JP2004159877A - 綿棒 - Google Patents

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JP2004159877A
JP2004159877A JP2002329048A JP2002329048A JP2004159877A JP 2004159877 A JP2004159877 A JP 2004159877A JP 2002329048 A JP2002329048 A JP 2002329048A JP 2002329048 A JP2002329048 A JP 2002329048A JP 2004159877 A JP2004159877 A JP 2004159877A
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swab
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Hiroshi Nakatani
洋 中谷
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Sanyo KK
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SANYO KK
Sanyo KK
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Abstract

【課題】繊維集合体が軸体から抜け落ちるのを防止した綿棒を提供することである。
【解決手段】軸体11の端部に繊維集合体13が被着された綿棒であって、軸体11の端部に、軸体11の半径方向に膨出した膨出部12が形成されたものである。また、軸体11の端部付近の表面が粗面であるのが好ましく、これにより、例えば尿道などの狭い管等から綿棒を引き抜いた場合でも、繊維集合体13が軸体11から脱落するのを防止することができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、軸体の端部に繊維集合体が被着された綿棒に関し、より詳しくは軸体から繊維集合体が脱落するのを防止することができる綿棒に関する。
【従来の技術】
【0002】
性感染症の検査などでは、尿道等の狭い管内に綿棒を挿入して検査用の体液を採取することが行われている。綿棒は、通常、接着剤等により軸体の端部に綿繊維を巻着し、球状の繊維集合体を形成したものである(例えば、特許文献1参照。)。このため、狭い管から綿棒を引き抜く際に、繊維集合体が軸体から脱落してしまう恐れがある。また、このような繊維集合体の脱落は、一般に使用される綿棒でも好ましくない。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−85256号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、繊維集合体が軸体から抜け落ちるのを防止した綿棒を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の綿棒は、軸体の端部に繊維集合体が被着されたものであって、前記軸体の端部に、軸体の半径方向に膨出した膨出部が形成されていることを特徴とする。
かかる本発明によれば、繊維集合体が膨出部の形成された軸体の端部に被着されていることにより、狭い管から綿棒を引き抜く場合でも、繊維集合体が軸体から脱落するのを膨出部によって阻止することができる。
また、軸体の端部付近の表面は粗面であるのが好ましく、接着剤等で繊維集合体を軸体に強固に被着することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の一実施形態にかかる綿棒の端部付近を示す部分断面図である。図1に示すように、この綿棒は、先端部に笠形の膨出部12が設けられた軸体11と、この軸体11の前記端部に被着された繊維集合体13から構成されており、また、膨出部12が設けられた端部付近の軸体11の表面には、粗面部14が形成されている。
【0007】
軸体11は、図2に示すように、端部に膨出部12が形成されている。この軸体11としては、例えばプラスチック軸が使用される。このプラスチック軸は、例えば押出成形などにより成形される。また、例えば押出成形、カレンダー加工等により製造したプラスチックシートを巻回・接着して形成されたプラスチック軸も軸体11として使用可能である。
このプラスチック軸の材質としては、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタレート、スチレン共重合体[スチレン−アクリロニトリル共重合体(AS)、スチレン−アクリロニトリル−ブタジエン共重合体(ABS)等]、メタクリル樹脂、ポリアミド樹脂(ナイロン6、ナイロン66等)、ポリ塩化ビニルなどの熱可塑性樹脂が挙げられる。
【0008】
軸体11の太さ(外径)は、耳の清掃等に使用される通常の綿棒の場合、最大径が2.0〜2.5mm程度であるのがよく、尿道等の狭い管に挿入される検査用の綿棒では、最大径が1.0〜5.0mm、好ましくは1.3〜3.0mm程度であるのがよい。また、軸体11の長さは特に限定されるものではなく、使いやすい長さに任意に設定することができるが、通常は、50〜150mm程度であるのが好ましい。なお、軸体は断面が必ずしも円形である必要はなく、楕円形や扁平形、角形等の断面形状を有するものであってもよい。
また、膨出部12が形成された軸体11の端部付近の表面に形成される粗面部14は、例えば砥石やカッターを使用することにより形成することができる。粗面部14は少なくとも繊維集合体13の被着部全体に形成されているのが好ましい。
【0009】
軸体11の太さは必ずしも均一である必要はなく、尿道等に挿入される繊維集合体13の形成される端部付近を細くしてもよい。軸体11の端部付近を細くするには、例えばプレスによる圧縮または切削や研磨することにより細くすることができる。この場合、軸体11の端部付近の太さは1.0〜2.0mm、好ましくは1.3〜1.7mm程度であるのがよい。
【0010】
膨出部12は、例えばプラスチック製の軸体11の端部を加熱軟化させた状態で押しつぶすなどすることにより形成することができる。膨出部12の太さ(最大径)は軸体11端部付近の径よりも0.5〜2mm大きい程度でよい。また、本実施形態では、膨出部12を軸体11の端部に形成したが、本発明はこれに限定されるものではなく、繊維集合体13に被覆された端部付近であり、繊維集合体13の脱落を防ぐことができればよい。
また、本実施形態では、膨出部12は円形状など任意の形状であればよい。
【0011】
繊維集合体13の太さは特に限定されず、耳の清掃等に使用される通常の綿棒は、最大径が2.0〜2.5mm程度であるのがよく、尿道の性感染症検査に使用される綿棒は、最大径が約2.0〜20mm程度であればよい。繊維集合体13の長さは5〜30mm程度であるのが適当である。また、この実施形態においては、軸体11の一端に繊維集合体13を形成したが、軸体11の両端に膨出部12および繊維集合体13を形成してもよい。
【0012】
繊維集合体13を形成する繊維としては、種々の天然繊維(綿、絹、羊毛等)、再生繊維(レーヨン、キュブラ等)または合成繊維(ポリエステル繊維、ポリプロピレン繊維、アクリル繊維、ナイロン繊維等)が挙げられるが、特に吸湿性のよい脱脂綿等の綿繊維が好適に使用される。
【0013】
軸体11の端部に繊維集合体13を形成する方法としては、特に限定されるものではなく、例えば適当な長さのシート状の繊維ウェブを軸体11の端部(粗面部14)に接着剤にて接着しながら軸体11の端部に巻きつけることにより軸体11に繊維ウェブを被着させる。
【0014】
接着剤としては、例えばカルボキシメチルセルロース、ポリビニルアルコール、セラックなどが挙げられる。また、接着剤を使用しない場合は、パルプや木綿の天然セルロース系繊維をフィブリル化したフィブリル化セルロースを上記繊維ウェブに3〜10%の割合で添加する。そして、このフィブリル化セルロースの混入した繊維ウェブが膨出部12を被覆するように軸体11に巻き付け、ローラ等で外側から締め付けることにより、繊維が強固に絡まり、締め付け後の形状を保持して軸体11の端部に被着できる。
【0015】
なお、上記実施形態では、軸体11にプラスチック軸を使用したが、本発明はこれに限定されるものではなく、軸体11には、ステンレス鋼などの金属軸、木軸、紙軸等も使用可能である。金属軸の場合は、軸端部を加熱軟化させ、プラスチック軸と同様にして膨出部を形成する。木軸や紙軸の場合には、軸端部に切削加工などを行うことにより、膨出部を形成する。粗面部は、プラスチック軸と同様に形成することができる。
【0016】
また、膨出部の形状としては、笠形に限定されるものではなく、図3に示すように、軸体15の端部付近に形成される限りは、円形状の膨出部16など任意の形状であればよい。
【0017】
【発明の効果】
本発明の綿棒は、軸体の端部に膨出部が設けられ、この軸体の端部に繊維集合体が被着されているため、尿道などの狭い管から綿棒を引く抜く場合でも、繊維集合体が軸体から抜け落ちるのを防止することができるという効果がある。また、軸体の端部付近の表面を粗面にすることにより、繊維集合体が軸体に強固に被着され、繊維集合体がより脱落しにくくなるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる綿棒の端部付近を示す部分断面図である。
【図2】軸体を示す斜視図である。
【図3】他の実施形態に係る軸体を示す斜視図である。
【符号の説明】
11 軸体
12 膨出部
13 繊維集合体
14 粗面部

Claims (2)

  1. 軸体の端部に繊維集合体が被着された綿棒であって、前記軸体の端部に、軸体の半径方向に膨出した膨出部が形成されていることを特徴とする綿棒。
  2. 前記軸体の端部付近の表面が粗面である請求項1記載の綿棒。
JP2002329048A 2002-11-13 2002-11-13 綿棒 Pending JP2004159877A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006112124A1 (ja) * 2005-03-31 2006-10-26 Kobayashi Pharmaceutical Co., Ltd. 口腔用組成物塗布用綿棒
JP2009058260A (ja) * 2007-08-30 2009-03-19 Sato Kasei Kogyosho:Kk 綿棒軸

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