JP2004165043A - 固体高分子形燃料電池及びセパレータ - Google Patents

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Abstract

【課題】固体高分子形燃料電池において、セパレータ基板のガスクロスを防止すること。
【解決手段】固体高分子形燃料電池のセパレータを流路およびマニホールドを形成したセパレータ基板と2枚のフレームにより構成する。前記基板のマニホールドから流路面までの連絡部を櫛歯状あるいは格子状などの支持構造とし、前記セパレータ基板に形成されたガス導入マニホールド及びガス排出マニホールドの空間内に前記フレームのマニホールドを挟持する。反応ガスは基板に設けられた連絡部における櫛歯部あるいは格子部と2枚のフレームにより挟持されて形成される空間を通り出入りする。また前記フレームの内側に、反応ガスの折り返し部を設けることでサーペンタイン流路構造とすることができる。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は固体高分子型燃料電池およびセパレータに関する。
【0002】
【従来の技術】
種々ある燃料電池の中で、固体高分子型燃料電池は、高分子からなる膜状の固体電解質が白金等の触媒を担持したカーボン電極で構成されている点が主な特徴である。このカーボン電極を燃料の水素ガスおよび酸化剤ガス(酸素あるいは空気)の流路を形成し、かつ集電作用を有する一対のセパレータで挟持した構造である。これを単セルといい、燃料電池スタックはこの単セルを複数個積層したものである。
【0003】
これら部材の中で、セパレータは電極に効率よく反応ガスを供給するための部材であって、炭素系あるいは金属系の導電性材料で構成されている。ここで反応ガスは燃料ガスと酸化材ガスの総称である。
【0004】
セパレータには多数の種類がある。反応ガスがセパレータ内に設けられた孔を通して隣り合うセパレータに供給される内部マニホールド型と、セパレータ内にガス通気用の貫通孔が無く、反応ガスをセパレータの側部から各々供給する外部マニホールド型に分けられる。
【0005】
その他、セパレータが電極あるいは拡散層に接する面の構造の違いによっても幾つかに分類される。例えば、電極(拡散層)接触面が凹凸形状を有するセパレータ、あるいは平板と凹凸様や溝様の形状を有するインターコレクタを組み合わせたセパレータなどがある。セパレータ材料としては炭素系と金属系に大別されるが、金属は原料費が廉価で、かつ、量産性に優れるため、広く検討されている。また、金属薄板を使用するため、コンパクトで軽量化できるといったメリットも有る。
【0006】
しかし、金属材料は腐食や不働態皮膜の成長による電池劣化や内部抵抗の増大、金属の塑性加工に起因する流路成形性の制限などがある。腐食発生や不働態皮膜成長による問題の解決方法が提案されている。流路の成形性の欠点を補うために、インターコレクタや複数の流路溝付金属板を組み合わせて対処している。これに対し、特開平8−222237号公報や特開平10−07530号公報には1枚の金属板でセパレータを構成する技術が公開されている。これらの従来技術によるセパレータは、流路溝を形成した1枚の金属板と、この金属板の周囲を包むような枠構造を設けた構造を有する。これらは1枚の金属板を用いるため、部品点数を少なくすることが可能であるため、コストの面で有利である。
【0007】
セパレータのもう一つの課題は、マニホールドから電極面へ反応ガスを供給あるいは排出するためのマニホールドと電極面流路溝との間に凹凸構造を有する連結部において反応ガスが反対極へリークするガスクロスの発生である。これを解決する手段としてマニホールドから流路溝までの間に凹状の溝を形成したタイプと、この部位がトンネル状となったタイプが公開されている。前者のタイプではシール材や電解質膜が締め付け圧により、変形して連絡部の凹溝を塞いだり、間隙が生じることがある。
【0008】
この間隙を介して反応ガスが反対側の極にリークするガスクロスが発生することもある。後者はこれらの欠点を克服するために工夫した方式である。例えば特開平9−35726号公報で開示されているように、連結部の上面に板材を被覆したものがある。さらにはガス流路溝以外を樹脂で被覆し、平板の剥離防止やガスシール性の向上を図った特開2000−133289号公報、さらにはガス流体抵抗を改善した特開2000−164227号公報がある。第8回燃料電池シンポジウム講演予稿集(講演番号A1−12)(平成13年5月15日〜16日、燃料電池開発情報センター主催)ではサブマリン構造と称する流路を連絡部に設け、板材を必要としない構造もある。
【0009】
【特許文献1】特開平8−222237号公報(要約)
【特許文献2】特開平10−7530号公報(要約)
【特許文献3】特開平9−35726号公報(要約)
【特許文献4】特開2000−133289号公報(要約)
【特許文献5】特開2000−164227号公報(要約)
【非特許文献1】第8回燃料電池シンポジウム講演予稿集(講演番号A1−12)、平成13年5月15日〜16日、燃料電池開発情報センター主催)(緒言、Fig.5)
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術は主に炭素系セパレータなど、マニホールドや流路溝の成形性が比較的優れ、1〜2mm程度以上の肉厚を有する材料へ適用が可能であった。しかし、金属薄板からプレス成型で製作したものは上記の従来技術を適用することが困難である。原料に用いる金属は肉厚0.2mm前後の薄板であるため、マニホールド部、連絡部にはトンネル構造やサブマリン構造を適用するだけの充分な肉厚がとれないことに理由がある。
【0011】
セパレータに求められる更なる機能は、反応ガスを効率良く電極に供給することである。セパレータ材料が炭素系の場合は任意の流路形状が可能であるため、効果的なセパレータを得やすいが、金属の場合は塑性加工の限界が有り、炭素系に比べると成形性の自由度が低い。黒鉛材料のセパレータでは一枚のセパレータの両面にサーペンタイン型流路構造(蛇行流路)を形成することが可能であったが、金属プレス加工ではこれが困難である。
【0012】
サーペンタイン型流路にすると、適度な任意の流路長が得られるため、ガスの流配を均一化しやすいという利点がある。そのため、複数の金属板を組み合わせて所望の流配を得る工夫がなされている。単純な直線流路はプレス成型が可能であるものの、反応ガスの均一流配が難しく、特に高出力密度での発電には不向きである。また、ガスが均一に配流されないため、電気化学反応が不均一になりやすく、電極の寿命の点からも好ましくない。
【0013】
通常、燃料電池用のセパレータとして内部マニホールド型を金属薄板で形成しようとした場合、金属薄板の中央部に流路溝や突起などの加工を施して反応ガスが流れる通り道を形作る。このようにして成型されたセパレータは流路溝を押し出した分、厚さが大きくなるが、流路溝の周辺部は板のままである。したがって、流路溝を押し出した分に相当する肉厚を有するフレームを周辺部に被せ、厚みを調整することが必要となる。このとき、マニホールドから流路溝までガスを通すための通路を設けることが必須となり、板材を単純に打ち抜いたフレームを使用することはできない。その結果、フレーム自身にマニホールドから流路溝までのガス導入路を設けなければならず、フレームに流路溝を形成するための工程が増えることになる。
【0014】
本発明の目的は、セパレータ基板と2枚のフレームにより構成されるセパレータと電解質膜との接する部位のガスクロスの発生を防止することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、セパレータ基板に設けた反応ガスの出入り口のマニホールドを櫛歯状あるいは格子状などの形態とすることにより、フレーム自体に流路溝を形成させる必要が無くなる。したがって単純な打ち抜きで造られたフレームの使用が可能となる。同時に、本発明によればフレームに流路溝が設けられていないため、マニホールドに隣接する連絡部におけるフレームやMEAの変形に起因した反応ガスのガスクロスを防止する手段を提供する。また、前記フレームに折り返しのための流路を形成することによりセパレータ基板が単純な直線流路構造であってもサーペンタイン(serpentine、蛇行)流路とすることができる。
【0016】
本発明のセパレータを用いて複数のセルを積層することにより、ガスクロスが少なく、適切な流路構造とすることが可能となるため、低コスト化だけでなく、発電出力、効率、寿命を向上させることができる。
【0017】
本発明は電解質膜やシール材の押し潰しによる連絡部の凹溝の閉塞や、発生した隙間を介して反応ガスが反対側の極にリークするガスクロスを防止する手段を採用する。また、セパレータ基板が単純な直線流路構造であってもサーペンタイン流路とするための手段を用いた。
【0018】
従来のセパレータにおいて、1枚の金属板からセパレータを形成する場合、外周部に枠材が必要となる。同時に、この枠材にはマニホールドからの反応ガスを流路溝まで導入あるいは排出(連絡部に相当)するためのガス流路溝を設ける必要があり、製造方法が複雑化する。本発明によれば、マニホールド部の枠材への流路加工が不要となり、製造方法の単純化を図ることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明の1つの態様は、イオン導電性を有する高分子電解質と、該電解質を挟持する一対の電極部及び燃料及び酸化剤ガスを該電極部のそれぞれに供給するためのセパレータを具備した燃料電池を対象とする。前記セパレータは反応ガスを電極に供給するための流路たとえば溝及びマニホールド及び該マニホールドから該流路までの間に連絡部が形成されているセパレータ基板を用いる。前記セパレータ基板の表裏面に面接し反応ガスをシールする機能を有するフレームを有し、該連絡部は前記セパレータ基板の表から裏にかけて貫通した空隙部と、前記セパレータの両面に一対のフレームを接面して形成される空間部を有する。該フレームと該流路がセパレータと電極部の積層方向に重ならないようにする。これによって、積層方向に圧力がかかってもフレームが変形してセパレータとフレームの間にガスクロスの原因となる空間が生じることが無い。
【0020】
また本発明は燃料や酸化剤となる反応ガスを電極に供給するための溝及びマニホールドが形成されているセパレータ基板と、反応ガスをシールする機能を有するフレームを前記セパレータの表裏面に面接した一組のセパレータを提供する。前記セパレータは表裏両面に流路溝及び反応ガスの出入口用のマニホールドを有する。前記マニホールドから前記流路溝までの間に連絡部を具備する。前記連絡部は前記セパレータの表から裏にかけて貫通した空隙部を有し、前記セパレータの両面に2枚のフレームを接面して形成される空間部を反応ガスが通過するようにした。
【0021】
他の態様においては、上記の態様のセパレータにおける連絡部が櫛歯状あるいは格子状である。前記連絡部を挟んで一対のフレームが接面されるように構成し、前記フレーム基板と櫛歯状の前記連絡部により形成される空間を反応ガスが通過するようにした。また、上記フレームの厚さを全て等しくした。また、上記フレームにガス流れ方向を変えるための流路溝部が形成されているか、あるいは前記フレームの内側に反応ガスが隣り合う流路溝への移動を妨げる1個又は複数の突起物を設ける。
【0022】
他の態様においては、前記セパレータおよびフレームはそれぞれ金属材料および高分子材料である。そして、前記セパレータの表面の一部または全部に導電性耐食性層が形成され、前記フレームは少なくとも1種類以上の多層構造である。また、他の態様においては、少なくともイオン導電性を有する電解質部と、前記電解質部を挟持するように設けられた電極部,反応ガスを前記電極部に供給するためのセパレータを具備する。
【0023】
(実施例)
(実施例1)
本発明の各態様について固体高分子形燃料電池を例にとり、図1,図2及び図3を用いて説明する。
【0024】
図1は本発明の第一の態様による燃料電池用セパレータを示す。セパレータ基板1は燃料となる水素ガスや酸化剤ガスの出入り口用のマニホールド72がそれぞれ1箇所づつ4隅に、中央両端には冷却水が貫通するためのマニホールドが2箇所、合計6個設けられている。中央部には1.5往復型の流路溝8が形成されている。フレーム6Aおよびフレーム6Bがセパレータ基板1の両面に接面され、一組のセパレータが形成される構造となっている。フレーム6はセパレータ基板1と同等の外径を有し、セパレータ基板1の流路溝部8とマニホールド71に接する面が抜かれた、平板構造である。フレーム6をセパレータ基板1と面接させることにより、マニホールド71から流路溝8にかけて空間部9が形成される。したがって反応ガスはマニホールド71から流路溝8に至る過程で一旦、空間部9を経ることになる。
【0025】
図2は図1に示したセパレータ基板1のマニホールド71における断面図を示した図である。図において、燃料電池として機能させるために必要なMEA4(Membrane Electrode Assembly;高分子電解質膜に触媒を担持した電極を塗布、接着、印刷したもの)およびガス拡散層(電極)5も併せて図示した。このMEA4はスルホン化したフッ素系樹脂などの高分子電解質2に白金等の触媒を担持したカーボン電極を塗布、接着、印刷した物である。
マニホールド71、76からの反応ガスが空間部9を経て前記流路溝8に流れる。セパレータ基板1は黒鉛等の炭素材料あるいは樹脂と炭素材料との混合物を機械切削加工によって造ることができる。樹脂と炭素材料との混合物を予めマニホールドや流路溝を形取った金型に流し込み、加熱圧縮成型や射出成形といった手段を用いることも可能である。同様に、金属材料でセパレータ基板1を成型してもよく、機械加工、型鍛造、射出成形、鋳造、プレス成型などの方法がとられる。フレーム6は特に材料を限定するものではないが、ガスシール性、耐熱性に優れ、かつ、耐薬品性を有するEPDM(エチレンプロピレンゴム)、フッ素系ゴム、シリコーン系ゴムなどの高分子材料が好ましい。
【0026】
ここで、従来のセパレータにおける連絡部の構造を説明する。通常、フレームに用いられている材料はシール性を保つために、ゴムなどの変形しやすい素材であることが多い。フレーム単体では強度が弱く、セパレータ101を積層したときにその締め付け圧力により変形し、変形により生じるU字状のダレにより、ガスクロスが発生しやすくなる。その例を図3に示した。2枚のセパレータ基板1A、1Bの間にMEA4およびフレーム6が挟持され、ある一定の圧力で締め付けられている。その際、フレーム6にゴムのような材料を選ぶと締め付けによりフレーム6が圧縮され、反応ガスをマニホールド7から流路溝8まで導入する部位である連絡部101においてMEA4およびフレーム6が連絡部101の溝に食い込むように変形することがある。
【0027】
このように変形すると、本来、セパレータ基板1B、MEA4及びフレーム6が密着しガスシールが保たれるべきものが、セパレータ基板1BとMEA4の端面がマニホールド7と同一面に有る。そのため、変形により生じた隙間を通って反対側の電極にガスがリークすることになる。本実施例ではマニホールド71から流路溝8へ向かう過程で、連絡部10を空間部9とし、かつフレーム6やMEA4の端面がないため、ガスクロスの発生が抑制される。
【0028】
(実施例2)
実施例2では、連絡部10を櫛歯状とすることで金属セパレータのフレームを単純化する例を示す。
【0029】
図4はマニホールド71から流路溝8にかけての連絡部10を櫛歯状あるいは格子状とした例である。図5は図4に示したセパレータ基板1及びフレーム6A及び6Bを互いに接面してアッセンブリー化したときの平面図及び断面図を示す。図5(B)はセパレータの断面図で図5(C)のB−B‘に沿った断面図である。図5(A)はセパレータ基板1の表面に面接されたフレーム6Aの平面図であり、図5(C)はセパレータ基板1の裏面に面接されたフレーム6B側から見た平面図である。この図から明らかなように、マニホールドを形成する空間部9(連通部10)はフレームによって圧接されない構造となっている。
【0030】
セパレータ基板1は金属薄板をプレス加工により中央部に流路溝8、および周辺部にマニホールド71を形成した構造を有する。セパレータ基板1を挟み、表裏面にフレーム6A、6Bが接面されている。セパレータ基板1のマニホールドから流路溝8にかけて(連絡部10に相当)は櫛歯状の構造を有し、この櫛歯部を2枚のフレーム6Aと6Bにより挟持するため、空間部9(連絡部10に相当)が形成される。
【0031】
反応ガスはこのように形成された空間部9を通過し、ヘッダー部12で分配され、流路溝8に供給される。ただし、フレーム6Aと6Bは櫛歯状の部位を挟んで互いに面接する箇所はいずれか一方が櫛歯部を完全に被覆し、もう一方は櫛歯部の一部が露出するように被覆する構造となっている。そのため、櫛歯部に流れ込んだ反応ガスは櫛歯部の一部が露出している面にのみ流れ込み、反応ガスが任意の面に到達しないような構造となっている。この様子を図6に示した複数のセパレータ基板1を積層した断面で表す。ただし、同図は簡略化するため、ガス拡散層5や電池を冷却するための冷却セルを除いて記載している。
【0032】
このような構成とすることにより、フレーム6はマニホールド7から流路溝8へ反応ガスを供給、分配するための流路を必要とせず、単純な打ち抜き加工で成型することができる。このようにできたフレーム6はいずれの場所でも同一の肉厚を有する。
【0033】
(実施例3)
実施例2ではマニホールド7から流路溝8にかけての連絡部10における形状を、櫛歯状にすることによりフレーム6に流路溝を形成することを不要とした。同様の機能が、連絡部10の形状を格子状あるいは半格子状にしても可能である。その例を図7に示した。
【0034】
図7は連絡部10とマニホールド7の構造が実施例1と異なる他は同じ形状なので一つのマニホールド近傍のみを拡大して示した。図4に示した櫛歯状と格子状の違いは櫛歯の歯先が対向するマニホールドまで達しているか否かである。前者はプレス打ち抜き加工時に押え片が4辺のうち、1辺だけあるので、微細な櫛歯を形成しようとした際に櫛歯部がねじれたりあるいはプレス金型の押さえから滑る等して精度よく加工できないことがある。後者は4辺のうち、2辺が金型に押さえられるため、より微細加工が容易となる。同じ効果が図8に示した構造であっても得られる。図8はマニホールド7に格子状部の一部が位置する構造である。
【0035】
実施例2および実施例3で用いたセパレータ基板1は金属薄板であるが、同様の構造は炭素系セパレータであっても可能である。
【0036】
(実施例4)
実施例2および実施例3においてフレーム6の材質を規定してないが、特に材料を限定していない。金属、樹脂などの打ち抜きや機械加工あるいは射出成形などの各種手段により成型できるものであれば、機能および効果は同じである。セパレータ基板1にフレーム6を面接させる手段も特に問わない。燃料電池の動作温度で熱的安定性が有りかつ、水、蒸気などにより変性しない物質であればよい。フレーム6にガスシールのためのガスケット機能を付与する場合、選択する材料は硬度の小さい材料が好ましい。
【0037】
例えばEPDM(エチレンプロピレンゴム)、シリコンゴム、フッ素ゴムなどが耐熱性、耐薬品性の点で優れている。ただし、硬度が小さくなる(弾性が大きくなる)と、図3に示したように、連絡部10に相当する櫛歯部や格子状部でフレーム6がセパレータ基板1側に押しつぶされ、ガス通路の閉塞や、反応ガスのガスクロスが発生する可能性がある。これを防止するため、フレーム6を多層構造とし、前記多層体のうち、少なくとも一層に弾性の小さな材料を含むようにすればフレーム6の剛性が保たれるので閉塞やガスクロスを防止できる。以下、その一例を示す。
【0038】
図9は図5(C)で示したB−B‘に沿った右側マニホールド近傍の断面を表す一例である。フレーム6A,6Bは3層構造を有し、例えば外層部61はゴムで、中央部は樹脂62である。外層部の硬度(IRHD,International RubberHardness)50〜60前後の軟らかい材料を選択すれば外表面が軟らかく、ガスシール性のあるフレーム6A、6Bを得ることができる。前記フレーム6A、6Bの外層はEPDM、中央層はPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルムで構成され、PET層の肉厚は0.4mm、EPDMの肉厚は0.1mmで、全肉厚は0.6mmである。
【0039】
前記フレーム6A、6BはPETシートを2組のEPDMで被覆し、熱圧着ロールで造られる。セパレータ基板1は肉厚0.4mmのSUS316Lステンレス製金属板をプレス成型し、金属板中央部の表裏に流路溝8を張り出した構造である。前記セパレータ基板1がフレーム6A、6Bと接する位置11から流路溝8における流路溝頂点81までの高低差は0.4mmである。セパレータ基板1とフレーム6A、6Bを面接させたときのフレーム6A、6Bの表面位置63から流路溝頂点81まで0.2mmの高低差がある。この0.2mmの差分にガス拡散層5A,5Bを設置し、更にその外側にMEA4A,4Bを面接させる構造となっている。
【0040】
フレーム6A、6Bは図9に示したように外層61がEPDMのゴムであるため、セパレータ基板1およびMEA4A,4Bと接することでガスシールを良好に維持することができる。また、中央層62に、厚く硬いPETを用いているため、セルの締め付けによる変形が少なく、連絡部10におけるガス閉塞やガスクロスを防止することが可能である。
【0041】
フレーム6A、6Bの肉厚公差がMEA4A,4Bの膜厚に比べ、充分小さいときは、MEA4A、4B自身をガスケット代わりとして使用することが可能である。通常、MEA4A、4Bの膜厚は薄いもので20μm程度、厚いもので100あるいは200μmである。フレーム6A,6Bに使用する材料の肉厚公差がこれより小さければ、膜自身がフレーム6の凹凸を吸収するため、ガスシール機能が得られる。これによりMEA4A,4Bと接するフレーム6A,6Bの面は弾性を有する層61を設ける必要がなくなるので、例えばPET/EPDMのような2層構造とすることも可能である。
【0042】
さらにはフレーム6A,6Bとセパレータ基板1とを接着剤を介して固定する場合はフレーム6A,6Bは硬い材料を単層で用いることができる。フレーム6A,6Bの材料と同様に接着剤も耐熱性、耐薬品性、耐水性があれば特に限定しない。代表的な接着剤として市販の液状ガスケット、シリコンシーラント等が使用できる。これらは接着作用とシール作用を有しており好適である。
【0043】
(実施例5)
上述した実施例においてフレーム6に反応ガス折り返し用の流路溝を具備した実施例を以下に示す。
【0044】
セパレータの機能は反応ガスを効率良く電極へ供給し、発電により発生した電力をロスすることなく隣り合うセパレータに電圧、電流を伝えることである。特に流路溝8の構造は寿命や発電性能に影響をおよぼす反応ガスの圧損、生成水の排水性、反応による熱分布、電気抵抗等を考慮して溝幅、溝深さ、流れ方向等が決められる。セパレータ基板1を炭素板や金属板などの板材から機械加工してセパレータを形成する場合は任意の形状を有するセパレータを得ることができる。金属薄板をプレス成型して流路溝を形成する方法では、金属材料を塑性加工することになり、その結果金属材料が有する硬さ、強度、伸びなど材料特性に依存した加工限界が存在する。この限界を超えてセパレータを加工成型すると、反りや割れが発生する。そのため所望の流路溝形状を形成することが難しい。
【0045】
普通、電池性能や寿命が向上するように、流路溝を流れる反応ガスの流速を早くして、電極への反応ガスの供給速度を増すとともに、生成した水をスムーズに排出するように工夫されている。そのため、セパレータの流路溝構造は多かれ少なかれサーペンタイン型(蛇行型)である。金属薄板をプレス成型すると、材料の加工限界により適度な流路溝幅、深さを有するサーペンタイン構造を形成することが困難である。また、1枚の金属板の表裏に反応ガスを流すタイプでサーペンタインを形成しようとすると、酸化剤ガスと燃料ガスとのマニホールドの位置が一致するため、1枚の金属板プレスセパレータによるサーペンタイン流路化は困難である。
【0046】
以下の実施例ではフレームに反応ガスの折り返し用の流路溝等を形成させることにより、比較的プレス成型が容易な直線流路構造のセパレータをサーペンタイン化する一例を示す。
【0047】
図10はフレーム6A,6Bに流路溝を形成したセパレータの鳥瞰図を示す。同図には反応ガスの流れの経路も示した。この図から明らかなように、マニホールドを形成する空間部9(連通セパレータ基板1はSUS316Lステンレス鋼をプレス成型してできており、図4に示したものと同形である。前記セパレータ基板1の両面には射出成型により成型したPPS(ポリフェニレンサルファイド)製フレーム6A,6Bをシリコンシーラントで接着している。
【0048】
フレーム6A,6Bはマニホールド7の他に、折り返し流路溝11(図示せず)が内側に形成されている。反応ガスはマニホールド7、フレーム6A,6Bにより挟持されて形成される連絡部10を通過し、流路溝8に達する。反応ガスは流路溝8に沿って流れた後、折り返し流路溝11に至る。折り返し流路溝11の端部は流路溝8と密接しているため、反応ガスは隣り合う流路溝8を超えることなく、折り返し流路溝11を通過する。ここで、反応ガスの進路が180度反転し、折り返し流路溝11を出た後、次の折り返し流路溝11に進む。これを繰り返して、出口側のマニホールド7から排出される。
【0049】
本実施例では折り返し流路溝11をセパレータ基板1に対し反対側に設けたが、折り返し流路溝11の面がセパレータ基板1と面しても同じ効果が得られる。この場合、連絡部10と折り返し流路溝11が重ならないようにする必要がある。このように、フレーム6に折り返し流路溝11を設けることにより直線流路構造を有するプレスセパレータをサーペンタイン流路とすることができ、反応ガスの流速を早めることが可能となる。
【0050】
同様の効果が次に示すフレーム構造によっても得られる。図11はフレーム6A,6Bの内側に突起13を設け、反応ガスが突起13を越えて隣り合う流路溝8に達しないようにすることで、サーペンタイン流路溝を形成した例である。直線流路溝を進行してきた反応ガスはヘッダー部に到達する際、突起13を超えることができないので、進路方向を180度反転する。このような方法によってもサーペンタイン化が可能である。
【0051】
以上に示した実施例は代表的な例であり、本発明はマニホールドの数、位置に依存せず、種種の燃料電池用セパレータに適用できる。連絡部10の形状も、セパレータ基板1と2枚のフレーム6により形成される空間を反応ガスが通過するものであれば特に形状を限定するものではない。例えば、セパレータ基板1において板厚が薄いものを選ぶと、必然的に反応ガスが連絡部10を通過する断面積が減少する。断面積の減少は圧損の増加につながり、エネルギーのロスとなる。
【0052】
以上で述べた実施例では4角形のマニホールドの1辺が櫛歯状の連絡部10と隣り合っているが、これに限らず、マニホールドの他の辺を用いて連絡部と連結していてもよく、これにより連絡部10の断面積を大きくすることができる。セパレータ基板1やフレーム6等の材料に関しては金属、炭素、いずれの材料であっても本発明を適用できるが、特にセパレータ基板1がプレス金属セパレータにおける効果は大きい。このため、本実施例では代表的なステンレス鋼を用いたときの例を示した。
【0053】
以上の実施例によれば、反応ガスを折り返すための流路をフレームに設けることにより、基板が単純な直線流路であっても容易にサーペンタイン流路構造とすることができる。そのため、ガス流れの均一性が保たれ、出力電圧の向上や寿命等の発電性能の向上が図られる。金属薄板から形成されるセパレータにおいて中心部が流路溝、外周部がマニホールドを有する平板のセパレータではフレーム自身にガス導入部を設ける必要が無く、単純な打ち抜き型フレームの使用が可能となる。
【0054】
(実施例6)
以上述べた実施例、例えば図5に示したように連絡部10の内側においては、MEA4を押えるための充分な支えが無いため、燃料ガスと酸化剤ガスとの差圧が大きくなった場合、MEA4が圧の低い側へ差圧により押し込められる。その結果、ガス流れを阻害することがある。本実施例では連絡部10におけるMEA4の変形を抑えるために、連絡部10の内側におけるフレーム6を櫛歯状とすることで上記の問題を解決できる。
【0055】
図12(A),(B)及び(C)はセパレータ基板1の連絡部10の位置に面するフレーム6を櫛歯状とした一組のセパレータを示す。図12(B)はセパレータの断面図で図12(C)のB−B‘に沿った断面図である。図12(A)はセパレータ基板1の表面に面接されたフレーム6Aの平面図であり、図12(C)はセパレータ基板1の裏面に面接されたフレーム6B側から見た平面図である。図5における連絡部10には支えとなるものが無いため、MEA4の変形が起こり易いが、図12の様にフレーム6の連絡部10の内側を櫛歯状とすることでMEA4の支えを形成することができ、MEA4の変形を抑えることができる。図において、(A)はセパレータの表面を、(B)は(C)のB−B断面図である。(C)はセパレータの裏面を示す。
(実施例7)
上記実施例のセパレータ101を用いた電池スタックの例を示す。図13は一例として実施例2で述べたセパレータを用いた燃料電池の構成を示す。本電池は複数のセパレータとその他の部材により構成されている。すなわち、セパレータ101A(又はセパレータ基板1Bの反応ガスが流通する面)/ガス拡散層5/MEA4/ガス拡散層5/セパレータ101A(又はセパレータ基板1Bの反応ガスが流通する面)の順に積上げられている。冷却水を流通する部位に関してはセパレータ101B/セパレータ101Bの組合せで構成され、セパレータ101Bとセパレータ101Bを対面させて形成される凹と凹の空間部を冷却水が流通する。
【0056】
セパレータ101Aとセパレータ101Bの違いは、セパレータの両面に反応ガスを流通させるタイプが101A、両面のうち、いずれか一方の面に冷却水を流通させるのがセパレータ基板101Bである。このように積上げられたセパレータ、ガス拡散層5、MEA4の積層物から電流、電圧を取り出すための集電板14、発電部17を電気的に隔離するための絶縁板15および積層物を固定するための端板16で挟持されている。本実施例による電池はMEA4が4枚で構成され(4セル構成)、冷却は両方の端板16に接する側のセパレータ基板1Bおよび発電部17中央に位置する2枚のセパレータ基板1Bで行われる。発電時は、端板16に設けられた反応ガス導入口から反応ガスが吹入され、反対側の端板16から未反応の反応ガスが排出される。
【0057】
本電池を用いて発電するために、MEA4にジャパンゴアテックス社のGORE SELECT PRIMEA5510、ガス拡散層5に同社CARBEL−CLを用いた。セパレータ101Aおよび冷却用セパレータ101B、いずれもセパレータ基板1はステンレス鋼製で中央部にプレス加工により両面に凹凸の溝を有する構造となっている。プレス部の寸法は90×100mmで、MEA4の電極サイズもこれに合わせて造られている。
【0058】
前記セパレータ基板1の両面には打ち抜き加工により製作されたPPS製のフレーム6が液状ガスケット等の接着剤で接面され、一組のセパレータ101Aを形成している。冷却用のセパレータ101Bも前記セパレータ基板1と同形であり、フレーム6における冷却出入り口のマニホールド部が櫛歯構造となっている。これにより、同じセパレータ基板1種類で発電用のセパレータと冷却用のセパレータ101Bを形成することが可能となり、低コストの点で優れている。
【0059】
以上で述べたセパレータは腐食防止および酸化皮膜成長抑制のための炭素粉と樹脂バインダから構成される導電性塗料を塗布している。塗布方法はスクリーン印刷、ディップコート、転写コート、スプレーコートなど、各種の方法で塗布可能であるが、ここでは塗膜厚さの制御が容易であるスクリーン印刷によりセパレータ基板1の凹凸面の頂点に塗布した。
【0060】
このように構成されている燃料電池に燃料ガスと酸化剤ガスを供給すると、二つの集電板14間に電圧が発生する(起電力)。燃料ガスとして100%の水素、酸化剤ガスとして空気を供給すると、約4Vの起電力が発生する。さらに集電板14に適当な負荷を接続すると、電流が流れ、電力の供給が可能となる。ここでは本燃料電池の電池特性を調べるために、市販の電子負荷器を接続し、電流と電圧の関係を測定した。
【0061】
燃料ガスとして100%の水素、酸化剤ガスとして空気を選び(電池出口は大気開放)、それぞれの利用率を80%および40%とし、電池温度70℃、供給ガスの露点を70℃に制御して発電した。その結果、100h以上に亘り電流密度0.25A/cmで、出力電圧3.0V(1セル当たり0.75V)を得た。本実施例と同様の構成を有する切削加工で成型されたカーボン製セパレータの場合も同等の値であり、プレス金属セパレータでも充分な性能が得られる。
【0062】
以上で示した実施例は代表的な例であり、マニホールドの数、位置に依存せず、適用できる。連絡部10の形状も、セパレータ基板1と2枚のフレーム6により形成される空間を反応ガスが通過するものであれば特に形状を限定するものではない。
【0063】
以上で述べた実施例では4角形のマニホールドの1辺が櫛歯状の連絡部10と隣り合っているが、これに限らず、マニホールドの他の辺を用いて連絡部と連結されていてもよく、これにより連絡部10の断面積を大きくすることができる。セパレータ基板1やフレーム6等の材料に関しては金属、炭素、いずれの材料であっても本発明を適用できるが、特にセパレータ基板1をプレス金属セパレータとした場合の効果は大きい。このため、本実施例では代表的なステンレス鋼を用いたときの例を示したのみである。
【0064】
セパレータ基板1とフレーム6との接面時に位置合わせが容易になるように、セパレータ基板1あるいはフレーム6の任意の場所や形状で突起物や窪み等を設けることも可能である。これにより精度よくかつ、効率的に接面が可能となる。
【0065】
【発明の効果】
本発明によればセパレータ基板と2枚のフレームにより構成されるセパレータと電解質膜とが接する部位におけるガスクロスの発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一の態様による燃料電池セパレータを示す図。
【図2】図1に示したA−A‘断面図を表す図。
【図3】マニホールド近傍におけるMEAとフレームの変形を説明する図。
【図4】マニホールドから流路溝にかけての連絡部を櫛歯状あるいは格子状とした例を示す図。
【図5】図4に示したセパレータの平面図及び断面図。
【図6】図4に示したセパレータを複数枚積層し、反応ガスの流れを示した図。
【図7】連絡部における形状が格子状のセパレータを示す図。
【図8】マニホールドに格子状部の一部が位置するセパレータを示す図。
【図9】図5で示したB−B‘における右側マニホールド近傍の断面を表す図。
【図10】フレーム6に流路溝を形成したセパレータの鳥瞰図。
【図11】フレーム6の内側に突起13を設けサーペンタイン流路溝を形成した例を示す図。
【図12】セパレータ基板1の連絡部6の位置に面するフレーム6を櫛歯状とした一組のセパレータを示す平面図及び断面図。
【図13】実施例2で述べたセパレータ基板1を用いた燃料電池の構成を示す展開図。
【符号の説明】
1…セパレータ、2…高分子電解質膜、3…電極、4…MEA、5…ガス拡散層、6…フレーム、7…マニホールド、8…流路溝、9…空間部、10…連絡部、64…折り返し流路溝、12…ヘッダー部、13…突起、14…集電板、15…絶縁板、16…端板、17…発電部、18…反応ガス導入口、101…セパレータ。

Claims (10)

  1. イオン導電性を有する高分子電解質と、該電解質を挟持する一対の電極部と、燃料ガス及び酸化剤ガスを該一対の電極部のそれぞれに供給するセパレータとを有する燃料電池であって、前記セパレータはセパレータ基板と該セパレータ基板の表裏面に面接し燃料ガス及び酸化剤ガス又は冷却水をシールする一対のフレームを含み、該セパレータ基板に形成されたガス導入マニホールド及びガス排出マニホールドの空間内に該一対のフレームのマニホールドを支持する部材を設けたことを特徴とする固体高分子形燃料電池。
  2. イオン導電性を有する高分子電解質と、該電解質を挟持する一対の電極部と、燃料ガス及び酸化剤ガスを一対の該電極部のそれぞれに供給するセパレータとを有し、前記セパレータは前記ガスを前記電極に供給する流路と、マニホールドと、該マニホールドと該流路の間に形成された連絡部を有するセパレータ基板と、前記セパレータ基板の表裏面に面接し燃料ガス及び酸化剤ガス又は冷却水をシールする一対のフレームとを備え、前記連絡部は前記セパレータの一方面から他方面に貫通した空隙部と、前記セパレータに該一対のフレームが接面して形成される空間部とを有することを特徴とする固体高分子形燃料電池。
  3. 請求項1記載の燃料電池において、上記セパレータにおける連絡部が櫛歯状あるいは格子状であり、前記連絡部を挟んで上記一対のフレームのおのおのが接面される構成であり、前記一対のフレームと櫛歯状の前記連絡部により形成される空間を反応ガスが通過することを特徴とする固体高分子形燃料電池。
  4. 請求項1の燃料電池において、上記一対のフレームにガスの流れ方向を変えるための流路溝部が形成されていることを特徴とする固体高分子形燃料電池。
  5. 請求項1の燃料電池において、前記フレームの内側に反応ガスが隣り合う流路溝への移動を妨げる1個又は複数の突起物を具備したことを特徴とすることを特徴とする固体高分子形燃料電池。
  6. セパレータ基板と該セパレータ基板の表裏面に面接し燃料ガス及び酸化剤ガス又は冷却水をシールする一対のフレームを含み、該セパレータ基板に形成されたガス導入マニホールド及びガス排出マニホールドの空間内にフレームのマニホールドを支持する部材を設けたことを特徴とする固体高分子形燃料電池用セパレータ。
  7. 反応ガスを電極に供給するための溝及びマニホールド及び該マニホールドから流路溝までの間に連絡部が形成されているセパレータ基板と、前記セパレータの表裏面に面接し燃料ガス及び酸化剤ガス又は冷却水をシールする機能を有するフレームとを有し、該連絡部は前記セパレータの表から裏にかけて貫通した空隙部と、前記セパレータの両面に一対のフレームを接面して形成される空間部を有することを特徴とする固体高分子形燃料電池用セパレータ。
  8. 請求項6のセパレータにおいて、上記フレームにガス流れ方向を変えるための流路溝部が形成されていることを特徴とする燃料電池用セパレータ。
  9. 請求項7のセパレータにおいて、前記フレームの内側に反応ガスが隣り合う流路溝への移動を妨げる1個又は複数の突起物を具備したことを特徴とする燃料電池用セパレータ。
  10. 前記セパレータ基板およびフレームはそれぞれ金属材料および高分子材料であって、前記セパレータ基板の表面の一部または全部に導電性耐食性層が形成され、前記フレームは単層又は多層構造であることを特徴とする請求項7記載の燃料電池用セパレータ。
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