の変化例を示す説明図である。
【図6】本実施の形態例による第2の露光方法(例2)で露光した場合と従来の方法で露光した場合の線幅の変化例を示す説明図である。
【図7】本実施の形態例による第3の露光方法(例3)を用いて位相誤差を補正する例を示す説明図である。
【符号の説明】
10……レチクル、11……パターン領域、12……周辺領域、13、31……情報設定部、20……ウェーハ、21……ウェーハ位置決めユニット、22……レチクル位置決めユニット、23……露光ユニット、24……光学読み取りユニット、25……制御ユニット、30……レチクルケース。
Claims (32)
- レチクルを所定位置に位置決めする位置決め手段と、
前記位置決め手段によって位置決めされたレチクルを用いて被露光部材に対して露光作業を行う露光手段と、
前記レチクルまたはレチクルケースに設けられた情報設定手段に設定された作業条件情報を読み取る読み取り手段と、
前記読み取り手段によって読み取った作業条件情報を解読し、前記作業条件を決定して露光作業を制御する制御手段と、
を有することを特徴とする露光装置。 - 前記情報設定手段は、前記レチクルまたはレチクルケースの所定部位に付加されたパターンコード情報であり、前記読み取り手段は、前記パターンコード情報を光学的に読み取る手段であることを特徴とする請求項1記載の露光装置。
- 前記パターンコード情報は、バーコード情報であることを特徴とする請求項2記載の露光装置。
- 前記情報設定手段は、作業条件情報を電子情報として格納した記憶媒体であり、前記読み取り手段は、前記記憶媒体から作業条件情報を電気的に読み出す手段であることを特徴とする請求項1記載の露光装置。
- 前記作業条件情報は、前記レチクルのパターン寸法誤差の情報を含むことを特徴とする請求項1記載の露光装置。
- 前記作業条件情報は、前記レチクルの平坦度の情報を含むことを特徴とする請求項1記載の露光装置。
- 前記作業条件情報は、前記レチクルの透過率の情報を含むことを特徴とする請求項1記載の露光装置。
- 前記作業条件情報は、前記レチクルの位相情報を含むことを特徴とする請求項1記載の露光装置。
- レチクルを所定位置に位置決めする位置決めステップと、
前記位置決めステップによって位置決めされたレチクルを用いて被露光部材に対して露光作業を行う露光ステップと、
前記レチクルまたはレチクルケースに設けられた情報設定手段に設定された作業条件情報を読み取る読み取りステップと、
前記読み取りステップによって読み取った作業条件情報を解読し、前記作業条件を決定して露光作業を制御する制御ステップと、
を有することを特徴とする露光方法。 - 前記情報設定手段は、前記レチクルまたはレチクルケースの所定部位に付加されたパターンコード情報であり、前記読み取りステップでは、前記パターンコード情報を光学的に読み取ることを特徴とする請求項9記載の露光方法。
- 前記パターンコード情報は、バーコード情報であることを特徴とする請求項10記載の露光方法。
- 前記情報設定手段は、作業条件情報を電子情報として格納した記憶媒体であり、前記読み取りステップでは、前記記憶媒体から作業条件情報を電気的に読み出すことを特徴とする請求項9記載の露光方法。
- 前記作業条件情報は、前記レチクルのパターン寸法誤差の情報を含むことを特徴とする請求項9記載の露光方法。
- 前記作業条件情報は、前記レチクルの平坦度の情報を含むことを特徴とする請求項9記載の露光方法。
- 前記作業条件情報は、前記レチクルの透過率の情報を含むことを特徴とする請求項9記載の露光方法。
- 前記作業条件情報は、前記レチクルの位相情報を含むことを特徴とする請求項9記載の露光方法。
- 露光装置の読み取り手段によって読み取られる情報設定手段が取り付けられ、前記情報設定手段に作業条件情報を設定した、
ことを特徴とするレチクル。 - 前記情報設定手段は、前記レチクルの所定部位に付加されたパターンコード情報であることを特徴とする請求項17記載のレチクル。
- 前記パターンコード情報は、バーコード情報であることを特徴とする請求項18記載のレチクル。
- 前記情報設定手段は、作業条件情報を電子情報として格納した記憶媒体であることを特徴とする請求項17記載のレチクル。
- 前記作業条件情報は、前記レチクルのパターン寸法誤差の情報を含むことを特徴とする請求項17記載のレチクル。
- 前記作業条件情報は、前記レチクルの平坦度の情報を含むことを特徴とする請求項17記載のレチクル。
- 前記作業条件情報は、前記レチクルの透過率の情報を含むことを特徴とする請求項17記載のレチクル。
- 前記作業条件情報は、前記レチクルの位相情報を含むことを特徴とする請求項17記載のレチクル。
- 露光装置の読み取り手段によって読み取られる情報設定手段が取り付けられ、前記情報設定手段に作業条件情報を設定した、
ことを特徴とするレチクルケース。 - 前記情報設定手段は、前記レチクルの所定部位に付加されたパターンコード情報であることを特徴とする請求項25記載のレチクルケース。
- 前記パターンコード情報は、バーコード情報であることを特徴とする請求項26記載のレチクルケース。
- 前記情報設定手段は、作業条件情報を電子情報として格納した記憶媒体であることを特徴とする請求項25記載のレチクルケース。
- 前記作業条件情報は、前記レチクルのパターン寸法誤差の情報を含むことを特徴とする請求項25記載のレチクルケース。
- 前記作業条件情報は、前記レチクルの平坦度の情報を含むことを特徴とする請求項25記載のレチクルケース。
- 前記作業条件情報は、前記レチクルの透過率の情報を含むことを特徴とする請求項25記載のレチクルケース。
- 前記作業条件情報は、前記レチクルの位相情報を含むことを特徴とする請求項25記載のレチクルケース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002326527A JP2004165249A (ja) | 2002-11-11 | 2002-11-11 | 露光装置及び露光方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002326527A JP2004165249A (ja) | 2002-11-11 | 2002-11-11 | 露光装置及び露光方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004165249A true JP2004165249A (ja) | 2004-06-10 |
Family
ID=32805420
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002326527A Pending JP2004165249A (ja) | 2002-11-11 | 2002-11-11 | 露光装置及び露光方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004165249A (ja) |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006146079A (ja) * | 2004-11-24 | 2006-06-08 | Miraial Kk | レチクル搬送容器 |
WO2006078025A1 (ja) * | 2005-01-24 | 2006-07-27 | Nikon Corporation | 計測方法、計測システム、検査方法、検査システム、露光方法及び露光システム |
US7593100B2 (en) | 2005-01-24 | 2009-09-22 | Nikon Corporation | Measuring method, measuring system, inspecting method, inspecting system, exposure method and exposure system, in which information as to the degree of the flatness of an object is pre-obtained |
US20130271945A1 (en) | 2004-02-06 | 2013-10-17 | Nikon Corporation | Polarization-modulating element, illumination optical apparatus, exposure apparatus, and exposure method |
US9341954B2 (en) | 2007-10-24 | 2016-05-17 | Nikon Corporation | Optical unit, illumination optical apparatus, exposure apparatus, and device manufacturing method |
US9423698B2 (en) | 2003-10-28 | 2016-08-23 | Nikon Corporation | Illumination optical apparatus and projection exposure apparatus |
US9678332B2 (en) | 2007-11-06 | 2017-06-13 | Nikon Corporation | Illumination apparatus, illumination method, exposure apparatus, and device manufacturing method |
US9678437B2 (en) | 2003-04-09 | 2017-06-13 | Nikon Corporation | Illumination optical apparatus having distribution changing member to change light amount and polarization member to set polarization in circumference direction |
US9885872B2 (en) | 2003-11-20 | 2018-02-06 | Nikon Corporation | Illumination optical apparatus, exposure apparatus, and exposure method with optical integrator and polarization member that changes polarization state of light |
US9891539B2 (en) | 2005-05-12 | 2018-02-13 | Nikon Corporation | Projection optical system, exposure apparatus, and exposure method |
US10101666B2 (en) | 2007-10-12 | 2018-10-16 | Nikon Corporation | Illumination optical apparatus, exposure apparatus, and device manufacturing method |
JPWO2020162396A1 (ja) * | 2019-02-06 | 2021-12-02 | 株式会社ニコン | マスクアダプタ、マスクアダプタ取付工具、露光装置、およびデバイス製造方法 |
-
2002
- 2002-11-11 JP JP2002326527A patent/JP2004165249A/ja active Pending
Cited By (23)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9885959B2 (en) | 2003-04-09 | 2018-02-06 | Nikon Corporation | Illumination optical apparatus having deflecting member, lens, polarization member to set polarization in circumference direction, and optical integrator |
US9678437B2 (en) | 2003-04-09 | 2017-06-13 | Nikon Corporation | Illumination optical apparatus having distribution changing member to change light amount and polarization member to set polarization in circumference direction |
US9423698B2 (en) | 2003-10-28 | 2016-08-23 | Nikon Corporation | Illumination optical apparatus and projection exposure apparatus |
US9760014B2 (en) | 2003-10-28 | 2017-09-12 | Nikon Corporation | Illumination optical apparatus and projection exposure apparatus |
US10281632B2 (en) | 2003-11-20 | 2019-05-07 | Nikon Corporation | Illumination optical apparatus, exposure apparatus, and exposure method with optical member with optical rotatory power to rotate linear polarization direction |
US9885872B2 (en) | 2003-11-20 | 2018-02-06 | Nikon Corporation | Illumination optical apparatus, exposure apparatus, and exposure method with optical integrator and polarization member that changes polarization state of light |
US20130271945A1 (en) | 2004-02-06 | 2013-10-17 | Nikon Corporation | Polarization-modulating element, illumination optical apparatus, exposure apparatus, and exposure method |
US10241417B2 (en) | 2004-02-06 | 2019-03-26 | Nikon Corporation | Polarization-modulating element, illumination optical apparatus, exposure apparatus, and exposure method |
US10234770B2 (en) | 2004-02-06 | 2019-03-19 | Nikon Corporation | Polarization-modulating element, illumination optical apparatus, exposure apparatus, and exposure method |
US10007194B2 (en) | 2004-02-06 | 2018-06-26 | Nikon Corporation | Polarization-modulating element, illumination optical apparatus, exposure apparatus, and exposure method |
JP4667018B2 (ja) * | 2004-11-24 | 2011-04-06 | ミライアル株式会社 | レチクル搬送容器 |
JP2006146079A (ja) * | 2004-11-24 | 2006-06-08 | Miraial Kk | レチクル搬送容器 |
WO2006078025A1 (ja) * | 2005-01-24 | 2006-07-27 | Nikon Corporation | 計測方法、計測システム、検査方法、検査システム、露光方法及び露光システム |
US7593100B2 (en) | 2005-01-24 | 2009-09-22 | Nikon Corporation | Measuring method, measuring system, inspecting method, inspecting system, exposure method and exposure system, in which information as to the degree of the flatness of an object is pre-obtained |
JP5278719B2 (ja) * | 2005-01-24 | 2013-09-04 | 株式会社ニコン | 計測方法及び露光方法 |
US9891539B2 (en) | 2005-05-12 | 2018-02-13 | Nikon Corporation | Projection optical system, exposure apparatus, and exposure method |
US10101666B2 (en) | 2007-10-12 | 2018-10-16 | Nikon Corporation | Illumination optical apparatus, exposure apparatus, and device manufacturing method |
US9857599B2 (en) | 2007-10-24 | 2018-01-02 | Nikon Corporation | Optical unit, illumination optical apparatus, exposure apparatus, and device manufacturing method |
US9341954B2 (en) | 2007-10-24 | 2016-05-17 | Nikon Corporation | Optical unit, illumination optical apparatus, exposure apparatus, and device manufacturing method |
US9678332B2 (en) | 2007-11-06 | 2017-06-13 | Nikon Corporation | Illumination apparatus, illumination method, exposure apparatus, and device manufacturing method |
JPWO2020162396A1 (ja) * | 2019-02-06 | 2021-12-02 | 株式会社ニコン | マスクアダプタ、マスクアダプタ取付工具、露光装置、およびデバイス製造方法 |
TWI833889B (zh) * | 2019-02-06 | 2024-03-01 | 日商尼康股份有限公司 | 遮罩配接器、遮罩配接器安裝工具、曝光裝置以及元件製造方法 |
JP7517155B2 (ja) | 2019-02-06 | 2024-07-17 | 株式会社ニコン | マスクアダプタ、マスクアダプタ取付工具、露光装置、およびデバイス製造方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4383400B2 (ja) | 1/4波長リソグラフィの焦点深さを上げるためにモデルに基づき散乱バーを配置する方法、プログラム製品および装置 | |
KR100707893B1 (ko) | 노광용 마스크의 제조 방법, 묘화 장치, 반도체 장치의제조 방법 및 마스크 블랭크 제품 | |
US20170123323A1 (en) | Method of operating a patterning device and lithographic apparatus | |
US7458056B2 (en) | Effective proximity effect correction methodology | |
TWI383273B (zh) | 微影投射裝置之焦點測量方法及微影投射裝置之校準方法 | |
US20110207056A1 (en) | Contact or proximity printing using a magnified mask image | |
JP2004165249A (ja) | 露光装置及び露光方法 | |
US20060028631A1 (en) | Exposure apparatus and exposure method | |
KR100770100B1 (ko) | 리소그래피에서 에러 감소를 위한 방법 | |
JPH09115817A (ja) | 露光方法及び装置 | |
JP4709511B2 (ja) | マスクパターン補正方法、マスクパターン補正プログラム、フォトマスクの作製方法及び半導体装置の製造方法 | |
TW201003301A (en) | Photomask manufacturing method | |
KR102217214B1 (ko) | 성능 파라미터의 핑거프린트를 결정하는 장치 및 방법 | |
TW201131614A (en) | Optical characteristic measurement method, exposure method and device manufacturing method | |
JP2007013169A (ja) | 焦点決定方法、デバイス製造方法、及びマスク | |
CN113906345A (zh) | 基于倾斜拟合技术来确定对准模型的方法 | |
US8097473B2 (en) | Alignment method, exposure method, pattern forming method, and exposure apparatus | |
US20060216869A1 (en) | Lithographic apparatus, device manufacturing method, code reading device and substrate | |
JP2022078075A (ja) | 露光システムアライメントおよび較正方法 | |
CN117043683A (zh) | 对准方法和相关的对准以及光刻设备 | |
JP2006210814A (ja) | 露光システム及び露光方法 | |
KR100700370B1 (ko) | 기판 준비 방법, 측정 방법, 디바이스 제조방법,리소그래피 장치, 컴퓨터 프로그램 및 기판 | |
CN113168110B (zh) | 确定整个图案形成装置或衬底上的标记布局 | |
JP6744596B2 (ja) | リソグラフィ装置の管理装置、該装置用のプログラム、露光システム、及びデバイス製造方法 | |
KR100596270B1 (ko) | 얼라인 마크 및 얼라인 방법 |