JP2004160084A - 電気手術装置 - Google Patents

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Taizo Kihara
泰三 木原
Takashi Hosobe
孝 細部
Shigeru Hanaoka
茂 花岡
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Abstract

【課題】所望の領域の生体組織を均一に電気手術(例えば、熱凝固)することができる電気手術装置を提供する。
【解決手段】電気手術装置1は、生体組織に対し高周波電流(高周波電力)を印加して生体組織の電気手術を行うバイポーラ型の電気手術装置であり、装置本体2と、ハンドピース3と、ケーブル9とを備えている。ハンドピース3は、筒状の挿入部(刺入管)32と、把持部31と、操作部材とを有している。挿入部32の先端部には、電極34が設けられ、挿入部32内には、4本の線状の電極33で構成された電極群が、挿入部32の長手方向に沿って一体的に移動可能に設置されている。電極34を一方のアクティブ電極とし、前記電極群のうちから、他方のアクティブ電極となる少なくとも1つの電極33を選択し、その電極33を変更しつつ、電極34と、選択された電極33との間に高周波電流を流し、電気手術を行う。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気手術装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
生体組織に対し高周波電流(高周波電力)を印加(通電)して生体組織の電気手術を行う電気手術装置が知られている(例えば、特許文献1〜3参照)。
【0003】
特許文献1に記載されている装置は、モノポーラ型の電気手術器で、多数の電極をカニューレと呼ばれる穿刺筒内に収めた状態で体内の腫瘍近傍へ刺し込み、そこで展開することによって大きな実効表面積の電極を実現するというものであり、展開のアイデアそのものは特許文献2に見出すことができるが、特に肝臓癌の治療に有効であるということで、Le Veen電極という名称で市販されている。
【0004】
確かに、前記特許文献1の電気手術器によれば、血流が少なく比較的均質な実質臓器中では優れた治療効果を示している。
【0005】
しかし、特に肝臓では、肝動脈、門脈等の大血管、あるいはより細い中血管が多く走行し、血流による放熱効果のため、熱的に不均質である場合が多い。このため、展開電極における複数の電極のうち、放熱効果の大きな部位に位置する電極では十分な治療効果を得ることができず、複数回の治療が必要であったり異なる治療法が採用される。
【0006】
また、モノポーラ型であるため、体内で展開した電極から、体外に位置する対極板と呼ばれるリターン電極へと、体内の広範な部分に渡り大電流が流れるため、疼痛を誘発することも指摘されている。
【0007】
一方、特許文献3に記載されている装置は、バイポーラ型の電気手術器で、子宮平滑筋の壊死を目的としたものである。
【0008】
この特許文献3では、体内を流れる電流を減少させるためバイポーラ型の電極を採用するとともに、従来のバイポーラ型電気手術器の問題点である治療範囲の狭さを補うために、3本以上の電極針を設けることを提案している。
しかしながら、この装置を用いても、例えば血管の有無により治療部位の熱的な特性が不均一である場合、十分な治療効果を得ることができない(所望の領域の生体組織を均一に熱凝固させることができない)。
【0009】
【特許文献1】
特表2002−502278号公報
【特許文献2】
米国特許第4011872号明細書
【特許文献3】
特開平10−24049号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、所望の領域の生体組織を均一に電気手術(例えば、熱凝固)することができる電気手術装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
このような目的は、下記(1)〜(13)の本発明により達成される。
【0012】
(1) 生体組織に対し高周波電流を印加して前記生体組織の電気手術を行う電気手術装置であって、
生体組織内に挿入される長尺状の挿入部と、
前記挿入部に設けられた第1の電極と、
複数の第2の電極で構成された電極群と、
前記電極群のうちから、少なくとも1つの前記第2の電極を選択する選択手段とを備え、
前記選択手段により、前記第2の電極を変更しつつ、前記第1の電極と前記第2の電極との間に高周波電流を流すよう構成されていることを特徴とする電気手術装置。
【0013】
(2) 生体組織に対し高周波電流を印加して前記生体組織の電気手術を行う電気手術装置であって、
生体組織内に挿入される長尺状の挿入部と、前記挿入部に設けられた第1の電極と、複数の第2の電極で構成された電極群とを有するハンドピースと、
前記電極群のうちから、少なくとも1つの前記第2の電極を選択する選択手段とを備え、
前記選択手段により、前記第2の電極を変更しつつ、前記第1の電極と前記第2の電極との間に高周波電流を流すよう構成されていることを特徴とする電気手術装置。
【0014】
(3) 前記挿入部は、前記電極群の各第2の電極を収納し得るよう構成されており、
前記電極群の各第2の電極が前記挿入部内に収納された収納状態と、前記電極群の各第2の電極が前記挿入部から露出した露出状態とを採り得るよう、前記挿入部に対し、前記電極群を相対的に移動させる移動手段を有する上記(1)または(2)に記載の電気手術装置。
【0015】
(4) 前記電極群の各第2の電極が前記挿入部の先端部から露出するよう構成されている上記(3)に記載の電気手術装置。
【0016】
(5) 前記電極群の各第2の電極は、線状をなしている上記(1)ないし(4)のいずれかに記載の電気手術装置。
【0017】
(6) 前記電極群の各第2の電極は、先端部を除いて絶縁被覆されている上記(5)に記載の電気手術装置。
【0018】
(7) 前記第1の電極は、前記挿入部の先端部に位置している上記(1)ないし(6)のいずれかに記載の電気手術装置。
【0019】
(8) 生体組織に高周波電流を印加する際、前記第1の電極の近傍の電流密度が、前記選択手段により選択された前記第2の電極の近傍の電流密度より小さくなるよう構成されている上記(1)ないし(7)のいずれかに記載の電気手術装置。
【0020】
(9) 前記選択手段による前記第2の電極の変更は、一定時間毎に行われるよう構成されている上記(1)ないし(8)のいずれかに記載の電気手術装置。
【0021】
(10) 所定の物理量を検出する検出手段を有し、
前記選択手段による前記第2の電極の変更は、前記検出手段の検出結果に基づいて行われるよう構成されている上記(1)ないし(8)のいずれかに記載の電気手術装置。
【0022】
(11) 前記検出手段により検出される物理量は、生体組織の温度、生体組織のインピーダンス、出力電圧および出力電流のうちの少なくとも1つである上記(10)に記載の電気手術装置。
【0023】
(12) 前記選択手段による前記第2の電極の変更は、一定の規則性を持って繰り返し行われるよう構成されている上記(1)ないし(11)のいずれかに記載の電気手術装置。
【0024】
(13) 前記選択手段による前記第2の電極の変更は、高周波電流の印加中に行われるよう構成されている上記(1)ないし(12)のいずれかに記載の電気手術装置。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の電気手術装置を添付図面に示す好適実施形態に基づいて詳細に説明する。
【0026】
図1は、本発明の電気手術装置の実施形態を模式的に示す図(ハンドピースの部分は、側面図)、図2は、図1に示す電気手術装置の回路構成例を示すブロック図、図3は、図1に示す電気手術装置の他の回路構成例を示すブロック図である。なお、以下の説明では、図1中の左側を「先端」、右側を「基端」と言う。
【0027】
図1に示す電気手術装置1は、生体組織に対し高周波電流(高周波電力)を印加(通電)して生体組織の電気手術を行うバイポーラ型の電気手術装置である。
【0028】
同図に示すように、電気手術装置1は、装置本体2と、ハンドピース3と、これら装置本体2とハンドピース3とを接続するケーブル9とを備えている。
【0029】
図2に示すように、装置本体2は、中央演算装置(制御手段)60と、図示しない高周波出力用電源と、高周波出力回路(高周波出力装置)64と、各情報を報知する報知手段として、表示部(表示手段)69と、高周波出力回路64の出力(例えば、電力、周波数、電流、電圧等)を検出(モニタ)する高周波出力モニタ装置66と、操作部68等を有している。
【0030】
図1に示すように、ハンドピース3は、生体組織の手術箇所(術部)に挿入(穿刺)される長尺状(針状)の挿入部(刺入管)32と、この挿入部32の基端側に設けられ、操作者(使用者)が手、指で把持する把持部31と、図示しない操作部材とを有している。
【0031】
挿入部32は、筒状(円筒状)、すなわち、チューブ状をなしており、その先端部には、リターン用電極(第1の電極)34が設けられている。以下、このリターン用電極を、単に、「電極」とも言う。
【0032】
なお、前記電極34は、本実施形態では、挿入部32の先端から離間した位置(挿入部32の先端の近傍)に設けられているが、これに限らず、例えば、挿入部32の先端に設けられていてもよい。
【0033】
また、挿入部32内には、4本の線状(針状)の加熱用電極(第2の電極)33で構成された電極群が、挿入部32の長手方向(軸方向)に沿って移動可能に設置されている。以下、この加熱用電極を、単に、「電極」とも言う。
【0034】
これら4本の電極33のうち、1本の電極33は、図1中、裏側に隠れており、見えない。
【0035】
なお、この電極33の数は、4本には限定されず、2本、3本、または、5本以上であってもよい。
【0036】
ここで、各電極33および電極34は、それぞれ、生体組織に高周波電流を印加する際、電極34の近傍の電流密度が、後述する選択手段により選択された電極33の近傍の電流密度より小さくなるよう構成されている。すなわち、選択手段により選択された電極33が、主として加熱作用を有し、電極34が、主として電流の回収を行うように構成されている。
【0037】
このようにするには、例えば、電極34の面積や曲率半径等の諸条件を適宜設定すればよい。
【0038】
前記4本の電極33は、互いに絶縁された状態で挿入部32内を一体的に移動し、各電極33が挿入部32内に収納された図示しない収納状態と、各電極33の先端側が挿入部32の先端(先端部)から露出(展開)した図1に示す露出状態(展開状態)とを採り得るようになっている。
【0039】
すなわち、各電極33は、互いの位置関係が一定になるように、直進する部分で図示しない固定部材により固定(保持)されており、これらに対し、前記操作部材が接合されている。そして、各電極33は、挿入部32内において、挿入部32の周方向への移動は阻止され、挿入部32の長手方向にのみ移動し得るようになっている。なお、これら操作部材および固定部材等により、移動手段の主要部が構成される。
【0040】
前記操作部材を所定方向へ操作すると、各電極33が一体的に先端側へ移動し、図1に示すように、各電極33の先端側がそれぞれ挿入部32の(先端部)から露出(展開)する。すなわち、露出状態(展開状態)となる。
【0041】
また、前記操作部材を前記と逆方向へ操作すると、各電極33が一体的に基端側へ移動し、各電極33がそれぞれ挿入部32内に収納される。すなわち、収納状態となる。
【0042】
なお、露出状態における電極33の形状は、図1では、ほぼ直線状をなしているが、これは、露出状態における電極33の形状を限定するものではなく、本発明では、露出状態における電極33の形状は、適宜(任意に)設定することができる。例えば、露出状態において、電極33の先端側が外側に向かって湾曲するように構成することもできる。
【0043】
図2に示すように、各電極33および電極34は、それぞれ、電力線92を介して、装置本体側の回路に接続されている。
【0044】
前記電極33の配置は、特に限定されないが、例えば、すべての電極33を周方向に沿って配置させるか、また、1本の電極33を中心部に位置させ、残りの電極33を周方向に沿って配置させるのが好ましい。
【0045】
また、周方向に沿って設けられた電極33は、円周上で等間隔(等角度間隔)となるように配置されるのが好ましい。
【0046】
なお、本実施形態では、4本の電極33が、挿入部32の周方向に沿って、等間隔(等角度間隔)に配置されている。
【0047】
前記電極33の先端は、例えば、尖らせてもよく(鋭利にしてもよく)、また、丸めてもよい。電極33の先端を尖らせることにより、穿刺し易くなる。また、電極33の先端を丸めることにより、例えば血管を穿刺してしまうのを防止することができる。
【0048】
また、各電極33は、それぞれ、その先端部(例えば、先端から1〜4cm程度まで)を除いて、絶縁層で被覆されている(絶縁被覆されている)。この電極33の先端部、すなわち、絶縁層の被覆されていない部分が、通電部を構成する。
【0049】
各電極33および電極34の構成材料としては、それぞれ、例えば、ステンレス鋼、銅等の各種金属、各種導電性樹脂等の導電性材料が挙げられる。
【0050】
また、各電極33の絶縁層の構成材料としては、それぞれ、例えば、ポリテトラフルオロエチレン等の各種樹脂、各種セラミックス、各種酸化物等が挙げられる。
【0051】
また、挿入部32は、例えば、ステンレス鋼等の各種金属、ポリテトラフルオロエチレン等の各種樹脂(特に、硬質樹脂)、各種セラミックス等で構成することができる。なお、金属で構成する場合には、絶縁層が被覆されている(絶縁被覆されている)のが好ましく、また、その一部分を被覆しないことで、電極34を形成することもできる。
【0052】
図1に示すように、各電極33の先端部には、それぞれ、物理量を検出する検出手段として、温度センサ(温度検出手段)71が設置されている。各温度センサ71により、それぞれ、電極33の近傍(周辺)の生体組織の温度が検出される。
【0053】
図2に示すように、各温度センサ71からの出力信号(検出値)は、それぞれ、信号線91を介して、装置本体2側に設けられている温度測定回路72へ送信(伝送)され、その温度測定回路72に入力される。温度測定回路72では、前記検出値に基づいて、電極33の近傍の生体組織の温度を求める。この求められた温度(温度情報)は、中央演算装置60に入力され、所定の処理や制御に利用される。
【0054】
中央演算装置60は、マイクロコンピュータ(CPU)等を有しており、後述するリレー選択・駆動装置61、後述するゲート回路67、高周波出力回路64および表示部69等、電気手術装置1(装置本体2)全体の制御を行う。
【0055】
この電気手術装置1では、前記電極34が、1対のアクティブ電極の一方となり、前記4本の電極33で構成された電極群のうちから、1対のアクティブ電極の他方となる電極33が選択される。そして、この他方のアクティブ電極となる電極33を変更しつつ(時間とともに変更しつつ)、前記電極34と前記選択された電極33との間に高周波電流を流して生体組織の加熱・凝固または焼灼等を行う。この電極33の変更は、高周波電流の印加中に行ってもよく、また、高周波電流の印加を一旦停止し、その停止中に行ってもよい。
【0056】
また、前記他方のアクティブ電極として選択される電極33は、1本であってもよく、また、複数本であってもよい。
【0057】
なお、前記アクティブ電極とは、JIST1453で定義された用語であるが、例えば、1対のアクティブ電極の一方と他方の形状、寸法等が大きく異なる場合、それらは電気的には等価であっても熱的には大きく作用が異なる。そこで、1対のアクティブ電極のうち、主として加熱作用を有するアクティブ電極を「加熱用電極」、主として電流の回収を行うアクティブ電極を「リターン用電極」と表記する。
【0058】
次に、高周波電流を流す電極33の切り換え(選択)を行う回路の構成例を説明する。
【0059】
図2に示すように、この構成例では、装置本体2は、リレー選択・駆動装置61と、各電極33に対応して4つの出力1遮断用リレー62と、出力2遮断用リレー63とを有している。また、高周波出力回路64として、逆相2チャンネル(ch)高周波出力回路を用いる。この高周波出力回路64の各出力をそれぞれ出力1および出力2とする。
【0060】
各電極33は、それぞれ、電力線92を介し、かつ、出力1遮断用リレー62を経由して高周波出力回路64の出力1側の出力端子と接続されている。また、各電極33と高周波出力回路64との間(本実施形態では、各電極33と出力1遮断用リレー62との間)には、それぞれ、絶縁用トランス65が設けられている。
【0061】
また、電極34は、電力線92を介し、かつ、出力2遮断用リレー63を経由して出力2側の出力端子と接続されている。また、電極34と高周波出力回路64との間(本実施形態では、電極34と出力2遮断用リレー63との間)には、絶縁用トランス65が設けられている。
【0062】
図2中では、各電極33および電極34と、各絶縁用トランス65と、各出力1遮断用リレー62と、出力2遮断用リレー63とを、対応させ易いように、それらに、番号「1」〜「5」が付されている。
【0063】
なお、前記絶縁用トランス65に換えて、例えば、絶縁用コンデンサや、絶縁用トランスと絶縁用コンデンサとを組み合わせた回路等の絶縁用回路を設けてもよい。
また、前記出力2遮断用リレー63を省略してもよい。
【0064】
ここで、以下の説明では、各出力1遮断用リレー62および各出力2遮断用リレー63のそれぞれについて、接続を「オン」、非接続(遮断)を「オフ」とする。
【0065】
すなわち、各電極33(絶縁用トランス65)と、高周波出力回路64の出力1側とは、それぞれ、対応する出力1遮断用リレー62がオンすると、接続状態となり、オフすると、非接続状態となる。
【0066】
また、電極34(絶縁用トランス65)と、高周波出力回路64の出力2側とは、出力2遮断用リレー63がオンすると、接続状態となり、オフすると、非接続状態となる。
【0067】
中央演算装置60は、リレー選択・駆動装置61を介して、各電極33の出力1遮断用リレー62および電極34の出力2遮断用リレー63の駆動をそれぞれ制御する。このうち、各電極33の出力1遮断用リレー62の駆動をそれぞれ制御することにより、4本の電極33で構成された電極群のうちから、1対のアクティブ電極の他方となる電極33を選択する(一方のアクティブ電極は、電極34に固定)。
【0068】
この場合、出力1遮断用リレー62がオンし、高周波出力回路64の出力1側と接続された電極33が、すべて他方のアクティブ電極となる。
【0069】
したがって、前記中央演算装置60、リレー選択・駆動装置61および出力1遮断用リレー62により、選択手段が構成される。
【0070】
高周波出力回路64では、高周波電力が発生し、この高周波電力(高周波電圧)は、高周波出力回路64から出力され、出力1遮断用リレー62、出力2遮断用リレー63、絶縁用トランス65等を介して、ハンドピース3側の前記選択された電極33と、電極34との間に印加される。これにより、選択された電極33と、電極34との間に、高周波電流が流れる。すなわち、選択された電極33から術部の組織へ高周波電流が流れ、電気手術が行われる。
【0071】
この電気手術装置1は、特に、挿入部32を生体内の例えば肝臓癌のような癌組織等の術部組織に挿入して、その術部組織を高周波電流により発生する熱によって、熱凝固・壊死させる手術(用途)に用いられる。
【0072】
高周波出力回路64の駆動は、中央演算装置60により制御される。この高周波出力回路64から出力する高周波電力の大きさ(電力値)や周波数等は、特に限定されないが、電力値は、例えば、50〜200W程度が好ましく、周波数は、例えば、300〜5000kHz程度が好ましい。
【0073】
高周波電流を流す電極33の切り換え用の回路として、図2に示す回路を用いることにより、回路構成を簡素化することができる。
【0074】
次に、高周波電流を流す電極33の切り換え(選択)を行う回路の他の構成例を説明する。
【0075】
なお、以下の説明では、前述した図2に示す構成例との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
【0076】
図3に示すように、この構成例では、装置本体2は、ゲート回路67と、各電極33および電極34に対応して5つの高周波出力回路64を有している。
【0077】
各電極33および電極34は、それぞれ、電力線92を介し、かつ、絶縁用トランス65を経由して高周波出力回路64の出力端子と接続されている。
【0078】
図3中では、各電極33および電極34と、各絶縁用トランス65と、各高周波出力回路64とを、対応させ易いように、それらに、番号「1」〜「5」が付されている。
【0079】
ゲート回路67は、各高周波出力回路64に対し、それぞれ、任意の位相のゲート信号を与えることができるようになっている。
【0080】
このゲート回路67では、中央演算装置60からの指令(信号)に基づいて、所定のゲート信号が発生し(生成され)、対応する高周波出力回路64にそれぞれ入力される。
【0081】
各高周波出力回路64は、それぞれ、ゲート回路67から入力されるゲート信号に基づいて、同相出力、逆相出力、非出力、または任意の位相差を有する出力等を出力する。
【0082】
この場合、出力の位相差を任意に変更することができるので、その位相差の変更によって、電力の大きさを調節することができる。例えば、位相差(位相のずれ)が0°の場合、理想的には高周波出力が0%出力となり、位相差が180°の場合、理想的には高周波出力が100%出力となる。
【0083】
中央演算装置60は、ゲート回路67を介して(ゲート信号により)、各電極33および電極34の高周波出力回路64の駆動をそれぞれ制御する。このうち、各電極33の高周波出力回路64の駆動をそれぞれ制御することにより、4本の電極33で構成された電極群のうちから、1対のアクティブ電極の他方となる電極33を選択する(一方のアクティブ電極は、電極34に固定)。
【0084】
この場合、例えば、電極34用の高周波出力回路64から高周波電力を出力し、各電極33の高周波出力回路64のうちの所定の高周波出力回路64からこれと逆相の高周波電力を出力するとき、前記逆相の高周波電力を出力する高周波出力回路64側の電極33が、すべて1対のアクティブ電極の他方となる。
【0085】
したがって、前記中央演算装置60およびゲート回路67により、選択手段が構成される。
【0086】
なお、前記絶縁用トランス65に換えて、例えば、絶縁用コンデンサや、絶縁用トランスと絶縁用コンデンサとを組み合わせた回路等の絶縁用回路を設けてもよい。
【0087】
また、前記ゲート回路67は、例えば、電力を増幅する機能(増幅機能)を有していてもよい。
【0088】
また、前記ゲート回路67は、例えば、中央演算装置60に含まれていてもよい。
【0089】
なお、必要に応じて(例えば、制御上または安全上の要求等により)、各電極33および電極34と、ゲート回路67との間の任意の位置に、それぞれ、高周波出力遮断用リレーを設けてもよい。
【0090】
高周波電流を流す電極33の切り換え用の回路として、図3に示す回路を用いることにより、例えば、スパークノイズ等のノイズの発生を防止またはノイズを低減することができ、また、装置の寿命を増大させることができる。
【0091】
前記各信号線91および各電力線92は、それぞれ、可撓性(柔軟性)を有する円筒状の被覆部材(シース)90の中空部に、互いに絶縁された状態で設置され、これらで1本のケーブル9が構成されている。
【0092】
図2に示す操作部68には、例えば、電源スイッチ(メインスイッチ)、通電スイッチ等の各種スイッチや、各種操作ダイヤル等(いずれも図示せず)が設けられている。
【0093】
前記通電スイッチは、電気手術装置1の作動状態/非作動状態の切り換えを行うためのスイッチであり、その通電スイッチとしては、例えば、操作者が足で踏むとオンとなり、踏むのを止めるとオフとなるフットスイッチを用いることができる。
【0094】
以上述べたように、この電気手術装置1では、電極34を、1対のアクティブ電極の一方とし、4本の電極33で構成された電極群のうちから、1対のアクティブ電極の他方となる少なくとも1つの電極33を選択し、その電極33を変更しつつ(時間とともに変更しつつ)、電極34と、選択された電極33との間に高周波電流を流して電気手術を行うが、前記電極33の選択パターン(電極選択の組み合わせ)としては、下記表1に示すように、a〜pの16パターン(瞬時または一時的にのみ採り得る状態も含む)が考えられる(表中、○がアクティブ電極)。
【0095】
【表1】
Figure 2004160084
【0096】
aは、すべての電極33がアクティブ電極として選択されていない状態であるが、瞬時または一時的には採り得る状態(パターン)である。
【0097】
b、c、eおよびiは、それぞれ、1つの電極33がアクティブ電極として選択された状態である。
【0098】
d、f、g、j、kおよびmは、それぞれ、2つの電極33がアクティブ電極として選択された状態である。
【0099】
h、l、nおよびoは、それぞれ、3本の電極33がアクティブ電極として選択された状態である。
pは、4本の電極33がアクティブ電極として選択された状態である。
【0100】
なお、本発明では、前述した各組み合わせを、どのように組み合わせてもよいが、ここでは、電極33の通電パターンの1例を説明する。
【0101】
この例では、各電極33(電極1〜4)の配置を図4に示すように設定し、上記表1における、b→c→e→i→b→・・・の順序で、他方のアクティブ電極となる電極33を変更する(切り換える)。
【0102】
なお、例えば、このb、c、e、iの組み合わせの場合には、前記図4中の時計回りの他、反時計回り、8の字回り、反8の字回り、不規則(ランダム)に切り換える方法等が挙げられる。
【0103】
また、装置の仕様や構造等の制約、後述する物理量(例えば、インピーダンス、温度等)の検出(測定)のためや、その他、効果の有無にかかわらず、切り換えの途中に、具体的な作用が期待できない組み合わせを設けてもよい。
【0104】
また、切り換えの途中に、高周波電流を印加しない時間(時間帯)を設けてもよい。
【0105】
前記具体的な作用が期待できない組み合わせおよび前記高周波電流を印加しない時間帯は、それぞれ、規則的に設けてもよく、また、不規則に設けてもよい。また、他方のアクティブ電極となる電極33の変更は、一定の規則性を持って繰り返し行われるようになっていてもよく、また、不規則であってもよい。
【0106】
また、他方のアクティブ電極となる電極33の変更の際、高周波電力(電流、電圧)を変更してもよい。
【0107】
また、他方のアクティブ電極となる電極33の変更(切り換え)のタイミング、上記表1に示す電極33の選択パターンのうちのいずれを選択するか、選択の順序をどのようにするか等は、特に限定されない。
【0108】
例えば、一定時間毎に切り換えてもよく、また、所定の物理量を検出し、その検出結果に基づいて、切り換えてもよく、また、これらを併用してもよい。
【0109】
前記物理量としては、例えば、生体組織の温度、生体組織のインピーダンス、出力電圧および出力電流等が挙げられ、これらのうちの1つ、または任意の2以上を検出する。
【0110】
この物理量の検出は、高周波電流の印加中および印加休止中のそれぞれで行われるのが好ましいが、高周波電流の印加中にのみ行ってもよい。
【0111】
なお、物理量の絶対値に限らず、例えば、物理量の相対値や、変化率等を求め、それに基づいて、切り換えてもよい。
【0112】
ここで、前記生体組織のインピーダンスを検出し、その検出結果に基づいて、他方のアクティブ電極となる電極33を変更する場合、近傍の生体組織のインピーダンスの上昇が過剰の電極33がある場合は、その電極33の選択頻度を低くするのが好ましい。
【0113】
これにより、生体組織の焦付き(炭化)をより確実に防止することができ、予定した領域の生体組織をより均一かつ確実に熱凝固させることができる。
【0114】
また、前記生体組織の温度を検出し、その検出結果に基づいて、他方のアクティブ電極となる電極33を変更する場合、近傍の生体組織の温度上昇が過剰の電極33がある場合は、その電極33の選択頻度を低くするのが好ましい。
【0115】
これにより、生体組織の焦付き(炭化)をより確実に防止することができ、予定した領域の生体組織をより均一かつ確実に熱凝固させることができる。
【0116】
また、前記生体組織の温度を検出し、その検出結果に基づいて、他方のアクティブ電極となる電極33を変更する場合、近傍の生体組織の温度上昇が不十分の電極33がある場合は、その電極33の選択頻度を高くするのが好ましい。
【0117】
これにより、その電極33の近傍の温度上昇・維持がより適切になり、予定した領域の生体組織をより均一かつ確実に熱凝固させることができる。
【0118】
前記他方のアクティブ電極となる電極33の変更(切り換え)のタイミングをとる方法として、具体的には、例えば、下記(1)〜(5)の方法が挙げられる。
【0119】
(1)一定時間毎に切り換える。
(2)生体組織の温度を検出し、その温度の検出値が予め設定したしきい値を超えた場合(またはしきい値に達した場合)、または、変化率が予め設定したしきい値を超えた場合(またはしきい値に達した場合)に切り換える。
【0120】
(3)生体組織のインピーダンスを検出し、そのインピーダンスの検出値が予め設定したしきい値を超えた場合(またはしきい値に達した場合)、または、変化率が予め設定したしきい値を超えた場合(またはしきい値に達した場合)に切り換える。
【0121】
(4)出力電圧を検出し、その出力電圧の検出値が予め設定したしきい値を超えた場合(またはしきい値に達した場合)、または、変化率が予め設定したしきい値を超えた場合(またはしきい値に達した場合)に切り換える。
【0122】
(5)出力電流を検出し、その出力電流の検出値が予め設定したしきい値を超えた場合(またはしきい値に達した場合)、または、変化率が予め設定したしきい値を超えた場合(またはしきい値に達した場合)に切り換える。
なお、前記(1)〜(5)の任意の2以上を組み合わせてもよい。
【0123】
ここで、本実施形態では、各温度センサ71により各電極33の近傍(周辺)の生体組織の温度を検出し、この検出結果(検出値)に基づいて、他方のアクティブ電極となる電極33を変更する(切り換える)。
【0124】
すなわち、温度センサ71により電流を印加している電極33の近傍の生体組織の温度を検出し、この温度の検出値が予め設定したしきい値を超えた場合(またはしきい値に達した場合)に前記他方のアクティブ電極となる電極33を切り換える。また、この切り換えの際、高周波電流を印加しない時間帯を設ける。
【0125】
これにより、生体組織の焦付き(炭化)をより確実に防止することができ、予定した領域の生体組織をより均一かつ確実に熱凝固させることができる。
【0126】
なお、前記高周波電流を印加しない時間帯を設けなくてもよいことは、言うまでもない。
【0127】
次に、電気手術装置1の作用(使用方法)を説明する。
操作者(使用者)は、まず、ハンドピース3の把持部31を手、指で把持し、挿入部32を、生体組織の手術箇所(術部)に挿入(穿刺)する。
【0128】
次いで、図示しない操作部材を所定方向へ操作する。これにより、各電極33が一体的に先端側へ移動し、図1に示すように、各電極33の先端側がそれぞれ挿入部32の先端部から露出(展開)する。
【0129】
次いで、通電スイッチをオンし、電気手術を行う。この電気手術の際の作用は、前述した通りであるので、その説明は、省略する。
【0130】
前記電気手術が終了した後、前記操作部材を前記と逆方向へ操作する。これにより、各電極33が一体的に基端側へ移動し、各電極33がそれぞれ挿入部32内に収納される。
次いで、挿入部32を、前記生体組織の手術箇所(術部)から抜き取る。
【0131】
以上説明したように、この電気手術装置1によれば、他方のアクティブ電極となる電極33を変更しつつ、高周波電流を印加するので、生体組織の焦付き(炭化)を防止することができ、所望の領域の生体組織を均一かつ確実に熱凝固させることができる。
【0132】
以上、本発明の電気手術装置を、図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。
【0133】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、第2の電極を変更しつつ、高周波電流を印加するので、所望の領域の生体組織を均一かつ確実に電気手術(例えば、熱凝固)することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電気手術装置の第1実施形態を模式的に示す図(ハンドピースの部分は、側面図)である。
【図2】図1に示す電気手術装置の回路構成例を示すブロック図である。
【図3】図1に示す電気手術装置の他の回路構成例を示すブロック図である。
【図4】図1に示す電気手術装置の各電極(電極1〜4)の配置を示す図である。
【符号の説明】
1 電気手術装置
2 装置本体
3 ハンドピース
31 把持部
32 挿入部
33 電極(加熱用電極)
34 電極(リターン用電極)
60 中央演算装置
61 リレー選択・駆動装置
62 出力1遮断用リレー
63 出力2遮断用リレー
64 高周波出力回路
65 絶縁用トランス
66 高周波出力モニタ装置
67 ゲート回路
68 操作部
69 表示部
71 温度センサ
72 温度測定回路
9 ケーブル
90 被覆部材
91 信号線
92 電力線

Claims (13)

  1. 生体組織に対し高周波電流を印加して前記生体組織の電気手術を行う電気手術装置であって、
    生体組織内に挿入される長尺状の挿入部と、
    前記挿入部に設けられた第1の電極と、
    複数の第2の電極で構成された電極群と、
    前記電極群のうちから、少なくとも1つの前記第2の電極を選択する選択手段とを備え、
    前記選択手段により、前記第2の電極を変更しつつ、前記第1の電極と前記第2の電極との間に高周波電流を流すよう構成されていることを特徴とする電気手術装置。
  2. 生体組織に対し高周波電流を印加して前記生体組織の電気手術を行う電気手術装置であって、
    生体組織内に挿入される長尺状の挿入部と、前記挿入部に設けられた第1の電極と、複数の第2の電極で構成された電極群とを有するハンドピースと、
    前記電極群のうちから、少なくとも1つの前記第2の電極を選択する選択手段とを備え、
    前記選択手段により、前記第2の電極を変更しつつ、前記第1の電極と前記第2の電極との間に高周波電流を流すよう構成されていることを特徴とする電気手術装置。
  3. 前記挿入部は、前記電極群の各第2の電極を収納し得るよう構成されており、
    前記電極群の各第2の電極が前記挿入部内に収納された収納状態と、前記電極群の各第2の電極が前記挿入部から露出した露出状態とを採り得るよう、前記挿入部に対し、前記電極群を相対的に移動させる移動手段を有する請求項1または2に記載の電気手術装置。
  4. 前記電極群の各第2の電極が前記挿入部の先端部から露出するよう構成されている請求項3に記載の電気手術装置。
  5. 前記電極群の各第2の電極は、線状をなしている請求項1ないし4のいずれかに記載の電気手術装置。
  6. 前記電極群の各第2の電極は、先端部を除いて絶縁被覆されている請求項5に記載の電気手術装置。
  7. 前記第1の電極は、前記挿入部の先端部に位置している請求項1ないし6のいずれかに記載の電気手術装置。
  8. 生体組織に高周波電流を印加する際、前記第1の電極の近傍の電流密度が、前記選択手段により選択された前記第2の電極の近傍の電流密度より小さくなるよう構成されている請求項1ないし7のいずれかに記載の電気手術装置。
  9. 前記選択手段による前記第2の電極の変更は、一定時間毎に行われるよう構成されている請求項1ないし8のいずれかに記載の電気手術装置。
  10. 所定の物理量を検出する検出手段を有し、
    前記選択手段による前記第2の電極の変更は、前記検出手段の検出結果に基づいて行われるよう構成されている請求項1ないし8のいずれかに記載の電気手術装置。
  11. 前記検出手段により検出される物理量は、生体組織の温度、生体組織のインピーダンス、出力電圧および出力電流のうちの少なくとも1つである請求項10に記載の電気手術装置。
  12. 前記選択手段による前記第2の電極の変更は、一定の規則性を持って繰り返し行われるよう構成されている請求項1ないし11のいずれかに記載の電気手術装置。
  13. 前記選択手段による前記第2の電極の変更は、高周波電流の印加中に行われるよう構成されている請求項1ないし12のいずれかに記載の電気手術装置。
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