JP2004159897A - スチームアイロン - Google Patents

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Shinichiro Kobayashi
伸一郎 小林
Atsushi Matsuo
敦志 松尾
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】利用者の操作方法に関わらず、所定の性能を安定して確保でき、かつ、増量スチームが所定の時間継続して発生できるスチームアイロンを提供する。
【解決手段】ヒータ2により加熱されるベース3と、前記ベース3に設けられたスチーム発生用の気化室6と、前記気化室6へ供給する水を貯える水タンク4と、前記水タンク4内の水を前記気化室6へ供給するポンプ装置17と、前記ポンプ装置17を作動させる操作部21と、前記操作部21により駆動されるピストン19と、前記操作部21と前記ピストン19を連動させる連結部22とを具備し、前記連結部22はその一端に操作部21を他端にピストン19を回動自在に固定し、前記操作部21と前記ピストン19の回動固定端の間に前記連結部22の回動支軸23を設けたものである。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、衣類等のしわ伸ばしを行なうために使用されるスチームアイロンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のスチームアイロンは、図6に示すような構成をしていた。以下、その構成について説明する。1はアイロン本体であり、下方には内部にヒータ2を配接したベース3を設け、かつ、上方には内部に水を貯えるための水タンク4と、握り部5が設けられている。また、6はベース3に設けられ、水タンク4から供給される水を気化させてスチームを発生する気化室で、7は前記気化室6の上面を覆う気化室蓋である。
【0003】
一方、水タンク4の内部には気化室6に一度に多量の水を供給して、通常のスチーム量より多量のスチームを一時的に発生させるために、気化室6の内部に水を圧送する為のポンプ装置8が配設されている。このポンプ装置8は、ケーシングを形成する筒状のシリンダ9と、このシリンダ9の内部を操作部10と軸部11aによる接続により、一体に摺動するピストン11から形成されている。12はシリンダ9の底に設け、逆止弁の働きをする鋼球A、13は操作部10を上方へ付勢するバネA、14はポンプ装置8の出口側15を常時閉の状態に保持しているゴム等の可撓性の逆止弁である(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−79298号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら前記従来の構成では、水タンク4内の水をポンプ装置8を利用して気化室6内へ供給する場合、その供給速度は利用者が操作部10を押す速度によって変化することになり、安定した増量スチームを発生することが難しかった。また、増量スチームの継続時間を所定の長さに制御し、一定時間持続した増量スチームを発生することも困難な構成になっていた。
【0006】
本発明は上記課題を解決するもので、利用者の操作方法に関わらず、所定の性能を安定して確保でき、かつ、増量スチームが所定の時間継続して発生できるスチームアイロンを提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、ヒータにより加熱されるベースと、前記ベースに設けられたスチーム発生用の気化室と、前記気化室へ供給する水を貯える水タンクと、前記水タンク内の水を前記気化室へ供給するポンプ装置と、前記ポンプ装置を作動させる操作部と、前記操作部により駆動されるピストンと、前記操作部と前記ピストンを連動させる連結部とを具備し、前記連結部はその一端に操作部を他端にピストンを回動自在に固定し、前記操作部と前記ピストンの回動固定端の間に前記連結部の回転軸を設けたものである。
【0008】
これにより、利用者が操作部を操作したときには、ポンプ装置内に水を吸水し、操作部を離したときにポンプ装置内の水を吐出するため、利用者の操作方法に関わらず、気化室への水の供給速度を一定にすることで所定の性能を安定して確保でき、かつ、増量スチームが所定の時間継続して発生できるスチームアイロンを実現することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、ヒータにより加熱されるベースと、前記ベースに設けられたスチーム発生用の気化室と、前記気化室へ供給する水を貯える水タンクと、前記水タンク内の水を前記気化室へ供給するポンプ装置と、前記ポンプ装置を作動させる操作部と、前記操作部により駆動されるピストンと、前記操作部と前記ピストンを連動させる連結部とを具備し、前記連結部はその一端に操作部を他端にピストンを回動自在に固定し、前記操作部と前記ピストンの回動固定端の間に前記連結部の回転軸を設けたものである。
【0010】
請求項2に記載の発明は、ポンプ装置は、操作部により駆動したピストンを所定の位置に復帰させる付勢手段を有し、前記付勢手段の付勢力によってシリンダ内の水を気化室へ供給するようにしたものである。
【0011】
請求項3に記載の発明は、ヒータにより加熱されるベースと、前記ベースに設けられたスチーム発生用の気化室と、前記気化室へ供給する水を貯える水タンクと、前記水タンク内の水を前記気化室へ供給するポンプ装置と、前記ポンプ装置を作動させる操作部と、前記操作部により駆動されるピストンと、水タンク内の水を前記シリンダ内に吸引する吸水部と、前記シリンダ内の水を気化室へ吐出する吐出部とを具備し、前記ピストンによって2分される前記シリンダの両側に前記吸水部と前記吐出部を各々一対ずつ配置したものである。
【0012】
請求項4に記載の発明は、ヒータにより加熱されるベースと、前記ベースに設けられたスチーム発生用の気化室と、前記気化室へ供給する水を貯える水タンクと、前記水タンク内の水を前記気化室へ供給するポンプ装置と、前記ポンプ装置を作動させる操作部と、前記操作部により駆動されるピストンと、前記ピストンが駆動された場合に前記ピストンを所定の位置に復帰させる付勢手段であるバネとを具備し、前記操作部により駆動したピストンが所定の位置に復帰するときに、前記気化室へ水を供給するようにするとともに前記バネの取付時の長さを調整する調整手段を設けたものである。
【0013】
請求項5に記載の発明は、調整手段は、ピストンと操作部を嵌合させ、その嵌合部にネジ部を設けることによって付勢手段であるバネの取付時の長さを変更するものである。
【0014】
請求項6に記載の発明は、調整手段は、操作部とその操作部の上方に配置されたカバーとの嵌合部にカム形状を形成することによって付勢手段であるバネの取付時の長さを変更するものである。
【0015】
上記構成により、利用者の操作方法に関わらず、所定の性能を安定して確保でき、かつ、増量スチームが所定の時間継続して発生できるスチームアイロンを提供するものである。
【0016】
【実施例】
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。なお、従来例と同じ構成のものは同一番号を付与して説明を省略する。
【0017】
(実施例1)
図1において、17は本発明のスチームアイロンのポンプ装置であり、このポンプ装置17は、ピストン軸18と一体に作動するピストン19が、筒状のシリンダ20の内部を上下方向へ進退自在に摺動することにより、ポンプ装置17内に水を吸水、または、ポンプ装置17内の水を吐出している。
【0018】
操作部21は連結部材22を介してピストン軸18とピストン19を作動させており、連結部材22はその一端を操作部21に、また、連結部材22の他端をピストン軸18にそれぞれ回動自在に固定している。また、連結部材22の操作部21とピストン軸18の回動固定端の間には回動支軸23が形成されており、水タンク構成部材24と操作部21の上部に配置されたカバー25によって、回動自在に挟持されている。また、ピストン軸18の上部にはピストン軸18とピストン19を下方に付勢しているバネC26がカバー25とピストン軸18に挟持されている。
【0019】
27は吸水部であり、吸水部27の上方には吐出時に吸水部27を閉塞する鋼球C28が配置されている。一方、29は吐出部であり、吐出部29の出口30には出口30を閉塞する鋼球D31が配置され、バネE32が吐出部29の出口30を閉塞するように鋼球D31を付勢している。33は水タンク4と気化室6を連通する連通口である。
【0020】
上記構成において、本発明の実施例1の動作を説明すると、スチームアイロンの利用者が操作部21を押した際には、連結部材22の回動支軸23が操作部21とピストン軸18の回動固定端の間にあるから、ピストン軸18は上方に引き上げられる。このとき、ピストン軸18と一体のピストン19も引き上げられるため、水タンク4の水は吸水部27より、シリンダ20内に注入される。一方、吐出部29からは、鋼球D31がバネE32の付勢力で吐出部29の出口30を閉塞しているため水は流入しない。このとき、バネC26は付勢力に抗して圧縮された状態である。
【0021】
この状態から、利用者が操作部21に加えていた力を解除すると、バネC26の復元力より、ピストン軸18およびピストン19を下方に押し下げることになり、このとき、シリンダ20内にある水は、吐出部29の出口30を閉塞している鋼球D31をバネE32の付勢力に抗して開き、連通口33を経由して気化室6に供給される。
【0022】
この際、気化室6に供給された水はベース3の熱により瞬時に気化されるが、その際気化室6内の圧力が上昇し、その圧力が吐出部29の出口30を閉塞している鋼球D31に付加され、その作用によりシリンダ20からの水の供給は中断し、ピストン19の下降も止まることになる。そして気化室6内の圧力が低下すれば、再度シリンダ20から気化室6内へ水の供給が再開される。
【0023】
すなわち、気化室6へ供給される水の量は、気化室6の圧力と吐出部29の出口30のバネE32の付勢力と、バネC26の付勢力のバランスにより調整が可能となり、利用者の操作部21への作用力に関わらず、安定して増量スチームを発生することが可能となる。
【0024】
また、操作部21とピストン軸18を連結部材22で連結して連動させたため、回動支軸23の設定位置によって増量スチームの発生具合を設計意図に応じて変化させることができる。すなわち、本実施例では、回動支軸23を操作部21の回動固定端とピストン軸18の回動固定端との略中央に設けたが、回動支軸23を操作部21寄りに設ければ、操作部21の変位に比較してピストン軸18に大きな変位が得られるため、より長く増量のスチームを得ることができる。また、回動支軸23をピストン軸18寄りに設ければ、操作部21の操作時の荷重を低減することができ、作業者の操作時の負担を軽くすることができる。
【0025】
また、本実施例では、操作部21を連結部材22に回動自在に固定したが、操作部21を連結部材22の上方に接離自在に配置しても同様の動作が可能となる。
【0026】
(実施例2)
図2において、34はバネFで、操作部21に圧入固定されたピストン軸18を上方に付勢している。ポンプ装置17のシリンダ20は、ピストン19で上下に水密に隔離されているが、この上方の空間35および下方の空間36は、各々吸水部27a、27b、吐出部29a、29bに連通している。29は吐出部であり、吐出部29の出口30には出口30を閉塞する鋼球D31が配置され、バネE32が吐出部29の出口30を閉塞するように鋼球D31を付勢している。
下方の空間36の吐出部29bの出口30bにはゴム等の可撓性の逆止弁37が配置されており、吐出部29bの出口30bを常時閉の状態に保持している。
【0027】
27aは上方の空間35に連通する吸水部であり、吸水部27aの上方には吐出時に吸水部27aを閉塞する鋼球C28aが配置されている。一方、29aは上方の空間35に連通する吐出部であり、吐出部29aの出口30aには出口30aを閉塞する鋼球D31が配置され、バネE32が吐出部29aの出口30aを閉塞するように鋼球D31を付勢している。33は水タンク4と気化室6を連通する連通口である。なお、従来例および実施例1と同様の構成の部品については、同一の番号を付与して説明を省略する。
【0028】
上記構成において、本発明の実施例2の動作を説明すると、スチームアイロンの利用者が操作部21を押すと、操作部21に圧入されたピストン軸18とピストン19も押し下げられる。このとき、上方の空間35に、水タンク4の水が吸水部27aより注入される。また、吐出部29aからは、鋼球D31がバネE32の付勢力で吐出部29aの出口30aを閉塞しているため水は流入しない。一方、下方の空間36では、下方の空間36内にある水もしくは空気が圧縮されるため、その圧力で逆止弁37が変形し、吐出部29bの出口30bが開放されるため、下方の空間36の水もしくは空気は、水タンク4の気化室6への連通口33から気化室6に供給される。このとき、バネF34は付勢力に抗して圧縮された状態となる。
【0029】
次に、この状態から、利用者が操作部21に加えていた力を解除すると、バネF34の復元力より、ピストン19を上方に引き上げることになり、このとき、上方の空間35内にある水は、吐出部29aの出口30aを閉塞している鋼球D31をバネE32の付勢力に抗して開き、連通口33を経由して気化室6に供給される。一方、下方の空間36では、水タンク4の水は吸水部27bより、下方の空間36に注入される。一方、吐出部29bからは、逆止弁37が吐出部29bの出口30bを閉塞しているため水は流入しない。
【0030】
この際、気化室6に供給された水はベース3の熱により瞬時に気化されるが、その際気化室6内の圧力が上昇し、その圧力が吐出部29aの出口30aを閉塞している鋼球D31に付加され、その作用により上方の空間35からの水の供給は中断し、ピストン19の上昇も止まることになる。そして気化室6内の圧力が低下すれば、再度上方の空間35から気化室6内へ水の供給が再開される。
【0031】
すなわち、気化室6へ供給される水の量は、気化室6の圧力と吐出部29aの出口30aのバネE32の付勢力と、バネF34の付勢力のバランスにより調整が可能となり、利用者の操作部21への作用力に関わらず、安定して増量スチームを発生することが可能となる。
【0032】
また、再度、操作部21を操作すると、下方の空間36に注入された水が圧縮されるため、その圧力で逆止弁37が変形し、吐出部29bの出口30bが開放されるため、下方の空間36の水は、水タンク4の気化室6への連通口33から気化室6に一気に供給される。この場合、気化室6内の圧力が上昇した場合でも、逆止弁37は変形するので、下方の空間36の吐出部29bの出口30bの開放状態は維持される。また、吐出部29aの出口30aを閉塞している鋼球D31には気化室6内の圧力が付加されるので、より確実に吐出部29bをシールし、吸水部27aからの水タンク4内の水の吸い上げをロスなくすることができる。
【0033】
すなわち、本実施例のポンプ装置17は、利用者が操作部21を操作した場合は、初めに瞬時に多量のスチームを発生させ、衣類についた頑固なシワを伸ばし、その後、安定した増量スチームでシワを伸ばすことが可能となる。
【0034】
本実施例では、操作部21とピストン軸18は圧入固定したが、一体で形成しても、同様の動作が得られる。
【0035】
(実施例3)
図3において、38は操作部21とピストン軸18の嵌合部に形成されたネジ部である。バネF34は操作部21の下面を上方に付勢している。なお、従来例および実施例1および実施例2と同様の構成の部品については、同一の番号を付与して説明を省略する。
【0036】
上記構成において、本発明の実施例3の動作を説明すると、スチームアイロンの利用者が操作部21を押すと、ネジ部38の嵌合により所定の位置に配置されたピストン軸18とピストン19も押し下げられる。このとき、シリンダ20内に、水タンク4の水が吸水部27より注入される。一方、吐出部29からは、鋼球D31がバネE32の付勢力で吐出部29の出口30を閉塞しているため水は流入しない。このとき、バネF34は付勢力に抗して圧縮された状態である。
【0037】
この状態から、利用者が操作部21に加えていた力を解除すると、バネF34の復元力より、ピストン19を上方に引き上げることになり、このとき、シリンダ20内にある水は、吐出部29の出口30を閉塞している鋼球D31をバネE32の付勢力に抗して開き、連通口33を経由して気化室6に供給される。
【0038】
この際、気化室6に供給された水はベース3の熱により瞬時に気化されるが、その際気化室6内の圧力が上昇し、その圧力が吐出部29の出口30を閉塞している鋼球D31に付加され、その作用によりシリンダ20内からの水の供給は中断し、ピストン19の上昇も止まることになる。そして気化室6内の圧力が低下すれば、再度シリンダ20内から気化室6内へ水の供給が再開される。
【0039】
すなわち、気化室6へ供給される水の量は、気化室6の圧力と吐出部29の出口30のバネE32の付勢力と、バネF34の付勢力のバランスにより調整が可能となり、利用者の操作部21への作用力に関わらず、安定して増量スチームを発生することが可能となる。
【0040】
ここで、操作部21を回転させ、ネジ部38により操作部21とピストン軸18の位置関係を変更することによって、バネF34の取付け時の長さ、すなわち、バネF34の付勢力が変わり、ピストン19が元に戻る時間、すなわち、スチーム噴出時間を変更することができる。また、上記回転操作により、カバー25からの操作部21の出代も変更されるため、1回の操作でピストン19が動くストーロークが変更になりスチーム量を変更することができる。したがって、同一のポンプ装置を利用して、長時間の増量スチームと短時間の少量スチームを切り替えることが可能となる。
【0041】
(実施例4)
図4〜図5において、39はカバー25に形成されたカム部であり、操作部21とは、操作部21の側面に形成されたガイド部40に対向している。バネF34は操作部21の下面を上方に付勢している。操作部21とピストン軸18は圧入固定、または、一体で形成されている。なお、従来例および実施例1および実施例2と同様の構成の部品については、同一の番号を付与して説明を省略する。
【0042】
上記構成において、本発明の実施例4の動作を以下に説明する。なお、ポンプ装置の動作は実施例1と同様のため、説明は省略する。カム部39aとガイド部40が対向している状態では、カム部39aの上面とガイド部40の上面が接して、操作部21の位置を規制している。この状態から、操作部21を押し下げ45°回転させると、ガイド部40はカム部39bに対向するようになる。カム部39aとカム部39bは上面の高さが違うように形成されており、カム部39bとガイド部40を対向させることによって、操作部21の高さを変更することができる。操作部21の高さが変わると、バネF34の取付け時の長さ、すなわち、バネF34の付勢力が変わり、ピストン19が元に戻る時間、すなわち、スチーム噴出時間を変更することができる。また、上記回転操作により、カバー25からの操作部21の出代も変更されるため、1回の操作でピストン19が動くストーロークが変更になりスチーム量を変更することができる。したがって、同一のポンプ装置を利用して、長時間の増量スチームと短時間の少量スチームを切り替えることが可能となる。
【0043】
【発明の効果】
以上のように請求項1および2に記載の発明によれば、利用者の操作方法に関わらず、所定の性能を安定して確保できるとともに、増量スチームが所定の時間継続して発生できるスチームアイロンを提供することができる。
【0044】
また、請求項3に記載の発明によれば、利用者が操作した際には多量のスチームが瞬時に出て、衣類についた頑固なシワを伸ばし、その後、安定した増量スチームでシワを伸ばすことができるスチームアイロンを提供することができる。
【0045】
また、請求項4〜6記載の発明によれば、利用者の操作方法に関わらず、安定してかつ長時間にわたって増量スチームを発生することができるスチームアイロンを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1のスチームアイロンの要部断面図
【図2】本発明の実施例2のスチームアイロンのポンプ装置の要部断面図
【図3】本発明の実施例3のスチームアイロンのポンプ装置の要部断面図
【図4】本発明の実施例4のスチームアイロンのポンプ装置の要部断面図
【図5】同スチームアイロンのポンプ装置の要部分解断面斜視図
【図6】従来のスチームアイロンの一部切欠断面図
【符号の説明】
2 ヒータ
3 ベース
4 水タンク
6 気化室
17 ポンプ装置
19 ピストン
21 操作部
22 連結部

Claims (6)

  1. ヒータにより加熱されるベースと、前記ベースに設けられたスチーム発生用の気化室と、前記気化室へ供給する水を貯える水タンクと、前記水タンク内の水を前記気化室へ供給するポンプ装置と、前記ポンプ装置を作動させる操作部と、前記操作部により駆動されるピストンと、前記操作部と前記ピストンを連動させる連結部とを具備し、前記連結部はその一端に操作部を他端にピストンを回動自在に固定し、前記操作部と前記ピストンの回動固定端の間に前記連結部の回動支軸を設けたスチームアイロン。
  2. ポンプ装置は、操作部により駆動したピストンを所定の位置に復帰させる付勢手段を有し、前記付勢手段の付勢力によってシリンダ内の水を気化室へ供給するようにした請求項1記載のスチームアイロン。
  3. ヒータにより加熱されるベースと、前記ベースに設けられたスチーム発生用の気化室と、前記気化室へ供給する水を貯える水タンクと、前記水タンク内の水を前記気化室へ供給するポンプ装置と、前記ポンプ装置を作動させる操作部と、前記操作部により駆動されるピストンと、水タンク内の水を前記シリンダ内に吸引する吸水部と、前記シリンダ内の水を気化室へ吐出する吐出部とを具備し、前記ピストンによって2分される前記シリンダの両側に前記吸水部と前記吐出部を各々一対ずつ配置したスチームアイロン。
  4. ヒータにより加熱されるベースと、前記ベースに設けられたスチーム発生用の気化室と、前記気化室へ供給する水を貯える水タンクと、前記水タンク内の水を前記気化室へ供給するポンプ装置と、前記ポンプ装置を作動させる操作部と、前記操作部により駆動されるピストンと、前記ピストンが駆動された場合に前記ピストンを所定の位置に復帰させる付勢手段とを具備し、前記操作部により駆動したピストンが所定の位置に復帰するときに、前記気化室へ水を供給するようにするとともに前記付勢手段の付勢力を調整する調整手段を設けたスチームアイロン。
  5. 調整手段は、ピストンと操作部を嵌合させ、その嵌合部にネジ部を設けることによって付勢手段であるバネの取付時の長さを変更する請求項4記載のスチームアイロン。
  6. 調整手段は、操作部とその操作部の上方に配置されたカバーとの嵌合部にカム形状を形成することによって付勢手段であるバネの取付時の長さを変更する請求項4記載のスチームアイロン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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