JP2004163755A - 光ファイバの融着接続方法 - Google Patents

光ファイバの融着接続方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2004163755A
JP2004163755A JP2002331030A JP2002331030A JP2004163755A JP 2004163755 A JP2004163755 A JP 2004163755A JP 2002331030 A JP2002331030 A JP 2002331030A JP 2002331030 A JP2002331030 A JP 2002331030A JP 2004163755 A JP2004163755 A JP 2004163755A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical fiber
mfd
optical fibers
fusion splicing
face
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002331030A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunori Yamamoto
和憲 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
Priority to JP2002331030A priority Critical patent/JP2004163755A/ja
Publication of JP2004163755A publication Critical patent/JP2004163755A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)

Abstract

【課題】MFD拡大とその後の融着接続とを別々の装置で行っていたので作業効率が悪かった。
【解決手段】MFDが異なる光ファイバ同士を融着接続する際に、一方の光ファイバのMFD拡大と融着接続とを一つの融着接続装置上で行う。両光ファイバのMFD差をR(μm)、融着接続時の加熱による一方の光ファイバの接続端面におけるコア径の拡大量をR(μm)とした場合、融着接続前に該一方の光ファイバの接続端面におけるMFDをR−R(μm)だけ拡大する。一方の光ファイバの接続端面よりも所定長だけ他端面寄りにおけるMFDが接続端面におけるそれよりも大きくなるようにMFDを拡大する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、モードフィールド径が異なる光ファイバ同士を低損失で接続することを可能とする光ファイバの融着接続方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
光通信には各種の光ファイバが使用されている。それら光ファイバの一つに、一般的な光ファイバに比べてコアとクラッドとの屈折率差を高くすると共に、コア径を小さくした光ファイバがある。この種の光ファイバは、コアとクラッドとの屈折率差が高いためより小さな曲率半径で曲げてもコアからクラッドへの漏光量が少なく、コア径が小さいためファイバ内における光エネルギー密度が高くなるといった利点がある。
【0003】
ところが、前記特徴を有する光ファイバをこの光ファイバとはモードフィールド径(以下、「MFD」と記す)が異なる光ファイバに直接接続すると、接続点におけるスポットサイズが不連続となり、大きな接続損失が発生する。そこで、接続後に一方の光ファイバのMFDを拡大させて前記問題を解決せんとする接続方法、一方の光ファイバのMFDを拡大させてから接続することによって前記問題を解決せんとする接続方法(例えば、特許文献1参照)が開発されている。何れの接続方法においても、光ファイバの接続には融着接続の手法が採用されている。また、MFDの拡大には加熱によってドーピング剤を拡散させる手法が採用されている。
【0004】
【特許文献1】
特開平4−118607号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
接続後に一方の光ファイバのMFDを拡大させる接続方法では、他方の光ファイバのMFDも同時に拡大されてしまうので、MFDを一致させることが困難で低接続損失が得られ難い。
【0006】
一方の光ファイバのMFDを拡大させてから接続する接続方法では、両光ファイバを融着接続するための融着接続装置とは別の装置を用いて該一方の光ファイバのMFDを拡大している。従って、MFDが拡大された一方の光ファイバを該装置から取り出し、これを融着接続装置にセットし直す必要がある。このため作業効率が非常に悪く、1回の接続に長時間を要する。また、装置間の移動時に作業者のミスによって光ファイバが破損したり、損傷したりする虞がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の光ファイバの融着接続方法の一つは、MFDが異なる光ファイバ同士を融着接続する光ファイバの融着接続方法であって、融着接続装置を用いて一方の光ファイバを加熱してそのMFDを拡大し、その後、同融着接続装置を用いて両光ファイバの突き合された接続端面を加熱して融着接続するものである。
【0008】
本発明の光ファイバの融着接続方法の他の一つは、融着接続される両光ファイバのMFD差をR(μm)、融着接続時の加熱による一方の光ファイバの接続端面におけるMFDの拡大量をR(μm)とした場合、融着接続前に該一方の光ファイバの接続端面におけるMFDをR−R(μm)だけ拡大するものである。
【0009】
本発明の光ファイバの融着接続方法の他の一つは、融着接続前のMFD拡大工程において、該光ファイバの接続端面よりも所定長だけ他端面寄りにおけるMFDが接続端面におけるそれよりも大きくなるようにMFDを拡大するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)
本発明の光ファイバの融着接続方法の一実施例を詳細に説明する。これから説明する融着接続方法は、融着接続装置を用いて一般的なMFDを有する光ファイバと、これに比べてMFDの小さな光ファイバとを接続するための方法である。尚、以下の本明細書中では、一般的なMFDを有する光ファイバを「光ファイバ」、これに比べてMFDの小さな光ファイバを「細径光ファイバ」と表記してこれらを区別し、両者を特に区別しない場合は「ファイバ」と表記する。
【0011】
まず、接続される2本のファイバを融着接続装置にセットする。ここで、融着接続装置は、図1に示すように、同一直線上に間隔を空けて設けられた2つのV溝2a、2bを備えており、一方のファイバ3aの被覆4が除去された端部5aを一方のV溝2aに、他方のファイバ3bの被覆4が除去された端部5bを他方のV溝2bにセットすると、両ファイバ3a、3bが軸合わせされると共に、互いの接続端面6a、6bが対向する(図2(a)参照)。
【0012】
次に、図2(b)に示すように、夫々のファイバ3a、3bを軸方向前方へ移動させて前記端部5a、5bを所定位置(観察位置)まで移動させる。ここで、融着接続装置は、セットされた2本のファイバ3a、3bを夫々独立して軸方向前後(図中の矢印a−b方向)に移動させるための駆動機構を備えており(図示しない)、この機構を作動させて各ファイバ3a、3bを夫々軸方向前方へ移動させる。
【0013】
夫々のファイバ3a、3bの端部5a、5bが観察位置に配置されたら、それら端部5a、5bを観察し、2本のファイバ3a、3bのうち、何れが光ファイバ又は細径光ファイバであるかを判別する。ここで、融着接続装置は、観察位置に配置されたファイバ3a、3bの端部5a、5bを撮影可能な1つ以上のCCDカメラと、そのCCDカメラの撮影画像を処理する画像処理部と、画像処理部によって処理された画像を表示するモニタとからなる観察機構を備えており、作業者はモニタに表示された両ファイバ3a、3bのコアを観察して光ファイバ及び細径光ファイバを判別する。ここでは、ファイバ3aが細径光ファイバ、ファイバ3bが光ファイバと判別されたと仮定する。
【0014】
次に、図2(c)に示すように、光ファイバ3bをその軸方向後方(図中の矢印a方向)へ所定距離だけ後退させると共に、細径光ファイバ3aを所定距離だけその軸方向前方(図中の矢印a方向)へ所定距離だけ前進させる。具体的には、細径光ファイバ3aをその端部5aが放電電極7間に生じる放電によって所定温度まで加熱される位置まで前進させると共に(放電電極7に接近させる)、光ファイバ3bをその端部5bが前記放電による影響を受けない位置まで後退させる(放電電極7から遠ざける)。
【0015】
図2(d)に示すように、対向する放電電極7間に放電を生じさせ、その放電熱によって細径光ファイバ3aの端部5aを所定温度で所定時間(例えば、1〜1000msec)だけ加熱する。かかる加熱によって細径光ファイバ3aに添加されているドーピング剤(例えば、ゲルマニウム)が拡散し、MFDが拡大する。
【0016】
放電が終了したら前記観察機構によって細径光ファイバ3aのコアのコア径を観察し、所定のMFDが得られているか否かを確認する。ここで、MFDの拡大が不十分であれば加熱及び観察をさらに1回以上行って、最終的に所定のMFDまで拡大する。具体的には、図3(a)に示すように、光ファイバ3bのMFDをR(μm)、拡大前の細径光ファイバ3aのMFDをR(μm)、両者のMFD差(R−R)をR(μm)、後の融着接続時の加熱による細径光ファイバ3aの接続端面6aにおけるMFDの拡大量をR(μm)とした場合、図3(b)に示すように、細径光ファイバ3aの接続端面6aにおけるMFDをR−Rだけ拡大してR’(μm)とする。また、接続端面6aよりも若干他端面寄りの最太部におけるMFDをR(μm)とした場合、R’<R<Rとなるように拡大させる。
【0017】
図2(e)に示すように、細径光ファイバ3aのMFDが所定径まで拡大されたら、光ファイバ3b及び細径光ファイバ3aを前記観察位置に戻し、前記観察機構で観察しながら両者の適切な位置合わせを行う。
【0018】
図2(f)に示すように、細径光ファイバ3a及び光ファイバ3bを互いに軸方向前方へ移動させて、接続端面6a、6b同士を突き合わせる。その後、放電電極7間に放電を生じさせ、その放電熱によって突き合された両端面6a、6bを溶融させて融着させる。この時の加熱によって、細径光ファイバ3aのMFDがさらに拡大され、最終的に図4に示すように、細径光ファイバ3aと光ファイバ3bの接続端面6a、6bにおけるMFDがほぼ一致した状態で接続される。また、細径光ファイバ3aのMFDは、接続端面6aにおけるそれが最も大きく、そこから他端面側に向けて次第に小さくなって本来のMFDに戻るテーパー状となる。
【0019】
前記MFDの拡大工程では、細径ファイバ3aではなく、光ファイバ3bのMFDを拡大することもできる。
【0020】
(他の実施形態)
ファイバのMFDを拡大させる工程においては、該ファイバをその軸方向前後に移動させることによって放電電極との距離を調整し、これによって加熱温度を調整することができる。また、接続作業完了後に必要に応じてスクリーニングを実施することもできる。
【0021】
【発明の効果】
本発明の光ファイバの融着接続方法によれば、MFDが異なるファイバ同士を融着接続する際に次のような効果が得られる。
(1)一方のファイバのMFDを拡大してから両ファイバを融着接続するので、他方のファイバのMFDが同時に拡大されてしまう不都合がなく、両ファイバの接続個所におけるMFDを容易且つ確実に一致させることができる。
(2)一方のファイバのMFD拡大と、それに続く融着接続とが一つの融着接続装置上で行われるので、融着接続装置の他にMFDを拡大するための装置を別途用意する必要がない。また、MFDが拡大されたファイバを融着接続装置に載せかえる手間が省かれるので、作業効率が向上する。
(3)融着接続前におけるMFDの拡大量を融着接続時における拡大量を考慮した拡大量としてあるので、融着接続完了時に両ファイバの接続個所におけるMFDを確実に一致させることができる。
(4)総じて、MFDが異なるファイバ同士を従来よりも低損失で接続可能であり、作業時間も従来より短縮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ファイバの融着接続方法を実施可能な融着接続装置の一部を示す斜視図。
【図2】(a)〜(f)は本発明の光ファイバの融着接続方法の工程を示す説明図。
【図3】(a)は光ファイバ及びコア径拡大前の細径光ファイバの端部を示す説明図、(b)は光ファイバ及びコア径拡大後の細径光ファイバの端部を示す説明図。
【図4】融着接続完了後の光ファイバ及び細径光ファイバの端部を示す説明図。
【符号の説明】
2a、2b 融着接続装置が備えるV溝
3a ファイバ(細径光ファイバ)
3b ファイバ(光ファイバ)
4 被覆
5a 細径光ファイバの端部
5b 光ファイバの端部
6a 細径光ファイバの端面
6b 光ファイバの端面
7 放電電極

Claims (3)

  1. モードフィールド径が異なる光ファイバ同士を融着接続する光ファイバの融着接続方法であって、融着接続装置を用いて一方の光ファイバを加熱してそのモードフィールド径を拡大し、その後、同融着接続装置を用いて両光ファイバの突き合された接続端面を加熱して融着接続することを特徴とする光ファイバの融着接続方法。
  2. 融着接続される両光ファイバのモードフィールド径差をR(μm)、融着接続時の加熱による一方の光ファイバの接続端面におけるモードフィールド径の拡大量をR(μm)とした場合、融着接続前に該一方の光ファイバの接続端面におけるモードフィールド径をR−R(μm)だけ拡大することを特徴とする請求項1記載の光ファイバの融着接続方法。
  3. 融着接続前のモードフィールド径拡大工程において、該光ファイバの接続端面よりも所定長だけ他端面寄りにおけるモードフィールド径が接続端面におけるそれよりも大きくなるようにモードフィールド径を拡大することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の光ファイバの融着接続方法。
JP2002331030A 2002-11-14 2002-11-14 光ファイバの融着接続方法 Pending JP2004163755A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002331030A JP2004163755A (ja) 2002-11-14 2002-11-14 光ファイバの融着接続方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002331030A JP2004163755A (ja) 2002-11-14 2002-11-14 光ファイバの融着接続方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004163755A true JP2004163755A (ja) 2004-06-10

Family

ID=32808538

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002331030A Pending JP2004163755A (ja) 2002-11-14 2002-11-14 光ファイバの融着接続方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004163755A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105334577A (zh) * 2015-11-06 2016-02-17 深圳大学 一种氟化物光纤与石英光纤的熔接设备及熔接方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105334577A (zh) * 2015-11-06 2016-02-17 深圳大学 一种氟化物光纤与石英光纤的熔接设备及熔接方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003057481A (ja) 光ファイバ融着接続機および光ファイバ融着接続法
JP5514031B2 (ja) ミクロ構造を有する光ファイバと従来型の光ファイバとを接合するためのスプライス接合部および方法
US8490435B2 (en) Optical fiber end processing method and optical fiber end processing apparatus
JP3158105B2 (ja) コア拡散光ファイバーの製造方法
US9086538B2 (en) Method for fusion splicing optical fibers
WO2005052640A2 (en) Optical fiber pump multiplexer
US7458734B2 (en) Method of splicing an optical fiber with holes in the cladding
JP2004318171A (ja) 光ファイバの制御された永久接続
CN107765368B (zh) 一种空芯反谐振光纤的熔接方法
JP4104769B2 (ja) 光ファイバ融着接続装置
JP3746619B2 (ja) 光ファイバの融着接続方法
JP2003279787A (ja) 異種光ファイバの接続方法および多心光ファイバ部品
JP2004325990A (ja) 異径光ファイバの融着接続方法および融着接続機
JP2004163755A (ja) 光ファイバの融着接続方法
JP2005017702A (ja) 光コネクタおよびその接続構造
WO2018136552A1 (en) Methods for coupling optical fibers to optical chips with high yield and low-loss
JP3111649B2 (ja) 光ファイバの融着接続方法及び装置
JP3607642B2 (ja) 光ファイバの融着接続機
JP2619130B2 (ja) シングルモード光ファイバの相互接続方法
JP2008003170A (ja) 光ファイバ融着接続方法及びその装置
JPH10206670A (ja) 少なくとも2つの光導波ファイバ端部を熱溶着する方法並びに装置
JP2000275469A (ja) 光ファイバの融着接続方法
EP1235085A3 (en) Method for fusion splicing of optical fibers and optical fiber transmission line
JP4966686B2 (ja) 光ファイバの融着接続方法
JP2005017662A (ja) 光ファイバ融着接続装置及び融着接続方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051003

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071017

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071023

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071225

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080318

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20080417

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080516

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20080527

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20080627

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091127

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100212

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20100212